diffsrc/original/note01.htmlsrc/modified/note01.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 6/25/2003(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 12/29/2008(ver.2-1)<BR>⏎
渋谷栄一注釈<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 12/29/2008(ver.2-1)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d131<P>⏎
d134<P>⏎
d136<P>⏎
d142<P>⏎
d144<P>⏎
d170<P>⏎
note0171 <H4>第一章 光る源氏前史の物語</H4>61 
note0172 <A NAME="in11">[第一段 父帝と母桐壺更衣の物語]</A><BR>62 
d173<P>⏎
d179<P>⏎
c183【同じほどほとそれより下臈の更衣たち】-この物語の女主人公は中臈以上の更衣と知られる。<BR>⏎
71【同じほどそれより下臈の更衣たち】-この物語の女主人公は中臈以上の更衣と知られる。<BR>⏎
c187積もりにやありけむ】-「に」(断定の助動詞)、「や」(係助詞、疑問)、「けむ」(過去推量の助動詞)、「積もり積もったのであろうか」の推量する人は、語り手。前の「恨みを負う」までが、物語の伝承的事実。「にやありけむ」は、この物語筆記編集者の物語世界に対する推量。読点で区切って文意の相違を示した。<BR>⏎
75【にやありけむ】-「に」(断定の助動詞)、「や」(係助詞、疑問)、「けむ」(過去推量の助動詞)、「積もり積もったのであろうか」の推量する人は、語り手。前の「恨みを負う」までが、物語の伝承的事実。「にやありけむ」は、この物語筆記編集者の物語世界に対する推量。読点で区切って文意の相違を示した。<BR>⏎
d192<P>⏎
d1102<P>⏎
d1106<P>⏎
note01107 <A NAME="in12">[第二段 御子誕生(一歳)]</A><BR>92 
d1108<P>⏎
d1113<P>⏎
d1118<P>⏎
d1127<P>⏎
d1137<P>⏎
note01138 <A NAME="in13">[第三段 若宮の御袴着(三歳)]</A><BR>118 
d1139<P>⏎
d1147<P>⏎
note01148 <A NAME="in14">[第四段 母御息所の死去]</A><BR>126 
d1149<P>⏎
i1128【御息所】-「みやすみどころ」の撥音便「みやすんどころ」が撥音便が無表記化され「みやすどころ」と表記される。読みは「みやすンどころ」か「みやすどころ」か不明。両用可か。桐壺更衣。帝の御子を出産したので、こう呼ばれる。<BR>⏎
d1152【御息所】-「みやすみどころ」の撥音便「みやすんどころ」が撥音便が無表記化され「みやすどころ」と表記される。読みは「みやすンどころ」か「みやすどころ」か不明。両用可か。桐壺更衣。帝の御子を出産したので、こう呼ばれる。<BR>⏎
d1158<P>⏎
c1159【限りあればさのみもえ留めさせたまは】-「限り」は宮中における掟。病状が篤い場合には死の穢れを憚って退出させるのが決まり。以下、帝の更衣に対する執心を語る。似たような表現は後に、「限りあれば例の作法にをさめたてまつるを」(第一章第五段)と出てくる。<BR>⏎
135【限りあればさのみもえ留めさせたまは】-「限り」は宮中における掟。病状が篤い場合には死の穢れを憚って退出させるのが決まり。以下、帝の更衣に対する執心を語る。似たような表現は後に、「限りあれば例の作法にをさめたてまつるを」(第一章第五段)と出てくる。<BR>⏎
d1165<P>⏎
d1170<P>⏎
d1172<P>⏎
c1173【限りとて別るる道の悲しきにいかまほしきは命なりけり】-更衣の歌。「限りとて」は、帝の詞「限りあらむ道」に応えたもの。「人の寿命は定めがあるものと諦めてはみても」。「別るる道の」は、「里下がりのために別れる道」と「死出の道」との両意を掛ける。辞世の歌である。格助詞「の」は、同時に二つの機能をはたす。主格を表して、「別路が悲しいこと」。連体格を表して、「別路の悲しさ」。そして、第二句と第三句とを結び付けてゆく働きをもする。「悲しきに」の接続助詞「に」は、前者の文脈では、原因・理由の意を含んだ順接の働きをして、「別路が悲しいことなので」の意。後者の文脈では、逆接の働きをして、「別路の悲しさがあるけれども」の意となる。助詞の「の」や「に」の機能は、最後まで読まないと判断できない。上の句までの段階では、どちらとも判断できない。したがって、両意を合わせて読んでいくのが正しい読み方である。さて、両意の文脈を呼び込みながら、下句へと繋がっていくと、第四句「行(い)かまほしきは」の「行く」は、「行(い)く」と、「生(い)く」との両意を掛ける。明融臨模本「いかまほしき」とある。ここは「ゆかまほしき」ではない。「まほし」は希望・願望の助動詞。「わたしが生きて行きたいと思うのは」。第一句第二句で既に、この別れが永遠の別れになることを悟っている更衣が、再びここで「いかまほし」というのは、限りない生への願望と執着が表されている。したがって、上句と下句は、逆接の文脈と考えられる。「悲しいけれど、それはわかっているが、やはり、わたしの生きて行きたいと思う道は」となる。第五句「いのちなりけり」は、「寿命であることよ」「最期であることよ」「運命であることよ」等、さまざまな意がこめられている。一つのことばで表現してしまったら、この句がもっている豊かな表現性が削がれてしまう。「生きて行きたいのは、生の道なのでございます」、「生きて行きたいのは、生の道なのですが、それも叶わぬ寿命なのでございます」等。『全集』は「別れ路はこれや限りの旅ならむさらにいくべき心地こそせね」<別れはこれが最期の死出の旅路の別れとなろう、まったく生きていけそうな気がしません>(新古今集、離別、八七二、道命法師)を指摘する。<BR>⏎
146【限りとて別るる道の悲しきに--いかまほしきは命なりけり】-更衣の歌。「限りとて」は、帝の詞「限りあらむ道」に応えたもの。「人の寿命は定めがあるものと諦めてはみても」。「別るる道の」は、「里下がりのために別れる道」と「死出の道」との両意を掛ける。辞世の歌である。格助詞「の」は、同時に二つの機能をはたす。主格を表して、「別路が悲しいこと」。連体格を表して、「別路の悲しさ」。そして、第二句と第三句とを結び付けてゆく働きをもする。「悲しきに」の接続助詞「に」は、前者の文脈では、原因・理由の意を含んだ順接の働きをして、「別路が悲しいことなので」の意。後者の文脈では、逆接の働きをして、「別路の悲しさがあるけれども」の意となる。助詞の「の」や「に」の機能は、最後まで読まないと判断できない。上の句までの段階では、どちらとも判断できない。したがって、両意を合わせて読んでいくのが正しい読み方である。さて、両意の文脈を呼び込みながら、下句へと繋がっていくと、第四句「行(い)かまほしきは」の「行く」は、「行(い)く」と、「生(い)く」との両意を掛ける。明融臨模本「いかまほしき」とある。ここは「ゆかまほしき」ではない。「まほし」は希望・願望の助動詞。「わたしが生きて行きたいと思うのは」。第一句第二句で既に、この別れが永遠の別れになることを悟っている更衣が、再びここで「いかまほし」というのは、限りない生への願望と執着が表されている。したがって、上句と下句は、逆接の文脈と考えられる。「悲しいけれど、それはわかっているが、やはり、わたしの生きて行きたいと思う道は」となる。第五句「いのちなりけり」は、「寿命であることよ」「最期であることよ」「運命であることよ」等、さまざまな意がこめられている。一つのことばで表現してしまったら、この句がもっている豊かな表現性が削がれてしまう。「生きて行きたいのは、生の道なのでございます」、「生きて行きたいのは、生の道なのですが、それも叶わぬ寿命なのでございます」等。『全集』は「別れ路はこれや限りの旅ならむさらにいくべき心地こそせね」<別れはこれが最期の死出の旅路の別れとなろう、まったく生きていけそうな気がしません>(新古今集、離別、八七二、道命法師)を指摘する。<BR>⏎
d1175<P>⏎
d1179<P>⏎
cd2:1181-182【夜半うち過ぐるほどになむ絶えてたまひぬる】-更衣の里邸の人々の詞。更衣の死去を告げる。<BR>⏎
<P>⏎
152【夜半うち過ぐるほどになむ絶えてたまひぬる】-更衣の里邸の人々の詞。更衣の死去を告げる。<BR>⏎
c1186【主上も御涙のひまなく流れおはしますをあやしと見たてまつるを】-「見たてまつる」という御子の視点と語り手の地の文とが融合した叙述で語られる。この前後の「流れおはしますを」や「わざなるを」とともに「を」は目的格を表す格助詞。これら三つの文章が語り手の評言「ましてあはれに言ふかひなし」に収束される。<BR>⏎
156【主上も御涙のひまなく流れおはしますをあやしと見たてまつりたまへるを】-「見たてまつる」という御子の視点と語り手の地の文とが融合した叙述で語られる。この前後の「流れおはしますを」や「わざなるを」とともに「を」は目的格を表す格助詞。これら三つの文章が語り手の評言「ましてあはれに言ふかひなし」に収束される。<BR>⏎
d1189<P>⏎
note01190 <A NAME="in15">[第五段 故御息所の葬送]</A><BR>159 
d1191<P>⏎
d1200<P>⏎
d1206<P>⏎
note01207 <H4>第二章 父帝悲秋の物語</H4>173 
note01208 <A NAME="in21">[第一段 父帝悲しみの日々]</A><BR>174 
d1209<P>⏎
d1216<P>⏎
note01217 <A NAME="in22">[第二段 靫負命婦の弔問]</A><BR>181 
d1218<P>⏎
d1224<P>⏎
d1230<P>⏎
d1233<P>⏎
d1235<P>⏎
d1241<P>⏎
d1244<P>⏎
d1253<P>⏎
d1255<P>⏎
d1257<P>⏎
i1212【おぼつかなさを】-「を」は間投助詞、詠嘆の意。また格助詞「を」目的格の意とし、「かたみになずらへて」に係るとも。例えば、「一緒に育てない不安さを(残念に思っているから)」(待井新一)。また接続助詞、順接の意とする説がある。例えば「二人で育てたいのだが、それができないのが気がかりだから」(今泉忠義)。<BR>⏎
cd4:1259-262【おぼつかなさを】-「を」は間投助詞、詠嘆の意。また格助詞「を」目的格の意とし、「かたみになずらへて」に係るとも。例えば、「一緒に育てない不安さを(残念に思っているから)」(待井新一)。また接続助詞、順接の意とする説がある。例えば「二人で育てたいのだが、それができないのが気がかりだから」(今泉忠義)。<BR>⏎
<P>⏎
【宮城野の露吹きむすぶ風の音に小萩がもとを思ひこそやれ】-帝の歌。我が子の身を案じる意の歌。「宮城野」は歌枕。宮城県仙台市東部の野、萩の名所として名高い。ここは宮中の意。「露吹きむすぶ風」は、野分が吹いて急に寒くなり萩に露が置くようになり、また風が吹いてはその露を散らそうとする気掛かりなさま。「小萩」は歌語。子供を暗喩する。「結ぶ」は「露」の縁語。「露」は涙を暗喩する。「嵐吹く風はいかにと宮城野の小萩が上を人の問へかし」(激しい風が吹いているがいかがですかと宮中の小萩の身の上を見舞いなさい)(新古今集雑下、一八一九、赤染衛門)、「宮城野のもとあらの小萩露を重み風を待つごと君をこそ待て」(宮中の根本もまばらな小萩は露が重いので風を待つようにあなたを待っています)(古今集恋四、六九四、読人しらず)。<BR>⏎
<P>⏎
214【宮城野の露吹きむすぶ風の音に--小萩がもとを思ひこそやれ】-帝の歌。我が子の身を案じる意の歌。「宮城野」は歌枕。宮城県仙台市東部の野、萩の名所として名高い。ここは宮中の意。「露吹きむすぶ風」は、野分が吹いて急に寒くなり萩に露が置くようになり、また風が吹いてはその露を散らそうとする気掛かりなさま。「小萩」は歌語。子供を暗喩する。「結ぶ」は「露」の縁語。「露」は涙を暗喩する。「嵐吹く風はいかにと宮城野の小萩が上を人の問へかし」(激しい風が吹いているがいかがですかと宮中の小萩の身の上を見舞いなさい)(新古今集雑下、一八一九、赤染衛門)、「宮城野のもとあらの小萩露を重み風を待つごと君をこそ待て」(宮中の根本もまばらな小萩は露が重いので風を待つようにあなたを待っています)(古今集恋四、六九四、読人しらず)。<BR>⏎
c1267【百敷に行きかひはべらむことは】-「百敷」は歌語。「はべら」(丁寧の補助動詞)は謙譲の意と考える。「む」(推量の助動詞、婉曲)。<BR>⏎
219【百敷に行きかひはべらむことは】-「百敷」は歌語。「はべら」(丁寧の補助動詞)は謙譲の意と考える。「む」(推量の助動詞、婉曲)。<BR>⏎
d1274<P>⏎
d1276<P>⏎
i1228【御ありさま】-明融臨模本「御」の傍注に「ミ」とある。「みありさま」と読む。<BR>⏎
d1279【御ありさま】-明融臨模本「御」の傍注に「ミ」とある。「みありさま」と読む。<BR>⏎
d1282<P>⏎
d1287<P>⏎
d1294<P>⏎
c1296【我が御心ながら-以下「前の世ゆかしうなむ」まで、帝の詞を引用。ただし「我が御心」という言い方は、命婦が帝の言葉を伝えるにあたって帝に対する敬意が混じり込んだ表現である。体言の下に続く接続助詞「ながら」は逆接の意。<BR>⏎
243【我が御心ながら-以下「前の世ゆかしうなむ」まで、帝の詞を引用。ただし「我が御心」という言い方は、命婦が帝の言葉を伝えるにあたって帝に対する敬意が混じり込んだ表現である。体言の下に続く接続助詞「ながら」は逆接の意。<BR>⏎
d1306<P>⏎
d1309<P>⏎
cd2:1310-311【鈴虫の声の限りを尽くしても長き夜あかずふる涙かな】-命婦の歌。「ふる」は「振る」と「降る」との掛詞。「振る」は「鈴虫」の「鈴」と縁語。なお、「鈴虫」は今の「松虫」。虫の声そのものよりも、「ふる(涙を流しながらずっと暮して来た)」という語句を呼び起こすために、その縁語である「鈴」すなわち「鈴虫」が出てくる、という小道具の使われ方なのである。<BR>⏎
<P>⏎
255【鈴虫の声の限りを尽くしても--長き夜あかずふる涙かな】-命婦の歌。「ふる」は「振る」と「降る」との掛詞。「振る」は「鈴虫」の「鈴」と縁語。なお、「鈴虫」は今の「松虫」。虫の声そのものよりも、「ふる(涙を流しながらずっと暮して来た)」という語句を呼び起こすために、その縁語である「鈴」すなわち「鈴虫」が出てくる、という小道具の使われ方なのである。<BR>⏎
d1313<P>⏎
c1314【いとどしく虫の音しげき浅茅生に露置き添ふる雲の上人】-北の方の返歌。相手の歌の語の「鈴虫」を「虫」、「声」を「音」、「涙」を「露」と言い替えて詠み返す。「雲の上人」とは命婦をいう。『紫明抄』は「五月雨に濡れし袖にいとどしく露置き添ふる秋のわびしさ」(後撰集秋中、二七七 、近衛更衣)を指摘。『全集』は「わが宿や雲の中にも思ふらむ雨も涙もふりにこそ降れ」(伊勢集)も指摘する。<BR>⏎
257【いとどしく虫の音しげき浅茅生に--露置き添ふる雲の上人】-北の方の返歌。相手の歌の語の「鈴虫」を「虫」、「声」を「音」、「涙」を「露」と言い替えて詠み返す。「雲の上人」とは命婦をいう。『紫明抄』は「五月雨に濡れし袖にいとどしく露置き添ふる秋のわびしさ」(後撰集秋中、二七七 、近衛更衣)を指摘。『全集』は「わが宿や雲の中にも思ふらむ雨も涙もふりにこそ降れ」(伊勢集)も指摘する。<BR>⏎
d1316<P>⏎
d1320<P>⏎
d1327<P>⏎
note01328 <A NAME="in23">[第三段 命婦帰参]</A><BR>268 
d1329<P>⏎
c1333【このろ明け暮れ御覧ずる長恨歌の御絵】-以下「枕言にせさせたまふ」までは帝の最近の日常生活を語った文章が挿入されている。「長恨歌の御絵」は、『白氏文集』巻十二「長恨歌」の内容を屏風絵に描いたもの。<BR>⏎
272【この明け暮れ御覧ずる長恨歌の御絵】-以下「枕言にせさせたまふ」までは帝の最近の日常生活を語った文章が挿入されている。「長恨歌の御絵」は、『白氏文集』巻十二「長恨歌」の内容を屏風絵に描いたもの。<BR>⏎
d1338<P>⏎
d1341<P>⏎
cd2:1342-343【荒き風ふせぎし蔭の枯れしより小萩がうへぞ静心なき】-北の方の返歌。帝の和歌にあった「風」「小萩」を詠み込んで返す。「蔭」は母桐壺更衣、「小萩」は若宮をさす。「ふせぎし蔭の枯れしより」とは母更衣の死をさすが、それ以後「静心なき」とは、父帝の存在を軽んじたと非難されかねない詠み方である。「静心」は連語なので「しづごころ」と濁音で読む。『集成』『新大系』は清音「いづこころ」と読む。<BR>⏎
<P>⏎
279【荒き風ふせぎし蔭の枯れしより--小萩がうへぞ静心なき】-北の方の返歌。帝の和歌にあった「風」「小萩」を詠み込んで返す。「蔭」は母桐壺更衣、「小萩」は若宮をさす。「ふせぎし蔭の枯れしより」とは母更衣の死をさすが、それ以後「静心なき」とは、父帝の存在を軽んじたと非難されかねない詠み方である。「静心」は連語なので「しづごころ」と濁音で読む。『集成』『新大系』は清音「いづこころ」と読む。<BR>⏎
d1350<P>⏎
cd2:1352-353【かひあるさまにとこそ思ひわたりつれ】-入内した甲斐。女御への引き立て。ずっとそう考え続けていたという。<BR>⏎
【思ひわたりつれ】-
明融臨模本「思わたりつれ」の「わたり」は本文と一筆の補入。大島本には「思ひわたりつれ」とある。<BR>⏎
287【かひあるさまにとこそ思ひわたりつれ】-入内した甲斐。女御への引き立て。ずっとそう考え続けていたという。明融臨模本「思わたりつれ」の「わたり」は本文と一筆の補入。大島本には「思ひわたりつれ」とある。<BR>⏎
d1357<P>⏎
d1361<P>⏎
cd2:1362-363【尋ねゆく幻もがなつてにても魂のありかをそこと知るべく】-帝の独詠歌。「幻」は幻術士、『長恨歌』の原文には「方士」とある。終助詞「もがな」願望の意を表す。「知るべく」の推量の助動詞「べく」(連用形、可能の意)は倒置法で「尋ねゆく幻もがな」に係る。<BR>⏎
<P>⏎
294【尋ねゆく幻もがなつてにても--魂のありかをそこと知るべく】-帝の独詠歌。「幻」は幻術士、『長恨歌』の原文には「方士」とある。終助詞「もがな」願望の意を表す。「知るべく」の推量の助動詞「べく」(連用形、可能の意)は倒置法で「尋ねゆく幻もがな」に係る。<BR>⏎
cd2:1368-369【うるはしうこそありけめ】-過去推量の助動詞「けめ」は、実際の楊貴妃の姿を想像して「端麗であったろう」というのである。文脈は、楊貴妃の容貌から桐壺更衣の人柄へと比較され転じていくのであるから、逆接的な流れであるが、終止形とみてもよいだろう。<BR>⏎
【ありけめ】-明融臨模本「ありけめありけめ」とあり、後出の「ありけめ」を細い斜線三本でその上からミセケチにする。親本に存在した訂正跡をそのまま書承したものと判断する。同様の訂正跡「思へき」に見られる。明らかな衍字の訂正。<BR>⏎
299【うるはしうこそありけめ】-過去推量の助動詞「けめ」は、実際の楊貴妃の姿を想像して「端麗であったろう」というのである。文脈は、楊貴妃の容貌から桐壺更衣の人柄へと比較され転じていくのであるから、逆接的な流れであるが、終止形とみてもよいだろう。【ありけめ】-明融臨模本「ありけめありけめ」とあり、後出の「ありけめ」を細い斜線三本でその上からミセケチにする。親本に存在した訂正跡をそのまま書承したものと判断する。同様の訂正跡「思へき」に見られる。明らかな衍字の訂正。<BR>⏎
d1374<P>⏎
c1377【したまふなる】-「なる」は伝聞推定の助動詞。帝の耳に入ってくるのである。<BR>⏎
306遊びをぞしたまふなる】-「なる」は伝聞推定の助動詞。帝の耳に入ってくるのである。<BR>⏎
d1382<P>⏎
cd2:1383-384【雲の上も涙にくるる秋の月いかですむらむ浅茅生の宿】-帝の独詠歌。「雲の上」は宮中をさす。「月」と縁語。「すむ」は「住む」と「澄む」の掛詞。「らむ」(推量の助動詞、視界外推量)は、帝が遠く離れて思いを馳せているニュアンス。「浅茅生の宿」は若宮のいる里邸をさす。<BR>⏎
<P>⏎
311【雲の上も涙にくるる秋の月--いかですむらむ浅茅生の宿】-帝の独詠歌。「雲の上」は宮中をさす。「月」と縁語。「すむ」は「住む」と「澄む」の掛詞。「らむ」(推量の助動詞、視界外推量)は、帝が遠く離れて思いを馳せているニュアンス。「浅茅生の宿」は若宮のいる里邸をさす。<BR>⏎
d1392<P>⏎
d1399<P>⏎
note01400 <H4>第三章 光る源氏の物語</H4>325 
note01401 <A NAME="in31">[第一段 若宮参内(四歳)]</A><BR>326 
d1402<P>⏎
d1405<P>⏎
d1411<P>⏎
d1419<P>⏎
note01420 <A NAME="in32">[第二段 読書始め(七歳)]</A><BR>341 
d1421<P>⏎
d1425<P>⏎
c1432【御方がたも隠れたまはず】-「その他の妃方も姿をお隠しにならない」。普通は、姿を隠し顔は見せないのだが、若宮が幼少なのでお側近くでお相手している。<BR>⏎
351【御方も隠れたまはず】-「その他の妃方も姿をお隠しにならない」。普通は、姿を隠し顔は見せないのだが、若宮が幼少なのでお側近くでお相手している。<BR>⏎
d1434<P>⏎
d1439<P>⏎
note01440 <A NAME="in33">[第三段 高麗人の観相、源姓賜わる]</A><BR>357 
d1441<P>⏎
d1448<P>⏎
d1452<P>⏎
d1457<P>⏎
d1460<P>⏎
c1462【親王】-ここの「みこ」は親王をさす。今までの「みこ」は御子である。<BR>⏎
374この君を親王にも】-ここの「みこ」は親王をさす。今までの「みこ」は御子である。<BR>⏎
d1468<P>⏎
d1474<P>⏎
note01475 <A NAME="in34">[第四段 先帝の四宮(藤壺)入内]</A><BR>385 
d1476<P>⏎
d1489<P>⏎
d1493<P>⏎
c1495【ただわが女皇女たちの同じ列に思ひきこえむ】-皇女同様に後見の心配はいらない、帝がすべて世話しようの主旨。実質的な入内要請。<BR>⏎
402【ただわが女皇女たちの同じ列に思ひきこえむ】-皇女同様に後見の心配はいらない、帝がすべて世話しようの主旨。実質的な入内要請。<BR>⏎
d1498<P>⏎
c1499【藤壺とこゆ】-「藤壺と申し上げる」。この前に「御局は」などの語句が省略されているのであろう。先帝の四の宮をただ「藤壺」と呼ぶのはおかしい。他では「宮」が付けられて呼称されている。藤壺は飛香舎、清涼殿の北側、弘徽殿の西側にある。『源氏物語』では、この先帝の四の宮(後の藤壺中宮)、その異腹の妹(藤壺女御)など、先帝の四の宮ゆかりの王族の女御が住む。<BR>⏎
405【藤壺とこゆ】-「藤壺と申し上げる」。この前に「御局は」などの語句が省略されているのであろう。先帝の四の宮をただ「藤壺」と呼ぶのはおかしい。他では「宮」が付けられて呼称されている。藤壺は飛香舎、清涼殿の北側、弘徽殿の西側にある。『源氏物語』では、この先帝の四の宮(後の藤壺中宮)、その異腹の妹(藤壺女御)など、先帝の四の宮ゆかりの王族の女御が住む。<BR>⏎
d1504<P>⏎
note01505 <A NAME="in35">[第五段 源氏、藤壺を思慕]</A><BR>410 
d1506<P>⏎
d1514<P>⏎
d1519<P>⏎
c1523【よそへつべき】-「あなたを若君の母君にお見立てしてよいような気がする」。藤壺にはこの言葉を聞いただけでは何のことか事情がわからないだろう。<BR>⏎
425【よそへきこえつべき】-「あなたを若君の母君にお見立てしてよいような気がする」。藤壺にはこの言葉を聞いただけでは何のことか事情がわからないだろう。<BR>⏎
d1529<P>⏎
d1535<P>⏎
note01536 <A NAME="in36">[第六段 源氏元服(十二歳)]</A><BR>436 
d1537<P>⏎
cd2:1539-540【居ち思しいとなみて】-帝御自身で。<BR>⏎
<P>⏎
438【居ち思しいとなみて】-帝御自身で。<BR>⏎
cd2:1541-542【一年の春宮の御元服南殿にてありし儀式】-「一年(ひととせ)」は先年、或る年の意。東宮の御元服の儀式が南殿(紫宸殿)で行われた様子は語られない。<BR>⏎
【儀式】-『古典セレクション』では「儀式の」と校訂するが、明融臨模本・大島本「きしき」とあり格助詞「の」はナシ。<BR>⏎
439【一年の春宮の御元服南殿にてありし儀式】-「一年(ひととせ)」は先年、或る年の意。東宮の御元服の儀式が南殿(紫宸殿)で行われた様子は語られない。【儀式】-『古典セレクション』では「儀式の」と校訂するが、明融臨模本・大島本「きしき」とあり格助詞「の」はナシ。<BR>⏎
d1546<P>⏎
c1547【おはします殿の東の廂東向きに椅子立てて】-帝が常時おいでになるお常御殿、すなわち清涼殿。東向きの殿である。その東廂の間に東向きに帝が座る御椅子を据えて。<BR>⏎
443【おはします殿の東の廂東向きに椅子立てて】-帝が常時おいでになるお常御殿、すなわち清涼殿。東向きの殿である。その東廂の間に東向きに帝が座る御椅子を据えて。<BR>⏎
d1554<P>⏎
d1560<P>⏎
c1562【皇女腹にただ一人かしづきたふ御女】-大臣の北の方である皇女がお生みになった大切な一人娘。『源氏物語』では臣下に降嫁した例は、後に准太上天皇光源氏に朱雀院の皇女三の宮や太政大臣の嫡男柏木衛門督にその姉の女二の宮がいる。<BR>⏎
456【皇女腹にただ一人かしづきたふ御女】-大臣の北の方である皇女がお生みになった大切な一人娘。『源氏物語』では臣下に降嫁した例は、後に准太上天皇光源氏に朱雀院の皇女三の宮や太政大臣の嫡男柏木衛門督にその姉の女二の宮がいる。<BR>⏎
d1568<P>⏎
d1572<P>⏎
d1574<P>⏎
d1576<P>⏎
cd2:1577-578【いときなき初元結ひに長き世を契る心は結びこめつや】-帝から大臣への贈歌。「初元結ひ」は元服のこと。「初元結ひ」の縁語「結ぶ」に「髻を結ぶ」意と「契りを結ぶ」意とを掛ける。結婚の約束をなさったか、という問い掛け。<BR>⏎
<P>⏎
467【いときなき初元結ひに長き世を--契る心は結びこめつや】-帝から大臣への贈歌。「初元結ひ」は元服のこと。「初元結ひ」の縁語「結ぶ」に「髻を結ぶ」意と「契りを結ぶ」意とを掛ける。結婚の約束をなさったか、という問い掛け。<BR>⏎
d1580<P>⏎
cd2:1581-582【結びつる心も深き元結ひに濃き紫の色し褪せずは】-「ずは」連語、順接の仮定条件を表す。もしも、--ならば、の意。大臣の帝の歌に対する返歌。「濃き紫」に元結の紐の「紫」色と源氏の深い愛情の意をこめる。大臣は帝の「結びこめつや」という問い掛けに対して、第一句冒頭に「結びつる」と答えている。「色し褪せずは」(愛情が薄れなければ)は、そのようであってほしいと言葉に表した念願、言霊信仰とみてよいだろう。しかしまた、紫の色は褪色しやすい色、そのような親心の懸念は、物語の中で不吉な予言となってしまっている。<BR>⏎
<P>⏎
469【結びつる心も深き元結ひに--濃き紫の色し褪せずは】-「ずは」連語、順接の仮定条件を表す。もしも、--ならば、の意。大臣の帝の歌に対する返歌。「濃き紫」に元結の紐の「紫」色と源氏の深い愛情の意をこめる。大臣は帝の「結びこめつや」という問い掛けに対して、第一句冒頭に「結びつる」と答えている。「色し褪せずは」(愛情が薄れなければ)は、そのようであってほしいと言葉に表した念願、言霊信仰とみてよいだろう。しかしまた、紫の色は褪色しやすい色、そのような親心の懸念は、物語の中で不吉な予言となってしまっている。<BR>⏎
d1584<P>⏎
d1587<P>⏎
d1590<P>⏎
note01591 <A NAME="in37">[第七段 源氏、左大臣家の娘(葵上)と結婚]</A><BR>475 
d1592<P>⏎
d1599<P>⏎
d1605<P>⏎
d1613<P>⏎
d1616<P>⏎
note01617 <A NAME="in38">[第八段 源氏、成人の後]</A><BR>496 
d1618<P>⏎
d1624<P>⏎
d1629<P>⏎
d1632<P>⏎
d1635<P>⏎
d1638<P>⏎
d2640-641
<P>⏎
d1649
i1523
diffsrc/original/note02.htmlsrc/modified/note02.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 6/25/2003(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 01/21/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 01/21/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d131<P>⏎
d134<P>⏎
d136<P>⏎
d141<P>⏎
d143<P>⏎
d165<P>⏎
note0266 <H4>第一章 雨夜の品定めの物語</H4>56 
note0267 <A NAME="in11">[第一段 長雨の時節]</A><BR>57 
d168<P>⏎
cd2:169-70【光る源氏名のみことことしう】-以下「語り伝へけむ人のもの言ひさがなさよ」まで、物語筆記編集者のそれまでの物語伝承者に対する批評。「光る源氏」という呼称は、これが初見。これより先には「桐壺」巻に「光る君」と二度あった。ところで、この下に「と」という引用の格助詞があるべきところ、省筆されているのは、その表現性を重視すべきであろう。別本の陽明文庫本に「ひかる源氏の名のみ」(「光る源氏」の名前だけ)というように格助詞「の」を伴う異本があるが、別のニュアンスが出て来る。ここは、巻頭、「光源氏」とずばり提示して、読者をびっくりさせ、しばし間を置き、改めて享受者に、その経緯を語っていこうとした筆運びである。文章上無駄を省いて格調高く語り出すことにも成功した。それにしても、ここに物語られる内容は、「桐壺」巻の主人公像とはあまりにかけ離れた意外な一面であり、享受者をして驚かせる。この物語の成立の問題や表現性を考えさせる。参考、和辻哲郎「源氏物語について」(『日本精神史研究』所収、全集第四巻)。<BR>⏎
【ことことしう】-形容詞「ことことし」は清音(日葡辞書)。『集成』『新大系』は清音で読むが、『古典セレクション』は濁音「ことごとしう」と濁音で読んでいる。下文に係らない。連用中止法で、逆接の意味で続く。本居宣長が「此下にてもじをそへて心得べし」(玉の小櫛、五)と指摘する。<BR>⏎
58【光る源氏名のみことことしう】-以下「語り伝へけむ人のもの言ひさがなさよ」まで、物語筆記編集者のそれまでの物語伝承者に対する批評。「光る源氏」という呼称は、これが初見。これより先には「桐壺」巻に「光る君」と二度あった。ところで、この下に「と」という引用の格助詞があるべきところ、省筆されているのは、その表現性を重視すべきであろう。別本の陽明文庫本に「ひかる源氏の名のみ」(「光る源氏」の名前だけ)というように格助詞「の」を伴う異本があるが、別のニュアンスが出て来る。ここは、巻頭、「光源氏」とずばり提示して、読者をびっくりさせ、しばし間を置き、改めて享受者に、その経緯を語っていこうとした筆運びである。文章上無駄を省いて格調高く語り出すことにも成功した。それにしても、ここに物語られる内容は、「桐壺」巻の主人公像とはあまりにかけ離れた意外な一面であり、享受者をして驚かせる。この物語の成立の問題や表現性を考えさせる。参考、和辻哲郎「源氏物語について」(『日本精神史研究』所収、全集第四巻)。<BR>【ことことしう】-形容詞「ことことし」は清音(日葡辞書)。『集成』『新大系』は清音で読むが、『古典セレクション』は濁音「ことごとしう」と濁音で読んでいる。下文に係らない。連用中止法で、逆接の意味で続く。本居宣長が「此下にてもじをそへて心得べし」(玉の小櫛、五)と指摘する。<BR>⏎
d180<P>⏎
c181【まだ中将などにものしたまし時は】-源氏が中将であることが初めて紹介される。中将は、従四位下相当官(定員、左右各一名)。「桐壺」巻では元服後でも「君」とあって、特に官職名で呼ばれていない。慣例によれば侍従となったか。「まだ」という語り方は、後の大将の物語を前提にした表現。古注『弄花抄』以下の注釈書に「まだ中将などに」から「うちまじりけり」までを草子地とする指摘(『孟津抄』)があるが、「まだ」「よう」「さしも」「あながちに」「あやにくにて」という表現には、物語筆記編集者の物語享受者を想定した語り方や物語の主人公に対する主観的判断が感じられなくもないが、物語伝承者と物語筆記編集者とを峻別することは難しい。「し」は、過去助動詞「き」(連体形)で、ここから、「けり」に代わって「き」が使われ出す。「ありしかど」にもある。物語筆記編集者の実際見聞した内容というニュアンスに近くなる。いよいよ物語の本題に入る。地の文(物語伝承者の話をそのまま筆記編集した文章)と考えてよい。<BR>⏎
68【まだ中将などにものしたまし時は】-源氏が中将であることが初めて紹介される。中将は、従四位下相当官(定員、左右各一名)。「桐壺」巻では元服後でも「君」とあって、特に官職名で呼ばれていない。慣例によれば侍従となったか。「まだ」という語り方は、後の大将の物語を前提にした表現。古注『弄花抄』以下の注釈書に「まだ中将などに」から「うちまじりけり」までを草子地とする指摘(『孟津抄』)があるが、「まだ」「よう」「さしも」「あながちに」「あやにくにて」という表現には、物語筆記編集者の物語享受者を想定した語り方や物語の主人公に対する主観的判断が感じられなくもないが、物語伝承者と物語筆記編集者とを峻別することは難しい。「し」は、過去助動詞「き」(連体形)で、ここから、「けり」に代わって「き」が使われ出す。「ありしかど」にもある。物語筆記編集者の実際見聞した内容というニュアンスに近くなる。いよいよ物語の本題に入る。地の文(物語伝承者の話をそのまま筆記編集した文章)と考えてよい。<BR>⏎
c184【忍ぶの乱や】-底本の明融臨模本には朱合点有り。「春日野の若紫の摺衣忍の乱れ限り知られず」(『伊勢物語』初段)の語句を引用。『源氏釈』が初指摘。『伊勢物語』初段の元服したばかりの色好みの主人公の世界を踏まえる。<BR>⏎
71【忍ぶの乱や】-底本の明融臨模本には朱合点有り。「春日野の若紫の摺衣忍の乱れ限り知られず」(『伊勢物語』初段)の語句を引用。『源氏釈』が初指摘。『伊勢物語』初段の元服したばかりの色好みの主人公の世界を踏まえる。<BR>⏎
d188<P>⏎
note0289 <A NAME="in12">[第二段 宮中の宿直所、光る源氏と頭中将]</A><BR>75 
d190<P>⏎
d194<P>⏎
d197<P>⏎
d1103<P>⏎
i187【御宿直所】-宮中の淑景舎(桐壺)、源氏の部屋<BR>⏎
d2105-106【書どもなど見たまふ】-主語は源氏。『新大系』は「手紙類をいろいろと。書物ではあるまい」と注す。<BR>⏎
【御宿直所】-宮中の淑景舎(桐壺)、源氏の部屋<BR>⏎
c1107【書どもなど見たまふ】-主語は源氏。この「書(ふみ)」は漢籍類。<BR>⏎
88【書どもなど見たまふ】-主語は源氏。この「書(ふみ)」は漢籍類。『新大系』は「手紙類をいろいろと。書物ではあるまい」と注す。<BR>⏎
d1110<P>⏎
d1113<P>⏎
d1117<P>⏎
d1126<P>⏎
d1129<P>⏎
d1138<P>⏎
d1142<P>⏎
d1146<P>⏎
d1149<P>⏎
d1151<P>⏎
d1155<P>⏎
d1158<P>⏎
d1163<P>⏎
d1166<P>⏎
note02167 <A NAME="in13">[第三段 左馬頭、藤式部丞ら女性談義に加わる]</A><BR>134 
d1168<P>⏎
d1172<P>⏎
i1138【けしうはあらぬ】-悪くはない者を。すなわち相当によい者、かなりの者。<BR>⏎
d2174-175【けしうはあらぬ】-悪くはない者を。すなわち相当によい者、かなりの者。<BR>⏎
<P>⏎
d1179<P>⏎
d1182<P>⏎
c1183【異人の言はむうに心得ず仰せらる】-頭中将の詞。源氏の君らしからぬ発言だ、という意。<BR>⏎
145【異人の言はむうに心得ず仰せらる】-頭中将の詞。源氏の君らしからぬ発言だ、という意。<BR>⏎
d1185<P>⏎
d1190<P>⏎
d1193<P>⏎
d1197<P>⏎
d1201<P>⏎
d1203<P>⏎
d1210<P>⏎
d1212<P>⏎
d1218<P>⏎
c1221【なのめにさても】-十分とは言えなくても、不十分ながらも、の意。<BR>⏎
174【なのめにさてもありぬべき】-【なのめにさても】-十分とは言えなくても、不十分ながらも、の意。<BR>【さてもありぬべき】-「さ」は家庭の主婦として。「ぬ」(完了の助動詞、確述)+「べき」(推量の助動詞、可能)、家庭の主婦として必ずやって行けるだろう、のニュアンス。<BR>
d2223-224【さてもありぬべき】-「さ」は家庭の主婦として。「ぬ」(完了の助動詞、確述)+「べき」(推量の助動詞、可能)、家庭の主婦として必ずやって行けるだろう、のニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
d1230<P>⏎
d1236<P>⏎
d1242<P>⏎
c1246【おほやけ腹立たし】-(1)「おほやけはらだたしき」(集成・新大系)、(2)「おほやけばら立たしき」(古典セレクション)。「公腹立つ」の語例は、『枕草子』二六八段にある。その形容詞形の「公腹立たし」であるが、どう連濁するか判然としない。『岩波古語辞典』『古語大辞典』では「おほやけはらだたし」を見出し語とする。<BR>⏎
194【おほやけ腹立たし】-(1)「おほやけはらだたしき」(集成・新大系)、(2)「おほやけばら立たしき」(古典セレクション)。「公腹立つ」の語例は、『枕草子』二六八段にある。その形容詞形の「公腹立たし」であるが、どう連濁するか判然としない。『岩波古語辞典』『古語大辞典』では「おほやけはらだたし」を見出し語とする。<BR>⏎
d1250<P>⏎
d1255<P>⏎
d1257<P>⏎
note02258 <A NAME="in14">[第四段 女性論、左馬頭の結論]</A><BR>203 
d1259<P>⏎
d1269<P>⏎
d1271<P>⏎
d1274【いであな悲しかくはた思しなりにけるよ】-知り合いの人の同情したことば。<BR>⏎
i1221【いであな悲しかくはた思しなりにけるよ】-知り合いの人の同情したことば。<BR>⏎
i1223【折々ごとにえ念じえず】-副詞「え」は打消の助動詞「ず」と呼応して不可能の意を表す。「念ず」は堪える、我慢する、意。<BR>⏎
d1282【折々ごとにえ念じえず】-副詞「え」は打消の助動詞「ず」と呼応して不可能の意を表す。「念ず」は堪える、我慢する、意。<BR>⏎
d1287<P>⏎
d1295<P>⏎
c1296【すべてよろづのこと】-以下、左馬頭の結論。夫の浮気に対する妻の賢い身の処し方が述べられる。<BR>⏎
236【すべてよろづのこと】-以下、左馬頭の結論。夫の浮気に対する妻の賢い身の処し方が述べられる。<BR>⏎
d1301<P>⏎
d1304<P>⏎
d1312<P>⏎
d1319<P>⏎
d1328<P>⏎
d1335<P>⏎
d1339<P>⏎
d1347<P>⏎
d1352<P>⏎
c1354【君も目覚ましたまふ】-源氏の君も目をお覚ましになる。再び興味をもって聞こうとする。<BR>⏎
285【君も目覚ましたまふ】-源氏の君も目をお覚ましになる。再び興味をもって聞こうとする。<BR>⏎
d1358<P>⏎
note02359 <H4>第二章 女性体験談</H4>289 
note02360 <A NAME="in21">[第一段 女性体験談(左馬頭、嫉妬深い女の物語)]</A><BR>290 
d1361<P>⏎
d1371<P>⏎
d1381<P>⏎
cd2:1382-383【かうあながちに】-以下「さがなさもやめむ」まで、左馬頭の心。<BR>
【あながちに従ひ怖ぢたる人なめり】-
「あながち」について、『岩波古語辞典』では「自分の内部的な衝動を止め得ず、やむにやまれないさま、相手の迷惑や他人の批評などに、かまうゆとりを持たないさまを言うのが原義。自分勝手の意から、むやみに程度をはずれて、の意」と注す。「従ひ怖ぢ」は、夫に従い、おどおどしている、の意。断定の助動詞「な」連体形が撥音便化して「ん」が無表記化した形。推量の助動詞「めり」話者の主観的推量を表す。<BR>⏎
309【かうあながちに従ひ怖ぢたる人なめり】-以下「さがなさもやめむ」まで、左馬頭の心。<BR>「あながち」について、『岩波古語辞典』では「自分の内部的な衝動を止め得ず、やむにやまれないさま、相手の迷惑や他人の批評などに、かまうゆとりを持たないさまを言うのが原義。自分勝手の意から、むやみに程度をはずれて、の意」と注す。「従ひ怖ぢ」は、夫に従い、おどおどしている、の意。断定の助動詞「な」連体形が撥音便化して「ん」が無表記化した形。推量の助動詞「めり」話者の主観的推量を表す。<BR>⏎
d1391<P>⏎
d1400<P>⏎
d1406<P>⏎
d1408
d1412<P>⏎
d1419<P>⏎
c1420【手を折りてあひ見しことを数ふればこれひとつやは君が憂きふし】-左馬頭の歌。結婚生活を指折り数えてみると、これ一つだけがあなたの嫌なところであろうか、の意。「これ一つ」は、先程噛まれた指を折り曲げて見せた指。「やは」は反語。その他にもある、という気持ち。「ふし」(節)は、指(「手」)の縁語。『伊勢物語』第十六段に「手を折りてあひ見しことを数ふれば十といひつつ四は経にけり」とある歌の上の句をそのまま引用した歌。その歌も夫婦離縁の歌。<BR>⏎
340【手を折りてあひ見しことを数ふれば--これひとつやは君が憂きふし】-左馬頭の歌。結婚生活を指折り数えてみると、これ一つだけがあなたの嫌なところであろうか、の意。「これ一つ」は、先程噛まれた指を折り曲げて見せた指。「やは」は反語。その他にもある、という気持ち。「ふし」(節)は、指(「手」)の縁語。『伊勢物語』第十六段に「手を折りてあひ見しことを数ふれば十といひつつ四は経にけり」とある歌の上の句をそのまま引用した歌。その歌も夫婦離縁の歌。<BR>⏎
d1422<P>⏎
d1424<P>⏎
cd2:1425-426【憂きふしを心ひとつに数へきてこや君が手を別るべきをり】-女の返歌。係助詞「や」疑問を表す。左馬頭の歌の語句、「憂きふし」「ひとつ」「数へ」「こ(れ)」「や」「君」「手」「折」などを受けて、詠み返す。相手の歌の語句を多く引用して返すのは未練のある気持ちの表出。<BR>⏎
<P>⏎
343【憂きふしを心ひとつに数へきて--こや君が手を別るべきをり】-女の返歌。係助詞「や」疑問を表す。左馬頭の歌の語句、「憂きふし」「ひとつ」「数へ」「こ(れ)」「や」「君」「手」「折」などを受けて、詠み返す。相手の歌の語句を多く引用して返すのは未練のある気持ちの表出。<BR>⏎
d1430<P>⏎
c1438【引き上ぐべきものの帷子などうち上げて】-夫を迎える時は、帷子の垂れ絹を引き上げておくのが、通例であったらしい。『完訳』では「使わぬ際は引き上げておく」と注すが、下に「今宵ばかりや、と、待ちけるさまなり」とあるので、女は男の来訪を支度して待っていたと解釈すべき。<BR>⏎
354【引き上ぐべきものの帷子などうち上げて】-夫を迎える時は、帷子の垂れ絹を引き上げておくのが、通例であったらしい。『完訳』では「使わぬ際は引き上げておく」と注すが、下に「今宵ばかりや、と、待ちけるさまなり」とあるので、女は男の来訪を支度して待っていたと解釈すべき。<BR>⏎
d1444<P>⏎
d1450<P>⏎
d1460<P>⏎
d1465<P>⏎
d1468<P>⏎
d1473<P>⏎
note02474 <A NAME="in22">[第二段 左馬頭の体験談(浮気な女の物語)]</A><BR>384 
d1475<P>⏎
d1482<P>⏎
d1492<P>⏎
c1493【もとより心を交はせるにやありけむ】-左馬頭の想像。係助詞「や」疑問、推量の助動詞「けむ」連体形、過去の推量を表す。係り結びの法則。同車してきた殿上人がこの屋敷の女と。<BR>⏎
400【もとよりさる心を交はせるにやありけむ】-左馬頭の想像。係助詞「や」疑問、推量の助動詞「けむ」連体形、過去の推量を表す。係り結びの法則。同車してきた殿上人がこの屋敷の女と。<BR>⏎
d1497<P>⏎
d1503<P>⏎
d1506<P>⏎
cd2:1507-508【琴の音も月もえならぬ宿ながらつれなき人をひきやとめける】-男の歌。係助詞「や」は反語、「つれなき人」は第三者をの男をさす。「引き止めることができたでしょうか、できなかったようですね」の意。『新大系』は「この風情に引きとめられない男は冷淡だ、の意。自分はそうではないという気持を含ませる」と注す。「ひく」は「引く」と「弾く」の掛詞。「弾く」は「琴」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
411【琴の音も月もえならぬ宿ながら--つれなき人をひきやとめける】-男の歌。係助詞「や」は反語、「つれなき人」は第三者をの男をさす。「引き止めることができたでしょうか、できなかったようですね」の意。『新大系』は「この風情に引きとめられない男は冷淡だ、の意。自分はそうではないという気持を含ませる」と注す。「ひく」は「引く」と「弾く」の掛詞。「弾く」は「琴」の縁語。<BR>⏎
d1513<P>⏎
cd2:1514-515【木枯に吹きあはすめる笛の音をひきとどむべき言の葉ぞなき】-女の返歌。男の「引きや止める」を受けて、「ひき」に「引き」と「弾き」を掛け、「こと」に「言」と「琴」を掛け、「弾く」と「琴」、「木枯」と「葉」は縁語。わたしはあなたを引き止めようとはしません、と切り返す。<BR>⏎
<P>⏎
416【木枯に吹きあはすめる笛の音を--ひきとどむべき言の葉ぞなき】-女の返歌。男の「引きや止める」を受けて、「ひき」に「引き」と「弾き」を掛け、「こと」に「言」と「琴」を掛け、「弾く」と「琴」、「木枯」と「葉」は縁語。わたしはあなたを引き止めようとはしません、と切り返す。<BR>⏎
d1524<P>⏎
d1537<P>⏎
d1539<P>⏎
d1542<P>⏎
note02543 <A NAME="in23">[第三段 頭中将の体験談(常夏の女の物語)]</A><BR>440 
d1544<P>⏎
c1552【見知らぬやうて】-女は気に掛けない態度で。恨めしさを表面に出さない。<BR>⏎
448【見知らぬやうて】-女は気に掛けない態度で。恨めしさを表面に出さない。<BR>⏎
d1556<P>⏎
d1562<P>⏎
d1566<P>⏎
d1570<P>⏎
cd2:1571-572【山がつの垣ほ荒るとも折々にあはれはかけよ撫子の露】-女の贈歌。「山がつ」は自分を謙称。「撫子」は、幼い子供をさす。「露」は愛情をいう。動詞「荒る」終止形+接続助詞「とも」逆接を表す。『源氏釈』は「あな恋し今も見てしが山がつの垣ほに咲ける大和撫子」(古今集、恋四、六九五、読人しらず)を指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
463【山がつの垣ほ荒るとも折々に--あはれはかけよ撫子の露】-女の贈歌。「山がつ」は自分を謙称。「撫子」は、幼い子供をさす。「露」は愛情をいう。動詞「荒る」終止形+接続助詞「とも」逆接を表す。『源氏釈』は「あな恋し今も見てしが山がつの垣ほに咲ける大和撫子」(古今集、恋四、六九五、読人しらず)を指摘する。<BR>⏎
d1578<P>⏎
cd2:1579-580【咲きまじるはいづれと分かねどもなほ常夏にしくものぞなき】-頭中将の返歌。動詞「分か」未然形、打消の助動詞「ね」已然形+接続助詞「ども」逆接を表す。動詞「しく」は漢文訓読系の語彙。男性的語彙のニュアンス。係助詞「ぞ」は形容詞「なき」連体形に係る、係り結びの法則、強調のニュアンスを添える。「常夏」は「撫子」の異名。歌語である。「常」は「床」を連想させ、夫婦を連想させる。子供をさす言葉から親をさす言葉へと、すり変える。母と娘とどちらがと言われても、やはり、あなたが一番です、という主旨。<BR>⏎
<P>⏎
469【咲きまじるはいづれと分かねども--なほ常夏にしくものぞなき】-頭中将の返歌。動詞「分か」未然形、打消の助動詞「ね」已然形+接続助詞「ども」逆接を表す。動詞「しく」は漢文訓読系の語彙。男性的語彙のニュアンス。係助詞「ぞ」は形容詞「なき」連体形に係る、係り結びの法則、強調のニュアンスを添える。「常夏」は「撫子」の異名。歌語である。「常」は「床」を連想させ、夫婦を連想させる。子供をさす言葉から親をさす言葉へと、すり変える。母と娘とどちらがと言われても、やはり、あなたが一番です、という主旨。<BR>⏎
d1583<P>⏎
cd2:1584-585【うち払ふ袖も露けき常夏にあらし吹きそふ秋も来にけり】-女の返歌。相手の「常夏」を用いて返す。「うち払ふ」は頭中将の引歌「塵をだに」を踏まえた表現。「常夏」は自分をいう。来ないあなたを待ちながら床に積もる塵を払って涙しているわたしに、の意。「あらし吹きそふ」は頭中将の北の方あたりからの脅迫を暗示する。「秋」には「飽き」を掛ける。愛情が冷めたのですね、という恨みを含む。初めて、恨み言めいたことをいう。<BR>⏎
<P>⏎
472【うち払ふ袖も露けき常夏に--あらし吹きそふ秋も来にけり】-女の返歌。相手の「常夏」を用いて返す。「うち払ふ」は頭中将の引歌「塵をだに」を踏まえた表現。「常夏」は自分をいう。来ないあなたを待ちながら床に積もる塵を払って涙しているわたしに、の意。「あらし吹きそふ」は頭中将の北の方あたりからの脅迫を暗示する。「秋」には「飽き」を掛ける。愛情が冷めたのですね、という恨みを含む。初めて、恨み言めいたことをいう。<BR>⏎
d1590<P>⏎
d1599<P>⏎
d1606<P>⏎
cd2:1607-608【さればかの】-以下を左馬頭の詞とする説もある。『新大系』は「以下、頭中将の言のほか、左馬頭らの言をも交えた会話文かもしれない」と注す。<BR>⏎
【かのさがな者】-左馬頭の体験談中の嫉妬深い女の例。<BR>⏎
491【さればかのさがな者】-以下を左馬頭の詞とする説もある。『新大系』は「以下、頭中将の言のほか、左馬頭らの言をも交えた会話文かもしれない」と注す。<BR>【かのさがな者】-左馬頭の体験談中の嫉妬深い女の例。<BR>⏎
d1619<P>⏎
note02620 <A NAME="in24">[第四段 式部丞の体験談(畏れ多い女の物語)]</A><BR>502 
d1621<P>⏎
d1624<P>⏎
d1626<P>⏎
d1629<P>⏎
cd2:1630-631【まだ文章生にはべりし時】-以下「仔細なきものははべめる」まで、藤式部丞の体験談。学者の娘の物語。<BR>⏎
【文章生】-伝冷泉為秀筆本には仮名表記で「もんしやうのしやう」とある。<BR>⏎
508【まだ文章生にはべりし時】-以下「仔細なきものははべめる」まで、藤式部丞の体験談。学者の娘の物語。<BR>【文章生】-伝冷泉為秀筆本には仮名表記で「もんしやうのしやう」とある。<BR>⏎
d1636<P>⏎
d1653<P>⏎
d1657<P>⏎
c1659【物越しにてむ逢ひてはべる】-係助詞「なむ」、完了のの助動詞「て」連用形、確述の意、丁寧の補助動詞「はべる」連体形、係り結びの法則。いつもと違うことを強調するニュアンス。<BR>⏎
533【物越しにてむ逢ひてはべる】-係助詞「なむ」、完了のの助動詞「て」連用形、確述の意、丁寧の補助動詞「はべる」連体形、係り結びの法則。いつもと違うことを強調するニュアンス。<BR>⏎
d1662<P>⏎
d1665<P>⏎
d1669<P>⏎
d1672<P>⏎
c1673【ささがにのふるまひしるき夕暮れにひるま過ぐせといふがあやな】-男の贈歌。『異本紫明抄』は「わがせこが来べき宵なり笹がにの蜘蛛の振る舞ひかねてしるしも」(古今集、墨滅歌、衣通姫)を指摘する。「ひる」に「昼」と「蒜」とを掛ける。夫のわたしが来るというのはかねて知っていながら、「昼間」(蒜の臭っている間)は待て、というのが分からない、の意。蜘蛛がしきりに動くのは男が来訪することの前兆という俗信があった。<BR>⏎
543【ささがにのふるまひしるき夕暮れに--ひるま過ぐせといふがあやな】-男の贈歌。『異本紫明抄』は「わがせこが来べき宵なり笹がにの蜘蛛の振る舞ひかねてしるしも」(古今集、墨滅歌、衣通姫)を指摘する。「ひる」に「昼」と「蒜」とを掛ける。夫のわたしが来るというのはかねて知っていながら、「昼間」(蒜の臭っている間)は待て、というのが分からない、の意。蜘蛛がしきりに動くのは男が来訪することの前兆という俗信があった。<BR>⏎
d1675<P>⏎
d1678<P>⏎
cd2:1679-680【逢ふことの夜をし隔てぬ仲ならばひる間も何かまばゆからまし】-女の返歌。「ひるま」に「昼間」と「蒜」とを掛ける。夫婦なら昼間(蒜の臭っている間)に逢ったからとて、何の恥ずかしいことがありましょうか、という応酬。断定の助動詞「なら」未然形+接続助詞「ば」仮定条件、連語「なにか」(代名詞「何」+係助詞「か」)強い反語を表す。形容詞「まがゆから」未然形+推量の助動詞「まし」ためらいを表す。何の恥ずかしいことがありましょうか、少しも恥ずかしいことはない、の意。<BR>⏎
<P>⏎
547【逢ふことの夜をし隔てぬ仲ならば--ひる間も何かまばゆからまし】-女の返歌。「ひるま」に「昼間」と「蒜」とを掛ける。夫婦なら昼間(蒜の臭っている間)に逢ったからとて、何の恥ずかしいことがありましょうか、という応酬。断定の助動詞「なら」未然形+接続助詞「ば」仮定条件、連語「なにか」(代名詞「何」+係助詞「か」)強い反語を表す。形容詞「まがゆから」未然形+推量の助動詞「まし」ためらいを表す。何の恥ずかしいことがありましょうか、少しも恥ずかしいことはない、の意。<BR>⏎
d1682<P>⏎
d1685<P>⏎
d1687<P>⏎
d1689<P>⏎
cd2:1690-691【これよりめらしきことはさぶらひなむや】-藤式部丞の詞。完了の助動詞「な」確述、推量の助動詞「む」推量、係助詞「や」反語を表す。これ以上珍しい話がございましょうか、もうありません、の意。<BR>⏎
<P>⏎
553【これよりめらしきことはさぶらひなむや】-藤式部丞の詞。完了の助動詞「な」確述、推量の助動詞「む」推量、係助詞「や」反語を表す。これ以上珍しい話がございましょうか、もうありません、の意。<BR>⏎
d1693<P>⏎
c1694【三史五経】-『史記』『漢書』『後漢書』と『易経』『書経』『詩経』『春秋』『礼記』をさす。当時の大学寮で教えていた標準的な教科書類。<BR>⏎
555【三史五経】-『史記』『漢書』『後漢書』と『易経』『書経』『詩経』『春秋』『礼記』をさす。当時の大学寮で教えていた標準的な教科書類。<BR>⏎
d1697<P>⏎
d1702<P>⏎
d1708<P>⏎
d1716<P>⏎
d1719<P>⏎
d1723<P>⏎
d1727<P>⏎
d1731<P>⏎
note02732 <H4>第三章 空蝉の物語</H4>585 
note02733 <A NAME="in31">[第一段 天気晴れる]</A><BR>586 
d1734<P>⏎
d1737<P>⏎
c1739【けざやかにけ高く乱れたるところまじら】-葵の上の性格。はっきりと、端麗で気品高く見え、何事にもきちんとしている、という、源氏の目から見た鮮明な印象。「桐壺」巻の楊貴妃と桐壺更衣とを比較した「絵に描ける楊貴妃の容貌は、いみじき絵師といへども、筆限りありければいとにほひ少なし。「太液芙蓉未央柳」も、げに通ひたりし容貌を、唐めいたる装ひはうるはしうこそありけめ、(桐壺更衣の)なつかしうらうたげなりしを思し出づるに、花鳥の色にも音にもよそふべき方ぞなき」(第二章三段)を想起すれば、源氏が思慕する母桐壺更衣のイメージとは違った個性の人物である。<BR>⏎
590【けざやかにけ高く乱れたるところまじら】-葵の上の性格。はっきりと、端麗で気品高く見え、何事にもきちんとしている、という、源氏の目から見た鮮明な印象。「桐壺」巻の楊貴妃と桐壺更衣とを比較した「絵に描ける楊貴妃の容貌は、いみじき絵師といへども、筆限りありければいとにほひ少なし。「太液芙蓉未央柳」も、げに通ひたりし容貌を、唐めいたる装ひはうるはしうこそありけめ、(桐壺更衣の)なつかしうらうたげなりしを思し出づるに、花鳥の色にも音にもよそふべき方ぞなき」(第二章三段)を想起すれば、源氏が思慕する母桐壺更衣のイメージとは違った個性の人物である。<BR>⏎
c1742【あまりうるはしき御ありさまのとけがたく恥づかしげにのみ思ひしづまりたまへる】-源氏の目から見た葵の上。度を過ぎて端麗な態度で、心が打ち解けず、こちらが気づまりに感じるばかりに相手はとり澄ましていらっしゃる、という印象。<BR>⏎
593【あまりうるはしき御ありさまのとけがたく恥づかしげに思ひしづまりたまへる】-源氏の目から見た葵の上。度を過ぎて端麗な態度で、心が打ち解けず、こちらが気づまりに感じるばかりに相手はとり澄ましていらっしゃる、という印象。<BR>⏎
d1748<P>⏎
d1756<P>⏎
d1758<P>⏎
d1761<P>⏎
d1763<P>⏎
d1767<P>⏎
d1770<P>⏎
d1776<P>⏎
d1780<P>⏎
d1782<P>⏎
d1785<P>⏎
d1791<P>⏎
note02792 <A NAME="in32">[第二段 紀伊守邸への方違へ]</A><BR>631 
d1793<P>⏎
d1798<P>⏎
d1803<P>⏎
c1804【思ひ上がれる気色に聞ききたまへる女なれば】-空蝉のことをさす。源氏は、すでにこの邸に来ている女について知っていたという語り方である。前の紀伊守の「伊予守の朝臣の家に慎むことはべりて、女房なむまかり移れるころにて」という「女房」の中に空蝉のことも含まれていたのである。当時は「女(むすめ)」は既婚女性でも若ければ「むすめ」と言った。<BR>⏎
640【思ひ上がれる気色に聞ききたまへる女なれば】-空蝉のことをさす。源氏は、すでにこの邸に来ている女について知っていたという語り方である。前の紀伊守の「伊予守の朝臣の家に慎むことはべりて、女房なむまかり移れるころにて」という「女房」の中に空蝉のことも含まれていたのである。当時は「女(むすめ)」は既婚女性でも若ければ「むすめ」と言った。<BR>⏎
d1817<P>⏎
d1821<P>⏎
d1826<P>⏎
d1832<P>⏎
c1833【守出で来て灯籠け添へ灯明くかかげなどして】-「灯籠」は「とうろう」「とうろ」の両方ある。明融臨模本では「とうろ」とある。紀伊守登場。源氏のいる部屋の前の軒先に釣り灯籠を掛け加え、室内の灯台の芯を引き出し、さらに明るくする。「添へ」は数を増やしたことを意味し、「かかげ」は「掻き上げ」の意で、芯を引き出すこと。時間の経過したことをも表す。<BR>⏎
665【守出で来て灯籠け添へ灯明くかかげなどして】-「灯籠」は「とうろう」「とうろ」の両方ある。明融臨模本では「とうろ」とある。紀伊守登場。源氏のいる部屋の前の軒先に釣り灯籠を掛け加え、室内の灯台の芯を引き出し、さらに明るくする。「添へ」は数を増やしたことを意味し、「かかげ」は「掻き上げ」の意で、芯を引き出すこと。時間の経過したことをも表す。<BR>⏎
d1835<P>⏎
d1838<P>⏎
d1840<P>⏎
d1845<P>⏎
d1847<P>⏎
d1853<P>⏎
d1855<P>⏎
d1857<P>⏎
i1684【世こそ定めなきものなれ】-係助詞「こそ」「、断定の助動詞「なれ」已然形、係り結びの法則。強調のニュアンス。<BR>⏎
d2861-862【世こそ定めなきものなれ】-係助詞「こそ」「、断定の助動詞「なれ」已然形、係り結びの法則。強調のニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
d1867<P>⏎
d1869<P>⏎
d1874<P>⏎
d1878<P>⏎
d1880<P>⏎
d1884<P>⏎
d1886<P>⏎
note02887 <A NAME="in33">[第三段 空蝉の寝所に忍び込む]</A><BR>703 
d1888<P>⏎
c1890【いたづら臥し思さるるに】-源氏の心。自発の助動詞「るる」連体形。接続助詞「に」順接、原因理由を表す。<BR>⏎
705【いたづら臥し思さるるに】-源氏の心。自発の助動詞「るる」連体形。接続助詞「に」順接、原因理由を表す。<BR>⏎
d1893<P>⏎
d1895<P>⏎
d1897<P>⏎
d1902<P>⏎
cd2:1904-905【いもうと聞きたまひつ】-「いもうと」は男からみた異性の姉妹。ここは姉をいう。男の子(小君)の姉と理解。<BR>⏎
<P>⏎
715【いもうと聞きたまひつ】-「いもうと」は男からみた異性の姉妹。ここは姉をいう。男の子(小君)の姉と理解。<BR>⏎
d1909<P>⏎
d1911<P>⏎
d1913<P>⏎
d1915<P>⏎
d1918<P>⏎
d1921<P>⏎
d1924<P>⏎
d1926<P>⏎
d1932<P>⏎
d1934<P>⏎
d1936<P>⏎
d1942<P>⏎
d1946<P>⏎
d1949<P>⏎
d1955<P>⏎
d1958<P>⏎
d1967<P>⏎
d1973<P>⏎
d1978<P>⏎
d1981<P>⏎
d1988<P>⏎
d1994<P>⏎
d11000<P>⏎
d11007<P>⏎
c11011【あるまじき我頼みにて】-挿入句。<BR>⏎
797【あるまじき我頼みにて】-挿入句。<BR>⏎
d11016<P>⏎
c11017【げにことわりなり】-「げに」と同意し、「ことわりなり」と断定するのは、語り手の評言。『一葉抄』は「双紙の地也」と指摘し、『新釈』は「作者の空蝉の態度に対する批判であり、同情である。紫式部も人妻として当然なことをいつてゐるのである」と評す。<BR>⏎
802【げにいとことわりなり】-「げに」と同意し、「ことわりなり」と断定するのは、語り手の評言。『一葉抄』は「双紙の地也」と指摘し、『新釈』は「作者の空蝉の態度に対する批判であり、同情である。紫式部も人妻として当然なことをいつてゐるのである」と評す。<BR>⏎
d11019<P>⏎
d11021<P>⏎
d11023<P>⏎
d11026<P>⏎
d11033<P>⏎
d11038<P>⏎
d11040<P>⏎
cd2:11041-1042【つれなきを恨みも果てぬしののめにとりあへぬまでおどろかすらむ】-源氏の贈歌。「しののめ」は東の空の明らむ時刻、歌語。「とりあへぬ」に「鶏」と「取りあへぬ」を掛ける。推量の助動詞「らむ」原因推量を表す。どうして--するのだろうか、の意。第一句「つれなきを」の詠嘆の間投助詞「を」、第二句「恨みも果てぬ」の「ぬ」(打消の助動詞、終止形)というように、いずれも句が切れるかなり強い恨み言と詠嘆を詠み込んだ歌である。<BR>⏎
<P>⏎
819【つれなきを恨みも果てぬしののめに--とりあへぬまでおどろかすらむ】-源氏の贈歌。「しののめ」は東の空の明らむ時刻、歌語。「とりあへぬ」に「鶏」と「取りあへぬ」を掛ける。推量の助動詞「らむ」原因推量を表す。どうして--するのだろうか、の意。第一句「つれなきを」の詠嘆の間投助詞「を」、第二句「恨みも果てぬ」の「ぬ」(打消の助動詞、終止形)というように、いずれも句が切れるかなり強い恨み言と詠嘆を詠み込んだ歌である。<BR>⏎
d11046<P>⏎
cd2:11047-1048【身の憂さを嘆くにあかで明くる夜はとり重ねてぞ音もなかれける】-女の返歌。係助詞「ぞ」は「詠嘆の助動詞「ける」連体形に係る、係り結びの法則。強調のニュアンスを添える。自発の助動詞「れ」連用形。源氏の「とりあへぬまで」の語句を受けて、「とりかさねてぞ」と返す。「とりかさね」に「鶏」と「取り重ね」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
823【身の憂さを嘆くにあかで明くる夜は--とり重ねてぞ音もなかれける】-女の返歌。係助詞「ぞ」は「詠嘆の助動詞「ける」連体形に係る、係り結びの法則。強調のニュアンスを添える。自発の助動詞「れ」連用形。源氏の「とりあへぬまで」の語句を受けて、「とりかさねてぞ」と返す。「とりかさね」に「鶏」と「取り重ね」を掛ける。<BR>⏎
d11051<P>⏎
c11053【人びと覗くべかめる】-《%03》推量の助動詞「べか」連体形は「る」が撥音便化しさらに無表記の形。推量の助動詞「める」連体形は主観的推量を表す。語り手と源氏の目が一体になった推量、判断の表現。連体中止法で余情表現。<BR>⏎
827【人びと覗くべかめる】-推量の助動詞「べか」連体形は「る」が撥音便化しさらに無表記の形。推量の助動詞「める」連体形は主観的推量を表す。語り手と源氏の目が一体になった推量、判断の表現。連体中止法で余情表現。<BR>⏎
d11055<P>⏎
d11060<P>⏎
d11068<P>⏎
d11072<P>⏎
d11076<P>⏎
d11079<P>⏎
d11081<P>⏎
d11083<P>⏎
d11087<P>⏎
d11091<P>⏎
d11094<P>⏎
note021095 <A NAME="in34">[第四段 それから数日後]</A><BR>858 
d11096<P>⏎
d11103<P>⏎
d11107<P>⏎
c11108【見し夢を逢ふ夜ありやと嘆くまに目さへあはでぞころも経にける】-源氏の贈歌。「あふ」に「夢が合う」(正夢となる)と「あなたに逢ふ」を掛け、次の「あはで」に「目が合はない」(眠れない)と「あなたに逢えない」を掛ける。「あう」を二度用いた執念き歌である。<BR>⏎
868【見し夢を逢ふ夜ありやと嘆くまに--目さへあはでぞころも経にける】-源氏の贈歌。「あふ」に「夢が合う」(正夢となる)と「あなたに逢ふ」を掛け、次の「あはで」に「目が合はない」(眠れない)と「あなたに逢えない」を掛ける。「あう」を二度用いた執念き歌である。<BR>⏎
d11110<P>⏎
d11113<P>⏎
d11115<P>⏎
d11117<P>⏎
d11120<P>⏎
d11122<P>⏎
d11125<P>⏎
d11130<P>⏎
d11132<P>⏎
d11134<P>⏎
d11136<P>⏎
d11140<P>⏎
d11142<P>⏎
d11145<P>⏎
d11148<P>⏎
d11155<P>⏎
d11158<P>⏎
d11163<P>⏎
d11174<P>⏎
d11179<P>⏎
d11183<P>⏎
cd2:11185-1186【かくなむ思よれる】-源氏の詞を間接話法的に表現した。紀伊守邸に行き女に再び逢うつもりでいることを告げる。<BR>⏎
<P>⏎
924【かくなむ思よれる】-源氏の詞を間接話法的に表現した。紀伊守邸に行き女に再び逢うつもりでいることを告げる。<BR>⏎
d11193<P>⏎
c11194【いと近ければ】-以下「ほど離れてを」まで、空蝉の詞。周囲の女房に言ったもの。客人の源氏の御座所と大変に近い位置なので、の意。<BR>⏎
931【いと近ければ】-以下「ほど離れてを」まで、空蝉の詞。周囲の女房に言ったもの。客人の源氏の御座所と大変に近い位置なので、の意。<BR>⏎
d11196<P>⏎
d11198<P>⏎
d11202<P>⏎
d11204<P>⏎
d11213<P>⏎
d11220<P>⏎
d11223<P>⏎
c11224【帚木の心を知らで園原の道にあやなく惑ひぬるかな】-源氏から空蝉への贈歌。「帚木」は歌語。信濃国の園原の伏屋に生えていたという箒を逆さにしたような恰好をした木で、遠くから見ると見えるが、側に近づくと消えてしまうという伝説上の木。『異本紫明抄』は「園原や伏屋に生ふる帚木のありとは見えて逢はぬ君かな」(古今六帖五、くれどあはず、三〇一九、坂上是則)を指摘する。空蝉を喩える。<BR>⏎
954【帚木の心を知らで園原の--道にあやなく惑ひぬるかな】-源氏から空蝉への贈歌。「帚木」は歌語。信濃国の園原の伏屋に生えていたという箒を逆さにしたような恰好をした木で、遠くから見ると見えるが、側に近づくと消えてしまうという伝説上の木。『異本紫明抄』は「園原や伏屋に生ふる帚木のありとは見えて逢はぬ君かな」(古今六帖五、くれどあはず、三〇一九、坂上是則)を指摘する。空蝉を喩える。<BR>⏎
d11226<P>⏎
d11228<P>⏎
cd2:11229-1230【数ならぬ伏屋に生ふる名の憂さにあるにもあらず消ゆる帚木】-空蝉から源氏への返歌。贈歌の「帚木」の語句を受け、「園原」の原歌にちなむ「伏屋」の語句を用いて答える。空蝉の教養の高さを示す。『新大系』は「低い身分のうちにはかなく消えてゆく自分を嘆く」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
957【数ならぬ伏屋に生ふる名の憂さに--あるにもあらず消ゆる帚木】-空蝉から源氏への返歌。贈歌の「帚木」の語句を受け、「園原」の原歌にちなむ「伏屋」の語句を用いて答える。空蝉の教養の高さを示す。『新大系』は「低い身分のうちにはかなく消えてゆく自分を嘆く」と注す。<BR>⏎
d11235<P>⏎
d11241<P>⏎
d11243<P>⏎
d11247<P>⏎
d11249<P>⏎
d11251<P>⏎
c11254【うれしくめでたしと思ひれば】-主語は小君。<BR>⏎
975【うれしくめでたしと思ひれば】-主語は小君。<BR>⏎
d21257-1258
<P>⏎
d11266
i1988
diffsrc/original/note03.htmlsrc/modified/note03.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 6/25/2003(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 1/26/2009(ver.2-1)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)⏎
<P>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 1/26/2009(ver.2-1)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d134<P>⏎
d136<P>⏎
d238-39
<P>⏎
d241-42

d150<P>⏎
note0351 <H4>光る源氏十七歳夏の物語</H4>38 
note0352 <A NAME="in11">[第一段 空蝉の物語]</A><BR>39 
d153<P>⏎
d165<P>⏎
d173<P>⏎
d177<P>⏎
note0378 <A NAME="in12">[第二段 源氏、再度、紀伊守邸へ]</A><BR>61 
d179<P>⏎
d183<P>⏎
d187<P>⏎
d190<P>⏎
d194<P>⏎
d196<P>⏎
d199<P>⏎
d1102<P>⏎
d1105<P>⏎
d1113<P>⏎
note03114 <A NAME="in13">[第三段 空蝉と軒端荻、碁を打つ]</A><BR>87 
d1115<P>⏎
d1124<P>⏎
d1129<P>⏎
d1134<P>⏎
d1138<P>⏎
d1143<P>⏎
d1149<P>⏎
d1154<P>⏎
d1159<P>⏎
d1162<P>⏎
d1164<P>⏎
d1167<P>⏎
d1171<P>⏎
d1174<P>⏎
d1178<P>⏎
d1183<P>⏎
d1185<P>⏎
cd2:1187-188【いもうとの御心はたわむところなくまめだちたれば】-姉の空蝉の性格について説明した挿入句。<BR>⏎
【いもうとの御心】-「いもうと」は小君の姉、空蝉。<BR>⏎
143【いもうとの御心はたわむところなくまめだちたれば】-姉の空蝉の性格について説明した挿入句。<BR>【いもうとの御心】-「いもうと」は小君の姉、空蝉。<BR>⏎
d1190<P>⏎
d1192<P>⏎
d1195<P>⏎
d1198<P>⏎
d1201<P>⏎
c1206【灯明かき方に屏風広げて】-光を遮るためである。<BR>⏎
156【灯明かき方に屏風広げて】-光を遮るためである。<BR>⏎
d1208<P>⏎
d1212<P>⏎
note03213 <A NAME="in14">[第四段 空蝉逃れ、源氏、軒端荻と契る]</A><BR>161 
d1214<P>⏎
d1223<P>⏎
d1230<P>⏎
d1240<P>⏎
d1249<P>⏎
d1260<P>⏎
d1264<P>⏎
d1267<P>⏎
d1271<P>⏎
d1273<P>⏎
d1275<P>⏎
d1277<P>⏎
d1279<P>⏎
d1281<P>⏎
d1283<P>⏎
d1286<P>⏎
d1288<P>⏎
d1290<P>⏎
d1292<P>⏎
d1294<P>⏎
d1296<P>⏎
d1298<P>⏎
d1304<P>⏎
d1308<P>⏎
d1313<P>⏎
note03314 <A NAME="in15">[第五段 源氏、空蝉の脱ぎ捨てた衣を持って帰る]</A><BR>237 
d1315<P>⏎
d1321<P>⏎
d1326<P>⏎
d1329<P>⏎
d1332<P>⏎
d1334<P>⏎
d1336<P>⏎
cd2:1337-338【空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな】-「人柄」に「殻」を掛ける。「木のもと」は「蝉」の縁語。空蝉の人柄を懐かしむ歌である。<BR>⏎
<P>⏎
253【空蝉の身をかへてける木のもとに--なほ人がらのなつかしきかな】-「人柄」に「殻」を掛ける。「木のもと」は「蝉」の縁語。空蝉の人柄を懐かしむ歌である。<BR>⏎
d1344<P>⏎
d1347<P>⏎
c1349【人の思けむこと】-世間の人、おもに女房の間で噂に立つことをいう。<BR>⏎
262【人の思けむこと】-世間の人、おもに女房の間で噂に立つことをいう。<BR>⏎
d1351<P>⏎
d1357<P>⏎
c1360【また知る人なき】-『異本紫明抄』は「枕よりまた知る人もなき恋を涙せきあへずもらしつるかな」(古今集、恋三、六七〇、平定文)を指摘する。<BR>⏎
271【また知る人なき】-『異本紫明抄』は「枕よりまた知る人もなき恋を涙せきあへずもらしつるかな」(古今集、恋三、六七〇、平定文)を指摘する。<BR>⏎
d1363<P>⏎
d1367<P>⏎
cd3:1368-370【空蝉の羽に置く露の木隠れて忍び忍びに濡るる袖かな】-空蝉が書き添えた古歌。『伊勢集』にある歌とされるが、この和歌の無い写本もあって問題は複雑。『新大系』は「伊勢集に見える古歌だと知られている。とすれば空蝉は古歌をそのまま引用することによってかろうじて返し歌に仕立てたことになる。歌をもって終りとする奇抜な巻末になっている」と注す。<BR>⏎

