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うき夜半の悪夢と共になつかしき ゆめもあとなく消えにけるかな (晶子) |
第一章 夕顔の物語 夏の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 源氏、五条の大弐乳母を見舞う
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27行 | 心あてにそれかとぞ見る白露の 光そへたる夕顔の花 |
37行 | 寄りてこそそれかとも見めたそかれに ほのぼの見つる花の夕顔 |
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第二段 数日後、夕顔の宿の報告
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第二章 空蝉の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 空蝉の夫、伊予国から上京す
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第三章 六条の貴婦人の物語 初秋の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 霧深き朝帰りの物語
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7行 | 咲く花に移るてふ名はつつめども 折らで過ぎ憂き今朝の朝顔 |
10行 | 朝霧の晴れ間も待たぬ気色にて 花に心を止めぬとぞ見る |
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第四章 夕顔の物語(2) 仲秋の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 源氏、夕顔の宿に忍び通う
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第二段 八月十五夜の逢瀬
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24行 | 優婆塞が行ふ道をしるべにて 来む世も深き契り違ふな |
26行 | 前の世の契り知らるる身の憂さに 行く末かねて頼みがたさよ |
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第三段 なにがしの院に移る
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4行 | いにしへもかくやは人の惑ひけむ 我がまだ知らぬしののめの道 |
7行 | 山の端の心も知らで行く月は うはの空にて影や絶えなむ |
18行 | 夕露に紐とく花は玉鉾の たよりに見えし縁にこそありけれ |
21行 | 光ありと見し夕顔のうは露は たそかれ時のそら目なりけり |
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第四段 夜半、もののけ現われる
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第五段 源氏、二条院に帰る
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第六段 十七日夜、夕顔の葬送
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第七段 忌み明ける
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23行 | 見し人の煙を雲と眺むれば 夕べの空もむつましきかな |
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第五章 空蝉の物語(2)
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 紀伊守邸の女たちと和歌の贈答
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3行 | 問はぬをもなどかと問はでほどふるに いかばかりかは思ひ乱るる |
7行 | 空蝉の世は憂きものと知りにしを また言の葉にかかる命よ |
12行 | ほのかにも軒端の荻を結ばずは 露のかことを何にかけまし |
15行 | ほのめかす風につけても下荻の 半ばは霜にむすぼほれつつ |
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第六章 夕顔の物語(3)
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 四十九日忌の法要
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7行 | 泣く泣くも今日は我が結ふ下紐を いづれの世にかとけて見るべき |
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第七章 空蝉の物語(3)
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 空蝉、伊予国に下る
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2行 | 逢ふまでの形見ばかりと見しほどに ひたすら袖の朽ちにけるかな |
5行 | 蝉の羽もたちかへてける夏衣 かへすを見てもねは泣かれけり |
7行 | 過ぎにしも今日別るるも二道に 行く方知らぬ秋の暮かな |
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