第一章 光る源氏の物語 紫の上追悼の春の物語
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| 目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 紫の上のいない春を迎える
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| 2行 | わが宿は花もてはやす人もなし 何にか春のたづね来つらむ |
| 4行 | 香をとめて来つるかひなくおほかたの 花のたよりと言ひやなすべき |
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第二段 雪の朝帰りの思い出
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| 8行 | 憂き世には雪消えなむと思ひつつ 思ひの外になほぞほどふる |
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第三段 中納言の君らを相手に述懐
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第四段 源氏、面会謝絶して独居
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| 8行 | 植ゑて見し花のあるじもなき宿に 知らず顔にて来ゐる鴬 |
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第五段 春深まりゆく寂しさ
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| 11行 | 今はとて荒らしや果てむ亡き人の 心とどめし春の垣根を |
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第六段 女三の宮の方に出かける
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第七段 明石の御方に立ち寄る
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第八段 明石の御方に悲しみを語る
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| 7行 | なくなくも帰りにしかな仮の世は いづこもつひの常世ならぬに |
| 9行 | 雁がゐし苗代水の絶えしより 映りし花の影をだに見ず |
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第二章 光る源氏の物語 紫の上追悼の夏の物語
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| 目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 花散里や中将の君らと和歌を詠み交わす
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| 2行 | 夏衣裁ち替へてける今日ばかり 古き思ひもすすみやはせぬ |
| 4行 | 羽衣の薄きに変はる今日よりは 空蝉の世ぞいとど悲しき |
| 9行 | さもこそはよるべの水に水草ゐめ 今日のかざしよ名さへ忘るる |
| 11行 | おほかたは思ひ捨ててし世なれども 葵はなほや摘みをかすべき |
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第二段 五月雨の夜、夕霧来訪
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第三段 ほととぎすの鳴き声に故人を偲ぶ
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| 8行 | 亡き人を偲ぶる宵の村雨に 濡れてや来つる山ほととぎす |
| 10行 | ほととぎす君につてなむふるさとの 花橘は今ぞ盛りと |
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第四段 蛍の飛ぶ姿に故人を偲ぶ
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| 2行 | つれづれとわが泣き暮らす夏の日を かことがましき虫の声かな |
| 4行 | 夜を知る蛍を見ても悲しきは 時ぞともなき思ひなりけり |
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第三章 光る源氏の物語 紫の上追悼の秋冬の物語
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| 目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 紫の上の一周忌法要
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| 2行 | 七夕の逢ふ瀬は雲のよそに見て 別れの庭に露ぞおきそふ |
| 5行 | 君恋ふる涙は際もなきものを 今日をば何の果てといふらむ |
| 7行 | 人恋ふるわが身も末になりゆけど 残り多かる涙なりけり |
| 10行 | もろともにおきゐし菊の白露も 一人袂にかかる秋かな |
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第二段 源氏、出家を決意
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| 2行 | 大空をかよふ幻夢にだに 見えこぬ魂の行方たづねよ |
| 5行 | 宮人は豊明といそぐ今日 日影も知らで暮らしつるかな |
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第三段 源氏、手紙を焼く
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| 4行 | 死出の山越えにし人を慕ふとて 跡を見つつもなほ惑ふかな |
| 6行 | かきつめて見るもかひなし藻塩草 同じ雲居の煙とをなれ |
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第四段 源氏、出家の準備
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| 5行 | 春までの命も知らず雪のうちに 色づく梅を今日かざしてむ |
| 7行 | 千世の春見るべき花と祈りおきて わが身ぞ雪とともにふりぬる |
| 13行 | もの思ふと過ぐる月日も知らぬまに 年もわが世も今日や尽きぬる |
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