<P>⏎
277【空蝉の羽に置く露の木隠れて--忍び忍びに濡るる袖かな】-空蝉が書き添えた古歌。『伊勢集』にある歌とされるが、この和歌の無い写本もあって問題は複雑。『新大系』は「伊勢集に見える古歌だと知られている。とすれば空蝉は古歌をそのまま引用することによってかろうじて返し歌に仕立てたことになる。歌をもって終りとする奇抜な巻末になっている」と注す。<BR>⏎
d1377
i1287
diffsrc/original/note04.htmlsrc/modified/note04.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 6/25/2003(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 8/31/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 8/31/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d134<P>⏎
d136<P>⏎
d138<P>⏎
d146<P>⏎
d149<P>⏎
d162<P>⏎
d165<P>⏎
d168<P>⏎
note0469 <H4>第一章 夕顔の物語 夏の物語</H4>55 
note0470 <A NAME="in11">[第一段 源氏、五条の大弐乳母を見舞う]</A><BR>56 
d171<P>⏎
c174【大の乳母】-源氏の乳母の一人。大弍は従四位下相当官。その人の妻。なお源氏にはもう一人の乳母がいる。「末摘花」巻に登場する左衛門の乳母。<BR>⏎
59【大の乳母】-源氏の乳母の一人。大弍は従四位下相当官。その人の妻。なお源氏にはもう一人の乳母がいる。「末摘花」巻に登場する左衛門の乳母。<BR>⏎
d177<P>⏎
d192<P>⏎
d1100<P>⏎
d1105<P>⏎
d1107<P>⏎
d1110<P>⏎
d1114<P>⏎
d1118<P>⏎
d1120<P>⏎
d1128<P>⏎
d1131<P>⏎
d1134<P>⏎
d1137<P>⏎
d1140<P>⏎
d1142<P>⏎
d1153<P>⏎
d1161<P>⏎
d1165<P>⏎
d1169<P>⏎
d1171<P>⏎
cd3:1178-180【さらぬ別れはなくもがな】-「さらぬ」は避けられない、の意。「避る」の未然形+打消の助動詞「ぬ」連体形。「世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もと嘆く人の子のため」(伊勢物語・古今集雑上 九〇一 在原業平)の第二句第三句の文句を助詞を変えて引用する。<BR>⏎
<P>⏎
【なくもがなとなむ】-大島本「なくもかなとなん」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「など」の語句を補う。『新大系』は底本のまま。係助詞「なむ」は「語らふ」に係るが、下文に続いて係り結びの流れとなっている。<BR>⏎
143【さらぬ別れはなくもがな】-「さらぬ」は避けられない、の意。「避る」の未然形+打消の助動詞「ぬ」連体形。「世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もと嘆く人の子のため」(伊勢物語・古今集雑上 九〇一 在原業平)の第二句第三句の文句を助詞を変えて引用する。<BR>【なくもがなとなむ】-大島本「なくもかなとなん」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「など」の語句を補う。『新大系』は底本のまま。係助詞「なむ」は「語らふ」に係るが、下文に続いて係り結びの流れとなっている。<BR>⏎
d1183<P>⏎
d1187<P>⏎
cd2:1188-189【心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花】-女の贈歌。『異本紫明抄』は「心あてに折らばや折らむ初霜の置き惑はせる白菊の花」(古今集秋下 二七七 凡河内躬恒)を指摘する。「白露の光そへたる」という言葉から、光源氏を暗示する。この和歌をめぐっては諸説ある。『新大系』は「この歌の詠み手は夕顔その人ではないとする説、末句を「夕顔の花は」と解して夕顔自身が名告っているとする説、花は女性の隠喩であるとしてこの歌に挑発の気持がこもると見る説、男を元の愛人(頭中将)かと女が推量していると取る説など、諸説がある」と注す。いずれとも解せるところに和歌特有の表現機能がある。<BR>⏎
<P>⏎
149【心あてにそれかとぞ見る白露の--光そへたる夕顔の花】-女の贈歌。『異本紫明抄』は「心あてに折らばや折らむ初霜の置き惑はせる白菊の花」(古今集秋下 二七七 凡河内躬恒)を指摘する。「白露の光そへたる」という言葉から、光源氏を暗示する。この和歌をめぐっては諸説ある。『新大系』は「この歌の詠み手は夕顔その人ではないとする説、末句を「夕顔の花は」と解して夕顔自身が名告っているとする説、花は女性の隠喩であるとしてこの歌に挑発の気持がこもると見る説、男を元の愛人(頭中将)かと女が推量していると取る説など、諸説がある」と注す。いずれとも解せるところに和歌特有の表現機能がある。<BR>⏎
d1191<P>⏎
d1195<P>⏎
d1198<P>⏎
d1202<P>⏎
d1204<P>⏎
d1209<P>⏎
d1212<P>⏎
d1216<P>⏎
d1223<P>⏎
cd2:1224-225【寄りてこそそれとも見めたそかれにほのぼの見つる花の夕顔】-源氏の返歌。「それかとぞ見る」を「それかとも見め」、「夕顔の花」を「花の夕顔」と言い換えて返す。「見る」及び「花の夕顔」の主体また客体を誰と解するかによって解釈が別れる。和歌とはそもそも多義性をはらんだ表現世界である。したがって、第一義的には何をいい、副次的また裏の意で何と言っているのか、考えておく必要がある。『古典セレクション』は「見る」の主語を自分とし「夕顔」を相手と解して「もっと近くに寄って、はっきりお目にかかろうと思います。夕暮時にぼんやりと見た花の夕顔を」と訳す。反対に『新大系』は「見る」の主語を相手とし「夕顔」を自分と解して「近くに寄って見て誰それかと分かろうものですよ、黄昏時にぼんやりとご覧になったばかりの花の(花みたいに美しい)夕顔(夕方の顔)をね」と訳す。贈答歌の返歌は相手の言葉を引用しながらそれをずらして用いて切り返すのが常套。相手にもっと近づいてはっきりわたしをみたらどうですか、という挑み返した歌。<BR>⏎
<P>⏎
175【寄りてこそそれとも見めたそかれに--ほのぼの見つる花の夕顔】-源氏の返歌。「それかとぞ見る」を「それかとも見め」、「夕顔の花」を「花の夕顔」と言い換えて返す。「見る」及び「花の夕顔」の主体また客体を誰と解するかによって解釈が別れる。和歌とはそもそも多義性をはらんだ表現世界である。したがって、第一義的には何をいい、副次的また裏の意で何と言っているのか、考えておく必要がある。『古典セレクション』は「見る」の主語を自分とし「夕顔」を相手と解して「もっと近くに寄って、はっきりお目にかかろうと思います。夕暮時にぼんやりと見た花の夕顔を」と訳す。反対に『新大系』は「見る」の主語を相手とし「夕顔」を自分と解して「近くに寄って見て誰それかと分かろうものですよ、黄昏時にぼんやりとご覧になったばかりの花の(花みたいに美しい)夕顔(夕方の顔)をね」と訳す。贈答歌の返歌は相手の言葉を引用しながらそれをずらして用いて切り返すのが常套。相手にもっと近づいてはっきりわたしをみたらどうですか、という挑み返した歌。<BR>⏎
d1227<P>⏎
d1230<P>⏎
d1235<P>⏎
d1241<P>⏎
d1244<P>⏎
d1249<P>⏎
note04250 <A NAME="in12">[第二段 数日後、夕顔の宿の報告]</A><BR>194 
d1251<P>⏎
d1254<P>⏎
d1256<P>⏎
d1272<P>⏎
d1275<P>⏎
d1284<P>⏎
d1290<P>⏎
d1293<P>⏎
d1297<P>⏎
note04298 <H4>第二章 空蝉の物語</H4>233 
note04299 <A NAME="in21">[第一段 空蝉の夫、伊予国から上京す]</A><BR>234 
d1300<P>⏎
d1310<P>⏎
d1316<P>⏎
d1321<P>⏎
d1327<P>⏎
cd2:1333-334【つれなき心はねたけれど人のためはあはれ】-源氏の心。空蝉の態度を悔しいが夫のためには立派だと褒める。<BR>⏎
<P>⏎
263【つれなき心はねたけれど人のためはあはれ】-源氏の心。空蝉の態度を悔しいが夫のためには立派だと褒める。<BR>⏎
d1341<P>⏎
d1349<P>⏎
d1354<P>⏎
note04355 <H4>第三章 六条の貴婦人の物語 初秋の物語</H4>281 
note04356 <A NAME="in31">[第一段 霧深き朝帰りの物語]</A><BR>282 
d1357<P>⏎
d1361<P>⏎
d1367<P>⏎
d1371<P>⏎
d1377<P>⏎
d1385<P>⏎
d1391<P>⏎
c1392【咲く花に移るてふ名はつつめども折らで過ぎ憂き今朝の朝顔】-源氏から中将の君への贈歌。「てふ」は「といふ」の約まった語。「移る」は心を移す。しいていえば、主人の女君からその女房のあなたに心を移す、という意が含まれる。中将の君を「咲く花」「朝顔」に喩える。「折る」とは自分のものとするという意。社交辞令的に褒めた歌。<BR>⏎
311【咲く花に移るてふ名はつつめども--折らで過ぎ憂き今朝の朝顔】-源氏から中将の君への贈歌。「てふ」は「といふ」の約まった語。「移る」は心を移す。しいていえば、主人の女君からその女房のあなたに心を移す、という意が含まれる。中将の君を「咲く花」「朝顔」に喩える。「折る」とは自分のものとするという意。社交辞令的に褒めた歌。<BR>⏎
d1394<P>⏎
d1397<P>⏎
cd2:1398-399【朝霧の晴れ間も待たぬ気色にて花に心を止めぬとぞ見る】-中将の君の返歌。源氏の歌の中から「花」の語を受けて、「心を止めぬ」というように、朝霧が晴れる間も待たずにお帰りになるとは、お心を止めなさらないのでしょう、と切り返し、「とぞ見る」と他人事のように答えて、「咲く花」「朝顔」を自分ではなく主人の女君のことに移し変えた点に機転の働いた返歌となっている。女房の優れた態度からその女主人までが想像される。<BR>⏎
<P>⏎
315【朝霧の晴れ間も待たぬ気色にて--花に心を止めぬとぞ見る】-中将の君の返歌。源氏の歌の中から「花」の語を受けて、「心を止めぬ」というように、朝霧が晴れる間も待たずにお帰りになるとは、お心を止めなさらないのでしょう、と切り返し、「とぞ見る」と他人事のように答えて、「咲く花」「朝顔」を自分ではなく主人の女君のことに移し変えた点に機転の働いた返歌となっている。女房の優れた態度からその女主人までが想像される。<BR>⏎
d1401<P>⏎
d1405<P>⏎
d1411<P>⏎
d1417<P>⏎
note04418 <H4>第四章 夕顔の物語(2) 仲秋の物語</H4>330 
note04419 <A NAME="in41">[第一段 源氏、夕顔の宿に忍び通う]</A><BR>331 
d1420<P>⏎
d1423<P>⏎
d1432<P>⏎
d1450<P>⏎
d1452<P>⏎
d1455<P>⏎
d1465<P>⏎
d1468<P>⏎
d1474<P>⏎
d1479<P>⏎
d1486<P>⏎
d1492<P>⏎
cd2:1499-500【思ほし返しつつ】-接続助詞「つつ」動作の並行を表す。反省する一方では「いとしばしばおはします」という二つの動作が並行して行われる意。<BR>⏎
<P>⏎
399【思ほし返しわびつつ】-接続助詞「つつ」動作の並行を表す。反省する一方では「いとしばしばおはします」という二つの動作が並行して行われる意。<BR>⏎
d1513<P>⏎
d1527<P>⏎
note04528 <A NAME="in42">[第二段 八月十五夜の逢瀬]</A><BR>425 
d1529<P>⏎
d1537<P>⏎
d1545<P>⏎
d1547<P>⏎
d1550<P>⏎
d1553<P>⏎
d1556<P>⏎
d1563<P>⏎
d1569<P>⏎
d1573<P>⏎
d1575<P>⏎
d1579<P>⏎
d1581<P>⏎
d1589<P>⏎
d1595<P>⏎
d1602<P>⏎
d1607<P>⏎
d1610<P>⏎
d1613<P>⏎
d1622<P>⏎
c1625【朝の露に異ならぬ世を何をる身の祈りにか】-『白氏文集』巻二に「朝露貪名利 夕陽憂子孫<朝の露に名利を貪り夕の陽に子孫を憂ふ>」(秦中吟「不致仕」)を踏まえる。源氏の思い。この「夕顔」巻全体を支配する無常観の基調。<BR>⏎
502【朝の露に異ならぬ世を何をる身の祈りにか】-『白氏文集』巻二に「朝露貪名利 夕陽憂子孫<朝の露に名利を貪り夕の陽に子孫を憂ふ>」(秦中吟「不致仕」)を踏まえる。源氏の思い。この「夕顔」巻全体を支配する無常観の基調。<BR>⏎
d1628<P>⏎
d1631<P>⏎
cd3:2632-634【優婆塞が行ふ道をしるべにて来む世も深き契り違ふな】-源氏の贈歌。優婆塞は在俗のまま仏道修業する人。隣の老人の御嶽精進の声を聞きながら詠んだ和歌。来世でも約束に背かないでください、と現世来世の二世を契った歌である。<BR>⏎
<P>⏎
【長生殿の古き例はゆゆしくて翼を交さむとは引きかへて】-『白氏文集」巻十二に「七月七日長生殿 夜半無人私語時 在天願作比翼鳥 在地願為連理枝<七月七日長生殿に夜半に人無くして私語せし時天に在らば願はくは比翼の鳥作らむ地に在らば願はくは連理の枝為らむ>」(長恨歌)を踏まえる。しかし、楊貴妃は殺されたので、今はそれは不吉であるとする。<BR>⏎
507-508【優婆塞が行ふ道をしるべにて--来む世も深き契り違ふな】-源氏の贈歌。優婆塞は在俗のまま仏道修業する人。隣の老人の御嶽精進の声を聞きながら詠んだ和歌。来世でも約束に背かないでください、と現世来世の二世を契った歌である。<BR>⏎
【長生殿の古き例はゆゆしくて翼を交さむとは引きかへて】-『白氏文集」巻十二に「七月七日長生殿 夜半無人私語時 在天願作比翼鳥 在地願為連理枝<七月七日長生殿に夜半に人無くして私語せし時天に在らば願はくは比翼の鳥作らむ地に在らば願はくは連理の枝為らむ>」(長恨歌)を踏まえる。しかし、楊貴妃は殺されたので、今はそれは不吉であるとする。<BR>⏎
d1637<P>⏎
cd2:1638-639【前の世の契り知らるる身の憂さに行く末かねて頼みがたさよ】-夕顔の返歌。わが身の不運を前世からの因縁だと嘆き、したがってとても来世までは信頼できないとする歌。<BR>⏎
<P>⏎
511【前の世の契り知らるる身の憂さに--行く末かねて頼みがたさよ】-夕顔の返歌。わが身の不運を前世からの因縁だと嘆き、したがってとても来世までは信頼できないとする歌。<BR>⏎
d1641<P>⏎
note04642 <A NAME="in43">[第三段 なにがしの院に移る]</A><BR>513 
d1643<P>⏎
d1650<P>⏎
d1656<P>⏎
c1657【まだかやうなること】-以下「慣らひたまへりや」まで、源氏の詞。<BR>⏎
525【まだかやうなること】-以下「慣らひたまへりや」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1660<P>⏎
cd2:1661-662【いにしへもかくやは人の惑ひけむ我まだ知らぬしののめの道】-源氏の贈歌。副詞「かく」は「惑ひけむ」に係る。係助詞「やは」疑問の意を表す。過去推量の助動詞「けむ」連体形。昔の人もこのように恋の道に迷ったのだろうか、わたしには初めての経験だという歌。『新大系』は「「人」は頭中将を暗示して言う」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
528【いにしへもかくやは人の惑ひけむ--まだ知らぬしののめの道】-源氏の贈歌。副詞「かく」は「惑ひけむ」に係る。係助詞「やは」疑問の意を表す。過去推量の助動詞「けむ」連体形。昔の人もこのように恋の道に迷ったのだろうか、わたしには初めての経験だという歌。『新大系』は「「人」は頭中将を暗示して言う」と注す。<BR>⏎
d1664<P>⏎
d1666<P>⏎
c1667【山の端の心も知らで行く月はうはの空にて影や絶えなむ】-夕顔の返歌。係助詞「や」疑問、完了の助動詞「な」未然形、推量の助動詞「む」連体形。「山の端の心」を源氏の心、「月」を自分に喩える。不安な気持ちを表明した歌。<BR>⏎
531【山の端の心も知らで行く月は--うはの空にて影や絶えなむ】-夕顔の返歌。係助詞「や」疑問、完了の助動詞「な」未然形、推量の助動詞「む」連体形。「山の端の心」を源氏の心、「月」を自分に喩える。不安な気持ちを表明した歌。<BR>⏎
d1669<P>⏎
d1671<P>⏎
d1678<P>⏎
d1681<P>⏎
d1688<P>⏎
d1692<P>⏎
d1695<P>⏎
d1702<P>⏎
d1705<P>⏎
d1709<P>⏎
c1710【夕露に紐とく花は玉鉾のたよりに見えし縁にこそありけれ】-源氏の贈歌。「夕露に」というが、まだ夕方にはなっていない。「夕顔」の花の縁で、こう詠みだ出す。「紐とく花」は花が開く意と顔を見せる意を込める。自分が今顔を見せる意。「玉鉾の」は「道」に係る枕詞。ここでは「道」の意で使う。今、わたしがこうして顔を見せるのは、五条大路で出会った縁によるのですよ、の意。源氏は初めて、歌言葉を多用する。『新大系』は「夕べの露を待って開く花は花のかんばせは、あの道すがらにあなたによって見られたご縁であったことよ。(中略)あの夕べに見られた顔はわたし(源氏)であったと明かす」と注す。一方『古典セレクション』は「「夕露」は源氏。「花」は女。「紐とく」は下紐を解いて契りを交すの意で、二人が深い仲となったのは、五条の宿の通りすがりに見かけた奇縁によるのだ、の意」と注す。両義解釈可能である。<BR>⏎
564【夕露に紐とく花は玉鉾の--たよりに見えし縁にこそありけれ】-源氏の贈歌。「夕露に」というが、まだ夕方にはなっていない。「夕顔」の花の縁で、こう詠みだ出す。「紐とく花」は花が開く意と顔を見せる意を込める。自分が今顔を見せる意。「玉鉾の」は「道」に係る枕詞。ここでは「道」の意で使う。今、わたしがこうして顔を見せるのは、五条大路で出会った縁によるのですよ、の意。源氏は初めて、歌言葉を多用する。『新大系』は「夕べの露を待って開く花は花のかんばせは、あの道すがらにあなたによって見られたご縁であったことよ。(中略)あの夕べに見られた顔はわたし(源氏)であったと明かす」と注す。一方『古典セレクション』は「「夕露」は源氏。「花」は女。「紐とく」は下紐を解いて契りを交すの意で、二人が深い仲となったのは、五条の宿の通りすがりに見かけた奇縁によるのだ、の意」と注す。両義解釈可能である。<BR>⏎
d1712<P>⏎
d1714<P>⏎
cd2:1715-716【光ありと見し夕顔のうは露はたそかれ時のそら目なりけり】-「夕顔のうは露」は源氏の顔をいう。素晴らしいと思ったのは夕暮時の見間違いで、たいしたことありませんよという意。切り返して答えた歌。『評釈』は「あれは間違い、そんな光るなんて、と甘えて、うちけす」と解す。『新大系』では「比較を絶する美しさである、というメッセージにもなろう」と注す。『古典セレクション』では「さほどとは思えないと、わざと本心とは逆のことを言って戯れる媚態。前の扇の歌と同じく、機知に富み、夕顔の感性、才気が見える」と評す。<BR>⏎
<P>⏎
567【光ありと見し夕顔のうは露は--たそかれ時のそら目なりけり】-「夕顔のうは露」は源氏の顔をいう。素晴らしいと思ったのは夕暮時の見間違いで、たいしたことありませんよという意。切り返して答えた歌。『評釈』は「あれは間違い、そんな光るなんて、と甘えて、うちけす」と解す。『新大系』では「比較を絶する美しさである、というメッセージにもなろう」と注す。『古典セレクション』では「さほどとは思えないと、わざと本心とは逆のことを言って戯れる媚態。前の扇の歌と同じく、機知に富み、夕顔の感性、才気が見える」と評す。<BR>⏎
d1722<P>⏎
d1725<P>⏎
d1729<P>⏎
d1732<P>⏎
c1735【かくまでたどり歩きたまふ】-以下「ありさまにこそは」まで、惟光の心。<BR>⏎
582【かくまでたどり歩きたまふ】-以下「ありさまにこそは」まで、惟光の心。<BR>⏎
d1739<P>⏎
d1743<P>⏎
d1752<P>⏎
note04753 <A NAME="in44">[第四段 夜半、もののけ現われる]</A><BR>597 
d1756<P>⏎
d1758<P>⏎
d1761<P>⏎
d1767<P>⏎
d1769<P>⏎
d1771<P>⏎
d1776<P>⏎
d1781<P>⏎
d1784<P>⏎
d1787<P>⏎
d1792<P>⏎
d1797<P>⏎
d1807<P>⏎
d1809<P>⏎
d1816<P>⏎
d1821<P>⏎
d1825<P>⏎
d1828<P>⏎
d1830<P>⏎
d1833<P>⏎
d1835<P>⏎
d1840<P>⏎
d1847<P>⏎
d1850<P>⏎
d1853<P>⏎
d1855<P>⏎
d1859<P>⏎
d1861<P>⏎
d1863<P>⏎
d1865<P>⏎
d1872<P>⏎
d1876<P>⏎
d1883<P>⏎
d1887<P>⏎
d1892<P>⏎
d1900<P>⏎
note04901 <A NAME="in45">[第五段 源氏、二条院に帰る]</A><BR>709 
d1902<P>⏎
d1915<P>⏎
d1921<P>⏎
d1925<P>⏎
d1929<P>⏎
d1934<P>⏎
d1941<P>⏎
d1944<P>⏎
cd2:1949-950【昔見たまへし女房の】-以下「いとかごかにはべり」まで、惟光の詞。「見たまへし」は、謙譲の補助動詞「たまへ」連用形、過去の助動詞「し」連体形。格助詞「の」同格を表す。自分の過去の体験をいう。知己あるいは良く知った、の意。後文から父親の乳母であった女性とわかる。<BR>⏎
【女房】-大島本は「女房」と表記する。御物本、榊原家本、池田本、三条西家本は「女はら」とある。肖柏本は大島本と同文。『集成』は「女ばら」と本文を改める。<BR>⏎
749【昔見たまへし女房の】-以下「いとかごかにはべり」まで、惟光の詞。「見たまへし」は、謙譲の補助動詞「たまへ」連用形、過去の助動詞「し」連体形。格助詞「の」同格を表す。自分の過去の体験をいう。知己あるいは良く知った、の意。後文から父親の乳母であった女性とわかる。<BR>【女房】-大島本は「女房」と表記する。御物本、榊原家本、池田本、三条西家本は「女はら」とある。肖柏本は大島本と同文。『集成』は「女ばら」と本文を改める。<BR>⏎
d1955<P>⏎
d1957<P>⏎
d1964<P>⏎
d1967<P>⏎
c1969【君に馬たてまつりて】-挿入句。<BR>⏎
764【君に馬たてまつりて】-挿入句。<BR>⏎
d1974<P>⏎
d1988<P>⏎
d1995<P>⏎
d11014<P>⏎
d11022<P>⏎
d11025<P>⏎
d11028<P>⏎
d11033<P>⏎
note041034 <A NAME="in46">[第六段 十七日夜、夕顔の葬送]</A><BR>821 
d11035<P>⏎
d11042<P>⏎
d11044<P>⏎
d11046<P>⏎
d11054<P>⏎
d11056<P>⏎
d11063<P>⏎
d11066<P>⏎
d11069<P>⏎
d11076<P>⏎
d11084<P>⏎
d11087<P>⏎
d11089<P>⏎
d11092<P>⏎
d11095<P>⏎
d11097<P>⏎
d11100<P>⏎
d11106<P>⏎
cd2:11108-1109【いとたいだいしきことと思へど】-主語は惟光。「たいだいし」は軽々しくあるまじきことだ、の意。『集成』は「全くおだやかならぬことだとは思うが」と解し、『完訳』は「軽率きわまりない、の意」と解す。<BR>⏎
<P>⏎
877【いとたいだいしきことと思へど】-主語は惟光。「たいだいし」は軽々しくあるまじきことだ、の意。『集成』は「全くおだやかならぬことだとは思うが」と解し、『完訳』は「軽率きわまりない、の意」と解す。<BR>⏎
d11113<P>⏎
d11115<P>⏎
d11120<P>⏎
d11127<P>⏎
c21130-1131【物語しつつ】-「つつ」は同じ動作の繰り返しの意。話をしては念仏を唱え、また念仏を唱えては話をするということであろう。<BR>⏎
【わざと声立てぬ念仏】-無言念仏、声を出さないで唱える念仏。葬送の前に行う。<BR>⏎
894-895【物語しつつ】-「つつ」は同じ動作の繰り返しの意。話をしては念仏を唱え、また念仏を唱えては話をするということであろう。<BR>⏎
【わざと声立てぬ念仏】-無言念仏、声を出さないで唱える念仏。葬送の前に行う。<BR>⏎
d11135<P>⏎
d11138<P>⏎
d11144<P>⏎
d11146<P>⏎
d11148<P>⏎
d11150<P>⏎
d11160<P>⏎
d11166<P>⏎
d11168<P>⏎
d11171<P>⏎
d11173<P>⏎
d11182<P>⏎
d11186<P>⏎
d11191<P>⏎
d11194<P>⏎
d11201<P>⏎
d11206<P>⏎
d11211<P>⏎
d11215<P>⏎
d11223<P>⏎
d11227<P>⏎
d11238<P>⏎
d11244<P>⏎
note041245 <A NAME="in47">[第七段 忌み明ける]</A><BR>986 
d11246<P>⏎
d11249<P>⏎
d11251<P>⏎
d11258<P>⏎
d11267<P>⏎
d11282<P>⏎
c11283なにか隔てきこえさせはべらむ】-以下「御覧ぜられたてまつりたまふめりし」まで、右近の返事。連語「なにか」(代名詞「なに」+係助詞「か」)強い反語を表す。「きこえさせ」は補助動詞的用法、「きこゆ」よりも一段と深い謙譲表現。推量の助動詞「む」連体形、係結びの法則。<BR>⏎
1018隔てきこえさせはべらむ】-以下「御覧ぜられたてまつりたまふめりし」まで、右近の返事。連語「なにか」(代名詞「なに」+係助詞「か」)強い反語を表す。「きこえさせ」は補助動詞的用法、「きこゆ」よりも一段と深い謙譲表現。推量の助動詞「む」連体形、係結びの法則。<BR>⏎
d11287<P>⏎
c11303【今年より塞がりける方に】-今年から方角が悪くなった。『完訳』は「三年塞がり・大塞がり」と注す。<BR>⏎
1037【今年より塞がりける方に】-今年から方角が悪くなった。『完訳』は「三年塞がり・大塞がり」と注す。<BR>⏎
d11310<P>⏎
d11313<P>⏎
d11315<P>⏎
d11319<P>⏎
d11327<P>⏎
cd3:21332-1334【など】-大島本と御物本は「なと」とある。横山本は「なん〔ん-補入〕と」、他は「なんと」とある。『集成』『古典セレクション』は「なむ」と改める。『新大系』は「など」のまま。<BR>⏎
<P>⏎
【夕暮の静かなるに空の気色いとあはれに御前の前栽枯れ枯れに虫の音も鳴きかれて紅葉のやうやう色づくほど】-晩秋の物寂しい様子。源氏、右近の心象風景となって語られる。景情一致の描写。人を亡くした悲しみや寂しさ、それと時の推移が風景描写に象徴的に語られている。<BR>⏎
1061-1062【など聞こゆ】-【など】-大島本と御物本は「なと」とある。横山本は「なん〔ん-補入〕と」、他は「なんと」とある。『集成』『古典セレクション』は「なむ」と改める。『新大系』は「など」のまま。<BR>⏎
【夕暮の静かなるに空の気色いとあはれに御前の前栽枯れ枯れに虫の音も鳴きかれて紅葉のやうやう色づくほど】-晩秋の物寂しい様子。源氏、右近の心象風景となって語られる。景情一致の描写。人を亡くした悲しみや寂しさ、それと時の推移が風景描写に象徴的に語られている。<BR>⏎
cd2:11337-1338【かの夕顔の宿りを思ひ出づるも恥づかし】-作者は夕顔のいた五条の家を「夕顔の宿り」と名付けている。<BR>⏎
【恥づかし】-右近と語り手が一体となった感想。<BR>⏎
1065【かの夕顔の宿りを思ひ出づるも恥づかし】-作者は夕顔のいた五条の家を「夕顔の宿り」と名付けている。<BR>【恥づかし】-右近と語り手が一体となった感想。<BR>⏎
d11344<P>⏎
d11347<P>⏎
d11358<P>⏎
d11363<P>⏎
d11367<P>⏎
d11369<P>⏎
cd2:11370-1371【見し人の煙を雲と眺むれば夕べの空もむつましきかな】-源氏の独詠歌。夕顔を偲ぶ歌。「見し人」は夕顔をさす。火葬の煙を雲に見立てる。『岷江入楚』は「見し人の煙となりし夕べより名もむつましき塩釜の浦」(紫式部集)を指摘する。また『源注余滴』は「見し人の雲となりにし空なれば降る雪さへも珍しきかな」(斎宮集)を指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
1091【見し人の煙を雲と眺むれば--夕べの空もむつましきかな】-源氏の独詠歌。夕顔を偲ぶ歌。「見し人」は夕顔をさす。火葬の煙を雲に見立てる。『岷江入楚』は「見し人の煙となりし夕べより名もむつましき塩釜の浦」(紫式部集)を指摘する。また『源注余滴』は「見し人の雲となりにし空なれば降る雪さへも珍しきかな」(斎宮集)を指摘する。<BR>⏎
d11377<P>⏎
note041378 <H4>第五章 空蝉の物語(2)</H4>1097 
note041379 <A NAME="in51">[第一段 紀伊守邸の女たちと和歌の贈答]</A><BR>1098 
d11380<P>⏎
c11382【ことにありしやうなる伝てもしたまはねば】-主語は源氏。<BR>⏎
1100【ことにありしやうなる伝てもしたまはねば】-主語は源氏。<BR>⏎
cd2:11386-1387【遠く下りなどするを】-前に「娘をばさるべき人に預けて、北の方をば率て下りぬべし」(第二章)とあったことを受ける。夫の伊予介は空蝉を伴って任国に下る。以下、空蝉をの心を視点にして語る。<BR>⏎
【下りなど】-大島本のみ「くたりなと」とある。副助詞「など」婉曲のニュアンスを添える。他は「くたりなむと」とある。『集成』『古典セレクション』共に本文を「なむと」と改める。『新大系』は底本のまま。完了の助動詞「な」未然形、確述の意、推量の助動詞「む」終止形、意志の意。<BR>⏎
1104【遠く下りなどするを】-前に「娘をばさるべき人に預けて、北の方をば率て下りぬべし」(第二章)とあったことを受ける。夫の伊予介は空蝉を伴って任国に下る。以下、空蝉をの心を視点にして語る。<BR>【下りなど】-大島本のみ「くたりなと」とある。副助詞「など」婉曲のニュアンスを添える。他は「くたりなむと」とある。『集成』『古典セレクション』共に本文を「なむと」と改める。『新大系』は底本のまま。完了の助動詞「な」未然形、確述の意、推量の助動詞「む」終止形、意志の意。<BR>⏎
d11389<P>⏎
d11392<P>⏎
c11393【問はぬをもなどかと問はでほどふるにいかばかりかは思ひ乱るる】-空蝉の贈歌。「問はぬ」の主語は空蝉、「などかと問はぬ」の主語は源氏、「いかばかりかは思ひ乱るる」の主語は再び空蝉。<BR>⏎
1108【問はぬをもなどかと問はでほどふるに--いかばかりかは思ひ乱るる】-空蝉の贈歌。「問はぬ」の主語は空蝉、「などかと問はぬ」の主語は源氏、「いかばかりかは思ひ乱るる」の主語は再び空蝉。<BR>⏎
d11395<P>⏎
d11397<P>⏎
cd3:21399-1401【誰が言はましことか】-推量の助動詞「まし」連体形、反実仮想を表す。誰の言う言葉でしょうか、あなたではなく、わたしが言いたい言葉です、の意。『新大系』『古典セレクション』は「言はましごと」と濁音に読み、『集成』は「言はましこと」と清音に読む。<BR>⏎
<P>⏎
【空蝉の世は憂きものと知りにしをまた言の葉にかかる命よ】-源氏の返歌。「空蝉の」は「世」の枕詞。また空蝉が脱ぎ置いていった薄衣をさし、「世」は源氏と空蝉との男女の仲。完了の助動詞「に」連用形、過去の助動詞「し」連体形+接続助詞「を」逆接を表す。<BR>⏎
1112-1113【誰が言はましことか】-推量の助動詞「まし」連体形、反実仮想を表す。誰の言う言葉でしょうか、あなたではなく、わたしが言いたい言葉です、の意。『新大系』『古典セレクション』は「言はましごと」と濁音に読み、『集成』は「言はましこと」と清音に読む。<BR>⏎
【空蝉の世は憂きものと知りにしを--また言の葉にかかる命よ】-源氏の返歌。「空蝉の」は「世」の枕詞。また空蝉が脱ぎ置いていった薄衣をさし、「世」は源氏と空蝉との男女の仲。完了の助動詞「に」連用形、過去の助動詞「し」連体形+接続助詞「を」逆接を表す。<BR>⏎
d11403<P>⏎
d11407<P>⏎
d11409<P>⏎
d11415<P>⏎
cd3:11416-1418【ほのかにも軒端の荻を結ばずは露のかことを何にかけまし】-源氏の贈歌。「荻を結ぶ」は契りを結ぶの象徴表現。「結ぶ」「掛く」は「露」の縁語。打消の助動詞「ず」連用形+係助詞「は」仮定条件を表す。カ下二「かけ」未然形+仮想の助動詞「まし」終止形。<BR>⏎
【かこと】-『集成』『新大系』は「かこと」と清音で読む。『岩波古語辞典』は「かこと」、『小学館古語大辞典』は「かごと」を見出語とする。『日葡辞書』にも両方の表記がある。『古典セレクション』は「かごと」と濁音に読む。<BR>⏎
<P>⏎
1124【ほのかにも軒端の荻を結ばずは--露のかことを何にかけまし】-源氏の贈歌。「荻を結ぶ」は契りを結ぶの象徴表現。「結ぶ」「掛く」は「露」の縁語。打消の助動詞「ず」連用形+係助詞「は」仮定条件を表す。カ下二「かけ」未然形+仮想の助動詞「まし」終止形。<BR>【かこと】-『集成』『新大系』は「かこと」と清音で読む。『岩波古語辞典』は「かこと」、『小学館古語大辞典』は「かごと」を見出語とする。『日葡辞書』にも両方の表記がある。『古典セレクション』は「かごと」と濁音に読む。<BR>⏎
d11423<P>⏎
d11427<P>⏎
cd2:11428-1429【ほのめかす風につけても下荻の半ばは霜にむすぼほれつつ】-軒端荻の返歌。源氏の贈歌の語句を「ほのかにも」を「ほのめかす」に、「軒端荻の」を「下荻」に、「露」を「霜」に、「結ぶ」は「結ぼほる」と巧みに少しずつ変えて返す。「風」と「荻」、「霜」と「結ぼほる」は縁語。源氏の便りを「風」に、自分を「下荻」に喩える。<BR>⏎
<P>⏎
1132【ほのめかす風につけても下荻の--半ばは霜にむすぼほれつつ】-軒端荻の返歌。源氏の贈歌の語句を「ほのかにも」を「ほのめかす」に、「軒端荻の」を「下荻」に、「露」を「霜」に、「結ぶ」は「結ぼほる」と巧みに少しずつ変えて返す。「風」と「荻」、「霜」と「結ぼほる」は縁語。源氏の便りを「風」に、自分を「下荻」に喩える。<BR>⏎
cd3:11437-1439【なほこりずまにまたもあだ名立ちぬべき御心のすさびなめり】-完了の助動詞「ぬ」終止形、確述+推量の助動詞「べき」連体形、当然の意。「なめり」は断定の助動詞「なる」連体形の「る」が撥音便化しさらに無表記の形+推量の助動詞「めり」終止形、主観的推量を表す。『湖月抄』は「地」(草子地)と指摘。語り手の物語の今後の展開を推測した文である。<BR>⏎
【こりずまに】-『源氏釈』は「こりずまにまたもなき名は立ちぬべし人にくからぬ世にし住まへば」(古今集、恋三、六三一、 読人しらず)を指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
1140【なほこりずまにまたもあだ名立ちぬべき御心のすさびなめり】-完了の助動詞「ぬ」終止形、確述+推量の助動詞「べき」連体形、当然の意。「なめり」は断定の助動詞「なる」連体形の「る」が撥音便化しさらに無表記の形+推量の助動詞「めり」終止形、主観的推量を表す。『湖月抄』は「地」(草子地)と指摘。語り手の物語の今後の展開を推測した文である。<BR>【こりずまに】-『源氏釈』は「こりずまにまたもなき名は立ちぬべし人にくからぬ世にし住まへば」(古今集、恋三、六三一、 読人しらず)を指摘する。<BR>⏎
note041440 <H4>第六章 夕顔の物語(3)</H4>1141 
note041441 <A NAME="in61">[第一段 四十九日忌の法要]</A><BR>1142 
d11442<P>⏎
d11448<P>⏎
d11453<P>⏎
d11455<P>⏎
d11457<P>⏎
d11460<P>⏎
d11462<P>⏎
cd2:11463-1464【泣く泣くも今日は我が結ふ下紐をいづれの世にかとけて見るべき】-源氏の独詠歌。「とけて」に下紐を「解いて」と心「解けて」の意を掛ける。また「見る」に「逢う」の意を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
1157【泣く泣くも今日は我が結ふ下紐を--いづれの世にかとけて見るべき】-源氏の独詠歌。「とけて」に下紐を「解いて」と心「解けて」の意を掛ける。また「見る」に「逢う」の意を掛ける。<BR>⏎
d11472<P>⏎
d11480<P>⏎
d11487<P>⏎
d11494<P>⏎
note041495 <H4>第七章 空蝉の物語(3)</H4>1184 
note041496 <A NAME="in71">[第一段 空蝉、伊予国に下る]</A><BR>1185 
d11497<P>⏎
d11502<P>⏎
cd2:11503-1504【逢ふまでの形見ばかりと見しほどにひたすら袖の朽ちにけるかな】-源氏の贈歌。副助詞「ばかり」程度を表す。過去の助動詞「し」連体形。完了の助動詞「に」連用形+過去の助動詞「ける」連体形+終助詞「かな」詠嘆を表す。『異本紫明抄』は「逢ふまでの形見とてこそとどめけめ涙に浮かぶ藻屑なりけり」(古今集 恋四 四二〇 藤原興風)を指摘。『集成』は「この歌は、空蝉の巻の筋立てに影響を与えたと考えられる」という。<BR>⏎
<P>⏎
1190【逢ふまでの形見ばかりと見しほどに--ひたすら袖の朽ちにけるかな】-源氏の贈歌。副助詞「ばかり」程度を表す。過去の助動詞「し」連体形。完了の助動詞「に」連用形+過去の助動詞「ける」連体形+終助詞「かな」詠嘆を表す。『異本紫明抄』は「逢ふまでの形見とてこそとどめけめ涙に浮かぶ藻屑なりけり」(古今集 恋四 四二〇 藤原興風)を指摘。『集成』は「この歌は、空蝉の巻の筋立てに影響を与えたと考えられる」という。<BR>⏎
d11506<P>⏎
d11510<P>⏎
cd2:11511-1512【蝉の羽もたちかへてける夏衣かへすを見てもねは泣かれけり】-空蝉の返歌。「たち」は衣を「裁つ」と冬「立つ」の掛詞。「かへす」は「衣」の縁語。自発の助動詞「れ」連用形+過去の助動詞「けり」終止形、詠嘆の意。『集成』は「鳴く声はまだ聞かねども蝉の羽のうすき衣は裁ちぞ着てける」(拾遺集 夏 七九 大中臣能宣)と「忘らるる身を空蝉の唐衣返すはつらき心なりけり」(後撰集 恋四 八〇四 源巨城)の二首を指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
1195【蝉の羽もたちかへてける夏衣--かへすを見てもねは泣かれけり】-空蝉の返歌。「たち」は衣を「裁つ」と冬「立つ」の掛詞。「かへす」は「衣」の縁語。自発の助動詞「れ」連用形+過去の助動詞「けり」終止形、詠嘆の意。『集成』は「鳴く声はまだ聞かねども蝉の羽のうすき衣は裁ちぞ着てける」(拾遺集 夏 七九 大中臣能宣)と「忘らるる身を空蝉の唐衣返すはつらき心なりけり」(後撰集 恋四 八〇四 源巨城)の二首を指摘する。<BR>⏎
d11517<P>⏎
cd2:11518-1519【過ぎにしも今日別るるも二道に行く方知らぬ秋の暮かな】-源氏の独詠歌。「過ぎにしも」(完了の助動詞「に」連用形+過去の助動詞「し」連体形+係助詞「も」)は夕顔、「今日別るるも」は空蝉をさす。「二道」は死出の道と旅路。『河海抄』は「過ぎにしも今行く末も二道になべて別れのなき世なりせば」(斎宮女御集)を指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
1200【過ぎにしも今日別るるも二道に--行く方知らぬ秋の暮かな】-源氏の独詠歌。「過ぎにしも」(完了の助動詞「に」連用形+過去の助動詞「し」連体形+係助詞「も」)は夕顔、「今日別るるも」は空蝉をさす。「二道」は死出の道と旅路。『河海抄』は「過ぎにしも今行く末も二道になべて別れのなき世なりせば」(斎宮女御集)を指摘する。<BR>⏎
d21528-1529
<P>⏎
d11536
i11218
diffsrc/original/note05.htmlsrc/modified/note05.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 9/24/2003(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 3/7/2009(ver.2-1)<BR>⏎
渋谷栄一注釈⏎
<P>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 3/7/2009(ver.2-1)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d134<P>⏎
d136<P>⏎
d138<P>⏎
d161<P>⏎
note0562 <H4>第一章 紫上の物語 若紫の君登場、三月晦日から初夏四月までの物語</H4>52 
note0563 <A NAME="in11">[第一段 三月晦日、加持祈祷のため、北山に出向く]</A><BR>53 
d164<P>⏎
cd2:174-75【老いかがまりて室の外にもまかでず】-「かしこき行ひ人」の言葉を、使者が伝える。<BR>⏎
【まかでず】-「まかづ」は「出る」の謙譲語。外出いたしません、というニュアンス。<BR>⏎
63【老いかがまりて室の外にもまかでず】-「かしこき行ひ人」の言葉を、使者が伝える。<BR>【まかでず】-「まかづ」は「出る」の謙譲語。外出いたしません、というニュアンス。<BR>⏎
d178<P>⏎
d187<P>⏎
c188屋の中にぞ】-大島本は「いは(は+屋)の中にそ」とあり、墨筆による「屋」の補入がある。『大成』は「やハ補入シテミセケチニセリ」と注す。確かにDVD-ROMでその箇所を拡大して見れば「屋」の文字上に朱色が確認できる。指摘どおりミセケチであれば後に削除したとなろう。またあるいは最初朱書したのを再度重ねて「屋」と墨書したものであっても補入の意義は変わらない。御物本と横山本は「いはのなかにそ」とある。<BR>⏎
74屋の中にぞ】-大島本は「いは(は+屋)の中にそ」とあり、墨筆による「屋」の補入がある。『大成』は「やハ補入シテミセケチニセリ」と注す。確かにDVD-ROMでその箇所を拡大して見れば「屋」の文字上に朱色が確認できる。指摘どおりミセケチであれば後に削除したとなろう。またあるいは最初朱書したのを再度重ねて「屋」と墨書したものであっても補入の意義は変わらない。御物本と横山本は「いはのなかにそ」とある。<BR>⏎
cd2:190-91【登りたまひて誰とも知らせず】-主語は源氏。<BR>⏎
<P>⏎
76【登りたまひて誰とも知らせたまはず】-主語は源氏。<BR>⏎
d197<P>⏎
d1101<P>⏎
note05102 <A NAME="in12">[第二段 山の景色や地方の話に気を紛らす]</A><BR>85 
d1103<P>⏎
d1108<P>⏎
d1110<P>⏎
d1112<P>⏎
d1116<P>⏎
d1120<P>⏎
d1124<P>⏎
d1127<P>⏎
d1131<P>⏎
d1134<P>⏎
d1137<P>⏎
d1140<P>⏎
d1144<P>⏎
d1147<P>⏎
d1150<P>⏎
d1164<P>⏎
d1169<P>⏎
d1171<P>⏎
c1173けしうはあらす容貌心ばせなどはべるなり】-「はべる」連体形(ラ変型活用)+伝聞推定の助動詞「なり」終止形。『例解古語辞典』ではこの例文をあげて「明石の入道という人物の娘の話を、光源氏に、家来が申しあげていることば。娘の容貌などが「けしうはあらず」とか、父入道が「遺言しおきて侍る」とかいうことは、直接知っていることではなくて、女房などからの話などで得ているものだということが、それぞれ「なり」「なる」を添えるということで明らかにされている。話し手はこれで責任のがれにもなるわけである。もし、「けしうはあらず侍り」とか、「遺言しおきて侍る」とか言えば、ことばの上では、直接知っている事がらと理解され、その言に責任をおわされてもやむをえないはずのところ」と解説する。「容貌心ばせなどけしうはあらずはべるなり」の倒置表現。<BR>⏎
138【容貌心ばせなどはべるなり】-「はべる」連体形(ラ変型活用)+伝聞推定の助動詞「なり」終止形。『例解古語辞典』ではこの例文をあげて「明石の入道という人物の娘の話を、光源氏に、家来が申しあげていることば。娘の容貌などが「けしうはあらず」とか、父入道が「遺言しおきて侍る」とかいうことは、直接知っていることではなくて、女房などからの話などで得ているものだということが、それぞれ「なり」「なる」を添えるということで明らかにされている。話し手はこれで責任のがれにもなるわけである。もし、「けしうはあらず侍り」とか、「遺言しおきて侍る」とか言えば、ことばの上では、直接知っている事がらと理解され、その言に責任をおわされてもやむをえないはずのところ」と解説する。「容貌心ばせなどけしうはあらずはべるなり」の倒置表現。<BR>⏎
c2177-178【我が身のかくいたづらに】-以下「海に入りね」まで、前国司の詞を引用。<BR>⏎
我が身のかくいたづらに沈めるだにあるを】-連語「だにある」は副助詞「だに」+ラ変「ある」連体形の形。「ある」の前に無念であるなど語が省略されている形。落ちぶれているのさえ無念であるのに、の意。『新大系』は「明石巻、さらには若菜巻で明かされる大きな構想が早くもここにあるらしい」と指摘。しかし、それにしては明石の君の年齢や明石の入道の系譜などの点で不自然さがある。<BR>⏎
142-143【我が身の】-以下「海に入りね」まで、前国司の詞を引用。<BR>⏎
【かくいたづらに沈めるだにあるを】-連語「だにある」は副助詞「だに」+ラ変「ある」連体形の形。「ある」の前に無念であるなど語が省略されている形。落ちぶれているのさえ無念であるのに、の意。『新大系』は「明石巻、さらには若菜巻で明かされる大きな構想が早くもここにあるらしい」と指摘。しかし、それにしては明石の君の年齢や明石の入道の系譜などの点で不自然さがある。<BR>⏎
d1183<P>⏎
d1186<P>⏎
d1188<P>⏎
d1192<P>⏎
d1196<P>⏎
d1199<P>⏎
d1202<P>⏎
d1206<P>⏎
d1210<P>⏎
c1211【暮かかりぬれど】-以下「帰らせたまひなむ」まで、供人の詞。完了の助動詞「ぬれ」已然形+接続助詞「ど」逆接おw表す。<BR>⏎
167【暮かかりぬれど】-以下「帰らせたまひなむ」まで、供人の詞。完了の助動詞「ぬれ」已然形+接続助詞「ど」逆接表す。<BR>⏎
d1214<P>⏎
d1216<P>⏎
d1219<P>⏎
d1222<P>⏎
d1224<P>⏎
note05225 <A NAME="in13">[第三段 源氏、若紫の君を発見す]</A><BR>176 
d1226<P>⏎
d1235<P>⏎
d1240<P>⏎
d1242<P>⏎
d1245<P>⏎
d1249<P>⏎
d1251<P>⏎
d1257<P>⏎
d1260<P>⏎
d1267<P>⏎
d1274<P>⏎
d1281<P>⏎
d1284<P>⏎
cd4:2285-288【生ひ立たむありかも知らぬ若草をおくらす露ぞ消えむそらなき】-尼君の歌。「若草」は少女を、「露」は自分をそれぞれ喩える。それぞれ歌語。「若草」には「若草の新手枕をまきそめて夜をや隔てむ憎くあらなくに」(万葉集巻十)「うら若みねよげに見ゆる若草を人の結ばむことをしぞ思ふ」(伊勢物語・四十九段)等の若い女性、乙女のイメージがある。「露」には「濡れてほす山路の菊の露の間にいつか千歳を我は経にけむ」(古今集秋下・素性法師)「侘びわたる我が身は露と同じくは君が垣根の草に消えなむ」(後撰集恋一)等のはかない寿命というイメージがある。また「草」と「露」と「おく」は縁語。少女の将来が不安で死ぬに死ねないの意。<BR>⏎
<P>⏎
【初草の生ひ行く末も知らぬまにいかでか露の消えむとすらむ】-女房の返歌。「若草」を「初草」と変え、「生ふ」「露」「消ゆ」の語を受けて応じる。「初草」は姫君を、「露」は尼君を喩える。ともに歌語。「初草のなどめづらしき言の葉ぞうらなく物を思ひけるかな」(伊勢物語・四十九段)、若い女性の意。連語「いかでか」(副詞「いかで」+係助詞「か」)--サ変「す」終止形+推量の助動詞「らむ」連体形、原因推量の意。反語表現。長生きあそばしませ、の意。<BR>⏎
<P>⏎
223-224【生ひ立たむありかも知らぬ若草を--おくらす露ぞ消えむそらなき】-尼君の歌。「若草」は少女を、「露」は自分をそれぞれ喩える。それぞれ歌語。「若草」には「若草の新手枕をまきそめて夜をや隔てむ憎くあらなくに」(万葉集巻十)「うら若みねよげに見ゆる若草を人の結ばむことをしぞ思ふ」(伊勢物語・四十九段)等の若い女性、乙女のイメージがある。「露」には「濡れてほす山路の菊の露の間にいつか千歳を我は経にけむ」(古今集秋下・素性法師)「侘びわたる我が身は露と同じくは君が垣根の草に消えなむ」(後撰集恋一)等のはかない寿命というイメージがある。また「草」と「露」と「おく」は縁語。少女の将来が不安で死ぬに死ねないの意。<BR>⏎
【初草の生ひ行く末も知らぬまに--いかでか露の消えむとすらむ】-女房の返歌。「若草」を「初草」と変え、「生ふ」「露」「消ゆ」の語を受けて応じる。「初草」は姫君を、「露」は尼君を喩える。ともに歌語。「初草のなどめづらしき言の葉ぞうらなく物を思ひけるかな」(伊勢物語・四十九段)、若い女性の意。連語「いかでか」(副詞「いかで」+係助詞「か」)--サ変「す」終止形+推量の助動詞「らむ」連体形、原因推量の意。反語表現。長生きあそばしませ、の意。<BR>⏎
d1293<P>⏎
d1296<P>⏎
d1300<P>⏎
d1302<P>⏎
note05303 <A NAME="in14">[第四段 若紫の君の素性を聞く]</A><BR>235 
d1304<P>⏎
d1311<P>⏎
d1314<P>⏎
d1323<P>⏎
d1330<P>⏎
d1338<P>⏎
d1344<P>⏎
d1351<P>⏎
d1355<P>⏎
d1363<P>⏎
d1366<P>⏎
d1373<P>⏎
cd2:1377-378【人のほども-以下「うち語らひて心のままに教へ生ほし立てて見ばや」まで、源氏の心内。マ上一「見」未然形+終助詞「ばや」願望を表す。地の文が自然と心中文に移っていく。<BR>⏎
<P>⏎
297【人のほども-以下「うち語らひて心のままに教へ生ほし立てて見ばや」まで、源氏の心内。マ上一「見」未然形+終助詞「ばや」願望を表す。地の文が自然と心中文に移っていく。<BR>⏎
d1380<P>⏎
d1384<P>⏎
d1386<P>⏎
c1388【聞こえたまひてむや】-あなたから尼君。「聞こえ」は「言ふ」の謙譲語。尊敬の補助動詞「たまひ」連用形、完了の助動詞「て」未然形、確述の意、推量の助動詞「む」終止形、勧誘の意、係助詞「や」疑問の意。お話し申し上げてくださいませんか。<BR>⏎
304【聞こえたまひてむや】-僧都に尼君への伝言を依頼する。「聞こえ」は「言ふ」の謙譲語。尊敬の補助動詞「たまひ」連用形、完了の助動詞「て」未然形、確述の意、推量の助動詞「む」終止形、勧誘の意、係助詞「や」疑問の意。あなたから尼君にお話し申し上げてくださいませんか。<BR>⏎
d1390【聞こえたまひてむや】-僧都に尼君への伝言を依頼する。<BR>⏎
d1393<P>⏎
d1400<P>⏎
d1403<P>⏎
d1407<P>⏎
cd2:1409-410【雨すこしうちそそき】-時は弥生の晦、月のないころ、しかも雨が降り出した夜。外は漆黒の闇。外の滝の音に混じって室内のかすかな物音が源氏の耳に入ってくる。<BR>⏎
【そそき】-清音。『岩波古語辞典』に「江戸時代初期頃からソソギと濁音化した」という。<BR>⏎
320【雨すこしうちそそき】-時は弥生の晦、月のないころ、しかも雨が降り出した夜。外は漆黒の闇。外の滝の音に混じって室内のかすかな物音が源氏の耳に入ってくる。<BR>【そそき】-清音。『岩波古語辞典』に「江戸時代初期頃からソソギと濁音化した」という。<BR>⏎
d1423<P>⏎
d1425<P>⏎
d1429<P>⏎
d1431<P>⏎
d1434<P>⏎
cd2:1435-436【初草の若葉の上を見つるより旅寝の袖も露ぞ乾かぬ】-源氏の贈歌。「初草の若葉の上」は少女の身の上、後の紫の上をさす。「旅寝の袖」は自分を喩える。「初草」「若」「露」は、先の尼君と女房の贈答歌の語句を引用したもの。「つゆ」は「露」と副詞「つゆ」、打消の助動詞「ぬ」連体形と呼応して、まったく--ない、の意の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
340【初草の若葉の上を見つるより--旅寝の袖も露ぞ乾かぬ】-源氏の贈歌。「初草の若葉の上」は少女の身の上、後の紫の上をさす。「旅寝の袖」は自分を喩える。「初草」「若」「露」は、先の尼君と女房の贈答歌の語句を引用したもの。「つゆ」は「露」と副詞「つゆ」、打消の助動詞「ぬ」連体形と呼応して、まったく--ない、の意の掛詞。<BR>⏎
d1438<P>⏎
d1442<P>⏎
d1445<P>⏎
d1447<P>⏎
d1451<P>⏎
cd2:1452-453【枕結ふ今宵ばかりの露けさを深山の苔に比べざらなむ】-尼君の返歌。「枕結ふ」は源氏の旅寝をさし、「深山の苔」は自分をさしていう。源氏の上句の恋の心を無視し、下句の「露」だけを受けて応える。打消の助動詞「ざら」未然形+終助詞「なむ」相手に対する願望。あなたの今夜だけの寂しさとわたしどもの寂しさを同じようにお考えにならないで下さい。『花鳥余情』は「奥山の苔の衣に比べ見よいづれか露の置きはまさると」(多武峯少将物語)を指摘し、『古典セレクション』でも引歌として指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
351【枕結ふ今宵ばかりの露けさを--深山の苔に比べざらなむ】-尼君の返歌。「枕結ふ」は源氏の旅寝をさし、「深山の苔」は自分をさしていう。源氏の上句の恋の心を無視し、下句の「露」だけを受けて応える。打消の助動詞「ざら」未然形+終助詞「なむ」相手に対する願望。あなたの今夜だけの寂しさとわたしどもの寂しさを同じようにお考えにならないで下さい。『花鳥余情』は「奥山の苔の衣に比べ見よいづれか露の置きはまさると」(多武峯少将物語)を指摘し、『古典セレクション』でも引歌として指摘する。<BR>⏎
d1455<P>⏎
d1458<P>⏎
d1462<P>⏎
d1464<P>⏎
d1468<P>⏎
d1470<P>⏎
d1475<P>⏎
d1480<P>⏎
d1484<P>⏎
d1494<P>⏎
d1497【はべりがたげなれば】-大島本「侍りかたけなれハ」とある。御物本は「侍かたな〔な-補入〕けれは」、横山本、榊原家本、池田本、三条西家本は書陵部本は「侍りかたけれは」。肖柏本が大島本と同文。『集成』『新大系』は底本のまま。『古典セレクション』は「はべりがたければ」と本文を改める。<BR>⏎
c1499【御覧じ許さるる方もはべりがたげなれば】-「御覧じ」の主体は源氏。受身の助動詞「るる」連体形。断定の助動詞「なれ」已然形+接続助詞「ば」順接の確定条件を表す。あなた様から大目に見てもらえるところもございませんようなので。<BR>⏎
386【御覧じ許さるる方もはべりがたげなれば】-「御覧じ」の主体は源氏。受身の助動詞「るる」連体形。断定の助動詞「なれ」已然形+接続助詞「ば」順接の確定条件を表す。あなた様から大目に見てもらえるところもございませんようなので。<BR>【はべりがたげなれば】-大島本「侍りかたけなれハ」とある。御物本は「侍かたな〔な-補入〕けれは」、横山本、榊原家本、池田本、三条西家本は書陵部本は「侍りかたけれは」。肖柏本が大島本と同文。『集成』『新大系』は底本のまま。『古典セレクション』は「はべりがたければ」と本文を改める。<BR>
d1501<P>⏎
d1505<P>⏎
d1507<P>⏎
d1510<P>⏎
d1513<P>⏎
cd5:3514-518【吹きまよふ深山おろしに夢さめて涙もよほす滝の音かな】-源氏の歌。「深山」は前の尼君の「深山の苔」とあったのを踏まえる。迷いの夢から覚める気持ちがする。『古典セレクション』は「「夢」に、煩悩の意をも含める。暁方の懺法の声をのせた音響に、紫の上への執心の浄化される思いを詠んだ歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【さしぐみに袖ぬらしける山水に澄める心は騒ぎやはする】-僧都の返歌。「さしぐみ」は不意にの意と、涙が「さし汲み」の意を響かせる。「すめる」は「住める」と「澄める」の両意を掛ける。「汲み」「濡らし」「山水」「澄める」は縁語。連語「やは」(係助詞「や」+係助詞「は」)反語、サ変「する」連体形、係結びの法則。『異本紫明抄』は「古の野中の清水見るからにさしぐむものは涙なりけり」(後撰集 恋四 八一四 読人しらず)を指摘するが、『完訳』は「昔より山水にこそ袖ひづれ君がぬるらむ露はものかは」(多武峯少将物語)を引歌として指摘する。<BR>⏎
【耳馴れはべりにけや】-僧都の歌に添えた詞。丁寧の補助動詞「はべり」連用形、完了の助動詞「ける」連体形、間投助詞「や」詠嘆の意。<BR>⏎
<P>⏎
396-398【吹きまよふ深山おろしに夢さめて--涙もよほす滝の音かな】-源氏の歌。「深山」は前の尼君の「深山の苔」とあったのを踏まえる。迷いの夢から覚める気持ちがする。『古典セレクション』は「「夢」に、煩悩の意をも含める。暁方の懺法の声をのせた音響に、紫の上への執心の浄化される思いを詠んだ歌」と注す。<BR>⏎
【さしぐみに袖ぬらしける山水に--澄める心は騒ぎやはする】-僧都の返歌。「さしぐみ」は不意にの意と、涙が「さし汲み」の意を響かせる。「すめる」は「住める」と「澄める」の両意を掛ける。「汲み」「濡らし」「山水」「澄める」は縁語。連語「やは」(係助詞「や」+係助詞「は」)反語、サ変「する」連体形、係結びの法則。『異本紫明抄』は「古の野中の清水見るからにさしぐむものは涙なりけり」(後撰集 恋四 八一四 読人しらず)を指摘するが、『完訳』は「昔より山水にこそ袖ひづれ君がぬるらむ露はものかは」(多武峯少将物語)を引歌として指摘する。<BR>⏎
【耳馴れはべりにけや】-僧都の歌に添えた詞。丁寧の補助動詞「はべり」連用形、完了の助動詞「ける」連体形、間投助詞「や」詠嘆の意。<BR>⏎
note05519 <A NAME="in15">[第五段 翌日、迎えの人々と共に帰京]</A><BR>399 
d1520<P>⏎
d1526<P>⏎
d1529<P>⏎
d1532<P>⏎
cd2:1534-535【なかなかにも思ひたまへるかな】-『集成』は「かえって執心が残りそうにおもわれることでございます」と解し、『完訳』は「なまじ源氏と会ったために、かえって別れがたくつらい気持」と注し、「かえってお名残り惜しゅう存ぜられるしだいでございます」と解す。「たまへ」(下二段、謙譲の補助動詞)「らる」(自発の助動詞)「べき」(推量の助動詞)「かな」(詠嘆の終助詞)。<BR>⏎
<P>⏎
410【なかなかにも思ひたまへべきかな】-『集成』は「かえって執心が残りそうにおもわれることでございます」と解し、『完訳』は「なまじ源氏と会ったために、かえって別れがたくつらい気持」と注し、「かえってお名残り惜しゅう存ぜられるしだいでございます」と解す。「たまへ」(下二段、謙譲の補助動詞)「らる」(自発の助動詞)「べき」(推量の助動詞)「かな」(詠嘆の終助詞)。<BR>⏎
d1537<P>⏎
d1543<P>⏎
cd2:1544-545【宮人に行きて語らむ山桜風よりさきに来ても見るべく】-源氏の贈歌。当山の桜の美しさを讃えて、もう一度訪れたいという当地を讃える挨拶の歌。<BR>⏎
<P>⏎
417【宮人に行きて語らむ山桜--風よりさきに来ても見るべく】-源氏の贈歌。当山の桜の美しさを讃えて、もう一度訪れたいという当地を讃える挨拶の歌。<BR>⏎
d1548<P>⏎
cd2:1549-550【優曇華の花待ち得たる心地して深山桜に目こそ移らね】-僧都の唱和歌。源氏の和歌中より「山桜」の語句を用いて返す。いえ、あなたさまは山桜ではなく優曇華の花のように美しいという挨拶の歌。係助詞「こそ」、打消の助動詞「ね」已然形、係結びの法則。強調のニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
420【優曇華の花待ち得たる心地して--深山桜に目こそ移らね】-僧都の唱和歌。源氏の和歌中より「山桜」の語句を用いて返す。いえ、あなたさまは山桜ではなく優曇華の花のように美しいという挨拶の歌。係助詞「こそ」、打消の助動詞「ね」已然形、係結びの法則。強調のニュアンス。<BR>⏎
d1553<P>⏎
d1555<P>⏎
cd2:1556-557【奥山の松のとぼそをまれに開けてまだ見ぬ花の顔を見るかな】-聖の唱和歌。源氏の和歌中の言葉「山」「見る」、僧都の和歌中の言葉「花」を引用して詠む。聖も僧都同様に源氏を讃美する。<BR>⏎
<P>⏎
424【奥山の松のとぼそをまれに開けて--まだ見ぬ花の顔を見るかな】-聖の唱和歌。源氏の和歌中の言葉「山」「見る」、僧都の和歌中の言葉「花」を引用して詠む。聖も僧都同様に源氏を讃美する。<BR>⏎
d1562<P>⏎
d1566<P>⏎
d1569<P>⏎
d1574<P>⏎
d1576<P>⏎
cd2:1577-578【夕まぐれほのかに花の色を見て今朝は霞の立ちぞわづらふ】-源氏の贈歌。「黄昏 ユフマクレ」(名義抄)「ユウマグレ [Yumagure] 夕暮れと着あるいは夜の初め」(日葡辞書)「花の色」は少女を喩える。「霞」「立ち」は縁語。「立ちぞわづらふ」は「霞立つ」を響かす。<BR>⏎
<P>⏎
439【夕まぐれほのかに花の色を見て--今朝は霞の立ちぞわづらふ】-源氏の贈歌。「黄昏 ユフマクレ」(名義抄)「ユウマグレ [Yumagure] 夕暮れと着あるいは夜の初め」(日葡辞書)「花の色」は少女を喩える。「霞」「立ち」は縁語。「立ちぞわづらふ」は「霞立つ」を響かす。<BR>⏎
d1580<P>⏎
cd2:1581-582【まことにや花のあたりは立ち憂きと霞むる空の気色をも見む】-尼君の返歌。「花」「霞」「立つ」の語句を用いて返す。「花」に孫娘を、「霞むる空」に源氏を喩える。なお下二段「霞むる」連体形の用例は中古では珍しい。下二段の「かすむ」は「掠むる」なので(「帚木」に用例がある)、源氏が少女を奪おうとする、の意が響かされている。源氏の真意を確かめたいという返歌。<BR>⏎
<P>⏎
441【まことにや花のあたりは立ち憂きと--霞むる空の気色をも見む】-尼君の返歌。「花」「霞」「立つ」の語句を用いて返す。「花」に孫娘を、「霞むる空」に源氏を喩える。なお下二段「霞むる」連体形の用例は中古では珍しい。下二段の「かすむ」は「掠むる」なので(「帚木」に用例がある)、源氏が少女を奪おうとする、の意が響かされている。源氏の真意を確かめたいという返歌。<BR>⏎
d1585<P>⏎
d1589<P>⏎
d1595<P>⏎
cd2:1600-601【たぐひなくゆゆしき御ありさまに】-この世にまたとなく不吉なまでに美しいお姿なのでの意。<BR>⏎
<P>⏎
456【たぐひなくゆゆしき御ありさまに】-この世にまたとなく不吉なまでに美しいお姿なのでの意。<BR>⏎
d1604<P>⏎
d1606<P>⏎
d1608<P>⏎
d1612<P>⏎
d1615<P>⏎
d1619<P>⏎
d1621<P>⏎
d1623<P>⏎
d1626<P>⏎
d1628<P>⏎
note05629 <A NAME="in16">[第六段 内裏と左大臣邸に参る]</A><BR>474 
d1630<P>⏎
d1635<P>⏎
d1641<P>⏎
d1643<P>⏎
d1652<P>⏎
d1657<P>⏎
d1660<P>⏎
d1673<P>⏎
d1679<P>⏎
d1681<P>⏎
d1683<P>⏎
d1691<P>⏎
c1692こえわづらひたまひてうち嘆きて臥したまへるも】-主語は源氏。『集成』は「〔源氏は〕誘いあぐねなさって」「よこになられたが」と解すが、『古典セレクション』は「「聞こえ…臥したまへるも」は、葵の上の動作と解す」と注し、「申し上げる言葉もさがしあぐねられて、ため息をついて横におなりになるが」と訳す。<BR>⏎
525こえわづらひたまひてうち嘆きて臥したまへるも】-主語は源氏。『集成』は「〔源氏は〕誘いあぐねなさって」「よこになられたが」と解すが、『古典セレクション』は「「聞こえ…臥したまへるも」は、葵の上の動作と解す」と注し、「申し上げる言葉もさがしあぐねられて、ため息をついて横におなりになるが」と訳す。<BR>⏎
d1695<P>⏎
d1696【この】-横山本、榊原家本、池田本、三条西家本は「かの」とある。御物本と肖柏本、書陵部本が大島本と同文。河内本は「かの」とある。<BR>⏎
c1697【この若草の】-『集成』は「以下、源氏の心中」と解す。「この若草」という呼び方は源氏の心中に即したような表現。『完訳』は「似げないほど」以下「ひとつ后腹なればにや」までを源氏の心中と解す。<BR>⏎
528【この若草の】-『集成』は「以下、源氏の心中」と解す。「この若草」という呼び方は源氏の心中に即したような表現。『完訳』は「似げないほど」以下「ひとつ后腹なればにや」までを源氏の心中と解す。【この】-横山本、榊原家本、池田本、三条西家本は「かの」とある。御物本と肖柏本、書陵部本が大島本と同文。河内本は「かの」とある。<BR>⏎
d1704<P>⏎
note05705 <A NAME="in17">[第七段 北山へ手紙を贈る]</A><BR>535 
d1706<P>⏎
d1710<P>⏎
d1717<P>⏎
d1719<P>⏎
cd2:1720-721【面影は身をも離れず山桜心の限りとめて来しかど】-源氏の贈歌。「面影」は少女の面影、「山桜」に喩える。「とめて」は「止めて」の意。大島本は仮名表記「こしかと」。カ変「来(こ)」未然形+過去の助動詞「しか」已然形+接続助詞「ど」逆接。過去の助動詞「き」は本来連用形に続くが、カ変「来」の場合、「し」連体形及び「しか」已然形は「こし」「こしか」、「きし」「きしか」と、未然形「こ」と連用形「き」の両方に続く。中世になると「こし」「こしか」が普通となる。<BR>⏎
<P>⏎
546【面影は身をも離れず山桜--心の限りとめて来しかど】-源氏の贈歌。「面影」は少女の面影、「山桜」に喩える。「とめて」は「止めて」の意。大島本は仮名表記「こしかと」。カ変「来(こ)」未然形+過去の助動詞「しか」已然形+接続助詞「ど」逆接。過去の助動詞「き」は本来連用形に続くが、カ変「来」の場合、「し」連体形及び「しか」已然形は「こし」「こしか」、「きし」「きしか」と、未然形「こ」と連用形「き」の両方に続く。中世になると「こし」「こしか」が普通となる。<BR>⏎
d1723<P>⏎
d1725<P>⏎
d1727<P>⏎
d1734<P>⏎
cd3:2735-737【嵐吹く尾の上の桜散らぬ間を心とめけるほどのはかなさ】-尼君の返歌。源氏の歌に添えた「夜の間の風」を「嵐吹く」と受け、また「山桜」を「尾の上の桜」と受けて応える。束の間の心寄せではないかとして切り返す。<BR>⏎
【いとどうしろめたう】-歌に添えた言葉。源氏が気掛かりに思う以上にこちらは一層心配だ、の意。形容詞「うしろめたう」連用形、ウ音便形。連用中止法。言い切らない余意余情表現。<BR>⏎
<P>⏎
556-557【嵐吹く尾の上の桜散らぬ間を--心とめけるほどのはかなさ】-尼君の返歌。源氏の歌に添えた「夜の間の風」を「嵐吹く」と受け、また「山桜」を「尾の上の桜」と受けて応える。束の間の心寄せではないかとして切り返す。<BR>⏎
【いとどうしろめたうとあり】-【いとどうしろめたう】-歌に添えた言葉。源氏が気掛かりに思う以上にこちらは一層心配だ、の意。形容詞「うしろめたう」連用形、ウ音便形。連用中止法。言い切らない余意余情表現。<BR>⏎
d1740<P>⏎
d1745<P>⏎
d1751<P>⏎
d1754<P>⏎
cd4:2755-758【あさか山浅くも人を思はぬになど山の井のかけ離るらむ】-源氏の贈歌。『紫明抄』は「浅香山影さへ見ゆる山の井の浅き心を我が思はなくに」(古今集仮名序)を指摘。尼君の「難波津」に寄せて、和歌の手習い歌である「浅香山」の歌を踏まえた歌を贈った。「かけ離る」は「影離る」との掛詞。当時は濁音表記がないので文字表記だけから見れば共に「かけはなれ」となる。<BR>⏎
<P>⏎
【汲み初めてくやしと聞きし山の井の浅きながらや影を見るべき】-尼君の返歌。『異本紫明抄』は「悔しくぞ汲みそめてける浅ければ袖のみ濡るる山の井の水」(古今六帖二 山の井)を指摘。係助詞「や」、推量の助動詞「べき」連体形、係結びの法則。反語表現。「影」は孫娘をさす。孫娘をお見せすることができましょうか、いえできませんの意。<BR>⏎
<P>⏎
571-572【あさか山浅くも人を思はぬに--など山の井のかけ離るらむ】-源氏の贈歌。『紫明抄』は「浅香山影さへ見ゆる山の井の浅き心を我が思はなくに」(古今集仮名序)を指摘。尼君の「難波津」に寄せて、和歌の手習い歌である「浅香山」の歌を踏まえた歌を贈った。「かけ離る」は「影離る」との掛詞。当時は濁音表記がないので文字表記だけから見れば共に「かけはなれ」となる。<BR>⏎
【汲み初めてくやしと聞きし山の井の--浅きながらや影を見るべき】-尼君の返歌。『異本紫明抄』は「悔しくぞ汲みそめてける浅ければ袖のみ濡るる山の井の水」(古今六帖二 山の井)を指摘。係助詞「や」、推量の助動詞「べき」連体形、係結びの法則。反語表現。「影」は孫娘をさす。孫娘をお見せすることができましょうか、いえできませんの意。<BR>⏎
d1763<P>⏎
note05764 <H4>第二章 藤壷の物語 夏の密通と妊娠の苦悩物語</H4>577 
note05765 <A NAME="in21">[第一段 夏四月の短夜の密通事件]</A><BR>578 
d1766<P>⏎
d1773<P>⏎
d1791<P>⏎
cd2:1792-793【見てもまた逢ふ夜まれなる夢のうちにやがて紛るる我が身ともがな】-源氏の贈歌。夢が実現する意味の「合ふ世」と男女の「逢ふ世」の掛詞。「見る」「あふ」「夢」は縁語。夢の中にこのまま紛れ込んでしまいたいの意。「夢」の贈答歌について、『完訳』は「『伊勢物語』六十九段の投影」と指摘する。小野小町の「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを」(古今集 恋歌二 五五二)歌他の「夢」と「現」の文学伝統が通底している。連語「ともがな」(格助詞「と」+終助詞「もがな」)願望を表す。<BR>⏎
<P>⏎
602【見てもまた逢ふ夜まれなる夢のうちに--やがて紛るる我が身ともがな】-源氏の贈歌。夢が実現する意味の「合ふ世」と男女の「逢ふ世」の掛詞。「見る」「あふ」「夢」は縁語。夢の中にこのまま紛れ込んでしまいたいの意。「夢」の贈答歌について、『完訳』は「『伊勢物語』六十九段の投影」と指摘する。小野小町の「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを」(古今集 恋歌二 五五二)歌他の「夢」と「現」の文学伝統が通底している。連語「ともがな」(格助詞「と」+終助詞「もがな」)願望を表す。<BR>⏎
d1796<P>⏎
cd2:1797-798【世語りに人や伝へむたぐひなく憂き身を覚めぬ夢になしても】-藤壺の返歌。源氏の「夢」「身」の語句を用いて返す。『新大系』「藤壺の返しは世間の目への恐れを全面に立てつつも、歌の贈答を成立させることによって深くも源氏の無謀な恋情を受け入れている」と注す。係助詞「や」、推量の助動詞「む」連体形、係結びの法則。<BR>⏎
<P>⏎
605【世語りに人や伝へむたぐひなく--憂き身を覚めぬ夢になしても】-藤壺の返歌。源氏の「夢」「身」の語句を用いて返す。『新大系』「藤壺の返しは世間の目への恐れを全面に立てつつも、歌の贈答を成立させることによって深くも源氏の無謀な恋情を受け入れている」と注す。係助詞「や」、推量の助動詞「む」連体形、係結びの法則。<BR>⏎
d1801<P>⏎
d1809<P>⏎
note05810 <A NAME="in22">[第二段 妊娠三月となる]</A><BR>615 
d1811<P>⏎
d1814<P>⏎
d1817<P>⏎
d1824<P>⏎
d1828<P>⏎
d1835<P>⏎
d1841<P>⏎
d1843<P>⏎
d1845<P>⏎
d1849<P>⏎
d1854<P>⏎
note05855 <A NAME="in23">[第三段 初秋七月に藤壺宮中に戻る]</A><BR>649 
d1856<P>⏎
d1861<P>⏎
d1866<P>⏎
note05867 <H4>第三章 紫上の物語(2) 若紫の君、源氏の二条院邸に盗み出される物語</H4>658 
note05868 <A NAME="in31">[第一段 紫の君、六条京極の邸に戻る]</A><BR>659 
d1869<P>⏎
d1874<P>⏎
d1882<P>⏎
cd2:1883-884【故按察使大納言の家にはべりて】-以下「となむ申してはべりし」まで、惟光の詞。<BR>⏎
【はべりて】-御物本、横山本、榊原家本、池田本、三条西家本、書陵部本は「侍り一日」とある。肖柏本は「侍る」とある。河内本は「はへる一日」とある。『集成』『古典セレクション』は「はべり。一日」と本文を改める。『新大系』は大島本のまま「侍りて」とする。<BR>⏎
671【故按察使大納言の家にはべりて】-以下「となむ申してはべりし」まで、惟光の詞。<BR>【はべりて】-御物本、横山本、榊原家本、池田本、三条西家本、書陵部本は「侍り一日」とある。肖柏本は「侍る」とある。河内本は「はへる一日」とある。『集成』『古典セレクション』は「はべり。一日」と本文を改める。『新大系』は大島本のまま「侍りて」とする。<BR>⏎
c1886とぶらひてはべりしかば】-丁寧の補助動詞「はべり」連用形、過去の助動詞「しか」已然形+接続助詞「ば」順接の確定条件を表す。ある事態を契機として、たまたま以下の事態が起きたことに気付いたことを表す。--したところ。<BR>⏎
673【はべりしかば】-丁寧の補助動詞「はべり」連用形、過去の助動詞「しか」已然形+接続助詞「ば」順接の確定条件を表す。ある事態を契機として、たまたま以下の事態が起きたことに気付いたことを表す。--したところ。<BR>⏎
d1889<P>⏎
d1893<P>⏎
cd2:1895-896【わざとか立ち寄りたまへること】-間接話法であろう。わざわざとは、虚偽である。<BR>⏎
<P>⏎
680【わざとか立ち寄りたまへること】-間接話法であろう。わざわざとは、虚偽である。<BR>⏎
d1898<P>⏎
d1901<P>⏎
d1903<P>⏎
d1907<P>⏎
d1909<P>⏎
d1914<P>⏎
d1922<P>⏎
d1924<P>⏎
d1929<P>⏎
d1934<P>⏎
d1937<P>⏎
d1940<P>⏎
d1946<P>⏎
d1949<P>⏎
cd2:1950-951【いさ見しかば】-以下「のたまひしかばぞかし」まで、紫の君の詞。僧都の言葉に「この世に、ののしりたまふ光る源氏、かかるついでに見たてまつりたまはむや。世を捨てたる法師の心地にも、いみじう世の憂へ忘れ、齢延ぶる人の御ありさまなり」(第一章三段)とあった。尼君も同じようなことを言ったのだろう。感動詞「いさ」、ここは相手の発言に賛成しがたく、軽く否定した返答の言葉。<BR>⏎
【見しかば心地の悪しさなぐさみき】-マ上一「見」連用形、過去の助動詞「しか」已然形+接続助詞「ば」順接の確定条件を表す。見たのでの意。『今泉忠義訳』『古典セレクション』等「見たら」と訳すが、仮定条件ではない。過去の助動詞「き」終止形、自己の体験。<BR>⏎
720【いさ見しかば心地の悪しさなぐさみき】-以下「のたまひしかばぞかし」まで、紫の君の詞。僧都の言葉に「この世に、ののしりたまふ光る源氏、かかるついでに見たてまつりたまはむや。世を捨てたる法師の心地にも、いみじう世の憂へ忘れ、齢延ぶる人の御ありさまなり」(第一章三段)とあった。尼君も同じようなことを言ったのだろう。感動詞「いさ」、ここは相手の発言に賛成しがたく、軽く否定した返答の言葉。<BR>【見しかば心地の悪しさなぐさみき】-マ上一「見」連用形、過去の助動詞「しか」已然形+接続助詞「ば」順接の確定条件を表す。見たのでの意。『今泉忠義訳』『古典セレクション』等「見たら」と訳すが、仮定条件ではない。過去の助動詞「き」終止形、自己の体験。<BR>⏎
d1953<P>⏎
d1955<P>⏎
d1958<P>⏎
d1960<P>⏎
c1961【いはけなき鶴の一声聞きしより葦間になづむ舟ぞえならぬ】-源氏の贈歌。「鶴の一声」は紫の上の昨日の声をさす。「たづ」は「つる(鶴)」の歌語。「舟」は源氏を喩える。「え」は副詞「え」と「江」の掛詞。「鶴」「葦間」「舟」「江」は縁語。『奥入』は「みなと入りの葦わけ小舟障り多みわが思ふ人に逢はぬころかな」(拾遺集 恋四 八五三 人麿)を指摘、『集成』も引歌として指摘する。<BR>⏎
726【いはけなき鶴の一声聞きしより--葦間になづむ舟ぞえならぬ】-源氏の贈歌。「鶴の一声」は紫の上の昨日の声をさす。「たづ」は「つる(鶴)」の歌語。「舟」は源氏を喩える。「え」は副詞「え」と「江」の掛詞。「鶴」「葦間」「舟」「江」は縁語。『奥入』は「みなと入りの葦わけ小舟障り多みわが思ふ人に逢はぬころかな」(拾遺集 恋四 八五三 人麿)を指摘、『集成』も引歌として指摘する。<BR>⏎
d1963<P>⏎
d1965<P>⏎
d1969<P>⏎
d1976<P>⏎
cd2:1977-978【手に摘みていつしかも見む紫の根にかよひける野辺の若草】-源氏の独詠歌。「紫」は紫草。その根を染料とした。藤壺の宮をさし、「根に通ふ」はその姪に当たることを言い、「若草」は紫の君をさす。『河海抄』は「紫のひともとゆゑに武蔵野の草は見ながらあはれとぞ見る」(古今集 雑歌上 八六七 読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
738【手に摘みていつしかも見む紫の--根にかよひける野辺の若草】-源氏の独詠歌。「紫」は紫草。その根を染料とした。藤壺の宮をさし、「根に通ふ」はその姪に当たることを言い、「若草」は紫の君をさす。『河海抄』は「紫のひともとゆゑに武蔵野の草は見ながらあはれとぞ見る」(古今集 雑歌上 八六七 読人しらず)を指摘。<BR>⏎
note05979 <A NAME="in32">[第二段 尼君死去し寂寥と孤独の日々]</A><BR>739 
d1980<P>⏎
d1983<P>⏎
d1986<P>⏎
d1990<P>⏎
d1993<P>⏎
d11000<P>⏎
d11013<P>⏎
cd2:11015-1016【御心のありさまの】-大島本は「御心のありさまの」とある。その他の青表紙諸本は「御ありさまの」とある。『集成』『古典セレクション』は「御ありさまの」と本文を改める。『新大系』は底本のままとする。「ありさまの」の格助詞「の」動作の対象⏎
を表す。<BR>⏎
768【御心のありさまの】-大島本は「御心のありさまの」とある。その他の青表紙諸本は「御ありさまの」とある。『集成』『古典セレクション』は「御ありさまの」と本文を改める。『新大系』は底本のままとする。「ありさまの」の格助詞「の」動作の対象を表す。<BR>⏎
d11019<P>⏎
c11020【あしわかの浦にみるめはかたくともこは立ちながらかへる波かは】-源氏の贈歌。『奥入』は「あしわかの浦に来寄する白波の知らじな君は我は言ふとも」(古今六帖五 言ひ始む)を指摘。『集成』も引歌として指摘する。「わか」は「葦若」と「和歌の浦」の掛詞。紫の君を譬える。「見る目」と「海松布」の掛詞。「立ち」「帰る」は「波」の縁語。「波」は源氏自身を譬える。「かは」は反語。わたしはこのままでは帰らないの意。<BR>⏎
771【あしわかの浦にみるめはかたくとも--こは立ちながらかへる波かは】-源氏の贈歌。『奥入』は「あしわかの浦に来寄する白波の知らじな君は我は言ふとも」(古今六帖五 言ひ始む)を指摘。『集成』も引歌として指摘する。「わか」は「葦若」と「和歌の浦」の掛詞。紫の君を譬える。「見る目」と「海松布」の掛詞。「立ち」「帰る」は「波」の縁語。「波」は源氏自身を譬える。「かは」は反語。わたしはこのままでは帰らないの意。<BR>⏎
d11022<P>⏎
d11024<P>⏎
c11025【寄る波の心も知らでわかの浦に玉藻なびかむほどぞ浮きたる】-少納言の返歌。「寄る波」に源氏を譬え、「玉藻」に紫の君を喩える。「波」「靡く」「浮く」「藻」は縁語。不安ですと言いながら、やはり従う気持ちを表出する。なお、大島本は「なひかぬ」(否定表現)とある。その他の諸本は「なひかん」とある。打消の助動詞「ぬ」では下の「浮きたる」とつじつまが合わない。『新大系』も「なびかん」と校訂。諸本に従って「なびかむ」と本文を改める。<BR>⏎
774【寄る波の心も知らでわかの浦に--玉藻なびかむほどぞ浮きたる】-少納言の返歌。「寄る波」に源氏を譬え、「玉藻」に紫の君を喩える。「波」「靡く」「浮く」「藻」は縁語。不安ですと言いながら、やはり従う気持ちを表出する。なお、大島本は「なひかぬ」(否定表現)とある。その他の諸本は「なひかん」とある。打消の助動詞「ぬ」では下の「浮きたる」とつじつまが合わない。『新大系』も「なびかん」と校訂。諸本に従って「なびかむ」と本文を改める。<BR>⏎
d11027<P>⏎
d11030<P>⏎
d11032<P>⏎
d11035<P>⏎
d11038<P>⏎
d11040<P>⏎
d11042<P>⏎
d11045<P>⏎
d11047<P>⏎
d11050<P>⏎
d11053<P>⏎
d11061<P>⏎
d11063<P>⏎
d11067<P>⏎
d11071<P>⏎
d11075<P>⏎
d11077<P>⏎
d11079<P>⏎
d11081<P>⏎
d11085<P>⏎
d11089<P>⏎
d11094<P>⏎
d11096<P>⏎
d11099<P>⏎
d11101<P>⏎
d11104<P>⏎
d11107<P>⏎
d11111<P>⏎
d11115<P>⏎
d11118<P>⏎
d11120<P>⏎
d11124<P>⏎
cd2:11125-1126【朝ぼらけ霧立つ空のまよひにも行き過ぎがたき妹が門かな】-源氏の贈歌。素通りしにくいあなたの家の前だ、ちょっと寄らせてくださいの意。『細流抄』は「妹(いも)が門(かど) 夫(せな)が門 行き過ぎかねて や 我が行かば 肱笠(ひぢがさ)の 肱笠の 雨もや降らなむ しでたをさ 雨やどり 笠やどり 宿りてまからむ しでたをさ」(催馬楽、妹が門)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
842【朝ぼらけ霧立つ空のまよひにも--行き過ぎがたき妹が門かな】-源氏の贈歌。素通りしにくいあなたの家の前だ、ちょっと寄らせてくださいの意。『細流抄』は「妹(いも)が門(かど) 夫(せな)が門 行き過ぎかねて や 我が行かば 肱笠(ひぢがさ)の 肱笠の 雨もや降らなむ しでたをさ 雨やどり 笠やどり 宿りてまからむ しでたをさ」(催馬楽、妹が門)を指摘。<BR>⏎
d11128<P>⏎
cd2:11129-1130【立ちとまり霧のまがきの過ぎうくは草のとざしにさはりしもせじ】-女の返歌。『新大系』は『立ち止まって、霧がとざす垣根が通り過ぎにくいというぐらいなら、草が覆う門に邪魔されはするまい。はいろうと思うならはいれるではないか、はいるつもりがないくせに、と言い返す女歌」と注す。「草のとざし」は歌語。「秋の夜の草のとざしのわびしきは明くれどあけぬものにぞありける」(後撰集 恋四 九〇〇 兼輔朝臣)「言ふからに辛さぞまさる秋の夜の草のとざしに障るべしやは」(同 九〇一 読人しらず)の贈答歌による。<BR>⏎
<P>⏎
844【立ちとまり霧のまがきの過ぎうくは--草のとざしにさはりしもせじ】-女の返歌。『新大系』は『立ち止まって、霧がとざす垣根が通り過ぎにくいというぐらいなら、草が覆う門に邪魔されはするまい。はいろうと思うならはいれるではないか、はいるつもりがないくせに、と言い返す女歌」と注す。「草のとざし」は歌語。「秋の夜の草のとざしのわびしきは明くれどあけぬものにぞありける」(後撰集 恋四 九〇〇 兼輔朝臣)「言ふからに辛さぞまさる秋の夜の草のとざしに障るべしやは」(同 九〇一 読人しらず)の贈答歌による。<BR>⏎
d11132<P>⏎
d11136<P>⏎
d11142<P>⏎
d11149<P>⏎
d11154<P>⏎
d11160<P>⏎
d11164<P>⏎
d11166<P>⏎
d11169<P>⏎
d11172<P>⏎
d11175<P>⏎
d11178<P>⏎
d11182<P>⏎
d11184<P>⏎
d11188<P>⏎
d11193<P>⏎
cd2:11194-1195【それをば何とも思したらぬぞあさましや】-「それ」は少納言の乳母の忠告をさす。語り手の紫の君に対する評言。『湖月抄』は「紫のさまを草子地に云也」と注す。『完訳』も「語り手の評」と注す。『集成』は「張り合いのないことである」と解す。<BR>⏎
<P>⏎
892【それをば何とも思したらぬぞあさましや】-「それ」は少納言の乳母の忠告をさす。語り手の紫の君に対する評言。『湖月抄』は「紫のさまを草子地に云也」と注す。『完訳』も「語り手の評」と注す。『集成』は「張り合いのないことである」と解す。<BR>⏎
d11197<P>⏎
d11205<P>⏎
d11209<P>⏎
d11216<P>⏎
d11219<P>⏎
d11225<P>⏎
d11228<P>⏎
note051229 <A NAME="in33">[第三段 源氏、紫の君を盗み取る]</A><BR>919 
d11230<P>⏎
d11236<P>⏎
d11241<P>⏎
d11244<P>⏎
d11251<P>⏎
d11253<P>⏎
d11260<P>⏎
d11263<P>⏎
d11269<P>⏎
d11272<P>⏎
d11275<P>⏎
d11278<P>⏎
d11282<P>⏎
d11285<P>⏎
d11287<P>⏎
d11290<P>⏎
d11292<P>⏎
d11294<P>⏎
d11296<P>⏎
d11298<P>⏎
d11301<P>⏎
d11306<P>⏎
d11308<P>⏎
d11314<P>⏎
d11316<P>⏎
d11319<P>⏎
d11322<P>⏎
d11326<P>⏎
c11329【いかになりてたまふべき】-紫の上が。<BR>⏎
991【いかになりてたまふべき】-紫の上が。<BR>⏎
d11331<P>⏎
d11334<P>⏎
d11337<P>⏎
d11339<P>⏎
d11341<P>⏎
d11343<P>⏎
d11345<P>⏎
d11350<P>⏎
d11354<P>⏎
d11358<P>⏎
cd2:11359-1360【小さき限りことさらに参れ】-源氏の詞。語り手がその要旨を言った間接的な詞であろう。源氏のもとに仕えている女童。<BR>⏎
<P>⏎
1011【小さき限りことさらに参れ】-源氏の詞。語り手がその要旨を言った間接的な詞であろう。源氏のもとに仕えている女童。<BR>⏎
d11363<P>⏎
d11366<P>⏎
d11370<P>⏎
d11376<P>⏎
d11381<P>⏎
cd2:11382-1383【ねは見ねどあはれとぞ思ふ武蔵野の露分けわぶる草のゆかりを】-源氏の贈歌。「ね」は「根」と「寝」の掛詞。「根」「野」「露」「草」は縁語。「露分けわぶる草」は藤壺の意を込めている。<BR>⏎
<P>⏎
1028【ねは見ねどあはれとぞ思ふ武蔵野の--露分けわぶる草のゆかりを】-源氏の贈歌。「ね」は「根」と「寝」の掛詞。「根」「野」「露」「草」は縁語。「露分けわぶる草」は藤壺の意を込めている。<BR>⏎
d11386<P>⏎
d11388<P>⏎
d11391<P>⏎
cd2:11392-1393【かこつべきゆゑを知らねばおぼつかないかなる草のゆかりなるらむ】-紫の上の返歌。わたしには何のことだかわかりませんの意。『新大系』は「書かれて与えられている引歌から「かこつ」「ゆゑ」「知らぬ」という語を受け取って源氏の歌に素直に応じるとともに、女歌らしい切り返しの歌にもなっている。和歌作りの才能が豊であることが知られる」と評す。わたしはいった誰のゆかりの人なのだろう、という疑問は生涯もち続けるだろう。<BR>⏎
<P>⏎
1034【かこつべきゆゑを知らねばおぼつかな--いかなる草のゆかりなるらむ】-紫の上の返歌。わたしには何のことだかわかりませんの意。『新大系』は「書かれて与えられている引歌から「かこつ」「ゆゑ」「知らぬ」という語を受け取って源氏の歌に素直に応じるとともに、女歌らしい切り返しの歌にもなっている。和歌作りの才能が豊であることが知られる」と評す。わたしはいった誰のゆかりの人なのだろう、という疑問は生涯もち続けるだろう。<BR>⏎
d11396<P>⏎
d11398<P>⏎
c11400【しばし人に知らせじ】-前に「しばし人にも口固めて」(第三章三段)とあったのを踏まえる。<BR>⏎
1039【しばし人に知らせじ】-前に「しばし人にも口固めて」(第三章三段)とあったのを踏まえる。<BR>⏎
d11407<P>⏎
d11409<P>⏎
d11412<P>⏎
d11419<P>⏎
d21426-1427
<P>⏎
d11434
i11070
diffsrc/original/note06.htmlsrc/modified/note06.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 4/26/2001(ver.1-1)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 3/28/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 3/28/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d134<P>⏎
d136<P>⏎
d238-39
<P>⏎
d241-42

d156<P>⏎
d158<P>⏎
note0659 <H4>第一章 末摘花の物語</H4>45 
note0660 <A NAME="in11">[第一段 亡き夕顔追慕]</A><BR>46 
d161<P>⏎
d164<P>⏎
d168<P>⏎
d170<P>⏎
d175<P>⏎
note0676 <A NAME="in12">[第二段 故常陸宮の姫君の噂]</A><BR>57 
d177<P>⏎
c180【わかむどほりの兵部大輔なるむすめ】-父親は皇族の血筋をひく兵部大輔という人の娘。<BR>⏎
60【わかむどほりの兵部大輔なる】-父親は皇族の血筋をひく兵部大輔という人の娘。<BR>⏎
d182<P>⏎
d185<P>⏎
d187<P>⏎
d192<P>⏎
c198【このろ】-「今来・比日・今属、コノゴロ」(名義抄)。「奈良時代にはコノコロと清音。平安時代以後コノゴロ」(岩波古語辞典)。『集成』は清音で読んでいる。<BR>⏎
74【このろ】-「今来・比日・今属、コノゴロ」(名義抄)。「奈良時代にはコノコロと清音。平安時代以後コノゴロ」(岩波古語辞典)。『集成』は清音で読んでいる。<BR>⏎
d1101<P>⏎
cd2:1104-105【命婦は継母のあたりは住みもず姫君のあたりをむつびてここには来るなりけり】-命婦は父親に従って継母のもとには住まず、こちらに来るのであったの意。以上から、『集成』は「兵部の大輔は宮家とよほど縁の深い人(末摘花の兄か)と考えられる」と解す。『完訳』は「宮家の縁者らしい。一説には宮の子、末摘花の兄とするが、未詳」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
79【命婦は継母のあたりは住みもつか姫君のあたりをむつびてここには来るなりけり】-命婦は父親に従って継母のもとには住まず、こちらに来るのであったの意。以上から、『集成』は「兵部の大輔は宮家とよほど縁の深い人(末摘花の兄か)と考えられる」と解す。『完訳』は「宮家の縁者らしい。一説には宮の子、末摘花の兄とするが、未詳」と注す。<BR>⏎
note06106 <A NAME="in13">[第三段 新春正月十六日の夜に姫君の琴を聴く]</A><BR>80 
d1107<P>⏎
d1109<P>⏎
d1111<P>⏎
d1117<P>⏎
d1123<P>⏎
d1126<P>⏎
d1129<P>⏎
c1130なにばかり深き手ならねど】-語り手と源氏の価値判断が一体化したような表現である。<BR>⏎
97ばかり深き手ならねど】-語り手と源氏の価値判断が一体化したような表現である。<BR>⏎
d1132<P>⏎
d1137<P>⏎
d1139<P>⏎
d1144<P>⏎
d1146<P>⏎
d1148<P>⏎
d1150<P>⏎
d1152<P>⏎
d1155<P>⏎
d1157<P>⏎
d1159<P>⏎
d1161<P>⏎
d1164<P>⏎
d1166<P>⏎
d1170<P>⏎
d1175<P>⏎
d1178<P>⏎
cd3:2179-181【ふり捨てさせたまる】-以下「いさよひの月」まで、頭中将の詞と和歌。<BR>⏎
【もろともに大内山出でつれど入る方見せぬいさよひの月】-頭中将の贈歌。「大内山」は内裏の意。「山」「月」「入る」は縁語。行く方を晦ました源氏を月に喩えて恨んだ歌。<BR>⏎
<P>⏎
129-130【ふり捨てさせたまる】-以下「いさよひの月」まで、頭中将の詞と和歌。<BR>⏎
【もろともに大内山出でつれど--入る方見せぬいさよひの月】-頭中将の贈歌。「大内山」は内裏の意。「山」「月」「入る」は縁語。行く方を晦ました源氏を月に喩えて恨んだ歌。<BR>⏎
d1185<P>⏎
cd2:1187-188【里わかぬかげをば見れどゆく月のいるさの山を誰れか尋ぬる】-源氏の返歌。贈歌の「入る」「月」の語句を用いて返す。「里」は頭中将の「大内山」(宮中)に対して用いた。「かげ」は月の光の意。自分を月に、山を女の家に喩える。「里わかぬかげ」とはどの女性にも遍く情をかける自分だというユーモアをまじえたのろけを見せる。「いるさ」は「入るさ(時)」と「入佐」の掛詞。また「入佐の山」は但馬国の歌枕。女の家まで後を付ける者がいるかと難じた歌。<BR>⏎
<P>⏎
135【里わかぬかげをば見れどゆく月の--いるさの山を誰れか尋ぬる】-源氏の返歌。贈歌の「入る」「月」の語句を用いて返す。「里」は頭中将の「大内山」(宮中)に対して用いた。「かげ」は月の光の意。自分を月に、山を女の家に喩える。「里わかぬかげ」とはどの女性にも遍く情をかける自分だというユーモアをまじえたのろけを見せる。「いるさ」は「入るさ(時)」と「入佐」の掛詞。また「入佐の山」は但馬国の歌枕。女の家まで後を付ける者がいるかと難じた歌。<BR>⏎
cd2:1193-194【出で来なむと】-大島本「いてきなと」とある。諸本「いてきなむと」とある。『集成』『古典セレクション』は「出で来なむと」と「む」を補訂する。『新大系』も「ん」を補入する。「ん」の無表記化による脱字と判断する。<BR>⏎
<P>⏎
140【出で来なむ」--】-大島本「いてきなと」とある。諸本「いてきなむと」とある。『集成』『古典セレクション』は「出で来なむと」と「む」を補訂する。『新大系』も「ん」を補入する。「ん」の無表記化による脱字と判断する。<BR>⏎
d1197<P>⏎
note06198 <A NAME="in14">[第四段 頭中将とともに左大臣邸へ行く]</A><BR>143 
d1199<P>⏎
d1201<P>⏎
d1209<P>⏎
d1214<P>⏎
d1218<P>⏎
d1220<P>⏎
cd2:1221-222【さればよ言ひ寄りるをや】-源氏の心中。<BR>⏎
<P>⏎
160【さればよ言ひ寄りにけるをや】-源氏の心中。<BR>⏎
d1224<P>⏎
d1229<P>⏎
cd2:1230-231【おぼつかなく】-大島本「おほつかなく」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「おぼつかなう」とウ音便形に改める。『新大系』は底本のまま。以下「らうたかるべきを」まで、源氏の詞。<BR>
【おぼつかなくもて離れたる御けしきなむいと心憂き】-
『集成』は「(私の気持をどう思っているのか)さっぱり事情が分からず、(私の文にも)見向きもなさらぬご様子が、とても情けない。末摘花から反応のないことをいう」と注す。<BR>⏎
166【おぼつかなく、もて離れたる御けしきなむ、いと心憂き】-大島本「おほつかなく」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「おぼつかなう」とウ音便形に改める。『新大系』は底本のまま。以下「らうたかるべきを」まで、源氏の詞。<BR>『集成』は「(私の気持をどう思っているのか)さっぱり事情が分からず、(私の文にも)見向きもなさらぬご様子が、とても情けない。末摘花から反応のないことをいう」と注す。<BR>⏎
d1234<P>⏎
d1238<P>⏎
d1240<P>⏎
note06241 <A NAME="in15">[第五段 秋八月二十日過ぎ常陸宮の姫君と逢う]</A><BR>173 
d1242<P>⏎
d1244<P>⏎
d1246<P>⏎
d1248<P>⏎
d1255<P>⏎
d1263<P>⏎
d1267<P>⏎
d1270<P>⏎
d1276<P>⏎
c2280-281【すこしけ近う】-以下「気をつけばや」まで、命婦の感想。『完訳』は「以下、命婦の評」と注す。これを受【命婦を呼ばせたまふ】-「せ」(使役の助動詞)。源氏が取次の女房をして命婦を呼ばせなさる意。<BR>⏎
<P>⏎
203-204【すこしけ近う】-以下「気をつけばや」まで、命婦の感想。『完訳』は「以下、命婦の評」と注す。<BR>⏎
【命婦を呼ばせたまふ】-「せ」(使役の助動詞)。源氏が取次の女房をして命婦を呼ばせなさる意。<BR>⏎
c1286【みづからことわりも聞こえ知らせむ】-源氏の詞を引用。<BR>⏎
209【みづからことわりも聞こえ知らせむ】-源氏の詞を引用。<BR>⏎
d1288<P>⏎
d1290<P>⏎
d1293<P>⏎
d1296<P>⏎
cd2:1298-299【格子など鎖してありなむ】-「な」(完了の助動詞、確述)「む」(推量の助動詞)、閉めてならいいでしょうの意。末摘花は源氏を格子の向こう側、すなわち、簀子に迎えようと言う。<BR>⏎
<P>⏎
217【格子など鎖してありなむ】-「な」(完了の助動詞、確述)「む」(推量の助動詞)、閉めてならいいでしょうの意。末摘花は源氏を格子の向こう側、すなわち、簀子に迎えようと言う。<BR>⏎
d1301<P>⏎
d1307<P>⏎
d1313<P>⏎
d1318<P>⏎
c1319【いくそたび君がしじまにまけぬらむものな言ひそと言はぬ頼みに】-源氏の姫君への贈歌。「しじま」は法華八講の論議の折、鐘を合図に沈黙することを「しじま」と言ったことにもとづく語。<BR>⏎
233【いくそたび君がしじまにまけぬらむ--ものな言ひそと言はぬ頼みに】-源氏の姫君への贈歌。「しじま」は法華八講の論議の折、鐘を合図に沈黙することを「しじま」と言ったことにもとづく語。<BR>⏎
d1322<P>⏎
d1324<P>⏎
cd2:1325-326【鐘つきてとぢめむことはさすがにて答へまうきぞかつはあやなき】-侍従の代作した返歌。「鐘つきて」とは、源氏が「しじま」と詠み贈ったことに対する連想から。<BR>⏎
<P>⏎
237【鐘つきてとぢめむことはさすがにて--答へまうきぞかつはあやなき】-侍従の代作した返歌。「鐘つきて」とは、源氏が「しじま」と詠み贈ったことに対する連想から。<BR>⏎
cd2:1329-330【言はぬをも言ふにまさると知りながらおしこめたるは苦しかりけり】-源氏の返歌。『源氏物語古注』は「心には下行く水の湧き返り言はで思ふぞ言ふにまされる」(古今六帖五)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
240【言はぬをも言ふにまさると知りながら--おしこめたるは苦しかりけり】-源氏の返歌。『源氏物語古注』は「心には下行く水の湧き返り言はで思ふぞ言ふにまされる」(古今六帖五)を指摘。<BR>⏎
d1334<P>⏎
d1338<P>⏎
c1342【何ごとにつけてかは御心とまらむ】-語り手の挿入句。「かは」は反語の意を表す。姫君のどのようなところに、源氏のお心が惹かれましょうか、何もないの意。『集成』は「語り手の感想」と注す。『完訳』は「源氏の心に即した語り手の推測」と注す。「御心」は源氏の気持ち。<BR>⏎
250【何ごとにつけてかは御心とまらむ】-語り手の挿入句。「かは」は反語の意を表す。姫君のどのようなところに、源氏のお心が惹かれましょうか、何もないの意。『集成』は「語り手の感想」と注す。『完訳』は「源氏の心に即した語り手の推測」と注す。「御心」は源氏の気持ち。<BR>⏎
d1345<P>⏎
d1348<P>⏎
note06349 <A NAME="in16">[第六段 その後、訪問なく秋が過ぎる]</A><BR>255 
d1350<P>⏎
cd2:1353-354【軽からぬ人】-末摘花をさす。故常陸宮の姫君という身分である。<BR>⏎
<P>⏎
258【軽らぬ人】-末摘花をさす。故常陸宮の姫君という身分である。<BR>⏎
d1365<P>⏎
d1372<P>⏎
cd2:1373-374【夕霧の晴るるけしきもまだ見ぬにいぶせさそふる宵の雨かな】-源氏の贈歌。「夕霧の晴るる気色」は末摘花の気持ちを喩える。<BR>⏎
<P>⏎
275【夕霧の晴るるけしきもまだ見ぬに--いぶせさそふる宵の雨かな】-源氏の贈歌。「夕霧の晴るる気色」は末摘花の気持ちを喩える。<BR>⏎
d1380<P>⏎
cd2:1381-382【晴れぬ夜の月待つ里を思ひやれ同じ心に眺めせずとも】-末摘花の返歌。源氏の「晴るる」を踏まえて「晴れぬ夜の」と詠み返す。「月」は源氏を譬え、「里」は自分を喩える。「ながめ」は「眺め」と「長雨」の掛詞。贈答歌の作法にかなった技巧的な和歌である。<BR>⏎
<P>⏎
281【晴れぬ夜の月待つ里を思ひやれ--同じ心に眺めせずとも】-末摘花の返歌。源氏の「晴るる」を踏まえて「晴れぬ夜の」と詠み返す。「月」は源氏を譬え、「里」は自分を喩える。「ながめ」は「眺め」と「長雨」の掛詞。贈答歌の作法にかなった技巧的な和歌である。<BR>⏎
d1386<P>⏎
d1394<P>⏎
d1396<P>⏎
d1398<P>⏎
d1403<P>⏎
note06404 <A NAME="in17">[第七段 冬の雪の激しく降る日に訪問]</A><BR>298 
d1405<P>⏎
c1411【いとまなきほぞやわりなし】-源氏の詞。『集成』は「忙しい時なのだ。弱るね」のニュアンスに解し、『完訳』は「忙しくて暇な時がないのでね。困ったな」のニュアンスに解す。<BR>⏎
304【いとまなきほぞやわりなし】-源氏の詞。『集成』は「忙しい時なのだ。弱るね」のニュアンスに解し、『完訳』は「忙しくて暇な時がないのでね。困ったな」のニュアンスに解す。<BR>⏎
d1417<P>⏎
d1424<P>⏎
c1428なにのくさはひもなく】-これといった料理の品数がない意。<BR>⏎
319のくさはひもなく】-これといった料理の品数がない意。<BR>⏎
d1430<P>⏎
d1436<P>⏎
d1441<P>⏎
d1443<P>⏎
d1446<P>⏎
d1451<P>⏎
d1453<P>⏎
note06454 <A NAME="in18">[第八段 翌朝、姫君の醜貌を見る]</A><BR>338 
d1455<P>⏎
c1459【ふり出でて行かむも】-「ふり」に「降り」を掛ける。「降り」は「雪」の縁語。後朝の別れの場面。<BR>⏎
342【ふり出でて行かむことも】-「ふり」に「降り」を掛ける。「降り」は「雪」の縁語。後朝の別れの場面。<BR>⏎
cd3:2461-463きせぬ御心の隔てこそわりなけれ】-「尽きせぬ隔て」は「いつまでもうちとけない心、態度」。「わりなけれ」は「困る、わけが分からない」の意。<BR>⏎
【いとどきよらに若う見えたまふ】-主語は源氏。<BR>⏎
<P>⏎
344-345きせぬ御心の隔てこそわりなけれ】-「尽きせぬ隔て」は「いつまでもうちとけない心、態度」。「わりなけれ」は「困る、わけが分からない」の意。<BR>⏎
【いとどきよらに若う見えたまふ】-主語は源氏。<BR>⏎
d1466<P>⏎
d1470<P>⏎
d1477<P>⏎
c1480【着たまへるものを】-以下「まづ言ひためれ」まで、語り手の挿入文。『休聞抄』は「紫式部かきつる心也」と指摘。『評釈』は「紫式部は、昔物語と違った方法で物語を書きたいと思っていた(中略)しかし、ここでは、断わり書をしてまでもどうしても書かざるを得なかった。それほどに姫君の衣装は世間離れしたものであった」と注す。<BR>⏎
359【着たまへるものどもを】-以下「まづ言ひためれ」まで、語り手の挿入文。『休聞抄』は「紫式部かきつる心也」と指摘。『評釈』は「紫式部は、昔物語と違った方法で物語を書きたいと思っていた(中略)しかし、ここでは、断わり書をしてまでもどうしても書かざるを得なかった。それほどに姫君の衣装は世間離れしたものであった」と注す。<BR>⏎
d1482<P>⏎
d1487<P>⏎
d1495<P>⏎
d1499<P>⏎
cd2:1500-501【朝日さす軒の垂氷は解けながらなどかつららのむすぼほるらむ】-源氏の贈歌。「とけ」に「垂氷」(つらら)が解ける意と心が解けるの意を掛け、「むすぼほる」に「つらら」(氷)が張り詰める意と心を閉ざす意とを掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
375【朝日さす軒の垂氷は解けながら--などかつららのぼほるらむ】-源氏の贈歌。「とけ」に「垂氷」(つらら)が解ける意と心が解けるの意を掛け、「むすぼほる」に「つらら」(氷)が張り詰める意と心を閉ざす意とを掛ける。<BR>⏎
d1505<P>⏎
cd2:1512-513【故みこ】-故常陸宮。<BR>⏎
<P>⏎
385【故親王】-故常陸宮。<BR>⏎
d1517<P>⏎
d1521<P>⏎
c1522【降りにける頭の雪を見る人劣らず濡らす朝の袖かな】-源氏の独詠歌。「ふり」は雪が「降り」と翁の「古り」の意を掛け、「頭の雪」は実際の雪と白髪の意をこめる。<BR>⏎
392【降りにける頭の雪を見る人も--劣らず濡らす朝の袖かな】-源氏の独詠歌。「ふり」は雪が「降り」と翁の「古り」の意を掛け、「頭の雪」は実際の雪と白髪の意をこめる。<BR>⏎
d1524<P>⏎
d1527<P>⏎
d1529<P>⏎
d1535<P>⏎
c1537【劣るべきほどの人やは】-「に」(断定の助動詞)「やは」(係助詞、反語)。末摘花は空蝉の身分に劣ろうか、いやそれ以上の身分の人であるの意。<BR>⏎
403【劣るべきほどの人なりやは】-「に」(断定の助動詞)「やは」(係助詞、反語)。末摘花は空蝉の身分に劣ろうか、いやそれ以上の身分の人であるの意。<BR>⏎
d1541<P>⏎
note06542 <A NAME="in19">[第九段 歳末に姫君から和歌と衣箱が届けられる]</A><BR>407 
d1543<P>⏎
cd2:1547-548【聞こゆべきこと】-命婦が源氏に申し上げるべきこと。<BR>⏎
<P>⏎
411【聞こゆべき】-命婦が源氏に申し上げるべきこと。<BR>⏎
d1553<P>⏎
d1558<P>⏎
cd2:1559-560【唐衣君が心のつらければ袂はかくぞそぼちつつのみ】-末摘花の贈歌。「唐衣」は「着」に掛かる枕詞。「君」は「着る」の「き」と「君」の「き」の掛詞、「衣」「袂」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
420【唐衣君が心のつらければ--袂はかくぞそぼちつつのみ】-末摘花の贈歌。「唐衣」は「着」に掛かる枕詞。「君」は「着る」の「き」と「君」の「き」の掛詞、「衣」「袂」は縁語。<BR>⏎
d1562<P>⏎
d1566<P>⏎
d1572<P>⏎
d1575<P>⏎
c1576【なつかしき色ともなしに何にこのすゑつむ花を袖に触れけむ】-源氏の独詠歌。「すゑつむ花」は紅花、「はな」に「花」と「鼻」の意を掛ける。本巻の巻名となる。<BR>⏎
432【なつかしき色ともなしに何にこの--すゑつむ花を袖に触れけむ】-源氏の独詠歌。「すゑつむ花」は紅花、「はな」に「花」と「鼻」の意を掛ける。本巻の巻名となる。<BR>⏎
d1578<P>⏎
d1580<P>⏎
c1581【紅のひと花衣うすくともひたすら朽す名をし立てずは】-命婦の唱和歌。「花」に「花」と「鼻」の意を掛ける。<BR>⏎
435【紅のひと花衣うすくとも--ひたすら朽す名をし立てずは】-命婦の唱和歌。「花」に「花」と「鼻」の意を掛ける。<BR>⏎
d1583<P>⏎
d1587<P>⏎
d1591<P>⏎
d1594<P>⏎
d1596<P>⏎
d1599【あながちなる】-以下「混らひつらむ」まで、女房たちの詞。<BR>⏎
c1600【あながちなる御こと】-『集成』は「苦しいこじつけですこと」の意に解し、『完訳』は「いい気なおっしゃりかたじゃありませんか」の意に解す。<BR>⏎
448【あながちなる御こと】-以下「混らひつらむ」まで、女房たちの詞。<BR>『集成』は「苦しいこじつけですこと」の意に解し、『完訳』は「いい気なおっしゃりかたじゃありませんか」の意に解す。<BR>⏎
d1602<P>⏎
cd4:2603-606【御返りたてまつれば】-場面は変わって常陸宮邸。<BR>⏎
<P>⏎
【逢はぬ夜をへつるの衣手に重ねていとど見もし見よとや】-源氏の返歌隠「隔つる」は夜を隔てる意と仲を隔てる意を掛け、「重ねて」は逢わない夜を重ねる意と衣を重ねる意とを掛ける。『源氏物語古注』は「逢はぬ夜を」について「衣だに中にありしはうとかりき逢はぬ夜をさへ隔てつるかな」(拾遺集、恋三、七九八、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
450-451【御返りたてまつりたれば】-場面は変わって常陸宮邸。<BR>⏎
【逢はぬ夜をへつるなかの衣手に--重ねていとど見もし見よとや】-源氏の返歌隠「隔つる」は夜を隔てる意と仲を隔てる意を掛け、「重ねて」は逢わない夜を重ねる意と衣を重ねる意とを掛ける。『源氏物語古注』は「逢はぬ夜を」について「衣だに中にありしはうとかりき逢はぬ夜をさへ隔てつるかな」(拾遺集、恋三、七九八、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1609<P>⏎
d1614<P>⏎
d1616<P>⏎
note06617 <A NAME="in110">[第十段 正月七日夜常陸宮邸に泊まる]</A><BR>459 
d1618<P>⏎
d1623<P>⏎
d1626<P>⏎
c1628【日の脚ほどなく入りて】-日脚が寝殿の中の人の近くまで射し込んでの意。<BR>⏎
467【日の脚ほどなくさし入りて】-日脚が寝殿の中の人の近くまで射し込んでの意。<BR>⏎
d1630<P>⏎
d1632<P>⏎
d1634<P>⏎
d1637<P>⏎
c1639たるるものは】-『奥入』は「あらたまの年立ちかへる朝より待たるるものは鴬の声」(拾遺集、春、五、素性法師)を指摘。「待たるるもの」とは末摘花の姫君の声、返歌をさす。<BR>⏎
474たるるものは】-『奥入』は「あらたまの年立ちかへる朝より待たるるものは鴬の声」(拾遺集、春、五、素性法師)を指摘。「待たるるもの」とは末摘花の姫君の声、返歌をさす。<BR>⏎
d1644<P>⏎
note06645 <H4>第二章 若紫の物語</H4>479 
note06646 <A NAME="in21">[第一段 紫の君と鼻を赤く塗って戯れる]</A><BR>480 
d1647<P>⏎
d1653<P>⏎
d1655<P>⏎
d1665<P>⏎
d1668<P>⏎
cd2:1669-670【紅の花ぞあやなくうとまるる梅の立ち枝はなつかしけれ】-源氏の独詠歌。「はな」は「花」と「鼻」の意を掛ける。「たち」には梅の「立ち枝」と末摘花の長く垂れ下がった鼻を想像させる。末摘花には好意を感じるがその赤鼻だけは妙に嫌だの意。<BR>⏎
<P>⏎
498【紅の花ぞあやなくうとまるる--梅の立ち枝はなつかしけれ】-源氏の独詠歌。「はな」は「花」と「鼻」の意を掛ける。「たち」には梅の「立ち枝」と末摘花の長く垂れ下がった鼻を想像させる。末摘花には好意を感じるがその赤鼻だけは妙に嫌だの意。<BR>⏎
d2673-674
<P>⏎
d1681
i1510
diffsrc/original/note07.htmlsrc/modified/note07.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 5/1/2001(ver.1-1)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 4/15/2009(ver.2-3)<BR>⏎
渋谷栄一注釈<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 4/15/2009(ver.2-3)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d134<P>⏎
d136<P>⏎
d138<P>⏎
d168<P>⏎
d170<P>⏎
note0771 <H4>第一章 藤壺の物語 源氏、藤壺の御前で青海波を舞う</H4>60 
note0772 <A NAME="in11">[第一段 御前の試楽]</A><BR>61 
d173<P>⏎
d182<P>⏎
d186<P>⏎
d190<P>⏎
cd2:194-95【おほけなき心なからましかばましてめでたく見えまし】-藤壺の心中。「おほけなき心」を『集成』は「藤壺に対する源氏の思慕の情をさす」というように、源氏の心と解し、源氏がそのような大それた気持ちを抱かずに青海波を舞ったのであったら一層すばらしく見えるであろうにの意に解す。それに対して、『完訳』は「帝に寵愛されながらも源氏と密通したという畏れ多い気持」「自分に大それた心のわだかまりがなかったら、この舞姿がいっそうすばらしく見えようものを」というように、藤壺自身の心と解す。一見相反するような両者の読みもそれぞれに可能なところが源氏物語独特の表現性の豊さであり深さでもある。和歌でいえば掛詞的表現の手法である。両意を汲んで以下読み進める。<BR>⏎
<P>⏎
79【おほけなき心なからましかばましてめでたく見えまし】-藤壺の心中。「おほけなき心」を『集成』は「藤壺に対する源氏の思慕の情をさす」というように、源氏の心と解し、源氏がそのような大それた気持ちを抱かずに青海波を舞ったのであったら一層すばらしく見えるであろうにの意に解す。それに対して、『完訳』は「帝に寵愛されながらも源氏と密通したという畏れ多い気持」「自分に大それた心のわだかまりがなかったら、この舞姿がいっそうすばらしく見えようものを」というように、藤壺自身の心と解す。一見相反するような両者の読みもそれぞれに可能なところが源氏物語独特の表現性の豊さであり深さでもある。和歌でいえば掛詞的表現の手法である。両意を汲んで以下読み進める。<BR>⏎
d1102<P>⏎
note07103 <A NAME="in12">[第二段 試楽の翌日、源氏藤壺と和歌を贈答]</A><BR>86 
d1104<P>⏎
d1107<P>⏎
cd2:1108-109【もの思ふに立ち舞ふべくもあらぬ身の袖うち振りし心知りきや】-源氏の手紙に添えた贈歌。「立ち舞ふ」は舞を舞う意と立派に立ち振る舞うの両意がこめられる。「袖うち振りし」には舞の袖を振るしぐさの意と、袖振る動作が相手の魂を招き寄せるという信仰に基づく愛情を示すことの両意がこめられている。<BR>⏎
<P>⏎
89【もの思ふに立ち舞ふべくもあらぬ身の--袖うち振りし心知りきや】-源氏の手紙に添えた贈歌。「立ち舞ふ」は舞を舞う意と立派に立ち振る舞うの両意がこめられる。「袖うち振りし」には舞の袖を振るしぐさの意と、袖振る動作が相手の魂を招き寄せるという信仰に基づく愛情を示すことの両意がこめられている。<BR>⏎
d1112<P>⏎
cd2:1113-114【唐人の袖振ることは遠けれど立ち居につけてあはれとは見き】-藤壺の返歌。「ふる」は「振る」と「古」の掛詞。青海波は唐楽なので「唐人」と詠んだ。「あはれとは見き」という点にこの返歌の主旨がある。<BR>⏎
<P>⏎
92【唐人の袖振ることは遠けれど--立ち居につけてあはれとは見き】-藤壺の返歌。「ふる」は「振る」と「古」の掛詞。青海波は唐楽なので「唐人」と詠んだ。「あはれとは見き」という点にこの返歌の主旨がある。<BR>⏎
d1117<P>⏎
note07118 <A NAME="in13">[第三段 十月十余日、朱雀院へ行幸]</A><BR>95 
d1119<P>⏎
cd2:1120-121【行幸には親王たちなど残る人なく仕うまつりたまへり】-以下、神無月十日過ぎの朱雀院行幸の当日の物語。舞台は朱雀院。<BR>⏎
<P>⏎
96【行幸には親王たちなど、世に残る人なく仕うまつりたまへり】-以下、神無月十日過ぎの朱雀院行幸の当日の物語。舞台は朱雀院。<BR>⏎
d1125<P>⏎
d1128<P>⏎
d1131<P>⏎
d1133<P>⏎
d1136<P>⏎
d1139<P>⏎
note07140 <A NAME="in14">[第四段 葵の上、源氏の態度を不快に思う]</A><BR>109 
d1141<P>⏎
c1144【かの若草たづね】-紫の君をさす。地の文で「若草」と呼称。<BR>⏎
112【かの若草たづねり】-紫の君をさす。地の文で「若草」と呼称。<BR>⏎
d1147<P>⏎
d1151<P>⏎
note07152 <H4>第二章 紫の物語 源氏、紫の君に心慰める</H4>118 
note07153 <A NAME="in21">[第一段 紫の君、源氏を慕う]</A><BR>119 
d1154<P>⏎
d1159<P>⏎
d1161<P>⏎
d1163<P>⏎
d1167<P>⏎
note07168 <A NAME="in22">[第二段 藤壺の三条宮邸に見舞う]</A><BR>129 
d1169<P>⏎
d1172<P>⏎
d1179<P>⏎
d1183<P>⏎
d1185<P>⏎
d1190<P>⏎
note07191 <A NAME="in23">[第三段 故祖母君の服喪明ける]</A><BR>146 
d1192<P>⏎
d1197<P>⏎
d1200<P>⏎
note07201 <A NAME="in24">[第四段 新年を迎える]</A><BR>153 
d1202<P>⏎
d1206<P>⏎
d1210<P>⏎
d1212<P>⏎
cd2:1214-215【さはいへど御年の数添ふしるしなめりかし】-『紹巴抄』は「双地」と指摘。『集成』も「諧謔めかした草子地。語り手(作者)が直接読者に語りかける趣」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
162【さはいへど御年の数添ふしるしなめりかし】-『紹巴抄』は「双地」と指摘。『集成』も「諧謔めかした草子地。語り手(作者)が直接読者に語りかける趣」と注す。<BR>⏎
note07216 <H4>第三章 藤壺の物語(二) 二月に男皇子を出産</H4>163 
note07217 <A NAME="in31">[第一段 左大臣邸に赴く]</A><BR>164 
d1218<P>⏎
cd3:2226-228【えしも強からず御いらへなどうち聞こえたまへるは】-主語は葵の上。<BR>⏎
<P>⏎
【四年ばかりこのかみにおはすれば】-葵の上は源氏よりも四歳年上。<BR>⏎
172-173【えしも強からず御いらへなどうち聞こえたまへるは】-主語は葵の上。<BR>⏎
【四年ばかりこのかみにおはすれば】-葵の上は源氏よりも四歳年上。<BR>⏎
d1233<P>⏎
d1236<P>⏎
d1242<P>⏎
note07243 <A NAME="in32">[第二段 二月十余日、藤壺に皇子誕生]</A><BR>185 
d1244<P>⏎
d1249<P>⏎
d1255<P>⏎
d1261<P>⏎
d1264<P>⏎
c1273【宮の御心の鬼にいとくるしく】-『集成』は「人知れずお心に咎めて、とてもつらく。「心の鬼」は、良心の呵責というに近い」と注す。<BR>⏎
210【宮の御心の鬼にいとしく】-『集成』は「人知れずお心に咎めて、とてもつらく。「心の鬼」は、良心の呵責というに近い」と注す。<BR>⏎
d1278<P>⏎
d1283<P>⏎
c1284【いかさまに昔結べる契にてこの世にかかるの隔てぞ】-源氏の藤壺への贈歌。「この世」に「子の世」を掛ける。『集成』は「藤壺にもわが子にも逢えぬつらさを嘆いた歌である」と注す。<BR>⏎
219【いかさまに昔結べる契にて--この世にかかるなかの隔てぞ】-源氏の藤壺への贈歌。「この世」に「子の世」を掛ける。『集成』は「藤壺にもわが子にも逢えぬつらさを嘆いた歌である」と注す。<BR>⏎
c1286【思ほし乱れたるさまなど】-『完訳』は「源氏を拒みつつも心ひかれている藤壺の、惑乱する心の状態」と注す。<BR>⏎
221【思ほしたるさまなど】-『完訳』は「源氏を拒みつつも心ひかれている藤壺の、惑乱する心の状態」と注す。<BR>⏎
d1288<P>⏎
c1289【見ても思ふ見ぬはたいかに嘆くらむこや世の人のまどふてふ闇】-命婦の藤壺に代わって源氏への返歌。「この世」を踏まえて「こや世の人」と返した。「見ても思ふ」の主語は藤壺、「見ぬはたいかに嘆くらむ」の源氏をさす。「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を踏まえる。<BR>⏎
223【見ても思ふ見ぬはたいかに嘆くらむ--こや世の人のまどふてふ闇】-命婦の藤壺に代わって源氏への返歌。「この世」を踏まえて「こや世の人」と返した。「見ても思ふ」の主語は藤壺、「見ぬはたいかに嘆くらむ」の源氏をさす。「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を踏まえる。<BR>⏎
d1291<P>⏎
d1294<P>⏎
note07295 <A NAME="in33">[第三段 藤壺、皇子を伴って四月に宮中に戻る]</A><BR>227 
d1296<P>⏎
c1297【四月に内裏へまゐりたまふ】-四月、藤壺は若宮を伴って宮中に参内。大島本「四月」と漢字表記、その書き入れ注記に「う月」とあるので、「うづき」と読んでおく。<BR>⏎
228【四月に内裏へりたまふ】-四月、藤壺は若宮を伴って宮中に参内。大島本「四月」と漢字表記、その書き入れ注記に「う月」とあるので、「うづき」と読んでおく。<BR>⏎
d1300<P>⏎
c1304【御子たちたちあまたあれど】-以下「皆かくのみあるわざにやあらむ」まで、帝の詞。<BR>⏎
234【御子たちあまたあれど】-以下「皆かくのみあるわざにやあらむ」まで、帝の詞。<BR>⏎
d1307<P>⏎
d1315<P>⏎
cd2:1317-318【御前の前栽の何となく青みわたれるなかに常夏のはなやかに咲き出でたるを折らせたまひて】-「常夏」は「撫子」ともいう。「なつ」は「懐かしい」を連想させる。常夏の花が咲き出したという風景描写は、若宮、すなわち慕わしいわが子が産まれたという源氏の心象風景。<BR>⏎
【御前の前栽】-大島本「おまえのせむさい」と表記する。「平安時代はセンサイと清音」(岩波古語辞典)。『集成』『古典セレクション』『新大系』は「せんざい」と濁音表記する。<BR>⏎
245【御前の前栽の何となく青みわたれるなかに常夏のはなやかに咲き出でたるを折らせたまひて】-「常夏」は「撫子」ともいう。「なつ」は「懐かしい」を連想させる。常夏の花が咲き出したという風景描写は、若宮、すなわち慕わしいわが子が産まれたという源氏の心象風景。<BR>【御前の前栽】-大島本「おまえのせむさい」と表記する。「平安時代はセンサイと清音」(岩波古語辞典)。『集成』『古典セレクション』『新大系』は「せんざい」と濁音表記する。<BR>⏎
d1320<P>⏎
cd2:1321-322【よそへつつ見るに心はなぐさまで露けさまさる撫子の花】-源氏の藤壺への贈歌。『花鳥余情』は「よそへつつ見れど露だに慰まずいかがはすべきなでしこの花」(新古今集、雑上、一四九四、恵子女王)を指摘。「よそへつつ見る」は意味深長な表現。「撫子の花」を「若宮によそへつつ見る」、また「帝のお子と思って拝しているが、実はわが子であると思うと」。<BR>⏎
<P>⏎
247【よそへつつ見るに心はなぐさまで--露けさまさる撫子の花】-源氏の藤壺への贈歌。『花鳥余情』は「よそへつつ見れど露だに慰まずいかがはすべきなでしこの花」(新古今集、雑上、一四九四、恵子女王)を指摘。「よそへつつ見る」は意味深長な表現。「撫子の花」を「若宮によそへつつ見る」、また「帝のお子と思って拝しているが、実はわが子であると思うと」。<BR>⏎
d1326<P>⏎
cd3:2327-329【袖濡るる露のゆかりと思ふにもなほ疎まれぬ大和撫子】-藤壺の源氏への返歌。「袖濡るる」は「露けさまさる」と詠んでよこした源氏の袖をいう。「露のゆかり」は若宮があなたの子であるという意をこめる。『集成』は、「あなたのお袖の濡れる露に縁のあるもの(悲しんでおられるあなたのお子)と思うにつけても、やはり大和撫子(このお子)をいとしむ気にはなれません」と解し、『完訳』は「「ぬ」は完了の意。打消とする一説はとらない。「なほ--」で、一面には、若宮をいとおしむ気持」と注して、「このやまとなでしこ--若宮があなたのお袖を濡らす涙のゆかりと思うにつけても、やはりこれをいとおしむ気にはなれません」と訳す。この子が源氏の子であると思うと、やはり疎ましい気持ちが生じずにはいない、という真情を吐露した歌。しかし、藤壺がわが子を真底に「なほ疎まれぬ」と思っているわけではあるまい。「ぬ」を打消の助動詞と解せば、「疎むことのできないわが子」の意になり、藤壺のわが子をいとおしむ気持ちの表出になる。この感情は矛盾するものではない。源氏に対しては「いとおしむ気にはなれない」という一方で、わが子は「いとおしい」という。この歌を受け取った源氏もその両意に解したろう。<BR>⏎
<P>⏎
【よろこびならたてまつれる】-主語は王命婦、珍しく返歌をいただけたので。<BR>⏎
251-252【袖濡るる露のゆかりと思ふにも--なほ疎まれぬ大和撫子】-藤壺の源氏への返歌。「袖濡るる」は「露けさまさる」と詠んでよこした源氏の袖をいう。「露のゆかり」は若宮があなたの子であるという意をこめる。『集成』は、「あなたのお袖の濡れる露に縁のあるもの(悲しんでおられるあなたのお子)と思うにつけても、やはり大和撫子(このお子)をいとしむ気にはなれません」と解し、『完訳』は「「ぬ」は完了の意。打消とする一説はとらない。「なほ--」で、一面には、若宮をいとおしむ気持」と注して、「このやまとなでしこ--若宮があなたのお袖を濡らす涙のゆかりと思うにつけても、やはりこれをいとおしむ気にはなれません」と訳す。この子が源氏の子であると思うと、やはり疎ましい気持ちが生じずにはいない、という真情を吐露した歌。しかし、藤壺がわが子を真底に「なほ疎まれぬ」と思っているわけではあるまい。「ぬ」を打消の助動詞と解せば、「疎むことのできないわが子」の意になり、藤壺のわが子をいとおしむ気持ちの表出になる。この感情は矛盾するものではない。源氏に対しては「いとおしむ気にはなれない」という一方で、わが子は「いとおしい」という。この歌を受け取った源氏もその両意に解したろう。<BR>⏎
【よろこびならたてまつれる】-主語は王命婦、珍しく返歌をいただけたので。<BR>⏎
d1331<P>⏎
note07332 <A NAME="in34">[第四段 源氏、紫の君に心を慰める]</A><BR>254 
d1333<P>⏎
d1348<P>⏎
c1353【保曾呂世利】-高麗壱越調の曲。<BR>⏎
273【保曾呂世利】-高麗壱越調の曲。<BR>⏎
d1356<P>⏎
d1361<P>⏎
cd2:1364-365【おとなしく見なして】-『集成』は清音「は」(係助詞)に読み、「あなたが大人になられてからは、よそへも全然ゆきませんよ」と解す。『古典セレクション』『新大系』は濁音「ば」(接続助詞)に読み、順接の仮定条件、「あなた(紫の上)が大人になったと、はっきり分ったならば」(古典セレクション)「あなたが成人したとわかったら、の意」(新大系)と解す。<BR>⏎
<P>⏎
282【おとなしく見なして】-『集成』は清音「は」(係助詞)に読み、「あなたが大人になられてからは、よそへも全然ゆきませんよ」と解す。『古典セレクション』『新大系』は濁音「ば」(接続助詞)に読み、順接の仮定条件、「あなた(紫の上)が大人になったと、はっきり分ったならば」(古典セレクション)「あなたが成人したとわかったら、の意」(新大系)と解す。<BR>⏎
d1371<P>⏎
c1373【おのづから漏り聞く人大殿に聞こえければ】-自然と耳にする人が左大臣家に申し上げたので、の意。<BR>⏎
289【おのづから漏り聞く人大殿に聞こえければ】-自然と耳にする人が左大臣家に申し上げたので、の意。<BR>⏎
d1376<P>⏎
c1378【大臣の思ひ嘆かるなることもげにものげなかりしほどをおほなおほなかくものしたる心をさばかりのことたどらぬほどにはあらじをなどか情けなくはもてなすなるらむとのたまはすれど】-大島本「おとゝの思ひなけかるなるなとのたまハすれと」とある。『集成』『古典セレクション』『新大系』は諸本によって末尾の「な」を削除して「こともげにものげなかりしほどをおほなおほなかくものしたる心をさばかりのことたどらぬほどにはあらじをなどか情けなくはもてなすなるらむ」を補う。大島本の脱文であろう。<BR>⏎
293【大臣の思ひ嘆かるなることもげにものげなかりしほどをおほなおほなかくものしたる心をさばかりのことたどらぬほどにはあらじをなどか情けなくはもてなすなるらむ】-大島本「おとゝの思ひなけかるなるなとのたまハすれと」とある。『集成』『古典セレクション』『新大系』は諸本によって末尾の「な」を削除して「こともげにものげなかりしほどをおほなおほなかくものしたる心をさばかりのことたどらぬほどにはあらじをなどか情けなくはもてなすなるらむ」を補う。大島本の脱文であろう。<BR>⏎
d1381<P>⏎
d1383<P>⏎
note07384 <H4>第四章 源典侍の物語 老女との好色事件</H4>297 
note07385 <A NAME="in41">[第一段 源典侍の風評]</A><BR>298 
d1386<P>⏎
d1395<P>⏎
d1402<P>⏎
note07403 <A NAME="in42">[第二段 源氏、源典侍と和歌を詠み交わす]</A><BR>313 
d1404<P>⏎
d1413<P>⏎
c2416-417【森の下草老ぬれば】-「大荒木森の下草老いぬれば駒もすさめず刈る人もなし」(古今集、雑上、八九二、読人しらず)の第二句。年をとって誰も相手にしてくれないといった内容。<BR>⏎
【ことしもこそあれうたての心ばへや】-源氏の心中。他に書きようもあろうに、何と嫌らしいことを書いたものかの意。『完訳』は「源氏は、男ひでりを嘆く歌と読んだか」と注す。<BR>⏎
324-325【森の下草老ぬれば】-「大荒木森の下草老いぬれば駒もすさめず刈る人もなし」(古今集、雑上、八九二、読人しらず)の第二句。年をとって誰も相手にしてくれないといった内容。<BR>⏎
【ことしもあれうたての心ばへや】-源氏の心中。他に書きようもあろうに、何と嫌らしいことを書いたものかの意。『完訳』は「源氏は、男ひでりを嘆く歌と読んだか」と注す。<BR>⏎
d1420<P>⏎
cd2:1421-422【君し来ば手なれの駒に刈り飼はむ盛り過ぎたる下葉なりとも】-源典侍の贈歌。『花鳥余情』は「我が門のひとむら薄刈り飼はむ君が手馴れの駒も来ぬかな」(後撰集、恋二、六一七、小町が姉)を指摘。「君」は源氏をさし、自分を「下葉」に譬える。歓待しましょうの意。<BR>⏎
<P>⏎
328【君し来ば手なれの駒に刈り飼はむ--盛り過ぎたる下葉なりとも】-源典侍の贈歌。『花鳥余情』は「我が門のひとむら薄刈り飼はむ君が手馴れの駒も来ぬかな」(後撰集、恋二、六一七、小町が姉)を指摘。「君」は源氏をさし、自分を「下葉」に譬える。歓待しましょうの意。<BR>⏎
d1424<P>⏎
c1425【笹分けば人やとがめむいつとなく駒なつくめる森の木隠れ】-源氏の返歌。『花鳥余情』は「笹分けば荒れこそ増さめ草枯れの駒なつくべき森の下かは」(蜻蛉日記)を指摘。「笹分けば」の主語は自分、「駒」は他の男性を、「森の下」は相手の源典侍を喩える。<BR>⏎
330【笹分けば人やとがめむいつとなく--駒なつくめる森の木隠れ】-源氏の返歌。『花鳥余情』は「笹分けば荒れこそ増さめ草枯れの駒なつくべき森の下かは」(蜻蛉日記)を指摘。「笹分けば」の主語は自分、「駒」は他の男性を、「森の下」は相手の源典侍を喩える。<BR>⏎
d1427<P>⏎
c1434【憎からぬ人ゆゑは濡衣をだに着まほしる】-『源氏釈』は「憎からぬ人の着せけむ濡れ衣は思ひにあへず今乾きなむ」(後撰集、恋五、六五七、中将内侍)を指摘。『集成』は『古今六帖』五の「憎からぬ人の着すなる濡衣はいとひがたくも思ほゆるかな」を引歌として指摘し、「厭ひがたく」と「いと干がたく」を掛けると注す。<BR>⏎
338【憎からぬ人ゆゑは、 濡衣をだに着まほしる】-『源氏釈』は「憎からぬ人の着せけむ濡れ衣は思ひにあへず今乾きなむ」(後撰集、恋五、六五七、中将内侍)を指摘。『集成』は『古今六帖』五の「憎からぬ人の着すなる濡衣はいとひがたくも思ほゆるかな」を引歌として指摘し、「厭ひがたく」と「いと干がたく」を掛けると注す。<BR>⏎
d1436<P>⏎
d1445<P>⏎
note07446 <A NAME="in43">[第三段 温明殿付近で密会中、頭中将に発見され脅される]</A><BR>348 
d1447<P>⏎
d1451<P>⏎
d1457<P>⏎
cd2:1458-459【立ち濡るる人しもあらじ東屋にうたてもかかる雨そそきかな】-源典侍の贈歌。「立ち濡るる」「東屋」「雨そそき」などの語句は『催馬楽』「東屋」を踏まえた表現。誰も訪れないことを嘆く意。<BR>⏎
<P>⏎
357【立ち濡るる人しもあらじ東屋に--うたてもかかる雨そそきかな】-源典侍の贈歌。「立ち濡るる」「東屋」「雨そそき」などの語句は『催馬楽』「東屋」を踏まえた表現。誰も訪れないことを嘆く意。<BR>⏎
cd2:1462-463【人妻はあなわづらはし東屋の真屋のあまりも馴れじとぞ思ふ】-源氏の返歌。「人妻」「東屋」「真屋のあまり」の語句も『催馬楽』「東屋」を踏まえた表現。他に通う男のいるあなたは厄介だ、馴れ親しもうとは思いませんの意。<BR>⏎
<P>⏎
360【人妻はあなわづらはし東屋の--真屋のあまりも馴れじとぞ思ふ】-源氏の返歌。「人妻」「東屋」「真屋のあまり」の語句も『催馬楽』「東屋」を踏まえた表現。他に通う男のいるあなたは厄介だ、馴れ親しもうとは思いませんの意。<BR>⏎
d1467<P>⏎
d1470<P>⏎
d1473<P>⏎
c1477【この君をいかにしなしきこえぬるか】-『古典セレクション』は諸本に従って「きこえぬるにか」と「に」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のまま。源典侍の心。<BR>⏎
371【この君をいかにしきこえぬるか】-『古典セレクション』は諸本に従って「きこえぬるにか」と「に」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のまま。源典侍の心。<BR>⏎
d1480<P>⏎
d1489<P>⏎
d1492<P>⏎
c1493【つつむめる名や漏り出でむ引きかはしかくほころぶる中の衣に】-頭中将の贈歌。「包む」「綻ぶ」は「衣」の縁語。「包む」は衣で包む意と秘密を包む意を掛け、「中」は衣と衣の中(間)と源氏と源典侍との仲を連想させる表現。<BR>⏎
384【つつむめる名や漏り出でむ引きかはし--かくほころぶる中の衣に】-頭中将の贈歌。「包む」「綻ぶ」は「衣」の縁語。「包む」は衣で包む意と秘密を包む意を掛け、「中」は衣と衣の中(間)と源氏と源典侍との仲を連想させる表現。<BR>⏎
d1495<P>⏎
cd2:1496-497【隠れなきものと知る知る夏衣着たるを薄き心とぞ見る】-源氏の返歌。「着たる」「薄き」は「夏衣」の縁語。「きたる」は「着たる」「と「来たる」の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
386【隠れなきものと知る知る夏衣--着たるを薄き心とぞ見る】-源氏の返歌。「着たる」「薄き」は「夏衣」の縁語。「きたる」は「着たる」「と「来たる」の掛詞。<BR>⏎
note07498 <A NAME="in44">[第四段 翌日、源氏と頭中将と宮中で応酬しあう]</A><BR>387 
d1499<P>⏎
d1501<P>⏎
c1502【恨みてもいふかひぞなきたちかさね引きてかへりし波のなごりに】-源典侍の贈歌。「恨」と「浦」、「効」と「貝」、「立ち」と「太刀」の掛詞。「浦」「貝」「引き」「帰り」「名残」は「波」の縁語。『完訳』は「若者が老女を置去りにするのを、大波が引くさまにたとえた」と注す。<BR>⏎
389【恨みてもいふかひぞなきたちかさね--引きてかへりし波のなごりに】-源典侍の贈歌。「恨」と「浦」、「効」と「貝」、「立ち」と「太刀」の掛詞。「浦」「貝」「引き」「帰り」「名残」は「波」の縁語。『完訳』は「若者が老女を置去りにするのを、大波が引くさまにたとえた」と注す。<BR>⏎
d1504<P>⏎
d1506<P>⏎
cd2:1507-508【荒らだちし波に心は騒がねど寄せけむ磯をいかが恨みぬ】-源氏の返歌。「浪」を頭中将に、「磯」を源典侍に喩える。「荒立つ」は波が荒立つと心が荒立つの両意。「荒立つ」「浪」「寄す」「磯」「浦見」は縁語。頭中将の乱暴は何とも思わないが、その彼を近づけたあなたは恨みますよの意。<BR>⏎
<P>⏎
392【荒らだちし波に心は騒がねど--寄せけむ磯をいかが恨みぬ】-源氏の返歌。「浪」を頭中将に、「磯」を源典侍に喩える。「荒立つ」は波が荒立つと心が荒立つの両意。「荒立つ」「浪」「寄す」「磯」「浦見」は縁語。頭中将の乱暴は何とも思わないが、その彼を近づけたあなたは恨みますよの意。<BR>⏎
d1515<P>⏎
cd4:2516-519【なか絶えばかことや負ふと危ふさにはなだの帯を取りてだに見ず】-『集成』は「かこと」と清音に読み、『古典セレクション』『新大系』は「かごと」と濁音に読む。『日葡辞書』には「かこと」「かごと」両方ある(小学館『古語大辞典』)。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「はなだの帯は」と校訂する。『新大系』は底本のまま。源氏の贈歌。『花鳥余情』は『催馬楽』「石川」の「石川の高麗人に帯を取られて辛き悔するいかなるいかなる帯ぞ縹の帯の中はたいれるかかやるかあやるか中はたいれたるか」を指摘。「中」は頭中将と源典侍との仲をさす。仲の切れた原因がわたしにあると言われないように、帯は取りませんよの意。<BR>⏎
<P>⏎
【君にかく引き取られぬる帯なればかくて絶えぬるなかとかこたむ】-頭中将の返歌。「帯」に源典侍の意をこめる。源典侍との仲が切れたのは、あなたにその帯(女)を取られたせいとしようの意。<BR>⏎
<P>⏎
399-400【なか絶えばかことや負ふと危ふさに--はなだの帯を取りてだに見ず】-『集成』は「かこと」と清音に読み、『古典セレクション』『新大系』は「かごと」と濁音に読む。『日葡辞書』には「かこと」「かごと」両方ある(小学館『古語大辞典』)。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「はなだの帯は」と校訂する。『新大系』は底本のまま。源氏の贈歌。『花鳥余情』は『催馬楽』「石川」の「石川の高麗人に帯を取られて辛き悔するいかなるいかなる帯ぞ縹の帯の中はたいれるかかやるかあやるか中はたいれたるか」を指摘。「中」は頭中将と源典侍との仲をさす。仲の切れた原因がわたしにあると言われないように、帯は取りませんよの意。<BR>⏎
【君にかく引き取られぬる帯なれば--かくて絶えぬるなかとかこたむ】-頭中将の返歌。「帯」に源典侍の意をこめる。源典侍との仲が切れたのは、あなたにその帯(女)を取られたせいとしようの意。<BR>⏎
d1525<P>⏎
d1529<P>⏎
d1534<P>⏎
d1539<P>⏎
note07540 <H4>第五章 藤壺の物語(三) 秋、藤壺は中宮、源氏は宰相となる</H4>417 
note07541 <A NAME="in51">[第一段 七月に藤壺女御、中宮に立つ]</A><BR>418 
d1542<P>⏎
d1547<P>⏎
d1551<P>⏎
c1554【同じ宮とこゆるにも后腹の皇女玉光りかかやきてたぐひなき御おぼえにさへものしたまへば】-大島本は「宮」とあるが、榊原家本、池田本、肖柏本、三条西家本、書陵部本は「后」とある。横山本と陽明文庫本は「くらゐ」とある。河内本や別本の御物本も「后」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「后」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。藤壺の出自についていう。「桐壺」巻と重複するところがある。<BR>⏎
428【同じ宮とこゆるなかにも后腹の皇女玉光りかかやきてたぐひなき御おぼえにさへものしたまへば】-大島本は「宮」とあるが、榊原家本、池田本、肖柏本、三条西家本、書陵部本は「后」とある。横山本と陽明文庫本は「くらゐ」とある。河内本や別本の御物本も「后」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「后」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。藤壺の出自についていう。「桐壺」巻と重複するところがある。<BR>⏎
d1557<P>⏎
cd2:1558-559【尽きもせぬ心の闇に暮るるかな雲居に人を見るにつけても】-源氏の独詠歌。『完訳』は「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな」(後撰集、雑一、一一〇二、藤原兼輔)と「かきくらす心の闇にまどひにき夢うつつとは今宵さだめよ」(伊勢物語、六十九段)を引歌として指摘し、「「心の闇」は、若宮ゆえの親心の闇に、藤壺恋慕ゆえの心の闇が重なる」とし、また「「雲居」に、雲の上の人として遠のいた藤壺への及びがたい思いをこめる。このあたり『伊勢物語』の、二条后関係の小塩山の段(七十六段)も投影」と指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
431【尽きもせぬ心の闇に暮るるかな--雲居に人を見るにつけても】-源氏の独詠歌。『完訳』は「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな」(後撰集、雑一、一一〇二、藤原兼輔)と「かきくらす心の闇にまどひにき夢うつつとは今宵さだめよ」(伊勢物語、六十九段)を引歌として指摘し、「「心の闇」は、若宮ゆえの親心の闇に、藤壺恋慕ゆえの心の闇が重なる」とし、また「「雲居」に、雲の上の人として遠のいた藤壺への及びがたい思いをこめる。このあたり『伊勢物語』の、二条后関係の小塩山の段(七十六段)も投影」と指摘する。<BR>⏎
cd3:1564-566【やうにぞ世人も思へる】-心中文が地の文に移行する。「ぞ」(係助詞)は「思へる」に係る。『完訳』は「二人は、桐壺帝かに寵愛されるのにとどまらず、世人一般からも支持されている」と注す。『新大系』は「二人とも皇統に連なるのにふさわしい美質と讃えられる」と注す。<BR>⏎

<P>⏎
436【やうにぞ世人も思へる】-心中文が地の文に移行する。「ぞ」(係助詞)は「思へる」に係る。『完訳』は「二人は、桐壺帝かに寵愛されるのにとどまらず、世人一般からも支持されている」と注す。『新大系』は「二人とも皇統に連なるのにふさわしい美質と讃えられる」と注す。<BR>⏎
d1573
i1446
diffsrc/original/note08.htmlsrc/modified/note08.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 5/3/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 4/21/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 4/21/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d134<P>⏎
d136<P>⏎
d138<P>⏎
d147<P>⏎
note0848 <H4> 朧月夜の君物語 春の夜の出逢いの物語</H4>38 
note0849 <A NAME="in11">[第一段 二月二十余日、紫宸殿の桜花の宴]</A><BR>39 
d150<P>⏎
d153<P>⏎
c157【例の人に異なり】-「例の」で読点。例によって、他の人とは異なっている、の意。<BR>⏎
45【例の人に異なり】-「例の」で読点。例によって、他の人とは異なっている、の意。<BR>⏎
d162<P>⏎
d165<P>⏎
d171<P>⏎
d173<P>⏎
cd4:274-77【おほかたに花の姿を見ましかばも心のおかれましやは】-藤壺の独詠歌。「花」は源氏を譬喩。「露」は「つゆ」(副詞)と「露」(名詞)の掛詞。「花」と「露」、「露」と「置く」はそれぞれ縁語。『完訳』は「前の「おほけなき心のなからましかば」(紅葉賀)とも同じ発想で、「--ましかば--まし」の反実仮想の構文に源氏賞賛の心を封じこめる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【御心のうちなりけむこといかで漏りにけむ】-『一葉集』は「草子の詞也」と指摘。『評釈』は「藤壺がひそかに心の中でよんだ歌を、ここにしるす矛盾についての弁解である。人の話の聞書という形でこの物語は書かれている」と解説し、『完訳』は「語り手の言葉。漏れるはずがないとして藤壺の内心に立ち入る」と注す。先の和歌に藤壺の心の真実が語られていることを読者に喚起させる。<BR>⏎
<P>⏎
58-59【おほかたに花の姿を見ましかば--つゆも心のおかれましやは】-藤壺の独詠歌。「花」は源氏を譬喩。「露」は「つゆ」(副詞)と「露」(名詞)の掛詞。「花」と「露」、「露」と「置く」はそれぞれ縁語。『完訳』は「前の「おほけなき心のなからましかば」(紅葉賀)とも同じ発想で、「--ましかば--まし」の反実仮想の構文に源氏賞賛の心を封じこめる」と注す。<BR>⏎
【御心のうちなりけむこといかで漏りにけむ】-『一葉集』は「草子の詞也」と指摘。『評釈』は「藤壺がひそかに心の中でよんだ歌を、ここにしるす矛盾についての弁解である。人の話の聞書という形でこの物語は書かれている」と解説し、『完訳』は「語り手の言葉。漏れるはずがないとして藤壺の内心に立ち入る」と注す。先の和歌に藤壺の心の真実が語られていることを読者に喚起させる。<BR>⏎
note0878 <A NAME="in12">[第二段 宴の後、朧月夜の君と出逢う]</A><BR>60 
d179<P>⏎
d184<P>⏎
d188<P>⏎
d190<P>⏎
c191【こなたざまに来るものか】-語り手の源氏と共に驚きの気持ちを表した感情移入の表現。こちらに来るではないかの意。なお明融本は「こなたさまには」とあり朱筆で「は」をミセケチにしまたその右に「不用」とある。大島本と陽明文庫本は「は」を補入した形。その他の青表紙本諸本は「こなたさまには」とある。底本は明融本の「は」不用説に従った本文ということになる。<BR>⏎
69【こなたざまに来るものか】-語り手の源氏と共に驚きの気持ちを表した感情移入の表現。こちらに来るではないかの意。なお明融本は「こなたさまには」とあり朱筆で「は」をミセケチにしまたその右に「不用」とある。大島本と陽明文庫本は「は」を補入した形。その他の青表紙本諸本は「こなたさまには」とある。底本は明融本の「は」不用説に従った本文ということになる。<BR>⏎
d194<P>⏎
cd2:195-96【深き夜のあはれを知るも入る月のおぼろけならぬ契りとぞ思ふ】-源氏の贈歌。出会ったことの宿世の深さをいう。<BR>⏎
<P>⏎
72【深き夜のあはれを知るも入る月の--おぼろけならぬ契りとぞ思ふ】-源氏の贈歌。出会ったことの宿世の深さをいう。<BR>⏎
d199<P>⏎
d1103<P>⏎
cd4:2106-109【なほ名のりたまへ】-以下「思されじ」まで、源氏の詞。「なほ」は、それまでに何度も名を尋ねていたことを表す。語られてない部分のあることを示す。<BR>⏎
<P>⏎
【憂き身世にやがて消えなば尋ねても草の原をば問はじとや思ふ】-前の源氏の歌に対する返歌というよりも新たに詠んだ女の贈歌。この歌には相手の歌句を引用して返すということをしてない。この間に、時間の経過があったことをも思わせる。『完訳』は「名を知らぬからとて、「草の原」(死後の魂のありか)を尋ねないつもりか、の問いかけは、男に心を傾けてしまった女の、相手に情愛を確かめる気持。源氏が執拗に名を尋ねるのに応じた内容だが、和歌としては贈歌の趣である」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
80-81【なほ名のりたまへ】-以下「思されじ」まで、源氏の詞。「なほ」は、それまでに何度も名を尋ねていたことを表す。語られてない部分のあることを示す。<BR>⏎
【憂き身世にやがて消えなば尋ねても--草の原をば問はじとや思ふ】-前の源氏の歌に対する返歌というよりも新たに詠んだ女の贈歌。この歌には相手の歌句を引用して返すということをしてない。この間に、時間の経過があったことをも思わせる。『完訳』は「名を知らぬからとて、「草の原」(死後の魂のありか)を尋ねないつもりか、の問いかけは、男に心を傾けてしまった女の、相手に情愛を確かめる気持。源氏が執拗に名を尋ねるのに応じた内容だが、和歌としては贈歌の趣である」と注す。<BR>⏎
d1111<P>⏎
cd2:1112-113【いづれぞと露のやどりを分かむまに小笹が原に風もこそ吹け】-源氏の返歌。「草の原」を受けて「小笹が原」と詠む。「露のやどり」に女の住む家を譬喩する。「露」「笹」「風」は縁語。「風もこそ吹け」は噂が立ったら大変だの意。<BR>⏎
<P>⏎
83【いづれぞと露のやどりを分かむまに--小笹が原に風もこそ吹け】-源氏の返歌。「草の原」を受けて「小笹が原」と詠む。「露のやどり」に女の住む家を譬喩する。「露」「笹」「風」は縁語。「風もこそ吹け」は噂が立ったら大変だの意。<BR>⏎
d1115<P>⏎
d1117<P>⏎
d1121<P>⏎
d1124<P>⏎
note08125 <A NAME="in13">[第三段 桜宴の翌日、昨夜の女性の素性を知りたがる]</A><BR>91 
d1126<P>⏎
c1127【藤壺は暁に参うのぼひにけり】-清涼殿の上の御局に。<BR>⏎
92【藤壺は暁に参うたまひにけり】-清涼殿の上の御局に。<BR>⏎
d1131<P>⏎
d1133<P>⏎
cd2:1136-137【まだ人のありさま見さだめぬほどはわづらはしかるべし】-「見さだめぬほどは」と「わづらはしかるべし」の間には間合があろう。『集成』は「それに、まだ相手の姫君の事情をよく見届けぬうちは、(六の君ならば、東宮妃に予定されていたりするから)事めんどうであろう」と注す。『完訳』は「まだ相手の人柄をよく見きわめぬうちは、それも煩わしいことだろう」と解す。<BR>⏎
<P>⏎
99【まだ人のありさまよく見さだめぬほどはわづらはしかるべし】-「見さだめぬほどは」と「わづらはしかるべし」の間には間合があろう。『集成』は「それに、まだ相手の姫君の事情をよく見届けぬうちは、(六の君ならば、東宮妃に予定されていたりするから)事めんどうであろう」と注す。『完訳』は「まだ相手の人柄をよく見きわめぬうちは、それも煩わしいことだろう」と解す。<BR>⏎
d1140<P>⏎
cd2:1141-142【世に知らぬ心地こそすれ有明の月のゆくへを空にまがへて】-源氏の独詠歌。「有明」と「空」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
102【世に知らぬ心地こそすれ有明の--月のゆくへを空にまがへて】-源氏の独詠歌。「有明」と「空」は縁語。<BR>⏎
note08143 <A NAME="in14">[第四段 紫の君の理想的成長ぶり、葵の上との夫婦仲不仲]</A><BR>103 
d1144<P>⏎
d1147<P>⏎
d1149<P>⏎
cd2:1151-152【翁もほとほと舞ひ出でぬべき心なむしはべりし】-百十三歳の尾張連浜主が仁明天皇の御前で長寿楽を舞ったという故事(『続日本後紀』承和十二年正月条)。<BR>⏎
<P>⏎
108【翁もほとほと舞ひ出でぬべき心なむしはべりし】-百十三歳の尾張連浜主が仁明天皇の御前で長寿楽を舞ったという故事(『続日本後紀』承和十二年正月条)。<BR>⏎
d1156<P>⏎
note08157 <A NAME="in15">[第五段 三月二十余日、右大臣邸の藤花の宴]</A><BR>112 
d1158<P>⏎
d1164<P>⏎
d1167<P>⏎
d1169<P>⏎
cd3:2170-172宿の花しなべての色ならば何かはさらに君を待たまし】-右大臣の贈歌。源氏招待の意。『集成』は「「花」は、暗に娘のことをいったもの」と指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
【内におはするほどにて】-主語は源氏。<BR>⏎
121-122わが宿の花しなべての色ならば--何かはさらに君を待たまし】-右大臣の贈歌。源氏招待の意。『集成』は「「花」は、暗に娘のことをいったもの」と指摘する。<BR>⏎
【内におはするほどにて】-主語は源氏。<BR>⏎
d1175<P>⏎
d1177<P>⏎
d1181<P>⏎
d1186<P>⏎
d1191<P>⏎
c1193【あやしくもさま変へる高麗人かな】-女房の詞。「高麗人」は『催馬楽』「石川」中の登場人物、それと知って、「帯」でなくて「扇」とは「あやしくも」と答えるが、なぜ「扇」なのか、この女房は事情を知らないので、こう言う。<BR>⏎
138【あやしくもさま変へる高麗人かな】-女房の詞。「高麗人」は『催馬楽』「石川」中の登場人物、それと知って、「帯」でなくて「扇」とは「あやしくも」と答えるが、なぜ「扇」なのか、この女房は事情を知らないので、こう言う。<BR>⏎
d1195<P>⏎
cd2:1196-197【梓弓いるさの山に惑ふかなほの見し月の影や見ゆると】-源氏の贈歌。「梓弓」は「射る」の枕詞。「いる」は「射る」と「入る」の掛詞。今日の「弓の結」にちなみ「入る」「弓」を詠み込んだ。「いるさの山」は但馬国の歌枕。「ほの見し月」は女を喩える。<BR>⏎
<P>⏎
140【梓弓いるさの山に惑ふかな--ほの見し月の影や見ゆると】-源氏の贈歌。「梓弓」は「射る」の枕詞。「いる」は「射る」と「入る」の掛詞。今日の「弓の結」にちなみ「入る」「弓」を詠み込んだ。「いるさの山」は但馬国の歌枕。「ほの見し月」は女を喩える。<BR>⏎
d1199<P>⏎
cd2:1200-201【心いる方ならませば弓張の月なき空に迷はましやは】-朧月夜の返歌。贈歌の「いるさの山」の「いる」と「梓弓」の「弓」を引用する。「心入る」は「入る」と「射る」の掛詞。「弓張の」は「月」の枕詞。また「入る」は「月」の縁語でもある。気持ちが薄いから迷うなどということをいうのですと、切り返した返歌。<BR>⏎
<P>⏎
142【心いる方ならませば弓張の--月なき空に迷はましやは】-朧月夜の返歌。贈歌の「いるさの山」の「いる」と「梓弓」の「弓」を引用する。「心入る」は「入る」と「射る」の掛詞。「弓張の」は「月」の枕詞。また「入る」は「月」の縁語でもある。気持ちが薄いから迷うなどということをいうのですと、切り返した返歌。<BR>⏎
d2203-204
<P>⏎
d1212
i1154
diffsrc/original/note09.htmlsrc/modified/note09.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 5/16/2009(ver.2-1)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 5/16/2009(ver.2-1)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d134<P>⏎
d136<P>⏎
d138<P>⏎
d163<P>⏎
note0964 <H4>第一章 六条御息所の物語 御禊見物の車争いの物語</H4>54 
note0965 <A NAME="in11">[第一段 朱雀帝即位後の光る源氏]</A><BR>55 
d166<P>⏎
d172<P>⏎
c176【世の響くばかりせさせたまひつつ】-主語は桐壺院。「つつ」は同じ動作の繰り返しを表す。たびたびお催しあそばすの意。<BR>⏎
64【世の響くばかりせさせたまひつつ】-主語は桐壺院。「つつ」は同じ動作の繰り返しを表す。たびたびお催しあそばすの意。<BR>⏎
c178【大将の君によろづこえつけたまふも】-主語は桐壺院。「大将の君」は源氏をさす。初めて大将の位の昇進したことが紹介される。桐壺院は東宮の後見に源氏を付ける。<BR>⏎
66【大将の君によろづこえつけたまふも】-主語は桐壺院。「大将の君」は源氏をさす。初めて大将の位の昇進したことが紹介される。桐壺院は東宮の後見に源氏を付ける。<BR>⏎
d180<P>⏎
c284-85宮にゐたまひにし】-斎宮は伊勢へ下向するまでに三年の潔斎が必要なので、「花宴」巻から「葵」巻の間に、二年の空白が存在する。<BR>⏎
【大将の御心へもいと頼もしげなきを】-六条御息所の心情にそった立場からの語り。<BR>⏎
71-72宮にゐたまひにし】-斎宮は伊勢へ下向するまでに三年の潔斎が必要なので、「花宴」巻から「葵」巻の間に、二年の空白が存在する。<BR>⏎
【大将の御心へもいと頼もしげなきを】-六条御息所の心情にそった立場からの語り。<BR>⏎
d187<P>⏎
d192<P>⏎
d195<P>⏎
d1100<P>⏎
d1105<P>⏎
d1114<P>⏎
note09115 <A NAME="in12">[第二段 新斎院御禊の見物]</A><BR>96 
d1116<P>⏎
d1124<P>⏎
d1128<P>⏎
d1133<P>⏎
d1147<P>⏎
c1149【かかるやつれをそれと知られぬるがいみじねたきこと限りなし】-『完訳』は「心底にある源氏への未練を、源氏の正妻に見すかされた屈辱感」と注す。<BR>⏎
125【かかるやつれをそれと知られぬるがいみじねたきこと限りなし】-『完訳』は「心底にある源氏への未練を、源氏の正妻に見すかされた屈辱感」と注す。<BR>⏎
d1158<P>⏎
cd4:2159-162【げに】-『完訳』は「かねてより物見車心つかひしけり」を受けると指摘する。<BR>⏎
<P
>⏎
【影をのみ御手洗川のつれなきに身の憂きほどぞいとど知らるる】-六条御息所の独詠歌。「みたらし」の「み」は「見る」と「御手洗川」の掛詞。「うき」は「憂き」と「浮き」の掛詞。「影」「浮き」は「川」の縁語。『完訳』は「影を宿すだけの川の流れに、己が身の薄幸を形象。「憂し」は運命の痛恨」と指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
134-135【げに】-『完訳』は「かねてより物見車心つかひしけり」を受けると指摘する。(1.2.2行 参照)<BR>⏎
【影をのみ御手洗川のつれなきに--身の憂きほどぞいとど知らるる】-六条御息所の独詠歌。「みたらし」の「み」は「見る」と「御手洗川」の掛詞。「うき」は「憂き」と「浮き」の掛詞。「影」「浮き」は「川」の縁語。『完訳』は「影を宿すだけの川の流れに、己が身の薄幸を形象。「憂し」は運命の痛恨」と指摘する。<BR>⏎
d1164<P>⏎
c1165【随身】-大将の随身は定員六名。<BR>⏎
137大将の御仮の随身】-大将の随身は定員六名。<BR>⏎
d1167<P>⏎
d1173<P>⏎
c1177【とめたまへと】-横山本は「とめ(め=まり)たまへと」、池田本は「とまり(まり=め)給へ(へ=はめ)と」、肖柏本と三条西家本は「とまりたまへと」とある。榊原家本や書陵部本は大島本と同文。河内本と別本の陽明文庫本は「とゝめ給へと」とある。<BR>⏎
147【とめたまへ--と】-横山本は「とめ(め=まり)たまへと」、池田本は「とまり(まり=め)給へ(へ=はめ)と」、肖柏本と三条西家本は「とまりたまへと」とある。榊原家本や書陵部本は大島本と同文。河内本と別本の陽明文庫本は「とゝめ給へと」とある。<BR>⏎
d1182<P>⏎
c1187【なあたら重りかに】-以下「思し憂じにけむ」まで、源氏の心中。『完訳』は「以下、葵の上評。「情おくる」は、細かな情愛に欠ける意。「すくすくし」は、やさしさのない意」と注す。<BR>⏎
156【なほ、あたら重りかに】-以下「思し憂じにけむ」まで、源氏の心中。『完訳』は「以下、葵の上評。「情おくる」は、細かな情愛に欠ける意。「すくすくし」は、やさしさのない意」と注す。<BR>⏎
d1194<P>⏎
note09195 <A NAME="in13">[第三段 賀茂祭の当日、紫の君と見物]</A><BR>163 
d1196<P>⏎
d1210<P>⏎
cd4:2211-214【はかりなき千尋の底の海松ぶさの生ひゆくすゑは我のみぞ見む】-源氏の贈歌。あなたの豊かな将来はわたしだけだ見届けましょうの意。<BR>⏎
<P>⏎
【千尋ともいかでか知らむ定めなく満ち干る潮ののどけからぬに】-紫の上の返歌。「千尋」の語句を受けて返す。『完訳』は「「満ち干る潮」の深浅動揺する景によって、源氏の「千尋」の情愛も頼りがたいと切り返した」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
177-178【はかりなき千尋の底の海松ぶさの--生ひゆくすゑは我のみぞ見む】-源氏の贈歌。あなたの豊かな将来はわたしだけだ見届けましょうの意。<BR>⏎
【千尋ともいかでか知らむ定めなく--満ち干る潮ののどけからぬに】-紫の上の返歌。「千尋」の語句を受けて返す。『完訳』は「「満ち干る潮」の深浅動揺する景によって、源氏の「千尋」の情愛も頼りがたいと切り返した」と注す。<BR>⏎
d1216<P>⏎
d1227<P>⏎
c1228【はかなしや人のかざせる葵ゆゑ神の許しの今日を待ちける】-源典侍の贈歌。「あふひ」は「逢ふ日」と「葵」の掛詞。「かざす」は葵祭に頭に葵を挿したことに因む。「人のかざせる」とは、既に人の物となってしまっているの意で、他の女と同車していることをいう。<BR>⏎
190【はかなしや人のかざせる葵ゆゑ--神の許しの今日を待ちける】-源典侍の贈歌。「あふひ」は「逢ふ日」と「葵」の掛詞。「かざす」は葵祭に頭に葵を挿したことに因む。「人のかざせる」とは、既に人の物となってしまっているの意で、他の女と同車していることをいう。<BR>⏎
d1230<P>⏎
d1234<P>⏎
cd2:1235-236【かざしける心ぞあだにおもほゆる八十氏人になべて逢ふ日を】-源氏の返歌。「かざす」を受けて、「かざしける心」と相手(源典侍)の誰にでも靡く心だと切り返す。<BR>⏎
<P>⏎
195【かざしける心ぞあだにおもほゆる--八十氏人になべて逢ふ日を】-源氏の返歌。「かざす」を受けて、「かざしける心」と相手(源典侍)の誰にでも靡く心だと切り返す。<BR>⏎
d1238<P>⏎
cd2:1239-240【悔しくもかざしけるかな名のみして人だのめなる草葉ばかりを】-源典侍の返歌。期待外れでしたの意。『花鳥余情』他の旧注では「行き帰る八十氏人の玉鬘かけてぞ頼むあふひてふ名を」(後撰集、夏、一六一、読人しらず)を指摘。『集成』は「榊葉の香をかぐはしみ尋め来れば八十氏人ぞ円居せりける」(古今集、神楽歌、五七七)を指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
197【悔しくもかざしけるかな名のみして--人だのめなる草葉ばかりを】-源典侍の返歌。期待外れでしたの意。『花鳥余情』他の旧注では「行き帰る八十氏人の玉鬘かけてぞ頼むあふひてふ名を」(後撰集、夏、一六一、読人しらず)を指摘。『集成』は「榊葉の香をかぐはしみ尋め来れば八十氏人ぞ円居せりける」(古今集、神楽歌、五七七)を指摘する。<BR>⏎
c1246【挑ましからぬかざし争ひかな】-源氏の心。「かざし」は源典侍との歌の贈答の語句をさす。<BR>⏎
203【挑ましからぬかざし争ひかな】-源氏の心。「かざし」は源典侍との歌の贈答の語句をさす。<BR>⏎
d1249<P>⏎
note09250 <H4>第二章 葵の上の物語 六条御息所がもののけとなってとり憑く物語</H4>206 
note09251 <A NAME="in21">[第一段 車争い後の六条御息所]</A><BR>207 
d1252<P>⏎
c1253【御息所はものを思し乱るる】-六条御息所の物語。車争いの後、煩悶深まる。『完訳』は「「もの」は魂の意。接頭語ではない。心底からの物思い」と注す。<BR>⏎
208【御息所はものを思し乱るること】-六条御息所の物語。車争いの後、煩悶深まる。『完訳』は「「もの」は魂の意。接頭語ではない。心底からの物思い」と注す。<BR>⏎
cd2:1261-262【御心も浮きたるやうに】-前の引き歌「伊勢の海に」の語句を受けて「浮きたるやう」とある。<BR>⏎
<P>⏎
216【御心も浮きたるやうに】-前の引き歌「伊勢の海に」の語句を受けて「浮きたるやう」とある。<BR>⏎
d1269<P>⏎
c1270【大殿には御のけめきて】-葵の上、物の怪に苦しむ。<BR>⏎
223【大殿にはもののけめきて】-葵の上、物の怪に苦しむ。<BR>⏎
d1277<P>⏎
d1279<P>⏎
d1286<P>⏎
d1291<P>⏎
note09292 <A NAME="in22">[第二段 源氏、御息所を旅所に見舞う]</A><BR>241 
d1293<P>⏎
c1295【思し起して】-『完訳』は「すすまぬ気を引きたてる意」と注す。<BR>⏎
243【思し起して】-『完訳』は「すすまぬ気を引きたてる意」と注す。<BR>⏎
d1297<P>⏎
c1299【思ひ入れはべらね】-葵の上の病状をさして言う。<BR>⏎
246【思ひ入れはべらね】-葵の上の病状をさして言う。<BR>⏎
d1302<P>⏎
d1308<P>⏎
c1310【え引きよかでなむ】-『集成』は「見放しかねまして。「引きよく」は、避けて通る意」と注す。<BR>⏎
255【え引きよかでなむ】-『集成』は「見放しかねまして。「引きよく」は、避けて通る意」と注す。<BR>⏎
d1312<P>⏎
c1313【袖るる恋路とかつは知りながらおりたつ田子のみづからぞ憂き】-御息所の贈歌。「こひぢ」は「泥」と「恋路」の掛詞。「身づから」に「水」を響かす。「濡るる」「水」は縁語。また「泥」「田子」(農夫)は縁語。『完訳』は「泥まみれの農夫に、源氏との絶望的な恋愛から抜け出せぬ己が運命の痛恨をかたどる。「うし」に注意。女からの贈歌に注意。未練による」と注す。<BR>⏎
257【袖るる恋路とかつは知りながら--おりたつ田子のみづからぞ憂き】-御息所の贈歌。「こひぢ」は「泥」と「恋路」の掛詞。「身づから」に「水」を響かす。「濡るる」「水」は縁語。また「泥」「田子」(農夫)は縁語。『完訳』は「泥まみれの農夫に、源氏との絶望的な恋愛から抜け出せぬ己が運命の痛恨をかたどる。「うし」に注意。女からの贈歌に注意。未練による」と注す。<BR>⏎
d1315<P>⏎
d1323<P>⏎
cd2:1324-325【浅みにや人はおりたつわが方は身もそぼつまで深き恋路を】-「こひぢ」を受けて、自分は「身もそぼつまで深き恋路」に下り立っていると切り返す。「人」は御息所をさす。『孟津抄』は「浅みこそ袖はひづらめ涙川身さへ流ると聞かばたのまむ」(古今集、恋三、六一八、在原業平)を指摘。『完訳』は「同発想で、御息所の歌を切り返すが、事実の根拠もなく、言葉だけの応酬」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
266【浅みにや人はおりたつわが方は--身もそぼつまで深き恋路を】-「こひぢ」を受けて、自分は「身もそぼつまで深き恋路」に下り立っていると切り返す。「人」は御息所をさす。『孟津抄』は「浅みこそ袖はひづらめ涙川身さへ流ると聞かばたのまむ」(古今集、恋三、六一八、在原業平)を指摘。『完訳』は「同発想で、御息所の歌を切り返すが、事実の根拠もなく、言葉だけの応酬」と注す。<BR>⏎
d1327<P>⏎
note09328 <A NAME="in23">[第三段 葵の上に御息所のもののけ出現する]</A><BR>268 
d1329<P>⏎
c1331【この御きすだま故父大臣の御霊など言ふものあり】-御息所の聞いた噂。「この」は御息所をさす。「故父大臣」とは御息所の父大臣。『完訳』は「父大臣が左大臣を恨んで死んだとも読める。政治的敗北者か」と注す。次の「賢木」巻に御息所の父が大臣であったと語られる。<BR>⏎
270【この御きすだま故父大臣の御霊など言ふものあり】-御息所の聞いた噂。「この」は御息所をさす。「故父大臣」とは御息所の父大臣。『完訳』は「父大臣が左大臣を恨んで死んだとも読める。政治的敗北者か」と注す。次の「賢木」巻に御息所の父が大臣であったと語られる。<BR>⏎
cd2:1334-335【人を悪しかれ】-葵の上をさす。『完訳』は「他人の不幸を願う気持はない」と注す。<BR>
しかれな-横山本は「あしかれな(な$)と」と「な」をミセケチ、三条西家本は「あしかれと」。別本の御物本が「あしかれと」とある。<BR>⏎
273【人を悪しかれなど】-【人を悪しかれ】-葵の上をさす。『完訳』は「他人の不幸を願う気持はない」と注す。<BR>【悪しかれなど】-横山本は「あしかれな(な$)と」と「な」をミセケチ、三条西家本は「あしかれと」。別本の御物本が「あしかれと」とある。<BR>⏎
d1337<P>⏎
d1347<P>⏎
d1353<P>⏎
note09354 <A NAME="in24">[第四段 斎宮、秋に宮中の初斎院に入る]</A><BR>289 
d1355<P>⏎
d1357<P>⏎
d1360<P>⏎
d1371<P>⏎
cd2:1373-374【よそ人だに見たてまつらむに心乱れぬべし】-語り手の感情移入の推測。「よそ人」を『集成』は「夫婦でなくても」と注す。『完訳』は「夫という関係にない人でさえ」と注す。<BR>⏎
【心乱れぬべし】-『完訳』は「どうしてよいのか分らぬ気持になるにちがいない」と訳す。<BR>⏎
304【よそ人だに見たてまつらむに心乱れぬべし】-語り手の感情移入の推測。「よそ人」を『集成』は「夫婦でなくても」と注す。『完訳』は「夫という関係にない人でさえ」と注す。<BR>【心乱れぬべし】-『完訳』は「どうしてよいのか分らぬ気持になるにちがいない」と訳す。<BR>⏎
d1382<P>⏎
d1391<P>⏎
cd2:1392-393【嘆きわび空に乱るるわが魂を結びとどめよしたがへのつま】-大島本「したかへ」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「したがひ」と校訂する。『新大系』は「したがへ」のままとする。平安文学には「したがひ」(宇津保物語・蜻蛉日記)「したがへ」(狭衣物語)の両用例がある。物の怪の歌。『異本紫明抄』は「思ひ余り出でにし魂のあるならむ夜深く見えば魂結びせよ」(伊勢物語)を指摘。また『河海抄』は「魂は見つぬしは誰とも知らねども結びとどめよしたがひつま」(袋草子)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
320【嘆きわび空に乱るるわが魂を--結びとどめよしたがへのつま】-大島本「したかへ」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「したがひ」と校訂する。『新大系』は「したがへ」のままとする。平安文学には「したがひ」(宇津保物語・蜻蛉日記)「したがへ」(狭衣物語)の両用例がある。物の怪の歌。『異本紫明抄』は「思ひ余り出でにし魂のあるならむ夜深く見えば魂結びせよ」(伊勢物語)を指摘。また『河海抄』は「魂は見つぬしは誰とも知らねども結びとどめよしたがひつま」(袋草子)を指摘。<BR>⏎
c1399【あな心】-源氏の心。『完訳』は「この「心憂」は心底からいやに思う気持。以後の源氏に頻出」と注す。<BR>⏎
326【あな】-源氏の心。『完訳』は「この「心憂」は心底からいやに思う気持。以後の源氏に頻出」と注す。<BR>⏎
d1402<P>⏎
note09403 <A NAME="in25">[第五段 葵の上、男子を出産]</A><BR>329 
d1404<P>⏎
d1411<P>⏎
c1412【名残すこしうちみて】-『完訳』は「残っていた心配も薄らいで」と注す。<BR>⏎
336【名残すこしうちやすみて】-『完訳』は「残っていた心配も薄らいで」と注す。<BR>⏎
d1414<P>⏎
d1418<P>⏎
d1420<P>⏎
d1424<P>⏎
cd3:2431-433【艶にのみあるべき御仲にもあらぬを】-『完訳』は「お体裁をつくっていらっしゃるべき御仲でもないのですから」の意に訳す。<BR>⏎
【御仲にもあらぬを--物越にてなど】-池田本は補入、三条西家本はナシ。池田本と三条西家本とが同系統の本である証左。<BR>⏎
【物越にてなどあべきかは】-『集成』は「几帳越しのご対面などとんでもない」の意に解す。<BR>⏎
351-352【艶にのみあるべき御仲にもあらぬを】-『完訳』は「お体裁をつくっていらっしゃるべき御仲でもないのですから」の意に訳す。<BR>【御仲にもあらぬを--物越にてなど】-池田本は補入、三条西家本はナシ。池田本と三条西家本とが同系統の本である証左。<BR>⏎
【物越にてなどあべきかは】-『集成』は「几帳越しのご対面などとんでもない」の意に解す。<BR>⏎
d1435<P>⏎
d1440<P>⏎
d1442<P>⏎
d1446<P>⏎
d1448<P>⏎
note09449 <A NAME="in26">[第六段 秋の司召の夜、葵の上死去する]</A><BR>363 
d1450<P>⏎
d1453<P>⏎
d1458<P>⏎
d1466<P>⏎
note09467 <A NAME="in27">[第七段 葵の上の葬送とその後]</A><BR>377 
d1468<P>⏎
d1470<P>⏎
cd3:2473-475【思し焦れたり】-『完訳』は「火葬の縁語」と注す。<BR>⏎
【八月二十余日の有明】-葵の上の葬送は八月二十余日。二十三夜月に近い月が空にかかり、有明の月となって西の空に残るころ。<BR>⏎
【余日】-大島本は「よ日」とある。『集成』『古典セレクション』は「よにち」と訓じる。<BR>⏎
381-382【思し焦れたり】-『完訳』は「火葬の縁語」と注す。<BR>⏎
【八月二十余日の有明】-葵の上の葬送は八月二十余日。二十三夜月に近い月が空にかかり、有明の月となって西の空に残るころ。<BR>【余日】-大島本は「よ日」とある。『集成』『古典セレクション』は「よにち」と訓じる。<BR>⏎
cd5:3478-482【空のみ眺められて】-『全集』『集成』『完訳』は「大空は恋しき人の形見かは物思ふごとに眺めらるらむ」(古今集、恋四、七四三、酒井人真)を引歌として指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【のぼりぬる煙はそれとわかねどもなべて雲居のあはれなるかな】-源氏の独詠歌。『完訳』は「形見の空という引歌の発想から連続して、火葬の煙が雲と化した空全体を哀傷風景とした歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【殿におはしきて】-「殿」は左大臣邸をさす。なお大島本と榊原家本は「殿にをはしつきて」とあるが、その他の諸本は「殿におはしつきても」とある。『集成』『完訳』は「殿におはしつきても」と訂正する。<BR>⏎
385-387【空のみ眺められたまひて】-『全集』『集成』『完訳』は「大空は恋しき人の形見かは物思ふごとに眺めらるらむ」(古今集、恋四、七四三、酒井人真)を引歌として指摘。<BR>⏎
【のぼりぬる煙はそれとわかねども--なべて雲居のあはれなるかな】-源氏の独詠歌。『完訳』は「形見の空という引歌の発想から連続して、火葬の煙が雲と化した空全体を哀傷風景とした歌」と注す。<BR>⏎
【殿におはしきて】-「殿」は左大臣邸をさす。なお大島本と榊原家本は「殿にをはしつきて」とあるが、その他の諸本は「殿におはしつきても」とある。『集成』『完訳』は「殿におはしつきても」と訂正する。<BR>⏎
c1486【思しけらるれど】-「らるれ」(自発の助動詞)。お思い出しにならずにはいらっしゃれない、の意。<BR>⏎
391【思しつづけらるれど】-「らるれ」(自発の助動詞)。お思い出しにならずにはいらっしゃれない、の意。<BR>⏎
d1488<P>⏎
cd2:1489-490【限りあれば薄墨衣浅けれど涙ぞ袖を淵となしける】-源氏の独詠歌。「淵」と「藤(衣)」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
393【限りあれば薄墨衣浅けれど--涙ぞ袖を淵となしける】-源氏の独詠歌。「淵」と「藤(衣)」を掛ける。<BR>⏎
d1494<P>⏎
d1496<P>⏎
d1505<P>⏎
d1507<P>⏎
d1510<P>⏎
cd2:1512-513【人の世をあはれと聞くも露けきに後るる袖を思ひこそやれ】-御息所の贈歌。「聞く」に「菊」を響かす。「菊」「露」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
410【人の世をあはれと聞くも露けきに--後るる袖を思ひこそやれ】-御息所の贈歌。「聞く」に「菊」を響かす。「菊」「露」は縁語。<BR>⏎
cd4:1517-520【わが心ながらなほえ思し直すまじきなめりかし】-『湖月抄』は「草子の地也」と指摘。『完訳』も「源氏が自ら御息所への気持を変えがたいとする、語り手の推測」と注す。⏎
心-大島本は「我御心」。横山本は「我御心」とミセケチ、池田本と三条西家本は「我心」とあり底本と同文。<BR>⏎
【思し直す】-御息所を厭う気持ちを元にもどすことをさす。<BR>⏎
【なめりかし】-「な」(断定の助動詞)「めり」(推量の助動詞)「かし」(終助詞)は語り手の推測。<BR>⏎
414【わが心ながらなほえ思し直すまじきなめりかし】-『湖月抄』は「草子の地也」と指摘。『完訳』も「源氏が自ら御息所への気持を変えがたいとする、語り手の推測」と注す。<BR>【が御-大島本は「我御心」。横山本は「我御心」とミセケチ、池田本と三条西家本は「我心」とあり底本と同文。<BR>【思し直す】-御息所を厭う気持ちを元にもどすことをさす。<BR>【なめりかし】-「な」(断定の助動詞)「めり」(推量の助動詞)「かし」(終助詞)は語り手の推測。<BR>⏎
d1523<P>⏎
c2527-528【とまる身も消えしもおなじ露の世に心置くらむほどぞはかなき】-源氏の返歌。「止まる」「消え」「置く」は「露」の縁語。『完訳』は「生きとまる自分と死んだ葵の上を、ともに無常の身として一般化した表現。「心おく」は思いつめる意で、御息所の怨念を暗示する」と注す。<BR>⏎
【かつはおほちてよかし】-「かつは」について、『集成』は「かたがた、あなたもその執着(私の身の上を思いやって下さること)を、おさまし下さいませ」という「かたがた」の意に解し、『完訳』は「思いつめるのも無理はないが」と解す。<BR>⏎
420-421【とまる身も消えしもおなじ露の世に--心置くらむほどぞはかなき】-源氏の返歌。「止まる」「消え」「置く」は「露」の縁語。『完訳』は「生きとまる自分と死んだ葵の上を、ともに無常の身として一般化した表現。「心おく」は思いつめる意で、御息所の怨念を暗示する」と注す。<BR>⏎
【かつはちてよかし】-「かつは」について、『集成』は「かたがた、あなたもその執着(私の身の上を思いやって下さること)を、おさまし下さいませ」という「かたがた」の意に解し、『完訳』は「思いつめるのも無理はないが」と解す。<BR>⏎
d1530<P>⏎
d1532<P>⏎
c1535【その御はり】-故前坊をさす。父親代わりに。<BR>⏎
426【その御はり】-故前坊をさす。父親代わりに。<BR>⏎
d1539<P>⏎
cd2:1542-543【さすおほされけり】-『新大系』は「御息所を「さすがに」断念できない執着」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
432【さすされけり】-『新大系』は「御息所を「さすがに」断念できない執着」と注す。<BR>⏎
note09544 <A NAME="in28">[第八段 三位中将と故人を追慕する]</A><BR>433 
d1545<P>⏎
d1551<P>⏎
d1553<P>⏎
c1554【時雨うちしてあはれなる暮つ方】-季節は晩秋から初冬に移る。そのある日の夕暮れ。<BR>⏎
440【時雨うちして、ものあはれなる暮つ方】-季節は晩秋から初冬に移る。そのある日の夕暮れ。<BR>⏎
d1558<P>⏎
c1559【雨となりしぐるる空の浮雲をいづれの方とわきて眺めむ】-三位中将の贈歌。「うき雲」は「憂き」を掛ける。<BR>⏎
444【雨となりしぐるる空の浮雲を--いづれの方とわきて眺めむ】-三位中将の贈歌。「うき雲」は「憂き」を掛ける。<BR>⏎
d1561<P>⏎
cd2:1562-563【見し人の雨となりにし雲居さへいとど時雨にかき暮らすころ】-源氏の返歌。贈歌中の「雨」「時雨」「雲」の語句を用いて、自分の気持ちもあなたと同じだと言って返す。<BR>⏎
<P>⏎
446【見し人の雨となりにし雲居さへ--いとど時雨にかき暮らすころ】-源氏の返歌。贈歌中の「雨」「時雨」「雲」の語句を用いて、自分の気持ちもあなたと同じだと言って返す。<BR>⏎
d1565<P>⏎
d1567<P>⏎
d1570<P>⏎
cd3:2571-573【草枯れのまがきに残る撫子を別れし秋のかたみとぞ見る】-源氏から大宮への贈歌。『完訳』は「「なでしこ」は愛児の象徴で若君を、「秋」は亡き葵の上をさす。行く秋の哀感に、逝った妻への悲傷をかたどり、咲き残る撫子に形見の子への愛着をこめた表現」と注す。<BR>⏎
【にほひ劣りてや御覧ぜらむ】-歌に添えた詞。『完訳』は「亡き親の君よりは美しさが劣っていると御覧になりましょうか」の意に訳す。<BR>⏎
<P>⏎
451-452【草枯れのまがきに残る撫子を--別れし秋のかたみとぞ見る】-源氏から大宮への贈歌。『完訳』は「「なでしこ」は愛児の象徴で若君を、「秋」は亡き葵の上をさす。行く秋の哀感に、逝った妻への悲傷をかたどり、咲き残る撫子に形見の子への愛着をこめた表現」と注す。<BR>⏎
【にほひ劣りてや御覧ぜらるらむ】-歌に添えた詞。『完訳』は「亡き親の君よりは美しさが劣っていると御覧になりましょうか」の意に訳す。<BR>⏎
d1575<P>⏎
cd2:1576-577【今も見てなかなか袖を朽たすかな垣ほ荒れにし大和撫子】-大宮の返歌。「あな恋し今も見てしが山がつの垣ほに咲ける大和撫子」(古今集、恋四、六九五、読人しらず)が引歌として指摘される。<BR>⏎
<P>⏎
454【今も見てなかなか袖を朽たすかな--垣ほ荒れにし大和撫子】-大宮の返歌。「あな恋し今も見てしが山がつの垣ほに咲ける大和撫子」(古今集、恋四、六九五、読人しらず)が引歌として指摘される。<BR>⏎
d1583<P>⏎
c1584【わきてこの暮こそ袖は露けけれもの思ふ秋はあまた経ぬれど】-源氏の朝顔の宮への贈歌。<BR>⏎
460【わきてこの暮こそ袖は露けけれ--もの思ふ秋はあまた経ぬれど】-源氏の朝顔の宮への贈歌。<BR>⏎
d1586<P>⏎
cd5:2589-593【大内山を思ひやりきこえながらえやは】-朝顔の返事。歌の前文。『源氏釈』は「白雲の九重にしも立ちつるは大内山といへばなりけり」(新勅撰集、雑四、一二六七、兼輔)を指摘。『集成』は「「大内山」は御室山の別称。宇多上皇が出家後篭られたので、源氏の勤行一途の生活を喩えてこういったものか。「えやは」は、「どうして--できようか、⏎
とてもできない」の意の連語。「えやは聞こゆべき」を略した言い方」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【秋霧に立ちおくれぬと聞きしよりしぐるる空もいかがとぞ思ふ】-朝顔の宮の返歌。『河海抄』は「色ならば移るばかりもそめてまし思ふ心をえやは見せける」(後撰集、恋二、六三一、貫之)を指摘。「霧」「たち」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
464-465【大内山を思ひやりきこえながらえやは】-朝顔の返事。歌の前文。『源氏釈』は「白雲の九重にしも立ちつるは大内山といへばなりけり」(新勅撰集、雑四、一二六七、兼輔)を指摘。『集成』は「「大内山」は御室山の別称。宇多上皇が出家後篭られたので、源氏の勤行一途の生活を喩えてこういったものか。「えやは」は、「どうして--できようか、とてもできない」の意の連語。「えやは聞こゆべき」を略した言い方」と注す。<BR>⏎
【秋霧に立ちおくれぬと聞きしより--しぐるる空もいかがとぞ思ふ】-朝顔の宮の返歌。『河海抄』は「色ならば移るばかりもそめてまし思ふ心をえやは見せける」(後撰集、恋二、六三一、貫之)を指摘。「霧」「たち」は縁語。<BR>⏎
d1595<P>⏎
d1601<P>⏎
d1604<P>⏎
d1609<P>⏎
d1612<P>⏎
d1614<P>⏎
d1616<P>⏎
d1619<P>⏎
d1622<P>⏎
note09623 <A NAME="in29">[第九段 源氏、左大臣邸を辞去する]</A><BR>486 
d1624<P>⏎
d1628<P>⏎
d1631<P>⏎
d1633<P>⏎
c1634【齢のつもには】-大島本「よハひのつもるにハ」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「齢のつもりには」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。以下「つらうもはべるかな」まで、左大臣の詞。<BR>⏎
493【齢のつもには】-大島本「よハひのつもるにハ」とある。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「齢のつもりには」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。以下「つらうもはべるかな」まで、左大臣の詞。<BR>⏎
c1636【後れ先立つほどの定めなさ】-以下「推し量らせたまひてむ」まで、源氏の詞。『源氏釈』は「末の露もとの雫や世の中の後れ先立つ例なるらむ」(新古今集、哀傷、七五七、僧正遍照)を指摘。現行の注釈書でも引歌として指摘する。<BR>⏎
495【後れ先立つほどの定めなさ】-以下「推し量らせたまひてむ」まで、源氏の詞。『源氏釈』は「末の露もとの雫や世の中の後れ先立つ例なるらむ」(新古今集、哀傷、七五七、僧正遍照)を指摘。現行の注釈書でも引歌として指摘する。<BR>⏎
d1639<P>⏎
cd2:1640-641【うち見ましたまふに】-主語は源氏。以下、源氏の目を通した叙述。<BR>⏎
<P>⏎
498【うち見ましたまふに】-主語は源氏。以下、源氏の目を通した叙述。<BR>⏎
c1643【ひとへに思やりなき女房などは】-『集成』は「思い詰めてあとさきの考えられない女房などは」と注す。<BR>⏎
500【ひとへに思やりなき女房などは】-『集成』は「思い詰めてあとさきの考えられない女房などは」と注す。<BR>⏎
d1645<P>⏎
d1648<P>⏎
c1651【ほほ笑むあるべし】-語り手の推量。<BR>⏎
506【ほほ笑むあるべし】-語り手の推量。<BR>⏎
d1656<P>⏎
cd2:1657-658【なき魂ぞいとど悲しき寝し床のあくがれがたき心ならひに】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
511【なき魂ぞいとど悲しき寝し床の--あくがれがたき心ならひに】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
d1660<P>⏎
cd2:1661-662【君なくて塵つもりぬる常夏の露うち払ひいく夜寝ぬらむ】-源氏の独詠歌。「塵をだに据ゑじとぞ思ふ咲きしより妹とわが寝る常夏の花」(古今集、夏、一六七、凡河内躬恒)が引歌として指摘される。「とこ」は「常夏」と「床」の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
513【君なくて塵つもりぬる常夏の--露うち払ひいく夜寝ぬらむ】-源氏の独詠歌。「塵をだに据ゑじとぞ思ふ咲きしより妹とわが寝る常夏の花」(古今集、夏、一六七、凡河内躬恒)が引歌として指摘される。「とこ」は「常夏」と「床」の掛詞。<BR>⏎
d1664<P>⏎
d1666<P>⏎
d1669<P>⏎
d1672<P>⏎
d1676<P>⏎
d1683<P>⏎
d1685<P>⏎
note09686 <H4>第三章 紫の君の物語 新手枕の物語</H4>530 
note09687 <A NAME="in31">[第一段 源氏、紫の君と新手枕を交わす]</A><BR>531 
d1688<P>⏎
cd2:1690-691【少納言がもてなし心もとなきなう心にくし】-源氏の感想。<BR>⏎
<P>⏎
533【少納言がもてなし心もとなきところなう心にくし】-源氏の感想。<BR>⏎
d1698<P>⏎
d1703<P>⏎
d1706<P>⏎
cd3:2708-710【心くるしけれどいかがありけむ】-語り手の紫の君に対する同情と推測。「男君はとく起きたまひて女君は--朝あり」に掛かる。『孟津抄』は「草子地也」と指摘。『完訳』は「紫の上の無心さへの憐憫。不審がる語り手の評言を挿入。詳細を省き、「男君は--朝あり」と、二人の結婚の事実を語る」と注す。⏎
【人けぢめ見たてまつりわくべき御仲にもあらぬに】-挿入句。これまでも一緒に寝起きしていた仲であることをいう。<BR>⏎
<P>⏎
547-548【心しけれどいかがありけむ】-語り手の紫の君に対する同情と推測。「男君はとく起きたまひて女君は--朝あり」に掛かる。『孟津抄』は「草子地也」と指摘。『完訳』は「紫の上の無心さへの憐憫。不審がる語り手の評言を挿入。詳細を省き、「男君は--朝あり」と、二人の結婚の事実を語る」と注す。<BR>
【人けぢめ見たてまつりわくべき御仲にもあらぬに】-挿入句。これまでも一緒に寝起きしていた仲であることをいう。<BR>⏎
d1713<P>⏎
cd2:1714-715【あやなくも隔てけるかな夜をかさねさすがに馴れし夜の衣を】-源氏の贈歌。「綾」「隔て」「重ね」「馴れ」は「衣」の縁語。肖柏本と書陵部本は「中の」。河内本と別本の陽明文庫本も「中の」とある。<BR>⏎
<P>⏎
551【あやなくも隔てけるかな夜をかさね--さすがに馴れし夜の衣を】-源氏の贈歌。「綾」「隔て」「重ね」「馴れ」は「衣」の縁語。肖柏本と書陵部本は「中の」。河内本と別本の陽明文庫本も「中の」とある。<BR>⏎
d1718<P>⏎
c1721【などかくいぶせき】-以下「思ふらむ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
556【などかく】-以下「思ふらむ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1727<P>⏎
note09728 <A NAME="in32">[第二段 結婚の儀式の夜]</A><BR>562 
d1729<P>⏎
d1743<P>⏎
d1746<P>⏎
d1755<P>⏎
c1756【人は知らぬに】-女房をさす。<BR>⏎
586【人は知らぬに】-女房をさす。<BR>⏎
d1758<P>⏎
d1763<P>⏎
c1766【新手枕の心苦しくて夜や隔てむ】-『奥入』は「若草の新手枕をまきそめて夜をや隔てむ憎からなくに」(古今六帖一、夜隔てる)を指摘。<BR>⏎
594【新手枕の心苦しくて、「や隔てむ】-『奥入』は「若草の新手枕をまきそめて夜をや隔てむ憎からなくに」(古今六帖一、夜隔てる)を指摘。<BR>⏎
c1768【もてなして】-『完訳』は「お見せかけになり」の意に解す。<BR>⏎
596【もてなしたまひて】-『完訳』は「お見せかけになり」の意に解す。<BR>⏎
d1770<P>⏎
c1773【げにはたやむごとなかりつる方も】-以下「などか口惜しからむ」まで、右大臣の詞。「げに」は「さてもあらむに」にかかる。<BR>⏎
600【げにはた、かくやむごとなかりつる方も】-以下「などか口惜しからむ」まで、右大臣の詞。「げに」は「さてもあらむに」にかかる。<BR>⏎
c1775【いとにくし】-弘徽殿大后の心中。<BR>⏎
602【いとし】-弘徽殿大后の心中。<BR>⏎
cd3:1777-779【をさをさしくだにしなしたまへらば】-『集成』は「(御匣殿の別当としての)宮仕えでも、立派にさえお勤めなさるなら」の意に解す。『完訳』は「宮仕えでも重々しい地位にさえなれば」の意に解す。<BR>⏎
【しなしたまへらば】-「ら」(完了の助動詞、存続)。お勤め続けていらしたら、というニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
604【をさをさしくだにしなしたまへらば】-『集成』は「(御匣殿の別当としての)宮仕えでも、立派にさえお勤めなさるなら」の意に解す。『完訳』は「宮仕えでも重々しい地位にさえなれば」の意に解す。<BR>【しなしたまへらば】-「ら」(完了の助動詞、存続)。お勤め続けていらしたら、というニュアンス。<BR>⏎
c1781【何かはかばかり短かめる世にかくて思ひ定まりなむ人の怨みも負ふまじかりけり】-大島本「みし△ゝ(△ゝ#か<朱>)め(め=覧歟)世に」とある。『集成』『古典セレクション』『新大系』は諸本に従って「短(みじか)かめる世に」と校訂する。源氏の思念。『集成』は「浮気してみたところで何になろう。葵の上が若くて逝ったように、長くもない人生なのだから。このまま紫の上を妻と決めよう、女の怨みを負うのもつまらないことだった」の意に解す。『完訳』は「なんの、これでよいではないか。さほど永くもない人生なのだから。自分は今のままで落ち着くことにしよう。女の恨みを受けてはならないのだ」の意に解す。<BR>⏎
606【何かはかばかり 短かめる世にかくて思ひ定まりなむ人の怨みも負ふまじかりけり】-大島本「みし△ゝ(△ゝ#か<朱>)め(め=覧歟)世に」とある。『集成』『古典セレクション』『新大系』は諸本に従って「短(みじか)かめる世に」と校訂する。源氏の思念。『集成』は「浮気してみたところで何になろう。葵の上が若くて逝ったように、長くもない人生なのだから。このまま紫の上を妻と決めよう、女の怨みを負うのもつまらないことだった」の意に解す。『完訳』は「なんの、これでよいではないか。さほど永くもない人生なのだから。自分は今のままで落ち着くことにしよう。女の恨みを受けてはならないのだ」の意に解す。<BR>⏎
d1784<P>⏎
d1786<P>⏎
d1793<P>⏎
note09794 <A NAME="in33">[第三段 新年の参賀と左大臣邸へ挨拶回り]</A><BR>616 
d1795<P>⏎
cd2:1801-802【御方に入りたまへば】-葵の上の部屋をさす。<BR>⏎
<P>⏎
622【御方に入りたまへば】-葵の上の部屋をさす。<BR>⏎
d1805<P>⏎
c1812【来ざらましか口惜しう思さまし】-源氏の心。「ましかば--まし」は反実仮想。<BR>⏎
631【来ざらましかば、口惜しう思さまし】-源氏の心。「ましかば--まし」は反実仮想。<BR>⏎
d1815<P>⏎
cd4:2816-819【あまた年今日改めし色衣着ては涙ぞふる心地する】-源氏の贈歌。「きて」は「来て」と「着て」、「ふる」は「降る」と「古る」との掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
【新しき年ともいはずふるものはふりぬる人の涙なりけり】-大宮の返歌。贈歌中の「年」「涙」「ふる」の語句を用いて返す。「ふる」に「降る」と「古る」とを掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
634-635【あまた年今日改めし色衣--着ては涙ぞふる心地する】-源氏の贈歌。「きて」は「来て」と「着て」、「ふる」は「降る」と「古る」との掛詞。<BR>⏎
【新しき年ともいはずふるものは--ふりぬる人の涙なりけり】-大宮の返歌。贈歌中の「年」「涙」「ふる」の語句を用いて返す。「ふる」に「降る」と「古る」とを掛ける。<BR>⏎
d2821-822
<P>⏎
d1829
i1646
diffsrc/original/note10.htmlsrc/modified/note10.html
cd4:38-11<body background="wallppr062.gif">斎 First updated 5/19/2001(ver.1-2)<BR>⏎
Last updated 9/5/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
8-10<BODY>⏎
<
ADDRESS>Last updated 9/5/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d118
d127
d130
d132
d134
d136
cd2:137-38<P>第一章 六条御息所の物語 秋の別れと伊勢下向の物語<BR>⏎

30第一章 六条御息所の物語 秋の別れと伊勢下向の物語<BR>⏎
d184<P>⏎
note1085<H4>第一章 六条御息所の物語 秋の別れと伊勢下向の物語</H4>76 
note1086 <A NAME="in11">[第一段 六条御息所、伊勢下向を決意]</A><BR>77 
d194
d1104
d1110
note10111<P> <A NAME="in12">[第二段 野の宮訪問と暁の別れ]</A><BR>99 
d1112
c1116【いとあまり埋もれいたきを物越ばかりの対面は】-御息所の応諾の気持ち。『完訳』は「引込み思案すぎても失礼かと。源氏に逢いたい本心を合理化」と注す。<BR>⏎
103【いとあまり埋もれいたきを物越ばかりの対面は】-御息所の応諾の気持ち。『完訳』は「引込み思案すぎても失礼かと。源氏に逢いたい本心を合理化」と注す。<BR>⏎
d1118
d1124
c1126【とことしき】-『集成』『新大系』は「ことことしき」と清音、『古典セレクション』は「ことごとしき」と濁音に読む。前者の読みに従う。なお、類義語に「ものものし」「いかめし」などがある。「ことことし」は対象が広範囲にわたり美的でないもの、悪しきものを指すことが多く、それに対して、「ものものし」は個々の人間の容姿・態度・性格などについて美的なもの、良きものを表現することが多く、また「いかめし」も儀式・行事・贈り物・建物などについて美的なもの、良きものを表現することが多いという(『小学館古語大辞典』)。<BR>⏎
111とことしき】-『集成』『新大系』は「ことことしき」と清音、『古典セレクション』は「ことごとしき」と濁音に読む。前者の読みに従う。なお、類義語に「ものものし」「いかめし」などがある。「ことことし」は対象が広範囲にわたり美的でないもの、悪しきものを指すことが多く、それに対して、「ものものし」は個々の人間の容姿・態度・性格などについて美的なもの、良きものを表現することが多く、また「いかめし」も儀式・行事・贈り物・建物などについて美的なもの、良きものを表現することが多いという(『小学館古語大辞典』)。<BR>⏎
d1128
d1132
c1134【注連(しめ)のほかには】-野宮に因んだ表現。建物の外には、の意。<BR>⏎
117【注連のほかには】-野宮に因んだ表現。建物の外には、の意。<BR>⏎
d1137
d1140
cd6:3144-149【変らぬ色をしるべにてこそ斎垣も越えはべりにけれさも心憂く】-源氏の詞。「ちはやぶる神垣山の榊葉は時雨に色も変らざりけり」(後撰集冬、四五七、読人しらず)「置く霜に色も変らぬ榊葉の薫るや人のとめてきつらむ」(貫之集)、「ちはやぶる神の斎垣もこえぬべし今は我が身の惜しけくもなし」(拾遺集恋四、九二四、柿本人麿)「ちはやぶる神の斎垣も越えぬべし大宮人の見まくほしさに」(伊勢物語)「ちはやぶる神の斎垣も越る身は草の戸ざしに障る物かは」(古今六帖二、戸)などを踏まえる。<BR>⏎

<P>【神垣はしるしの杉もなきものをいかにまがへて折れる榊ぞ】-御息所の贈歌。「我が庵は三輪の山もと恋しくは訪らひ来ませ杉立てる門」(古今集雑下、九八二、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎

<P>【少女子があたりと思へば榊葉の香をなつかしみとめてこそ折れ】-源氏の返歌。「少女子が袖振る山の瑞垣の久しき世より思ひ染めてき」(拾遺集、雑恋、一二一〇、柿本人麿)「置く霜に色も変らぬ榊葉の薫るや人のとめてきつらむ」(貫之集)「榊葉の香をかぐはしみとめて来れば八十氏人ぞまどゐせりける」(拾遺集、神楽歌、五七七)「榊葉の春さす枝のあまたあればとがむる神もあらじとぞ思ふ」(拾遺集恋一、六五八、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎

125-127【変らぬ色をしるべにてこそ斎垣も越えはべりにけれさも心憂く】-源氏の詞。「ちはやぶる神垣山の榊葉は時雨に色も変らざりけり」(後撰集冬、四五七、読人しらず)「置く霜に色も変らぬ榊葉の薫るや人のとめてきつらむ」(貫之集)、「ちはやぶる神の斎垣もこえぬべし今は我が身の惜しけくもなし」(拾遺集恋四、九二四、柿本人麿)「ちはやぶる神の斎垣も越えぬべし大宮人の見まくほしさに」(伊勢物語)「ちはやぶる神の斎垣も越る身は草の戸ざしに障る物かは」(古今六帖二、戸)などを踏まえる。<BR>⏎
【神垣はしるしの杉もなきものを--いかにまがへて折れる榊ぞ】-御息所の贈歌。「我が庵は三輪の山もと恋しくは訪らひ来ませ杉立てる門」(古今集雑下、九八二、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
【少女子があたりと思へば榊葉の--香をなつかしみとめてこそ折れ】-源氏の返歌。「少女子が袖振る山の瑞垣の久しき世より思ひ染めてき」(拾遺集、雑恋、一二一〇、柿本人麿)「置く霜に色も変らぬ榊葉の薫るや人のとめてきつらむ」(貫之集)「榊葉の香をかぐはしみとめて来れば八十氏人ぞまどゐせりける」(拾遺集、神楽歌、五七七)「榊葉の春さす枝のあまたあればとがむる神もあらじとぞ思ふ」(拾遺集恋一、六五八、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
d1152
d1155
c1156<P>【月も入ぬるにや】-時間の経過を月の移動で表す。<BR>⏎
132【月も入ぬるにや】-時間の経過を月の移動で表す。<BR>⏎
d1159
d1162
cd3:2163-165<P>【やうやう明けゆく空のけしき】-時間の経過を表す。ついに夜を明かして翌日となる。
【暁の別れはいつも露けきをこは世に知らぬ秋の空かな】-源氏の贈歌。「露けし」は「秋」の縁語。秋の別の背後には「暁のなからましかば白露のおきてわびしき別れせましや」(後撰集恋四、八六三、紀貫之)「時しもあれや秋やは人の別るべきあるを見るだに恋しきものを」(古今集哀傷、八三九、壬生忠岑)などがある。<BR>⏎

137-138【やうやう明けゆく空のけしき】-時間の経過を表す。ついに夜を明かして翌日となる。<BR>
【暁の別れはいつも露けきを--こは世に知らぬ秋の空かな】-源氏の贈歌。「露けし」は「秋」の縁語。秋の別の背後には「暁のなからましかば白露のおきてわびしき別れせましや」(後撰集恋四、八六三、紀貫之)「時しもあれや秋やは人の別るべきあるを見るだに恋しきものを」(古今集哀傷、八三九、壬生忠岑)などがある。<BR>⏎
c1168【おほかたの秋の別れも悲しきに鳴く音な添へそ野辺の松虫】-御息所の返歌。『完訳』は「秋の別れ」は、秋の季節における人との別れ。一説には秋と人との別れ。もともと秋は悲哀の季。離別の悲情を、「野辺の松虫」の鳴きからす悲しみに象徴させた歌」と注す。『集成』は「秋の別れ」を「(何事もなくて)ただ秋が過ぎ去って行くということだけでも」と、秋と人との別れに解す。<BR>⏎
141【おほかたの秋の別れも悲しきに--鳴く音な添へそ野辺の松虫】-御息所の返歌。『完訳』は「秋の別れ」は、秋の季節における人との別れ。一説には秋と人との別れ。もともと秋は悲哀の季。離別の悲情を、「野辺の松虫」の鳴きからす悲しみに象徴させた歌」と注す。『集成』は「秋の別れ」を「(何事もなくて)ただ秋が過ぎ去って行くということだけでも」と、秋と人との別れに解す。<BR>⏎
d1171
d1174
note10175<P> <A NAME="in13">[第三段 伊勢下向の日決定]</A><BR>146 
d1176
c1177<P>【御文常よりもこまかなるは】-野宮から帰邸後の手紙。後朝の文。<BR>⏎
147【御文常よりもこまかなるは】-野宮から帰邸後の手紙。後朝の文。<BR>⏎
d1180
cd3:1184-186【何ごとも人にもどきあつかはれぬ際はやすげなりなかなか世に抜け出でぬる人の御あたりは所狭きこと多くなむ】-語り手の批評。『評釈』は「物語りする女房も、庶民に注目⏎
される側にある。が、「世にぬけ出でぬる人」--そういう人々に対して「所狭きこと多くなむ」と、同情する余裕が、女房には、あるのである」と注す。『集成』は「なに事も」以下を「草子地」と注す。<BR>⏎

153【何ごとも人にもどきあつかはれぬ際はやすげなりなかなか世に抜け出でぬる人の御あたりは所狭きこと多くなむ】-語り手の批評。『評釈』は「物語りする女房も、庶民に注目される側にある。が、「世にぬけ出でぬる人」--そういう人々に対して「所狭きこと多くなむ」と、同情する余裕が、女房には、あるのである」と注す。『集成』は「なに事も」以下を「草子地」と注す。<BR>⏎
note10187<P> <A NAME="in14">[第四段 斎宮、宮中へ向かう]</A><BR>154 
d1188
cd2:1191-192【院の御心寄せあればなるべし】-「べし」(推量の助動詞)は、語り手の推量。<BR>⏎

157【院の御心寄せあればなるべし】-「べし」(推量の助動詞)は、語り手の推量。<BR>⏎
cd4:2194-197【八洲もる国つ御神も心あらば飽かぬ別れの仲をことわれ】-源氏の贈歌。<BR>⏎

<P>【国つ神空にことわる仲ならばなほざりごとをまづや糾さむ】-斎宮が女別当に代作させた返歌。<BR>⏎

159-160【八洲もる国つ御神も心あらば--飽かぬ別れの仲をことわれ】-源氏の贈歌。<BR>⏎
【国つ神空にことわる仲ならば--なほざりごとをまづや糾さむ】-斎宮が女別当に代作させた返歌。<BR>⏎
d1202
note10203<P> <A NAME="in15">[第五段 斎宮、伊勢へ向かう]</A><BR>165 
d1204
d1207
cd2:1208-209<P>【そのかみを今日はかけじと忍ぶれど心のうちにものぞ悲しき】-御息所の独詠歌。<BR>⏎

168【そのかみを今日はかけじと忍ぶれど--心のうちにものぞ悲しき】-御息所の独詠歌。<BR>⏎
d1211
cd2:1212-213<P>【振り捨てて今日は行くとも鈴鹿川八十瀬の波に袖は濡れじや】-源氏の贈歌。『河海抄』は「鈴鹿川八十瀬の滝をみな人の賞づるも著く時にあへる時にあへるかも」(催馬楽-鈴鹿川)「鈴鹿川八十瀬渡りて誰故か夜越えに越えむ妻もあらなくに」(万葉集巻十二、三一五六)を指摘。「ふり」は「鈴」「袖」の縁語。<BR>⏎

170【振り捨てて今日は行くとも鈴鹿川--八十瀬の波に袖は濡れじや】-源氏の贈歌。『河海抄』は「鈴鹿川八十瀬の滝をみな人の賞づるも著く時にあへる時にあへるかも」(催馬楽-鈴鹿川)「鈴鹿川八十瀬渡りて誰故か夜越えに越えむ妻もあらなくに」(万葉集巻十二、三一五六)を指摘。「ふり」は「鈴」「袖」の縁語。<BR>⏎
d1215
cd6:3216-221<P>【鈴鹿川八十瀬の波に濡れ濡れず伊勢まで誰れか思ひおこせむ】-御息所の返歌。「鈴鹿川」「八十瀬の波」「濡れ」を受けて返す。<BR>⏎

<P>【あはれなるけをすこし添へましかば】-源氏の御息所の返歌を見ての感想。<BR>⏎

<P>【行く方を眺めもやらむこの秋は逢坂山を霧な隔てそ】-源氏の独詠歌。同類の発想歌に「君があたり見つつを居らむ生駒山雲な隠しそ雨は降るとも」(伊勢物語)がある。<BR>⏎

172-174【鈴鹿川八十瀬の波に濡れ濡れず--伊勢まで誰れか思ひおこせむ】-御息所の返歌。「鈴鹿川」「八十瀬の波」「濡れ」を受けて返す。<BR>⏎
【あはれなるけをすこし添へたまへらましかば】-源氏の御息所の返歌を見ての感想。<BR>⏎
【行く方を眺めもやらむこの秋は--逢坂山を霧な隔てそ】-源氏の独詠歌。同類の発想歌に「君があたり見つつを居らむ生駒山雲な隠しそ雨は降るとも」(伊勢物語)がある。<BR>⏎
d2223-224
<P>⏎
note10225<H4>第二章 光る源氏の物語 父桐壺帝の崩御</H4>176 
note10226 <A NAME="in21">[第一段 十月、桐壺院、重体となる]</A><BR>177 
c1227<P>【院の御悩み神無月になりていと重くおはします】-桐壺院、重態に陥る。<BR>⏎
178【院の御悩み神無月になりては、いと重くおはします】-桐壺院、重態に陥る。<BR>⏎
d1229
d1232
cd2:1233-234<P>【女のまねぶべきにしあらねばこの片端だにかたはらいたし】-語り手の言辞。『林逸抄』は「例の紫式部か詞也」と指摘。『評釈』は「「女の--」とは、この物語をするのが女であるからである。女は、政治に関与しない。主上や院のおそば近くに仕えるから、どんな秘密でも知ることがあるが、政治上の事は知らぬ顔で通すはずなのである」と注す。<BR>⏎

182【女のまねぶべきことにしあらねばこの片端だにかたはらいたし】-語り手の言辞。『林逸抄』は「例の紫式部か詞也」と指摘。『評釈』は「「女の--」とは、この物語をするのが女であるからである。女は、政治に関与しない。主上や院のおそば近くに仕えるから、どんな秘密でも知ることがあるが、政治上の事は知らぬ顔で通すはずなのである」と注す。<BR>⏎
cd2:1236-237【限りあれば急ぎ帰らせたまふにも】-帝の見舞いの行幸は公的行事なので、時間を延長して個人的に振る舞うことが許されない。<BR>⏎

184【限りあれば急ぎ帰らせたまふにも】-帝の見舞いの行幸は公的行事なので、時間を延長して個人的に振る舞うことが許されない。<BR>⏎
d1243
d1245
note10246<P> <A NAME="in22">[第二段 十一月一日、桐壺院、崩御]</A><BR>191 
d1247
d1249
cd2:1251-252【祖父大臣の---御ままになりなむ世を】-右大臣が外戚として政権を握る。<BR>⏎

194【祖父大臣、いと急にさがなくおはして、その御ままになりなむ世を】-右大臣が外戚として政権を握る。<BR>⏎
cd3:1254-256【去年今年とうち続きかかることを見たまふに世もいとあぢきなう思さるれどかかるついでにもまづ思し立たるることはあれどまたさまざまの御ほだしおほかり】-昨年の妻葵の上の死去、今年の父桐壺院の崩御を体験し、出家の願望が起こるが、また一方でそれを妨げる事情が多い、とする語る。『花鳥余情』は「世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部吉名)を指摘。<BR>⏎
【まづ思し立たるる】-大島本「た」と「る」の間に「た」を補入する。<BR>⏎

196【去年今年とうち続きかかることを見たまふに世もいとあぢきなう思さるれどかかるついでにもまづ思し立たるることはあれどまたさまざまの御ほだしかり】-昨年の妻葵の上の死去、今年の父桐壺院の崩御を体験し、出家の願望が起こるが、また一方でそれを妨げる事情が多い、とする語る。『花鳥余情』は「世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部吉名)を指摘。<BR>【まづ思し立たるる】-大島本「た」と「る」の間に「た」を補入する。<BR>⏎
d1259
d1263
cd2:1264-265<P>【蔭ひろみ頼みし松や枯れにけむ下葉散りゆく年の暮かな】-兵部卿宮の歌。「松」に桐壺院を、「下葉」に後宮の女性たちを喩える。<BR>⏎

202【蔭ひろみ頼みし松や枯れにけむ--下葉散りゆく年の暮かな】-兵部卿宮の歌。「松」に桐壺院を、「下葉」に後宮の女性たちを喩える。<BR>⏎
d1267
cd2:1268-269<P>【さえわたる池の鏡のさやけきに見なれし影を見ぬぞ悲しき】-源氏の唱和歌。『河海抄』は「池はなほ昔ながらの鏡にて影見し君がなきぞ悲しき」(大和物語)を指摘する。<BR>⏎

204【さえわたる池の鏡のさやけきに--見なれし影を見ぬぞ悲しき】-源氏の唱和歌。『河海抄』は「池はなほ昔ながらの鏡にて影見し君がなきぞ悲しき」(大和物語)を指摘する。<BR>⏎
d1271
cd2:1272-273<P>【年暮れて岩井の水もこほりとぢ見し人影のあせもゆくかな】-王命婦の唱和歌。<BR>⏎

206【年暮れて岩井の水もこほりとぢ--見し人影のあせもゆくかな】-王命婦の唱和歌。<BR>⏎
d1276
note10277<P> <A NAME="in23">[第三段 諒闇の新年となる]</A><BR>209 
d1278
d1280
c1281<P>【御匣殿は二月に尚侍になりたまひぬ】-朧月夜の君、尚侍となる。<BR>⏎
211【御匣殿は二月に尚侍になりたまひぬ】-朧月夜の君、尚侍となる。<BR>⏎
c3284-286【今めかしうはなやぎたまへど御心のうちは思ひのほかなりしことどもを忘れがたく嘆きたまふ】-朧月夜の華やかな周辺と裏腹に源氏を忘れ難く思う内心。<BR>⏎
【いと忍びて通はしたまふことはなほ同じさまなるべし】-「なる」(断定の助動詞)「べし」(推量の助動詞)、語り手の推測。手紙を通わすこと。<BR>⏎
【ものの聞こえあらばいかならむ】-源氏の懸念。『完訳』「右大臣家専横の時代に、朧月夜との不義がさらに噂されては身の破滅は必定。そう思いながらも恋の気持を高ぶらせる理不尽さが、「例の御癖」」と注す。<BR>⏎
214-216【今めかしうやぎたまへど御心のうちは思ひのほかなりしことどもを忘れがたく嘆きたまふ】-朧月夜の華やかな周辺と裏腹に源氏を忘れ難く思う内心。<BR>⏎
【いと忍びて通はしたまふことはなほ同じさまなるべし】-「なる」(断定の助動詞)「べし」(推量の助動詞)、語り手の推測。手紙を通わすこと。<BR>⏎
【ものの聞こえあらばいかならむ】-源氏の懸念。『完訳』「右大臣家専横の時代に、朧月夜との不義がさらに噂されては身の破滅は必定。そう思いながらも恋の気持を高ぶらせる理不尽さが、「例の御癖」」と注す。<BR>⏎
d1288
c1289<P>【かたがた思しつめたることどものいせむ】-弘徽殿大后の心。源氏への復讐心。<BR>⏎
218【かたがた思しつめたることどものいせむ】-弘徽殿大后の心。源氏への復讐心。<BR>⏎
d1291
d1297
d1303
d1307
cd2:1313-314【こなたかなた思し悩めり】-『集成』は「あちらこちら(朧月夜の君や朝顔の姫君)と思い悩んでいらっしゃる」という。<BR>⏎

238【こなたかなた思し悩めり】-『集成』は「あちらこちら(朧月夜の君や朝顔の姫君)と思い悩んでいらっしゃる」という。<BR>⏎
note10315<P> <A NAME="in24">[第四段 源氏朧月夜と逢瀬を重ねる]</A><BR>239 
d1316
d1319
d1325
d1329
d1334
cd4:2336-339【申なり】-「なり」(伝聞推定の助動詞)。源氏は細殿の中で聞いている。<BR>⏎

<P>【心からかたがた袖を濡らすかな明くと教ふる声につけても】-朧月夜の贈歌。「あく」に「明く」と「飽く」を掛け、「かたがた袖を濡らす」といって、別れの辛さと源氏の冷淡さを嘆き訴える。<BR>⏎

255-256【申なり】-「なり」(伝聞推定の助動詞)。源氏は細殿の中で聞いている。<BR>⏎
【心からかたがた袖を濡らすかな--明くと教ふる声につけても】-朧月夜の贈歌。「あく」に「明く」と「飽く」を掛け、「かたがた袖を濡らす」といって、別れの辛さと源氏の冷淡さを嘆き訴える。<BR>⏎
cd2:1341-342【嘆きつつわが世はかくて過ぐせとや胸のあくべき時ぞともなく】-源氏の返歌。「よ」に「世」と「夜」、「あく」に「明く」と「飽く」を掛ける。『完訳』は「恋ゆえの無明の鬱情であるとして切り返した」という。<BR>⏎

258【嘆きつつわが世はかくて過ぐせとや--胸のあくべき時ぞともなく】-源氏の返歌。「よ」に「世」と「夜」、「あく」に「明く」と「飽く」を掛ける。『完訳』は「恋ゆえの無明の鬱情であるとして切り返した」という。<BR>⏎
d2348-349
<P>⏎
note10350<H4>第三章 藤壺の物語 塗籠事件</H4>264 
note10351 <A NAME="in31">[第一段 源氏、再び藤壺に迫る]</A><BR>265 
c1352<P>【内裏に参たまはむことはうひうひしく所狭く思しなりて】-主語は藤壺。以下、藤壺の心中に即した叙述。<BR>⏎
266【内裏に参たまはむことはうひうひしく所狭く思しなりて】-主語は藤壺。以下、藤壺の心中に即した叙述。<BR>⏎
d1358
d1363
d1365
cd2:1371-372【いかにたばかりて出だしたてまつらむ今宵さへ御気上がらせたまはむいとほしう】-王命婦の心中。<BR>⏎
【いとほしうなど】-大島本は朱筆で「なと」を補入する。<BR>⏎
282【いかにたばかりて出だしたてまつらむ今宵さへ御気上がらせたまはむいとほしう】-王命婦の心中。<BR>【いとほしうなど】-大島本は朱筆で「なと」を補入する。<BR>⏎
d1374
d1385
d1394
d1399
d1403
d1410
c1411<P>【逢ふことのかたきを今日に限らずは今幾をか嘆きつつ経む】-源氏の贈歌。「かたき」に「難き」と「敵」を掛ける。「いまいく世」は生まれ変わる生々世々。<BR>⏎
315【逢ふことのかたきを今日に限らずは--今幾をか嘆きつつ経む】-源氏の贈歌。「かたき」に「難き」と「敵」を掛ける。「いまいく世」は生まれ変わる生々世々。<BR>⏎
d1413
cd2:1414-415<P>【長き世の恨みを人に残してもかつは心をあだと知らなむ】-藤壺の返歌。『完訳』は「「ながき世」が源氏の「いま幾世」とに照応。「あだ」は源氏の「かたき」の類語「かたき」からの連想、源氏を移り気の人として切り返す」という。「なむ」(希望の助動詞)、心はまた一方ですぐに変わるものと御承知下さいの意。<BR>⏎

317【長き世の恨みを人に残しても--かつは心をあだと知らなむ】-藤壺の返歌。『完訳』は「「ながき世」が源氏の「いま幾世」とに照応。「あだ」は源氏の「かたき」の類語「かたき」からの連想、源氏を移り気の人として切り返す」という。「なむ」(希望の助動詞)、心はまた一方ですぐに変わるものと御承知下さいの意。<BR>⏎
note10416<P> <A NAME="in32">[第二段 藤壺、出家を決意]</A><BR>318 
d1417
d1426
cd2:1433-434【戚夫人の見けむ目のやうに】-漢高祖の戚夫人は、高祖に寵愛され、子の趙王を太子に立てようとしたが、高祖が崩御して後に、呂太后の子孝恵が即位すると、母子ともに囚えられ虐殺された(史記、呂后本紀)。『完訳』は「物語の状況や人間関係なども、この史実に類似」と注す。<BR>⏎

333【戚夫人の見けむ目のやうに】-漢高祖の戚夫人は、高祖に寵愛され、子の趙王を太子に立てようとしたが、高祖が崩御して後に、呂太后の子孝恵が即位すると、母子ともに囚えられ虐殺された(史記、呂后本紀)。『完訳』は「物語の状況や人間関係なども、この史実に類似」と注す。<BR>⏎
d1437
cd2:1447-448【久しうおはせぬは恋しきを】-春宮の詞。<BR>⏎

345【久しうおはせぬは恋しきものを】-春宮の詞。<BR>⏎
d2453-454
<P>⏎
note10455<H4>第四章 光る源氏の物語 雲林院参籠</H4>350 
note10456 <A NAME="in41">[第一段 秋、雲林院に参籠]</A><BR>351 
d1473
d1479
cd2:1480-481<P>【浅茅生の露のやどりに君をおきて四方の嵐ぞ静心なき】-源氏の贈歌。紫の君の身の上が心配でならないの意。『完訳』は「「あさぢふの露」が「四方のあらし」に吹き散る景に、世の「常なさを思しあか」す源氏の心を象徴」と指摘。<BR>⏎

373【浅茅生の露のやどりに君をおきて--四方の嵐ぞ静心なき】-源氏の贈歌。紫の君の身の上が心配でならないの意。『完訳』は「「あさぢふの露」が「四方のあらし」に吹き散る景に、世の「常なさを思しあか」す源氏の心を象徴」と指摘。<BR>⏎
d1483
cd2:1484-485<P>【風吹けばまづぞ乱るる色変はる浅茅が露にかかるささがに】-紫の君の返歌。「色変はる」に源氏の心変わりをいい、「ささがに」(蜘蛛の糸)は自分をいう。源氏を頼りに生きているという意。<BR>⏎

375【風吹けばまづぞ乱るる色変はる--浅茅が露にかかるささがに】-紫の君の返歌。「色変はる」に源氏の心変わりをいい、「ささがに」(蜘蛛の糸)は自分をいう。源氏を頼りに生きているという意。<BR>⏎
c2487-488【御手はいとをかしうのみなりまさるかな】-源氏の感想。紫の君の筆跡の上達を思う。<BR>⏎
【常に書交はしたまへば】-大島本は朱筆で「に」を補入する。<BR>⏎
377-378【御手はいとをかしうのみなりまさるものかな】-源氏の感想。紫の君の筆跡の上達を思う。<BR>⏎
【常に書交はしたまへば】-大島本は朱筆で「に」を補入する。<BR>⏎
d1490
note10491<P> <A NAME="in42">[第二段 朝顔斎院と和歌を贈答]</A><BR>380 
d1492
c1493<P>【吹き交ふ風も近きほどにて斎院にも聞こえたまり】-源氏、朝顔斎院と和歌を贈答。朝顔姫君は今年春に斎院に卜定された。一年目は宮中の初斎院にいるはずだが、今、紫野にいる。本来、紫野には二年目に移るべきもの。何かの事情で早まったものか。<BR>⏎
381【吹き交ふ風も近きほどにて斎院にも聞こえたまひけり】-源氏、朝顔斎院と和歌を贈答。朝顔姫君は今年春に斎院に卜定された。一年目は宮中の初斎院にいるはずだが、今、紫野にいる。本来、紫野には二年目に移るべきもの。何かの事情で早まったものか。<BR>⏎
d1495
c1496<P>【かけまくはかしこけれどもそのかみの秋思ほゆる夕襷かな】-源氏の朝顔斎院への贈歌。「そのかみの秋」は物語に直接語られていないが、「帚木」巻の「式部卿宮の姫君に朝顔奉り給ひし歌など」とあったことをさすか。昔が思い出されて恋しいの意。<BR>⏎
383【かけまくはかしこけれどもそのかみの--秋思ほゆる木綿欅かな】-源氏の朝顔斎院への贈歌。「そのかみの秋」は物語に直接語られていないが、「帚木」巻の「式部卿宮の姫君に朝顔奉り給ひし歌など」とあったことをさすか。昔が思い出されて恋しいの意。<BR>⏎
d1499
d1503
c1504<P>【そのかみやいかがはありし木綿心にかけてしのぶらむゆゑ】-朝顔斎院の返歌。「そのかみ」「木綿襷」の語句を引用して返す。<BR>⏎
389【そのかみやいかがはありし木綿欅--心にかけてしのぶらむゆゑ】-朝顔斎院の返歌。「そのかみ」「木綿襷」の語句を引用して返す。<BR>⏎
d1506
c1508【草などをかしうなりにけりまして朝顔もねびまさりたまへらむかし】-大島本は「ねひまさり給へらむかし」とある。『新大系』『古典セレクション』は底本のまま(「たまへ」「ら」「む」「かし」)とする。『集成』は「たまふらむかし」と校訂する。源氏の想像。「朝顔」という呼称は「帚木」巻に「式部卿宮の姫君に朝顔奉りたまひし」云々を受ける。<BR>⏎
392【草などをかしうなりにけりまして朝顔もねびまさりたまへらむかし】-大島本は「ねひまさり給へらむかし」とある。『新大系』『古典セレクション』は底本のまま(「たまへ」「ら」「む」「かし」)とする。『集成』は「たまふらむかし」と校訂する。源氏の想像。「朝顔」という呼称は「帚木」巻に「式部卿宮の姫君に朝顔奉りたまひし」云々を受ける。<BR>⏎
d1510
d1514
d1517
c1518<P>【六十巻といふ書読みたま】-「六十巻」は天台六十巻の教典をさす。『法華玄義』『法華文句』『摩訶止観』(各十巻)とその注釈『法華玄義疏記』『法華文句疏記』『止観輔行伝弘決』(各十巻)をさす。<BR>⏎
399【六十巻といふ書読みたま】-「六十巻」は天台六十巻の教典をさす。『法華玄義』『法華文句』『摩訶止観』(各十巻)とその注釈『法華玄義疏記』『法華文句疏記』『止観輔行伝弘決』(各十巻)をさす。<BR>⏎
c1520【仏の御面目り】-僧侶たちの言葉。『完訳』は「仏の御面目が立つこと」の意に解す。<BR>⏎
401【仏の御面目り】-僧侶たちの言葉。『完訳』は「仏の御面目が立つこと」の意に解す。<BR>⏎
d1526
note10527<P> <A NAME="in43">[第三段 源氏、二条院に帰邸]</A><BR>407 
d1528
d1531
d1534
c1536【宮の間のこと】-春宮の後見に関する事。<BR>⏎
413【宮の間の】-春宮の後見に関する事。<BR>⏎
c1540【御とまるに】-主語は藤壺。<BR>⏎
417【御とまるに】-主語は藤壺。<BR>⏎
d1543
note10544<P> <A NAME="in44">[第四段 朱雀帝と対面]</A><BR>420 
d1545
d1550
cd2:1556-557【今はじめたることならばこそあらめ】-「こそ」「あらめ」は逆接の文脈。朱雀帝が源氏と朧月夜尚侍との関係を咎めない理由。<BR>⏎
【こそあらめ】-青表紙諸本、以下「ありそめにけることなれは」とある。大島本はナシ。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』等は「ありそめにけることなれば」を補入する。<BR>⏎
430【今はじめたることならばこそあらめ】-「こそ」「あらめ」は逆接の文脈。朱雀帝が源氏と朧月夜尚侍との関係を咎めない理由。<BR>【こそあらめ】-青表紙諸本、以下「ありそめにけることなれは」とある。大島本はナシ。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』等は「ありそめにけることなれば」を補入する。<BR>⏎
d1560
d1565
d1570
cd2:1571-572<P>【春宮をばいまの皇子になしてなどのたま置きしかば】-以下「面起こしに」まで、帝の詞。桐壺院が春宮を朱雀帝の養子にするようにとの遺言をいう。春宮の立派さを褒める。<BR>⏎
いまの皇子になして】-自分の養子にするようにとの意。<BR>⏎
441【春宮をば、今の皇子になしてなどのたまはせ置きしかば】-以下「面起こしに」まで、帝の詞。桐壺院が春宮を朱雀帝の養子にするようにとの遺言をいう。春宮の立派さを褒める。<BR>【の皇子になして】-自分の養子にするようにとの意。<BR>⏎
d1576
c2577-578<P>【大宮の御兄の藤大納言の子の頭弁】-右大臣方の弘徽殿大后の兄弟の藤大納言の子の頭の弁。右大臣も藤原氏であることがわかる。<BR>⏎
【思ふことなきなるし】-「べし」(推量の助動詞)は語り手の推量。<BR>⏎
445-446【大宮の御兄の藤大納言の子の弁】-右大臣方の弘徽殿大后の兄弟の藤大納言の子の頭の弁。右大臣も藤原氏であることがわかる。<BR>⏎
【思ふことなきなるし】-「べし」(推量の助動詞)は語り手の推量。<BR>⏎
d1582
d1584
d1587
note10588<P> <A NAME="in45">[第五段 藤壺に挨拶]</A><BR>453 
d1589
c1591【昔かやうなる折は】-以下「もてなさせたまひし」まで、藤壺の心中。<BR>⏎
455【昔やうなる折は】-以下「もてなさせたまひし」まで、藤壺の心中。<BR>⏎
d1593
cd4:2594-597<P>【九重に霧や隔つる雲の上の月をはるかに思ひやるかな】-藤壺から源氏への贈歌。「霧」は帝の周辺の悪意ある人々をいい、「月」は帝をいう。<BR>⏎

<P>【月影は見し世の秋に変はらぬを隔つる霧のつらくもあるかな】-源氏の返歌。「霧」「雲」「月」の語句を用い、「月」は宮中の意であるが、また、藤壺の意もこめて、よそよそしくあしらう藤壺に対して、恨めしく思われる、という意を訴える。<BR>⏎

457-458【九重に霧や隔つる雲の上の--月をはるかに思ひやるかな】-藤壺から源氏への贈歌。「霧」は帝の周辺の悪意ある人々をいい、「月」は帝をいう。<BR>⏎
【月影は見し世の秋に変はらぬを--隔つる霧のつらくもあるかな】-源氏の返歌。「霧」「雲」「月」の語句を用い、「月」は宮中の意であるが、また、藤壺の意もこめて、よそよそしくあしらう藤壺に対して、恨めしく思われる、という意を訴える。<BR>⏎
d1602
note10603<P> <A NAME="in46">[第六段 初冬のころ、源氏朧月夜と和歌贈答]</A><BR>463 
d1604
c1605<P>【大将頭弁の誦じつることを思ふに】-「白虹日を貫けり、太子畏ぢたり」をさす。<BR>⏎
464【大将弁の誦じつることを思ふに】-「白虹日を貫けり、太子畏ぢたり」をさす。<BR>⏎
d1608
cd2:1609-610<P>【木枯の吹くにつけつつ待ちしにおぼつかなさのころも経にけり】-朧月夜尚侍から源氏への贈歌。源氏から便りがないことを嘆いた歌。<BR>⏎

467【木枯の吹くにつけつつ待ちし--おぼつかなさのころも経にけり】-朧月夜尚侍から源氏への贈歌。源氏から便りがないことを嘆いた歌。<BR>⏎
c1613【御使とどめさせたまひて】-「させ」は使役の助動詞。<BR>⏎
470【御使とどめさせて】-「させ」は使役の助動詞。<BR>⏎
cd4:2617-620【身のみ憂きほどに】-『源氏釈』は「数ならぬ身のみもの憂くおもほえて待たるるまでもなりにけるかな」(後撰集雑四、一二六〇、読人しらず)を指摘する。<BR>⏎

<P>【あひ見ずてしのぶるころの涙をもなべての空の時雨とや見る】-源氏の返歌。<BR>⏎

474-475【身のみもの憂きほどに】-『源氏釈』は「数ならぬ身のみもの憂くおもほえて待たるるまでもなりにけるかな」(後撰集雑四、一二六〇、読人しらず)を指摘する。<BR>⏎
【あひ見ずてしのぶるころの涙をも--なべての空の時雨とや見る】-源氏の返歌。<BR>⏎
c1624おほかめれど】-「めり」(推量の助動詞)は、語り手の推量。<BR>⏎
479かめれど】-「めり」(推量の助動詞)は、語り手の推量。<BR>⏎
d2626-627
<P>⏎
note10628<H4>第五章 藤壺の物語 法華八講主催と出家</H4>481 
note10629 <A NAME="in51">[第一段 十一月一日、故桐壺院の御国忌]</A><BR>482 
cd6:3632-637【霜月の朔日ごろ御国忌なるに雪いたう降り】-故桐壺院の御命日、霜月の上旬、一日。<BR>⏎

<P>【別れにし今日は来れども見し人に行き逢ふほどをいつと頼まむ】-源氏から藤壺への贈歌。「ゆき」は「雪」と「行き」の掛詞。「行き合ふ」は来世で再会する意。桐壺院に再会しえない悲しみの歌。<BR>⏎

<P>【ながらふるほどは憂けれど行きめぐり今日はその世に逢ふ心地して】-藤壺の返歌。「永らふる」は「(雪が)降る」の掛詞、また「雪」の縁語。「ゆき」は「雪」と「行き」の掛詞。源氏が「いつと頼まむ」というのに対して、「今日はその世にあふ心ちして」と、いや、今日は命日で、故院に会えた気がすると答える。<BR>⏎

485-487【霜月の朔日ごろ御国忌なるに雪いたう降りたり】-故桐壺院の御命日、霜月の上旬、一日。<BR>⏎
【別れにし今日は来れども見し人に--行き逢ふほどをいつと頼まむ】-源氏から藤壺への贈歌。「ゆき」は「雪」と「行き」の掛詞。「行き合ふ」は来世で再会する意。桐壺院に再会しえない悲しみの歌。<BR>⏎
【ながらふるほどは憂けれど行きめぐり--今日はその世に逢ふ心地して】-藤壺の返歌。「永らふる」は「(雪が)降る」の掛詞、また「雪」の縁語。「ゆき」は「雪」と「行き」の掛詞。源氏が「いつと頼まむ」というのに対して、「今日はその世にあふ心ちして」と、いや、今日は命日で、故院に会えた気がすると答える。<BR>⏎
cd2:1640-641【この御こと思ひ消ちて】-藤壺に対する思慕。<BR>⏎

490【この御こと思ひ消ちて】-藤壺に対する思慕。<BR>⏎
note10642<P> <A NAME="in52">[第二段 十二月十日過ぎ、藤壺、法華八講主催の後、出家す]</A><BR>491 
d1643
c1645へうし】-大島本は朱筆で「こし(己之)」を抹消しその傍らに「うし(宇之)」と訂正する。似た字体の誤写訂正である。<BR>⏎
493表紙】-(へうし) 大島本は朱筆で「こし(己之)」を抹消しその傍らに「うし(宇之)」と訂正する。似た字体の誤写訂正である。<BR>⏎
d1651
d1658
d1663
cd2:1667-668【今はじめて思ひたまふることにもあらぬをものさわがしきやうなりつれば心乱れぬべく】-藤壺の返事。ずっと以前から考えていたことであるという。⏎
物さはかしきやうなりつれは-先程の藤壺出家の折とみる説と、桐壺院崩御の折と見る説とがある。『集成』『完訳』は前者の説に従って解す。<BR>⏎
512【今はじめて思ひたまふることにもあらぬをものさわがしきやうなりつれば心乱れぬべく】-藤壺の返事。ずっと以前から考えていたことであるという。物さはかしきやうなりつれは-先程の藤壺出家の折とみる説と、桐壺院崩御の折と見る説とがある。『集成』『完訳』は前者の説に従って解す。<BR>⏎
d1670
d1675
c1676<P>【月のすむ雲居をかけて慕ふともこ世の闇になほや惑はむ】-源氏の藤壺への贈歌。「すむ」は「澄む」と「住む」、「この」は「此の」と「子の」、「よ」は「夜」と「世」の掛詞。「人のおやの心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)。『完訳』は「出家の跡を慕いつつも、実子東宮ゆえの心の闇から現世の妄執に迷うとする歌」と注す。<BR>⏎
518【月のすむ雲居をかけて慕ふとも--世の闇になほや惑はむ】-源氏の藤壺への贈歌。「すむ」は「澄む」と「住む」、「この」は「此の」と「子の」、「よ」は「夜」と「世」の掛詞。「人のおやの心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)。『完訳』は「出家の跡を慕いつつも、実子東宮ゆえの心の闇から現世の妄執に迷うとする歌」と注す。<BR>⏎
d1679
c1680<P>【おほふかたの憂きにつけては厭へどもいつかこの世を背き果つべき】-大島本は「おほふかたの」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「おほかたの」と校訂する。藤壺の返歌。源氏の「この世」を受けて、「此の」に「子の」を掛け、自分もわが子のことが気掛かりでならないと返す。<BR>⏎
521【おほふかたの憂きにつけては厭へども--いつかこの世を背き果つべき】-大島本は「おほふかたの」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「おほかたの」と校訂する。藤壺の返歌。源氏の「この世」を受けて、「此の」に「子の」を掛け、自分もわが子のことが気掛かりでならないと返す。<BR>⏎
d1682
d1684
note10685<P> <A NAME="in53">[第三段 後に残された源氏]</A><BR>524 
d1686
d1691
d2695-696
<P>⏎
note10697<H4>第六章 光る源氏の物語 寂寥の日々</H4>532 
note10698 <A NAME="in61">[第一段 諒闇明けの新年を迎える]</A><BR>533 
d1701
c1703【白馬ばかりぞなほ牽き変へぬにて女房などの見ける】-白馬の節会。正月七日の年中行事。<BR>⏎
537【白馬ばかりぞなほ牽き変へぬものにて女房などの見ける】-白馬の節会。正月七日の年中行事。<BR>⏎
d1706
d1708
cd4:2709-712<P>【ながめかる海人のすみかと見るからにまづしほたるる松が浦島】-源氏の贈歌。「ながめ」に「長布」(海藻)と「眺め」、「あま」に「海人」と「尼」を掛ける。「潮垂る」は「海人」の縁語。「松が浦島」は歌枕。<BR>⏎

<P>【ありし世のなごりだになき浦島に立ち寄る波のめづらしきかな】-藤壺の返歌。「浦島」を受けて返す。「余波」と「波」は縁語。浦島伝説を踏まえる。<BR>⏎

541-542【ながめかる海人のすみかと見るからに--まづしほたるる松が浦島】-源氏の贈歌。「ながめ」に「長布」(海藻)と「眺め」、「あま」に「海人」と「尼」を掛ける。「潮垂る」は「海人」の縁語。「松が浦島」は歌枕。<BR>⏎
【ありし世のなごりだになき浦島に--立ち寄る波のめづらしきかな】-藤壺の返歌。「浦島」を受けて返す。「余波」と「波」は縁語。浦島伝説を踏まえる。<BR>⏎
d1716
note10717<P> <A NAME="in62">[第二段 源氏一派の人々の不遇]</A><BR>546 
d1718
c1722【わが身をなきになしても春宮の御代をたらかにおはしまさば】-藤壺の心中。<BR>⏎
550【わが身をなきになしても春宮の御代をたらかにおはしまさば】-藤壺の心中。<BR>⏎
d1728
d1736
c1739【かの四君】-右大臣の四君。「桐壺」巻で頭中将との結婚が語られていた。<BR>⏎
565【かの四君】-右大臣の四君。「桐壺」巻で頭中将との結婚が語られていた。<BR>⏎
d1744
d1750
d1754
note10755<P> <A NAME="in63">[第三段 韻塞ぎに無聊を送る]</A><BR>578 
d1756
d1763
d1769
d1777
d1780
cd2:1781-782<P>【それもがと今朝開けたる初花に劣らぬ君が匂ひをぞ見る】-三位中将の歌。源氏の美しさを薔薇の花に比して賞賛する。「我はけさうひにぞ見つる花の色をあだなるものといふべかりけり」(古今集物名、四三六、紀貫之)を踏まえる。<BR>⏎

599【それもがと今朝開けたる初花に--劣らぬ君が匂ひをぞ見る】-三位中将の歌。源氏の美しさを薔薇の花に比して賞賛する。「我はけさうひにぞ見つる花の色をあだなるものといふべかりけり」(古今集物名、四三六、紀貫之)を踏まえる。<BR>⏎
d1784
cd2:1785-786<P>【時ならで今朝咲く花は夏の雨にしをれにけらし匂ふほどなく】-源氏の返歌。<BR>⏎

601【時ならで今朝咲く花は夏の雨に--しをれにけらし匂ふほどなく】-源氏の返歌。<BR>⏎
d1790
cd3:1791-793<P>【多かめりし言どももかうやうなる折のまほならぬこと数々に書きつくる心地なきわざとか貫之が諌めたるる方にてむつかしければとどめつ】-貫之の意見にかこつけた語り手の省筆の文章。『弄花抄』は「記者詞也」と指摘。<BR>⏎
【まほならぬこと】-大島本は朱筆で「な」を補入する。<BR>⏎
【たうるるかたにて】-大島本は「たうるゝかたにて」とあり傍らに「タハフレ」と注す。『集成』『新大系』は「倒るる方」(大勢に順応してというほどの意)と解す。『古典セレクション』は「「たうるる方にて」の語法は不審。本文に損傷があるか。仮に「たふ(倒)るる方にて」(螢巻に用例がある)と解しておく」と注す。<BR>⏎
605【多かめりし言どももかうやうなる折のまほならぬこと数々に書きつくる心地なきわざとか貫之が諌めるる方にてむつかしければとどめつ】-貫之の意見にかこつけた語り手の省筆の文章。『弄花抄』は「記者詞也」と指摘。<BR>【まほならぬこと】-大島本は朱筆で「な」を補入する。<BR>【たうるるにて】-大島本は「たうるゝかたにて」とあり傍らに「タハフレ」と注す。『集成』『新大系』は「倒るる方」(大勢に順応してというほどの意)と解す。『古典セレクション』は「「たうるる方にて」の語法は不審。本文に損傷があるか。仮に「たふ(倒)るる方にて」(螢巻に用例がある)と解しておく」と注す。<BR>⏎
d1797
d2800-801
<P>⏎
note10802<H4>第七章 朧月夜の物語 村雨の紛れの密会露見</H4>611 
note10803 <A NAME="in71">[第一段 源氏、朧月夜と密会中、右大臣に発見される]</A><BR>612 
d1813
d1816
d1823
d1842
d1844
note10845<P> <A NAME="in72">[第二段 右大臣、源氏追放を画策する]</A><BR>649 
d1846
d1850
d1861
c1873【忍びてが心の入る方に】-主語は朧月夜尚侍。こっそりと自分の気に入った人にの意。<BR>⏎
674【忍びてが心の入る方に】-主語は朧月夜尚侍。こっそりと自分の気に入った人にの意。<BR>⏎
d1877
c1887【かく一所に】-以下「弄ぜらるるにこそは」まで、弘徽殿大后の心中。<BR>⏎
687【かく一所に】-以下「弄ぜらるるにこそは」まで、弘徽殿大后の心中。<BR>⏎
d1895
d1902
i1704
diffsrc/original/note11.htmlsrc/modified/note11.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 9/6/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 9/6/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d135<P>⏎
d142<P>⏎
note1143 <H4>花散里の物語</H4>35 
note1144 <A NAME="in11">[第一段 花散里訪問を決意]</A><BR>36 
d145<P>⏎
c150【世中なべて厭はしう】-『完訳』は「葵の上の死を契機とする厭世観が持続している」と指摘。源氏、二十二歳秋八月に妻の死去、翌二十三歳の冬十一月に父桐壷院の崩御、と二年連続して、近親の死に遭遇し、世の中は右大臣家方の時代と変化。<BR>⏎
41【世中なべて厭はしう】-『完訳』は「葵の上の死を契機とする厭世観が持続している」と指摘。源氏、二十二歳秋八月に妻の死去、翌二十三歳の冬十一月に父桐壷院の崩御、と二年連続して、近親の死に遭遇し、世の中は右大臣家方の時代と変化。<BR>⏎
d153<P>⏎
d158<P>⏎
i149【はかなう】-は(は/$は)かなう大 大島本は字母「八」を朱筆でミセケチにして字母「者」と訂正。すなわち、前文「わたりにて」「は」と係助詞に誤読されることを危惧して他の字母「者」に訂正したもの。<BR>⏎
d161【はかなう】-は(は/$は)かなう大 大島本は字母「八」を朱筆でミセケチにして字母「者」と訂正。すなわち、前文「わたりにて」「は」と係助詞に誤読されることを危惧して他の字母「者」に訂正したもの。<BR>⏎
d163【このごろ】-『集成』は「このころ」と清音、『完訳』は「このごろ」と濁音に読む。『図書寮本名義抄』に「比日 コノゴロ」とある。<BR>⏎
i154【このごろ】-『集成』は「このころ」と清音、『完訳』は「このごろ」と濁音に読む。『図書寮本名義抄』に「比日 コノゴロ」とある。<BR>⏎
d170<P>⏎
note1171 <A NAME="in12">[第二段 中川の女と和歌を贈答]</A><BR>59 
d172<P>⏎
c173なにばかりの御よそひなく】-御前駆などもなく恋の忍び歩きのさま。<BR>⏎
60ばかりの御よそひなく】-御前駆などもなく恋の忍び歩きのさま。<BR>⏎
d179<P>⏎
d185<P>⏎
cd2:186-87【をちかへりえぞしのばれぬほととぎすほの語らひし宿の垣根に】-源氏の贈歌。惟光が朗誦する。昔のころが堪えられなく思い出されて、お逢いしたいの意。<BR>⏎
<P>⏎
71【をちかへりえぞばれぬほととぎす--ほの語らひし宿の垣根に】-源氏の贈歌。惟光が朗誦する。昔のころが堪えられなく思い出されて、お逢いしたいの意。<BR>⏎
d190<P>⏎
cd3:191-93【ほととぎす言問ふ声はそれなれどあなおぼつかな五月雨の空】-女の返歌。源氏の君とは分かるが、今ごろ何のご用ですか、ととぼけた意。<BR>⏎
【言問ふ】-ことゝふ定大横-かたろふ明-かたらふ三書<BR>⏎
<P>⏎
74【ほととぎす言問ふ声はそれなれど--あなおぼつかな五月雨の空】-女の返歌。源氏の君とは分かるが、今ごろ何のご用ですか、ととぼけた意。<BR>【言問ふ】-ことゝふ定大横-かたろふ明-かたらふ三書<BR>⏎
d199<P>⏎
d1101<P>⏎
note11102 <A NAME="in13">[第三段 姉麗景殿女御と昔を語る]</A><BR>81 
d1103<P>⏎
c2106-107【二十の月さし出づるほどに】-五月二十日の月。午後十時ころ出る。<BR>⏎
【いとど木高き蔭ども暗く見えわたりて近き橘の薫りなつかしく匂ひて】-五月の季節描写。<BR>⏎
84-85【二十の月さし出づるほどに】-五月二十日の月。午後十時ころ出る。<BR>⏎
【いとど木高き蔭ども暗く見えわたりて近き橘の薫りなつかしく匂ひて】-五月の季節描写。<BR>⏎
d1109<P>⏎
d1111<P>⏎
d1115<P>⏎
cd2:1116-117【橘の香をなつかしみほととぎす花散里をたづねてぞとふ】-源氏の麗景殿女御への贈歌。「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人知らず)「橘の花散里の郭公片恋しつつ鳴く日しぞ多き(万葉集八、一四七七、大伴旅人)を踏まえる。以下「思さるらむ」まで、源氏の詞。「花散里」はここでは邸の名前、後に妹三の君の呼称となる。<BR>⏎
<P>⏎
91【橘の香をなつかしみほととぎす--花散里をたづねてぞとふ】-源氏の麗景殿女御への贈歌。「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人知らず)「橘の花散里の郭公片恋しつつ鳴く日しぞ多き(万葉集八、一四七七、大伴旅人)を踏まえる。以下「思さるらむ」まで、源氏の詞。「花散里」はここでは邸の名前、後に妹三の君の呼称となる。<BR>⏎
d1120<P>⏎
d1122<P>⏎
cd2:1123-124【人目なく荒れたる宿は橘の花こそ軒のつまとなりけれ】-麗景殿女御の返歌。「橘」の語句を受けて返す。「つま」は「端」の意と「手がかり」の意を掛ける。『完訳』は「橘の花が軒端に咲いて、懐旧の念を抱くあなたを誘い出すよすがになった、の意。ここにも源氏をほととぎすに見立て、故院時代の記憶に生きる人とする」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
95【人目なく荒れたる宿は橘の--花こそ軒のつまとなりけれ】-麗景殿女御の返歌。「橘」の語句を受けて返す。「つま」は「端」の意と「手がかり」の意を掛ける。『完訳』は「橘の花が軒端に咲いて、懐旧の念を抱くあなたを誘い出すよすがになった、の意。ここにも源氏をほととぎすに見立て、故院時代の記憶に生きる人とする」と注す。<BR>⏎
d1126<P>⏎
note11127 <A NAME="in14">[第四段 花散里を訪問]</A><BR>97 
d1128<P>⏎
cd2:1129-130【西面にはわざとなく忍びやかに】-寝殿の西面に花散里(三の君)を訪う。<BR>⏎
【わさとなくしのひやかにうちふるまひ給ひて】-主語は源氏。<BR>⏎
98【西面にはわざとなく忍びやかにうち振る舞ひたまひて】-主語は源氏。寝殿の西面に花散里(三の君)を訪う。<BR>⏎
d1133<P>⏎
d2139-140
<P>⏎
d1148
i1116
diffsrc/original/note12.htmlsrc/modified/note12.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd4:310-13Last updated 9/15/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
  <H3>須磨</H3>
9-11<ADDRESS>Last updated 9/15/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
  <H3>須磨</H3>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d166<P>⏎
note1267 <H4>第一章 光る源氏の物語 逝く春と離別の物語</H4>60 
note1268 <A NAME="in11">[第一段 源氏、須磨退去を決意]</A><BR>61 
d169<P>⏎
c171【せめて知らず顔にありてもこれよりまさることもや】-源氏の心中を間接叙述。「これ」は『完訳』「除名処分以上のこと。流罪」と指摘する。<BR>⏎
63【せめて知らず顔にありてもこれよりまさることもや】-源氏の心中を間接叙述。「これ」は『完訳』「除名処分以上のこと。流罪」と指摘する。<BR>⏎
d175<P>⏎
d186<P>⏎
cd2:188-89【ものの聞こえやまたいかがとりなさむ】-藤壺の心中。<BR>⏎
【とりなされん】-とりなさむ大-とりなれむ飯-とりなさむ横池肖三書 大島本は河内本(高松宮家本を除く)、別本(御物本と陽明文庫本)と同文である。『集成』『新大系』は「とりなさむ」のままとする。『古典セレクション』は諸本に従って「とりなされむ」と校訂する。底本の「れ」受身の助動詞。「れ」の有無によって主語が藤壺または噂と変化する。<BR>⏎
78【ものの聞こえやまたいかがとりなさむ】-藤壺の心中。<BR>【とりなさ】-とりなさむ大-とりなれむ飯-とりなさむ横池肖三書 大島本は河内本(高松宮家本を除く)、別本(御物本と陽明文庫本)と同文である。『集成』『新大系』は「とりなさむ」のままとする。『古典セレクション』は諸本に従って「とりなされむ」と校訂する。底本の「れ」受身の助動詞。「れ」の有無によって主語が藤壺または噂と変化する。<BR>⏎
d193<P>⏎
note1294 <A NAME="in12">[第二段 左大臣邸に離京の挨拶]</A><BR>82 
d195<P>⏎
c197【人にいつとしも知らせず】-大島本は「いつ」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「いま」を校訂する。『完訳』は「源氏の離京計画が右大臣方に漏れると、すぐにも流罪が決定しかねないので、秘密裡に事を運ぶ」と注す。<BR>⏎
84【人にいつとしも知らせたまはず】-大島本は「いつ」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「いま」を校訂する。『完訳』は「源氏の離京計画が右大臣方に漏れると、すぐにも流罪が決定しかねないので、秘密裡に事を運ぶ」と注す。<BR>⏎
d1100<P>⏎
d1103<P>⏎
d1111<P>⏎
c1113【さして官爵を取られず】-「さして」は、特定して、はっきりとしての意。『集成』は「これと言った理由で私のように官位を剥奪されるというのではなく」の意に解し、『完訳』も「はっきりと私のように官位を取りあげられるのでなく」の意に解す。<BR>⏎
97【さして、かく、官爵を取られず】-「さして」は、特定して、はっきりとしての意。『集成』は「これと言った理由で私のように官位を剥奪されるというのではなく」の意に解し、『完訳』も「はっきりと私のように官位を取りあげられるのでなく」の意に解す。<BR>⏎
d1117<P>⏎
d1120<P>⏎
d1125<P>⏎
d1129<P>⏎
cd4:2132-135【花の木どもやうやう盛り過ぎてわづかなる木蔭のいと白き庭に薄く霧りわたりたるそこはかとなく霞みあひて秋のあはれにおほくたちまされり】-晩春三月の情景描写。源氏の失意のさまと景情一致。<BR>⏎
<P>⏎
【中納言の君見たてまつり送らむとにや妻戸おし開けてゐたり】-「夕顔」巻の源氏が六条御息所邸を辞去する段に相似。あちらは秋の早朝であった。<BR>⏎
【見たてまつり送らむとにや】-語り手の想像を介在させた挿入句。<BR>⏎
112-113【花の木どもやうやう盛り過ぎてわづかなる木蔭のいと白き庭に薄く霧りわたりたるそこはかとなく霞みあひての夜のあはれにおほくたちまされり】-晩春三月の情景描写。源氏の失意のさまと景情一致。<BR>⏎
【中納言の君見たてまつり送らむとにや妻戸おし開けてゐたり】-「夕顔」巻の源氏が六条御息所邸を辞去する段に相似。あちらは秋の早朝であった。<BR>【見たてまつり送らむとにや】-語り手の想像を介在させた挿入句。<BR>⏎
d1139<P>⏎
cd4:2140-143【身づからこえまほしきを】-大島本は「身つからきこえまほしきを」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「みづからも」と「も」を補訂する。以下「やすらはせたまはで」まで、大宮の消息。<BR>⏎
<P>⏎
【鳥辺山燃えし煙もまがふやと海人の塩焼く浦見にぞ行く】-源氏の贈歌。「鳥辺山」は火葬の地。「浦見」に「怨み」を掛ける。『集成』は「大宮の心中を思いやった歌」と注し、『完訳』は「須磨下向に、死者の世界に近づく思いをこめる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
117-118【身づからこえまほしきを】-大島本は「身つからきこえまほしきを」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「みづからも」と「も」を補訂する。以下「やすらはせたまはで」まで、大宮の消息。<BR>⏎
【鳥辺山燃えし煙もまがふやと--海人の塩焼く浦見にぞ行く】-源氏の贈歌。「鳥辺山」は火葬の地。「浦見」に「怨み」を掛ける。『集成』は「大宮の心中を思いやった歌」と注し、『完訳』は「須磨下向に、死者の世界に近づく思いをこめる」と注す。<BR>⏎
d1146<P>⏎
d1148<P>⏎
d1152<P>⏎
cd2:1153-154【亡き人の別れやいとど隔たらむ煙となりし雲居ならでは】-大宮の返歌。『異本紫明抄』は「恋ふる間に年の暮れなば亡き人の別れやいとど遠くなりなむ」(後撰集哀傷、一四二五、紀貫之)を引歌として指摘する。『完訳』は「源氏の離京を、幽明を隔てた源氏と葵の上の間がさらに遠のくと嘆く歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
125【亡き人の別れやいとど隔たらむ--煙となりし雲居ならでは】-大宮の返歌。『異本紫明抄』は「恋ふる間に年の暮れなば亡き人の別れやいとど遠くなりなむ」(後撰集哀傷、一四二五、紀貫之)を引歌として指摘する。『完訳』は「源氏の離京を、幽明を隔てた源氏と葵の上の間がさらに遠のくと嘆く歌」と注す。<BR>⏎
note12155 <A NAME="in13">[第三段 二条院の人々との離別]</A><BR>126 
d1156<P>⏎
c1158かたの人びとも】-東の対の源氏づきの女房たちをいう。<BR>⏎
128わがの人びとも】-東の対の源氏づきの女房たちをいう。<BR>⏎
d1163<P>⏎
d1167<P>⏎
c1176【おろかにもとより思しつきにけるに】-『集成』は「ひどく冷淡にもともと〔紫上のことを〕思っていられただけに」の意に解し、『完訳』は「おろかに」の下に読点を付けて、「父親王はほんとに疎々しくて、この女君はもともと君になじんでいらっしゃったのだが」の意に解す。<BR>⏎
144【おろかにもとより思しつきにけるに】-『集成』は「ひどく冷淡にもともと〔紫上のことを〕思っていられただけに」の意に解し、『完訳』は「おろかに」の下に読点を付けて、「父親王はほんとに疎々しくて、この女君はもともと君になじんでいらっしゃったのだが」の意に解す。<BR>⏎
d1179<P>⏎
c1180【なほ世に許されなくて】-以下「立ちまさることもありなむ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
147【なほ世に許されがたうて】-以下「立ちまさることもありなむ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1183<P>⏎
d1189<P>⏎
cd4:2190-193【身はかくてさすらへぬとも君があたり去らぬ鏡の影は離れじ】-源氏の贈歌。『全集』は「身を分くることの難さは真澄鏡影ばかりをぞ君に添へつる」(後撰集離別、一三一四、大窪則春)を引歌として指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
【別れても影だにとまるものならば鏡を見ても慰めてまし】-紫の君の返歌。「鏡」「影」の語句を用いて返す。<BR>⏎
<P>⏎
155-156【身はかくてさすらへぬとも君があたり--去らぬ鏡の影は離れじ】-源氏の贈歌。『全集』は「身を分くることの難さは真澄鏡影ばかりをぞ君に添へつる」(後撰集離別、一三一四、大窪則春)を引歌として指摘する。<BR>⏎
【別れても影だにとまるものならば--鏡を見ても慰めてまし】-紫の君の返歌。「鏡」「影」の語句を用いて返す。<BR>⏎
d1195<P>⏎
note12196 <A NAME="in14">[第四段 花散里邸に離京の挨拶]</A><BR>158 
d1197<P>⏎
cd2:1204-205【月おぼろにさし出で池広く山木深きわたり心細げに見ゆるも住み離れたらむ巌のなか思しやらる】-春三月下旬の月。『紫明抄』は「いかならむ巌の中に住まばかは世の憂きことの聞こえこざらむ」(古今集雑下、九五二、読人しらず)を引歌として指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
165【月おぼろにさし出でて、池広く山木深きわたり心細げに見ゆる住み離れたらむ巌のなか思しやらる】-春三月下旬の月。『紫明抄』は「いかならむ巌の中に住まばかは世の憂きことの聞こえこざらむ」(古今集雑下、九五二、読人しらず)を引歌として指摘する。<BR>⏎
c1208【うち振る舞ひたる】-主語は源氏。<BR>⏎
168【うち振る舞ひたまへる】-主語は源氏。<BR>⏎
d1210<P>⏎
d1215<P>⏎
cd6:3216-221【げにるる顔なれば】-「げに」は語り手の同意の気持ちを表出。『源氏釈』は「あひにあひて物思ふころの我が袖に宿る月さへ濡るる顔なる」(古今集恋五、七五六、伊勢)を引歌として指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
【月影の宿れる袖はせばくともとめても見ばやあかぬ光を】-花散里の贈歌。「袖」は自分を喩え、「飽かぬ光」を源氏に喩える。<BR>⏎
<P>⏎
【行きめぐりつひにすむべき月影のしばらむ空な眺めそ】-源氏の返歌。「月影」の語句を用いて返す。「すむ」に「住む」と「澄む」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
174-176【げにるる顔なれば】-「げに」は語り手の同意の気持ちを表出。『源氏釈』は「あひにあひて物思ふころの我が袖に宿る月さへ濡るる顔なる」(古今集恋五、七五六、伊勢)を引歌として指摘する。<BR>⏎
【月影の宿れる袖はせばくとも--とめても見ばやあかぬ光を】-花散里の贈歌。「袖」は自分を喩え、「飽かぬ光」を源氏に喩える。<BR>⏎
【行きめぐりつひにすむべき月影の--ばし雲らむ空な眺めそ】-源氏の返歌。「月影」の語句を用いて返す。「すむ」に「住む」と「澄む」を掛ける。<BR>⏎
d1223<P>⏎
note12224 <A NAME="in15">[第五段 旅生活の準備と身辺整理]</A><BR>178 
d1225<P>⏎
d1227<P>⏎
cd3:2229-231【琴一つ】-琴の琴、一張。書籍楽器類の持参品は『白氏文集』の「草堂記」に記された退隠生活に似る。<BR>⏎
<P>⏎
【さらふ人びと】-源氏付きの女房をいう。<BR>⏎
181-182【琴一つ】-琴の琴、一張。書籍楽器類の持参品は『白氏文集』の「草堂記」に記された退隠生活に似る。<BR>⏎
【さらふ人びと】-源氏付きの女房をいう。<BR>⏎
d1237<P>⏎
c2238-239御方の中務中将などやうの人びと】-源氏の召人たち。<BR>⏎
【こそ慰められつれ】-係結び。逆接用法。読点で続く。<BR>⏎
188-189わが御方の中務中将などやうの人びと】-源氏の召人たち。<BR>⏎
【こそ慰めつれ】-係結び。逆接用法。読点で続く。<BR>⏎
d1242<P>⏎
d1244<P>⏎
d1248<P>⏎
cd2:1249-250【逢ふ瀬なき涙の河に沈みしや流るる澪の初めなりけむ】-源氏の贈歌。「流るる」に「泣かるる」を掛け、「みを」に「澪(水脈)」と「身を」を掛ける。「瀬」「川」「流るる」「澪(水脈)」は縁語。『完訳』は「実際には逢瀬があったのに「なき」とする。他者の目を危惧する切実な恋の常套手段」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
196【逢ふ瀬なき涙の河に沈みしや--流るる澪の初めなりけむ】-源氏の贈歌。「流るる」に「泣かるる」を掛け、「みを」に「澪(水脈)」と「身を」を掛ける。「瀬」「川」「流るる」「澪(水脈)」は縁語。『完訳』は「実際には逢瀬があったのに「なき」とする。他者の目を危惧する切実な恋の常套手段」と注す。<BR>⏎
cd4:2253-256女いといみしと-朧月夜をさす。『集成』は「敬語を付けないで、「女」と呼び捨てにするのは、感情の高潮した場面に多い」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【涙河浮かぶ水泡も消えぬべし流れて後の瀬をも待たずて】-朧月夜の返歌。「涙の河」「瀬」「流る」の語句を用いて返す。「流れて」に「泣かれて」を掛ける。「涙川」「水泡」「瀬」が縁語。<BR>⏎
<P>⏎
199-200いといみじう】-朧月夜をさす。『集成』は「敬語を付けないで、「女」と呼び捨てにするのは、感情の高潮した場面に多い」と注す。<BR>⏎
【涙河浮かぶ水泡も消えぬべし--流れて後の瀬をも待たずて】-朧月夜の返歌。「涙の河」「瀬」「流る」の語句を用いて返す。「流れて」に「泣かれて」を掛ける。「涙川」「水泡」「瀬」が縁語。<BR>⏎
c1258【憂しと思すゆかり多うて】-朧月夜にとってひどいと思う縁者、すなわち、姉の弘徽殿大后、父右大臣などをさす。<BR>⏎
202【憂しと思しなすゆかり多うて】-朧月夜にとってひどいと思う縁者、すなわち、姉の弘徽殿大后、父右大臣などをさす。<BR>⏎
d1260<P>⏎
note12261 <A NAME="in16">[第六段 藤壺に離京の挨拶]</A><BR>204 
d1262<P>⏎
d1264<P>⏎
c1269【思うたまへあはすることの一節に空も恐ろしうはべる】-『集成』は「思い当るただ一つのことのために、天の咎めも恐ろしゅうございます。藤壺と密通して、春宮が生まれたことさす」と注し、『完訳』は「密通によって誕生した東宮の存在から、わが宿世の恐ろしさを思う。無実の公的罪を、宿世の仏罰によって必然化しているか」と注す。<BR>⏎
210【思うたまへあはすることの一節になむ、空も恐ろしうはべる】-『集成』は「思い当るただ一つのことのために、天の咎めも恐ろしゅうございます。藤壺と密通して、春宮が生まれたことさす」と注し、『完訳』は「密通によって誕生した東宮の存在から、わが宿世の恐ろしさを思う。無実の公的罪を、宿世の仏罰によって必然化しているか」と注す。<BR>⏎
d1272<P>⏎
d1274<P>⏎
cd2:1275-276【見しはなくあるは悲しき世の果てを背きしかひもなくなくぞ経る】-藤壺の贈歌。「見し」は桐壺院、「有る」は源氏、「背きし」は藤壺をさす。「なく」に「泣く」と「無く」とを掛ける。『異本紫明抄』は「あるはなく無きは数そふ世の中にあはれいづれの日まで嘆かむ」(新古今集哀傷、八五〇、小野小町)を引歌として指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
214【見しはなくあるは悲しき世の果てを--背きしかひもなくなくぞ経る】-藤壺の贈歌。「見し」は桐壺院、「有る」は源氏、「背きし」は藤壺をさす。「なく」に「泣く」と「無く」とを掛ける。『異本紫明抄』は「あるはなく無きは数そふ世の中にあはれいづれの日まで嘆かむ」(新古今集哀傷、八五〇、小野小町)を引歌として指摘する。<BR>⏎
d1278<P>⏎
cd2:1279-280【別れしに悲しきことは尽きにしをまたぞこの世の憂さはまされる】-源氏の返歌。「悲しき」の語句を用いて返す。「この」に「子の」を響かせ、東宮を暗示する。<BR>⏎
<P>⏎
216【別れしに悲しきことは尽きにしを--またぞこの世の憂さはまされる】-源氏の返歌。「悲しき」の語句を用いて返す。「この」に「子の」を響かせ、東宮を暗示する。<BR>⏎
note12281 <A NAME="in17">[第七段 桐壺院の御墓に離京の挨拶]</A><BR>217 
d1282<P>⏎
c1285【かの御禊の日仮の随身にて仕うまつりし右近の将監の蔵人】-「葵」巻、斎院の御禊の日に源氏の仮の随身を務めた右近尉兼蔵人。<BR>⏎
220【かの御禊の日仮の随身にて仕うまつりし右近の将監の蔵人】-「葵」巻、斎院の御禊の日に源氏の仮の随身を務めた右近尉兼蔵人。<BR>⏎
d1289<P>⏎
cd2:1290-291【ひき連れて葵かざししそのかみを思へばつらし賀茂の瑞垣】-右近将監の贈歌。「そのかみ」に「神」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
224【ひき連れて葵かざししそのかみを--思へばつらし賀茂の瑞垣】-右近将監の贈歌。「そのかみ」に「神」を掛ける。<BR>⏎
d1294<P>⏎
cd2:1295-296【憂き世をば今ぞ別るるとどまらむ名をば糺の神にまかせて】-源氏の独詠歌。「ただす」に正邪を糺す意と地名の糺の森の意を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
227【憂き世をば今ぞ別るるとどまらむ--名をば糺の神にまかせて】-源氏の独詠歌。「ただす」に正邪を糺す意と地名の糺の森の意を掛ける。<BR>⏎
d1298<P>⏎
d1304<P>⏎
cd2:1305-306【御墓は道の草茂くなりて分け入りたまふほどいとど露けきに月も隠れて森の木立木深く心すごし】-『河海抄』は「古き墓何れの世の人ぞ姓と名とを知らず化して路の傍らの土と作る年々春の草生る」(白氏文集、続古詩)を指摘。<BR>⏎
【月も隠れて】-大島本は「月もかくれて」とあるが、独自異文。他の青表紙諸本は「月のくもかくれて」とある。『新大系」は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「月も雲隠れて」と校訂する。なお『完訳』は「「月」は皇統の象徴。「雲隠れて」は、故院の霊魂が反応した証」と注す。<BR>⏎
234【御墓は道の草茂くなりて分け入りたまふほどいとど露けきに月も隠れて森の木立木深く心すごし】-『河海抄』は「古き墓何れの世の人ぞ姓と名とを知らず化して路の傍らの土と作る年々春の草生る」(白氏文集、続古詩)を指摘。<BR>【月も隠れて】-大島本は「月もかくれて」とあるが、独自異文。他の青表紙諸本は「月のくもかくれて」とある。『新大系」は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「月も雲隠れて」と校訂する。なお『完訳』は「「月」は皇統の象徴。「雲隠れて」は、故院の霊魂が反応した証」と注す。<BR>⏎
d1309<P>⏎
cd2:1310-311【亡き影やいかが見るらむよそへつつ眺むる月も雲隠れぬる】-源氏の独詠歌。「亡き影」は故桐壺院をいう。「月」は故院を象徴。「月も雲隠れぬる」とは、譬喩表現で、故院が涙で目を曇らせという意。『完訳』は「霊との感応をふまえた歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
237【亡き影やいかが見るらむよそへつつ--眺むる月も雲隠れぬる】-源氏の独詠歌。「亡き影」は故桐壺院をいう。「月」は故院を象徴。「月も雲隠れぬる」とは、譬喩表現で、故院が涙で目を曇らせという意。『完訳』は「霊との感応をふまえた歌」と注す。<BR>⏎
note12312 <A NAME="in18">[第八段 東宮に離京の挨拶]</A><BR>238 
d1313<P>⏎
d1317<P>⏎
d1319<P>⏎
cd2:1320-321【いつかまた春の都の花を見む時失へる山賤にして】-源氏の贈歌。「春の都の花」は東宮の即位した治世をいう。「山賤」は須磨へ退去する自分を卑下していう。<BR>⏎
<P>⏎
243【いつかまた春の都の花を見む--時失へる山賤にして】-源氏の贈歌。「春の都の花」は東宮の即位した治世をいう。「山賤」は須磨へ退去する自分を卑下していう。<BR>⏎
d1323【御返りいかがものしたまふらむ】-大島本は「ものし給らむ」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「ものしはべらむ」と校訂する。<BR>⏎
c1326【御返りいかがものしはべらむ】-王命婦の詞。<BR>⏎
247【御返りいかがものしたまふらむ】-王命婦の詞。大島本は「ものし給らむ」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「ものしはべらむ」と校訂する。<BR>⏎
d1334<P>⏎
c1335【咲きてとく散るは憂けれどゆく春は花の都を立ち帰り見よ】-王命婦の返歌。『完訳』は「「咲きてとく散る」は、源氏の栄枯盛衰、引歌によるか。その「花の都」への復帰を願う歌」と注す。『異本紫明抄』は「光なき谷には春もよそなれば咲きてとく散るもの思ひもなし」(古今集雑下、九六七、清原深養父)を引歌として指摘する。<BR>⏎
255【咲きてとく散るは憂けれどゆく春は--花の都を立ち帰り見よ】-王命婦の返歌。『完訳』は「「咲きてとく散る」は、源氏の栄枯盛衰、引歌によるか。その「花の都」への復帰を願う歌」と注す。『異本紫明抄』は「光なき谷には春もよそなれば咲きてとく散るもの思ひもなし」(古今集雑下、九六七、清原深養父)を引歌として指摘する。<BR>⏎
d1337<P>⏎
d1341<P>⏎
d1348<P>⏎
note12349 <A NAME="in19">[第九段 離京の当日]</A><BR>266 
d1350<P>⏎
d1353<P>⏎
d1356<P>⏎
d1360<P>⏎
c1361【生ける世の別れを知らで契りつつ命を人に限りけるかな】-源氏の贈歌。<BR>⏎
274【生ける世の別れを知らで契りつつ--命を人に限りけるかな】-源氏の贈歌。<BR>⏎
d1363<P>⏎
d1365<P>⏎
cd2:1366-367【惜しからぬ命に代へて目の前の別れをしばしとどめてしがな】-紫の君の返歌。「別れ」「命」の語句を用いて返す。『集成』は「がな」(願望の終助詞)と濁音、『完訳』は「かな」(詠嘆の終助詞)と清音に読む。<BR>⏎
<P>⏎
277【惜しからぬ命に代へて目の前の--別れをしばしとどめてしがな】-紫の君の返歌。「別れ」「命」の語句を用いて返す。『集成』は「がな」(願望の終助詞)と濁音、『完訳』は「かな」(詠嘆の終助詞)と清音に読む。<BR>⏎
d1370<P>⏎
d1375<P>⏎
cd2:1376-377【唐国に名を残しける人よりも行方知られぬ家居をやせむ】-源氏の独詠歌。中国の屈原の故事を想起。屈原は讒言により追放され汨羅の淵に見を投じた。<BR>⏎
<P>⏎
284【唐国に名を残しける人よりも--行方知られぬ家居をやせむ】-源氏の独詠歌。中国の屈原の故事を想起。屈原は讒言により追放され汨羅の淵に見を投じた。<BR>⏎
d1381<P>⏎
cd2:1382-383【故郷を峰の霞は隔つれど眺むる空は同じ雲居か】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
288【故郷を峰の霞は隔つれど--眺むる空は同じ雲居か】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
note12384 <H4>第二章 光る源氏の物語 夏の長雨と鬱屈の物語</H4>289 
note12385 <A NAME="in21">[第一段 須磨の住居]</A><BR>290 
d1386<P>⏎
d1392<P>⏎
d1396<P>⏎
note12397 <A NAME="in22">[第二段 京の人々へ手紙]</A><BR>299 
d1398<P>⏎
d1401<P>⏎
c1402【松島の海人の苫屋もいかならむ須磨の浦人しほたるるころ】-源氏から藤壺への贈歌。「松島」に「待つ」を掛け、「海人」に「尼」を掛ける。「賢木」巻の贈答歌を踏まえた表現。<BR>⏎
302【松島の海人の苫屋もいかならむ--須磨の浦人しほたるるころ】-源氏から藤壺への贈歌。「松島」に「待つ」を掛け、「海人」に「尼」を掛ける。「賢木」巻の贈答歌を踏まえた表現。<BR>⏎
d1405<P>⏎
cd5:3406-410【つれづれと過ぎにし】-以下、手紙の文句。<BR>⏎
思ひいてらるゝ-思給へいてらゝ大横池飯肖三別本の御物【こりずまの浦のみるめゆかしきを塩焼く海人やいかが思はむ】-源氏の朧月夜への贈歌。「懲りずまに」に「須磨」を掛け、「海松布(みるめ)」に「見る目」を掛ける。『奥入』は「白波は立ち騒ぐともこりずまの浦のみるめは刈らむとぞ思ふ」(古今六帖三、みるめ)を引歌として指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
【さまざま書き尽くしたま言の葉思ひやるべし】-語り手のあとは読者の推量に任すという省筆の弁。『岷江入楚』所引三光院実枝は「草子の地なり」と指摘。<BR>⏎
<P>⏎
305-307【つれづれと過ぎにし】-以下、手紙の文句。<BR>⏎
【こりずまの浦のみるめゆかしきを--塩焼く海人やいかが思はむ】-源氏の朧月夜への贈歌。「懲りずまに」に「須磨」を掛け、「海松布(みるめ)」に「見る目」を掛ける。『奥入』は「白波は立ち騒ぐともこりずまの浦のみるめは刈らむとぞ思ふ」(古今六帖三、みるめ)を引歌として指摘する。<BR>⏎
【さまざま書き尽くしたま言の葉思ひやるべし】-語り手のあとは読者の推量に任すという省筆の弁。『岷江入楚』所引三光院実枝は「草子の地なり」と指摘。<BR>⏎
d1413<P>⏎
d1417<P>⏎
cd2:1418-419らぬ鏡】-「須磨」巻(第三段)の源氏の和歌の語句を受ける。<BR>⏎
<P>⏎
313らぬ鏡】-「須磨」巻(第三段)の源氏の和歌の語句を受ける。<BR>⏎
d1423<P>⏎
c1424【入道宮にも春宮の御事により】-藤壺、朧月夜・紫の君からの返書を語る。<BR>⏎
317【入道宮にも春宮の御事により】-藤壺、朧月夜・紫の君からの返書を語る。<BR>⏎
cd2:1429-430【あはれに恋しうもいかでか思し出でざらむ】-『細流抄』は「草子地ことはる也」と指摘。『完訳』は「心内語から、語り手の推測に転じて、源氏と隔った今、ひとり源氏への感動を反芻する心中と推測」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
322【あはれに恋しうもいか思し出でざらむ】-『細流抄』は「草子地ことはる也」と指摘。『完訳』は「心内語から、語り手の推測に転じて、源氏と隔った今、ひとり源氏への感動を反芻する心中と推測」と注す。<BR>⏎
cd4:2432-435【塩垂るることをやくにて松島に年ふる海人も嘆きをぞつむ】-藤壺の返歌。「役」と「焼く」、「松島」の「まつ」に「待つ」、「海人」と「尼」、「嘆き」と「投げ木」を掛ける。「投げ木」とは「積む」の縁語。『新大系』は「四方の海に塩焼くあまの心からやくとはかかるなげきをやつむ」(紫式部集)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【浦にたく海人だにつつむ恋なればくゆる煙よ行く方ぞなき】-「海人だに」と「数多に」、「恋」の「ひ」に「火」、「燻ゆる」に「悔ゆる」を掛ける。以下「えなむ」まで、朧月夜からの手紙。<BR>⏎
<P>⏎
324-325【塩垂るることをやくにて松島に--年ふる海人も嘆きをぞつむ】-藤壺の返歌。「役」と「焼く」、「松島」の「まつ」に「待つ」、「海人」と「尼」、「嘆き」と「投げ木」を掛ける。「投げ木」とは「積む」の縁語。『新大系』は「四方の海に塩焼くあまの心からやくとはかかるなげきをやつむ」(紫式部集)を指摘。<BR>⏎
【浦にたく海人だにつつむ恋なれば--くゆる煙よ行く方ぞなき】-「海人だに」と「数多に」、「恋」の「ひ」に「火」、「燻ゆる」に「悔ゆる」を掛ける。以下「えなむ」まで、朧月夜からの手紙。<BR>⏎
d1439<P>⏎
cd3:2440-442【浦人の潮くむ袖に比べ見よ波路つる夜の衣を】-紫の君の返歌。「浦人」は源氏をいう。<BR>⏎
<P>⏎
【今は事に】-以下「あるべきものを」まで、源氏の心中。<BR>⏎
329-330【浦人の潮くむ袖に比べ見よ--波路へだつる夜の衣を】-紫の君の返歌。「浦人」は源氏をいう。<BR>⏎
【今は事に】-以下「あるべきものを」まで、源氏の心中。<BR>⏎
d1445<P>⏎
cd2:1447-448【なかなか子の道惑はれぬにやあらむ】-『異本紫明抄』は「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を引歌として指摘する。「にやあらむ」は語り手の源氏の心を推量。『完訳』は「夫婦仲よりもかえって、親子の道には迷わぬのか、とする語り手の評、夫婦愛を強調」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
334【なかなか子の道惑はれぬにやあらむ】-『異本紫明抄』は「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を引歌として指摘する。「にやあらむ」は語り手の源氏の心を推量。『完訳』は「夫婦仲よりもかえって、親子の道には迷わぬのか、とする語り手の評、夫婦愛を強調」と注す。<BR>⏎
note12449 <A NAME="in23">[第三段 伊勢の御息所へ手紙]</A><BR>335 
d1450<P>⏎
d1455<P>⏎
cd4:2456-459【うきめかる伊勢をの海人を思ひやれ藻塩垂るてふ須磨の浦にて】-御息所の返歌。「浮き布」に「憂き目」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
【伊勢島や潮干の潟に漁りてもいふかひなきは我が身なりけり】-御息所の独詠歌。「貝」に「効」を掛ける。『完訳』は「己が不毛の人生を、漁りがいのない潟の景として形象。前歌では源氏と自分を対比的に詠み、これは自己のみを詠嘆」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
340-341【うきめかる伊勢をの海人を思ひやれ--藻塩垂るてふ須磨の浦にて】-御息所の返歌。「浮き布」に「憂き目」を掛ける。<BR>⏎
【伊勢島や潮干の潟に漁りても--いふかひなきは我が身なりけり】-御息所の独詠歌。「貝」に「効」を掛ける。『完訳』は「己が不毛の人生を、漁りがいのない潟の景として形象。前歌では源氏と自分を対比的に詠み、これは自己のみを詠嘆」と注す。<BR>⏎
cd3:1463-465【御返り書きたまふ言の葉思ひやるべし】-語り手の読者への語りかけ。『岷江入楚』所引三光院実枝説「草子の地なり」と指摘。『集成』は「草子地。以下、歌の前後の文章だけをしるした趣」と指摘。『完訳』は「語り手の推測」と注す。<BR>⏎
【書きたまふ言の葉】-『集成』は「書きたまふ言の葉」と一文に続け、『完訳』は「書きたまふ。言の葉」云々と文を切る。<BR>⏎
<P>⏎
345【御返り書きたまふ言の葉思ひやるべし】-語り手の読者への語りかけ。『岷江入楚』所引三光院実枝説「草子の地なり」と指摘。『集成』は「草子地。以下、歌の前後の文章だけをしるした趣」と指摘。『完訳』は「語り手の推測」と注す。<BR>【書きたまふ言の葉】-『集成』は「書きたまふ言の葉」と一文に続け、『完訳』は「書きたまふ。言の葉」云々と文を切る。<BR>⏎
cd3:2468-470【伊勢人の波の上漕ぐ小舟にもうきめは刈らで乗らましものを】-『異本紫明抄』は「伊勢人はあやしき者をや何どてへば小舟に乗りてや波の上を漕ぐや波の上漕ぐや」(風俗歌・伊勢人)を指摘する。「うきめ」に「浮き布」と「憂き目」を掛ける。<BR>⏎
【海人がつむなげきのなかに塩垂れていつまで須磨の浦に眺めむ】-源氏の返歌。御息所の第二首に応える。「なげき」に「嘆き」と「投げ木」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
348-349【伊勢人の波の上漕ぐ小舟にも--うきめは刈らで乗らましものを】-『異本紫明抄』は「伊勢人はあやしき者をや何どてへば小舟に乗りてや波の上を漕ぐや波の上漕ぐや」(風俗歌・伊勢人)を指摘する。「うきめ」に「浮き布」と「憂き目」を掛ける。<BR>⏎
【海人がつむなげきのなかに塩垂れて--いつまで須磨の浦に眺めむ】-源氏の返歌。御息所の第二首に応える。「なげき」に「嘆き」と「投げ木」を掛ける。<BR>⏎
d1472<P>⏎
cd3:2473-475【荒れまさる軒のしのぶを眺めつつしげくも露のかかる袖かな】-花散里の贈歌。「偲ぶ」と「忍(草)」、「長雨」と「眺め」の掛詞。「忍(草)」と「露」は縁語。「軒の忍(草)」は荒廃した邸を象徴し、「露」は「涙」を連想させる。<BR>⏎
<P>⏎
【げに葎よりほかの後見なきさまにておはすらむ】-源氏の心中。『集成』は「葎が門を閉ざすという表現が和歌にあり、それが用心堅固だという気持で「後見」という」と注す。<BR>⏎
351-352【荒れまさる軒のしのぶを眺めつつ--しげくも露のかかる袖かな】-花散里の贈歌。「偲ぶ」と「忍(草)」、「長雨」と「眺め」の掛詞。「忍(草)」と「露」は縁語。「軒の忍(草)」は荒廃した邸を象徴し、「露」は「涙」を連想させる。<BR>⏎
【げに葎よりほかの後見なきさまにておはすらむ】-源氏の心中。『集成』は「葎が門を閉ざすという表現が和歌にあり、それが用心堅固だという気持で「後見」という」と注す。<BR>⏎
d1477<P>⏎
note12478 <A NAME="in24">[第四段 朧月夜尚侍参内する]</A><BR>354 
d1479<P>⏎
d1486<P>⏎
c1488【いみじかりし御思ひのなごりなれば】-帝の大変な御寵愛が今に失せない人なので。<BR>⏎
362【いみじかりし御思ひの名残なれば】-帝の大変な御寵愛が今に失せない人なので。<BR>⏎
d1492<P>⏎
d1495<P>⏎
d1497<P>⏎
d1503<P>⏎
d1505<P>⏎
d1508<P>⏎
note12509 <H4>第三章 光る源氏の物語 須磨の秋の物語</H4>377 
note12510 <A NAME="in31">[第一段 須磨の秋]</A><BR>378 
d1511<P>⏎
d1515<P>⏎
d1518<P>⏎
cd2:1519-520【恋ひわびて泣く音にまがふ浦は思ふ方より風や吹くらむ】-源氏の独詠歌。『異本紫明抄』は「浪立たば沖の玉藻も寄り来べく思ふ方より風は吹かなむ」(玉葉集、雑二、凡河内躬恒)を引歌として指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
384【恋ひわびて泣く音にまがふ浦--思ふ方より風や吹くらむ】-源氏の独詠歌。『異本紫明抄』は「浪立たば沖の玉藻も寄り来べく思ふ方より風は吹かなむ」(玉葉集、雑二、凡河内躬恒)を引歌として指摘する。<BR>⏎
d1522<P>⏎
d1526<P>⏎
d1528<P>⏎
d1531<P>⏎
i1392【たたずみたまふさま】-大島本は「さま」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「御さま」と「御」を補訂する。<BR>⏎
d1533【たたずみたまふさま】-大島本は「さま」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「御さま」と「御」を補訂する。<BR>⏎
d1535<P>⏎
c1536【雁の連ねて鳴く声楫の音にまがへるを】-『完訳』は「晴虹橋影出秋雁櫓声来」(白氏文集巻五十四、河亭晴望詩)を指摘する。<BR>⏎
395【雁の連ねて鳴く声楫の音に まがへるを】-『完訳』は「晴虹橋影出秋雁櫓声来」(白氏文集巻五十四、河亭晴望詩)を指摘する。<BR>⏎
d1540<P>⏎
c4541-544【初雁は恋しき人の列なれや旅の空飛ぶ声の悲しき】-源氏の歌。南下してきた「初雁」に自分の身の上を喩え、旅の寂寥を詠む。<BR>⏎
【かきつらね昔のことぞ思ほゆる雁はその世の友ならねども】-良清の唱和歌。源氏の歌の「つらなれや」を受けて「かきつらね」と詠む。「昔」の栄えばえしい昔日を回想。<BR>⏎
【心から常世を捨てて鳴く雁を雲のよそにも思ひけるかな】-民部大輔の唱和歌。源氏の栄えばえしい時代であった良清の歌の「その世」を「常世」といい、それを捨てて来た源氏の心が理解できるという。<BR>⏎
【常世出でて旅の空なる雁がねも列に遅れぬほどぞ慰む】-前右近将監の唱和歌。民部大輔の「常世」をそのまま用い、源氏の「つらなれや」を「つらに後れぬ」と連環させて詠む。源氏と一緒にいることで心慰められるという。<BR>⏎
399-402【初雁は恋しき人の列なれや--旅の空飛ぶ声の悲しき】-源氏の歌。南下してきた「初雁」に自分の身の上を喩え、旅の寂寥を詠む。<BR>⏎
【かきつらね昔のことぞ思ほゆる--雁はその世の友ならねども】-良清の唱和歌。源氏の歌の「つらなれや」を受けて「かきつらね」と詠む。「昔」の栄えばえしい昔日を回想。<BR>⏎
【心から常世を捨てて鳴く雁を--雲のよそにも思ひけるかな】-民部大輔の唱和歌。源氏の栄えばえしい時代であった良清の歌の「その世」を「常世」といい、それを捨てて来た源氏の心が理解できるという。<BR>⏎
【常世出でて旅の空なる雁がねも--列に遅れぬほどぞ慰む】-前右近将監の唱和歌。民部大輔の「常世」をそのまま用い、源氏の「つらなれや」を「つらに後れぬ」と連環させて詠む。源氏と一緒にいることで心慰められるという。<BR>⏎
d1546<P>⏎
d1548<P>⏎
note12549 <A NAME="in32">[第二段 配所の月を眺める]</A><BR>405 
d1550<P>⏎
d1553<P>⏎
d1557<P>⏎
cd2:1558-559【見るほどぞしばし慰むめぐりあはむ月の都は遥かなれども】-源氏の独詠歌。『完訳』は「「月の都」に帝都の意をもこめる。「月」はここでも皇統の象徴」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
411【見るほどぞしばし慰むめぐりあはむ--月の都は遥かなれども】-源氏の独詠歌。『完訳』は「「月の都」に帝都の意をもこめる。「月」はここでも皇統の象徴」と注す。<BR>⏎
d1563<P>⏎
cd2:1564-565【憂しとのみひとへにものは思ほえで左右にも濡るる袖かな】-源氏の独詠歌。「ひとへ」は「偏に」と「単衣」の掛詞。「左」「右」は「袖」の縁語。『完訳』は「帝寵ゆえの涙と、勅勘ゆえの涙で濡れる意」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
415【憂しとのみひとへにものは思ほえで--左右にも濡るる袖かな】-源氏の独詠歌。「ひとへ」は「偏に」と「単衣」の掛詞。「左」「右」は「袖」の縁語。『完訳』は「帝寵ゆえの涙と、勅勘ゆえの涙で濡れる意」と注す。<BR>⏎
note12566 <A NAME="in33">[第三段 筑紫五節と和歌贈答]</A><BR>416 
d1567<P>⏎
c1568【そのころ大は上りける】-大宰大弍、上京の折に源氏を見舞う。「ける」連体中止形。余韻を残して次の文脈に掛かっていく表現。<BR>⏎
417【そのころは上りける】-大宰大弍、上京の折に源氏を見舞う。「ける」連体中止形。余韻を残して次の文脈に掛かっていく表現。<BR>⏎
d1576<P>⏎
d1579<P>⏎
d1581<P>⏎
c1582【琴の音に弾きとめらるる綱手縄たゆたふ心君知るらめや】-五節の贈歌。「ひき」に「引き」と「弾き」を掛ける。『集成』は「つなてなは」と清音、『完訳』は「つなでなは」と濁音に読む。<BR>⏎
428【琴の音に弾きとめらるる綱手縄--たゆたふ心君知るらめや】-五節の贈歌。「ひき」に「引き」と「弾き」を掛ける。『集成』は「つなてなは」と清音、『完訳』は「つなでなは」と濁音に読む。<BR>⏎
d1584<P>⏎
cd5:3585-589【心ありて引き手の綱のたゆたはばうち過ぎましや須磨の浦】-源氏の返歌。「引き」「綱」「たゆたふ」「心」の語句を用いて返す。<BR>⏎
【いさりせむと思はざりしはや】-歌に添えた文句。「いさりせむと」は、「思ひきや鄙の別れに衰へて海人の縄たきいさりせむとは」(古今集雑下、九六一、小野篁)の第五句。<BR>⏎
<P>⏎
【駅の長に句詩らする】-菅原道真が左遷されて西に向かう途上、明石の駅で、その駅長に詩句を与えた故事をさす。その詩句は「駅長莫驚時変改一栄一落是春秋」(大鏡、時平伝)。「くし」について、『集成』は「句詩」説、『完訳』は「口詩」説をとる。<BR>⏎
<P>⏎
430-432【心ありて引き手の綱のたゆたはば--うち過ぎましや須磨の浦】-源氏の返歌。「引き」「綱」「たゆたふ」「心」の語句を用いて返す。<BR>⏎
【いさりせむと思はざりしはや】-歌に添えた文句。「いさりせむと」は、「思ひきや鄙の別れに衰へて海人の縄たきいさりせむとは」(古今集雑下、九六一、小野篁)の第五句。<BR>⏎
【駅の長に句詩らする】-菅原道真が左遷されて西に向かう途上、明石の駅で、その駅長に詩句を与えた故事をさす。その詩句は「駅長莫驚時変改一栄一落是春秋」(大鏡、時平伝)。「くし」について、『集成』は「句詩」説、『完訳』は「口詩」説をとる。<BR>⏎
note12590 <A NAME="in34">[第四段 都の人々の生活]</A><BR>433 
d1591<P>⏎
d1596<P>⏎
d1600<P>⏎
c1603【かのしかむまひけ人のひめるやうについせうする】-秦の趙高の故事。謀叛をたくらむ趙高が二世皇帝に馬といって鹿を献上し、帝の前で、それが馬か鹿かを帝臣に答えさせて、自分にへつらう者とそうでないない者を見分けて、そうでない者を処罰した。「追従する」の主語は都の人々。<BR>⏎
443【かの鹿ひけ人のひめるやうに追従する】-秦の趙高の故事。謀叛をたくらむ趙高が二世皇帝に馬といって鹿を献上し、帝の前で、それが馬か鹿かを帝臣に答えさせて、自分にへつらう者とそうでないない者を見分けて、そうでない者を処罰した。「追従する」の主語は都の人々。<BR>⏎
d1605<P>⏎
d1610<P>⏎
note12611 <A NAME="in35">[第五段 須磨の生活]</A><BR>449 
d1612<P>⏎
c1616【めざましうかたじけな】-『集成』は「源氏が、自らをいとおしむ気持」と注す。<BR>⏎
453【めざましうかたじけな】-『集成』は「源氏が、自らをいとおしむ気持」と注す。<BR>⏎
d1619<P>⏎
cd2:1620-621【山賤の庵に焚けるしばしばも言問ひ来なむ恋ふる里人】-源氏の独詠歌。「山賤の--柴」は「しばしば」に掛かる序詞。「柴々」と「屡」の掛詞。「山賤」と「里人」(都の人)の対。<BR>⏎
<P>⏎
456【山賤の庵に焚けるしばしばも--言問ひ来なむ恋ふる里人】-源氏の独詠歌。「山賤の--柴」は「しばしば」に掛かる序詞。「柴々」と「屡」の掛詞。「山賤」と「里人」(都の人)の対。<BR>⏎
cd2:1622-623【冬になりて雪降り荒れたるころ空のけしきもことにすごく眺めたまひて】-須磨の冬。雪の降り荒れる空模様。源氏の心象風景でもある。<BR>⏎
【空のけしきもことにすごく眺めたまひて】-『完訳』は「「すごく」は、上からは述語として、下へは連用修飾として続く」と注す。<BR>⏎
457【冬になりて雪降り荒れたるころ空のけしきもことにすごく眺めたまひて】-須磨の冬。雪の降り荒れる空模様。源氏の心象風景でもある。<BR>【空のけしきもことにすごく眺めたまひて】-『完訳』は「「すごく」は、上からは述語として、下へは連用修飾として続く」と注す。<BR>⏎
d1625<P>⏎
c1627【ましていかなむ】-以下「放ちやりたらむ」まで、源氏の心中。「まして」は漢帝の心中をさす。<BR>⏎
460【ましていかなりけむ】-以下「放ちやりたらむ」まで、源氏の心中。「まして」は漢帝の心中をさす。<BR>⏎
d1631<P>⏎
cd6:3634-639【ただ是れ西に行くなり】-源氏の独語。「天廻玄鑑雲将霽 唯是西行不左遷」(菅家後集、代月答)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
【いづ方の雲路に我も迷ひなむ月の見るらむことも恥づかし】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
【友千鳥諸声に鳴く暁はひとり寝覚の床も頼もし】-源氏の独詠歌。<BR>『新大系』は「雲路をも知らぬ我さへ諸声に今日ばかりとぞ泣きかへりぬる」(後撰集雑四、一二七六、読人しらず)を参考歌として指摘。<BR>⏎
<P>⏎
466-468【ただ是れ西に行くなり】-源氏の独語。「天廻玄鑑雲将霽 唯是西行不左遷」(菅家後集、代月答)を踏まえる。<BR>⏎
【いづ方の雲路に我も迷ひなむ--月の見るらむことも恥づかし】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
【友千鳥諸声に鳴く暁は--ひとり寝覚の床も頼もし】-源氏の独詠歌。<BR>『新大系』は「雲路をも知らぬ我さへ諸声に今日ばかりとぞ泣きかへりぬる」(後撰集雑四、一二七六、読人しらず)を参考歌として指摘。<BR>⏎
d1641<P>⏎
note12642 <A NAME="in36">[第六段 明石入道の娘]</A><BR>470 
d1643<P>⏎
cd2:1647-648【うけひかざらむものゆ】-以下「をこなるべし」まで、良清の心中。<BR>⏎
<P>⏎
474【うけひかざらむものゆ】-以下「をこなるべし」まで、良清の心中。<BR>⏎
d1651<P>⏎
d1657<P>⏎
d1661<P>⏎
d1663<P>⏎
d1665<P>⏎
c1667【もののはじめに】-『集成』は「結婚の門出に」の意に解す。<BR>⏎
488【もののめに】-『集成』は「結婚の門出に」の意に解す。<BR>⏎
d1669<P>⏎
d1671<P>⏎
d1675<P>⏎
d1679<P>⏎
note12680 <H4>第四章 光る源氏の物語 信仰生活と神の啓示の物語</H4>497 
note12681 <A NAME="in41">[第一段 須磨で新年を迎える]</A><BR>498 
d1682<P>⏎
d1685<P>⏎
c1687【京を別れしとき】-前に「三月二十日あまりのほどになむ都離れたまひける」とあった。<BR>⏎
502【京を別れし】-前に「三月二十日あまりのほどになむ都離れたまひける」とあった。<BR>⏎
d1690<P>⏎
cd2:1691-692【いつとなく大宮人の恋しきに桜かざしし今日も来にけり】-源氏の独詠歌。都を恋うる歌。「ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざして今日も暮しつ」(和漢朗詠集、春興、赤人)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
505【いつとなく大宮人の恋しきに--桜かざしし今日も来にけり】-源氏の独詠歌。都を恋うる歌。「ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざして今日も暮しつ」(和漢朗詠集、春興、赤人)を踏まえる。<BR>⏎
d1696<P>⏎
d1699<P>⏎
d1703<P>⏎
c1704【心の行方は同じことなるかな】-源氏の心中。<BR>⏎
514【心の行方は同じこと。何】-源氏の心中。<BR>⏎
d1706<P>⏎
c1707【飛鳥井】あすかひ-「飛鳥井に宿りはすべしやおけ蔭もよしみもひもさむし御秣もよし」(催馬楽)という歌詞。「御馬ども近う立てて--稲取り出て飼ふなど」という実景から、歌い出したもの。<BR>⏎
516【飛鳥井】-「飛鳥井(あすかひ)に宿りはすべしやおけ蔭もよしみもひもさむし御秣もよし」(催馬楽)という歌詞。「御馬ども近う立てて--稲取り出て飼ふなど」という実景から、歌い出したもの。<BR>⏎
d1710<P>⏎
d1712<P>⏎
cd4:2713-716【故郷をいづれの春か行きて見むうらやましきは帰る雁がね】-源氏の宰相中将への贈歌。『菅家後集』「聞旅雁」の「我為遷客汝来賓 共是蕭々旅漂身 欹枕思量帰去日 我知何歳汝明春」を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
【あかなくに雁の常世を立ち別れ花の都に道や惑はむ】-宰相中将返歌。「雁」に「仮」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
520-521【故郷をいづれの春か行きて見む--うらやましきは帰る雁がね】-源氏の宰相中将への贈歌。『菅家後集』「聞旅雁」の「我為遷客汝来賓 共是蕭々旅漂身 欹枕思量帰去日 我知何歳汝明春」を踏まえる。<BR>⏎
【あかなくに雁の常世を立ち別れ--花の都に道や惑はむ】-宰相中将返歌。「雁」に「仮」を掛ける。<BR>⏎
c1719【ゆゆしう思されぬべけれど】-以下「嘶えぬべければ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
524【ゆゆしう思されぬべけれど】-以下「嘶えぬべければ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1722<P>⏎
d1724<P>⏎
cd2:1725-726【雲近く飛び交ふ鶴も空に見よ我は春日の曇りなき身ぞ】-源氏の歌。以下「思ひはべらぬ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
<P>⏎
528【雲近く飛び交ふ鶴も空に見よ--我は春日の曇りなき身ぞ】-源氏の歌。以下「思ひはべらぬ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1728<P>⏎
cd6:3729-734【たづかなき雲居にひとり音をぞ鳴く翼並べし友を恋ひつつ】-宰相中将の返歌。『集成』は「たつかなき」とすべて清音に、『新大系』は「たづかなき」と「づ」を濁音に、『古典セレクション』は「たづがなき」と「づが」を濁音に読む。「たつかなき」は「たつきなき」と同意。「田鶴が鳴き」を掛ける。<BR>⏎
【翼並べし】-『史記』「留侯世家」の「羽翼已成」を踏まえた表現。<BR>⏎
<P>⏎
【いとしも悔しう】-『源氏釈』は「思ふとていとこそ人になれざらめしかならひてぞ見ねば恋しき」(拾遺集恋四、九〇〇、読人しらず)を引歌として指摘する。<BR>⏎
【折多くなど】-大島本は「おりおほくなと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「多くなむと」と「む」を補訂する。<BR>⏎
<P>⏎
530-532【たづかなき雲居にひとり音をぞ鳴く--翼並べし友を恋ひつつ】-宰相中将の返歌。『集成』は「たつかなき」とすべて清音に、『新大系』は「たづかなき」と「づ」を濁音に、『古典セレクション』は「たづがなき」と「づが」を濁音に読む。「たつかなき」は「たつきなき」と同意。「田鶴が鳴き」を掛ける。<BR>【翼並べし】-『史記』「留侯世家」の「羽翼已成」を踏まえた表現。<BR>⏎
【いとしも悔しう】-『源氏釈』は「思ふとていとこそ人になれざらめしかならひてぞ見ねば恋しき」(拾遺集恋四、九〇〇、読人しらず)を引歌として指摘する。<BR>⏎
【折多く--など】-大島本は「おりおほくなと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「多くなむと」と「む」を補訂する。<BR>⏎
note12735 <A NAME="in42">[第二段 上巳の祓と嵐]</A><BR>533 
d1736<P>⏎
d1739<P>⏎
cd4:3740-743【知らざりし大海の原に流れ来てひとかたにやはものは悲しき】-源氏の独詠歌。「一方」と「人形」の掛詞。<BR>⏎
【八百よろづ神もあはれと思ふらむ犯せる罪のそれとなければ】-源氏の独詠歌。身の潔白を訴え、八百万の神に同情を乞う。<BR>⏎
<P>⏎
【肱笠雨とか降りて】-「肱笠雨」は催馬楽の「妹が門」に「妹が門夫が門行き過ぎかねてや我が行かべ肱笠の雨もや降らなむ死出田長雨宿り宿りてまからむ死出田長」とある語句。<BR>⏎
536-538【知らざりし大海の原に流れ来て--ひとかたにやはものは悲しき】-源氏の独詠歌。「一方」と「人形」の掛詞。<BR>⏎
【八百よろづ神もあはれと思ふらむ--犯せる罪のそれとなければ】-源氏の独詠歌。身の潔白を訴え、八百万の神に同情を乞う。<BR>⏎
【肱笠雨とか降りて】-「肱笠雨」は催馬楽の「妹が門」に「妹が門夫が門行き過ぎかねてや我が行かべ肱笠の雨もや降らなむ死出田長雨宿り宿りてまからむ死出田長」とある語句。<BR>⏎
cd2:1749-750【雨の脚当たるところ徹りぬべく】-『集成』は「雨の降るのが白く糸を引いたようになる様をいう」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
544【雨の脚当たる所、徹りぬべく】-『集成』は「雨の降るのが白く糸を引いたようになる様をいう」と注す。<BR>⏎
d1752<P>⏎
d2757-758
<P>⏎
d1765
i1559
diffsrc/original/note13.htmlsrc/modified/note13.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 6/30/2003(ver.1-4)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 9/27/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 9/27/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d172<P>⏎
note1373 <H4>第一章 光る源氏の物語 須磨の嵐と神の導きの物語</H4>66 
note1374 <A NAME="in11">[第一段 須磨の嵐続く]</A><BR>67 
d175<P>⏎
d182<P>⏎
d189<P>⏎
d195<P>⏎
cd2:199-100【浦風やいかに吹くらむ思ひやる袖うち濡らし波間なきころ】-紫君の独詠歌。「浦風」「波間」は縁語。「らむ」推量の助動詞、視界外推量。紫君が都から須磨の浦の源氏を思いやるニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
88【浦風やいかに吹くらむ思ひやる--袖うち濡らし波間なきころ】-紫君の独詠歌。「浦風」「波間」は縁語。「らむ」推量の助動詞、視界外推量。紫君が都から須磨の浦の源氏を思いやるニュアンス。<BR>⏎
d1102<P>⏎
c1106【なむこえはべりし】-「なむ」係助詞。「し」過去の助動詞。係結び、強調。<BR>⏎
93【なむこえはべりし】-「なむ」係助詞。「し」過去の助動詞。係結び、強調。<BR>⏎
d1109<P>⏎
d1114<P>⏎
note13115 <A NAME="in12">[第二段 光る源氏の祈り]</A><BR>100 
d1116<P>⏎
d1121<P>⏎
d1126<P>⏎
d1129<P>⏎
d1131<P>⏎
d1136<P>⏎
d1146<P>⏎
d1157<P>⏎
note13158 <A NAME="in13">[第三段 嵐収まる]</A><BR>135 
d1159<P>⏎
c1164【焼け残りたるも】-以下「夜を明かしてこそは」まで、供人たちの詞。『完訳』は「吹ちらしてけり」までと「夜を」以下の二つの詞文に分ける。<BR>⏎
140【焼け残りたるも】-以下「夜を明かしてこそは」まで、供人たちの詞。『完訳』は「吹ちらしてけり」までと「夜を」以下の二つの詞文に分ける。<BR>⏎
c1167【夜を明してこそは】-供人の詞。下に「移したてまつらめ」などの語句が省略。<BR>⏎
143【夜を明してこそは】-供人の詞。下に「移したてまつらめ」などの語句が省略。<BR>⏎
c1169【御念したまひて】-「て」接続助詞、動作の並行。御念誦を唱えながら。<BR>⏎
145【御念したまひて】-「て」接続助詞、動作の並行。御念誦を唱えながら。<BR>⏎
d1171<P>⏎
d1176<P>⏎
c1177【この風いましばし止まざらましかば】-以下「おろかならざりけり」まで、供人の詞。『集成』は「『細流抄』に「あまどものいふなり」とするが、地元の漁師たちの話を聞いて語る供人の言葉であろう」と注す。『完訳』は海人の詞とする。「ましかば--まし」反実仮想。風が止まなかったら--残る所がなかったでろうに、止んだので残ったの意。<BR>⏎
151【この風、今しばし止まざらましかば】-以下「おろかならざりけり」まで、供人の詞。『集成』は「『細流抄』に「あまどものいふなり」とするが、地元の漁師たちの話を聞いて語る供人の言葉であろう」と注す。『完訳』は海人の詞とする。「ましかば--まし」反実仮想。風が止まなかったら--残る所がなかったでろうに、止んだので残ったの意。<BR>⏎
d1180<P>⏎
cd3:2181-183【海にます神の助けにかからずは潮の八百会にさすらへなまし】-源氏の独詠歌。「ます」「潮の八百会」は祝詞の用語。「は」係助詞、仮定条件。「な」完了の助動詞、確述。「まし」推量の助動詞、反実仮想。もし助けがなかったら行方知れずになっていただろうに、助けがあったのでそうならずにすんだ、の意。住吉の神に感謝を述べる。<BR>⏎
<P>⏎
ぎに】-「に」格助詞、原因・理由。騷ぎのために。<BR>⏎
154-155【海にます神の助けにかからずは--潮の八百会にさすらへなまし】-源氏の独詠歌。「ます」「潮の八百会」は祝詞の用語。「は」係助詞、仮定条件。「な」完了の助動詞、確述。「まし」推量の助動詞、反実仮想。もし助けがなかったら行方知れずになっていただろうに、助けがあったのでそうならずにすんだ、の意。住吉の神に感謝を述べる。<BR>⏎
ぎに】-「に」格助詞、原因・理由。騷ぎのために。<BR>⏎
d1188<P>⏎
d1190<P>⏎
d1192<P>⏎
d1194<P>⏎
c1196【別れたてまつりにしこのかた】-「たてまつり」謙譲の補助動詞。「に」完了の助動詞。「し」過去の助動詞。お別れ申し上げて以来。<BR>⏎
164【別れたてまつりにしこた】-「たてまつり」謙譲の補助動詞。「に」完了の助動詞。「し」過去の助動詞。お別れ申し上げて以来。<BR>⏎
d1199<P>⏎
d1201<P>⏎
d1213<P>⏎
c1216【見上げたまへれ】-「れ」完了の助動詞、完了。「ば」接続助詞、順接。「たまたま--したところ」というニュアンス。お見上げなさったところ。『集成』は「ここからが、夢からさめた趣」と注す。<BR>⏎
181【見上げたまへれ】-「れ」完了の助動詞、完了。「ば」接続助詞、順接。「たまたま--したところ」というニュアンス。お見上げなさったところ。『集成』は「ここからが、夢からさめた趣」と注す。<BR>⏎
d1219<P>⏎
c1223【我かく悲しびを極め】-以下「翔りたまへる」まで、源氏の心中。<BR>⏎
187【我かく悲しびを極め】-以下「翔りたまへる」まで、源氏の心中。<BR>⏎
c1226【よくぞかかるぎもありける】-源氏の心中。「かかる騷ぎ」は天変地異をさす。「ぞ」係助詞。「も」係助詞、強調。「ける」過去の助動詞、詠嘆。係結び、強調。<BR>⏎
190【よくぞかかるぎもありける】-源氏の心中。「かかる騷ぎ」は天変地異をさす。「ぞ」係助詞。「も」係助詞、強調。「ける」過去の助動詞、詠嘆。係結び、強調。<BR>⏎
d1228<P>⏎
d1233<P>⏎
note13234 <A NAME="in14">[第四段 明石入道の迎えの舟]</A><BR>196 
d1235<P>⏎
d1240<P>⏎
d1246<P>⏎
d1250<P>⏎
d1256<P>⏎
d1271<P>⏎
d1283<P>⏎
c1288【御舟にたてまつれとて】-「たてまつれ」は「乗る」の尊敬語。「とて」連語(格助詞+接続助詞)、理由・動機。お舟にお乗りなさい、ということで。<BR>⏎
243【御舟にたてまつれ--とて】-「たてまつれ」は「乗る」の尊敬語。「とて」連語(格助詞+接続助詞)、理由・動機。お舟にお乗りなさい、ということで。<BR>⏎
d1290<P>⏎
d1294<P>⏎
note13295 <H4>第二章 明石の君の物語 明石での新生活の物語</H4>248 
note13296 <A NAME="in21">[第一段 明石入道の浜の館]</A><BR>249 
d1297<P>⏎
d1305<P>⏎
d1309<P>⏎
cd2:1313-314【住まひるさまなどげに都のやむごとなき所々に】-明石入道の生活。「げに」は良清の言葉を受ける。<BR>⏎
<P>⏎
263【住まひるさまなどげに都のやむごとなき所々に】-明石入道の生活。「げに」は良清の言葉を受ける。<BR>⏎
note13315 <A NAME="in22">[第二段 京への手紙]</A><BR>264 
d1316<P>⏎
c1317【すこし御心静まりては京の御文も聞こえたまふ】-源氏、明石に移ってから京へ手紙を遣る。「京の御文」は京への手紙の意。「聞こえ」は「言ふ」の謙譲語。源氏の都の人々に対する敬意。「たまふ」尊敬の補助動詞、源氏に対する敬意。お気持ちが落ち着いてからどうしたかというと、実は京の人々へお手紙を差し上げたのだ、というニュアンス。<BR>⏎
265【すこし御心静まりては京の御文も聞こえたまふ】-源氏、明石に移ってから京へ手紙を遣る。「京の御文」は京への手紙の意。「聞こえ」は「言ふ」の謙譲語。源氏の都の人々に対する敬意。「たまふ」尊敬の補助動詞、源氏に対する敬意。お気持ちが落ち着いてからどうしたかというと、実は京の人々へお手紙を差し上げたのだ、というニュアンス。<BR>⏎
d1322<P>⏎
cd2:1324-325【めづらかにてよみがへるさまなど聞こえたまふ】-「など」副助詞、漠然・婉曲、また例示・同類の存在。「聞こえ」は「言ふ」の謙譲語。源氏の藤壺に対する敬意。「たまふ」尊敬の補助動詞、源氏に対する敬意。『集成』は「不思議なめぐり合せで命をとりとめた事情などを」と訳すが、『完訳』は「天変での命拾いを蘇生であるとする点に注意。源氏の生命の再生されるイメージ」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
271【めづらかにてよみがへるさまなど聞こえたまふ】-「など」副助詞、漠然・婉曲、また例示・同類の存在。「聞こえ」は「言ふ」の謙譲語。源氏の藤壺に対する敬意。「たまふ」尊敬の補助動詞、源氏に対する敬意。『集成』は「不思議なめぐり合せで命をとりとめた事情などを」と訳すが、『完訳』は「天変での命拾いを蘇生であるとする点に注意。源氏の生命の再生されるイメージ」と注す。<BR>⏎
cd2:1330-331【遥かにも思ひやるかな知らざりし浦よりをちに浦伝ひして】-源氏の贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
276【遥かにも思ひやるかな知らざりし--浦よりをちに浦伝ひして】-源氏の贈歌。<BR>⏎
cd2:1335-336【漁する海人ども誇らしげなり】-「漁りする与謝の海人びと誇るらむ浦風ぬるく霞みわたれり」(恵慶法師集)の句による表現。<BR>⏎
<P>⏎
280【漁する海人ども誇らしげなり】-「漁りする与謝の海人びと誇るらむ浦風ぬるく霞みわたれり」(恵慶法師集)の句による表現。<BR>⏎
note13337 <A NAME="in23">[第三段 明石の入道とその娘]</A><BR>281 
d1338<P>⏎
c1340【かたはらいたきま時々漏らし愁へきこゆ】-「まで」副助詞、極まり及ぶ程度。「きこゆ」は「言ふ」の謙譲語、入道の源氏に対する敬意。<BR>⏎
283【かたはらいたきまで、時々漏らし愁へきこゆ】-「まで」副助詞、極まり及ぶ程度。「きこゆ」は「言ふ」の謙譲語、入道の源氏に対する敬意。<BR>⏎
d1350<P>⏎
d1355<P>⏎
d1364<P>⏎
d1369<P>⏎
c1374げなきことかなと思ふに】-「に」接続助詞、順接。明石の君の心中。源氏との縁談を不釣り合いと思う。<BR>⏎
313「似げなきことかなと思ふに】-「に」接続助詞、順接。明石の君の心中。源氏との縁談を不釣り合いと思う。<BR>⏎
d1376<P>⏎
note13377 <A NAME="in24">[第四段 夏四月となる]</A><BR>315 
d1378<P>⏎
d1382<P>⏎
d1386<P>⏎
cd2:1387-388【あはと見る淡路の島のあはれさへ残るくまなく澄める夜の月】-源氏の独詠歌。旅愁を詠んだ歌。<BR>⏎
<P>⏎
322【あはと見る淡路の島のあはれさへ--残るくまなく澄める夜の月】-源氏の独詠歌。旅愁を詠んだ歌。<BR>⏎
d1394<P>⏎
note13395 <A NAME="in25">[第五段 源氏、入道と琴を合奏]</A><BR>328 
d1396<P>⏎
c1397【さらに背きにし世中も】-以下「夜のさまかな」まで、入道の詞。源氏の奏でる琴の音を聞いて極楽もかくやと感嘆する。<BR>⏎
329【さらに背きにし世中も】-以下「夜のさまかな」まで、入道の詞。源氏の奏でる琴の音を聞いて極楽もかくやと感嘆する。<BR>⏎
d1399<P>⏎
cd3:1403-405【心すごく聞こゆ古人は】-大島本は「きこゆる人ハ」とある。大島本は独自異文、文意不通。『新大系』は「本文不審」としながらも底本のまま「聞こゆる人は」とする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「ふ」の脱字と認め「聞こゆ。古人は」と校訂する。諸本に従って改める。<BR>⏎
<P>⏎
【古人は涙もとどめあへず】-明石入道をいう。感激しやすい老人のイメージで「古人」と呼称。<BR>⏎
334【心すごく聞こゆ--古人は涙もとどめあへず】-大島本は「きこゆる人ハ」とある。大島本は独自異文、文意不通。『新大系』は「本文不審」としながらも底本のまま「聞こゆる人は」とする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「ふ」の脱字と認め「聞こゆ。古人は」と校訂する。諸本に従って改める。<BR>【古人は涙もとどめあへず】-明石入道をいう。感激しやすい老人のイメージで「古人」と呼称。<BR>⏎
d1408<P>⏎
d1413<P>⏎
d1424<P>⏎
c1425【琴を琴とも聞きたまふまじかりけるあたりにねたきわかな】-源氏の謙遜の詞。入道の踏まえた和歌を源氏も踏まえて応答。「たまふ」尊敬の補助動詞。源氏の入道に対する敬意。「まじかり」打消推量の助動詞。「ける」過去の助動詞、詠嘆。「かな」終助詞、感動。『集成』は「私の琴など琴ともお聞きになるはずのない所で、うっかりしたことをしたものです」と注す。<BR>⏎
351【琴を琴とも聞きたまふまじかりけるあたりにねたきわかな】-源氏の謙遜の詞。入道の踏まえた和歌を源氏も踏まえて応答。「たまふ」尊敬の補助動詞。源氏の入道に対する敬意。「まじかり」打消推量の助動詞。「ける」過去の助動詞、詠嘆。「かな」終助詞、感動。『集成』は「私の琴など琴ともお聞きになるはずのない所で、うっかりしたことをしたものです」と注す。<BR>⏎
d1430<P>⏎
c1432【商人の中にてだにこそ古琴聞きはやす人ははべりけれ】-白楽天の「琵琶行」を踏まえる。「だに」副助詞、最低限の限定。高貴な中では当然だが、身分の賎しい商人の中でさえも、というニュアンス。「こそ」係助詞、「侍れ」已然形に係る。強調。「ふること」は「古事」に「古琴」を連想させた表現。「は」係助詞、区別・特立。<BR>⏎
357【商人の中にてだにこそ古琴聞きはやす人ははべりけれ】-白楽天の「琵琶行」を踏まえる。「だに」副助詞、最低限の限定。高貴な中では当然だが、身分の賎しい商人の中でさえも、というニュアンス。「こそ」係助詞、「侍れ」已然形に係る。強調。「ふること」は「古事」に「古琴」を連想させた表現。「は」係助詞、区別・特立。<BR>⏎
d1437<P>⏎
d1442<P>⏎
note13443 <A NAME="in26">[第六段 入道の問わず語り]</A><BR>366 
d1444<P>⏎
d1449<P>⏎
d1454<P>⏎
c1455【住吉の神を頼みはじめたてまつりてこの十八年になりはべぬ】-娘の出生と年齢に関係する記事だが、「若紫」巻と「須磨」「明石」巻との間で、ややつじつまの合わない年齢記述。今、娘が十八歳ころとすると、「若紫」巻で九歳ころとなり、代々の国司が求婚したという良清の話と合わない。<BR>⏎
375【住吉の神を頼みはじめたてまつりてこの十八年になりはべぬ】-娘の出生と年齢に関係する記事だが、「若紫」巻と「須磨」「明石」巻との間で、ややつじつまの合わない年齢記述。今、娘が十八歳ころとすると、「若紫」巻で九歳ころとなり、代々の国司が求婚したという良清の話と合わない。<BR>⏎
c1458【夜の六時の勤め】-晨朝・日中・日没・初夜・中夜・後夜の勤行。<BR>⏎
378夜の六時の勤め】-晨朝・日中・日没・初夜・中夜・後夜の勤行。<BR>⏎
d1461<P>⏎
c1463【これは生れし時より頼むなむはべる】-「これ」は娘をさす。「なむ」係助詞、「侍る」連体形に掛かる、係結び。強調のニュアンス。後の「若菜」上巻に入道の夢の話として語られる。<BR>⏎
382【これは生れし時より頼むところなむはべる】-「これ」は娘をさす。「なむ」係助詞、「侍る」連体形に掛かる、係結び。強調のニュアンス。後の「若菜」上巻に入道の夢の話として語られる。<BR>⏎
d1466<P>⏎
d1470<P>⏎
d1482<P>⏎
c1483【一人寝は君も知りぬやつれづれと思ひ明かしの浦さびしさを】-入道の贈歌。「も」係助詞、同類。娘の他にあなたもの意。「ぬ」完了の助動詞。「や」係助詞、疑問。「あかし」は「明かし」と「明石」の掛詞。「うら」は「浦」と「心(うら)」の掛詞。<BR>⏎
399【一人寝は君も知りぬやつれづれと--思ひ明かしの浦さびしさを】-入道の贈歌。「も」係助詞、同類。娘の他にあなたもの意。「ぬ」完了の助動詞。「や」係助詞、疑問。「あかし」は「明かし」と「明石」の掛詞。「うら」は「浦」と「心(うら)」の掛詞。<BR>⏎
d1487<P>⏎
cd2:1489-490【旅衣うら悲しさに明かしかね草の枕は夢も結ばず】-源氏の返歌。「浦悲し」「明かし侘び」と受けて返す。「衣」「裏」は縁語。「あかし」に「明かし」と「明石」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
404【旅衣うら悲しさに明かしかね--草の枕は夢も結ばず】-源氏の返歌。「浦悲し」「明かし侘び」と受けて返す。「衣」「裏」は縁語。「あかし」に「明かし」と「明石」を掛ける。<BR>⏎
d1494<P>⏎
note13495 <A NAME="in27">[第七段 明石の娘へ懸想文]</A><BR>408 
d1496<P>⏎
c2498-499の日の昼つ方岡辺に御文つかはす】-入道の申し出のあった翌日の昼ころ。源氏は手紙を送る。<BR>⏎
【心恥づかしきさまなめる】-以下「籠もるべかめる」まで、源氏の心中。「心恥づかしきさま」は明石の君についていう。「なめる」連語(「なる」断定の助動詞、連体形+「める」推量の助動詞、主観的推量)、断定するところを婉曲的にいう表現で、推量の意味は極めて軽いニュアンス。<BR>⏎
410-411またの日の昼つ方岡辺に御文つかはす】-入道の申し出のあった翌日の昼ころ。源氏は手紙を送る。<BR>⏎
【心恥づかしきさまなめる】-以下「籠もるべかめる」まで、源氏の心中。「心恥づかしきさま」は明石の君についていう。「なめる」連語(「なる」断定の助動詞、連体形+「める」推量の助動詞、主観的推量)、断定するところを婉曲的にいう表現で、推量の意味は極めて軽いニュアンス。<BR>⏎
d1502<P>⏎
c1503【をちこちも知らぬ雲に眺めわびかすめし宿の梢をぞ訪ふ】-源氏の明石の君への贈歌。「かすめし」は入道が源氏に話したという意。<BR>⏎
414【をちこちも知らぬ雲に眺めわび--かすめし宿の梢をぞ訪ふ】-源氏の明石の君への贈歌。「かすめし」は入道が源氏に話したという意。<BR>⏎
d1505<P>⏎
c1508【内に入てそそのかせど】-主語は入道。娘を促す。<BR>⏎
418【内に入てそそのかせど】-主語は入道。娘を促す。<BR>⏎
d1513<P>⏎
c1517【眺むらむ同じ雲居を眺むるは思ひも同じ思ひなるらむ】-入道の代筆歌。「眺む」「同じ」「思ひ」がそれぞれ二度づつ繰り返し使用。娘も源氏と同じ気持ちであることを強調。<BR>⏎
426【眺むらむ同じ雲居を眺むるは--思ひも同じ思ひなるらむ】-入道の代筆歌。「眺む」「同じ」「思ひ」がそれぞれ二度づつ繰り返し使用。娘も源氏と同じ気持ちであることを強調。<BR>⏎
d1519<P>⏎
c1520【陸奥紙にいたう古めきたれど書きざまよしばみたり】-「陸奥紙」は恋文には普通使用しないのだが、父の入道が代筆したので、あえて使用。しかし、風流な書きぶりである。<BR>⏎
428【陸奥紙にいたう古めきたれど書きざまよしばみたり】-「陸奥紙」は恋文には普通使用しないのだが、父の入道が代筆したので、あえて使用。しかし、風流な書きぶりである。<BR>⏎
d1524<P>⏎
d1526<P>⏎
c1527【いぶせくも心にものを悩むかなやよやいかにと問ふ人もなみ】-源氏の贈歌。「も」係助詞、強調。「かな」終助詞、詠嘆。「やよや」連語(「やよ」感動詞+「や」間投助詞)。「無み」連語(「な」形容詞語幹+「み」接尾語)無いのでの意。<BR>⏎
433【いぶせくも心にものを悩むかな--やよやいかにと問ふ人もなみ】-源氏の贈歌。「も」係助詞、強調。「かな」終助詞、詠嘆。「やよや」連語(「やよ」感動詞+「や」間投助詞)。「無み」連語(「な」形容詞語幹+「み」接尾語)無いのでの意。<BR>⏎
d1529<P>⏎
c1530【いといたうなよびたる薄様にいとうつくしげにきたまへり】-源氏の二回めの恋文。鳥の子の薄様を使用。<BR>⏎
435【いといたうなよびたる薄様にいとうつくしげにきたまへり】-源氏の二回めの恋文。鳥の子の薄様を使用。<BR>⏎
d1534<P>⏎
cd3:2535-537【思ふらむ心のほどややよいかにまだ見ぬ人の聞きか悩まむ】-明石の君の返歌。源氏の贈歌の第四句の文句と源氏が添えた『弄花抄』所引の出典未詳歌の第二句の文句も引用して応える。教養の深さを窺わせる。「らむ」推量の助動詞、視界外推量。「や」係助詞、疑問。「やよ」感動詞。「いかに」形容動詞、連用形。「か」係助詞、疑問。「なやま」「む」推量の助動詞、連体形。二つの疑問が呈されている。<BR>⏎
<P>⏎
【手のさま書きたるさまなどやむごとなき人にいたう劣らずめきたり】-源氏が見た評価。筆跡、内容など、都の高貴な人々に対して劣らず上流人である。<BR>⏎
439-440【思ふらむ心のほどややよいかに--まだ見ぬ人の聞きか悩まむ】-明石の君の返歌。源氏の贈歌の第四句の文句と源氏が添えた『弄花抄』所引の出典未詳歌の第二句の文句も引用して応える。教養の深さを窺わせる。「らむ」推量の助動詞、視界外推量。「や」係助詞、疑問。「やよ」感動詞。「いかに」形容動詞、連用形。「か」係助詞、疑問。「なやま」「む」推量の助動詞、連体形。二つの疑問が呈されている。<BR>⏎
【手のさま書きたるさまなどやむごとなき人にいたう劣るまじう、めきたり】-源氏が見た評価。筆跡、内容など、都の高貴な人々に対して劣らず上流人である。<BR>⏎
c1545【めましう】-『集成』は「こしゃくなと思われるし」。『完訳』は「おもしろくないし」と訳す。<BR>⏎
448【めましう】-『集成』は「こしゃくなと思われるし」。『完訳』は「おもしろくないし」と訳す。<BR>⏎
d1550<P>⏎
cd2:1555-556【さりともかくてやは】-以下「人悪ろきことをば」まで、源氏の心中。<BR>⏎
【かくてやは年を重ねむと】-大島本は「としをかさねんと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「重ねむ」と「と」を削除する。「やは」係助詞(「や」係助詞+「は」間投助詞)、反語を表す。「重ね」「む」推量の助動詞、連体形、係結び。強調のニュアンス。<BR>⏎
457【さりともかくてやは年を重ねむと】-以下「人悪ろきことをば」まで、源氏の心中。<BR>【かくてやは年を重ねむと】-大島本は「としをかさねんと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「重ねむ」と「と」を削除する。「やは」係助詞(「や」係助詞+「は」間投助詞)、反語を表す。「重ね」「む」推量の助動詞、連体形、係結び。強調のニュアンス。<BR>⏎
d1558<P>⏎
note13559 <A NAME="in28">[第八段 都の天変地異]</A><BR>459 
d1560<P>⏎
d1573<P>⏎
d1576<P>⏎
d1582<P>⏎
d1586<P>⏎
c1588【罪にぢて】-「に」格助詞、対象を表す。「怖ぢ」また「落ち」とも解せる。<BR>⏎
483【罪にぢて】-「に」格助詞、対象を表す。「怖ぢ」また「落ち」とも解せる。<BR>⏎
cd3:1591-59310をもかにな-「させ」尊敬の助動詞、「給ふ」尊敬の補助動詞、最高敬語。
明石にはれいの秋ははま風の-源氏、明石の君を呼び寄せようとするが、明石の君は動じない。第十二段。⏎
<P>⏎
486【重まさらせたまふ】-「させ」尊敬の助動詞、「給ふ」尊敬の補助動詞、最高敬語。<BR>⏎
note13594 <H4>第三章 明石の君の物語 結婚の喜びと嘆きの物語</H4>487 
note13595 <A NAME="in31">[第一段 明石の侘び住まい]</A><BR>488 
d1596<P>⏎
c1597【秋浜風のことなるに一人寝もまめやかにものわびしうて】-大島本は「秋」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「秋は」と「は」を補訂する。「に」格助詞、時また添加。また接続助詞、順接。<BR>⏎
489明石には、例の、浜風のことなるに一人寝もまめやかにものわびしうて】-【明石には、例の、秋、浜風の】-源氏、明石の君を呼び寄せようとするが、明石の君は動じない。第十二段。<BR>【秋浜風のことなるに一人寝もまめやかにものわびしうて】-大島本は「秋」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「秋は」と「は」を補訂する。「に」格助詞、時また添加。また接続助詞、順接。<BR>⏎
d1602<P>⏎
d1613<P>⏎
c1616【めでたき人とこゆとも】-以下「宿世をも知らで」まで、主として入道の心中。『完訳』は「直接話法による心内叙述」と注す。<BR>⏎
506【めでたき人とこゆとも】-以下「宿世をも知らで」まで、主として入道の心中。『完訳』は「直接話法による心内叙述」と注す。<BR>⏎
d1620<P>⏎
note13621 <A NAME="in32">[第二段 明石の君を初めて訪ねる]</A><BR>510 
d1622<P>⏎
c1624【弟どもにだに】-「だに」副助詞、最小限の程度。腹心となって下働きをする弟子にさえの意。<BR>⏎
512【弟どもなどにだに】-「だに」副助詞、最小限の程度。腹心となって下働きをする弟子にさえの意。<BR>⏎
d1627<P>⏎
cd4:2634-637【やがて馬引き過ぎて赴きぬべくおぼす】-「やがて」副詞、「赴きぬべく」に係る。「引き過ぎて」は明石の君の家を通り過ぎて都への意。「ぬべく」連語(「ぬ」完了の助動詞+「べく」推量の助動詞)、強い当然のニュアンス。行ってしまいそうに。<BR>⏎
<P>⏎
【秋の夜の月毛の駒よ我が恋ふる雲居を翔れ時の間も見む】-源氏の独詠歌。紫の君を恋うる歌。「雲居を」の格助詞「を」は空間の移動を表す。「む」推量の助動詞、源氏の意志。見たい。「月毛の駒」に「月」という名を負うなら、天翔って都まで行き、しばしの間でもよいから紫の君に一目逢いたい。<BR>⏎
<P>⏎
521-522【やがて馬引き過ぎて赴きぬべくす】-「やがて」副詞、「赴きぬべく」に係る。「引き過ぎて」は明石の君の家を通り過ぎて都への意。「ぬべく」連語(「ぬ」完了の助動詞+「べく」推量の助動詞)、強い当然のニュアンス。行ってしまいそうに。<BR>⏎
【秋の夜の月毛の駒よ我が恋ふる--雲居を翔れ時の間も見む】-源氏の独詠歌。紫の君を恋うる歌。「雲居を」の格助詞「を」は空間の移動を表す。「む」推量の助動詞、源氏の意志。見たい。「月毛の駒」に「月」という名を負うなら、天翔って都まで行き、しばしの間でもよいから紫の君に一目逢いたい。<BR>⏎
d1639<P>⏎
c1640【造れるさま木深くいたきところまさりて】-場面変わって明石の君のいる岡辺の家。<BR>⏎
524【造れるさま木深くいたきまさりて】-場面変わって明石の君のいる岡辺の家。<BR>⏎
d1647<P>⏎
c1649【かうまは見えたてまつらじ】-明石の君の心中。「かうまで」このように近々との意。「じ」打消推量の助動詞。明石の君の意志。<BR>⏎
532【かうまは見えたてまつらじ】-明石の君の心中。「かうまで」このように近々との意。「じ」打消推量の助動詞。明石の君の意志。<BR>⏎
d1657<P>⏎
c1658【近き几帳の紐箏の琴の弾き鳴らされたるも】-『完訳』は「几帳の紐が、女君の身動きで、箏の絃にふれ音をたてる。彼女の心の琴線がふれる感じである」と注す。<BR>⏎
540【近き几帳の紐に、箏の琴の弾き鳴らされたるも】-『完訳』は「几帳の紐が、女君の身動きで、箏の絃にふれ音をたてる。彼女の心の琴線がふれる感じである」と注す。<BR>⏎
d1661<P>⏎
cd4:2662-665【むつごとを語りあはせむ人もがなき世の夢もなかばむやと】-源氏の贈歌。「憂き世の夢」は現実世界の流浪の身をいう。『集成』は「「むつごと」「夢」は縁語」。『完訳』は「「うき世の夢」は、現在の流離の身を夢ととらえた表現。あなたと親しく語り合えば、その夢から覚められる、と親交を訴えた歌。なお逢瀬の歌の「夢」は、情交を暗示する」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【明けぬ夜にやがて惑へる心にはいづれを夢とわきて語らむ】-明石の君の返歌。源氏の「夢」を受けて、それを「明けぬ夜に」「惑へる」を自分の「夢」として返す。<BR>⏎
<P>⏎
543-544【むつごとを語りあはせむ人もがな--憂き世の夢もなかばむやと】-源氏の贈歌。「憂き世の夢」は現実世界の流浪の身をいう。『集成』は「「むつごと」「夢」は縁語」。『完訳』は「「うき世の夢」は、現在の流離の身を夢ととらえた表現。あなたと親しく語り合えば、その夢から覚められる、と親交を訴えた歌。なお逢瀬の歌の「夢」は、情交を暗示する」と注す。<BR>⏎
【明けぬ夜にやがて惑へる心には--いづれを夢とわきて語らむ】-明石の君の返歌。源氏の「夢」を受けて、それを「明けぬ夜に」「惑へる」を自分の「夢」として返す。<BR>⏎
cd2:1670-671【されどさのみもいかでかあらむ】-「さ」明石の君が曹司の内側から固く閉めたことさす。「のみ」副助詞、限定・強調。そうとばかり。「も」係助詞、強調のニュアンス。「いかでかは」連語(「いかで」副詞+「か」係助詞+「は」係助詞)、反語。やや強調のニュアンス。「む」推量の助動詞、推量。語り手の事態の推量。どうしていつまでそうしてばかりいられようか、ついには開けてしまった。<BR>⏎
<P>⏎
549【されどさのみもいかでかあらむ】-「さ」明石の君が曹司の内側から固く閉めたことさす。「のみ」副助詞、限定・強調。そうとばかり。「も」係助詞、強調のニュアンス。「いかでかは」連語(「いかで」副詞+「か」係助詞+「は」係助詞)、反語。やや強調のニュアンス。「む」推量の助動詞、推量。語り手の事態の推量。どうしていつまでそうしてばかりいられようか、ついには開けてしまった。<BR>⏎
cd2:1674-675【浅からずあはれなり】-「なり」断定の助動詞、語り手の批評。⏎
御心さしのちかまさりするなるへし-「なる」断定の助動詞、「べし」推量の助動詞。源氏の心を語り手が推量した表現。集成「草子地」。集成、句点で文を完結。完訳、読点で文を下に続ける。<BR>⏎
552【浅からずあはれなり】-「なり」断定の助動詞、語り手の批評。御心さしのちかまさりするなるへし-「なる」断定の助動詞、「べし」推量の助動詞。源氏の心を語り手が推量した表現。集成「草子地」。集成、句点で文を完結。完訳、読点で文を下に続ける。<BR>⏎
d1678<P>⏎
d1685<P>⏎
d1693<P>⏎
note13694 <A NAME="in33">[第三段 紫の君に手紙]</A><BR>568 
d1695<P>⏎
d1707<P>⏎
d1710<P>⏎
cd2:1712-713【しほしほとまづぞ泣かるるかりそめのみるめは海人のすさびなれども】-源氏の紫の君への贈歌。掛詞、「しほしほと」(擬態語)と「塩」、「見る目」(女に逢う)と「海松布」(海草)。縁語、「塩」「刈り」「海松布」「海人」。大変に技巧的な和歌。他の女と逢った後ろめたさの自己韜晦がある。<BR>⏎
<P>⏎
583【しほしほとまづぞ泣かるるかりそめの--みるめは海人のすさびなれども】-源氏の紫の君への贈歌。掛詞、「しほしほと」(擬態語)と「塩」、「見る目」(女に逢う)と「海松布」(海草)。縁語、「塩」「刈り」「海松布」「海人」。大変に技巧的な和歌。他の女と逢った後ろめたさの自己韜晦がある。<BR>⏎
d1716<P>⏎
cd2:1720-721【うらなくも思ひけるかな契りしを松より波は越えじものぞと】-紫の君の返歌。「君をおきてあだし心をわが持たば末の松山波も越えなむ」(古今集、一〇九三、陸奥歌)。「契りきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは」(後拾遺集恋四、七七〇、清原元輔)などを踏まえる。「うらなく」(思慮なくの意)に「浦」を響かす。「浦」「波」縁語。<BR>⏎
<P>⏎
589【うらなくも思ひけるかな契りしを--松より波は越えじものぞと】-紫の君の返歌。「君をおきてあだし心をわが持たば末の松山波も越えなむ」(古今集、一〇九三、陸奥歌)。「契りきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは」(後拾遺集恋四、七七〇、清原元輔)などを踏まえる。「うらなく」(思慮なくの意)に「浦」を響かす。「浦」「波」縁語。<BR>⏎
d1723<P>⏎
note13724 <A NAME="in34">[第四段 明石の君の嘆き]</A><BR>591 
d1725<P>⏎
c1727【今ぞまことに身も投げつべき心地する】-明石の君の深い絶望感。<BR>⏎
593【今ぞまことに身も投げつべき心地する】-明石の君の深い絶望感。<BR>⏎
c1731【何ごとをか心を悩ましけむ】-「か」係助詞、「けむ」過去推量の助動詞、連体形、係結び。反語表現。読点で下文に続く。<BR>⏎
597【何ごとをか心を悩ましけむ】-「か」係助詞、「けむ」過去推量の助動詞、連体形、係結び。反語表現。読点で下文に続く。<BR>⏎
d1734<P>⏎
d1739<P>⏎
c1740【絵をさまざま描き集めて思ふことども書きつけ返りこと聞くべきさまにしなしたまへり】-絵の余白に和歌を書きつけ、さらにその絵や歌に対する紫の君の返歌も載せるべく余白を残した体裁。<BR>⏎
604【絵をさまざま描き集めて思ふことども書きつけ返りこと聞くべきさまにしなしたまへり】-絵の余白に和歌を書きつけ、さらにその絵や歌に対する紫の君の返歌も載せるべく余白を残した体裁。<BR>⏎
d1745<P>⏎
note13746 <H4>第四章 明石の君の物語 明石の浦の別れの秋の物語</H4>609 
note13747 <A NAME="in41">[第一段 七月二十日過ぎ、帰京の宣旨下る]</A><BR>610 
d1748<P>⏎
c1751【世中さまざまにののしる】-世間でいろいろと取り沙汰する意。<BR>⏎
613【世中さまざまにののしる】-世間でいろいろと取り沙汰する意。<BR>⏎
d1757<P>⏎
c1758【去年より后も御のけ悩みたまひ】-弘徽殿皇太后の病気は前に「大宮もそこはかとなうわづらひたまひて」とあった。<BR>⏎
619【去年より后も御もののけ悩みたまひ】-弘徽殿皇太后の病気は前に「大宮もそこはかとなうわづらひたまひて」とあった。<BR>⏎
cd2:1760-761【七月二十余日のほどにまた重ねて京へ帰りたまふべき宣旨る】-二度めの召還という書き方。物語は「年変りぬ」から「七月二十余日」までいっきにとぶ。<BR>⏎
<P>⏎
621【七月二十余日のほどにまた重ねて京へ帰りたまふべき宣旨る】-二度めの召還という書き方。物語は「年変りぬ」から「七月二十余日」までいっきにとぶ。<BR>⏎
d1766<P>⏎
note13767 <A NAME="in42">[第二段 明石の君の懐妊]</A><BR>626 
d1768<P>⏎
c1769【六月ばかりより心苦しきけしきあり悩みけり】-妊娠の悪阻をいう。<BR>⏎
627【六月ばかりより心苦しきけしきあり悩みけり】-妊娠の悪阻をいう。<BR>⏎
d1772<P>⏎
d1777<P>⏎
c1778【涙にくれても立ちぬ】-「くれて」は涙に「暮れて」と月が「暮れて」の意を掛けた表現。季節は中秋の八月となる。<BR>⏎
634【涙にくれて、月も立ちぬ】-「くれて」は涙に「暮れて」と月が「暮れて」の意を掛けた表現。季節は中秋の八月となる。<BR>⏎
c1780【心れる人びとは】-源氏と明石の君の関係を知る供人。<BR>⏎
636【心れる人びとは】-源氏と明石の君の関係を知る供人。<BR>⏎
d1786<P>⏎
note13787 <A NAME="in43">[第三段 離別間近の日]</A><BR>642 
d1788<P>⏎
c1791【さるべきさまにして迎へむ】-源氏の心中。『集成』は「しかるべき扱いにして都に迎えようという気になられた。身分が身分なので処遇の問題は微妙である」と注す。<BR>⏎
645【さるべきさまにして迎へむ】-源氏の心中。『集成』は「しかるべき扱いにして都に迎えようという気になられた。身分が身分なので処遇の問題は微妙である」と注す。<BR>⏎
d1793<P>⏎
cd6:3797-802【波の声秋風にはなほ響きことなり塩焼く煙かすかにたなびきてとりあつめたる所のさまなり】-明石の浜の秋の季節描写。海岸の物寂しい風景に源氏と明石の君の別れを語る。<BR>⏎
<P>⏎
【このたびは立ち別るとも藻塩焼く煙は同じ方になびかむ】-源氏の贈歌。「たひ」に「旅」と「度」を掛ける。「立ち」と「煙」が縁語。一時は別れ別れになるがやがて都に迎えようの意。<BR>⏎
<P>⏎
【かきつめて海人のたく藻の思ひにも今はかひなき恨みだにせじ】-明石の君の返歌。源氏の「焼く」「煙」を受けて「火」と返す。「ものおもひ」に「物思ひ」と「藻」「火」、「かひなき」に「効」と「貝」、「うらみ」に「恨み」と「浦」を響かせる。恨みさえもしませんの意。<BR>⏎
<P>⏎
650-652【波の声風にはなほ響きことなり塩焼く煙かすかにたなびきてとりあつめたる所のさまなり】-明石の浜の秋の季節描写。海岸の物寂しい風景に源氏と明石の君の別れを語る。<BR>⏎
【このたびは立ち別るとも藻塩焼く--煙は同じ方になびかむ】-源氏の贈歌。「たひ」に「旅」と「度」を掛ける。「立ち」と「煙」が縁語。一時は別れ別れになるがやがて都に迎えようの意。<BR>⏎
【かきつめて海人のたく藻の思ひにも--今はかひなき恨みだにせじ】-明石の君の返歌。源氏の「焼く」「煙」を受けて「火」と返す。「ものおもひ」に「物思ひ」と「藻」「火」、「かひなき」に「効」と「貝」、「うらみ」に「恨み」と「浦」を響かせる。恨みさえもしませんの意。<BR>⏎
d1808<P>⏎
d1812<P>⏎
d1819<P>⏎
cd5:3820-824【なほざりに頼め置くる一ことを尽きせぬ音にやかけて偲ばむ】-明石の君の贈歌。「ひとこと」に「一言」と「一琴」を掛ける。「琴」と「音」は縁語。「に」断定の助動詞。「や」係助詞、疑問。「む」推量の助動詞、推量、連体形、係結び。強調のニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
【逢ふまでのかたみに契る中の緒の調べはことに変はらざらなむ】-源氏の返歌。「かたみ」に「形見」と「互いに」。「中のを」に琴の「中の緒」と二人の「仲」。「ことに」に「異に」と「琴に」を掛ける。「なむ」終助詞、願望。互いに心変わりせずにいたいものだの意。<BR>⏎
<P>⏎
【この音違はにかならあひ見む】-『集成』は地の文に解す。<BR>⏎
667-669【なほざりに頼め置くる一ことを--尽きせぬ音にやかけて偲ばむ】-明石の君の贈歌。「ひとこと」に「一言」と「一琴」を掛ける。「琴」と「音」は縁語。「に」断定の助動詞。「や」係助詞、疑問。「む」推量の助動詞、推量、連体形、係結び。強調のニュアンス。<BR>⏎
【逢ふまでのかたみに契る中の緒の--調べはことに変はらざらなむ】-源氏の返歌。「かたみ」に「形見」と「互いに」。「中のを」に琴の「中の緒」と二人の「仲」。「ことに」に「異に」と「琴に」を掛ける。「なむ」終助詞、願望。互いに心変わりせずにいたいものだの意。<BR>⏎
【この音違はぬさきにかならあひ見む】-『集成』は地の文に解す。<BR>⏎
d1826<P>⏎
note13827 <A NAME="in44">[第四段 離別の朝]</A><BR>671 
d1828<P>⏎
d1830<P>⏎
cd4:2831-834【うち捨てて立つも悲しき浦の名残いかにと思ひやるかな】-源氏の贈歌。「立つ」「浦波」「余波」は縁語。後に残された明石の君の気持ちを思いやった歌。<BR>⏎
<P>⏎
【年経つる苫屋も荒れて憂き波の返る方にや身をたぐへまし】-明石の君の返歌。「返る方に身をたぐへまし」について、『完訳』は「投身をも想像する」「あなたがお帰りになる京の方へ、できることならこの身もいっしょに添わせてやりたい、お後を慕って身を投げてしまいたいです」と注す。「まし」推量の助動詞、仮想し、躊躇を含み、相手に判断を求める気持ち。--しようかしら。「帰る」の主語が、源氏と波との両方であるため、後を慕って都に上りたいと、海に入りたいとの、両義性を含んだ表現。<BR>⏎
<P>⏎
673-674【うち捨てて立つも悲しき浦--名残いかにと思ひやるかな】-源氏の贈歌。「立つ」「浦波」「余波」は縁語。後に残された明石の君の気持ちを思いやった歌。<BR>⏎
【年経つる苫屋も荒れて憂き波の--返る方にや身をたぐへまし】-明石の君の返歌。「返る方に身をたぐへまし」について、『完訳』は「投身をも想像する」「あなたがお帰りになる京の方へ、できることならこの身もいっしょに添わせてやりたい、お後を慕って身を投げてしまいたいです」と注す。「まし」推量の助動詞、仮想し、躊躇を含み、相手に判断を求める気持ち。--しようかしら。「帰る」の主語が、源氏と波との両方であるため、後を慕って都に上りたいと、海に入りたいとの、両義性を含んだ表現。<BR>⏎
d1838<P>⏎
d1842<P>⏎
d1844<P>⏎
cd4:2845-848【寄る波に立ちかさねたる旅衣しほどけしとや人の厭はむ】-明石の君の贈歌。「たち」は「裁ち」と「立ち」の掛詞。「波」「立つ」「塩どけし」は縁語。「寄る波に」から「旅衣」まで下句に係る序詞。「人」は源氏をさす。<BR>⏎
<P>⏎
【かたみにぞ換ふべかりける逢ふことの日数隔てむ中の衣を】-源氏の返歌。「旅衣」に対して「中の衣」と返す。「かたみに」に「形見」と「互いに」。「中の」は「中の衣」と「仲」。「隔てむ」は上からは「日数隔てむ」、下へは「隔てむ中の衣」と両方に係る掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
682-683【寄る波に立ちかさねたる旅衣--しほどけしとや人の厭はむ】-明石の君の贈歌。「たち」は「裁ち」と「立ち」の掛詞。「波」「立つ」「塩どけし」は縁語。「寄る波に」から「旅衣」まで下句に係る序詞。「人」は源氏をさす。<BR>⏎
【かたみにぞ換ふべかりける逢ふことの--日数隔てむ中の衣を】-源氏の返歌。「旅衣」に対して「中の衣」と返す。「かたみに」に「形見」と「互いに」。「中の」は「中の衣」と「仲」。「隔てむ」は上からは「日数隔てむ」、下へは「隔てむ中の衣」と両方に係る掛詞。<BR>⏎
c1851【いかが人の心にも染めzらむ】-「人」は明石の君をさす。語り手の推量、反語表現で強調。<BR>⏎
686【いかが人の心にも染めらむ】-「人」は明石の君をさす。語り手の推量、反語表現で強調。<BR>⏎
d1854<P>⏎
c1855【世をうみにここらしほじむ身となりてなほこの岸をえこそ離れね】-入道の贈歌。「うみ」に「海」と「憂み」。「この岸」の「こ」に「子」と「此」を掛け、「此岸」を「彼岸」の対で用いる。「潮じむ」は「海」の縁語。娘のことが案じられてならない。<BR>⏎
689【世をうみにここらしほじむ身となりて--なほこの岸をえこそ離れね】-入道の贈歌。「うみ」に「海」と「憂み」。「この岸」の「こ」に「子」と「此」を掛け、「此岸」を「彼岸」の対で用いる。「潮じむ」は「海」の縁語。娘のことが案じられてならない。<BR>⏎
d1860<P>⏎
cd2:1861-862【都出でし春の嘆きに劣らめや年経る浦を別れぬる秋】-源氏の返歌。一昨年の春三月二十日余りに離京した。その時の別離の悲しみに変わらないという。<BR>⏎
<P>⏎
694【都出でし春の嘆きに劣らめや--年経る浦を別れぬる秋】-源氏の返歌。一昨年の春三月二十日余りに離京した。その時の別離の悲しみに変わらないという。<BR>⏎
d1864<P>⏎
note13865 <A NAME="in45">[第五段 残された明石の君の嘆き]</A><BR>696 
d1866<P>⏎
d1878<P>⏎
d1882<P>⏎
note13883 <H4>第五章 光る源氏の物語 帰京と政界復帰の物語</H4>711 
note13884 <A NAME="in51">[第一段 難波の御祓い]</A><BR>712 
d1885<P>⏎
d1889<P>⏎
d1898<P>⏎
c1900【思し出たる御けしき】-源氏の態度・表情をいう。<BR>⏎
725【思し出たる御けしき】-源氏の態度・表情をいう。<BR>⏎
d1905<P>⏎
c1906【ほどなく元の御位あらたまりて員より外の権大納言になりたまふ】-いったん元の位であった参議右大将に復し、改めて権大納言右大将に昇進。中納言を経ず異例の昇進。<BR>⏎
730【ほどなく元の御位あらたまりて員より外の権大納言になりたまふ】-いったん元の位であった参議右大将に復し、改めて権大納言右大将に昇進。中納言を経ず異例の昇進。<BR>⏎
d1908<P>⏎
note13909 <A NAME="in52">[第二段 源氏、参内]</A><BR>732 
d1910<P>⏎
d1915<P>⏎
d1917<P>⏎
d1922<P>⏎
cd2:1923-924【わたつ海にしなえうらぶれ蛭の児の脚立たざりし年は経にけり】-源氏の贈歌。「かぞいろはあはれと見ずや蛭の子は三歳になりぬ脚立たずして」(日本紀竟宴和歌、大江朝綱)を踏まえる。いざなぎ・いざなみの国生みの神話にもとづく和歌。<BR>⏎
<P>⏎
742【わたつ海にしなえうらぶれ蛭の児の--脚立たざりし年は経にけり】-源氏の贈歌。「かぞいろはあはれと見ずや蛭の子は三歳になりぬ脚立たずして」(日本紀竟宴和歌、大江朝綱)を踏まえる。いざなぎ・いざなみの国生みの神話にもとづく和歌。<BR>⏎
d1926<P>⏎
cd2:1927-928【宮柱めぐりあひける時しあれば別れし春の恨み残すな】-帝の返歌。「宮柱」は、いざなぎ・いざなみの国生みの神話にもとづく。皇族にふさわしい和歌の贈答。<BR>⏎
<P>⏎
744【宮柱めぐりあひける時しあれば--別れし春の恨み残すな】-帝の返歌。「宮柱」は、いざなぎ・いざなみの国生みの神話にもとづく。皇族にふさわしい和歌の贈答。<BR>⏎
c1932【御才もこよなくまさらせたまひて世をたもたせたまはむに憚りあるまじくかしこく見えさせたまふ】-このとき東宮、十歳。即位するにふさわしい成長ぶりと資質を語る。<BR>⏎
748【御才もこよなくまさらせたまひて世をたもたせたまはむに憚りあるまじくかしこく見えさせたまふ】-このとき東宮、十歳。即位するにふさわしい成長ぶりと資質を語る。<BR>⏎
d1934<P>⏎
note13935 <A NAME="in53">[第三段 明石の君への手紙、他]</A><BR>750 
d1936<P>⏎
d1941<P>⏎
cd2:1943-944【嘆きつつ明石の浦に朝霧の立つやと人を思ひやるかな】-源氏の贈歌。「あかし」は「明かし」と「明石」の掛詞。「君が行く海辺の宿に霧立たば吾が立ち嘆く息と知らませ」(万葉集、巻十五)、「ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れゆく舟をしぞ思ふ」(古今集羈旅、四〇九、柿本人麿)などを踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
756【嘆きつつ明石の浦に朝霧の--立つやと人を思ひやるかな】-源氏の贈歌。「あかし」は「明かし」と「明石」の掛詞。「君が行く海辺の宿に霧立たば吾が立ち嘆く息と知らませ」(万葉集、巻十五)、「ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れゆく舟をしぞ思ふ」(古今集羈旅、四〇九、柿本人麿)などを踏まえる。<BR>⏎
c1946【あいなく人知えあぬもの思ひさめぬる心地して】-『完訳』は「「あいなく」は、源氏への思慕を不似合いとする、語り手の評言」と注す。<BR>⏎
758【あいなく人知ぬもの思ひさめぬる心地して】-『完訳』は「「あいなく」は、源氏への思慕を不似合いとする、語り手の評言」と注す。<BR>⏎
d1948<P>⏎
c1949【須磨の浦に心を寄し舟人のやがて朽たせる袖を見せばや】-五節の贈歌。「舟人」に自分を喩える。<BR>⏎
760【須磨の浦に心を寄し舟人の--やがて朽たせる袖を見せばや】-五節の贈歌。「舟人」に自分を喩える。<BR>⏎
d1951<P>⏎
cd2:1952-953【帰りてはかことやせまし寄せたりし名残に袖の干がたかりしを】-源氏の返歌。「朽たせる袖」を「却りて」「袖の干難かりし」と返す。「いたづらに立ちかへりにし白波のなごりに袖の干る時もなし」(後撰集恋四、八八四、藤原朝忠)。「かこと」は『日葡辞書』には「カコト」「カゴト」両方ある。<BR>⏎
<P>⏎
762【帰りてはかことやせまし寄せたりし--名残に袖の干がたかりしを】-源氏の返歌。「朽たせる袖」を「却りて」「袖の干難かりし」と返す。「いたづらに立ちかへりにし白波のなごりに袖の干る時もなし」(後撰集恋四、八八四、藤原朝忠)。「かこと」は『日葡辞書』には「カコト」「カゴト」両方ある。<BR>⏎
d2956-957
<P>⏎
d1964
i1774
diffsrc/original/note14.htmlsrc/modified/note14.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 6/21/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 10/3/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 10/3/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d172<P>⏎
d174<P>⏎
note1475 <H4>第一章 光る源氏の物語 光る源氏の政界領導と御世替わり</H4>67 
note1476 <A NAME="in11">[第一段 故桐壺院の追善法華御八講]</A><BR>68 
d177<P>⏎
d180<P>⏎
d185<P>⏎
note1486 <A NAME="in12">[第二段 朱雀帝と源氏の朧月夜尚侍をめぐる確執]</A><BR>75 
d187<P>⏎
d192<P>⏎
d199<P>⏎
d1102<P>⏎
d1106<P>⏎
cd2:1110-111いとき御身なり(四八四⑫)-集成「朧月夜の思いと草子地が一体になった文章」、完訳「悲運の女君として語り収める」。<BR>⏎
<P>⏎
94いとき御身なり-集成「朧月夜の思いと草子地が一体になった文章」、完訳「悲運の女君として語り収める」。<BR>⏎
note14112 <A NAME="in13">[第三段 東宮の御元服と御世替わり]</A><BR>95 
d1113<P>⏎
c2114-115【明くる年の如月に春宮の御元服のことあり】-源氏二十九歳、春二月。春宮、元服し冷泉帝として即位する。<BR>⏎
【御元服】-「ゲンブク」(伊京集・日葡辞書)<BR>⏎
96-97【明くる年の如月に春宮の御元服のことあり】-源氏二十九歳、春二月。春宮、元服し冷泉帝として即位する。<BR>【御元服】-「ゲンブク」(伊京集・日葡辞書)<BR>⏎
【母宮】-大島本は「はゝ宮」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「母君は」と「は」を補訂する。<BR>⏎
d2117-118【母宮】-大島本は「はゝ宮」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「母君は」と「は」を補訂する。<BR>⏎
<P>⏎
d1122<P>⏎
d1128<P>⏎
d1133<P>⏎
d1141<P>⏎
d1145<P>⏎
note14146 <H4>第二章 明石の物語 明石の姫君誕生</H4>121 
note14147 <A NAME="in21">[第一段 宿曜の予言と姫君誕生]</A><BR>122 
d1148<P>⏎
d1152<P>⏎
cd2:1153-154【十六日になむ女にてたらかにものしたまふ】-使者の詞。三月十六日、明石の姫君誕生。「なむ」係助詞、結びの省略、文は切れる。<BR>⏎
<P>⏎
126【十六日になむ女にてらかにものしたまふ】-使者の詞。三月十六日、明石の姫君誕生。「なむ」係助詞、結びの省略、文は切れる。<BR>⏎
d1157<P>⏎
d1159<P>⏎
c1160【勘へ申たりしことさしてかなふなめり】-「し」過去の助動詞。源氏がかつて聞いたというニュアンス。今、初めて語られる。「なめり」連語、「なる」断定の助動詞、「めり」推量の助動詞、主観的推量、のようであるというニュアンス。源氏が合点しているように語る。<BR>⏎
130【勘へ申たりしことさしてかなふなめり】-「し」過去の助動詞。源氏がかつて聞いたというニュアンス。今、初めて語られる。「なめり」連語、「なる」断定の助動詞、「めり」推量の助動詞、主観的推量、のようであるというニュアンス。源氏が合点しているように語る。<BR>⏎
d1163<P>⏎
d1166<P>⏎
d1172<P>⏎
note14173 <A NAME="in22">[第二段 宣旨の娘を乳母に選定]</A><BR>140 
d1174<P>⏎
c1182なに心もなき人にて】-深窓に育った姫君の性格をいう。<BR>⏎
148心もなき人にて】-深窓に育った姫君の性格をいう。<BR>⏎
d1185<P>⏎
c1187【さはこえならいかにせまし】-『集成』は「(乳母)はあのように(お勤めすると)申し上げたものの、(やはり明石のような田舎に下ることは)どうしたものかと思案にくれていたのだが」。乳母の揺れる心。<BR>⏎
152【さはこえないかにせまし】-『集成』は「(乳母)はあのように(お勤めすると)申し上げたものの、(やはり明石のような田舎に下ることは)どうしたものかと思案にくれていたのだが」。乳母の揺れる心。<BR>⏎
d1189<P>⏎
d1194<P>⏎
c1195【かねてより隔てぬ仲とならはね別れは惜しきものにぞありける】-源氏の宣旨の娘への贈歌。別れは辛いという、挨拶の歌。<BR>⏎
158【かねてより隔てぬ仲とならはねど--別れは惜しきものにぞありける】-源氏の宣旨の娘への贈歌。別れは辛いという、挨拶の歌。<BR>⏎
d1197<P>⏎
cd3:1198-200【うちつけの別れを惜しむかことにて思はむ方に慕ひやはせぬ】-宣旨の娘の返歌。「思はむ方」は明石の君のいる地をさす。別れがつらいというなら、一緒に付いて行ったらいかがですか、と切り返した。<BR>⏎
【かこと】-「カコト カゴト」(日葡辞書)。<BR>⏎
<P>⏎
160【うちつけの別れを惜しむかことにて--思はむ方に慕ひやはせぬ】-宣旨の娘の返歌。「思はむ方」は明石の君のいる地をさす。別れがつらいというなら、一緒に付いて行ったらいかがですか、と切り返した。<BR>【かこと】-「カコト カゴト」(日葡辞書)。<BR>⏎
d1202<P>⏎
note14203 <A NAME="in23">[第三段 乳母、明石へ出発]</A><BR>162 
d1204<P>⏎
d1207<P>⏎
d1211<P>⏎
cd2:1212-213【いつしかも袖うちかけむをとめ子が世を経てづる岩の生ひ先】-源氏の独詠歌。「君が代は天の羽衣まれに着て撫づとも尽きぬ巌ならなむ」(拾遺集賀、二九九、読人しらず)を踏まえる。姫君の長寿を祝い、早く迎えて育てたいという歌の意。<BR>⏎
<P>⏎
168【いつしかも袖うちかけむをとめ子が--世を経てづる岩の生ひ先】-源氏の独詠歌。「君が代は天の羽衣まれに着て撫づとも尽きぬ巌ならなむ」(拾遺集賀、二九九、読人しらず)を踏まえる。姫君の長寿を祝い、早く迎えて育てたいという歌の意。<BR>⏎
d1215<P>⏎
d1219<P>⏎
cd2:1220-221【ひとりして撫づるは袖のほどなきに覆ふばかりの蔭をしぞ待つ】-明石君の返歌。源氏の「袖」「撫づる」の語句を受けて返す。「大空に覆ふばかりの袖もがな春咲く花を風にまかせじ」(後撰集春中、六四、読人しらず)を引歌とする。源氏の広大な庇護を期待。<BR>⏎
<P>⏎
173【ひとりして撫づるは袖のほどなきに--覆ふばかりの蔭をしぞ待つ】-明石君の返歌。源氏の「袖」「撫づる」の語句を受けて返す。「大空に覆ふばかりの袖もがな春咲く花を風にまかせじ」(後撰集春中、六四、読人しらず)を引歌とする。源氏の広大な庇護を期待。<BR>⏎
note14222 <A NAME="in24">[第四段 紫の君に姫君誕生を語る]</A><BR>174 
d1223<P>⏎
d1226<P>⏎
d1232<P>⏎
d1234<P>⏎
d1237<P>⏎
d1240<P>⏎
d1242<P>⏎
cd4:2245-248【あはれなりし世のありさまなど】-大島本は「あはれなりしよの有さまなと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「あはれなりし世のありさまかな」と校訂する。紫の君の詞。「し」過去の助動詞。「世」は夫婦仲。仲睦まじかった過去を回想。<BR>⏎
<P>⏎
【思ふどちなびく方にはあらねどぞ煙に先立ちなまし】-紫の君の歌。『集成』は「前に、源氏が「あはれなりし夕の煙、言ひしことなど」を語り出した時、明石の上の返歌の前に、当然源氏の贈歌を語っているはずであるから、それを受けて詠んだのである。すなわち「このたびは立ち別るとも藻塩焼く煙は同じかたになびかむ」に応じたもの」と注す。「思ふどち靡く方」「煙」は源氏の「煙」「同じ方」を受けた表現。「なまし」連語、完了の助動詞「ぬ」未然形「な」+仮想の助動詞「まし」。非現実的な事態についての推量を強調して表す。死んでしまいたいものです。<BR>⏎
<P>⏎
190-191あはれなりし世のありさまなど】-大島本は「あはれなりしよの有さまなと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「あはれなりし世のありさまかな」と校訂する。紫の君の詞。「し」過去の助動詞。「世」は夫婦仲。仲睦まじかった過去を回想。<BR>⏎
【思ふどちなびく方にはあらずと--われぞ煙に先立ちなまし】-紫の君の歌。『集成』は「前に、源氏が「あはれなりし夕の煙、言ひしことなど」を語り出した時、明石の上の返歌の前に、当然源氏の贈歌を語っているはずであるから、それを受けて詠んだのである。すなわち「このたびは立ち別るとも藻塩焼く煙は同じかたになびかむ」に応じたもの」と注す。「思ふどち靡く方」「煙」は源氏の「煙」「同じ方」を受けた表現。「なまし」連語、完了の助動詞「ぬ」未然形「な」+仮想の助動詞「まし」。非現実的な事態についての推量を強調して表す。死んでしまいたいものです。<BR>⏎
d1250<P>⏎
cd2:1251-252【誰れにより世を海山に行きめぐり絶えぬ涙に浮き沈む身ぞ】-源氏の返歌。「うみ」に「憂み」と「海」を掛ける。「海」と「浮き沈み」は縁語。反語表現。みなあなたのために辛抱してきたのです、の意。<BR>⏎
<P>⏎
193【誰れにより世を海山に行きめぐり--絶えぬ涙に浮き沈む身ぞ】-源氏の返歌。「うみ」に「憂み」と「海」を掛ける。「海」と「浮き沈み」は縁語。反語表現。みなあなたのために辛抱してきたのです、の意。<BR>⏎
d1256<P>⏎
cd2:1257-258【をかしう見どころあり】-源氏の心中。紫の君の嫉妬をかわいいと思う。<BR>⏎
<P>⏎
197【をかしう見どころあり】-源氏の心中。紫の君の嫉妬をかわいいと思う。<BR>⏎
note14259 <A NAME="in25">[第五段 姫君の五十日の祝]</A><BR>198 
d1260<P>⏎
c1261【五月五日にぞ五十日に当たるらむ】-源氏の心中。五月五日が姫君の生後五十日の祝いの日に当たろう、と思いやる。<BR>⏎
199【五月五日にぞ五十日に当たるらむ】-源氏の心中。五月五日が姫君の生後五十日の祝いの日に当たろう、と思いやる。<BR>⏎
cd4:2265-268【わが御宿世もこの御ことにつけてぞかたほなりけりと思さるる】-「ぞ」係助詞、「かたほなりけり」を飛び越えて、「思さるる」連体形に係る。『集成』は「ご自身のご運勢も、このお方の誕生のために、一時欠けることもあったのだとお考えになる。須磨、明石の流離は、立后を予言されている姫君誕生をもたらすためだったと思う」。完訳「ご自分の運勢も、この姫君出生の御事のために禍があったのだと、お考えになる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【海松や時ぞともなき蔭にゐて何のあやめもいかにわくらむ】-源氏の贈歌。「海松」は姫君を喩える。「松」は生い先長いことを予祝するもの。「あやめ」は五日の節句「菖蒲」に因む。また「文目」を掛ける。「いか」は「五十日」と「如何」を掛ける。姫君へのお祝いと心遣いの歌。<BR>⏎
<P>⏎
203-204【わが御宿世もこの御ことにつけてぞかたほなりけりと思さるる】-「ぞ」係助詞、「かたほなりけり」を飛び越えて、「思さるる」連体形に係る。『集成』は「ご自身のご運勢も、このお方の誕生のために、一時欠けることもあったのだとお考えになる。須磨、明石の流離は、立后を予言されている姫君誕生をもたらすためだったと思う」。完訳「ご自分の運勢も、この姫君出生の御事のために禍があったのだと、お考えになる」と注す。<BR>⏎
【海松や時ぞともなき蔭にゐて--何のあやめもいかにわくらむ】-源氏の贈歌。「海松」は姫君を喩える。「松」は生い先長いことを予祝するもの。「あやめ」は五日の節句「菖蒲」に因む。また「文目」を掛ける。「いか」は「五十日」と「如何」を掛ける。姫君へのお祝いと心遣いの歌。<BR>⏎
d1270<P>⏎
d1272<P>⏎
d1277<P>⏎
c1279【御文もろともに見て】-主語は乳母。明石の君と乳母が対等に語られる。<BR>⏎
212【御文もろともに見て】-主語は乳母。明石の君と乳母が対等に語られる。<BR>⏎
d1283<P>⏎
cd2:1284-285【数ならぬみ島隠れにく鶴を今日もいかにと問ふ人ぞなき】-明石の君の返歌。源氏の「蔭にゐて」「いかにわくらむ」の語句を受けて「み島隠れ」「いかにと問ふ人ぞなく」と返す。「数ならぬ」は明石の君の身を卑下していったもの。姫君を「田鶴」に譬え、「み」に「身」、「いかに」に「五十日に」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
216【数ならぬみ島隠れにく鶴を--今日もいかにと問ふ人ぞなき】-明石の君の返歌。源氏の「蔭にゐて」「いかにわくらむ」の語句を受けて「み島隠れ」「いかにと問ふ人ぞなく」と返す。「数ならぬ」は明石の君の身を卑下していったもの。姫君を「田鶴」に譬え、「み」に「身」、「いかに」に「五十日に」を掛ける。<BR>⏎
d1287<P>⏎
note14288 <A NAME="in26">[第六段 紫の君、嫉妬を覚える]</A><BR>218 
d1289<P>⏎
d1296<P>⏎
note14297 <H4>第三章 光る源氏の物語 新旧後宮女性の動向</H4>225 
note14298 <A NAME="in31">[第一段 花散里訪問]</A><BR>226 
d1299<P>⏎
c1300【かくこの御心とりたまふほどに花散里などを離れてたまひぬるこそ】-大島本は「花ちる里(里+なと<朱>)を」と朱筆で「なと」を補入する。『新大系』は底本の補入に従う。『集成』『古典セレクション』は諸本及び大島本の訂正以前本文に従って「花散里を」と校訂する。そして大島本は「あ(あ#か<朱>)れはて」と朱筆で「あ」を抹消して「か」と訂正する。『集成』『新大系』は底本の訂正に従う。『古典セレクション』は諸本及び底本の訂正以前本文に従って「あれはて」と校訂する。五月雨のつれづれなる頃、源氏、花散里を訪問。<BR>⏎
227【かくこの御心とりたまふほどに花散里などを離れてたまひぬるこそ】-大島本は「花ちる里(里+なと<朱>)を」と朱筆で「なと」を補入する。『新大系』は底本の補入に従う。『集成』『古典セレクション』は諸本及び大島本の訂正以前本文に従って「花散里を」と校訂する。そして大島本は「あ(あ#か<朱>)れはて」と朱筆で「あ」を抹消して「か」と訂正する。『集成』『新大系』は底本の訂正に従う。『古典セレクション』は諸本及び底本の訂正以前本文に従って「あれはて」と校訂する。五月雨のつれづれなる頃、源氏、花散里を訪問。<BR>⏎
d1303<P>⏎
c1304【五月雨つれづれなるころ】-花散里の物語と夏五月雨の季節の類同的発想。「花散里」「須磨」「蓬生」巻に語られている。<BR>⏎
230【五月雨つれづれなるころ】-花散里の物語と夏五月雨の季節の類同的発想。「花散里」「須磨」「蓬生」巻に語られている。<BR>⏎
d1306<P>⏎
d1308<P>⏎
cd3:2309-311【水鶏だにおどろかさずはいかにして荒れたる宿に月を入れまし】-花散里の贈歌。「だに」副助詞、最小限の期待。せめて--だけでも。「月」は源氏を喩える。「まし」仮想の助動詞。水鶏が鳴いて教えてくれたから、あなたを招じいれたのです、の意。<BR>⏎
<P>⏎
【いとなつかしう言ひちたまへるぞ】-『集成』は「とても親しみをそそる調子で、怨めしさを抑えておっしゃるのが」と注す。<BR>⏎
233-234【水鶏だにおどろかさずはいかにして--荒れたる宿に月を入れまし】-花散里の贈歌。「だに」副助詞、最小限の期待。せめて--だけでも。「月」は源氏を喩える。「まし」仮想の助動詞。水鶏が鳴いて教えてくれたから、あなたを招じいれたのです、の意。<BR>⏎
【いとなつかしう言ひちたまへるぞ】-『集成』は「とても親しみをそそる調子で、怨めしさを抑えておっしゃるのが」と注す。<BR>⏎
c1313【おしなべてたたく水鶏におどろかばうはの空なる月もこそ入れ】-源氏の返歌。花散里の「水鶏だに」「月を入れまし」を受けて「おしなべてたたく水鶏」「うはの空なる月もこそ入れ」と切り返す。<BR>⏎
236【おしなべてたたく水鶏におどろかば--うはの空なる月もこそ入れ】-源氏の返歌。花散里の「水鶏だに」「月を入れまし」を受けて「おしなべてたたく水鶏」「うはの空なる月もこそ入れ」と切り返す。<BR>⏎
d1315<P>⏎
d1320<P>⏎
note14321 <A NAME="in32">[第二段 筑紫の五節と朧月夜尚侍]</A><BR>242 
d1322<P>⏎
d1325<P>⏎
cd2:1328-329【思ふさまにかしづきたまふべき人もでものしたまはば】-諸説がある。『集成』の「思い通りに養育なさるべきお子でもお生れになったならば」は、第四子誕生を想定。『完訳』の「紫の上などの出産を想定。なお、宿曜とは矛盾。後の玉鬘の物語の構想と関係するか」「思いどおり養育しようとお思いになる子でもお生れになったら」は、玉鬘物語の構想を考える。『新大系』は「(明石姫君のように后がねではなく源氏の)思い通りにかわいがることのできそうな子」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
247【思ふさまにかしづきたまふべき人もでものしたまはば】-諸説がある。『集成』の「思い通りに養育なさるべきお子でもお生れになったならば」は、第四子誕生を想定。『完訳』の「紫の上などの出産を想定。なお、宿曜とは矛盾。後の玉鬘の物語の構想と関係するか」「思いどおり養育しようとお思いになる子でもお生れになったら」は、玉鬘物語の構想を考える。『新大系』は「(明石姫君のように后がねではなく源氏の)思い通りにかわいがることのできそうな子」と注す。<BR>⏎
d1331<P>⏎
note14332 <A NAME="in33">[第三段 旧後宮の女性たちの動向]</A><BR>249 
d1333<P>⏎
d1336<P>⏎
d1339<P>⏎
d1342<P>⏎
note14343 <A NAME="in34">[第四段 冷泉帝後宮の入内争い]</A><BR>256 
d1344<P>⏎
d1347<P>⏎
d1353<P>⏎
note14354 <H4>第四章 明石の物語 住吉浜の邂逅</H4>264 
note14355 <A NAME="in41">[第一段 住吉詣で]</A><BR>265 
d1356<P>⏎
d1358<P>⏎
d1360<P>⏎
d1365<P>⏎
cd2:1367-368【なかなかこの御ありさまを遥かに見るも身のほど口惜しうおゆ】-「なかなか」は「おぼゆ」に係る。うれしい再会であるはずなのに、かえってそれが、というニュアンス。『集成』は「なまじ及びもつかぬ源氏のご威勢のほどを遠くからみるにつけ、わが見の上が情けなく思われる」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
273【なかなかこの御ありさまを遥かに見るも身のほど口惜しうおゆ】-「なかなか」は「おぼゆ」に係る。うれしい再会であるはずなのに、かえってそれが、というニュアンス。『集成』は「なまじ及びもつかぬ源氏のご威勢のほどを遠くからみるにつけ、わが見の上が情けなく思われる」と訳す。<BR>⏎
note14369 <A NAME="in42">[第二段 住吉社頭の盛儀]</A><BR>274 
d1370<P>⏎
d1373<P>⏎
d1376<P>⏎
cd2:1377-378【河原大臣の例をまねびて童随身を賜りたまひける】-河原の大臣、すなわち左大臣源融(八二二~八九五)。源融が童随身を賜った例は文献には見られない。藤原道長が長徳四年(九九六)に童随身を六名賜っている。<BR>⏎
<P>⏎
279【河原大臣の例をまねびて童随身を賜りたまひける】-河原の大臣、すなわち左大臣源融(八二二~八九五)。源融が童随身を賜った例は文献には見られない。藤原道長が長徳四年(九九六)に童随身を六名賜っている。<BR>⏎
d1380<P>⏎
c1381【雲遥かにめでたく見ゆるにつけても】-景情と心象の風景が一体化した表現。『集成』は「海上からの距離と身分の懸隔の両方をいう」。『完訳』は「夕霧を注視する明石の君の心。距離の隔たりがそのまま、わが姫君との身分境遇の隔たりに思える」と注す。<BR>⏎
281【雲遥かにめでたく見ゆるにつけても】-景情と心象の風景が一体化した表現。『集成』は「海上からの距離と身分の懸隔の両方をいう」。『完訳』は「夕霧を注視する明石の君の心。距離の隔たりがそのまま、わが姫君との身分境遇の隔たりに思える」と注す。<BR>⏎
cd2:1385-386【立ち交り数ならぬ身の】-以下「祓へをだにせむ」まで、明石の君の心中。<BR>⏎
<P>⏎
285【立ち交数ならぬ身の】-以下「祓へをだにせむ」まで、明石の君の心中。<BR>⏎
note14387 <A NAME="in43">[第三段 源氏、惟光と住吉の神徳を感ず]</A><BR>286 
d1388<P>⏎
d1391<P>⏎
cd2:1392-393【住吉の松こそものはかなしけれ神のことをかけて思へば】-惟光の歌。「住吉」と「松」は縁語。「松」に「まづ」を掛ける。「かなしけれ」は感慨無量の意。「神代」は神話時代に流離生活の過去の意をこめる。<BR>⏎
<P>⏎
289【住吉の松こそものはかなしけれ--のことをかけて思へば】-惟光の歌。「住吉」と「松」は縁語。「松」に「まづ」を掛ける。「かなしけれ」は感慨無量の意。「神代」は神話時代に流離生活の過去の意をこめる。<BR>⏎
d1395<P>⏎
c1396【荒かりし波のまよひに住吉の神をばかけて忘れやはする】-源氏の返歌。惟光の「神代のこと」「かけて思へば」に対して「住吉の神」「かけて忘れやはする」と返した。「やは」係助詞。「する」連体形、反語表現。忘れたりしようか、決して忘れない。<BR>⏎
291【荒かりし波のまよひに住吉の--神をばかけて忘れやはする】-源氏の返歌。惟光の「神代のこと」「かけて思へば」に対して「住吉の神」「かけて忘れやはする」と返した。「やは」係助詞。「する」連体形、反語表現。忘れたりしようか、決して忘れない。<BR>⏎
d1398<P>⏎
note14399 <A NAME="in44">[第四段 源氏、明石の君に和歌を贈る]</A><BR>293 
d1400<P>⏎
cd2:1403-404【なかなかに思ふむかし】-なまじ遭遇したばかりに、という意がこめられている。「らむ」推量の助動詞、視界外推量。源氏が明石の君の気持ちを遠くから忖度しているニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
296【なかなかに思ふむかし】-なまじ遭遇したばかりに、という意がこめられている。「らむ」推量の助動詞、視界外推量。源氏が明石の君の気持ちを遠くから忖度しているニュアンス。<BR>⏎
d1409<P>⏎
cd2:1410-411【みをつくし恋ふるしるしにここまでもめぐり逢ひけるえには深しな】-源氏から明石の君への贈歌。「澪標」と「身を尽くし」、「難波」と「何は」、「江」と「縁」を掛ける。「澪標」「しるし」「深し」は縁語。同じ日に邂逅したことに二人の縁の深さをいう。<BR>⏎
<P>⏎
301【みをつくし恋ふるしるしにここまでも--めぐり逢ひけるえには深しな】-源氏から明石の君への贈歌。「澪標」と「身を尽くし」、「難波」と「何は」、「江」と「縁」を掛ける。「澪標」「しるし」「深し」は縁語。同じ日に邂逅したことに二人の縁の深さをいう。<BR>⏎
d1413<P>⏎
cd2:1414-415【数ならで難波のこともかひなきになどみをつくし思ひそめけむ】-明石の君の返歌。「難波・何は」「澪標・身を尽くし」を受けて、「思ひそめけむ」と切り返した。さらなる愛情を切望してみせた歌。<BR>⏎
<P>⏎
303【数ならで難波のこともかひなきに--などみをつくし思ひそめけむ】-明石の君の返歌。「難波・何は」「澪標・身を尽くし」を受けて、「思ひそめけむ」と切り返した。さらなる愛情を切望してみせた歌。<BR>⏎
d1418<P>⏎
cd2:1419-420【露けさの昔に似たる旅衣田蓑の島の名には隠れず】-源氏の独詠歌。「雨により田蓑の島を今日行けど名には隠れぬものにぞありける」(古今集雑上、九一八、貫之)を引歌とする。「昔」は須磨明石流離の時期をさす。<BR>⏎
<P>⏎
306【露けさの昔に似たる旅衣--田蓑の島の名には隠れず】-源氏の独詠歌。「雨により田蓑の島を今日行けど名には隠れぬものにぞありける」(古今集雑上、九一八、貫之)を引歌とする。「昔」は須磨明石流離の時期をさす。<BR>⏎
d1424<P>⏎
note14425 <A NAME="in45">[第五段 明石の君、翌日住吉に詣でる]</A><BR>310 
d1426<P>⏎
d1428<P>⏎
d1431<P>⏎
note14432 <H4>第五章 光る源氏の物語 冷泉帝後宮の入内争い</H4>314 
note14433 <A NAME="in51">[第一段 斎宮と母御息所上京]</A><BR>315 
d1434<P>⏎
c1435【まことやかの宮も替はりたまひにしかば】-御世代わりによって斎宮上京。源氏、御息所を見舞う。<BR>⏎
316【まことやかの宮も替はりたまひにしかば】-御世代わりによって斎宮上京。源氏、御息所を見舞う。<BR>⏎
d1437<P>⏎
d1441<P>⏎
d1444<P>⏎
d1446<P>⏎
d1448<P>⏎
note14449 <A NAME="in52">[第二段 御息所、斎宮を源氏に託す]</A><BR>325 
d1450<P>⏎
cd2:1451-452【かくまで思しとどめたりけるを】-『完訳』は「「けり」は、源氏の深い志にあらためて気づく気持。次の「女」も男女関係を強調した呼称で、御息所の源氏への感動の文脈を形成」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
326【かくまで思しとどめたりけるを】-『完訳』は「「けり」は、源氏の深い志にあらためて気づく気持。次の「女」も男女関係を強調した呼称で、御息所の源氏への感動の文脈を形成」と注す。<BR>⏎
cd2:1453-454【心細くてとまりたまはむを】-以下「思ひたまへつれ」まで、御息所の詞。源氏に斎宮の事を頼む。<BR>⏎
【とまりたまはむを】-「を」、接続助詞、順接また逆接。あるいは格助詞、目的格とも解せる。『集成』は「お一人であとにお残りになりますが」。『完訳』は「心細い有様でこの世にお残りになるでしょうから」と解す。<BR>⏎
327【心細くてとまりたまはむを】-以下「思ひたまへつれ」まで、御息所の詞。源氏に斎宮の事を頼む。<BR>【とまりたまはむを】-「を」、接続助詞、順接また逆接。あるいは格助詞、目的格とも解せる。『集成』は「お一人であとにお残りになりますが」。『完訳』は「心細い有様でこの世にお残りになるでしょうから」と解す。<BR>⏎
d1456<P>⏎
d1459<P>⏎
d1464<P>⏎
d1466<P>⏎
d1468<P>⏎
d1474<P>⏎
d1476<P>⏎
d1478<P>⏎
d1483<P>⏎
d1486<P>⏎
note14487 <A NAME="in53">[第三段 六条御息所、死去]</A><BR>350 
d1488<P>⏎
d1490<P>⏎
d1493<P>⏎
d1496<P>⏎
d1498<P>⏎
d1501<P>⏎
cd2:1503-504【降り乱れひまなき空に亡き人の天翔るらむ宿ぞ悲しき】-源氏の斎宮への贈歌。『完訳』は「死後四十九日間は霊魂が家を離れないとする仏教観によるか。ここでは、亡母の娘への切実な執心をも思う」と注す。ほとんど技巧のない和歌。次の斎宮の返歌が技巧的なのと対照的である。<BR>⏎
<P>⏎
360【降り乱れひまなき空に亡き人の--天翔るらむ宿ぞ悲しき】-源氏の斎宮への贈歌。『完訳』は「死後四十九日間は霊魂が家を離れないとする仏教観によるか。ここでは、亡母の娘への切実な執心をも思う」と注す。ほとんど技巧のない和歌。次の斎宮の返歌が技巧的なのと対照的である。<BR>⏎
cd4:2506-509【鈍色の紙いとかうばしう艶なるに墨つきなど紛らはして】-紙の色と墨の色とが似ていて判然としない書きざま。『集成』は「薄鼠色の紙に筆跡が見え隠れし、次の「消えがてに」の歌意にふさわしいものとなる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【消えがてにふるぞ悲しきかきくらしわが身それとも思ほえぬ世に】-源氏の「降り乱れ」を受けて「消えがてに降る」と返す。「降る」「経る」の掛詞。「消え」「降る」「かきくらし」は「雪」「霙」の縁語。「わが身それとも」に「霙」を折り込む。大変に技巧的な和歌である。<BR>⏎
<P>⏎
362-363【鈍色の紙の、いとばしう艶なるに墨つきなど紛らはして】-紙の色と墨の色とが似ていて判然としない書きざま。『集成』は「薄鼠色の紙に筆跡が見え隠れし、次の「消えがてに」の歌意にふさわしいものとなる」と注す。<BR>⏎
【消えがてにふるぞ悲しきかきくらし--わが身それとも思ほえぬ世に】-源氏の「降り乱れ」を受けて「消えがてに降る」と返す。「降る」「経る」の掛詞。「消え」「降る」「かきくらし」は「雪」「霙」の縁語。「わが身それとも」に「霙」を折り込む。大変に技巧的な和歌である。<BR>⏎
note14510 <A NAME="in54">[第四段 斎宮を養女とし、入内を計画]</A><BR>364 
d1511<P>⏎
cd2:1512-513【今は心にかけてともかくも聞こえりぬべきぞかし】-源氏の心中。<BR>⏎
<P>⏎
365【今は心にかけてともかくも聞こえりぬべきぞかし】-源氏の心中。<BR>⏎
c1515【世の中の人もさやうに思ひ寄りぬべけれと】-『集成』は「御息所と同じように邪推をしそうなことだから」と注す。<BR>⏎
367【世の中の人もさやうに思ひ寄りぬべきこなるを】-『集成』は「御息所と同じように邪推をしそうなことだから」と注す。<BR>⏎
d1518<P>⏎
d1520<P>⏎
d1522<P>⏎
d1525<P>⏎
d1530<P>⏎
d1533<P>⏎
note14534 <A NAME="in55">[第五段 朱雀院と源氏の斎宮をめぐる確執]</A><BR>380 
d1535<P>⏎
c1537【やむとなき人びと】-以下「御うしろみもなくてや」まで、御息所の心中。<BR>⏎
382【やむとなき人びと】-以下「御うしろみもなくてや」まで、御息所の心中。<BR>⏎
d1540<P>⏎
d1543<P>⏎
c1544【かうかうのことをなむ思うたまへわづらふに】-以下「御定めに」まで、源氏の藤壺への詞。最初の部分、「かうかうの事を」と間接話法的に要約されている。<BR>⏎
387【かうかうのことをなむ思うたまへわづらふに】-以下「御定めに」まで、源氏の藤壺への詞。最初の部分、「かうかうの事を」と間接話法的に要約されている。<BR>⏎
cd2:1548-549【御定めになど】-「御定めに」の下に「従ひはべらむ」などの語句が省略。『完訳』は「藤壺を強く説得しておきながら、相手に判断をまかせる巧みさに注意。事は藤壺の意志で運ぶ」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
391【御定めに--など】-「御定めに」の下に「従ひはべらむ」などの語句が省略。『完訳』は「藤壺を強く説得しておきながら、相手に判断をまかせる巧みさに注意。事は藤壺の意志で運ぶ」と注す。<BR>⏎
d1552<P>⏎
d1557<P>⏎
d1564<P>⏎
note14565 <A NAME="in56">[第六段 冷泉帝後宮の入内争い]</A><BR>404 
cd2:1566-567【入道の宮】-「兵部卿の宮の姫君を」以下「いかがも<P>⏎
てなしたまはむ」までを飛び越えて、「心苦しく思す」に係る。<BR>⏎
405【入道の宮】-「兵部卿の宮の姫君を」以下「いかがもてなしたまはむ」までを飛び越えて、「心苦しく思す」に係る。<BR>⏎
d1569<P>⏎
d1572<P>⏎
d1574<P>⏎
d2579-580
<P>⏎
d1587
i1423
diffsrc/original/note15.htmlsrc/modified/note15.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 6/21/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 10/9/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 10/9/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d162<P>⏎
note1563 <H4>第一章 末摘花の物語 光る源氏の須磨明石離京時代</H4>56 
note1564 <A NAME="in11">[第一段 末摘花の孤独]</A><BR>57 
d165<P>⏎
c166【藻塩垂れつつわびたまひしころほひ都にもさまざまに思し嘆く人多かりしを】-大島本は「さま/\に」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「さまざま」と「に」を削除する。源氏が須磨明石に謫去していた間の都の女性たちの動向。「藻塩垂れつつ」は「わくらばに問ふ人あらば須磨の浦に藻塩垂れつつわぶと答へよ」(古今集雑下、九六二、在原行平)にもとづく表現。<BR>⏎
58【藻塩垂れつつわびたまひしころほひ都にもさまざまに思し嘆く人多かりしを】-大島本は「さま/\に」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「さまざま」と「に」を削除する。源氏が須磨明石に謫去していた間の都の女性たちの動向。「藻塩垂れつつ」は「わくらばに問ふ人あらば須磨の浦に藻塩垂れつつわぶと答へよ」(古今集雑下、九六二、在原行平)にもとづく表現。<BR>⏎
d170<P>⏎
c171【常陸宮の君は父親王の亡せたまひし名残に】-末摘花の生活窮乏し、その邸も荒廃する。<BR>⏎
62【常陸宮の君は父親王の亡せたまひし名残に】-末摘花の生活窮乏し、その邸も荒廃する。<BR>⏎
d175<P>⏎
d181<P>⏎
note1582 <A NAME="in12">[第二段 常陸宮邸の窮乏]</A><BR>71 
d183<P>⏎
d188<P>⏎
d190<P>⏎
d193<P>⏎
d195<P>⏎
d197<P>⏎
d199<P>⏎
note15100 <A NAME="in13">[第三段 常陸宮邸の荒廃]</A><BR>82 
d1101<P>⏎
d1105<P>⏎
d1107<P>⏎
d1109<P>⏎
note15110 <A NAME="in14">[第四段 末摘花の気紛らし]</A><BR>88 
d1111<P>⏎
d1116<P>⏎
d1119<P>⏎
note15120 <A NAME="in15">[第五段 乳母子の侍従と叔母]</A><BR>95 
d1121<P>⏎
d1123<P>⏎
d1125<P>⏎
d1127<P>⏎
d1130<P>⏎
d1132<P>⏎
cd2:1133-134【かかるほどにかの家主人大になりぬ】-叔母の夫が大宰大弍になったので、末摘花を筑紫に連れて行こうとする。娘たちは都の人に縁づけて、今度は自分の使用人にするつもりである。<BR>⏎
<P>⏎
102【かかるほどにかの家主人になりぬ】-叔母の夫が大宰大弍になったので、末摘花を筑紫に連れて行こうとする。娘たちは都の人に縁づけて、今度は自分の使用人にするつもりである。<BR>⏎
d1137
d1139<P>⏎
note15140 <H4>第二章 末摘花の物語 光る源氏帰京後</H4>106 
note15141 <A NAME="in21">[第一段 顧みられない末摘花]</A><BR>107 
d1142<P>⏎
d1144<P>⏎
d1148<P>⏎
d1152<P>⏎
cd4:1153-156【なほ思ほし立ちね】-以下「よももてなしきこえじ」まで叔母の詞。<BR>⏎
<P>⏎
【世の憂き時こそ見えぬ山路をこそは尋ぬなれ】-「み吉野の山のあなたに宿もがな世の憂き時の隠れ家にせむ」(古今集雑下、九五〇、読人しらず)「世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部吉名)を踏まえた表現。古歌の文句を引用して説得する。<BR>⏎
<P>⏎
115【世の憂き時は、見えぬ山路をこそは尋ぬなれ】-「み吉野の山のあなたに宿もがな世の憂き時の隠れ家にせむ」(古今集雑下、九五〇、読人しらず)「世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部吉名)を踏まえた表現。古歌の文句を引用して説得する。<BR>⏎
d1158<P>⏎
d1160<P>⏎
d1165<P>⏎
d1167<P>⏎
note15168 <A NAME="in22">[第二段 法華御八講]</A><BR>123 
d1169<P>⏎
d1172<P>⏎
d1175<P>⏎
d1178<P>⏎
note15179 <A NAME="in23">[第三段 叔母、末摘花を誘う]</A><BR>130 
d1180<P>⏎
d1184<P>⏎
d1187<P>⏎
d1189<P>⏎
d1191<P>⏎
d1197<P>⏎
note15198 <A NAME="in24">[第四段 侍従、叔母に従って離京]</A><BR>143 
d1199<P>⏎
d1201<P>⏎
d1204<P>⏎
cd2:1205-206【絶ゆまじき筋を頼みし玉かづら思ひのほかにかけ離れぬるかな】-末摘花から侍従への贈歌。「絶ゆ」「筋」「掛け」は「かづら」の縁語。離別を惜しみ恨むような気持ちの表出。『完訳』は「身分の劣る者からの贈歌が普通。ここは逆」と指摘。<BR>⏎
<P>⏎
147【絶ゆまじき筋を頼みし玉かづら--思ひのほかにかけ離れぬる】-末摘花から侍従への贈歌。「絶ゆ」「筋」「掛け」は「かづら」の縁語。離別を惜しみ恨むような気持ちの表出。『完訳』は「身分の劣る者からの贈歌が普通。ここは逆」と指摘。<BR>⏎
d1209<P>⏎
cd2:1210-211【玉かづら絶えてもやまじ行く道の手向の神もかけて誓はむ】-侍従の玉鬘の贈歌に対する返歌。「絶ゆ」「玉かづら」「掛け」の語句を受けて、「玉かづら」「絶えても止まじ」「掛けて誓はむ」と切り返す。手向けの神に誓って決してお見捨て申しません、という気持ち。<BR>⏎
<P>⏎
150【玉かづら絶えてもやまじ行く道の--手向の神もかけて誓はむ】-侍従の玉鬘の贈歌に対する返歌。「絶ゆ」「玉かづら」「掛け」の語句を受けて、「玉かづら」「絶えても止まじ」「掛けて誓はむ」と切り返す。手向けの神に誓って決してお見捨て申しません、という気持ち。<BR>⏎
d1214<P>⏎
i1153【かへり見のみ】-君が住む宿の梢のゆくゆくと隠るるまでにかへり見しはや(拾遺集別-三五一 菅原道真)(text15.html 出典7から転載)<BR>⏎
d1217<P>⏎
note15218 <A NAME="in25">[第五段 常陸宮邸の寂寥]</A><BR>156 
d1219<P>⏎
d1224<P>⏎
d1226<P>⏎
note15227 <H4>第三章 末摘花の物語 久しぶりの再会の物語</H4>162 
note15228 <A NAME="in31">[第一段 花散里訪問途上]</A><BR>163 
d1229<P>⏎
cd2:1234-235【月影になよびたる風につきて】-『集成』は「月の光に揺れているのが、風に乗って」。『完訳』は「月光のなかになよなよ揺れている、それが吹く風とともにさっと匂ってくるのが」。「たる」と「風」の間に読点が入る。連体中止で、下文の主格となる。<BR>⏎
【風につきてさと匂ふがなつかしく】-『完訳』は「人もなき宿ににほへる藤の花風にのみこそ乱るべらなれ」(貫之集)を指摘。<BR>⏎
168【月影になよびたる風につきてさと匂ふがなつかしく】-【月影になよびたる風につきて】-『集成』は「月の光に揺れているのが、風に乗って」。『完訳』は「月光のなかになよなよ揺れている、それが吹く風とともにさっと匂ってくるのが」。「たる」と「風」の間に読点が入る。連体中止で、下文の主格となる。<BR>【風につきてさと匂ふがなつかしく】-『完訳』は「人もなき宿ににほへる藤の花風にのみこそ乱るべらなれ」(貫之集)を指摘。<BR>⏎
d1237<P>⏎
cd2:1242-243よく尋ね入りてを】-大島本は「たつね入てを」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「たづね寄りてを」と校訂する。「を」について、『集成』は「驚意の助詞」。『完訳』は「感嘆の助詞」と解す。<BR>⏎
<P>⏎
174【尋ね入りてを】-大島本は「たつね入てを」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「たづね寄りてを」と校訂する。「を」について、『集成』は「驚意の助詞」。『完訳』は「感嘆の助詞」と解す。<BR>⏎
d1245<P>⏎
cd3:1246-248【亡き人を恋ふる袂のひまなきに荒れたる軒のしづくさへ添ふ】-末摘花の独詠歌。「亡き人」は父常陸宮。<BR>⏎
【添ふも】-
和歌の末尾が地の文に続く。<BR>⏎
<P>⏎
176【亡き人を恋ふる袂のひまなきに--荒れたる軒のしづくさへ添ふ】-末摘花の独詠歌。「亡き人」は父常陸宮。この和歌の末尾が地の文に続く。<BR>⏎
note15249 <A NAME="in32">[第二段 惟光、邸内を探る]</A><BR>177 
d1250<P>⏎
d1254<P>⏎
c2255-256【かれは誰れぞ何人ぞ】-老女房の声。外の人に向かって問う。<BR>⏎
【侍従の君と聞こえし人に対面賜らむ】-惟光の詞。案内を乞う。惟光は侍従を通じて常陸宮邸に出入りしていた。<BR>⏎
181-182【かれは誰れぞ何人ぞ】-老女房の声。外の人に向かって問う。<BR>⏎
【侍従の君と聞こえし人に対面賜らむ】-惟光の詞。案内を乞う。惟光は侍従を通じて常陸宮邸に出入りしていた。<BR>⏎
d1258<P>⏎
c1259【もし狐の変化にや】-女房の心中。狐の化物かと疑う。<BR>⏎
184【もしなどの変化にや】-女房の心中。狐の化物かと疑う。<BR>⏎
d1261<P>⏎
d1264<P>⏎
d1267<P>⏎
d1269<P>⏎
note15270 <A NAME="in33">[第三段 源氏、邸内に入る]</A><BR>191 
d1271<P>⏎
d1274<P>⏎
d1276<P>⏎
d1279<P>⏎
d1281<P>⏎
d1283<P>⏎
cd2:1284-285【尋ねても我こそ訪はめ道もなく深き蓬のもとの心を】-源氏の独詠歌。貞淑な末摘花の真意を理解し訪問しようという意。<BR>⏎
<P>⏎
199【尋ねても我こそ訪はめ道もなく--深き蓬のもとの心を】-源氏の独詠歌。貞淑な末摘花の真意を理解し訪問しようという意。<BR>⏎
d1289<P>⏎
cd2:1290-291【御傘さぶらふ木の下露は雨にまさりて】-惟光の詞。「みさぶらひみかさと申せ宮城野の木の下露は雨にまさりて」(古今集東歌、一〇九一)を踏まえる。傘を差し出す。<BR>⏎
<P>⏎
203【御傘さぶらふ。げに、木の下露は雨にまさりて】-惟光の詞。「みさぶらひみかさと申せ宮城野の木の下露は雨にまさりて」(古今集東歌、一〇九一)を踏まえる。傘を差し出す。<BR>⏎
note15292 <A NAME="in34">[第四段 末摘花と再会]</A><BR>204 
d1293<P>⏎
d1295<P>⏎
d1298<P>⏎
c1300【あはれもおろかなら】-末摘花を不憫と思う気持ちが並々でないという。<BR>⏎
209【あはれもおろかなら】-末摘花を不憫と思う気持ちが並々でないという。<BR>⏎
d1304<P>⏎
cd3:1305-307【さしも思されぬこと情け情けしう聞こえなしたまふことどもあむめり】-『完訳』は「以下、語り手の評。源氏の口説の抜群な巧みさをいう」と注す。「聞こえなす」という言い方に注意。<BR>⏎
【あむめり】-大島本は「あへめり」とある。『新大系』は底本のままとし、「へ」は「ん」の誤写から生じた形か、と注する。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「あめり」と校訂する。今、『新大系』の説に従う。<BR>⏎
<P>⏎
213【さしも思されぬことも、情け情けしう聞こえなしたまふことどもあむめり】-『完訳』は「以下、語り手の評。源氏の口説の抜群な巧みさをいう」と注す。「聞こえなす」という言い方に注意。<BR>【あむめり】-大島本は「あへめり」とある。『新大系』は底本のままとし、「へ」は「ん」の誤写から生じた形か、と注する。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「あめり」と校訂する。今、『新大系』の説に従う。<BR>⏎
d1309<P>⏎
cd2:1310-311【藤波のうち過ぎがたく見えつるは松こそ宿のしるしなりけれ】-源氏の末摘花への贈歌。「松」に「待つ」を掛ける。『完訳』は「偶然の再会と認めつつ、末摘花の誠実さへの感動を歌った」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
215【藤波のうち過ぎがたく見えつるは--松こそ宿のしるしなりけれ】-源氏の末摘花への贈歌。「松」に「待つ」を掛ける。『完訳』は「偶然の再会と認めつつ、末摘花の誠実さへの感動を歌った」と注す。<BR>⏎
d1314<P>⏎
cd2:1315-316【年を経て待つしるしなきわが宿を花のたよりに過ぎぬばかりか】-末摘花の返歌。「藤波」「過ぎ」「松」「宿」「しるし」の語句を受けて、「待つ」「しるしなき」「我が宿を」「花(藤)のたよりに」「過ぎぬばかりか」と切り返す。藤の花を愛でるついでに立ち寄っただけなのですね、という意。<BR>⏎
<P>⏎
218【年を経て待つしるしなきわが宿を--花のたよりに過ぎぬばかりか】-末摘花の返歌。「藤波」「過ぎ」「松」「宿」「しるし」の語句を受けて、「待つ」「しるしなき」「我が宿を」「花(藤)のたよりに」「過ぎぬばかりか」と切り返す。藤の花を愛でるついでに立ち寄っただけなのですね、という意。<BR>⏎
d1321<P>⏎
note15322 <H4>第四章 末摘花の物語 その後の物語</H4>223 
note15323 <A NAME="in41">[第一段 末摘花への生活援助]</A><BR>224 
d1324<P>⏎
c1326【板垣といふものうちめ繕はせたまふ】-二条東院に迎え入れるまでの一時的な修理という意味である。<BR>⏎
226【板垣といふものうちめ繕はせたまふ】-二条東院に迎え入れるまでの一時的な修理という意味である。<BR>⏎
d1328<P>⏎
d1330<P>⏎
d1332<P>⏎
note15333 <A NAME="in42">[第二段 常陸宮邸に活気戻る]</A><BR>230 
d1334<P>⏎
d1338<P>⏎
note15339 <A NAME="in43">[第三段 末摘花のその後]</A><BR>234 
d1340<P>⏎
cd4:2341-344【二年ばかりこの古宮に眺めたまひて東の院といふ所になむ後は渡したてまつりたまひける】-二年後、末摘花は二条東院に移り住むことになる。<BR>⏎
【眺めたまひて】-『集成』は「さびしくお暮しになって」。『完訳』は「無聊の日々をお過しになるが」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
【かの大の北の方上りて】-『集成』は「「かの大弍の北の方」以下「聞こゆべき」まで、物語の語り手の言葉。実際に、末摘花の身の上を見聞したことのある者が語る体」。『完訳』は「以下、語り手の言辞。省筆しながらも、叔母・侍従の複雑な反応を暗示して、物語をしめくくる」と注す。<BR>⏎
235-236【二年ばかりこの古宮に眺めたまひて東の院といふ所になむ後は渡したてまつりたまひける】-二年後、末摘花は二条東院に移り住むことになる。<BR>【眺めたまひて】-『集成』は「さびしくお暮しになって」。『完訳』は「無聊の日々をお過しになるが」と訳す。<BR>⏎
【かの大の北の方上りて】-『集成』は「「かの大弍の北の方」以下「聞こゆべき」まで、物語の語り手の言葉。実際に、末摘花の身の上を見聞したことのある者が語る体」。『完訳』は「以下、語り手の言辞。省筆しながらも、叔母・侍従の複雑な反応を暗示して、物語をしめくくる」と注す。<BR>⏎
d2348-349
<P>⏎
d1356
i1249
diffsrc/original/note16.htmlsrc/modified/note16.html
cd5:38-12<body background="wallppr062.gif">⏎
Last updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
Last updated 
10/11/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
8-10<BODY>⏎
<ADDRESS>Last updated 10/11/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d149<P>⏎
note1650 <H4>第一章 空蝉の物語 逢坂関での再会の物語</H4>43 
note1651 <A NAME="in11">[第一段 空蝉、夫と常陸国下向]</A><BR>44 
d152<P>⏎
c156【いささかの伝へ】-大島本は「いささかかの」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「いささかの」と「か」を削除する。<BR>⏎
48【いささかの伝へ】-大島本は「いささかかの」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「いささかの」と「か」を削除する。<BR>⏎
d159<P>⏎
note1660 <A NAME="in12">[第二段 源氏、石山寺参詣]</A><BR>51 
d161<P>⏎
d163<P>⏎
d171<P>⏎
note1672 <A NAME="in13">[第三段 逢坂の関での再会]</A><BR>60 
d173<P>⏎
cd3:274-76【九月晦日なれば紅葉の色々こきまぜ霜枯れの草むらむらをかしう見えわたるに関屋よりさとくづれ出たる旅姿どもの】-大島本は「くつれいてたる」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「はづれ出でたる」と校訂する。晩秋九月の晦、山道に紅葉、霜枯れの草々、源氏一行の人々の動きを活写。<BR>⏎
【今右衛門佐】-大島本は「いま右衛門のすけ」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「今は衛門佐」と「は」を補訂し「右」を削除する。従五位上相当官。<BR>⏎
<P>⏎
61-62【九月晦日なれば紅葉の色々こきまぜ霜枯れの草むらむらをかしう見えわたるに関屋よりさとくづれ出たる旅姿どもの】-大島本は「くつれいてたる」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「はづれ出でたる」と校訂する。晩秋九月の晦、山道に紅葉、霜枯れの草々、源氏一行の人々の動きを活写。<BR>⏎
【今右衛門佐】-大島本は「いま右衛門のすけ」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「今は衛門佐」と「は」を補訂し「右」を削除する。従五位上相当官。<BR>⏎
d179<P>⏎
cd2:180-81【行くと来とせき止めがたき涙をや絶えぬ清水と人は見るらむ】-空蝉の独詠歌。「塞き止め難き」に「(逢坂の)関」を掛ける。「清水」は歌枕「関の清水」。『完訳』は「源氏にも理解されない孤心を形象」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
65【行くと来とせき止めがたき涙をや--絶えぬ清水と人は見るらむ】-空蝉の独詠歌。「塞き止め難き」に「(逢坂の)関」を掛ける。「清水」は歌枕「関の清水」。『完訳』は「源氏にも理解されない孤心を形象」と注す。<BR>⏎
d184<P>⏎
note1685 <H4>第二章 空蝉の物語 手紙を贈る</H4>68 
note1686 <A NAME="in21">[第一段 昔の小君と紀伊守]</A><BR>69 
d187<P>⏎
d192<P>⏎
note1693 <A NAME="in22">[第二段 空蝉へ手紙を贈る]</A><BR>74 
d194<P>⏎
d197<P>⏎
c199【わくらばに行き逢ふ道を頼みしもなほかひなしや潮ならぬ海】-源氏から空蝉への贈歌。「逢ふ道」に「近江路」、「効」に「貝」を掛ける。「潮ならぬ海」だから「海布松(見る目)」が生えてなく、「貝(効)」がない、という。『集成』は「潮満たぬ海と聞けばや世とともにみるめなくして年の経ぬらむ」(後撰集恋一、五二六、貫之)を指摘。<BR>⏎
78【わくらばに行き逢ふ道を頼みしも--なほかひなしや潮ならぬ海】-源氏から空蝉への贈歌。「逢ふ道」に「近江路」、「効」に「貝」を掛ける。「潮ならぬ海」だから「海布松(見る目)」が生えてなく、「貝(効)」がない、という。『集成』は「潮満たぬ海と聞けばや世とともにみるめなくして年の経ぬらむ」(後撰集恋一、五二六、貫之)を指摘。<BR>⏎
d1101<P>⏎
d1103<P>⏎
d1106<P>⏎
d1108<P>⏎
c1109【逢坂の関やいかなる関なればしげき嘆きの仲を分くらむ】-空蝉の返歌。歌中の「近江路」「潮ならぬ海」は用いず、歌に添えた「関守」の語句を受けて、「逢坂の関」に「(人に)逢ふ」の意を掛け、また「嘆き」に「(投げ)木」を響かす。「仲を分くらむ」と、源氏の意を迎えた歌を返す。<BR>⏎
84【逢坂の関やいかなる関なれば--しげき嘆きの仲を分くらむ】-空蝉の返歌。歌中の「近江路」「潮ならぬ海」は用いず、歌に添えた「関守」の語句を受けて、「逢坂の関」に「(人に)逢ふ」の意を掛け、また「嘆き」に「(投げ)木」を響かす。「仲を分くらむ」と、源氏の意を迎えた歌を返す。<BR>⏎
d1111<P>⏎
note16112 <H4>第三章 空蝉の物語 夫の死去後に出家</H4>86 
note16113 <A NAME="in31">[第一段 夫常陸介死去]</A><BR>87 
cd2:1114-115【かかるほどにこの常陸】-常陸国は親王が大守となり遥任なので、介が実質上の守となるので、「常陸守」と呼称された。<BR>⏎
<P>⏎
88【かかるほどにこの常陸】-常陸国は親王が大守となり遥任なので、介が実質上の守となるので、「常陸守」と呼称された。<BR>⏎
d1118<P>⏎
d1120<P>⏎
d1123<P>⏎
note16124 <A NAME="in32">[第二段 空蝉、出家す]</A><BR>94 
d1125<P>⏎
c1127【世のことわりなれば】-『完訳』は「継子が継母を疎略にすることをいう」と注す。<BR>⏎
96【世の道理なれば】-『完訳』は「継子が継母を疎略にすることをいう」と注す。<BR>⏎
d1129<P>⏎
d1131<P>⏎
d2134-135
<P>⏎
d1142
i1110
diffsrc/original/note17.htmlsrc/modified/note17.html
cd5:38-12<body background="wallppr062.gif">⏎
Last updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
Last updated 
10/14/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
8-10<BODY>⏎
<ADDRESS>Last updated 10/14/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d161<P>⏎
note1762 <H4>第一章 前斎宮の物語 前斎宮をめぐる朱雀院と光る源氏の確執</H4>55 
note1763 <A NAME="in11">[第一段 朱雀院、前斎宮の入内に際して贈り物する]</A><BR>56 
d164<P>⏎
d170<P>⏎
d175<P>⏎
cd2:176-77【別れ路に添へし小櫛をかことにて遥けき仲と神やいさめし】-朱雀院から前斎宮への贈歌。遂げられない恋の怨みを含んだ歌。<BR>⏎
<P>⏎
66【別れ路に添へし小櫛をかことにて--遥けき仲と神やいさめし】-朱雀院から前斎宮への贈歌。遂げられない恋の怨みを含んだ歌。<BR>⏎
d183<P>⏎
d185<P>⏎
d188<P>⏎
d190<P>⏎
d192<P>⏎
d194<P>⏎
cd2:195-96【別るとて遥かに言ひし一言もかへりてものは今ぞ悲しき】-斎宮の返歌。「遥かに言ひし一言」は、斎宮下向の儀式で別れの御櫛を挿す時に、「帰りたまふな」という言葉をさす。斎宮の帰京は、御世交替または親族に不幸があった場合である。斎宮の帰京「帰りて」は朱雀帝の退位により、「今ぞ」の状況は母六条御息所の死去後の孤独な生活をさす。<BR>⏎
<P>⏎
78【別るとて遥かに言ひし一言も--かへりてものは今ぞ悲しき】-斎宮の返歌。「遥かに言ひし一言」は、斎宮下向の儀式で別れの御櫛を挿す時に、「帰りたまふな」という言葉をさす。斎宮の帰京は、御世交替または親族に不幸があった場合である。斎宮の帰京「帰りて」は朱雀帝の退位により、「今ぞ」の状況は母六条御息所の死去後の孤独な生活をさす。<BR>⏎
d198<P>⏎
note1799 <A NAME="in12">[第二段 源氏、朱雀院の心中を思いやる]</A><BR>80 
d1100<P>⏎
d1107<P>⏎
d1110<P>⏎
d1112<P>⏎
note17113 <A NAME="in13">[第三段 帝と弘徽殿女御と斎宮女御]</A><BR>90 
d1114<P>⏎
d1117<P>⏎
c1118【かく恥かしき人】-以下「見えたてまつらせたまへ」まで、藤壺の冷泉帝への詞。<BR>⏎
93【かく恥かしき人】-以下「見えたてまつらせたまへ」まで、藤壺の冷泉帝への詞。<BR>⏎
d1121<P>⏎
d1125<P>⏎
note17126 <A NAME="in14">[第四段 源氏、朱雀院と語る]</A><BR>99 
d1127<P>⏎
d1129<P>⏎
d1133<P>⏎
d1136<P>⏎
d1139<P>⏎
note17140 <H4>第二章 後宮の物語 中宮の御前の物語絵合せ</H4>108 
note17141 <A NAME="in21">[第一段 権中納言方、絵を集める]</A><BR>109 
d1142<P>⏎
d1146<P>⏎
d1150<P>⏎
note17151 <A NAME="in22">[第二段 源氏方、須磨の絵日記を準備]</A><BR>116 
d1152<P>⏎
d1155<P>⏎
d1157<P>⏎
d1159<P>⏎
d1163<P>⏎
d1168<P>⏎
cd2:1169-170【一人ゐて嘆きしよりは海人の住むかたをかくてぞ見るべかりける】-紫の君から源氏への贈歌。「絵(かた)」と「潟」の掛詞。「見る」に「海松(みる)」を響かせ、「海人」「潟」「海松」が縁語。<BR>⏎
<P>⏎
128【一人ゐて嘆きしよりは海人の住む--かたをかくてぞ見るべかりける】-紫の君から源氏への贈歌。「絵(かた)」と「潟」の掛詞。「見る」に「海松(みる)」を響かせ、「海人」「潟」「海松」が縁語。<BR>⏎
cd4:2172-175【いとあはれとおほして】-『集成』は「まことにもっともだと」。『完訳』は「まことにいとおしくお思いになって」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
【憂きめ見しその折よりも今日はまた過ぎにしかたにかへる涙か】-源氏の紫の君への返歌。「潟」「海松」の語句を受けて、「憂き目」「浮海布(うきめ)」、「方」「潟」の掛詞、「涙」に「波」を響かせ、「浮海布」「潟」「波」の縁語を用い、自分もその当時を思い出して、同じ気持ちでいると応える。<BR>⏎
<P>⏎
130-131【いとあはれとして】-『集成』は「まことにもっともだと」。『完訳』は「まことにいとおしくお思いになって」と訳す。<BR>⏎
【憂きめ見しその折よりも今日はまた--過ぎにしかたにかへる涙か】-源氏の紫の君への返歌。「潟」「海松」の語句を受けて、「憂き目」「浮海布(うきめ)」、「方」「潟」の掛詞、「涙」に「波」を響かせ、「浮海布」「潟」「波」の縁語を用い、自分もその当時を思い出して、同じ気持ちでいると応える。<BR>⏎
note17176 <A NAME="in23">[第三段 三月十日、中宮の御前の物語絵合せ]</A><BR>132 
d1177<P>⏎
d1179<P>⏎
d1183<P>⏎
d1185<P>⏎
note17186 <A NAME="in24">[第四段 「竹取」対「宇津保」]</A><BR>138 
d1187<P>⏎
d1189<P>⏎
d1191<P>⏎
d1195<P>⏎
d1197<P>⏎
d1199<P>⏎
note17200 <A NAME="in25">[第五段 「伊勢物語」対「正三位」]</A><BR>146 
d1201<P>⏎
d1203<P>⏎
cd2:1204-205【伊勢の海の深き心をたどらずてふりにし跡と波や消つべき】-左方の平典侍の歌。「海」「深き」「波」が縁語。『伊勢物語』の「深き心」といって、その価値を弁護強調する。<BR>⏎
<P>⏎
148【伊勢の海の深き心をたどらずて--ふりにし跡と波や消つべき】-左方の平典侍の歌。「海」「深き」「波」が縁語。『伊勢物語』の「深き心」といって、その価値を弁護強調する。<BR>⏎
d1207<P>⏎
cd2:1208-209【雲の上に思ひのぼれる心には千尋の底もはるかにぞ見る】-大島本は「ちいろ」と表記する。正しく「ちひろ」と改める。右方の大弍典侍の歌。平典侍の言った『伊勢物語』の「深き心」を受けて、『正三位』物語の「雲の上に思ひのほれる心」から見れば、「千尋の底も遥か」だと批判した。<BR>⏎
<P>⏎
150【雲の上に思ひのぼれる心には--千尋の底もはるかにぞ見る】-大島本は「ちいろ」と表記する。正しく「ちひろ」と改める。右方の大弍典侍の歌。平典侍の言った『伊勢物語』の「深き心」を受けて、『正三位』物語の「雲の上に思ひのほれる心」から見れば、「千尋の底も遥か」だと批判した。<BR>⏎
d1211<P>⏎
cd2:1212-213【みるめこそうらふりぬらめ年経にし伊勢をの海人の名をや沈めむ】-藤壺の歌。『集成』は「藤壺が、歌で判定を下し、左方を支持したのである」と注す。「海松布(みるめ)」と「見る目」、「浦古り」と「心(うら)古り」の掛詞。「海松布」「浦」「海人」「沈む」が縁語。<BR>⏎
<P>⏎
152【みるめこそうらふりぬらめ年経にし--伊勢をの海人の名をや沈めむ】-藤壺の歌。『集成』は「藤壺が、歌で判定を下し、左方を支持したのである」と注す。「海松布(みるめ)」と「見る目」、「浦古り」と「心(うら)古り」の掛詞。「海松布」「浦」「海人」「沈む」が縁語。<BR>⏎
d1216<P>⏎
note17217 <H4>第三章 後宮の物語 帝の御前の絵合せ</H4>155 
note17218 <A NAME="in31">[第一段 帝の御前の絵合せの企画]</A><BR>156 
d1219<P>⏎
d1221<P>⏎
d1223<P>⏎
d1227<P>⏎
d1229<P>⏎
d1234<P>⏎
d1237<P>⏎
d1239<P>⏎
cd4:2240-243【身こそかくしめの外なれそのかみの心のうちを忘れしもせず】-朱雀院から斎宮女御への贈歌。「そのかみ」に「神」を掛ける。「注連(しめ)」は「神」の縁語。「注連の外」は内裏を離れた院の御所にいる意。「そのかみ」は斎宮であった当時をさす。<BR>⏎
<P>⏎
【しめのうちは昔にあらぬ心地して神代のことも今ぞ恋しき】-斎宮女御の返歌。院の「注連」「そのかみ」同様に「注連」「昔」「神代」の語句を用いて、「忘れしもせず」に対して「今ぞ恋しき」と、自分も同じ気持ちであることをいう。<BR>⏎
<P>⏎
170-171【身こそかくしめの外なれそのかみの--心のうちを忘れしもせず】-朱雀院から斎宮女御への贈歌。「そのかみ」に「神」を掛ける。「注連(しめ)」は「神」の縁語。「注連の外」は内裏を離れた院の御所にいる意。「そのかみ」は斎宮であった当時をさす。<BR>⏎
【しめのうちは昔にあらぬ心地して--神代のことも今ぞ恋しき】-斎宮女御の返歌。院の「注連」「そのかみ」同様に「注連」「昔」「神代」の語句を用いて、「忘れしもせず」に対して「今ぞ恋しき」と、自分も同じ気持ちであることをいう。<BR>⏎
d1245<P>⏎
d1247<P>⏎
note17248 <A NAME="in32">[第二段 三月二十日過ぎ、帝の御前の絵合せ]</A><BR>174 
d1249<P>⏎
cd2:1251-252【女房のさぶらひに御座よそて】-台盤所に帝の玉座を設ける。<BR>⏎
<P>⏎
176【女房のさぶらひに御座よそはせて】-台盤所に帝の玉座を設ける。<BR>⏎
d1254<P>⏎
d1258<P>⏎
i1184【昔のあと恥なく】-大島本は「むかしのあと△(△#)」とある。すなわち「と」の次に一文字有ったのを、抹消している。『集成』『新大系』は底本の抹消に従って「あと」と整定する。『古典セレクション』は諸本に従って「跡に」と校訂する。<BR>⏎
d2263-264【昔のあと恥なく】-大島本は「むかしのあと△(△#)」とある。すなわち「と」の次に一文字有ったのを、抹消している。『集成』『新大系』は底本の抹消に従って「あと」と整定する。『古典セレクション』は諸本に従って「跡に」と校訂する。<BR>⏎
<P>⏎
d1266<P>⏎
note17267 <A NAME="in33">[第三段 左方、勝利をおさめる]</A><BR>187 
d1268<P>⏎
c1270【まほの詳しき日記にはあら】-正式の詳細な日記、すなわち、漢文体で書かれた日記ではなく、の意。<BR>⏎
189【まほの詳しき日記にはあら】-正式の詳細な日記、すなわち、漢文体で書かれた日記ではなく、の意。<BR>⏎
d1273<P>⏎
note17274 <H4>第四章 光る源氏の物語 光る源氏世界の黎明</H4>192 
note17275 <A NAME="in41">[第一段 学問と芸事の清談]</A><BR>193 
d1276<P>⏎
d1278<P>⏎
c1282【本才の方々もの教へ】-『集成』は「実際の役に立つ技能。儀式、典礼など、政治家に必要な知識、技能。作詩、書道、舞、楽など諸方面が「かたがた」という」と注す。<BR>⏎
198【本才の方々もの教へ】-『集成』は「実際の役に立つ技能。儀式、典礼など、政治家に必要な知識、技能。作詩、書道、舞、楽など諸方面が「かたがた」という」と注す。<BR>⏎
cd2:1286-287【かう好き好きやうなる後の聞こえやあらむ】-『集成』は「(そんなものを)この機会に持ち出したりして、いかにも物好きなようなのは、後世から批判されるかもしれません」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
202【かう好き好きしきやうなる後の聞こえやあらむ】-『集成』は「(そんなものを)この機会に持ち出したりして、いかにも物好きなようなのは、後世から批判されるかもしれません」と訳す。<BR>⏎
d1296<P>⏎
d1298<P>⏎
note17299 <A NAME="in42">[第二段 光る源氏体制の夜明け]</A><BR>212 
d1300<P>⏎
d1302<P>⏎
d1305<P>⏎
note17306 <A NAME="in43">[第三段 冷泉朝の盛世]</A><BR>216 
d1307<P>⏎
d1314<P>⏎
d1321<P>⏎
d1323<P>⏎
note17324 <A NAME="in44">[第四段 嵯峨野に御堂を建立]</A><BR>230 
d1325<P>⏎
d1328<P>⏎
c1334【末の君思ふさまにかしづき出だして見む】-源氏の心中を間接的に語る表現。夕霧十歳、明石姫君三歳。<BR>⏎
238【末の君たち思ふさまにかしづき出だして見む】-源氏の心中を間接的に語る表現。夕霧十歳、明石姫君三歳。<BR>⏎
d2336-337
<P>⏎
d1344
i1249
diffsrc/original/note18.htmlsrc/modified/note18.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 8/21/2003(ver.1-4)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd4:310-13Last updated 10/20/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
  <H3>松風</H3>
9-11<ADDRESS>Last updated 10/20/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
  <H3>松風</H3>⏎
i013
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d162<P>⏎
note1863 <H4>第一章 明石の物語 上洛と老夫婦の別れの秋</H4>56 
note1864 <A NAME="in11">[第一段 二条東院の完成、明石に上洛を促す]</A><BR>57 
d165<P>⏎
d170<P>⏎
d173<P>⏎
d176<P>⏎
d178<P>⏎
note1879 <A NAME="in12">[第二段 明石方、大堰の山荘を修理]</A><BR>67 
d180<P>⏎
d185<P>⏎
d189<P>⏎
d191<P>⏎
d194<P>⏎
d197<P>⏎
d1100<P>⏎
d1102<P>⏎
note18103 <A NAME="in13">[第三段 惟光を大堰に派遣]</A><BR>83 
d1104<P>⏎
d1110<P>⏎
d1113<P>⏎
cd2:1117-118【思しる】-主語は源氏。<BR>⏎
<P>⏎
94【思しる】-主語は源氏。<BR>⏎
note18119 <A NAME="in14">[第四段 腹心の家来を明石に派遣]</A><BR>95 
c1120【親しき人びといみじうしのびて下し遣はす】-源氏、迎えの人々を明石に遣わす。<BR>⏎
96【親しき人びといみじうびて下し遣はす】-源氏、迎えの人々を明石に遣わす。<BR>⏎
d1122<P>⏎
d1125<P>⏎
d1133<P>⏎
d1135<P>⏎
note18136 <A NAME="in15">[第五段 老夫婦、父娘の別れの歌]</A><BR>108 
d1137<P>⏎
d1141<P>⏎
d1145<P>⏎
cd2:1146-147【行く先をはるかに祈る別れ路に堪へぬは老いの涙なりけり】-入道の歌。姫君の将来と一行の旅路の安全を祈る歌。『集成』は「堪へぬ」と校訂。『完訳』は「絶えぬ」のまま、「「絶えぬ」「堪へぬ」の掛詞」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
115【行く先をはるかに祈る別れ路に--堪へぬは老いの涙なりけり】-入道の歌。姫君の将来と一行の旅路の安全を祈る歌。『集成』は「堪へぬ」と校訂。『完訳』は「絶えぬ」のまま、「「絶えぬ」「堪へぬ」の掛詞」と注す。<BR>⏎
d1149<P>⏎
cd2:1150-151【もろともに都は出で来このたびやひとり野中の道に惑はむ】-尼君の歌。「古る道に我や惑はむいにしへの野中の草は茂りあひにけり」(拾遺集物名、三七五、藤原輔相)を踏まえる。「この旅」と「この度」との掛詞。老夫との過去を回顧し別れを惜しむ歌。<BR>⏎
<P>⏎
117【もろともに都は出で来このたびや--ひとり野中の道に惑はむ】-尼君の歌。「古る道に我や惑はむいにしへの野中の草は茂りあひにけり」(拾遺集物名、三七五、藤原輔相)を踏まえる。「この旅」と「この度」との掛詞。老夫との過去を回顧し別れを惜しむ歌。<BR>⏎
d1154<P>⏎
c1155【いきてまたあひ見むことをいつとてか限りも知らぬ世をば頼まむ】-明石の君の歌。「行き」「生き」の掛詞。再会を期しがたい父との離別を惜しむ歌。<BR>⏎
120【いきてまたあひ見むことをいつとてか--限りも知らぬ世をば頼まむ】-明石の君の歌。「行き」「生き」の掛詞。再会を期しがたい父との離別を惜しむ歌。<BR>⏎
d1157<P>⏎
d1159<P>⏎
note18160 <A NAME="in16">[第六段 明石入道の別離の詞]</A><BR>123 
d1161<P>⏎
c1162【世中を捨てはじめしに】-以下「御心動かしたまふな」まで、入道の詞。<BR>⏎
124【世中を捨てはじめしに】-以下「御心動かしたまふな」まで、入道の詞。<BR>⏎
c1169【心の闇晴れなく】-「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を踏まえた表現。<BR>⏎
131【心の闇晴れなく】-「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を踏まえた表現。<BR>⏎
d1176<P>⏎
d1178<P>⏎
note18179 <A NAME="in17">[第七段 明石一行の上洛]</A><BR>139 
d1180<P>⏎
c1184【心澄みつまじく】-『集成』は「「澄み」に「住み」を掛け、いつまでも明石に残っていられそうもなく、の意を響かせる」と注す。<BR>⏎
143【心澄みつまじく】-『集成』は「「澄み」に「住み」を掛け、いつまでも明石に残っていられそうもなく、の意を響かせる」と注す。<BR>⏎
d1186<P>⏎
cd4:2187-190【かの岸に心寄りにし海人舟の背きし方に漕ぎ帰るかな】-尼君の歌。「岸」に彼岸と明石の岸との意を掛け、「海人」と「尼」を掛ける。世捨人が再び都へ帰る感慨を詠む。<BR>⏎
<P>⏎
【いくかへり行きかふ秋を過ぐしつつ浮木に乗りてわれ帰るらむ】-明石の君の唱和歌。『完訳』は「「浮き木」は水中の浮木。前途の不安を象徴。「憂き」をひびかす」と注す。「天の川浮き木に乗れる我なれやありしにもあらず世はなりにけり」(俊頼髄脳)。張騫が漢の武帝の命によって、槎に乗って天の川の源を尋ねて帰ったという故事を踏まえた歌で、すでによく知られていた故事。<BR>⏎
<P>⏎
145-146【かの岸に心寄りにし海人舟の--背きし方に漕ぎ帰るかな】-尼君の歌。「岸」に彼岸と明石の岸との意を掛け、「海人」と「尼」を掛ける。世捨人が再び都へ帰る感慨を詠む。<BR>⏎
【いくかへり行きかふ秋を過ぐしつつ--浮木に乗りてわれ帰るらむ】-明石の君の唱和歌。『完訳』は「「浮き木」は水中の浮木。前途の不安を象徴。「憂き」をひびかす」と注す。「天の川浮き木に乗れる我なれやありしにもあらず世はなりにけり」(俊頼髄脳)。張騫が漢の武帝の命によって、槎に乗って天の川の源を尋ねて帰ったという故事を踏まえた歌で、すでによく知られていた故事。<BR>⏎
d1193<P>⏎
note18194 <H4>第二章 明石の物語 上洛後、源氏との再会</H4>149 
note18195 <A NAME="in21">[第一段 大堰山荘での生活始まる]</A><BR>150 
d1196<P>⏎
d1199<P>⏎
d1201<P>⏎
d1205<P>⏎
cd4:2206-209【身を変へて一人帰れる山里に聞きしに似たる松風ぞ吹く】-尼君の歌。<BR>⏎
<P>⏎
【故里に見し世の友を恋ひわびてさへづることを誰れか分くらむ】-明石の君の唱和歌。『集成』は「「故里」は「山里」に応じ、「見し世」は「身をかへて」に応ずる。「見し世の友」は、昔幼時を過した都の知り人の意。「さへづること」は、意味の分らぬ方言、「こと(言)」に「琴」を掛ける」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
157-158【身を変へて一人帰れる山里に--聞きしに似たる松風ぞ吹く】-尼君の歌。<BR>⏎
【故里に見し世の友を恋ひわびて--さへづることを誰れか分くらむ】-明石の君の唱和歌。『集成』は「「故里」は「山里」に応じ、「見し世」は「身をかへて」に応ずる。「見し世の友」は、昔幼時を過した都の知り人の意。「さへづること」は、意味の分らぬ方言、「こと(言)」に「琴」を掛ける」と注す。<BR>⏎
note18210 <A NAME="in22">[第二段 大堰山荘訪問の暇乞い]</A><BR>159 
d1211<P>⏎
d1214<P>⏎
d1218<P>⏎
d1223<P>⏎
note18224 <A NAME="in23">[第三段 源氏と明石の再会]</A><BR>169 
d1225<P>⏎
d1229<P>⏎
d1235<P>⏎
d1238<P>⏎
note18239 <A NAME="in24">[第四段 源氏、大堰山荘で寛ぐ]</A><BR>180 
d1240<P>⏎
cd2:1241-242【繕ふべき所所の預かり今加へたる家司】-「所の預かり」は明石の山荘の宿守り。「家司」は源氏が新たに任命した者。<BR>⏎
【所所の預かり】-『集成』は「所々のあづかり」と校訂。<BR>⏎
181【繕ふべき所所の預かり今加へたる家司】-「所の預かり」は明石の山荘の宿守り。「家司」は源氏が新たに任命した者。<BR>【所所の預かり】-『集成』は「所々のあづかり」と校訂。<BR>⏎
d1244<P>⏎
d1246<P>⏎
d1248<P>⏎
d1252<P>⏎
d1256<P>⏎
c1257【罪軽く生ほしてたまへる人のゆゑは】-以下「さまざまになむ」まで、源氏の詞。『集成』は「「罪軽く」は、前世の罪の軽いこと、果報によってこの世に美しく生れ育つ意。「ゆゑ」は、理由。尼君の勤行ゆえに、前世の罪が軽くなったという」と注す。「人」は姫君をさす。<BR>⏎
191【罪軽く生ほしてたまへる人のゆゑは】-以下「さまざまになむ」まで、源氏の詞。『集成』は「「罪軽く」は、前世の罪の軽いこと、果報によってこの世に美しく生れ育つ意。「ゆゑ」は、理由。尼君の勤行ゆえに、前世の罪が軽くなったという」と注す。「人」は姫君をさす。<BR>⏎
d1259<P>⏎
d1262<P>⏎
cd4:2264-267【かことがましうこゆ】-『集成』は「昔恋しさを訴えるかのように聞える」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
【住み馴れし人は帰りてたどれども清水は宿の主人顔なる】-尼君の歌。大島本は「しミつは」とある。『新大系』『古典セレクション』は底本のままとする。『集成』は諸本に従って「清水ぞ」と校訂する。「帰りて」「却りて」の掛詞。『完訳』は「時の推移を思う」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
196-197【かことがましうこゆ】-『集成』は「昔恋しさを訴えるかのように聞える」と訳す。<BR>⏎
【住み馴れし人は帰りてたどれども--清水は宿の主人顔なる】-尼君の歌。大島本は「しミつは」とある。『新大系』『古典セレクション』は底本のままとする。『集成』は諸本に従って「清水ぞ」と校訂する。「帰りて」「却りて」の掛詞。『完訳』は「時の推移を思う」と注す。<BR>⏎
d1269<P>⏎
c1270【いさらゐははやくのことも忘れじをもとの主人や面変はりせる】-源氏の歌。「主人」の語句を用いて返す。『完訳』は「尼君を家の主とたたえながら、これも時の推移を詠んだ歌」と注す。<BR>⏎
199【いさらゐははやくのことも忘れじを--もとの主人や面変はりせる】-源氏の歌。「主人」の語句を用いて返す。『完訳』は「尼君を家の主とたたえながら、これも時の推移を詠んだ歌」と注す。<BR>⏎
d1272<P>⏎
note18273 <A NAME="in25">[第五段 嵯峨御堂に出向き大堰山荘に宿泊]</A><BR>201 
d1274<P>⏎
d1276<P>⏎
cd6:3279-284【ひきかへし-「弾き返し」と「引き返し」の両意をこめた表現。<BR>⏎
<P>⏎
【契りしに変はらぬ琴の調べにて絶えぬ心のほどは知りきや】-源氏の歌。「琴」と「言」の掛詞。「琴」「絶えぬ」は縁語。『完訳』は「己が誠実さを哀訴」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【変はらじと契りしことを頼みて松の響きに音を添へしかな】-明石の君の返歌。「変はらぬ」を受けて「変らじと」と返す。「言」と「琴」、「松」と「待つ」「ね」は「琴の音」と「泣く音」の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
205-207【ひきかへし-「弾き返し」と「引き返し」の両意をこめた表現。<BR>⏎
【契りしに変はらぬ琴の調べにて--絶えぬ心のほどは知りきや】-源氏の歌。「琴」と「言」の掛詞。「琴」「絶えぬ」は縁語。『完訳』は「己が誠実さを哀訴」と注す。<BR>⏎
【変はらじと契りしことを頼み--松の響きに音を添へしかな】-明石の君の返歌。「変はらぬ」を受けて「変らじと」と返す。「言」と「琴」、「松」と「待つ」「ね」は「琴の音」と「泣く音」の掛詞。<BR>⏎
d1287<P>⏎
cd2:1290-291【後のおぼえも罪免れ】-『完訳』は「姫君が入内する時の世評。「罪」は田舎育ちという悪評」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
212【後のおぼえも罪免れ】-『完訳』は「姫君が入内する時の世評。「罪」は田舎育ちという悪評」と注す。<BR>⏎
d1295<P>⏎
note18296 <H4>第三章 明石の物語 桂院での饗宴</H4>216 
note18297 <A NAME="in31">[第一段 大堰山荘を出て桂院に向かう]</A><BR>217 
d1298<P>⏎
d1301<P>⏎
d1303<P>⏎
d1305<P>⏎
d1308<P>⏎
d1310<P>⏎
d1312<P>⏎
d1314<P>⏎
d1316<P>⏎
d1318<P>⏎
c1320【いたうそびやぎたまへりし】-「し」過去の助動詞。明石の地にあった時の源氏の姿態を思い起こした表現。<BR>⏎
230【いたうそびやぎたまへりし】-「し」過去の助動詞。明石の地にあった時の源氏の姿態を思い起こした表現。<BR>⏎
d1324<P>⏎
d1326<P>⏎
d1329<P>⏎
d1331<P>⏎
d1334<P>⏎
note18335 <A NAME="in32">[第二段 桂院に到着、饗宴始まる]</A><BR>240 
d1336<P>⏎
d1338<P>⏎
d1340<P>⏎
i1244【山の錦は】-「霜のたて露のぬきこそ弱からし山の錦の織ればかつ散る」(古今集秋下-二九一 藤原関雄)(text18.html 出典14 から転載)<BR>⏎
d1343<P>⏎
cd2:1344-345【御饗応とぎて】-大島本は「御あるし(し+と)し(し#<朱>)さハきて」とある。すなわち「し」を朱筆で抹消して「と」を補入する。諸本は、「御あるししさはきて」(横為陽池肖三)、「御あるしさはきて」(氏)、「御あるししさわきて」(証)とある。『新大系』は底本の訂正に従う。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「御饗応し騷ぎて」と校訂する。<BR>⏎
<P>⏎
246【御饗応とぎて】-大島本は「御あるし(し+と)し(し#<朱>)さハきて」とある。すなわち「し」を朱筆で抹消して「と」を補入する。諸本は、「御あるししさはきて」(横為陽池肖三)、「御あるしさはきて」(氏)、「御あるししさわきて」(証)とある。『新大系』は底本の訂正に従う。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「御饗応し騷ぎて」と校訂する。<BR>⏎
note18346 <A NAME="in33">[第三段 饗宴の最中に勅使来訪]</A><BR>247 
d1347<P>⏎
d1349<P>⏎
d1351<P>⏎
c1352【月のすむ川のをちなる里なれば桂の影はのどけかるらむ】-帝の歌。「住む」と「澄む」の掛詞。『完訳』は「土地ぼめをして源氏をたたえる」と注す。<BR>⏎
250【月のすむ川のをちなる里なれば--桂の影はのどけかるらむ】-帝の歌。「住む」と「澄む」の掛詞。『完訳』は「土地ぼめをして源氏をたたえる」と注す。<BR>⏎
d1354<P>⏎
d1356<P>⏎
cd2:1357-358【久方の光に近き名のみして朝夕霧も晴れぬ山里】-源氏から帝への返歌。「月の澄む」「里」「桂の影」の語句を受けて、「久方の光に近き名のみ」「山里」と謙遜する。<BR>⏎
<P>⏎
253【久方の光に近き名のみして--朝夕霧も晴れぬ山里】-源氏から帝への返歌。「月の澄む」「里」「桂の影」の語句を受けて、「久方の光に近き名のみ」「山里」と謙遜する。<BR>⏎
cd7:4361-367【所からか】-「淡路にてあはとはるかに見し月の近き今宵は所がらかも」(新古今集雑上、一五一五、凡河内躬恒)の和歌。<BR>⏎
【ものあはれなる酔泣きどもあるべし】-語り手の推量。<BR>⏎
<P>⏎
【めぐり来て手に取るばかりさやけきや淡路の島のあはと見し月】-源氏の歌。<BR>⏎
<P>⏎
【浮雲にしばしまがひし月影のすみはつる夜ぞのどけかるべき】-頭中将の唱和歌。「浮き」と「憂き」、「澄み」と「住み」、「夜」と「世」の掛詞。源氏を「月影」に喩える。<BR>⏎
<P>⏎
256-259【所からか】-「淡路にてあはとはるかに見し月の近き今宵は所がらかも」(新古今集雑上、一五一五、凡河内躬恒)の和歌。<BR>⏎
【ものあはれなる酔泣きどもあるべし】-語り手の推量。<BR>⏎
【めぐり来て手に取るばかりさやけきや--淡路の島のあはと見し月】-源氏の歌。<BR>⏎
【浮雲にしばしまがひし月影の--すみはつる夜ぞのどけかるべき】-頭中将の唱和歌。「浮き」と「憂き」、「澄み」と「住み」、「夜」と「世」の掛詞。源氏を「月影」に喩える。<BR>⏎
d1369<P>⏎
cd2:1370-371【雲の上のすみかを捨てて夜半の月いづれの谷にかげ隠しけむ】-左大弁の唱和歌。「月」を故桐壺院に喩える。<BR>⏎
<P>⏎
261【雲の上のすみかを捨てて夜半の月--いづれの谷にかげ隠しけむ】-左大弁の唱和歌。「月」を故桐壺院に喩える。<BR>⏎
d1373<P>⏎
d1375<P>⏎
d1377<P>⏎
d1380<P>⏎
note18381 <H4>第四章 紫の君の物語 嫉妬と姫君への関心</H4>267 
note18382 <A NAME="in41">[第一段 二条院に帰邸]</A><BR>268 
d1383<P>⏎
d1385<P>⏎
d1387<P>⏎
d1389<P>⏎
d1393<P>⏎
d1395<P>⏎
note18396 <A NAME="in42">[第二段 源氏、紫の君に姫君を養女とする件を相談]</A><BR>276 
d1397<P>⏎
d1400<P>⏎
cd2:1402-403【恋しう思しやらるれば】-「るれ」自発の助動詞。<BR>⏎
<P>⏎
280【恋しう思しやらるれば】-「るれ」自発の助動詞。<BR>⏎
d1405<P>⏎
d1411<P>⏎
d1415<P>⏎
d1417<P>⏎
d2420-421
<P>⏎
d1428
i1302
diffsrc/original/note19.htmlsrc/modified/note19.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 10/27/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 10/27/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d171<P>⏎
note1972 <H4>第一章 明石の物語 母子の雪の別れ</H4>64 
note1973 <A NAME="in11">[第一段 明石、姫君の養女問題に苦慮する]</A><BR>65 
d174<P>⏎
d180<P>⏎
d183<P>⏎
d185<P>⏎
d187<P>⏎
d190<P>⏎
d195<P>⏎
d197<P>⏎
note1998 <A NAME="in12">[第二段 尼君、姫君を養女に出すことを勧める]</A><BR>82 
d199<P>⏎
d1101<P>⏎
d1107<P>⏎
d1109<P>⏎
d1111<P>⏎
d1113<P>⏎
d1115<P>⏎
d1118<P>⏎
c1122【はべるべきかななど】-大島本は「侍へきかななと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「かなと」と「な」を削除する。<BR>⏎
98【はべるべきかな--など】-大島本は「侍へきかななと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「かなと」と「な」を削除する。<BR>⏎
d1124<P>⏎
note19125 <A NAME="in13">[第三段 明石と乳母、和歌を唱和]</A><BR>100 
d1126<P>⏎
c1128【あやしくさまざまにもの思ふべ身かな】-明石の心中。<BR>⏎
102【あやしくさまざまにもの思ふべかりける身かな】-明石の心中。<BR>⏎
d1130<P>⏎
c1132【端近なる出で居などせぬを汀の氷など見やりて】-明石の君、端近に出て庭の池の水際の氷を眺めやる姿態。『完訳』は「「白き衣」とともに、寒冷の色彩による映像」と注す。<BR>⏎
105【端近なる出で居などせぬを汀の氷など見やりて】-明石の君、端近に出て庭の池の水際の氷を眺めやる姿態。『完訳』は「「白き衣」とともに、寒冷の色彩による映像」と注す。<BR>⏎
d1136<P>⏎
cd4:2137-140【雪深み深山の道は晴れずともなほ文かよへ跡絶えずして】-明石の君から乳母への歌。「文」と「踏み」の掛詞。「雪」と「晴」、「踏み」と「跡」は縁語。手紙を通わすよう願望。<BR>⏎
<P>⏎
【雪間なき吉野の山を訪ねても心のかよふ跡絶えめやは】-乳母から明石の君への唱和歌。「雪」「通ふ」「跡」を引用し、「深山」は「吉野の山」、「文通へ」は「心の通ふ」、「跡絶えずして」は「跡絶えめやは」と言い換えて、明石君の気持ちに応える。<BR>⏎
<P>⏎
109-110【雪深み深山の道は晴れずとも--なほ文かよへ跡絶えずして】-明石の君から乳母への歌。「文」と「踏み」の掛詞。「雪」と「晴」、「踏み」と「跡」は縁語。手紙を通わすよう願望。<BR>⏎
【雪間なき吉野の山を訪ねても--心のかよふ跡絶えめやは】-乳母から明石の君への唱和歌。「雪」「通ふ」「跡」を引用し、「深山」は「吉野の山」、「文通へ」は「心の通ふ」、「跡絶えずして」は「跡絶えめやは」と言い換えて、明石君の気持ちに応える。<BR>⏎
note19141 <A NAME="in14">[第四段 明石の母子の雪の別れ]</A><BR>111 
d1142<P>⏎
c1144【さなむとおぼゆることにより】-姫君引き取りをさす。雪が止み、路上の雪が解ければ、源氏はきっと姫君を引き取りに来るだろうという予想。<BR>⏎
113【さなむとおぼゆることにより】-姫君引き取りをさす。雪が止み、路上の雪が解ければ、源氏はきっと姫君を引き取りに来るだろうという予想。<BR>⏎
d1147<P>⏎
d1154<P>⏎
d1157<P>⏎
d1162<P>⏎
cd2:1163-164【末遠き二葉の松に引き別れいつか木高きかげを見るべき】-明石の君の歌。「二葉の松」は姫君を譬喩。「松」と「引き」は子の日にちなむ縁語。将来立派に成長することを祈念する。<BR>⏎
<P>⏎
128【末遠き二葉の松に引き別れ--いつか木高きかげを見るべき】-明石の君の歌。「二葉の松」は姫君を譬喩。「松」と「引き」は子の日にちなむ縁語。将来立派に成長することを祈念する。<BR>⏎
d1166<P>⏎
cd2:1167-168【生ひそめし根も深ければ武隈の松に小松の千代をならべむ】-源氏の返歌。「武隈の松」は明石の君を、「小松」は姫君を喩える。「いつか--見るべき」という明石の君の問いに対して、「武隈の松」に「小松の千代」を「並べむ」と応える。『集成』は「母子の深い宿縁もあることなのだから、いずれあなたと姫君は末長く暮すことになるでしょう」。『完訳』は「小松の生いはじめた根ざしも深いのだから、武隈の相生の松の間に並べて先々を見届けよう」「生れてきた因縁も深いのだから、やがて私たち二人で、この姫君と末長くいっしょに暮すことになるでしょう」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
130【生ひそめし根も深ければ武隈の--松に小松の千代をならべむ】-源氏の返歌。「武隈の松」は明石の君を、「小松」は姫君を喩える。「いつか--見るべき」という明石の君の問いに対して、「武隈の松」に「小松の千代」を「並べむ」と応える。『集成』は「母子の深い宿縁もあることなのだから、いずれあなたと姫君は末長く暮すことになるでしょう」。『完訳』は「小松の生いはじめた根ざしも深いのだから、武隈の相生の松の間に並べて先々を見届けよう」「生れてきた因縁も深いのだから、やがて私たち二人で、この姫君と末長くいっしょに暮すことになるでしょう」と訳す。<BR>⏎
d1173<P>⏎
note19174 <A NAME="in15">[第五段 姫君、二条院へ到着]</A><BR>135 
d1175<P>⏎
d1179<P>⏎
d1184<P>⏎
d1189<P>⏎
note19190 <A NAME="in16">[第六段 歳末の大堰の明石]</A><BR>147 
d1191<P>⏎
d1196<P>⏎
d1198<P>⏎
d1200<P>⏎
note19201 <H4>第二章  源氏の女君たちの物語 新春の女君たちの生活</H4>154 
note19202 <A NAME="in21">[第一段 東の院の花散里]</A><BR>155 
d1203<P>⏎
c1206【七日よろことなとしたまふ】-『集成』は「五日あるいは六日に、五位以上に位階が授けられる叙位の議があり、七日に位記が渡される。そのお礼言上である」と注す。<BR>⏎
158【七日、御よろこしたまふ】-『集成』は「五日あるいは六日に、五位以上に位階が授けられる叙位の議があり、七日に位記が渡される。そのお礼言上である」と注す。<BR>⏎
d1208<P>⏎
cd2:1211-212【かばかりの宿世なりける身にこそあらめ】-花散里の心中。諦観する気持ち。<BR>⏎
<P>⏎
162【かばかりの宿世なりける身にこそあらめ】-花散里の心中。諦観する気持ち。<BR>⏎
note19213 <A NAME="in22">[第二段 源氏、大堰山荘訪問を思いつく]</A><BR>163 
d1214<P>⏎
d1218<P>⏎
d1220<P>⏎
cd4:2221-224【舟とむる遠方人のなくはこそ明日帰り来む夫と待ち見め】-紫の上の贈歌。催馬楽「桜人」の歌詞によって詠む。明日帰って来ると言っても、きっと帰って来ないでしょう、の意。<BR>⏎
<P>⏎
【行きて見て明日もさね来むなかなかに遠方人は心置くとも】-源氏の返歌。これも催馬楽「桜人」の歌詞によって返す。いや、きっと帰ってくるよ、の意。<BR>⏎
<P>⏎
168-169【舟とむる遠方人のなくはこそ--明日帰り来む夫と待ち見め】-紫の上の贈歌。催馬楽「桜人」の歌詞によって詠む。明日帰って来ると言っても、きっと帰って来ないでしょう、の意。<BR>⏎
【行きて見て明日もさね来むなかなかに--遠方人は心置くとも】-源氏の返歌。これも催馬楽「桜人」の歌詞によって返す。いや、きっと帰ってくるよ、の意。<BR>⏎
cd2:1227-228【いかに思ひおこすらむわれにていみじう恋しかりぬべきさまを】-紫の上の心中。明石の君の立場に立って心中を思いやる。<BR>⏎
【われにて】-『完訳』は「直接話法から間接話法に移る文脈」と注す。<BR>⏎
172【いかに思ひおこすらむわれにていみじう恋しかりぬべきさまを】-紫の上の心中。明石の君の立場に立って心中を思いやる。<BR>【われにて】-『完訳』は「直接話法から間接話法に移る文脈」と注す。<BR>⏎
d1230<P>⏎
note19231 <A NAME="in23">[第三段 源氏、大堰山荘から嵯峨野の御堂、桂院に回る]</A><BR>174 
d1232<P>⏎
d1234<P>⏎
d1238<P>⏎
d1241<P>⏎
c1242【ここはかかるところなれど】-源氏の大堰での生活と、源氏と明石の君の関係を語る。<BR>⏎
181【ここはかかるなれど】-源氏の大堰での生活と、源氏と明石の君の関係を語る。<BR>⏎
d1245<P>⏎
d1249<P>⏎
note19250 <H4>第三章 藤壺の物語 藤壺女院の崩御</H4>187 
note19251 <A NAME="in31">[第一段 太政大臣薨去と天変地異]</A><BR>188 
d1252<P>⏎
d1256<P>⏎
c1257【帝は御年よりは大人大人しう】-冷泉帝十四歳。<BR>⏎
192【帝は御年よりはこよなう大人大人しう】-冷泉帝十四歳。<BR>⏎
d1259<P>⏎
d1263<P>⏎
note19264 <A NAME="in32">[第二段 藤壺入道宮の病臥]</A><BR>197 
d1265<P>⏎
c1266【院に別れたてまつらせたまひしほどは】-主語は帝。<BR>⏎
198【院に別れたてまつらせたまひしほどは】-主語は帝。<BR>⏎
d1268<P>⏎
d1270<P>⏎
cd2:1271-272【三十七にぞおはしける】-女の重い厄年。『完訳』は「当時は、十三・二十五・三十七歳など、生年の十二支がめぐってくる年が厄年とされた」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
201【三十七にぞおはしましける】-女の重い厄年。『完訳』は「当時は、十三・二十五・三十七歳など、生年の十二支がめぐってくる年が厄年とされた」と注す。<BR>⏎
d1275<P>⏎
d1277<P>⏎
d1280<P>⏎
note19281 <A NAME="in33">[第三段 藤壺入道宮の崩御]</A><BR>207 
d1282<P>⏎
d1285<P>⏎
d1288<P>⏎
d1290<P>⏎
d1292<P>⏎
i1214【心にかなふわざ】-命だに心にかなふものならば何か別れの悲しからまし(古今集離別-三八七 白女)(text19.html 出典8 から転載)<BR>⏎
cd2:1294-295【心地なむしはべるなど】-大島本は「なと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「と」と「な」を削除する。<BR>⏎
<P>⏎
216【心地なむしはべる--など】-大島本は「なと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「と」と「な」を削除する。<BR>⏎
d1297<P>⏎
note19298 <A NAME="in34">[第四段 源氏、藤壺を哀悼]</A><BR>218 
d1299<P>⏎
d1301<P>⏎
d1304<P>⏎
d1306<P>⏎
cd2:1307-308【入り日さす峰にたなびく薄雲はもの思ふ袖に色やまがへる】-源氏の独詠歌。東三条院詮子崩御の折の自作歌「雲の上も物思ふ春は墨染に霞む空さへあはれなるかな」(紫式部集)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
223【入り日さす峰にたなびく薄雲は--もの思ふ袖に色やまがへる】-源氏の独詠歌。東三条院詮子崩御の折の自作歌「雲の上も物思ふ春は墨染に霞む空さへあはれなるかな」(紫式部集)を踏まえる。<BR>⏎
d1310<P>⏎
note19311 <H4>第四章 冷泉帝の物語 出生の秘密と譲位ほのめかし</H4>225 
note19312 <A NAME="in41">[第一段 夜居僧都、帝に密奏]</A><BR>226 
d1313<P>⏎
d1316<P>⏎
cd2:1318-319【古き心ざし添へて】-『集成』は「昔からご奉仕してまいりました志も取り添えまして(お勤めいたしましょう)」。『完訳』は「昔から代々のご恩顧にお報いする気持をこめて」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
230【古き心ざし添へて】-『集成』は「昔からご奉仕してまいりました志も取り添えまして(お勤めいたしましょう)」。『完訳』は「昔から代々のご恩顧にお報いする気持をこめて」と訳す。<BR>⏎
d1326<P>⏎
note19327 <A NAME="in42">[第二段 冷泉帝、出生の秘密を知る]</A><BR>237 
d1328<P>⏎
d1330<P>⏎
d1340<P>⏎
d1342<P>⏎
cd2:1343-344【進み奏しつるを便なく思しつるにや】-僧都の心中。<BR>⏎
<P>⏎
249【進み奏しつるを便なく思し召すにや】-僧都の心中。<BR>⏎
d1347<P>⏎
d1351<P>⏎
d1353<P>⏎
c1354【主上は夢のなる】-僧都退出後の帝、苦悩煩悶する。翌日の物語。<BR>⏎
256【主上は夢の】-僧都退出後の帝、苦悩煩悶する。翌日の物語。<BR>⏎
d1358<P>⏎
note19359 <A NAME="in43">[第三段 帝、譲位の考えを漏らす]</A><BR>260 
d1360<P>⏎
d1362<P>⏎
cd2:1364-365【世間のも思ひはばかりつれ】-『新大系』「「世間の事」は、自分が帝位にあることをいう。「心やすきさま」は、譲位後の安寧な生活をさす」と注す。「こそ」「つれ」已然形、係結び。逆接用法。<BR>⏎
<P>⏎
263【世間のことも思ひりつれ】-『新大系』「「世間の事」は、自分が帝位にあることをいう。「心やすきさま」は、譲位後の安寧な生活をさす」と注す。「こそ」「つれ」已然形、係結び。逆接用法。<BR>⏎
d1368<P>⏎
d1373<P>⏎
note19374 <A NAME="in44">[第四段 帝、源氏への譲位を思う]</A><BR>270 
d1375<P>⏎
cd2:1378-379【問ひ聞かむとぞ思せど】-大島本は「(+とひ<朱>)きかむと」とある。すなわち朱筆で「とひ」を補入する。『集成』『新大系』は底本の補入に従う。『古典セレクション』は諸本及び底本の訂正以前本文に従って「聞かむ」と校訂する。<BR>⏎
<P>⏎
273【問ひ聞かむ--とぞ思せど】-大島本は「(+とひ<朱>)きかむと」とある。すなわち朱筆で「とひ」を補入する。『集成』『新大系』は底本の補入に従う。『古典セレクション』は諸本及び底本の訂正以前本文に従って「聞かむ」と校訂する。<BR>⏎
d1385<P>⏎
note19386 <A NAME="in45">[第五段 源氏、帝の意向を峻絶]</A><BR>279 
d1387<P>⏎
d1389<P>⏎
d1393<P>⏎
d1395<P>⏎
d1398<P>⏎
d1400<P>⏎
d1402<P>⏎
d1404<P>⏎
d1407<P>⏎
d1411<P>⏎
note19412 <H4>第五章 光る源氏の物語 春秋優劣論と六条院造営の計画</H4>295 
note19413 <A NAME="in51">[第一段 斎宮女御、二条院に里下がり]</A><BR>296 
d1414<P>⏎
d1417<P>⏎
d1420<P>⏎
d1426<P>⏎
note19427 <A NAME="in52">[第二段 源氏、女御と往時を語る]</A><BR>306 
d1428<P>⏎
cd3:2430-432【紐解きにけれ】-「百草の花の紐解く秋の野に思ひたはれむ人なとがめそ」(古今集秋上、二四六、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
【いとものすさまじき年なる】-『集成』は「まことに何の興もない諒暗の年ですのに」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
308-309【紐解きはべりにけれ】-「百草の花の紐解く秋の野に思ひたはれむ人なとがめそ」(古今集秋上、二四六、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
【いとものすさまじき年なる】-『集成』は「まことに何の興もない諒暗の年ですのに」と訳す。<BR>⏎
d1436<P>⏎
cd2:1441-442いま一つは】-藤壺に関する件。<BR>⏎
<P>⏎
317一つは】-藤壺に関する件。<BR>⏎
d1445<P>⏎
d1447<P>⏎
d1449<P>⏎
d1456<P>⏎
note19457 <A NAME="in53">[第三段 女御に春秋の好みを問う]</A><BR>328 
d1458<P>⏎
d1461<P>⏎
c1463【秋のあはれを取り立てて思へ】-「春はただ花のひとへに咲くばかりもののあはれは秋ぞまされる」(拾遺集雑下、五一一、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
332【秋のあはれを取り立てて思へ】-「春はただ花のひとへに咲くばかりもののあはれは秋ぞまされる」(拾遺集雑下、五一一、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
d1466<P>⏎
d1470<P>⏎
cd2:1471-472【君もさはあはれを交はせ人知れずわが身にしむる秋の夕風】-源氏の歌。『新大系』は「恋情をこめて親交を求める歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
338【君もさはあはれを交はせ人知れず--わが身にしむる秋の夕風】-源氏の歌。『新大系』は「恋情をこめて親交を求める歌」と注す。<BR>⏎
d1475<P>⏎
d1477<P>⏎
d1480<P>⏎
d1484<P>⏎
note19485 <A NAME="in54">[第四段 源氏、紫の君と語らう]</A><BR>347 
d1486<P>⏎
d1488<P>⏎
d1490<P>⏎
d1495<P>⏎
d1497<P>⏎
d1500<P>⏎
note19501 <A NAME="in55">[第五段 源氏、大堰の明石を訪う]</A><BR>357 
d1502<P>⏎
d1507<P>⏎
d1510<P>⏎
d1512<P>⏎
d1514<P>⏎
c1515【漁りせし影忘られぬ篝火は身の浮舟や慕ひ来にけむ】-明石の君の歌。「漁り」「篝火」「浮舟」は縁語。「浮き」「憂き」の掛詞。<BR>⏎
366【漁りせし影忘られぬ篝火は--身の浮舟や慕ひ来にけむ】-明石の君の歌。「漁り」「篝火」「浮舟」は縁語。「浮き」「憂き」の掛詞。<BR>⏎
d1517<P>⏎
cd3:2518-520【浅からぬしたの思ひを知らねばやなほ篝火の影は騒げる】-源氏の返歌。「篝火の影となる身のわびしきは流れて下に燃ゆるなりけり」(古今集恋一、五三〇、読人しらず)を踏まえる。「思ひ」に「火」を掛ける。<BR>⏎
【誰れ憂きもの】-歌に添えた詞。「うたかたを思へば悲し世の中を誰憂きものと知らせそめけむ」(古今六帖、三、うたかた)の第四句の言葉。<BR>⏎
<P>⏎
368-369【浅からぬしたの思ひを知らねばや--なほ篝火の影は騒げる】-源氏の返歌。「篝火の影となる身のわびしきは流れて下に燃ゆるなりけり」(古今集恋一、五三〇、読人しらず)を踏まえる。「思ひ」に「火」を掛ける。<BR>⏎
【誰れ憂きもの】-歌に添えた詞。「うたかたを思へば悲し世の中を誰憂きものと知らせそめけむ」(古今六帖、三、うたかた)の第四句の言葉。<BR>⏎
d2523-524
<P>⏎
d1531
i1381
diffsrc/original/note20.htmlsrc/modified/note20.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 10/31/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 10/31/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d156<P>⏎
note2057 <H4>第一章 朝顔姫君の物語 昔の恋の再燃</H4>49 
note2058 <A NAME="in11">[第一段 九月、故桃園式部卿宮邸を訪問]</A><BR>50 
d159<P>⏎
d163<P>⏎
d169<P>⏎
d172<P>⏎
d174<P>⏎
d176<P>⏎
d180<P>⏎
d185<P>⏎
d188<P>⏎
d190<P>⏎
d192<P>⏎
d194<P>⏎
cd3:195-97【三の宮うらやましくさるべき御ゆかり添ひて親しく見たてまつりたまふをうらやみはべる】-以下「折々ありしか」まで、五の宮の詞。前の「同じさまにて見たまへ過ぐす命長さの恨めしきこと」とも関連して、皇族の独身老女の孤独な悲哀が語られている。<BR>⏎
【うらやみはべる】-「はべる」連体中止法。余意余情のニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
75【三の宮うらやましくさるべき御ゆかり添ひて親しく見たてまつりたまふをうらやみはべる】-以下「折々ありしか」まで、五の宮の詞。前の「同じさまにて見たまへ過ぐす命長さの恨めしきこと」とも関連して、皇族の独身老女の孤独な悲哀が語られている。<BR>【うらやみはべる】-「はべる」連体中止法。余意余情のニュアンス。<BR>⏎
d199<P>⏎
cd2:1100-101【さもさぶらひ馴れましかば】-以下「皆さし放たせたまひて」まで、源氏の詞。「ましかば」--「まし」反実仮想の構文。<BR>⏎
<P>⏎
77【さもさぶらひ馴れましかば】-以下「皆さし放たせたまひて」まで、源氏の詞。「ましかば」--「まし」反実仮想の構文。<BR>⏎
note20102 <A NAME="in12">[第二段 朝顔姫君と対話]</A><BR>78 
d1103<P>⏎
d1106<P>⏎
d1108<P>⏎
c1109【暗うなりたるほどなれど鈍色の御簾に黒き御几の透影】-朝顔の君の部屋の様子。暗くなって、喪中の鈍色または薄墨色の几帳の帷子がやはり鈍色の御簾に透けて黒く見える様子。<BR>⏎
82【暗うなりたるほどなれど鈍色の御簾に黒き御几の透影】-朝顔の君の部屋の様子。暗くなって、喪中の鈍色または薄墨色の几帳の帷子がやはり鈍色の御簾に透けて黒く見える様子。<BR>⏎
d1112<P>⏎
d1116<P>⏎
d1119<P>⏎
d1121<P>⏎
cd2:1122-123【人知れず神の許しを待ちし間にここらつれなき世を過ぐすかな】-源氏から朝顔への歌。朝顔が斎院であったことにちなんで「神の許し」という。長年待ち続けたという気持ち。<BR>⏎
<P>⏎
91【人知れず神の許しを待ちし間に--ここらつれなき世を過ぐすかな】-源氏から朝顔への歌。朝顔が斎院であったことにちなんで「神の許し」という。長年待ち続けたという気持ち。<BR>⏎
d1125<P>⏎
cd4:2126-129【さるはいたう過ぐしたまへど御位のほどには合はざめり】-「さるは」「めり」推量の助動詞、主観的推量。『新大系』は「「さるは」以下、あらためて語り手が源氏の風姿を批評し直す。実は、ほんとに魅力がありすぎていらっしゃるが、(その若々しさは)御位の高さには不似合いのように見える」と注す。源氏の若々しさを強調して従一位の高さには不釣合だとする語り手の批評。<BR>⏎
<P>⏎
【なべて世のあはればかりを問ふからに誓ひしことと神やいさめむ】-朝顔の返歌。「神」「世」の語句を受けて、「神の許し」を「神や諌めむ」と切り返す。<BR>⏎
<P>⏎
93-94【さるは、いといたう過ぐしたまへど御位のほどには合はざめり】-「さるは」「めり」推量の助動詞、主観的推量。『新大系』は「「さるは」以下、あらためて語り手が源氏の風姿を批評し直す。実は、ほんとに魅力がありすぎていらっしゃるが、(その若々しさは)御位の高さには不似合いのように見える」と注す。源氏の若々しさを強調して従一位の高さには不釣合だとする語り手の批評。<BR>⏎
【なべて世のあはればかりを問ふからに--誓ひしことと神やいさめむ】-朝顔の返歌。「神」「世」の語句を受けて、「神の許し」を「神や諌めむ」と切り返す。<BR>⏎
d1132<P>⏎
d1135<P>⏎
d1137<P>⏎
cd2:1140-141【聞こえさすべくやはもてなしたまひる】-「やは」反語。『集成』は「申し上げられるほどにもおあしらい下さったでしょうか、冷たいお方だ」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
102【聞こえさすべくやはもてなしたまひる】-「やは」反語。『集成』は「申し上げられるほどにもおあしらい下さったでしょうか、冷たいお方だ」と訳す。<BR>⏎
d1144<P>⏎
note20145 <A NAME="in13">[第三段 帰邸後に和歌を贈答しあう]</A><BR>105 
d1146<P>⏎
d1149<P>⏎
d1151<P>⏎
cd4:2152-155【見し折のつゆ忘られぬ朝顔の花の盛りは過ぎやしぬらむ】-源氏の贈歌。「見し」にかつての逢瀬の体験をいう。「つゆ」は「露」(名詞)と「つゆ」(副詞)の掛詞。また「露」は「朝顔」の縁語。『集成』は「「朝顔」は、女の寝起きの顔の意を掛ける。「見しをりの」は、帚木の巻に「式部卿の宮の姫君に、朝顔奉りたまひし歌などを----」とあった時のことであろう。一体いつお逢いできるのでしょうか、と嘆く意」。『完訳』は「「朝顔」は朝の素顔でもあり、「見し」とともに情交を暗示。実際にはなかった関係を、帚木巻以来の呼称とも応じて表現」「花の盛りが衰えたかと、相手を揶揄して、相手の反応を強く要請する」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【秋果てて霧の籬にむすぼほれあるかなきかに移る朝顔】-朝顔の返歌。「朝顔」はそのまま受けて、「露」を「霧」に「盛り過ぐ」を「移る」とずらして、おっしゃるとおり盛りを過ぎてひっそりとあるかなきかの状態で生きておりますと応える。『新大系』は「「朝顔」は、はかなさを象徴する花でもあり、こおこでは「霧のまがき」とともに自らのはかない運命を表現して、贈歌を切り返す」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
109-110【見し折のつゆ忘られぬ朝顔の--花の盛りは過ぎやしぬらむ】-源氏の贈歌。「見し」にかつての逢瀬の体験をいう。「つゆ」は「露」(名詞)と「つゆ」(副詞)の掛詞。また「露」は「朝顔」の縁語。『集成』は「「朝顔」は、女の寝起きの顔の意を掛ける。「見しをりの」は、帚木の巻に「式部卿の宮の姫君に、朝顔奉りたまひし歌などを----」とあった時のことであろう。一体いつお逢いできるのでしょうか、と嘆く意」。『完訳』は「「朝顔」は朝の素顔でもあり、「見し」とともに情交を暗示。実際にはなかった関係を、帚木巻以来の呼称とも応じて表現」「花の盛りが衰えたかと、相手を揶揄して、相手の反応を強く要請する」と注す。<BR>⏎
【秋果てて霧の籬にむすぼほれ--あるかなきかに移る朝顔】-朝顔の返歌。「朝顔」はそのまま受けて、「露」を「霧」に「盛り過ぐ」を「移る」とずらして、おっしゃるとおり盛りを過ぎてひっそりとあるかなきかの状態で生きておりますと応える。『新大系』は「「朝顔」は、はかなさを象徴する花でもあり、こおこでは「霧のまがき」とともに自らのはかない運命を表現して、贈歌を切り返す」と注す。<BR>⏎
d1160<P>⏎
d1163<P>⏎
note20164 <A NAME="in14">[第四段 源氏、執拗に朝顔姫君を恋う]</A><BR>117 
d1165<P>⏎
d1169<P>⏎
d1171<P>⏎
d1173<P>⏎
d1175<P>⏎
d1180<P>⏎
d1183<P>⏎
note20184 <H4>第二章 朝顔姫君の物語 老いてなお旧りせぬ好色心</H4>130 
note20185 <A NAME="in21">[第一段 朝顔姫君訪問の道中]</A><BR>131 
d1186<P>⏎
d1190<P>⏎
d1192<P>⏎
d1194<P>⏎
d1198<P>⏎
d1201<P>⏎
d1205<P>⏎
cd2:1206-207【内裏よりの歩きは】-以下「いとほしければ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
<P>⏎
145【内裏よりの歩きは】-以下「いとほしければ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1209<P>⏎
d1211<P>⏎
note20212 <A NAME="in22">[第二段 宮邸に到着して門を入る]</A><BR>148 
d1213<P>⏎
d1217<P>⏎
d1219<P>⏎
d1222<P>⏎
cd2:1223-224【いつのまに蓬がもととむすぼほれ雪降る里と荒れし垣根ぞ】-源氏の歌。「降る」と「古」の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
155【いつのまに蓬がもととむすぼほれ--雪降る里と荒れし垣根ぞ】-源氏の歌。「降る」と「古」の掛詞。<BR>⏎
note20225 <A NAME="in23">[第三段 宮邸で源典侍と出会う]</A><BR>156 
d1226<P>⏎
d1229<P>⏎
d1231<P>⏎
d1233<P>⏎
d1235<P>⏎
d1238<P>⏎
d1241<P>⏎
d1244<P>⏎
d1248<P>⏎
d1251<P>⏎
cd3:2252-254【年経れどこの契りこそ忘られね親の親とか言ひし一言】-源典侍の贈歌。「この契り」に「子の契り」を掛ける。「親の親」は典侍自身をいう。「親の親と思はましかばとひてまし我が子の子にはあらぬなるべし」(拾遺集雑下、五四五、源重之の母)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
【身を変へて後も待ち見よこの世にて親を忘るるためしありやと】-源氏の返歌。「この契り」を「身を変へて」の来世の意と「この世にて」と切り返す。「この世」と「子の世」の掛詞。<BR>⏎
173-174【年経れどこの契りこそ忘られね--親の親とか言ひし一言】-源典侍の贈歌。「この契り」に「子の契り」を掛ける。「親の親」は典侍自身をいう。「親の親と思はましかばとひてまし我が子の子にはあらぬなるべし」(拾遺集雑下、五四五、源重之の母)を踏まえる。<BR>⏎
【身を変へて後も待ち見よこの世にて--親を忘るるためしありやと】-源氏の返歌。「この契り」を「身を変へて」の来世の意と「この世にて」と切り返す。「この世」と「子の世」の掛詞。<BR>⏎
d1256<P>⏎
note20257 <A NAME="in24">[第四段 朝顔姫君と和歌を詠み交わす]</A><BR>176 
d1258<P>⏎
c1260【月さし出でてうすらかに積もれる雪の光あひてなかなかおもしろき夜のさまなり】-冬の夜の雪の光と心象風景。季節と物語の類同的発想。「末摘花」巻参照。<BR>⏎
178【月さし出でて、薄らかに積もれる雪の あひてなかなかいとおもしろき夜のさまなり】-冬の夜の雪の光と心象風景。季節と物語の類同的発想。「末摘花」巻参照。<BR>⏎
d1262<P>⏎
d1264<P>⏎
d1268<P>⏎
d1272<P>⏎
c1273【つれなさを昔に懲りぬ心こそ人のつらきに添へてつらけれ】-源氏の歌。「つれなさ」「つらきにそへて」「つらけれ」同語同音を反復した執拗な恋情を訴えた歌。<BR>⏎
187【つれなさを昔に懲りぬ心こそ--人のつらきに添へてつらけれ】-源氏の歌。「つれなさ」「つらきにそへて」「つらけれ」同語同音を反復した執拗な恋情を訴えた歌。<BR>⏎
d1275<P>⏎
d1278<P>⏎
c1279【あらためて何かは見えむ人のにかかりと聞きし心変はりを】-朝顔の姫君の返歌。「人のつらきに」を受けて「人の上にかかりと聞きし」と切り返す。<BR>⏎
191【あらためて何かは見えむ人のうへ--かかりと聞きし心変はりを】-朝顔の姫君の返歌。「人のつらきに」を受けて「人の上にかかりと聞きし」と切り返す。<BR>⏎
cd3:1280-282【昔に変はることはならはず】-歌に添えた詞。<BR>⏎
【ならはずなど】-大島本は「ならハすなと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「なむと」と「む」を補訂する。<BR>⏎
<P>⏎
192【昔に変はることはならはず】-歌に添えた詞。<BR>【ならはず」--など】-大島本は「ならハすなと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「なむと」と「む」を補訂する。<BR>⏎
note20283 <A NAME="in25">[第五段 朝顔姫君、源氏の求愛を拒む]</A><BR>193 
d1284<P>⏎
d1287<P>⏎
d1289<P>⏎
d1291<P>⏎
d1300<P>⏎
d1303<P>⏎
note20304 <H4>第三章 紫の君の物語 冬の雪の夜の孤影</H4>208 
note20305 <A NAME="in31">[第一段 紫の君、嫉妬す]</A><BR>209 
d1306<P>⏎
d1311<P>⏎
d1313<P>⏎
d1315<P>⏎
d1318<P>⏎
d1320<P>⏎
d1322<P>⏎
d1326<P>⏎
note20327 <A NAME="in32">[第二段 夜の庭の雪まろばし]</A><BR>223 
d1328<P>⏎
d1331<P>⏎
cd3:1333-335【人の心を移すめる花紅葉の盛りよりも冬の夜の澄める月に雪の光りあひたる空こそあやしう色なきものの身にしみてこの世のほかのことまで思ひ流されおもしろさもあはれさも残らぬ折なれ】-源氏の口を通して語らせた作者の冬の雪明りの夜の美意識。中世の美意識の先駆的なもの。「いざかくてをりに明かしてむ冬の月春の花にも劣らざりけり」(拾遺集雑秋、一一四六、清原元輔)。<BR>⏎
【この世のほかのことまで】-来世をさす。『完訳』は「源氏の脳裡には亡き藤壺が去来していよう」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
227【人の心を移すめる花紅葉の盛りよりも冬の夜の澄める月に雪の光りあひたる空こそあやしう色なきものの身にしみてこの世のほかのことまで思ひ流されおもしろさもあはれさも残らぬ折なれ】-源氏の口を通して語らせた作者の冬の雪明りの夜の美意識。中世の美意識の先駆的なもの。「いざかくてをりに明かしてむ冬の月春の花にも劣らざりけり」(拾遺集雑秋、一一四六、清原元輔)。<BR>【この世のほかのことまで】-来世をさす。『完訳』は「源氏の脳裡には亡き藤壺が去来していよう」と注す。<BR>⏎
d1337<P>⏎
cd2:1338-339【月は隈なくさし出でてひとつ色に見え渡されるにしをれたる前栽の蔭心くるしう遣水もいといたうむせびて池の氷もえもいはずすごきに童女下ろして雪まろばしせさせたまふ】-白と黒との無色の世界。遣水の流れを擬人法で描写、池の氷の無情な様子。源氏の荒寥寂寞とした心中との景情一致の世界、また源氏の心象風景であろう。そこに、童女を雪の庭に下ろして、かろうじて、色彩が加わり、人心を取り戻す。<BR>⏎
<P>⏎
229【月は隈なくさし出でてひとつ色に見え渡されるにしをれたる前栽の蔭 しう遣水もいといたうむせびて池の氷もえもいはずすごきに童女下ろして雪まろばしせさせたまふ】-白と黒との無色の世界。遣水の流れを擬人法で描写、池の氷の無情な様子。源氏の荒寥寂寞とした心中との景情一致の世界、また源氏の心象風景であろう。そこに、童女を雪の庭に下ろして、かろうじて、色彩が加わり、人心を取り戻す。<BR>⏎
d1342<P>⏎
note20343 <A NAME="in33">[第三段 源氏、往古の女性を語る]</A><BR>232 
d1344<P>⏎
d1351<P>⏎
d1354<P>⏎
d1359<P>⏎
d1361<P>⏎
d1366<P>⏎
note20367 <A NAME="in34">[第四段 藤壺、源氏の夢枕に立つ]</A><BR>250 
d1368<P>⏎
d1370<P>⏎
cd2:1371-372【氷閉ぢ石間の水は行きみ空澄む月の影ぞ流るる】-紫の上の独詠歌。『集成』は「氷が張って石の間を流れる遣水は流れかねていますが、空に澄む月の光はとどこおることなく西に向ってゆきます。「ながるる」は、氷の面に映じながら移る景をいう。庭を眺めての叙景の歌である」。『完訳』は「「行き」「生き」、「澄む」「住む」、「流るる」「泣かるる」、「空」「嘘言」の掛詞。自身を石間の水に、源氏を月影にたとえ、孤心を形象」「氷の張った石間の水は流れかねているけれども、空に澄む月影は西へと傾いてゆきます--私は閉じこめられて、どう生きていけばよいのか悩んでおりますので、嘘ばっかりおっしゃって私を離れていこうとするあなたのお顔を見ると泣けてきます」。『新大系』は「冬夜の庭と月光に触発された歌。先刻までの朝顔姫君への嫉妬も、自然観照のうちに封じこめられる。石間の水に自身を、月光に源氏を喩えたとする読み方もあるが、とらない」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
252【氷閉ぢ石間の水は行きなや--空澄む月の影ぞ流るる】-紫の上の独詠歌。『集成』は「氷が張って石の間を流れる遣水は流れかねていますが、空に澄む月の光はとどこおることなく西に向ってゆきます。「ながるる」は、氷の面に映じながら移る景をいう。庭を眺めての叙景の歌である」。『完訳』は「「行き」「生き」、「澄む」「住む」、「流るる」「泣かるる」、「空」「嘘言」の掛詞。自身を石間の水に、源氏を月影にたとえ、孤心を形象」「氷の張った石間の水は流れかねているけれども、空に澄む月影は西へと傾いてゆきます--私は閉じこめられて、どう生きていけばよいのか悩んでおりますので、嘘ばっかりおっしゃって私を離れていこうとするあなたのお顔を見ると泣けてきます」。『新大系』は「冬夜の庭と月光に触発された歌。先刻までの朝顔姫君への嫉妬も、自然観照のうちに封じこめられる。石間の水に自身を、月光に源氏を喩えたとする読み方もあるが、とらない」と注す。<BR>⏎
cd5:2374-378【いささか分くる御心もとり重ねつべし】-『集成』は「源氏の気持をそのまま地の文として書いたもの」と注す。『新大系』は「いささか他の女(朝顔姫君)に分けているお気持も、きっと(紫上に)さらに加わることだろう」と訳す。<BR>⏎
【とり重ねつべし】-とり返されつへし為-とりかへしへし肖-とりかさね(さね$へし)つへし三 河内本は一本(宮)が「とりかへしつへし」、別本四本(陽坂平国)は「とりかへしつへし」。源氏の心が紫の上に、「取り重ねつべし」又は「取り返しつべし」という重要な相違。そして、「取り返す」の場合、それは誰にか。紫の上にか、あるいは藤壺にか。藤壺という解釈も有効である。<BR>⏎
<P>⏎
【かきつめて昔恋しき雪もよにあはれを添ふる鴛鴦の浮寝か】-源氏の独詠歌。『集成』は「あれもこれも昔のことが恋しく思われる雪の降る中に、哀れをそそる鴛鴦の浮き寝であることよ。「かきつめて」は、かき集めて。「昔」は、藤壺のこと。「鴛鴦の浮寝」は、紫の上との間柄を意味していよう」。『完訳』は「「むかし恋しき」は藤壺追懐の情。「雪もよに」は「雪もよよに」の約か。「鴛鴦のうきね」は、藤壺を亡くした悲情を象徴。前述の、雪の夜にかたどられた心象風景に連なり、亡き藤壺への哀傷を詠む。同じく雪の夜を詠みながらも、紫の上の孤心と、源氏の哀傷という相違に注意」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
254-255【いささか分くる御心もとり重ねつべし】-『集成』は「源氏の気持をそのまま地の文として書いたもの」と注す。『新大系』は「いささか他の女(朝顔姫君)に分けているお気持も、きっと(紫上に)さらに加わることだろう」と訳す。<BR>【とり重ねつべし】-とり返されつへし為-とりかへしへし肖-とりかさね(さね$へし)つへし三 河内本は一本(宮)が「とりかへしつへし」、別本四本(陽坂平国)は「とりかへしつへし」。源氏の心が紫の上に、「取り重ねつべし」又は「取り返しつべし」という重要な相違。そして、「取り返す」の場合、それは誰にか。紫の上にか、あるいは藤壺にか。藤壺という解釈も有効である。<BR>⏎
【かきつめて昔恋しき雪もよに--あはれを添ふる鴛鴦の浮寝か】-源氏の独詠歌。『集成』は「あれもこれも昔のことが恋しく思われる雪の降る中に、哀れをそそる鴛鴦の浮き寝であることよ。「かきつめて」は、かき集めて。「昔」は、藤壺のこと。「鴛鴦の浮寝」は、紫の上との間柄を意味していよう」。『完訳』は「「むかし恋しき」は藤壺追懐の情。「雪もよに」は「雪もよよに」の約か。「鴛鴦のうきね」は、藤壺を亡くした悲情を象徴。前述の、雪の夜にかたどられた心象風景に連なり、亡き藤壺への哀傷を詠む。同じく雪の夜を詠みながらも、紫の上の孤心と、源氏の哀傷という相違に注意」と注す。<BR>⏎
d1381<P>⏎
d1383<P>⏎
d1385<P>⏎
d1387<P>⏎
d1390<P>⏎
cd4:2391-394【うちもみじろかで臥たまへり】-『集成』は「源氏は身動きもしないで横になっておいでになる。主語を紫の上とするのは誤り」。『完訳』は「紫の上は闇のなかの不思議を探るべく身を固くする」と注する。<BR>⏎
<P>⏎
【とけて寝ぬ寝覚さびしき冬の夜にむすぼほれつる夢の短さ】-源氏の心中独詠歌。「とけて寝ぬ」の「ぬ」打消の助動詞。夢の中での藤壺との短い逢瀬を惜しむ気持ち。<BR>⏎
<P>⏎
263-264【うちもみじろかで臥たまへり】-『集成』は「源氏は身動きもしないで横になっておいでになる。主語を紫の上とするのは誤り」。『完訳』は「紫の上は闇のなかの不思議を探るべく身を固くする」と注する。<BR>⏎
【とけて寝ぬ寝覚さびしき冬の夜に--むすぼほれつる夢の短さ】-源氏の心中独詠歌。「とけて寝ぬ」の「ぬ」打消の助動詞。夢の中での藤壺との短い逢瀬を惜しむ気持ち。<BR>⏎
note20395 <A NAME="in35">[第五段 源氏、藤壺を供養す]</A><BR>265 
d1396<P>⏎
d1398<P>⏎
d1400<P>⏎
d1403<P>⏎
cd2:1404-405【亡き人を慕ふ心にまかせても影見ぬ三つの瀬にや惑はむ】-源氏の独詠歌。「亡き人」「影」は藤壺をさす。「水の瀬」「三つの瀬」の掛詞。『新大系』は「女は最初に契った男に負われて三途の川を渡るとされる。冥界でも面会ができぬとする源氏の絶望を詠んだ歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
270【亡き人を慕ふ心にまかせても--影見ぬ三つの瀬にや惑はむ】-源氏の独詠歌。「亡き人」「影」は藤壺をさす。「水の瀬」「三つの瀬」の掛詞。『新大系』は「女は最初に契った男に負われて三途の川を渡るとされる。冥界でも面会ができぬとする源氏の絶望を詠んだ歌」と注す。<BR>⏎
d2407-408
<P>⏎
d1415
i1281
diffsrc/original/note21.htmlsrc/modified/note21.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 8/5/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 11/10/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 11/10/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d189<P>⏎
note2190 <H4>第一章 朝顔姫君の物語 藤壺代償の恋の諦め</H4>82 
note2191 <A NAME="in11">[第一段 故藤壺の一周忌明ける]</A><BR>83 
d192<P>⏎
cd2:197-98【前斎院はつれづれと眺めたまふを】-朝顔姫君は父桃園式部卿宮の死去を悲しんでいる。<BR>⏎
【眺めたまふをおまへなる】-なかめ給ふおまへなる明-なかめ給おまへなる証 『集成』は「ながめたまふ。御前なる」と整定。藤原定家は格助詞「を」はかならず「を」と表記する。<BR>⏎
88【前斎院はつれづれと眺めたまふを、前なる】-朝顔姫君は父桃園式部卿宮の死去を悲しんでいる。<BR>【眺めたまふを、前なる】-なかめ給ふおまへなる明-なかめ給おまへなる証 『集成』は「ながめたまふ。御前なる」と整定。藤原定家は格助詞「を」はかならず「を」と表記する。<BR>⏎
d1101<P>⏎
cd2:1102-103【御禊の日はいかにのどやかに眺め思さるらむ】-源氏の消息文の一部。<BR>⏎
<P>⏎
91【御禊の日はいかにのどやかに思さるらむ】-源氏の消息文の一部。<BR>⏎
d1105<P>⏎
cd2:1107-108【かけきやは川瀬の波もたちかへり君が禊の藤のやつれを】-源氏から朝顔姫君への贈歌。「き」過去助動詞、終止形。「やは」連語、反語表現。「藤」(藤衣=喪服)と「淵」の掛詞。「淵」「河瀬の波」「禊」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
94【かけきやは川瀬の波もたちかへり--君が禊の藤のやつれを】-源氏から朝顔姫君への贈歌。「き」過去助動詞、終止形。「やは」連語、反語表現。「藤」(藤衣=喪服)と「淵」の掛詞。「淵」「河瀬の波」「禊」は縁語。<BR>⏎
d1110<P>⏎
cd2:1111-112【藤衣着しは昨日と思ふまに今日は禊の瀬にかはる世を】-朝顔の返歌。「藤のやつれ」を受けて「藤衣」と返し、「禊」「瀬」はそのまま用いて返す。「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬になる」(古今集雑下、九三三、読人しらず)「飛鳥川淵にもあらぬ我が宿も瀬にかはりゆくものにぞありける」(古今集雑下、九九三、伊勢)を踏まえる。無常をいう。<BR>⏎
<P>⏎
96【藤衣着しは昨日と思ふまに--今日は禊の瀬にかはる世を】-朝顔の返歌。「藤のやつれ」を受けて「藤衣」と返し、「禊」「瀬」はそのまま用いて返す。「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬になる」(古今集雑下、九三三、読人しらず)「飛鳥川淵にもあらぬ我が宿も瀬にかはりゆくものにぞありける」(古今集雑下、九九三、伊勢)を踏まえる。無常をいう。<BR>⏎
cd2:1117-118【いかがは紛らはすべからむ】-大島本「まきらかす」とある。字母「可」は「ハ」の誤写であろう。諸本によって訂正する。反語表現。<BR>⏎
<P>⏎
101【いかがは聞こえも紛らはすべからむ】-大島本「まきらかす」とある。字母「可」は「ハ」の誤写であろう。諸本によって訂正する。反語表現。<BR>⏎
d1120<P>⏎
note21121 <A NAME="in12">[第二段 源氏、朝顔姫君を諦める]</A><BR>103 
d1122<P>⏎
cd2:1123-124【女五宮の御方にも】-桃園式部卿宮の妹、朝顔の叔母。桃園式部卿宮邸に朝顔と同居。<BR>⏎
<P>⏎
104【女五宮の御方にも】-桃園式部卿宮の妹、朝顔の叔母。桃園式部卿宮邸に朝顔と同居。<BR>⏎
ci1:2126<P>【こなたにも対面したまふ折は】-女五宮が朝顔の君に。&lt;<P>BR&gt; 【この大臣の】-以下「となむ思ひはべる」まで、女五宮の詞。<BR>⏎
106-107【こなたにも対面したまふ折は】-女五宮が朝顔の君に。<BR>⏎
【この大臣の】-以下「となむ思ひはべる」まで、女五宮の詞。<BR>⏎
c1130【思ひ立ちしことをあながちにもて離れたまひしことなど】-桃園式部卿宮の詞を引用。桃園式部卿宮が源氏を婿にと思っていたのを朝顔が強情に断ったという。<BR>⏎
111【思ひ立ちしことをあながちにもて離れたまひしことなど】-桃園式部卿宮の詞を引用。桃園式部卿宮が源氏を婿にと思っていたのを朝顔が強情に断ったという。<BR>⏎
d1136<P>⏎
d1138<P>⏎
d1140<P>⏎
d1144<P>⏎
note21145 <H4>第二章 夕霧の物語 光る源氏の子息教育の物語</H4>122 
note21146 <A NAME="in21">[第一段 子息夕霧の元服と教育論]</A><BR>123 
d1147<P>⏎
d1150<P>⏎
d1153<P>⏎
d1156<P>⏎
cd2:1160-161【このことこえたまふに】-主語は大宮。<BR>⏎
<P>⏎
133【このことこえたまふに】-主語は大宮。<BR>⏎
d1165<P>⏎
d1168<P>⏎
d1170<P>⏎
d1173<P>⏎
c1174【げにかくも思し寄るべかりけるを】-以下「心苦しくはべるなり」まで、大宮の詞。<BR>⏎
142【げにかくも思し寄るべかりけることを】-以下「心苦しくはべるなり」まで、大宮の詞。<BR>⏎
d1179<P>⏎
d1181<P>⏎
d1183<P>⏎
note21184 <A NAME="in22">[第二段 大学寮入学の準備]</A><BR>149 
d1185<P>⏎
d1187<P>⏎
d1189<P>⏎
d1193<P>⏎
d1195<P>⏎
cd2:1196-197【かかるかたざまを思し好みて】-主語は源氏。<BR>⏎
<P>⏎
156【かかるざまを思し好みて】-主語は源氏。<BR>⏎
d1200<P>⏎
d1202<P>⏎
note21203 <A NAME="in23">[第三段 響宴と詩作の会]</A><BR>160 
d1204<P>⏎
d1210<P>⏎
c1211【かかるたかき家に】-『集成』は「以下「すぐれたるよし」まで、当夜の人々の、夕霧を称賛した詩の内容を概括したもの」と注す。<BR>⏎
166【かかるき家に】-『集成』は「以下「すぐれたるよし」まで、当夜の人々の、夕霧を称賛した詩の内容を概括したもの」と注す。<BR>⏎
d1214<P>⏎
d1216<P>⏎
note21217 <A NAME="in24">[第四段 夕霧の勉学生活]</A><BR>170 
d1218<P>⏎
cd2:1220-221【一月に三度ばかり参りたまへ】-源氏の詞、間接的話法で引用。令制でも官人には十日に一日の休暇が許されている。<BR>⏎
<P>⏎
172【一月に三度ばかり参りたまへ】-源氏の詞、間接的話法で引用。令制でも官人には十日に一日の休暇が許されている。<BR>⏎
d1223<P>⏎
d1225<P>⏎
d1227<P>⏎
note21228 <A NAME="in25">[第五段 大学寮試験の予備試験]</A><BR>176 
d1229<P>⏎
d1234<P>⏎
d1236<P>⏎
d1238<P>⏎
d1240<P>⏎
cd2:1244-245【まして行く先は並ぶ人なきおぼえぞあらむかし】-「まして」「ぞ」「かし」は語り手の語気。<BR>⏎
<P>⏎
187【まして行く先は並ぶ人なきおぼえぞあらむかし】-「まして」「ぞ」「かし」は語り手の語気。<BR>⏎
note21246 <A NAME="in26">[第六段 試験の当日]</A><BR>188 
d1247<P>⏎
d1249<P>⏎
d1252<P>⏎
d1255<P>⏎
d1258<P>⏎
note21259 <H4>第三章 光る源氏周辺の人々の物語 内大臣家の物語</H4>196 
note21260 <A NAME="in31">[第一段 斎宮女御の立后と光る源氏の太政大臣就任]</A><BR>197 
d1261<P>⏎
d1263<P>⏎
d1266<P>⏎
d1269<P>⏎
d1271<P>⏎
d1274<P>⏎
d1277<P>⏎
cd2:1279-280【かく引きかへすぐれたりけるを】-母六条御息所の人生との比較。<BR>⏎
<P>⏎
209【かく引きかへすぐれたまへりけるを】-母六条御息所の人生との比較。<BR>⏎
cd2:1283-284【韻塞には負けたまひし】-「賢木」巻の韻塞ぎをさす。<BR>⏎
<P>⏎
212【韻塞には負けたまひしかど】-「賢木」巻の韻塞ぎをさす。<BR>⏎
d1289<P>⏎
note21290 <A NAME="in32">[第二段 夕霧と雲居雁の幼恋]</A><BR>217 
d1291<P>⏎
d1293<P>⏎
d1295<P>⏎
d1298<P>⏎
d1303<P>⏎
c1304【御かたの人びと】-雲居雁方の女房。<BR>⏎
226【御の人びと】-雲居雁方の女房。<BR>⏎
d1306<P>⏎
note21307 <A NAME="in33">[第三段 内大臣、大宮邸に参上]</A><BR>228 
d1308<P>⏎
d1311<P>⏎
d1314<P>⏎
d1320<P>⏎
d1322<P>⏎
d1326<P>⏎
note21327 <A NAME="in34">[第四段 弘徽殿女御の失意]</A><BR>242 
d1328<P>⏎
d1330<P>⏎
c3338-340【もてひがむることなからまし】-「まし」反実仮想の助動詞。『集成』は「こんな間違ったこともなかったでしょう」。『完訳』は「このような筋道の通らぬこともなかったでしょう」と訳す。<BR>⏎
【この御にてぞ】-立后の件。<BR>⏎
【太政大臣を恨めしげに思ひきこえたまへる】-大宮が源氏を。<BR>⏎
251-253【もてひがむることなからまし】-「まし」反実仮想の助動詞。『集成』は「こんな間違ったこともなかったでしょう」。『完訳』は「このような筋道の通らぬこともなかったでしょう」と訳す。<BR>⏎
【この御ことにてぞ】-立后の件。<BR>⏎
【太政大臣を恨めしげに思ひきこえたまへる】-大宮が源氏を。<BR>⏎
c1342【恥らひてすこしそばみたまへるかたはらめ】-雲居雁の態度をいう。<BR>⏎
255【恥らひてすこしそばみたまへるかたはらめ】-雲居雁の態度をいう。<BR>⏎
d1344<P>⏎
note21345 <A NAME="in35">[第五段 夕霧、内大臣と対面]</A><BR>257 
d1346<P>⏎
d1348<P>⏎
d1350<P>⏎
d1353<P>⏎
d1355<P>⏎
d1358<P>⏎
d1360<P>⏎
d1362<P>⏎
d1364<P>⏎
d1367<P>⏎
note21368 <A NAME="in36">[第六段 内大臣、雲居雁の噂を立ち聞く]</A><BR>270 
d1369<P>⏎
d1372<P>⏎
d1376<P>⏎
d1378<P>⏎
d1381<P>⏎
d1384<P>⏎
d1390<P>⏎
d1393<P>⏎
cd2:1395-396【すこし々しくあざやぎたる御心には静めがたし】-『完訳』は「勝気で物事にはっきり決着をつけたがる性分。内大臣の性格として特徴的」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
289【すこし々しくあざやぎたる御心には静めがたし】-『完訳』は「勝気で物事にはっきり決着をつけたがる性分。内大臣の性格として特徴的」と注す。<BR>⏎
note21397 <H4>第四章 内大臣家の物語 雲居雁の養育をめぐる物語</H4>290 
note21398 <A NAME="in41">[第一段 内大臣、母大宮の養育を恨む]</A><BR>291 
d1399<P>⏎
cd2:1402-403【まほならずぞ見えたてまつ】-『集成』は「うちとけてまともに顔を合わすようなことをせず、横顔を向けながら話すのであろう」。『完訳』は「じかには顔を見合せない、半ば物越しの対面」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
294【まほならずぞ見えたてまつりたまふ】-『集成』は「うちとけてまともに顔を合わすようなことをせず、横顔を向けながら話すのであろう」。『完訳』は「じかには顔を見合せない、半ば物越しの対面」と注す。<BR>⏎
d1407<P>⏎
d1409<P>⏎
cd2:1412-413【思はずなることのはべりれば】-夕霧と雲居雁とが恋仲であることをいう。<BR>⏎
<P>⏎
301【思はずなることのはべりれば】-夕霧と雲居雁とが恋仲であることをいう。<BR>⏎
d1417<P>⏎
cd2:1419-420【心憂く思うたまふなど】-大島本は「思ふ給ふ」とある。『集成』『新大系』『古典セレクション』は諸本に従って「たまふる」と「る」を補訂する。ただ『古典セレクション』は「な(奈)」を「る(留)」の誤写と見たものか、「と聞こえたまふに」と整定する。<BR>⏎
<P>⏎
306【心憂く思うたまふ--など】-大島本は「思ふ給ふ」とある。『集成』『新大系』『古典セレクション』は諸本に従って「たまふる」と「る」を補訂する。ただ『古典セレクション』は「な(奈)」を「る(留)」の誤写と見たものか、「と聞こえたまふに」と整定する。<BR>⏎
cd2:1422-423【げにいと口惜しきことはここにこそまして嘆くべくはべれ】-『完訳』は「内大臣の「いと口惜しうなん」を受けて、「げに」と納得。自分(大宮)こそ。彼女も雲居雁の入内を諦めない」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
308【げにいと口惜しきことはここにこそまして嘆くべくはべれ】-『完訳』は「内大臣の「いと口惜しうなん」を受けて、「げに」と納得。自分(大宮)こそ。彼女も雲居雁の入内を諦めない」と注す。<BR>⏎
cd2:1426-427【急ぎものせむとは思ひ寄らぬことになむ】-夕霧と雲居雁を結婚させようとすることをさす。<BR>⏎
<P>⏎
311【急ぎものせむとは思ひ寄らぬことになむ】-夕霧と雲居雁を結婚させようとすることをさす。<BR>⏎
d1429<P>⏎
d1432<P>⏎
note21433 <A NAME="in42">[第二段 内大臣、乳母らを非難する]</A><BR>315 
d1434<P>⏎
d1437<P>⏎
d1442<P>⏎
d1448<P>⏎
d1451<P>⏎
d1453<P>⏎
cd4:2455-458【大納言殿聞きたまはことをさへ思ひはべれば】-雲居雁の母が再婚した按察大納言をさす。<BR>⏎
<P>⏎
【よろづに申したまへど】-『集成』は「ご注意申されても」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
331-332【大納言殿聞きたまはことをさへ思ひはべれば】-雲居雁の母が再婚した按察大納言をさす。<BR>⏎
【よろづに申したまへど】-『集成』は「ご注意申されても」と訳す。<BR>⏎
d1460<P>⏎
d1462<P>⏎
note21463 <A NAME="in43">[第三段 大宮、内大臣を恨む]</A><BR>335 
d1464<P>⏎
d1467<P>⏎
c1468【などかさしもあるき】-以下「とこそ思へ」まで、大宮の心中。<BR>⏎
338【などかさしもあるき】-以下「とこそ思へ」まで、大宮の心中。<BR>⏎
d1475<P>⏎
d1478<P>⏎
note21479 <A NAME="in44">[第四段 大宮、夕霧に忠告]</A><BR>347 
d1480<P>⏎
d1483<P>⏎
c1486【ゆかしげなきこと-『集成』は人に感心されない、いとこ同士の恋愛沙汰をいう」と注す。<BR>⏎
352【ゆかしげなきこと-『集成』は人に感心されない、いとこ同士の恋愛沙汰をいう」と注す。<BR>⏎
d1488<P>⏎
d1491<P>⏎
d1493<P>⏎
note21494 <H4>第五章 夕霧の物語 幼恋の物語</H4>357 
note21495 <A NAME="in51">[第一段 夕霧と雲居雁の恋の煩悶]</A><BR>358 
d1496<P>⏎
d1504<P>⏎
d1506<P>⏎
d1508<P>⏎
d1513<P>⏎
cd2:1514-515【さ夜中に友呼びわたる雁が音にうたて吹添ふ荻の上風】-夕霧の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
372【さ夜中に友呼びわたる雁が音に--うたて吹添ふ荻の上風】-夕霧の独詠歌。<BR>⏎
d1518<P>⏎
d1522<P>⏎
d1527<P>⏎
c1528【いみじうあはめこゆれば】-『集成』は「「あはむ」は、軽蔑的に非難する意」と注す。<BR>⏎
382【いみじうあはめこゆれば】-『集成』は「「あはむ」は、軽蔑的に非難する意」と注す。<BR>⏎
d1531<P>⏎
note21532 <A NAME="in52">[第二段 内大臣、弘徽殿女御を退出させる]</A><BR>385 
d1533<P>⏎
d1538<P>⏎
d1540<P>⏎
cd2:1543-544【いとさくじりおよすけたる人立ちまじりて】-『完訳』は「「人」は暗に夕霧。このあたり、内大臣の苦々しい口調」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
393【いとさくじりおよすけたる人立ちまじりて】-『完訳』は「「人」は暗に夕霧。このあたり、内大臣の苦々しい口調」と注す。<BR>⏎
d1546<P>⏎
cd2:1547-548【つらくなど聞こえたまへば】-大島本は「つらくなと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「つたくなむと」と校訂する。<BR>⏎
<P>⏎
395【つらく--など聞こえたまへば】-大島本は「つらくなと」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「つたくなむと」と校訂する。<BR>⏎
d1551<P>⏎
d1553<P>⏎
d1555<P>⏎
c1558【またさもこそあらめ】-係結び、逆接用法。『集成』は「しかしまた、それはそれで(子供だから)仕方がないとしても」と訳す。<BR>⏎
402【またさもこそあらめ】-係結び、逆接用法。『集成』は「しかしまた、それはそれで(子供だから)仕方がないとしても」と訳す。<BR>⏎
d1560<P>⏎
note21561 <A NAME="in53">[第三段 夕霧、大宮邸に参上]</A><BR>404 
d1562<P>⏎
d1566<P>⏎
d1568<P>⏎
d1574<P>⏎
d1576<P>⏎
note21577 <A NAME="in54">[第四段 夕霧と雲居雁のわずかの逢瀬]</A><BR>415 
d1578<P>⏎
d1580<P>⏎
d1584<P>⏎
d1586<P>⏎
d1589<P>⏎
d1591<P>⏎
d1594<P>⏎
d1596<P>⏎
d1598<P>⏎
d1600<P>⏎
d1602<P>⏎
note21603 <A NAME="in55">[第五段 乳母、夕霧の六位を蔑む]</A><BR>430 
d1604<P>⏎
c1607【さも騒がればとひたぶるに許しきこえたまはず】-主語は夕霧。<BR>⏎
433【さも騒がればとひたぶる許しきこえたまはず】-主語は夕霧。<BR>⏎
d1609<P>⏎
d1611<P>⏎
d1614<P>⏎
d1616<P>⏎
cd4:2618-621【くれなゐの涙に深き袖の色を浅緑にや言ひしをるべき】-大島本は「あさみとりにや」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「浅緑とや」と校訂する。「浅緑」は六位の色。「紅」と「浅緑」の色彩の対比。<BR>⏎
<P>⏎
【いろいろに身の憂きほどの知らるるはいかに染めける中の衣ぞ】-雲居雁の返歌。夕霧の「紅」「浅緑」や「袖」の語句を受けて「色々」「染め」「衣」の語句を詠み込んで返した。<BR>⏎
<P>⏎
440-441【くれなゐの涙に深き袖の色を--浅緑にや言ひしをるべき】-大島本は「あさみとりにや」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「浅緑とや」と校訂する。「浅緑」は六位の色。「紅」と「浅緑」の色彩の対比。<BR>⏎
【いろいろに身の憂きほどの知らるるは--いかに染めける中の衣ぞ】-雲居雁の返歌。夕霧の「紅」「浅緑」や「袖」の語句を受けて「色々」「染め」「衣」の語句を詠み込んで返した。<BR>⏎
d1623<P>⏎
d1625<P>⏎
cd4:2628-631【空のけしきもいたうりてまだ暗かりけり】-『完訳』は「次の歌を先取りした心象風景」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【霜氷うたてむすべる明けぐれの空かきくらし降る涙かな】-夕霧の独詠歌。『集成』は「夕霧心中の独詠。「霜氷」は、凍てついた霜をいう歌語」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
446-447【空のけしきもいたうりてまだ暗かりけり】-『完訳』は「次の歌を先取りした心象風景」と注す。<BR>⏎
【霜氷うたてむすべる明けぐれの--空かきくらし降る涙かな】-夕霧の独詠歌。『集成』は「夕霧心中の独詠。「霜氷」は、凍てついた霜をいう歌語」と注す。<BR>⏎
note21632 <H4>第六章 夕霧の物語 五節舞姫への恋</H4>448 
note21633 <A NAME="in61">[第一段 惟光の娘、五節舞姫となる]</A><BR>449 
d1634<P>⏎
d1637<P>⏎
d1640<P>⏎
d1645<P>⏎
d1649<P>⏎
cd2:1650-651【大納言の外腹の】-以下「何の恥かあるべき」まで、『集成』『新大系』は、源氏の詞。『古典セレクション』は、周囲の人々の詞とする。<BR>⏎
<P>⏎
461【大納言の外腹の】-以下「何の恥かあるべき」まで、『集成』『新大系』は、源氏の詞。『古典セレクション』は、周囲の人々の詞とする。<BR>⏎
d1654<P>⏎
d1656<P>⏎
d1658<P>⏎
d1660<P>⏎
note21661 <A NAME="in62">[第二段 夕霧、五節舞姫を恋慕]</A><BR>467 
d1662<P>⏎
d1664<P>⏎
d1668<P>⏎
d1671<P>⏎
d1674<P>⏎
c1675【天にます豊岡姫の宮人もわが心ざすしめを忘るな】-夕霧から五節舞姫への贈歌。『集成』は「伊勢外宮の豊受大神であろう」。『完訳』は「天照大神」と注す。「みてぐらは我がにはあらず天にます豊岡姫の宮のみてぐら」(拾遺集、五七九、神楽歌)を引く。<BR>⏎
476【天にます豊岡姫の宮人も--わが心ざすしめを忘るな】-夕霧から五節舞姫への贈歌。『集成』は「伊勢外宮の豊受大神であろう」。『完訳』は「天照大神」と注す。「みてぐらは我がにはあらず天にます豊岡姫の宮のみてぐら」(拾遺集、五七九、神楽歌)を引く。<BR>⏎
d1677<P>⏎
d1679<P>⏎
note21680 <A NAME="in63">[第三段 宮中における五節の儀]</A><BR>479 
d1681<P>⏎
d1684<P>⏎
d1686<P>⏎
d1689<P>⏎
c1690【昔御目とまりひし少女の姿思し出づ】-主語は源氏。筑紫五節(「花散里」巻初出)をさす。<BR>⏎
485【昔御目とまりたまひし少女の姿思し出づ】-主語は源氏。筑紫五節(「花散里」巻初出)をさす。<BR>⏎
d1693<P>⏎
cd2:1694-695【乙女子も神さびぬらし天つ袖古き世の友よはひ経ぬれば】-源氏から筑紫五節への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
488【乙女子も神さびぬらし天つ袖--古き世の友よはひ経ぬれば】-源氏から筑紫五節への贈歌。<BR>⏎
d1697<P>⏎
cd2:1698-699【かけて言へば今日のこととぞ思ほゆる日蔭の霜の袖にとけしも】-筑紫五節の返歌。「袖」の語句を受けて返す。<BR>⏎
<P>⏎
490【かけて言へば今日のこととぞ思ほゆる--日蔭の霜の袖にとけしも】-筑紫五節の返歌。「袖」の語句を受けて返す。<BR>⏎
d1703<P>⏎
note21704 <A NAME="in64">[第四段 夕霧、舞姫の弟に恋文を託す]</A><BR>494 
d1705<P>⏎
c1707【近江のは崎の祓へ津守は難波と】-良清の娘は近江国の辛崎で、惟光の娘は津国の難波で、それぞれ父親の任国で神事を解くための祓いをする。<BR>⏎
496【近江のは崎の祓へ守は難波と】-良清の娘は近江国の辛崎で、惟光の娘は津国の難波で、それぞれ父親の任国で神事を解くための祓いをする。<BR>⏎
d1709<P>⏎
d1714<P>⏎
d1716<P>⏎
d1719<P>⏎
d1721<P>⏎
d1723<P>⏎
d1726<P>⏎
d1728<P>⏎
d1730<P>⏎
d1732<P>⏎
cd4:2734-737【緑の薄様の好ましき重ねなるに】-恋文にふさわしい紙及び和歌の文句(日蔭の葛)に因んだ色紙である。<BR>⏎
<P>⏎
【日影にもしるかりけめや少女子が天の羽袖にかけし心は】-夕霧の五節舞姫への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
513-514【緑の薄様の好ましき重ねなるに】-恋文にふさわしい紙及び和歌の文句(日蔭の葛)に因んだ色紙である。<BR>⏎
【日影にもしるかりけめや少女子が--天の羽袖にかけし心は】-夕霧の五節舞姫への贈歌。<BR>⏎
d1741<P>⏎
d1743<P>⏎
d1745<P>⏎
d1747<P>⏎
d1749<P>⏎
d1752<P>⏎
d1756<P>⏎
note21757 <A NAME="in65">[第五段 花散里、夕霧の母代となる]</A><BR>527 
d1758<P>⏎
d1763<P>⏎
d1765<P>⏎
d1767<P>⏎
d1770<P>⏎
d1774<P>⏎
d1778<P>⏎
note21779 <A NAME="in66">[第六段 歳末、夕霧の衣装を準備]</A><BR>542 
d1780<P>⏎
d1782<P>⏎
d1784<P>⏎
d1786<P>⏎
d1788<P>⏎
d1790<P>⏎
d1792<P>⏎
d1794<P>⏎
d1799<P>⏎
d1803<P>⏎
note21804 <H4>第七章 光る源氏の物語 六条院造営</H4>557 
note21805 <A NAME="in71">[第一段 二月二十日過ぎ、朱雀院へ行幸]</A><BR>558 
d1806<P>⏎
d1811<P>⏎
cd2:1813-814三月は故宮の御忌月なり】-藤壺は一昨年の源氏三十二歳の春三月に崩御した。<BR>⏎
<P>⏎
564弥生は故宮の御忌月なり】-藤壺は一昨年の源氏三十二歳の春三月に崩御した。<BR>⏎
d1817<P>⏎
d1819<P>⏎
d1821<P>⏎
d1824<P>⏎
cd8:4825-832【鴬のさへづる声は昔にて睦れし花の蔭ぞ変はれる】-源氏の詠歌。桐壺帝の代から朱雀帝の代を経て冷泉帝の代へという時勢の推移変化をいう。<BR>⏎
<P>⏎
【九重を霞隔つるすみかにも春と告げくる鴬の声】-朱雀院の唱和歌。「鴬」の語句を用いる。今日の行幸に感謝。お礼歌。<BR>⏎
<P>⏎
【いにしへを吹き伝へたる笛竹にさへづる鳥の音さへ変はらぬ】-兵部卿宮の唱和歌。源氏の「変はれる」を、昔の聖代を引き継ぎ「変はらぬ」と寿ぐ。<BR>⏎
<P>⏎
【鴬の昔を恋ひてさへづるは木伝ふ花の色やあせたる】-今上帝の唱和歌。『集成』は「朱雀院のさびしい気持を汲んで、卑下したもの」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
571-574【鴬のさへづる声は昔にて--睦れし花の蔭ぞ変はれる】-源氏の詠歌。桐壺帝の代から朱雀帝の代を経て冷泉帝の代へという時勢の推移変化をいう。<BR>⏎
【九重を霞隔つるすみかにも--春と告げくる鴬の声】-朱雀院の唱和歌。「鴬」の語句を用いる。今日の行幸に感謝。お礼歌。<BR>⏎
【いにしへを吹き伝へたる笛竹に--さへづる鳥の音さへ変はらぬ】-兵部卿宮の唱和歌。源氏の「変はれる」を、昔の聖代を引き継ぎ「変はらぬ」と寿ぐ。<BR>⏎
【鴬の昔を恋ひてさへづるは--木伝ふ花の色やあせたる】-今上帝の唱和歌。『集成』は「朱雀院のさびしい気持を汲んで、卑下したもの」と注す。<BR>⏎
d1834<P>⏎
d1838<P>⏎
note21839 <A NAME="in72">[第二段 弘徽殿大后を見舞う]</A><BR>579 
d1840<P>⏎
cd2:1841-842【いといたうさだ過ぎたまひにける】-弘徽殿大后は、この時、五十七、八歳ぐらい。<BR>⏎
<P>⏎
580【いといたうさだ過ぎたまひにける御けはひにも】-弘徽殿大后は、この時、五十七、八歳ぐらい。<BR>⏎
cd2:1844-845【かく長くおはしますたぐひもおはしましけるものを】-源氏の心中。<BR>⏎
<P>⏎
582【かく長くおはしますたぐひもおはしけるものを】-源氏の心中。<BR>⏎
d1848<P>⏎
d1851<P>⏎
d1853<P>⏎
d1856<P>⏎
d1860<P>⏎
d1862<P>⏎
note21863 <A NAME="in73">[第三段 源氏、六条院造営を企図す]</A><BR>594 
d1864<P>⏎
d1868<P>⏎
d1873<P>⏎
d1877<P>⏎
d1880<P>⏎
d1883<P>⏎
d1885<P>⏎
d1889<P>⏎
note21890 <A NAME="in74">[第四段 秋八月に六条院完成]</A><BR>613 
d1891<P>⏎
d1894<P>⏎
d1897<P>⏎
cd2:1900-901【泉の水遠く澄しやり水の音まさるべき巌立て加へ】-「すましやり水」の「やり」は上文と下文の両方にかかる掛詞。「澄ましやり、遣水の」の意。『集成』は「すましやり、水の」と整定し、『新大系』『古典セレクション』は「すまし、遣水の」と整定する。<BR>⏎
<P>⏎
620【泉の水遠く澄しやり水の音まさるべき巌立て加へ】-「すましやり水」の「やり」は上文と下文の両方にかかる掛詞。「澄ましやり、遣水の」の意。『集成』は「すましやり、水の」と整定し、『新大系』『古典セレクション』は「すまし、遣水の」と整定する。<BR>⏎
d1906<P>⏎
d1909<P>⏎
note21910 <A NAME="in75">[第五段 秋の彼岸の頃に引っ越し始まる]</A><BR>627 
d1911<P>⏎
d1913<P>⏎
d1915<P>⏎
c1917【侍従君添ひて】-侍従の君すなわち夕霧。<BR>⏎
631【侍従君添ひて】-侍従の君すなわち夕霧。<BR>⏎
d1919<P>⏎
d1921<P>⏎
note21922 <A NAME="in76">[第六段 九月、中宮と紫の上和歌を贈答]</A><BR>634 
d1923<P>⏎
d1926<P>⏎
d1928<P>⏎
cd4:2929-932【心から春まつ園はわが宿の紅葉を風のつてにだに見よ】-秋好中宮から紫の上への贈歌。秋の町の素晴らしさを言ってよこした。<BR>⏎
<P>⏎
【風に散る紅葉は軽し春の色を岩根の松にかけてこそ見め】-紫の上の返歌。秋よりも春が素晴らしいと、応酬する。<BR>⏎
<P>⏎
638-639【心から春まつ園はわが宿の--紅葉を風のつてにだに見よ】-秋好中宮から紫の上への贈歌。秋の町の素晴らしさを言ってよこした。<BR>⏎
【風に散る紅葉は軽し春の色を--岩根の松にかけてこそ見め】-紫の上の返歌。秋よりも春が素晴らしいと、応酬する。<BR>⏎
d1935<P>⏎
d1939<P>⏎
d1942<P>⏎
d2948-949
<P>⏎
d1956
i1661
diffsrc/original/note22.htmlsrc/modified/note22.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 8/8/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 11/19/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 11/19/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d178<P>⏎
note2279 <H4>第一章 玉鬘の物語 筑紫流離の物語</H4>71 
note2280 <A NAME="in11">[第一段 源氏と右近、夕顔を回想]</A><BR>72 
d181<P>⏎
d184<P>⏎
d188<P>⏎
d192<P>⏎
d196<P>⏎
note2297 <A NAME="in12">[第二段 玉鬘一行、筑紫へ下向]</A><BR>84 
d198<P>⏎
c299-100【母君の御行方を知らむ】-推量の助動詞「む」は意志、知りたいの意。<BR>⏎
【さるき所々】-『集成』は「心当りの諸方」。『完訳』は「しかるべき所」と訳す。<BR>⏎
85-86【母君の御行方を知らむ】-推量の助動詞「む」は意志、知りたいの意。<BR>⏎
【さるき所々】-『集成』は「心当りの諸方」。『完訳』は「しかるべき所」と訳す。<BR>⏎
d1104<P>⏎
d1109<P>⏎
d1111<P>⏎
d1114<P>⏎
d1117<P>⏎
d1119<P>⏎
d1121<P>⏎
d1123<P>⏎
cd4:2124-127【舟人もたれを恋ふとか大島のうらがなしげに声の聞こゆる】-姉の歌。「大島の浦」と「心(うら)悲し」の掛詞。『完訳』は「夕顔追慕の歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【来し方も行方も知らぬ沖に出でてあはれいづくに君を恋ふらむ】-妹の唱和歌。『完訳』は「亡き夕顔に呼びかける歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
102-103【舟人もたれを恋ふとか大島の--うらがなしげに声の聞こゆる】-姉の歌。「大島の浦」と「心(うら)悲し」の掛詞。『完訳』は「夕顔追慕の歌」と注す。<BR>⏎
【来し方も行方も知らぬ沖に出でて--あはれいづくに君を恋ふらむ】-妹の唱和歌。『完訳』は「亡き夕顔に呼びかける歌」と注す。<BR>⏎
d1129<P>⏎
c2130-131【金の岬過ぎてわれは忘れず】-「ちはやぶる金の岬を過ぎぬとも我は忘れず志賀の皇神」(万葉集巻七)。『集成』は「「我は忘れず」(夕顔のことはいつまでもわすれない)などということが」と注す。<BR>⏎
【同じさまなる女など添ひたまうて見えたまへば名残心地悪し悩みなどしければ】-『集成』は「夢に見えた女が魔性のものだからで、乳母も夕顔の身の上に何か変事が起ったのだろうと思う。某の院で枕上に立った女である」。『完訳』は「夕顔頓死の折、枕上に現れた女。源氏の夢にも現れた。乳母は真相を知らないが、語り手が理解して語る。尊敬語に注意、女は高貴」と注す。<BR>⏎
105-106【金の岬過ぎてわれは忘れず】-「ちはやぶる金の岬を過ぎぬとも我は忘れず志賀の皇神」(万葉集巻七)。『集成』は「「我は忘れず」(夕顔のことはいつまでもわすれない)などということが」と注す。<BR>⏎
【同じさまなる女など添ひたまうて見えたまへば名残心地悪し悩みなどしければ】-『集成』は「夢に見えた女が魔性のものだからで、乳母も夕顔の身の上に何か変事が起ったのだろうと思う。某の院で枕上に立った女である」。『完訳』は「夕顔頓死の折、枕上に現れた女。源氏の夢にも現れた。乳母は真相を知らないが、語り手が理解して語る。尊敬語に注意、女は高貴」と注す。<BR>⏎
d1133<P>⏎
note22134 <A NAME="in13">[第三段 乳母の夫の遺言]</A><BR>108 
d1135<P>⏎
d1140<P>⏎
d1142<P>⏎
d1144<P>⏎
d1147<P>⏎
note22148 <A NAME="in14">[第四段 玉鬘への求婚]</A><BR>117 
d1149<P>⏎
d1151<P>⏎
d1153<P>⏎
d1156<P>⏎
d1158<P>⏎
d1162<P>⏎
note22163 <H4>第二章 玉鬘の物語 大夫監の求婚と筑紫脱出</H4>126 
note22164 <A NAME="in21">[第一段 大夫の監の求婚]</A><BR>127 
d1165<P>⏎
c1167【いみじきはありとも】-以下「見隠して持たらむ」まで、大夫監の詞。<BR>⏎
129【いみじきかたはありとも】-以下「見隠して持たらむ」まで、大夫監の詞。<BR>⏎
d1170<P>⏎
d1173<P>⏎
c1176【これに悪しせられては】-大夫監をさす。<BR>⏎
136【これに悪しせられては】-大夫監をさす。<BR>⏎
d1180<P>⏎
d1183<P>⏎
d1185<P>⏎
d1187<P>⏎
d1190<P>⏎
note22191 <A NAME="in22">[第二段 大夫の監の訪問]</A><BR>146 
d1192<P>⏎
d1196<P>⏎
d1198<P>⏎
d1206<P>⏎
cd4:2208-211【いかでか人に御覧ぜられむ】-玉鬘の思い。「御覧ず」は結婚する意。<BR>⏎
<P>⏎
【さらにな思し憚りそ】(七二六⑤)-以下「靡きたまへる」まで、大夫監の詞。不具な身体は神仏に祈って治してやるという。<BR>⏎
<P>⏎
159-160【いかでか人に御覧ぜられむ】-玉鬘の思い。「御覧ず」は結婚する意。<BR>⏎
【さらにな思し憚りそ】-以下「靡きたまへる」まで、大夫監の詞。不具な身体は神仏に祈って治してやるという。<BR>⏎
d1214<P>⏎
note22215 <A NAME="in23">[第三段 大夫の監、和歌を詠み贈る]</A><BR>163 
d1216<P>⏎
c1217【君にもし心違はば松浦なる鏡の神をかけて誓はむ】-大夫監の贈歌。「鏡」と「掛く」は縁語。<BR>⏎
164【君にもし心違はば松浦なる--鏡の神をかけて誓はむ】-大夫監の贈歌。「鏡」と「掛く」は縁語。<BR>⏎
d1219<P>⏎
c1220【世づかうひうひしや】-語り手の評語。『集成』は「恋の道には不馴れで場違いな感じだ。嘲弄気味の草子地」。『完訳』「語り手の揶揄」と注す。<BR>⏎
166【世づかうひうひしや】-語り手の評語。『集成』は「恋の道には不馴れで場違いな感じだ。嘲弄気味の草子地」。『完訳』「語り手の揶揄」と注す。<BR>⏎
d1223<P>⏎
cd2:1224-225【年を経て祈る心の違ひなば鏡の神をつらしとや見む】-乳母の返歌。監の「心違はば」「鏡の神」の語句を受けて「心違ひなば」「鏡の神をつらしとや見む」と詠み返す。「年を経て祈る心」とは、大夫監との結婚ではなく上京のことをさす。<BR>⏎
<P>⏎
169【年を経て祈る心の違ひなば--鏡の神をつらしとや見む】-乳母の返歌。監の「心違はば」「鏡の神」の語句を受けて「心違ひなば」「鏡の神をつらしとや見む」と詠み返す。「年を経て祈る心」とは、大夫監との結婚ではなく上京のことをさす。<BR>⏎
d1227<P>⏎
cd2:1229-230き違へいづらは】-大島本は「ひきたかへい(△&い)つらハ」とある。すなわち元の文字「△」(判読不明、あるいは「へ」とあったか)を摺り消してその上に「い」と重ね書きする。『集成』は「引き違へば、つらく」と校訂し「このご縁談が駄目になったら、ひどいとお思いであろう気持を。「引き違へば」、歌の「違ひなば」を無理に解釈したもの。「れ」は軽い敬語」と注す。『新大系』『古典セレクション』は諸本に従って「ひき違へはべらば」と校訂する。『完訳』は「監との縁談がこわれたら、乳母が後悔するだろうという意味を。乳母の歌の「たがひなば」を、監に都合よく解釈して、老耄の人乳母の言いそこないだと、とりなす」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
172き違へいづらは】-大島本は「ひきたかへい(△&い)つらハ」とある。すなわち元の文字「△」(判読不明、あるいは「へ」とあったか)を摺り消してその上に「い」と重ね書きする。『集成』は「引き違へば、つらく」と校訂し「このご縁談が駄目になったら、ひどいとお思いであろう気持を。「引き違へば」、歌の「違ひなば」を無理に解釈したもの。「れ」は軽い敬語」と注す。『新大系』『古典セレクション』は諸本に従って「ひき違へはべらば」と校訂する。『完訳』は「監との縁談がこわれたら、乳母が後悔するだろうという意味を。乳母の歌の「たがひなば」を、監に都合よく解釈して、老耄の人乳母の言いそこないだと、とりなす」と注す。<BR>⏎
d1233<P>⏎
d1235<P>⏎
note22236 <A NAME="in24">[第四段 玉鬘、筑紫を脱出]</A><BR>176 
d1237<P>⏎
cd2:1238-239【いかがは仕まつるべからむ】-以下「なかなかなる目をや見む」まで、豊後介の心中。<BR>⏎
<P>⏎
177【いかがは仕まつるべからむ】-以下「なかなかなる目をや見む」まで、豊後介の心中。<BR>⏎
d1241<P>⏎
c1242【いみじきことを思ひかまへて出で立つ】-『集成』は「思い切った計略をめぐらして」と訳す。<BR>⏎
179【いみじきことを思ひへて出で立つ】-『集成』は「思い切った計略をめぐらして」と訳す。<BR>⏎
d1244<P>⏎
d1246<P>⏎
d1249<P>⏎
cd4:2250-253【浮島を漕ぎ離れても行く方やいづく泊りと知らずもあるかな】-兵部の君の歌。将来の不安をいう。「浮き」に「憂き」を響かす。<BR>⏎
<P>⏎
【行く先も見えぬ路に舟出して風にまかする身こそ浮きたれ】-玉鬘の返歌。「浮島」の語句を受けて「身こそ浮きたれ」と返す。「浮き」に「憂き」を響かす。<BR>⏎
<P>⏎
184-185【浮島を漕ぎ離れても行く方や--いづく泊りと知らずもあるかな】-兵部の君の歌。将来の不安をいう。「浮き」に「憂き」を響かす。<BR>⏎
【行く先も見えぬ路に舟出して--風にまかする身こそ浮きたれ】-玉鬘の返歌。「浮島」の語句を受けて「身こそ浮きたれ」と返す。「浮き」に「憂き」を響かす。<BR>⏎
note22254 <A NAME="in25">[第五段 都に帰着]</A><BR>186 
d1259<P>⏎
d1261<P>⏎
cd2:1262-263【憂きことに胸のみ騒ぐ響きには響の灘もさはらざりけり】-乳母の歌。<BR>⏎
<P>⏎
192【憂きことに胸のみ騒ぐ響きには--響の灘もさはらざりけり】-乳母の歌。<BR>⏎
d1265<P>⏎
d1268<P>⏎
c1269【いとかなしき妻子も忘れぬ】-豊後介の歌。『集成』は「「韓泊より、川尻おすほどは」に続く歌詞と思われる」と注す。<BR>⏎
196【いとかなしき妻子も忘れぬ】-豊後介の歌。『集成』は「「韓泊より、川尻おすほどは」に続く歌詞と思われる」と注す。<BR>⏎
d1272<P>⏎
d1274<P>⏎
d1277<P>⏎
d1279<P>⏎
d1281<P>⏎
note22282 <H4>第三章 玉鬘の物語 玉鬘、右近と椿市で邂逅</H4>204 
note22283 <A NAME="in31">[第一段 岩清水八幡宮へ参詣]</A><BR>205 
d1284<P>⏎
d1286<P>⏎
d1288<P>⏎
d1290<P>⏎
d1293<P>⏎
d1296<P>⏎
note22297 <A NAME="in32">[第二段 初瀬の観音へ参詣]</A><BR>213 
d1298<P>⏎
d1301<P>⏎
d1303<P>⏎
d1305<P>⏎
d1307<P>⏎
d1310<P>⏎
note22311 <A NAME="in33">[第三段 右近も初瀬へ参詣]</A><BR>221 
d1312<P>⏎
d1314<P>⏎
d1317<P>⏎
d1320<P>⏎
d1322<P>⏎
d1324<P>⏎
d1326<P>⏎
d1328<P>⏎
d1330<P>⏎
cd2:1331-332【いと憎しおぼゆるもうちつけなりや】-語り手の挿入句。『集成』は「「うちつけなりや」は草子地」。『完訳』は「右近のせっかちぶりを評す」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
232【いと憎しおぼゆるもうちつけなりや】-語り手の挿入句。『集成』は「「うちつけなりや」は草子地」。『完訳』は「右近のせっかちぶりを評す」と注す。<BR>⏎
note22333 <A NAME="in34">[第四段 右近、玉鬘に再会す]</A><BR>233 
d1334<P>⏎
d1337<P>⏎
d1339<P>⏎
d1341<P>⏎
d1343<P>⏎
d1345<P>⏎
d1347<P>⏎
d1349<P>⏎
d1351<P>⏎
d1354<P>⏎
d1356<P>⏎
c1358【遥かなる世界にて】-筑紫の地をさす。<BR>⏎
247【遥かなる世界にて】-筑紫の地をさす。<BR>⏎
d1361<P>⏎
d1363<P>⏎
d1366<P>⏎
note22367 <A NAME="in35">[第五段 右近、初瀬観音に感謝]</A><BR>253 
d1368<P>⏎
d1372<P>⏎
d1375<P>⏎
d1377<P>⏎
d1380<P>⏎
d1383<P>⏎
d1386<P>⏎
note22387 <A NAME="in36">[第六段 三条、初瀬観音に祈願]</A><BR>266 
d1388<P>⏎
d1390<P>⏎
d1393<P>⏎
d1395<P>⏎
d1402<P>⏎
d1404<P>⏎
d1406<P>⏎
d1409<P>⏎
d1412<P>⏎
d1414<P>⏎
note22415 <A NAME="in37">[第七段 右近、主人の光る源氏について語る]</A><BR>284 
d1416<P>⏎
d1418<P>⏎
c1419【おぼえぬ高き交らひをして】-以下「聞こゆべきなめりかし」まで、右近の詞。六条院での宮仕えをいう。<BR>⏎
286【おぼえぬ高き交らひをして】-以下「聞こゆべきなめりかし」まで、右近の詞。六条院での宮仕えをいう。<BR>⏎
d1424<P>⏎
c1426【当代の御母后とこえしとこの姫君の御容貌と】-「当代の御母后」とは冷泉帝の母后すなわち藤壺。藤壺と明石姫君をさす。<BR>⏎
292【当代の御母后とこえしとこの姫君の御容貌と】-「当代の御母后」とは冷泉帝の母后すなわち藤壺。藤壺と明石姫君をさす。<BR>⏎
d1428<P>⏎
d1431<P>⏎
d1435<P>⏎
d1441<P>⏎
note22442 <A NAME="in38">[第八段 乳母、右近に依頼]</A><BR>304 
d1443<P>⏎
c2445-446【家かまどを捨て】-『集成』は「せっかくの生活の根拠をも捨て、の意」。『完訳』は「家財道具のいっさいを置き去りにして」と訳す。<BR>⏎
【男女の頼むべき子どもに引き別れ】-乳母の息子二郎三郎そして娘二人のうち長女は筑紫に残った。<BR>⏎
306-307【家かまどを捨て】-『集成』は「せっかくの生活の根拠をも捨て、の意」。『完訳』は「家財道具のいっさいを置き去りにして」と訳す。<BR>⏎
【男女の頼むべき子どもに引き別れ】-乳母の息子二郎三郎そして娘二人のうち長女は筑紫に残った。<BR>⏎
d1449<P>⏎
d1451<P>⏎
c1454【聞こしめしきて】-主語は源氏。<BR>⏎
313【聞こしめしきて】-主語は源氏。<BR>⏎
d1456<P>⏎
d1459<P>⏎
c1463【心幼かりけることは】-『集成』は「以下、自分の消息を乳母に伝えなかった右近の弁解」と注す。<BR>⏎
320【心幼かりけることは】-『集成』は「以下、自分の消息を乳母に伝えなかった右近の弁解」と注す。<BR>⏎
d1468<P>⏎
d1470<P>⏎
note22471 <A NAME="in39">[第九段 右近、玉鬘一行と約束して別れる]</A><BR>326 
d1472<P>⏎
c1473【二本の杉のたちどを尋ねずは古川野辺に君を見ましや】-右近の玉鬘への贈歌。「初瀬川古川の辺に二本ある杉年を経てまたもあひ見む二本ある杉」(古今集雑体歌、旋頭歌、一〇〇九、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
327【二本の杉のたちどを尋ねずは--古川野辺に君を見ましや】-右近の玉鬘への贈歌。「初瀬川古川の辺に二本ある杉年を経てまたもあひ見む二本ある杉」(古今集雑体歌、旋頭歌、一〇〇九、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
d1475<P>⏎
cd2:1476-477【初瀬川はやくのことは知らねども今日の逢ふ瀬に身さへ流れぬ】-玉鬘の返歌。右近の引歌二首の「初瀬川」「流れ」及び「古川」「見ましや」の語句を受けて「初瀬川」「逢瀬」「流れ(泣かれ)」と返す。「早い」に流れの速さと時間の早い時期すなわち昔の意、「流れ」と「泣かれ」を掛ける。「瀬」「流れ」は「川」の縁語。玉鬘の教養をうかがわせる技巧的な和歌である。『完訳』は「右近の用いた二首の引歌を了解しえた応じ方に注意。玉鬘の和歌への精通を証す」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
329【初瀬川はやくのことは知らねども--今日の逢ふ瀬に身さへ流れぬ】-玉鬘の返歌。右近の引歌二首の「初瀬川」「流れ」及び「古川」「見ましや」の語句を受けて「初瀬川」「逢瀬」「流れ(泣かれ)」と返す。「早い」に流れの速さと時間の早い時期すなわち昔の意、「流れ」と「泣かれ」を掛ける。「瀬」「流れ」は「川」の縁語。玉鬘の教養をうかがわせる技巧的な和歌である。『完訳』は「右近の用いた二首の引歌を了解しえた応じ方に注意。玉鬘の和歌への精通を証す」と注す。<BR>⏎
d1480<P>⏎
d1483<P>⏎
d1488<P>⏎
cd2:1489-490【右近家は六条の院近きわたりなりければほど遠からで言ひ交はすもたつき出で来ぬる心地しけり】-右近の家は五条、玉鬘一行の宿は九条である。<BR>⏎
<P>⏎
338【右近家は六条の院近きわたりなりければほど遠からで言ひ交はすもたつき出で来ぬる心地しけり】-右近の家は五条、玉鬘一行の宿は九条である。<BR>⏎
note22491 <H4>第四章 光る源氏の物語 玉鬘を養女とする物語</H4>339 
note22492 <A NAME="in41">[第一段 右近、六条院に帰参する]</A><BR>340 
d1493<P>⏎
c1494【大殿】-六条院をさす。<BR>⏎
341【大殿】-六条院をさす。<BR>⏎
d1497<P>⏎
d1499<P>⏎
d1503<P>⏎
d1506<P>⏎
d1508<P>⏎
d1510<P>⏎
d1512<P>⏎
d1515<P>⏎
d1518<P>⏎
note22519 <A NAME="in42">[第二段 右近、源氏に玉鬘との邂逅を語る]</A><BR>357 
d1520<P>⏎
d1522<P>⏎
d1526<P>⏎
d1528<P>⏎
d1530<P>⏎
d1532<P>⏎
d1534<P>⏎
d1536<P>⏎
d1538<P>⏎
d1540<P>⏎
d1542<P>⏎
d1544<P>⏎
d1547<P>⏎
d1549<P>⏎
d1551<P>⏎
d1553<P>⏎
d1555<P>⏎
note22556 <A NAME="in43">[第三段 源氏、玉鬘を六条院へ迎える]</A><BR>377 
d1557<P>⏎
d1559<P>⏎
d1562<P>⏎
d1565<P>⏎
d1567<P>⏎
d1572<P>⏎
d1575<P>⏎
cd2:1577-578【知らずとも尋ねて知らむ三島江に生ふる三稜の筋は絶えじを】-源氏から玉鬘への贈歌。「三島江」は歌枕。「三島江に生ふる三稜の」は「筋」に係る序詞。<BR>⏎
<P>⏎
391【知らずとも尋ねて知らむ三島江に--生ふる三稜の筋は絶えじを】-源氏から玉鬘への贈歌。「三島江」は歌枕。「三島江に生ふる三稜の」は「筋」に係る序詞。<BR>⏎
d1582<P>⏎
note22583 <A NAME="in44">[第四段 玉鬘、源氏に和歌を返す]</A><BR>395 
d1584<P>⏎
d1590<P>⏎
d1594<P>⏎
d1597<P>⏎
cd2:1598-599【数ならぬ三稜や何の筋なれば憂きにしもかく根をとどめけむ】-玉鬘の返歌。「三稜」「筋」の語句を受けて返す。「三稜」に「身」、「憂き」に「泥(うき)」を掛ける。「三稜」と「泥」は縁語。玉鬘の教養をうかがわせる返歌。<BR>⏎
<P>⏎
406【数ならぬ三稜や何の筋なれば--憂きにしもかく根をとどめけむ】-玉鬘の返歌。「三稜」「筋」の語句を受けて返す。「三稜」に「身」、「憂き」に「泥(うき)」を掛ける。「三稜」と「泥」は縁語。玉鬘の教養をうかがわせる返歌。<BR>⏎
d1601<P>⏎
d1608<P>⏎
note22609 <A NAME="in45">[第五段 源氏、紫の上に夕顔について語る]</A><BR>414 
d1610<P>⏎
cd2:1614-615【思ひきこゆれ】-「なれ」は断定の助動詞。<BR>⏎
<P>⏎
418【思ひきこゆれ】-「なれ」は断定の助動詞。<BR>⏎
d1620<P>⏎
d1622<P>⏎
d1625<P>⏎
note22626 <A NAME="in46">[第六段 玉鬘、六条院に入る]</A><BR>426 
d1627<P>⏎
cd2:1630-631【にはかに惑ひ出でたまひしぎに】-筑紫出奔の騒動をいう。<BR>⏎
<P>⏎
429【にはかに惑ひ出でたまひしぎに】-筑紫出奔の騒動をいう。<BR>⏎
d1634<P>⏎
d1638<P>⏎
d1640<P>⏎
d1643<P>⏎
d1646<P>⏎
d1648<P>⏎
note22649 <A NAME="in47">[第七段 源氏、玉鬘に対面する]</A><BR>441 
d1650<P>⏎
d1655<P>⏎
d1657<P>⏎
d1659<P>⏎
d1661<P>⏎
d1663<P>⏎
d1665<P>⏎
d1667<P>⏎
d1669<P>⏎
d1673<P>⏎
d1675<P>⏎
d1677<P>⏎
note22678 <A NAME="in48">[第八段 源氏、玉鬘の人物に満足する]</A><BR>458 
d1679<P>⏎
d1682<P>⏎
d1684<P>⏎
d1687<P>⏎
c1688【恋ひわたる身はそれなれど玉かづらいかなる筋をたづね来つらむ】-源氏の手習歌。「いづくとて尋ね来つらむ玉かづら我は昔の我ならなくに」(後撰集雑四、一二五三、源善朝臣)を踏まえる。「玉鬘」「筋」は縁語。<BR>⏎
464【恋ひわたる身はそれなれど玉かづら--いかなる筋をね来つらむ】-源氏の手習歌。「いづくとて尋ね来つらむ玉かづら我は昔の我ならなくに」(後撰集雑四、一二五三、源善朝臣)を踏まえる。「玉鬘」「筋」は縁語。<BR>⏎
d1690<P>⏎
d1692<P>⏎
note22693 <A NAME="in49">[第九段 玉鬘の六条院生活始まる]</A><BR>467 
d1694<P>⏎
d1696<P>⏎
d1698<P>⏎
d1700<P>⏎
cd2:1704-705【親はらからと睦びきこえたまふ御さま】-源氏や夕霧をさす。主語は玉鬘。<BR>⏎
<P>⏎
474【親はらからと睦びきこえたまふ御さま】-源氏や夕霧をさす。主語は玉鬘。<BR>⏎
d1708<P>⏎
d1711<P>⏎
note22712 <H4>第五章 光る源氏の物語 末摘花の物語と和歌論</H4>479 
note22713 <A NAME="in51">[第一段 歳末の衣配り]</A><BR>480 
d1714<P>⏎
d1718<P>⏎
d1720<P>⏎
d1723<P>⏎
d1725<P>⏎
d1727<P>⏎
d1730<P>⏎
d1734<P>⏎
note22735 <A NAME="in52">[第二段 末摘花の返歌]</A><BR>494 
d1736<P>⏎
cd2:1738-739【うつほにてうちけたまへり】-下に衣を重ねないで、使者に与えたの意。<BR>⏎
<P>⏎
496【うつほにてうちけたまへり】-下に衣を重ねないで、使者に与えたの意。<BR>⏎
d2743-744いと(七五五⑧)-ナシ大横池肖三明⏎
<P>⏎
note22745 <A NAME="in53">[第三段 源氏の和歌論]</A><BR>500 
d1746<P>⏎
d1750<P>⏎
c1753【おこせたまへりしか】-過去助動詞「しか」已然形。「こそ」の係結び。過去の出来事をいう。<BR>⏎
506【おこせたりしか】-過去助動詞「しか」已然形。「こそ」の係結び。過去の出来事をいう。<BR>⏎
d1755<P>⏎
d1757<P>⏎
d1760<P>⏎
d1764<P>⏎
d1766<P>⏎
d1768<P>⏎
cd4:2769-772【情け捨ぬ御心にて書きたまふ】-源氏をいう。『集成』は「諧謔の筆を弄したもの」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【返さむと言ふにつけても片敷の夜の衣を思ひやるかな】-源氏の返歌。「返し」「衣」の語句を用いて返す。「いとせめて恋しき時はむばたまの夜の衣を返してぞ着る」(古今集恋二、五五四、小野小町)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
516-517【情け捨ぬ御心にて書きたまふ】-源氏をいう。『集成』は「諧謔の筆を弄したもの」と注す。<BR>⏎
【返さむと言ふにつけても片敷の--夜の衣を思ひこそ】-源氏の返歌。「返し」「衣」の語句を用いて返す。「いとせめて恋しき時はむばたまの夜の衣を返してぞ着る」(古今集恋二、五五四、小野小町)を踏まえる。<BR>⏎
d2774-775
<P>⏎
d1782
i1528
diffsrc/original/note23.htmlsrc/modified/note23.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 8/10/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd5:310-14Last updated 11/22/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
  <H3>初 音</H3><BR>⏎
<P>⏎
9-11<ADDRESS>Last updated 11/22/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
  <H3>初音</H3><BR>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d152<P>⏎
note2353 <H4>第一章 光る源氏の物語 新春の六条院の女性たち</H4>45 
note2354 <A NAME="in11">[第一段 春の御殿の紫の上の周辺]</A><BR>46 
d155<P>⏎
d160<P>⏎
d170<P>⏎
d172<P>⏎
d176<P>⏎
d179<P>⏎
cd4:280-83【今朝この人びとの】-以下「上にはわれ見せたてまつらむ」まで、源氏の詞。「上」は紫の上をさす。鏡餅を私が見せて祝詞を申し上げようの意。<BR>⏎
<P>⏎
【薄氷解けぬる池の鏡には世に曇りなき影ぞ並べる】-源氏から紫の上への贈歌。「鏡」に「鏡餅」を響かせる。二人の深い情愛と幸せを寿ぐ歌。<BR>⏎
<P>⏎
66-67【今朝この人びとの】-以下「上にはわれ見せたてまつらむ」まで、源氏の詞。「上」は紫の上をさす。鏡餅を私が見せて祝詞を申し上げようの意。<BR>⏎
【薄氷解けぬる池の鏡には--世に曇りなき影ぞ並べる】-源氏から紫の上への贈歌。「鏡」に「鏡餅」を響かせる。二人の深い情愛と幸せを寿ぐ歌。<BR>⏎
d185<P>⏎
cd2:186-87【曇りなき池の鏡によろづ代をすむべき影ぞしるく見えける】-紫の上の返歌。「池」「鏡」「世」「影」の語句を受けて「曇りなき池の鏡」「万代」「住むべき影」と返す。「すむ」は「澄む」と「住む」の掛詞。「曇り」「澄む」「影」は「鏡」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
69【曇りなき池の鏡によろづ代を--すむべき影ぞしるく見えける】-紫の上の返歌。「池」「鏡」「世」「影」の語句を受けて「曇りなき池の鏡」「万代」「住むべき影」と返す。「すむ」は「澄む」と「住む」の掛詞。「曇り」「澄む」「影」は「鏡」の縁語。<BR>⏎
d190<P>⏎
note2391 <A NAME="in12">[第二段 明石姫君、実母と和歌を贈答]</A><BR>72 
d192<P>⏎
c195【えならぬ五葉の枝に移る鴬も】-五葉の松も鴬も細工物。<BR>⏎
75【えならぬ五葉の枝に移る鴬も】-五葉の松も鴬も細工物。<BR>⏎
d197<P>⏎
c198【年月を松にひかれて経る人に今日鴬の初音聞かせよ】-明石御方から娘への贈歌。「松」と「待つ」「古」と「経る」「初音」と「初子」の掛詞。「松」「引かれ」は縁語。「松の上になく鴬の声をこそ初ねの日とはいふべかりけれ」(拾遺集春、二二、宮内卿)。『完訳』は「新春でも娘に再会できぬ実母の嘆きの歌」と注す。<BR>⏎
77【年月を松にひかれて経る人に--今日鴬の初音聞かせよ】-明石御方から娘への贈歌。「松」と「待つ」「古」と「経る」「初音」と「初子」の掛詞。「松」「引かれ」は縁語。「松の上になく鴬の声をこそ初ねの日とはいふべかりけれ」(拾遺集春、二二、宮内卿)。『完訳』は「新春でも娘に再会できぬ実母の嘆きの歌」と注す。<BR>⏎
d1100<P>⏎
d1103<P>⏎
cd4:2104-107【ひき別れ年は経れども鴬の巣立ちし松の根を忘れめや】-明石姫君の返歌。「年」「松」「引く」「経る」「鴬」の語句を「引き別れ」「年は」「経れども」「鴬の巣立ちし」「松の根」と受けて「忘れめや」と返す。「松」と「待つ」は掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
【幼き御心にまかせてくだくだしくぞあるかな】-語り手の批評。『集成』は「草子地による歌の批評。理屈が勝って余情に乏しいといったところである」。『完訳』は「語り手の評言。物語ではじめて歌を詠む姫君の成長ぶりに注意」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
81-82【ひき別れ年は経れども鴬の--巣立ちし松の根を忘れめや】-明石姫君の返歌。「年」「松」「引く」「経る」「鴬」の語句を「引き別れ」「年は」「経れども」「鴬の巣立ちし」「松の根」と受けて「忘れめや」と返す。「松」と「待つ」は掛詞。<BR>⏎
【幼き御心にまかせてくだくだしくぞある】-語り手の批評。『集成』は「草子地による歌の批評。理屈が勝って余情に乏しいといったところである」。『完訳』は「語り手の評言。物語ではじめて歌を詠む姫君の成長ぶりに注意」と注す。<BR>⏎
note23108 <A NAME="in13">[第三段 夏の御殿の花散里を訪問]</A><BR>83 
d1109<P>⏎
d1112<P>⏎
cd2:1116-117【西の対へ渡りたま】-夏の御殿の西の対。玉鬘の居所。<BR>⏎
<P>⏎
89【西の対へ渡りたまひぬ】-夏の御殿の西の対。玉鬘の居所。<BR>⏎
note23118 <A NAME="in14">[第四段 続いて玉鬘を訪問]</A><BR>90 
d1119<P>⏎
cd2:1122-123【えしも見過したまふまじくや】-語り手の源氏の心中を批評した文。後の物語発展への伏線的叙述。『集成』は「父親役では納まらないのではないか、という草子地」。『完訳』は「男女関係に発展せずにすむだろうか、とする語り手の予感」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
93【えしも見過したまふまじ】-語り手の源氏の心中を批評した文。後の物語発展への伏線的叙述。『集成』は「父親役では納まらないのではないか、という草子地」。『完訳』は「男女関係に発展せずにすむだろうか、とする語り手の予感」と注す。<BR>⏎
d1126<P>⏎
d1130<P>⏎
d1132<P>⏎
cd2:1133-134【さもあるべきことぞかし】-『集成』は「玉鬘としては素直にお受けするほかないことだ、という意味の草子地」。『完訳』は「語り手が、玉鬘の応答に納得」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
100【さもあることぞかし】-『集成』は「玉鬘としては素直にお受けするほかないことだ、という意味の草子地」。『完訳』は「語り手が、玉鬘の応答に納得」と注す。<BR>⏎
note23135 <A NAME="in15">[第五段 冬の御殿の明石御方に泊まる]</A><BR>101 
d1136<P>⏎
cd3:2137-139【ものよりことに】-『集成』は「ほかに比べ格段に」。『完訳』は「なによりまして格別の」と訳す。<BR>⏎
【硯のあたりにぎははしく草子ども取り散らしたる】-『集成』は「朝方、明石の姫君に手紙を書いたあと、そのままなのだろう。ここは和歌の草子であろう」。『完訳』は「朝方、姫君に消息したまま、来訪の源氏に歌反故を見せようとする下心か」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
102-103【ものよりことに】-『集成』は「ほかに比べ格段に」。『完訳』は「なによりまして格別の」と訳す。<BR>⏎
【硯のあたりにぎははしく草子どもなど取り散らしたるなど】-『集成』は「朝方、明石の姫君に手紙を書いたあと、そのままなのだろう。ここは和歌の草子であろう」。『完訳』は「朝方、姫君に消息したまま、来訪の源氏に歌反故を見せようとする下心か」と注す。<BR>⏎
d1141<P>⏎
c1142【めづらしや花のねぐらに木づたひて谷の古巣を訪へる鴬】-明石御方の独詠歌。「花のねぐら」は春の御殿、「谷の古巣」は明石の冬の御殿、「鴬」は姫君を喩える。『完訳』は「養母に愛育されつつも実母を顧みる姫君を、感動的に受けとめた歌」と注す。<BR>⏎
105【めづらしや花のねぐらに木づたひて--谷の古巣を訪へる鴬】-明石御方の独詠歌。「花のねぐら」は春の御殿、「谷の古巣」は明石の冬の御殿、「鴬」は姫君を喩える。『完訳』は「養母に愛育されつつも実母を顧みる姫君を、感動的に受けとめた歌」と注す。<BR>⏎
d1144<P>⏎
d1148<P>⏎
c1150【さすにみからのもてなしはかしこまりきて】-『集成』は「そうはいっても明石の上自身の振舞は、(源氏に対しては)遜って礼儀に適った態度であるのを。前に、「ものよりことに気高くおぼさる」とあった」。『完訳』は「自らの憂愁をおし隠して遠慮がちにふるまう」と注す。<BR>⏎
111【さすにみからのもてなしはかしこまりきて】-『集成』は「そうはいっても明石の上自身の振舞は、(源氏に対しては)遜って礼儀に適った態度であるのを。前に、「ものよりことに気高くおぼさる」とあった」。『完訳』は「自らの憂愁をおし隠して遠慮がちにふるまう」と注す。<BR>⏎
d1155<P>⏎
c1157【めましる人びとあり】-女房たちである。<BR>⏎
117【めましる人びとあり】-女房たちである。<BR>⏎
d1162<P>⏎
d1164<P>⏎
note23165 <A NAME="in16">[第六段 六条院の正月二日の臨時客]</A><BR>123 
d1166<P>⏎
c3168-170【そこら集ひたまへ】-『集成』は「以下、草子地」と注す。<BR>⏎
【すこしなずらひなるだに見えたまはぬものかな】-『完訳』は「多少とも源氏に比肩できる者さえいないとする、語り手の評言」と注す。<BR>⏎
【悪しかし】-『集成』は「だらしないことです。草子地」。『完訳』は「情けない、とする語り手の評」と注す。<BR>⏎
125-127【そこら集ひたまへ】-『集成』は「以下、草子地」と注す。<BR>⏎
【すこしなずらひなるだに見えたまはぬものかな】-『完訳』は「多少とも源氏に比肩できる者さえいないとする、語り手の評言」と注す。<BR>⏎
【悪しかし】-『集成』は「だらしないことです。草子地」。『完訳』は「情けない、とする語り手の評」と注す。<BR>⏎
d1172<P>⏎
d1178<P>⏎
note23179 <H4>第二章 光る源氏の物語 二条東院の女性たちの物語</H4>134 
note23180 <A NAME="in21">[第一段 二条東院の末摘花を訪問]</A><BR>135 
d1181<P>⏎
d1190<P>⏎
d1198<P>⏎
c1199【御鼻の色ばかり霞にも紛るまじ】-「花」に「鼻」を掛ける。「浅緑野辺の霞はつつめどもこぼれて匂ふ花桜かな」(拾遺集春、四〇、読人しらず)。<BR>⏎
151【御鼻の色ばかり霞にも紛るまじ】-「花」に「鼻」を掛ける。「浅緑野辺の霞はつつめどもこぼれて匂ふ花桜かな」(拾遺集春、四〇、読人しらず)。<BR>⏎
cd2:1204-205【ありがたきことぞかし】-語り手の批評。『完訳』は「奇特だ。前文末の「あはれなり」と対照的。このあたり、末摘花・源氏への語り手の評言が多様」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
156【ありがたきぞかし】-語り手の批評。『完訳』は「奇特だ。前文末の「あはれなり」と対照的。このあたり、末摘花・源氏への語り手の評言が多様」と注す。<BR>⏎
d1210<P>⏎
d1214<P>⏎
d1218<P>⏎
d1220<P>⏎
d1223<P>⏎
cd2:1224-225【ふるさとの春の梢に訪ね来て世の常ならぬ花を見るかな】-源氏の独詠歌。「花」に「鼻」を掛ける。久し振りに二条東院を訪れて、その女主人の相変わらぬさまに懐かしさと嫌気を感じて詠んだ歌。<BR>⏎
<P>⏎
170【ふるさとの春の梢に訪ね来て--世の常ならぬ花を見るかな】-源氏の独詠歌。「花」に「鼻」を掛ける。久し振りに二条東院を訪れて、その女主人の相変わらぬさまに懐かしさと嫌気を感じて詠んだ歌。<BR>⏎
d1227<P>⏎
note23228 <A NAME="in22">[第二段 続いて空蝉を訪問]</A><BR>172 
d1229<P>⏎
c1230【かごやかに局住みにして】-『集成』は「部屋住みのような体にして。遜ったさま」と注す。<BR>⏎
173【かごやかに局住みにしなして】-『集成』は「部屋住みのような体にして。遜ったさま」と注す。<BR>⏎
d1232<P>⏎
d1235<P>⏎
d1237<P>⏎
d1239<P>⏎
d1241<P>⏎
d1244<P>⏎
d1251<P>⏎
cd2:1252-253【かやうにても御蔭に隠れたる人びとおほかり】-末摘花や空蝉以外にも源氏の庇護下にある女性が二条東院に多くいたことをいう。<BR>⏎
<P>⏎
188【かやうにても御蔭に隠れたる人びとかり】-末摘花や空蝉以外にも源氏の庇護下にある女性が二条東院に多くいたことをいう。<BR>⏎
cd2:1256-257【命知らぬ】-「ながらへむ命ぞ知らぬ忘れじと思ふ心は身に添はりつつ」(信明集、五〇)。<BR>⏎
<P>⏎
191【命知らぬ】-「ながらへむ命ぞ知らぬ忘れじと思ふ心は身に添はりつつ」(信明集、五〇)。<BR>⏎
d1261<P>⏎
note23262 <H4>第三章 光る源氏の物語 男踏歌</H4>195 
note23263 <A NAME="in31">[第一段 男踏歌、六条院に回り来る]</A><BR>196 
d1264<P>⏎
d1266<P>⏎
d1272<P>⏎
c1273【朱雀院の后の宮の御方などめりけるほどに】-弘徽殿大后は朱雀院の院内にある柏梁殿にいた。<BR>⏎
203【朱雀院の后の御方などめりけるほどに】-弘徽殿大后は朱雀院の院内にある柏梁殿にいた。<BR>⏎
d1275<P>⏎
d1283<P>⏎
cd2:1288-289【絵にも描きとどめがたからむこそ口惜しけれ】-語り手の感想。<BR>⏎
<P>⏎
216【絵にも描きとどめがたからむこそ口惜しけれ】-語り手の感想。<BR>⏎
cd2:1291-292【春の錦たち出でる】-「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」(古今集春上、五六、素性法師)<BR>⏎
<P>⏎
218【春の錦たち出でにける】-「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」(古今集春上、五六、素性法師)<BR>⏎
d1294<P>⏎
note23295 <A NAME="in32">[第二段 源氏、踏歌の後宴を計画す]</A><BR>220 
d1296<P>⏎
d1301<P>⏎
cd3:2302-304【人びとこなたに】-以下「私の後宴あるべし」まで、源氏の詞。『完訳』は「御方々に帰りわたりたまひぬ」と矛盾することをいう。<BR>⏎
<P>⏎
【ゆるべる緒へさせたまひなどす】-『完訳』は「女楽の準備。物語には描かれないが、後の竹河巻では、実際に行われたとする」と注す。<BR>⏎
225-226【人びとこなたに】-以下「私の後宴あるべし」まで、源氏の詞。『完訳』は「御方々に帰りわたりたまひぬ」と矛盾することをいう。<BR>⏎
【ゆるべる緒、調へさせたまひなどす】-『完訳』は「女楽の準備。物語には描かれないが、後の竹河巻では、実際に行われたとする」と注す。<BR>⏎
d2306-307
<P>⏎
d1314
i1237
diffsrc/original/note24.htmlsrc/modified/note24.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 8/15/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 11/28/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 11/28/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d157<P>⏎
note2458 <H4>第一章 光る源氏の物語 春の町の船楽と季の御読経</H4>50 
note2459 <A NAME="in11">[第一段 三月二十日頃の春の町の船楽]</A><BR>51 
d160<P>⏎
d166<P>⏎
c169【御返りもころやと思し】-主語は紫の上。秋好中宮への返歌。<BR>⏎
59【御返りもこのころやと思し】-主語は紫の上。秋好中宮への返歌。<BR>⏎
d174<P>⏎
cd10:583-92【斧の柄も朽たつべう】-爛柯の故事。<BR>⏎
<P>⏎
【風吹けばの花さへ色見えてこや名に立てる山吹の崎】-女房の歌。「山吹の崎」は近江国にある歌枕。<BR>⏎
<P>⏎
【春の池や井手の川瀬にかよふらむ岸の山吹そこも匂へり】-女房の唱和歌。「山吹の崎」から山城国の山吹の名所「井手」の歌枕を詠む。<BR>⏎
<P>⏎
【亀の上の山も尋ねじ舟のうちに老いせぬ名をばここに残さむ】-女房の唱和歌。転じて中島の山を詠む。「亀の上の山」とは蓬莱山のこと。「海漫々たり、風浩々たり、眼は穿ちなむとすれども蓬莱島を見ず、蓬莱を見ざれば敢て帰らず、童男丱女舟中に老ゆ」(白氏文集、海漫々)をふまえる。<BR>⏎
<P>⏎
【春の日のうららにさしてゆく舟は棹のしづくも花ぞ散りける】-女房の唱和歌。麗かな日の中に美しい舟の様子を詠んで結ぶ。「さし」は「春の日」と「棹」が「さす」の掛詞。「滴」を「花」と見立てる。以上の四首は起承転結の構成で配列。<BR>⏎
<P>⏎
72-76【斧の柄も朽たつべう】-爛柯の故事。<BR>⏎
【風吹けばの花さへ色見えて--こや名に立てる山吹の崎】-女房の歌。「山吹の崎」は近江国にある歌枕。<BR>⏎
【春の池や井手の川瀬にかよふらむ--岸の山吹そこも匂へり】-女房の唱和歌。「山吹の崎」から山城国の山吹の名所「井手」の歌枕を詠む。<BR>⏎
【亀の上の山も尋ねじ舟のうちに--老いせぬ名をばここに残さむ】-女房の唱和歌。転じて中島の山を詠む。「亀の上の山」とは蓬莱山のこと。「海漫々たり、風浩々たり、眼は穿ちなむとすれども蓬莱島を見ず、蓬莱を見ざれば敢て帰らず、童男丱女舟中に老ゆ」(白氏文集、海漫々)をふまえる。<BR>⏎
【春の日のうららにさしてゆく舟は--棹のしづくも花ぞ散りける】-女房の唱和歌。麗かな日の中に美しい舟の様子を詠んで結ぶ。「さし」は「春の日」と「棹」が「さす」の掛詞。「滴」を「花」と見立てる。以上の四首は起承転結の構成で配列。<BR>⏎
d194<P>⏎
note2495 <A NAME="in12">[第二段 船楽、夜もすがら催される]</A><BR>78 
d196<P>⏎
d1101<P>⏎
cd2:1104-105【何のあやめも知らぬ賤のも御門のわたり隙なき馬車の立処に混じりて笑みさかえ聞きり】-年中行事絵巻等に見られる風景である。<BR>⏎
<P>⏎
85【何のあやめも知らぬ賤の御門のわたり隙なき馬車の立処に混じりて笑みさかえ聞きにけり】-年中行事絵巻等に見られる風景である。<BR>⏎
d1108<P>⏎
note24109 <A NAME="in13">[第三段 蛍兵部卿宮、玉鬘を思う]</A><BR>88 
d1110<P>⏎
d1116<P>⏎
d1122<P>⏎
d1125<P>⏎
d1127<P>⏎
cd4:3128-131【紫のゆゑに心をしめたれば淵に身投げむ名やは惜しけき】-兵部卿宮の贈歌。「紫のゆゑ」とは縁の意、姪に当たるという意。「藤」と「淵」の掛詞。「紫」と「藤」は縁語。「やは」反語。<BR>⏎
<P>⏎
【淵に身を投げつべしやとこの春は花のあたりを立ち去らで見よ】-源氏の返歌。「ふち」「身」の語句を受けて「淵に身を投げつべしや」と反語で切り返す。<BR>⏎
<P>⏎
102-104【紫のゆゑに心をしめたれば--淵に身投げむ名やは惜しけき】-兵部卿宮の贈歌。「紫のゆゑ」とは縁の意、姪に当たるという意。「藤」と「淵」の掛詞。「紫」と「藤」は縁語。「やは」反語。<BR>⏎
【同じかざしを】-わが宿と頼む吉野に君し入らば同じかざしをさしこそはせめ(後撰集恋四-八〇九 伊勢)(text24.html 出典6から転載)<BR>⏎
【淵に身を投げつべしやとこの春は--花のあたりを立ち去らで見よ】-源氏の返歌。「ふち」「身」の語句を受けて「淵に身を投げつべしや」と反語で切り返す。<BR>⏎
note24132 <A NAME="in14">[第四段 中宮、春の季の御読経主催す]</A><BR>105 
d1133<P>⏎
c1136【日の御よそひにたまふ人びとも多かり】-昼の装束の意で、束帯姿。これに対するのが宿直姿、直衣姿をいう。<BR>⏎
108【日の御よそひに替たまふ人びとも多かり】-昼の装束の意で、束帯姿。これに対するのが宿直姿、直衣姿をいう。<BR>⏎
d1139<P>⏎
cd2:1142-143【鳥には銀の花瓶に桜をさし蝶は金の瓶に山吹を】-鳥の装束を付けた童女は銀の花瓶に桜をさし、蝶の装束を付けた童女は金の花瓶に山吹の花をさして、の意。<BR>⏎
<P>⏎
113【鳥には銀の花瓶に桜をさし蝶は金の瓶に山吹を】-鳥の装束を付けた童女は銀の花瓶に桜をさし、蝶の装束を付けた童女は金の花瓶に山吹の花をさして、の意。<BR>⏎
d1149<P>⏎
note24150 <A NAME="in15">[第五段 紫の上と中宮和歌を贈答]</A><BR>119 
d1151<P>⏎
d1153<P>⏎
cd2:1154-155【花園の胡蝶をさへや下草に秋待つ虫はうとく見るらむ】-紫の上の贈歌。昨秋、中宮から「心から春まつ園はわが宿の紅葉を風のつてにだに見よ」(「少女」巻第七章六段)と贈られた歌への返歌。中宮の「待つ」「見よ」の語句を受けて「まつ」に「待つ」と「松虫」の「松」を掛け、「け疎く見るらむ」と返す。<BR>⏎
<P>⏎
121【花園の胡蝶をさへや下草に--秋待つ虫はうとく見るらむ】-紫の上の贈歌。昨秋、中宮から「心から春まつ園はわが宿の紅葉を風のつてにだに見よ」(「少女」巻第七章六段)と贈られた歌への返歌。中宮の「待つ」「見よ」の語句を受けて「まつ」に「待つ」と「松虫」の「松」を掛け、「け疎く見るらむ」と返す。<BR>⏎
d1157<P>⏎
d1159<P>⏎
c1161【急になりはべるほど】-舞楽の構成、序・破・急の終わり章になる。<BR>⏎
125【急になり果つるほど】-舞楽の構成、序・破・急の終わり章になる。<BR>⏎
d1164<P>⏎
d1167<P>⏎
cd4:2168-171【昨日は音にこそ泣きぬべくこそは】-秋好中宮の返事。「わが園の梅のほつえに鴬の音になきぬべき恋もするかな」(古今集恋一、四九八、読人しらず)を引く。<BR>⏎
<P>⏎
【胡蝶にも誘はれなまし心ありて八重山吹を隔てざりせば】-秋好中宮の返歌。紫の上の「胡蝶」を受けて、「胡蝶」に「来てふ(来いといふ)」「やへ」に「八重」と「八重山吹」を掛けて「誘はれなまし」と返す。しかし、「まし」は反実仮想の助動詞。「隔てざりせば」という「隔て」が存在するので、行けませんの意。<BR>⏎
<P>⏎
130-131【昨日は音に泣きぬべくこそは】-秋好中宮の返事。「わが園の梅のほつえに鴬の音になきぬべき恋もするかな」(古今集恋一、四九八、読人しらず)を引く。<BR>⏎
【胡蝶にも誘はれなまし心ありて--八重山吹を隔てざりせば】-秋好中宮の返歌。紫の上の「胡蝶」を受けて、「胡蝶」に「来てふ(来いといふ)」「やへ」に「八重」と「八重山吹」を掛けて「誘はれなまし」と返す。しかし、「まし」は反実仮想の助動詞。「隔てざりせば」という「隔て」が存在するので、行けませんの意。<BR>⏎
d1173<P>⏎
d1176<P>⏎
note24177 <H4>第二章 玉鬘の物語 初夏の六条院に求婚者たち多く集まる</H4>135 
note24178 <A NAME="in21">[第一段 玉鬘に恋人多く集まる]</A><BR>136 
d1179<P>⏎
d1184<P>⏎
d1187<P>⏎
cd2:1191-192【人びとも知りきこえたれ】-女房たち。姉弟の関係と思っている。<BR>⏎
<P>⏎
146【人びとも知りきこえたれ】-女房たち。姉弟の関係と思っている。<BR>⏎
d1198<P>⏎
note24199 <A NAME="in22">[第二段 玉鬘へ求婚者たちの恋文]</A><BR>152 
d1200<P>⏎
d1205<P>⏎
d1208<P>⏎
d1213<P>⏎
d1217<P>⏎
d1219<P>⏎
cd2:1220-221【思ふとも君は知らじなわきかへり岩漏る水に色し見えねば】-柏木から玉鬘への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
167【思ふとも君は知らじなわきかへり--岩漏る水に色し見えねば】-柏木から玉鬘への贈歌。<BR>⏎
d1223<P>⏎
note24224 <A NAME="in23">[第三段 源氏、玉鬘の女房に教訓す]</A><BR>169 
d1225<P>⏎
d1228<P>⏎
cd2:1233-234【何の咎かあらむ】-反語表現。女の側に落度はない。<BR>⏎
<P>⏎
176【何の咎かあらむ】-反語表現。女の側に落度はない。<BR>⏎
d1239<P>⏎
d1245<P>⏎
note24246 <A NAME="in24">[第四段 右近の感想]</A><BR>186 
d1247<P>⏎
cd2:1249-250【さし並びたまへらむしも】-『集成』は「ご夫婦としていたほうが」。『完訳』は「ご夫婦としてお並びになったら」と訳す。「ら」完了の助動詞、「む」推量の助動詞、仮定の意、「しも」連語(副助詞+係助詞)強調の意。--になったら、それが、--だ、の意。<BR>⏎
<P>⏎
188【さし並びたまへらむしも】-『集成』は「ご夫婦としていたほうが」。『完訳』は「ご夫婦としてお並びになったら」と訳す。「ら」完了の助動詞、「む」推量の助動詞、仮定の意、「しも」連語(副助詞+係助詞)強調の意。--になったら、それが、--だ、の意。<BR>⏎
d1256<P>⏎
d1258<P>⏎
d1261<P>⏎
d1265<P>⏎
note24266 <A NAME="in25">[第五段 源氏、求婚者たちを批評]</A><BR>200 
d1267<P>⏎
d1273<P>⏎
cd2:1278-279【その御心づかひなむあべき】-係助詞「なむ」--「べき」係結び、強調のニュアンス。嫉妬せずに辛抱する心づかいが大切である、と強調する。<BR>⏎
<P>⏎
210【その御心づかひなむあべき】-係助詞「なむ」--「べき」係結び、強調のニュアンス。嫉妬せずに辛抱する心づかいが大切である、と強調する。<BR>⏎
d1283<P>⏎
c1284【かうざまのこと】-結婚に関する話題。<BR>⏎
214【かうざまのこと】-結婚に関する話題。<BR>⏎
d1288<P>⏎
d1290<P>⏎
d1293<P>⏎
d1296<P>⏎
note24297 <H4>第三章 玉鬘の物語 夏の雨と養父の恋慕の物語</H4>223 
note24298 <A NAME="in31">[第一段 源氏、玉鬘と和歌を贈答]</A><BR>224 
d1299<P>⏎
cd3:2300-302【御前近き呉竹のいと若やかに生ひちてうちなびくさまのなつかしきに】-夏の町の御殿の西の対。『完訳』は「源氏は若やかな呉竹に、五条の夕顔の家の呉竹を想起。夕顔と玉鬘のイメージが重なる。源氏の詠歌のゆえん」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【ませのうちに根深く植ゑし竹の子のおのが世々にや生ひわかるべき】-源氏から玉鬘への贈歌。「ませ」は六条院、「竹の子」は玉鬘を喩える。「世(男女の仲)」と「(竹の)節(よ)」の掛詞。「節」は「竹」の縁語。大切に育てた娘もやがて成長した後には結婚して他人の妻になってしまうことへの哀惜の気持ちを詠む。<BR>⏎
225-226【御前近き呉竹のいと若やかに生ひちてうちなびくさまのなつかしきに】-夏の町の御殿の西の対。『完訳』は「源氏は若やかな呉竹に、五条の夕顔の家の呉竹を想起。夕顔と玉鬘のイメージが重なる。源氏の詠歌のゆえん」と注す。<BR>⏎
【ませのうちに根深く植ゑし竹の子の--おのが世々にや生ひわかるべき】-源氏から玉鬘への贈歌。「ませ」は六条院、「竹の子」は玉鬘を喩える。「世(男女の仲)」と「(竹の)節(よ)」の掛詞。「節」は「竹」の縁語。大切に育てた娘もやがて成長した後には結婚して他人の妻になってしまうことへの哀惜の気持ちを詠む。<BR>⏎
d1304<P>⏎
c1305【今さらにいかならむ世か若竹の生ひ始めけむ根をば尋ねむ】-玉鬘の返歌。「根深し」「竹の子」「世」の語句を受けて、「世」「若竹」「根」と詠み込む。「若竹」は自分を、「根」は実の父親を譬喩し、今さら実の親を探して出ていったりしません、と応える。『集成』は「源氏の歌に「おのが世々にや--」とあったのを、実父の方に行く意に受け取ったもの」と注す。<BR>⏎
228【今さらにいかならむ世か若竹の--生ひ始めけむ根をば尋ねむ】-玉鬘の返歌。「根深し」「竹の子」「世」の語句を受けて、「世」「若竹」「根」と詠み込む。「若竹」は自分を、「根」は実の父親を譬喩し、今さら実の親を探して出ていったりしません、と応える。『集成』は「源氏の歌に「おのが世々にや--」とあったのを、実父の方に行く意に受け取ったもの」と注す。<BR>⏎
d1307<P>⏎
d1313<P>⏎
note24314 <A NAME="in32">[第二段 源氏、紫の上に玉鬘を語る]</A><BR>235 
d1315<P>⏎
d1318<P>⏎
d1321<P>⏎
d1323<P>⏎
d1326<P>⏎
d1328<P>⏎
d1330<P>⏎
d1332<P>⏎
d1335<P>⏎
d1337<P>⏎
note24338 <A NAME="in33">[第三段 源氏、玉鬘を訪問し恋情を訴える]</A><BR>249 
d1339<P>⏎
c1340【雨のうち降りたる名残のいとしめやかなる夕つ方御前の若楓柏木などの青やかに茂りあひたるが何となく心地よげなる空を】-四月の雨の後。ここは六条院春の町の源氏の住む庭先。若楓・柏木などが植えられている。<BR>⏎
250【雨のうち降りたる名残のいとものしめやかなる夕つ方御前の若楓柏木などの青やかに茂りあひたるが何となく心地よげなる空を】-四月の雨の後。ここは六条院春の町の源氏の住む庭先。若楓・柏木などが植えられている。<BR>⏎
d1342<P>⏎
d1346<P>⏎
d1349<P>⏎
cd2:1350-351【橘の薫りし袖によそふれば変はれる身とも思ほえぬかな】-源氏から玉鬘への贈歌。「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
257【橘の薫りし袖によそふれば--変はれる身とも思ほえぬかな】-源氏から玉鬘への贈歌。「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
d1354<P>⏎
cd4:2355-358【女かやうにもならひたまはざりつるを】-『集成』は「「女」は、娘分だった玉鬘が、ここで、恋の相手になっていることを示す」と注す。「を」接続助詞、弱い順接の意。<BR>⏎
<P>⏎
【袖の香をよそふるからに橘の身さへはかなくなりもこそすれ】-玉鬘の返歌。「橘」「香」「袖」「よそふ」「身」の語句を受けて返す。「五月待つ」の歌を踏まえ、「み」には「身」と「実」を掛ける。「もこそすれ」懸念の気持ちを表す。母君同様に短命になるかもしれません、とうまく切り返す。<BR>⏎
<P>⏎
260-261【女かやうにもならひたまはざりつるを】-『集成』は「「女」は、娘分だった玉鬘が、ここで、恋の相手になっていることを示す」と注す。「を」接続助詞、弱い順接の意。<BR>⏎
【袖の香をよそふるからに橘の--身さへはかなくなりもこそすれ】-玉鬘の返歌。「橘」「香」「袖」「よそふ」「身」の語句を受けて返す。「五月待つ」の歌を踏まえ、「み」には「身」と「実」を掛ける。「もこそすれ」懸念の気持ちを表す。母君同様に短命になるかもしれません、とうまく切り返す。<BR>⏎
d1362<P>⏎
c2363-364【何かかく】-以下「うしろめたくこそ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
【いとよくもてかくして】-主語は源氏。<BR>⏎
265-266【何かかく】-以下「うしろめたくこそ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
【いとよくもして】-主語は源氏。<BR>⏎
d1367<P>⏎
d1369<P>⏎
note24370 <A NAME="in34">[第四段 源氏、自制して帰る]</A><BR>270 
d1371<P>⏎
d1374<P>⏎
d1380<P>⏎
d1382<P>⏎
d1388<P>⏎
d1390<P>⏎
d1393<P>⏎
d1395<P>⏎
d1397<P>⏎
c1401【思の外にもありける世かな】-玉鬘の心中。「世」は身の上、の意。<BR>⏎
292【思の外にもありける世かな】-玉鬘の心中。「世」は身の上、の意。<BR>⏎
d1403<P>⏎
d1406<P>⏎
note24407 <A NAME="in35">[第五段 苦悩する玉鬘]</A><BR>296 
d1408<P>⏎
d1412<P>⏎
d1416<P>⏎
c1417【うちとけて寝も見ぬものを若草のことあり顔にむすぼほるらむ】-源氏から玉鬘への贈歌。「うら若み寝よげに見ゆる若草を人の結ばむことをしぞ思ふ」(伊勢物語四十九段)を踏まえる。玉鬘を「若草」に喩える。「寝」と「根」は掛詞。「根」は「若草」の縁語。<BR>⏎
303【うちとけて寝も見ぬものを若草の--ことあり顔にむすぼほるらむ】-源氏から玉鬘への贈歌。「うら若み寝よげに見ゆる若草を人の結ばむことをしぞ思ふ」(伊勢物語四十九段)を踏まえる。玉鬘を「若草」に喩える。「寝」と「根」は掛詞。「根」は「若草」の縁語。<BR>⏎
d1424<P>⏎
d1428<P>⏎
c1429こえたるを】-接続助詞「を」、『集成』は逆接の意に「お思い申しているのに」、『完訳』は順接の意に「お思い申しているので」と訳す。<BR>⏎
313思ひきこえたるを】-接続助詞「を」、『集成』は逆接の意に「お思い申しているのに」、『完訳』は順接の意に「お思い申しているので」と訳す。<BR>⏎
d1431<P>⏎
d2435-436
<P>⏎
d1443
i1327
diffsrc/original/note25.htmlsrc/modified/note25.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 8/20/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 12/1/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 12/1/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d156<P>⏎
note2557 <H4>第一章 玉鬘の物語 蛍の光によって姿を見られる</H4>49 
note2558 <A NAME="in11">[第一段 玉鬘、養父の恋に悩む]</A><BR>50 
d159<P>⏎
d162<P>⏎
d167<P>⏎
d169<P>⏎
c170【ただならずけしきばみきこえたまふとに】-源氏が密かに玉鬘に対して恋情を訴える意。<BR>⏎
58【ただならずけしきばみきこえたまふとに】-源氏が密かに玉鬘に対して恋情を訴える意。<BR>⏎
d172<P>⏎
d174<P>⏎
note2575 <A NAME="in12">[第二段 兵部卿宮、六条院に来訪]</A><BR>61 
d176<P>⏎
d178<P>⏎
d180<P>⏎
d182<P>⏎
d186<P>⏎
d191<P>⏎
d195<P>⏎
d199<P>⏎
note25100 <A NAME="in13">[第三段 玉鬘、夕闇時に母屋の端に出る]</A><BR>78 
d1101<P>⏎
d1104<P>⏎
d1106<P>⏎
d1108<P>⏎
d1110<P>⏎
d1114<P>⏎
note25115 <A NAME="in14">[第四段 源氏、宮に蛍を放って玉鬘の姿を見せる]</A><BR>87 
d1116<P>⏎
d1120<P>⏎
d1123<P>⏎
d1125<P>⏎
d1129<P>⏎
c1130【まことのわが姫君をばかくしももてぎたまはじうたてある御心なりけり】-『集成』は「草子地」。『完訳』は「以下、語り手の推測と評言。読者の反発を見越しながら、源氏の特殊な心に注目させる」と注す。<BR>⏎
97【まことのわが姫君をばかくしももてぎたまはじうたてある御心なりけり】-『集成』は「草子地」。『完訳』は「以下、語り手の推測と評言。読者の反発を見越しながら、源氏の特殊な心に注目させる」と注す。<BR>⏎
d1132<P>⏎
note25133 <A NAME="in15">[第五段 兵部卿宮、玉鬘にますます執心す]</A><BR>99 
d1134<P>⏎
d1137<P>⏎
c1138【鳴く声も聞こえぬ虫の思ひだに人の消つには消ゆるものかは】-蛍の宮から玉鬘への贈歌。「思ひ」に「火」を掛ける。まして私の恋の炎は消えるものではない、の意。<BR>⏎
102【鳴く声も聞こえぬ虫の思ひだに--人の消つには消ゆるものかは】-蛍の宮から玉鬘への贈歌。「思ひ」に「火」を掛ける。まして私の恋の炎は消えるものではない、の意。<BR>⏎
d1140<P>⏎
cd2:1141-142【声はせで身をのみ焦がす蛍こそ言ふよりまさる思ひなるらめ】-玉鬘の返歌。「鳴く声」「虫」「思ひ」の語句を受けて「声はせで」「身をのみ焦がすこそこそ」「言ふよりまさる思ひなるらめ」と返す。「思ひ」に「火」を掛ける。「音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ鳴く虫よりもあはれなりけれ」(重之集、二六四)。<BR>⏎
<P>⏎
104【声はせで身をのみ焦がす蛍こそ--言ふよりまさる思ひなるらめ】-玉鬘の返歌。「鳴く声」「虫」「思ひ」の語句を受けて「声はせで」「身をのみ焦がすこそこそ」「言ふよりまさる思ひなるらめ」と返す。「思ひ」に「火」を掛ける。「音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ鳴く虫よりもあはれなりけれ」(重之集、二六四)。<BR>⏎
cd2:1145-146【時鳥などかならずうち鳴きけむかしうるさければこそ聞きも止めね】-大島本は「とめね」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「とどめね」と校訂する。「五月雨に物思ひをればほととぎす夜深く鳴きていづち行くらむ」(古今集夏、一五三、紀友則)。『集成』は「以下、草子地」。『完訳』は「以下、語り手の弁。果たせぬ恋のまま立ち去る類型的な場面ゆえの省筆」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
107【時鳥などかならずうち鳴きけむかしうるさければこそ聞きも止めね】-大島本は「とめね」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「とどめね」と校訂する。「五月雨に物思ひをればほととぎす夜深く鳴きていづち行くらむ」(古今集夏、一五三、紀友則)。『集成』は「以下、草子地」。『完訳』は「以下、語り手の弁。果たせぬ恋のまま立ち去る類型的な場面ゆえの省筆」と注す。<BR>⏎
d1148<P>⏎
note25149 <A NAME="in16">[第六段 源氏、玉鬘への恋慕の情を自制す]</A><BR>109 
d1150<P>⏎
d1152<P>⏎
d1156<P>⏎
c1160【おり立ちあらはし聞こえり】-主語は源氏。<BR>⏎
117【おり立ちあらはし聞こえり】-主語は源氏。<BR>⏎
d1162<P>⏎
note25163 <H4>第二章 光る源氏の物語 夏の町の物語</H4>119 
note25164 <A NAME="in21">[第一段 五月五日端午の節句、源氏、玉鬘を訪問]</A><BR>120 
d1165<P>⏎
d1167<P>⏎
d1169<P>⏎
c1170【活けみ殺しみ戒めおはするさま】-『集成』は「手綱をゆるめたりしめたりといった具合に、玉鬘に注意していられるご様子は。前には宮を近づけるようなことを言い、今は危険な人だという」。『完訳』は「さきには宮をお近づけになるようおっしゃったかと思うと、今度はこれに水をさすといったおっしゃりかたをしてご注意をお与えになる大臣のご様子は」と訳す。<BR>⏎
123【活けみ殺しみ戒めおはするさま】-『集成』は「手綱をゆるめたりしめたりといった具合に、玉鬘に注意していられるご様子は。前には宮を近づけるようなことを言い、今は危険な人だという」。『完訳』は「さきには宮をお近づけになるようおっしゃったかと思うと、今度はこれに水をさすといったおっしゃりかたをしてご注意をお与えになる大臣のご様子は」と訳す。<BR>⏎
d1173<P>⏎
d1175<P>⏎
c2176-177【今日さへや引く人もなき水隠れに生ふる菖蒲の根のみ泣かれむ】-蛍宮から玉鬘への贈歌。「根」と「音」、「流れ」と「泣かれ」の掛詞。「水隠れて生ふる五月のあやめ草長きためしに人は引かなむ」(古今六帖一、菖蒲草、一〇〇)。<BR>⏎
<P>⏎
127-128【今日さへや引く人もなき水隠れに--生ふる菖蒲の根のみ泣かれむ】-蛍宮から玉鬘への贈歌。「根」と「音」、「流れ」と「泣かれ」の掛詞。「水隠れて生ふる五月のあやめ草長きためしに人は引かなむ」(古今六帖一、菖蒲草、一〇〇)。<BR>⏎
【例にも引き出で】-水隠れて生ふる五月のあやめ草長きためしに人は引かなむ(続古今集夏-二二九 紀貫之)(text25.html 出典4 から転載)<BR>⏎
d1181<P>⏎
c1182【あらはれていとど浅くも見ゆるかな菖蒲もわかず泣かれけるかな】-玉鬘の返歌。「菖蒲」「根」「泣く」の語句を受けて返す。「洗はれて」と「現れて」、「文目」と「菖蒲」、「泣かれ」と「流れ」、「音」と「根」の掛詞。「洗ふ」は「水」の縁語。「現れて」は「水隠れに」の対語。<BR>⏎
132【あらはれていとど浅くも見ゆるかな--菖蒲もわかず泣かれける根の】-玉鬘の返歌。「菖蒲」「根」「泣く」の語句を受けて返す。「洗はれて」と「現れて」、「文目」と「菖蒲」、「泣かれ」と「流れ」、「音」と「根」の掛詞。「洗ふ」は「水」の縁語。「現れて」は「水隠れに」の対語。<BR>⏎
d1184<P>⏎
d1187<P>⏎
d1191<P>⏎
note25192 <A NAME="in22">[第二段 六条院馬場殿の騎射]</A><BR>139 
d1193<P>⏎
d1198<P>⏎
d1200<P>⏎
d1202<P>⏎
d1210<P>⏎
d1214<P>⏎
d1220<P>⏎
note25221 <A NAME="in23">[第三段 源氏、花散里のもとに泊まる]</A><BR>161 
d1222<P>⏎
d1224<P>⏎
d1227<P>⏎
d1233<P>⏎
d1237<P>⏎
d1241<P>⏎
d1245<P>⏎
cd4:2246-249【その駒もすさめぬ草と名に立てる汀の菖蒲今日や引きつる】-花散里から源氏への贈歌。「香をとめてとふ人あるを菖蒲草あやしく人のすさめざりけり」(後拾遺集夏、二一〇、恵慶法師)を引歌とする。『完訳』は「「あやめ」は自分。「駒もすさめぬ」は、男に顧みられぬ女の嘆きの類型表現」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【鳰鳥影をならぶる若駒はいつか菖蒲に引き別るべき】-源氏の返歌。「駒」「菖蒲」「引き」を受けて返す。「引き」は「菖蒲」の縁語。「若駒とけふに逢ひくるあやめ草おひおくるるや負くるなるらむ」(和漢朗詠集上、端午、一五七)を引歌とする。『完訳』は「「若駒」が自分。「あやめ」が花散里。仲のよい「にほどり」に、二人の仲を擬える」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
179-180【その駒もすさめぬ草と名に立てる--汀の菖蒲今日や引きつる】-花散里から源氏への贈歌。「香をとめてとふ人あるを菖蒲草あやしく人のすさめざりけり」(後拾遺集夏、二一〇、恵慶法師)を引歌とする。『完訳』は「「あやめ」は自分。「駒もすさめぬ」は、男に顧みられぬ女の嘆きの類型表現」と注す。<BR>⏎
【鳰鳥影をならぶる若駒は--いつか菖蒲に引き別るべき】-源氏の返歌。「駒」「菖蒲」「引き」を受けて返す。「引き」は「菖蒲」の縁語。「若駒とけふに逢ひくるあやめ草おひおくるるや負くるなるらむ」(和漢朗詠集上、端午、一五七)を引歌とする。『完訳』は「「若駒」が自分。「あやめ」が花散里。仲のよい「にほどり」に、二人の仲を擬える」と注す。<BR>⏎
d1251<P>⏎
d1254<P>⏎
d1256<P>⏎
note25257 <H4>第三章 光る源氏の物語 光る源氏の物語論</H4>185 
note25258 <A NAME="in31">[第一段 玉鬘ら六条院の女性たち、物語に熱中]</A><BR>186 
d1259<P>⏎
d1262<P>⏎
d1266<P>⏎
d1269<P>⏎
cd3:2271-273【五月雨の髪】-「ほととぎすをち返り鳴けうなゐ子がうち垂れ髪の五月雨の空」(拾遺集夏、一一六、躬恒)。<BR>⏎
<P>⏎
【かかる世の古ならでは】-以下「さしもあらじや」まで、源氏の詞。<BR>⏎
195-196【五月雨の髪】-「ほととぎすをち返り鳴けうなゐ子がうち垂れ髪の五月雨の空」(拾遺集夏、一一六、躬恒)。<BR>⏎
【かかる世の古ならでは】-以下「さしもあらじや」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1277<P>⏎
d1279<P>⏎
cd2:1281-282【虚をよくしなれたる口つきよりぞ言ひ出だすらむとおぼゆれど】-『集成』は「根も葉もない嘘をつきなれた口から言い出すのであろうとおもわれますが」。『完訳』は「こんな物語も、さぞかし巧みにありもせぬ作り事を言いなれた人の、口からの出まかせなのだろうと思うのですが」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
202【虚をよくしなれたる口つきよりぞ言ひ出だすらむとおぼゆれど】-『集成』は「根も葉もない嘘をつきなれた口から言い出すのであろうとおもわれますが」。『完訳』は「こんな物語も、さぞかし巧みにありもせぬ作り事を言いなれた人の、口からの出まかせなのだろうと思うのですが」と訳す。<BR>⏎
d1287<P>⏎
note25288 <A NAME="in32">[第二段 源氏、玉鬘に物語について論じる]</A><BR>207 
d1289<P>⏎
d1293<P>⏎
c1294【人の朝廷の才作りやう変はる同じ大和のことなれば】-『集成』は「異朝(中国の朝廷)では、学問(歴史についての考え)も記述の体裁もわが国と違います。この一句、解しがたく、異文も多く、諸説も多い」「(国史と物語とでは)同じ日本の国のことですから、昔からの国史と今出来の物語とでは違いがあるはずですし」。『完訳』は「異朝の物語でさえも--国が違うから書き方は変っているが、また日本の物語でも同じ国のことだから、昔のは今のと違っていて当然ですし」と注す。<BR>⏎
211【人の朝廷の才作りやう変はる同じ大和の国のことなれば】-『集成』は「異朝(中国の朝廷)では、学問(歴史についての考え)も記述の体裁もわが国と違います。この一句、解しがたく、異文も多く、諸説も多い」「(国史と物語とでは)同じ日本の国のことですから、昔からの国史と今出来の物語とでは違いがあるはずですし」。『完訳』は「異朝の物語でさえも--国が違うから書き方は変っているが、また日本の物語でも同じ国のことだから、昔のは今のと違っていて当然ですし」と注す。<BR>⏎
d1296<P>⏎
d1299<P>⏎
d1302<P>⏎
d1304<P>⏎
d1306<P>⏎
cd4:2307-310【思ひあまり昔の跡を訪ぬれど親に背ける子ぞたぐひなき】-源氏から玉鬘への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
【不なるは】-以下「いみじくこそ言ひけれ」まで、歌に続けた源氏の詞。<BR>⏎
<P>⏎
219-220【思ひあまり昔の跡を訪ぬれど--親に背ける子ぞたぐひなき】-源氏から玉鬘への贈歌。<BR>⏎
【不なるは】-以下「いみじくこそ言ひけれ」まで、歌に続けた源氏の詞。<BR>⏎
d1312<P>⏎
cd2:1313-314【古き跡を訪ぬれどげになかりけりこの世にかかる親の心は】-玉鬘の返歌。「昔」を「古き」に変え、「跡」「訪ぬ」「親」の語句はそのまま受けて返す。<BR>⏎
<P>⏎
222【古き跡を訪ぬれどげになかりけり--この世にかかる親の心は】-玉鬘の返歌。「昔」を「古き」に変え、「跡」「訪ぬ」「親」の語句はそのまま受けて返す。<BR>⏎
d1317<P>⏎
note25318 <A NAME="in33">[第三段 源氏、紫の上に物語について述べる]</A><BR>225 
d1319<P>⏎
d1322<P>⏎
d1325<P>⏎
d1327<P>⏎
d1329<P>⏎
d1331<P>⏎
d1336<P>⏎
d1340<P>⏎
d1342<P>⏎
i1242 <A NAME="in34">[第四段 源氏、子息夕霧を思う]</A><BR>⏎
d1345<P>⏎
d2346-347 <A NAME="in34">[第四段 源氏、子息夕霧を思う]</A><BR>⏎
<P>⏎
d1350<P>⏎
cd2:1352-353【いとやむごとなくかしづきえたまへり】-主語について、『集成』は源氏と解し、『完訳』は夕霧と解す。<BR>⏎
<P>⏎
247【いとやむごとなくかしづききこえたまへり】-主語について、『集成』は源氏と解し、『完訳』は夕霧と解す。<BR>⏎
d1357<P>⏎
d1362<P>⏎
d1365<P>⏎
d1368<P>⏎
d1370<P>⏎
note25371 <A NAME="in35">[第五段 内大臣、娘たちを思う]</A><BR>260 
d1372<P>⏎
c2375-376【心にまかせたるやうなるおぼえ御勢にて】-大島本は「(+御<朱>)いきほひ」とある。すなわち朱筆で「御」を補入する。『新大系』は底本の補訂に従う。『集成』『古典セレクション』は諸本と底本の訂正以前本文に従って「勢い」と校訂する。『集成』は「子供たちそれぞれ思い通りというに近い声望や権勢の身の上で」。『完訳』は「それに大臣の何事も思いどおりになる声望や御権勢にまかせて」と訳す。<BR>⏎
【女御も思ししことのとどこほりたまひ】-弘徽殿女御、「澪標」巻で冷泉帝に逸早く入内して、后の地位を望んでいたが、「少女」巻で、後から入内した源氏の養女梅壷女御に立后されたことをさす。<BR>⏎
263-264【心にまかせたるやうなるおぼえ御勢にて】-大島本は「(+御<朱>)いきほひ」とある。すなわち朱筆で「御」を補入する。『新大系』は底本の補訂に従う。『集成』『古典セレクション』は諸本と底本の訂正以前本文に従って「勢い」と校訂する。『集成』は「子供たちそれぞれ思い通りというに近い声望や権勢の身の上で」。『完訳』は「それに大臣の何事も思いどおりになる声望や御権勢にまかせて」と訳す。<BR>⏎
【女御も、かく思ししことのとどこほりたまひ】-弘徽殿女御、「澪標」巻で冷泉帝に逸早く入内して、后の地位を望んでいたが、「少女」巻で、後から入内した源氏の養女梅壷女御に立后されたことをさす。<BR>⏎
d1378<P>⏎
d1382<P>⏎
d1384<P>⏎
d1390<P>⏎
d1393<P>⏎
d1395<P>⏎
d2397-398
<P>⏎
d1404
i1287
diffsrc/original/note26.htmlsrc/modified/note26.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 8/26/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 12/6/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 12/6/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d153<P>⏎
note2654 <H4>第一章 玉鬘の物語 養父と養女の禁忌の恋物語</H4>46 
note2655 <A NAME="in11">[第一段 六条院釣殿の納涼]</A><BR>47 
d156<P>⏎
d162<P>⏎
d164<P>⏎
i154【蝉の声などもいと苦しげに】-かはむしは声も耐へぬに蝉の羽のいとうすき身も苦しげに鳴く(河海抄所引-花山院集)(text26.html 出典1から転載)<BR>⏎
d166<P>⏎
d169<P>⏎
note2670 <A NAME="in12">[第二段 近江君の噂]</A><BR>58 
d171<P>⏎
d174<P>⏎
d176<P>⏎
d181<P>⏎
cd2:185-86【底清く澄まぬ水にやどる月は曇りなきやういかでかあらむ】-打消の助動詞「ぬ」は「清し」と「澄む」の両語を打消す。身分の低い女の腹にすぐれた子は生まれないという喩え。<BR>⏎
<P>⏎
69【底清く澄まぬ水にやどる月は曇りなきやういかでかあらむ】-打消の助動詞「ぬ」は「清し」と「澄む」の両語を打消す。身分の低い女の腹にすぐれた子は生まれないという喩え。<BR>⏎
d188<P>⏎
d192<P>⏎
d195<P>⏎
c198【もてなされむはや】-連語「はや」反語表現。<BR>⏎
78【もてなされむはや】-連語「はや」反語表現。<BR>⏎
d1101<P>⏎
note26102 <A NAME="in13">[第三段 源氏、玉鬘を訪う]</A><BR>81 
d1103<P>⏎
d1107<P>⏎
d1109<P>⏎
d1111<P>⏎
d1113<P>⏎
d1116<P>⏎
d1120<P>⏎
d1122<P>⏎
cd2:1124-125【心のままに折り取らぬを飽かず思つつやすらふ】-主語は少将や侍従たち。「折り取らぬ」は不可能の意を表す。『集成』は「撫子を玉鬘に見立て、思うままにわがものとできないのをくやしく思っていることを暗示する」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
95【心のままに折り取らぬを飽かず思つつやすらふ】-主語は少将や侍従たち。「折り取らぬ」は不可能の意を表す。『集成』は「撫子を玉鬘に見立て、思うままにわがものとできないのをくやしく思っていることを暗示する」と注す。<BR>⏎
d1130<P>⏎
d1132<P>⏎
d1135<P>⏎
d1137<P>⏎
d1142<P>⏎
d1144<P>⏎
note26145 <A NAME="in14">[第四段 源氏、玉鬘と和琴について語る]</A><BR>109 
d1146<P>⏎
d1148<P>⏎
d1150<P>⏎
d1152<P>⏎
d1154<P>⏎
c1156【さながら多くの遊び物の音拍子をへとりたるなむいとかしこき】-『集成』は「そっくり多くの楽器の音色や拍子をきちんと演奏できるのが大したものです」と訳す。この物語の「大和魂」の思想に通じる。<BR>⏎
115【さながら多くの遊び物の音拍子を調へとりたるなむいとかしこき】-『集成』は「そっくり多くの楽器の音色や拍子をきちんと演奏できるのが大したものです」と訳す。この物語の「大和魂」の思想に通じる。<BR>⏎
d1158<P>⏎
d1160<P>⏎
d1162<P>⏎
d1167<P>⏎
d1171<P>⏎
cd2:1174-175【いづれの道も心やすからずのみぞあめる】-『集成』「どの道の人もむやみに重々しく振舞うようです」。『完訳』は「どの道の人でもそう気軽に手の内を見せるということはないもののようです」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
128【いづれの道も心やすからずのみぞあめる】-『集成』「どの道の人もむやみに重々しく振舞うようです」。『完訳』は「どの道の人でもそう気軽に手の内を見せるということはないもののようです」と訳す。<BR>⏎
c1177【これにもまさる音や出づらむ】-玉鬘の心中。係助詞「や」疑問、推量の助動詞「む」連体形、係結び。<BR>⏎
130【これにもまさる音や出づらむ】-玉鬘の心中。係助詞「や」疑問、推量の助動詞「む」連体形、係結び。<BR>⏎
d1179<P>⏎
d1182<P>⏎
d1184<P>⏎
d1187<P>⏎
d1191<P>⏎
d1193<P>⏎
d1196<P>⏎
d1198<P>⏎
note26199 <A NAME="in15">[第五段 源氏、玉鬘と和歌を唱和]</A><BR>144 
d1200<P>⏎
d1203<P>⏎
cd2:1204-205【撫子のとこなつかしき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ】-源氏から玉鬘への贈歌。「とこなつかしき」と「常夏」(撫子の別名)の掛詞。「もとの垣根」は母夕顔をさす。<BR>⏎
<P>⏎
147【撫子のとこなつかしき色を見ば--もとの垣根を人や尋ねむ】-源氏から玉鬘への贈歌。「とこなつかしき」と「常夏」(撫子の別名)の掛詞。「もとの垣根」は母夕顔をさす。<BR>⏎
d1208<P>⏎
cd2:1209-210【山賤の垣ほに生ひし撫子のもとの根ざしを誰れか尋ねむ】-玉鬘の返歌。「撫子」「尋ね」の言葉を引用し、「人や尋ねむ」を「誰か尋ねむ」と返す。「あな恋し今も見てしか山がつの垣ほに咲ける大和撫子」(古今集恋四、六九五、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
150【山賤の垣ほに生ひし撫子の--もとの根ざしを誰れか尋ねむ】-玉鬘の返歌。「撫子」「尋ね」の言葉を引用し、「人や尋ねむ」を「誰か尋ねむ」と返す。「あな恋し今も見てしか山がつの垣ほに咲ける大和撫子」(古今集恋四、六九五、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
d1212<P>⏎
d1214<P>⏎
note26215 <A NAME="in16">[第六段 源氏、玉鬘への恋慕に苦悩]</A><BR>153 
d1216<P>⏎
c1222なにばかりかはあらむ】-「かは--む」反語表現。『集成』は「大した幸福とはいえない」と訳す。<BR>⏎
159ばかりかはあらむ】-「かは--む」反語表現。『集成』は「大した幸福とはいえない」と訳す。<BR>⏎
d1224<P>⏎
d1227<P>⏎
d1231<P>⏎
c1233【かくまだ世馴れぬほどのわづらはしさこそ心苦しけれ】-「こそ--けれ」係結び、逆接用法。『集成』は「今のように、まだ男を知らぬ娘心を靡かせようとあれこれ気を遣って策を弄するのは、(玉鬘に対して)気の毒だけれど」。『完訳』は「こうして姫君がまだ男女の情を知らないうちに手出しするのは面倒だし、またかわいそうに思えるけれども」と訳す。<BR>⏎
167【かくまだ世馴れぬほどのわづらはしさこそ心苦しくはありけれ】-「こそ--けれ」係結び、逆接用法。『集成』は「今のように、まだ男を知らぬ娘心を靡かせようとあれこれ気を遣って策を弄するのは、(玉鬘に対して)気の毒だけれど」。『完訳』は「こうして姫君がまだ男女の情を知らないうちに手出しするのは面倒だし、またかわいそうに思えるけれども」と訳す。<BR>⏎
d1239<P>⏎
d1243<P>⏎
note26244 <A NAME="in17">[第七段 玉鬘の噂]</A><BR>176 
d1245<P>⏎
d1249<P>⏎
d1252<P>⏎
d1254<P>⏎
d1257<P>⏎
d1260<P>⏎
d1264<P>⏎
d1267<P>⏎
d1269<P>⏎
d1275<P>⏎
d1279<P>⏎
note26280 <A NAME="in18">[第八段 内大臣、雲井雁を訪う]</A><BR>201 
d1281<P>⏎
d1284<P>⏎
d1287<P>⏎
d1291<P>⏎
d1293<P>⏎
d1296<P>⏎
d1299<P>⏎
d1302<P>⏎
d1304<P>⏎
d1308<P>⏎
d1311<P>⏎
note26312 <H4>第二章 近江君の物語 娘の処遇に苦慮する内大臣の物語</H4>222 
note26313 <A NAME="in21">[第一段 内大臣、近江君の処遇に苦慮]</A><BR>223 
d1314<P>⏎
d1316<P>⏎
c1319【籠めおきたれ】-邸の奥に置いているので。已然形+「ば」順接条件。<BR>⏎
227【籠めおきたれ】-邸の奥に置いているので。已然形+「ば」順接条件。<BR>⏎
c1323【言ひとすなる】-「なり」伝聞推定の助動詞。<BR>⏎
231【言ひとすなる】-「なり」伝聞推定の助動詞。<BR>⏎
d1325<P>⏎
d1329<P>⏎
c1330【などかいとことのほかにははべらむ】-以下「かかやかしきにや」まで、弘徽殿女御の詞。「などか--はべらむ」反語表現。<BR>⏎
236【などかいとことのほかにははべらむ】-以下「かかやかしきにや」まで、弘徽殿女御の詞。「などか--はべらむ」反語表現。<BR>⏎
d1335<P>⏎
d1341<P>⏎
d1343<P>⏎
d1345<P>⏎
note26346 <A NAME="in22">[第二段 内大臣、近江君を訪う]</A><BR>248 
d1347<P>⏎
d1350<P>⏎
d1352<P>⏎
d1354<P>⏎
d1356<P>⏎
d1358<P>⏎
d1361<P>⏎
d1366<P>⏎
d1369<P>⏎
d1373<P>⏎
c1374【げに身に近くさぶらふ人も】-以下「まして」まで、内大臣の詞。「身に近くさぶらふ人」とは、内大臣の身辺をさしていう。<BR>⏎
266【げに身に近く使ふ人も】-以下「まして」まで、内大臣の詞。「身に近くさぶらふ人」とは、内大臣の身辺をさしていう。<BR>⏎
d1379<P>⏎
d1381<P>⏎
d1384<P>⏎
d1386<P>⏎
d1388<P>⏎
note26389 <A NAME="in23">[第三段 近江君の性情]</A><BR>276 
d1390<P>⏎
cd2:1393-394【あもの】-別当大徳のあやかり者という意。その大徳は早口であったらしい。<BR>⏎
<P>⏎
279【あものとなむ】-別当大徳のあやかり者という意。その大徳は早口であったらしい。<BR>⏎
d1396<P>⏎
d1400<P>⏎
d1405<P>⏎
cd2:1408-409【見たてまつりたまひなむや】-「なむや」、完了の助動詞「な」確述。推量の助動詞「む」勧誘。係助詞「や」疑問の意。~なさいませんか。<BR>⏎
<P>⏎
290【見たてまつりたまひなむや】-「なむや」、完了の助動詞「な」確述。推量の助動詞「む」勧誘。係助詞「や」疑問の意。~なさいませんか。<BR>⏎
d1413<P>⏎
d1417<P>⏎
d1420<P>⏎
d1422<P>⏎
d1424<P>⏎
note26425 <A NAME="in24">[第四段 近江君、血筋を誇りに思う]</A><BR>301 
d1426<P>⏎
d1428<P>⏎
d1430<P>⏎
d1433<P>⏎
d1435<P>⏎
d1439<P>⏎
i1310【ことなるゆゑなき言葉をも】-『完訳』は「「耳もとまるかし」まで、近江の君評の前提となる一般論」と注す。<BR>⏎
d1441【ことなるゆゑなき言葉をも】-『完訳』は「「耳もとまるかし」まで、近江の君評の前提となる一般論」と注す。<BR>⏎
d1443<P>⏎
d1446<P>⏎
cd2:1447-448【いとふかひなくはあらず】-『完訳』は「以下、語り手の揶揄」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
315【いとふかひなくはあらず】-『完訳』は「以下、語り手の揶揄」と注す。<BR>⏎
note26449 <A NAME="in25">[第五段 近江君の手紙]</A><BR>316 
d1450<P>⏎
d1454<P>⏎
cd3:2455-457【御おぼえのほどいとかろかなりや】-『集成』は「からかいの草子地」。『完訳』は「語り手のからかい気味の同情」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【葦垣のま近きほどに】-以下「あなかしこやあなかしこや」まで、近江の君の手紙文。「人知れぬ思ひやなぞと葦垣のま近けれども逢ふよしのなき」(古今集恋一、五〇六、読人しらず)。<BR>⏎
320-321【御おぼえのほどいと軽らかなりや】-『集成』は「からかいの草子地」。『完訳』は「語り手のからかい気味の同情」と注す。<BR>⏎
【葦垣のま近きほどに】-以下「あなかしこやあなかしこや」まで、近江の君の手紙文。「人知れぬ思ひやなぞと葦垣のま近けれども逢ふよしのなき」(古今集恋一、五〇六、読人しらず)。<BR>⏎
d1460<P>⏎
d1462<P>⏎
cd3:2465-467【水無にを】-「悪しき手をなほよきさまにみなせ川底の水屑の数ならずとも」(源氏釈所引、出典未詳)。<BR>⏎
<P>⏎
【草若み常陸の浦のいかが崎いかであひ見む田子の浦波】-近江の君の弘徽殿女御への贈歌。『集成』は「「いかが崎」は、「いかで」を言い出す序。河内の国の枕詞(あるいは近江とも)。「田子の浦」は駿河の国の枕詞。第一句「草若み」は、自分を卑下したつもりか。三箇所の関係のない名所を詠み込み、「本末あはぬ歌」の実例」と注す。<BR>⏎
327-328あやしきは水無川】-「悪しき手をなほよきさまにみなせ川底の水屑の数ならずとも」(源氏釈所引、出典未詳)。<BR>⏎
【草若み常陸の浦のいかが崎--いかであひ見む田子の浦波】-近江の君の弘徽殿女御への贈歌。『集成』は「「いかが崎」は、「いかで」を言い出す序。河内の国の枕詞(あるいは近江とも)。「田子の浦」は駿河の国の枕詞。第一句「草若み」は、自分を卑下したつもりか。三箇所の関係のない名所を詠み込み、「本末あはぬ歌」の実例」と注す。<BR>⏎
d1469<P>⏎
d1471<P>⏎
note26472 <A NAME="in26">[第六段 女御の返事]</A><BR>331 
d1473<P>⏎
d1476<P>⏎
d1478<P>⏎
d1480<P>⏎
d1486<P>⏎
d1488<P>⏎
d1490<P>⏎
d1492<P>⏎
d1495<P>⏎
cd2:1497-498【聞こえにくくこそ】-係助詞「こそ」の下に「侍れ」などの語句が省略。<BR>⏎
<P>⏎
347【聞こえさせにくくこそ】-係助詞「こそ」の下に「侍れ」などの語句が省略。<BR>⏎
d1500<P>⏎
cd2:1501-502【常陸なる駿河の海の須磨の浦に波立ち出でよ筥崎の松】-「常陸の浦」「田子の浦波」の語句を受けて、「常陸なる駿河の海」と返し、また「須磨の浦」「筥崎の松」という歌枕を詠んで返す。「松」は「待つ」の掛詞。「波」と「立つ」は縁語。歌意は「立ち出でよ」「待つ」にある。<BR>⏎
<P>⏎
349【常陸なる駿河の海の須磨の浦に--波立ち出でよ筥崎の松】-「常陸の浦」「田子の浦波」の語句を受けて、「常陸なる駿河の海」と返し、また「須磨の浦」「筥崎の松」という歌枕を詠んで返す。「松」は「待つ」の掛詞。「波」と「立つ」は縁語。歌意は「立ち出でよ」「待つ」にある。<BR>⏎
d1504<P>⏎
d1506<P>⏎
d1509<P>⏎
d1511<P>⏎
d2513-514
<P>⏎
d1521
i1365
diffsrc/original/note27.htmlsrc/modified/note27.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 12/6/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 12/6/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d139<P>⏎
note2740 <H4>第一章 玉鬘の物語 養父と養女の禁忌の恋物語</H4>32 
note2741 <A NAME="in11">[第一段 近江君の世間の噂]</A><BR>33 
d142<P>⏎
d144<P>⏎
d147<P>⏎
d152<P>⏎
d155<P>⏎
note2756 <A NAME="in12">[第二段 初秋の夜、源氏、玉鬘と語らう]</A><BR>43 
d157<P>⏎
c158【秋になりぬ初風涼しく吹き出でて背子がもうらさびしき心地したまふに】(八五五⑪)-同じく源氏三十六歳の初秋。「わが背子が衣の裾を吹き返しうらめづらしき秋の初風」(古今集秋上、一七一、読人しらず)。<BR>⏎
44【秋になりぬ。 初風涼しく吹き出でて背子がもうらさびしき心地したまふに】-同じく源氏三十六歳の初秋。「わが背子が衣の裾を吹き返しうらめづらしき秋の初風」(古今集秋上、一七一、読人しらず)。<BR>⏎
d160<P>⏎
c163【かかるたぐひあらむや】-源氏の心中。『完訳』は「ともに臥しながらそれ以上の行為に出られないのが、類稀」と注す。<BR>⏎
48【かかるひあらむや】-源氏の心中。『完訳』は「ともに臥しながらそれ以上の行為に出られないのが、類稀」と注す。<BR>⏎
d165<P>⏎
d168<P>⏎
d170<P>⏎
cd2:171-72【篝火にたちそふ恋の煙こそ世には絶えぬ炎なりけれ】-源氏から玉鬘への贈歌。「恋」に「火」を詠み込む。<BR>⏎
<P>⏎
53【篝火にたちそふ恋の煙こそ--世には絶えぬ炎なりけれ】-源氏から玉鬘への贈歌。「恋」に「火」を詠み込む。<BR>⏎
d174<P>⏎
d176<P>⏎
cd2:177-78【行方なき空に消ちてよ篝火のたよりにたぐふ煙とならば】-玉鬘の返歌。「篝火」「煙」の語句を受けて返す。『完訳』は「源氏の懸想をさりげなく拒んだ歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
56【行方なき空に消ちてよ篝火の--たよりにたぐふ煙とならば】-玉鬘の返歌。「篝火」「煙」の語句を受けて返す。『完訳』は「源氏の懸想をさりげなく拒んだ歌」と注す。<BR>⏎
d182<P>⏎
note2783 <A NAME="in13">[第三段 柏木、玉鬘の前で和琴を演奏]</A><BR>60 
d184<P>⏎
cd2:187-88【三人参りたり】-夕霧、柏木、弁少将をさす。<BR>⏎
<P>⏎
63【三人参りたまへり】-夕霧、柏木、弁少将をさす。<BR>⏎
d190<P>⏎
d195<P>⏎
d1101<P>⏎
d1103<P>⏎
d2107-108
<P>⏎
d1114
i186
diffsrc/original/note28.htmlsrc/modified/note28.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 9/4/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 12/9/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 12/9/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d156<P>⏎
note2857 <H4>第一章 夕霧の物語 継母垣間見の物語</H4>49 
note2858 <A NAME="in11">[第一段 八月野分の襲来]</A><BR>50 
d159<P>⏎
cd2:162-63【朝夕露の光も世の常ならず玉とかやきて】-「植ゑたてて君がしめゆふ花なれば玉と見えてや露もおくらむ」(後撰集秋中、二八〇、伊勢)<BR>⏎
<P>⏎
53【朝夕露の光も世の常ならずとかやきて】-「植ゑたてて君がしめゆふ花なれば玉と見えてや露もおくらむ」(後撰集秋中、二八〇、伊勢)<BR>⏎
d168<P>⏎
d171<P>⏎
c172【露の玉の乱るる】-「白露に風の吹きしく秋の野は貫きとめぬ玉ぞ散りける」(後撰集秋中、三〇八、文屋朝康)。「玉の緒」は歌語。<BR>⏎
60【露の玉の乱るる】-「白露に風の吹きしく秋の野は貫きとめぬ玉ぞ散りける」(後撰集秋中、三〇八、文屋朝康)。「玉の緒」は歌語。<BR>⏎
d174<P>⏎
note2875 <A NAME="in12">[第二段 夕霧、紫の上を垣間見る]</A><BR>62 
d176<P>⏎
d180<P>⏎
d185<P>⏎
d190<P>⏎
d192<P>⏎
d195<P>⏎
d198<P>⏎
d1100<P>⏎
d1102<P>⏎
note28103 <A NAME="in13">[第三段 夕霧、三条宮邸へ赴く]</A><BR>81 
d1104<P>⏎
d1106<P>⏎
d1109<P>⏎
d1111<P>⏎
d1113<P>⏎
d1115<P>⏎
d1118<P>⏎
d1121<P>⏎
d1123<P>⏎
cd2:1124-125【大きなる木の枝などの】-大宮の詞。『集成』『新大系』は「かくてものしたまへること」を大宮の詞とする。<BR>⏎
<P>⏎
93【大きなる木の枝などの--かくてものしたまへること】-大宮の詞。『集成』『新大系』は「かくてものしたまへること」を大宮の詞とする。<BR>⏎
d1128<P>⏎
d1131<P>⏎
d1134<P>⏎
d1136<P>⏎
note28137 <A NAME="in14">[第四段 夕霧、暁方に六条院へ戻る]</A><BR>101 
d1138<P>⏎
d1140<P>⏎
d1142<P>⏎
c1143【何ごとぞやまたわが心に思加はれるよ】-夕霧の心内。<BR>⏎
104【何ごとぞやまたわが心に思加はれるよ】-夕霧の心内。<BR>⏎
cd2:1146-147【まだ御も参らず】-御簾を上げてない。<BR>⏎
<P>⏎
107【まだ御格子も参らず】-御簾を上げてない。<BR>⏎
d1149<P>⏎
d1151<P>⏎
d1154<P>⏎
note28155 <A NAME="in15">[第五段 源氏、夕霧と語る]</A><BR>112 
d1156<P>⏎
d1158<P>⏎
d1160<P>⏎
d1162<P>⏎
d1164<P>⏎
d1166<P>⏎
note28167 <A NAME="in16">[第六段 夕霧、中宮を見舞う]</A><BR>118 
d1168<P>⏎
d1171<P>⏎
d1174<P>⏎
note28175 <H4>第二章 光源氏の物語 六条院の女方を見舞う物語</H4>123 
note28176 <A NAME="in21">[第一段 源氏、中宮を見舞う]</A><BR>124 
d1177<P>⏎
d1179<P>⏎
d1181<P>⏎
d1183<P>⏎
d1185<P>⏎
d1187<P>⏎
d1189<P>⏎
d1191<P>⏎
d1195<P>⏎
note28196 <A NAME="in22">[第二段 源氏、明石御方を見舞う]</A><BR>135 
d1197<P>⏎
d1200<P>⏎
d1203<P>⏎
cd2:1204-205【おほかたに荻の葉過ぐる風の音も憂き身ひとつにしむ心地して】-明石御方の独詠歌。「いとどしく物思ふ宿の荻の葉に秋と告げつる風のわびしさ」(後撰集秋上、二二〇、読人しらず)。<BR>⏎
<P>⏎
140【おほかたに荻の葉過ぐる風の音も--憂き身ひとつにしむ心地して】-明石御方の独詠歌。「いとどしく物思ふ宿の荻の葉に秋と告げつる風のわびしさ」(後撰集秋上、二二〇、読人しらず)。<BR>⏎
note28206 <A NAME="in23">[第三段 源氏、玉鬘を見舞う]</A><BR>141 
d1207<P>⏎
d1209<P>⏎
d1213<P>⏎
d1215<P>⏎
d1217<P>⏎
d1219<P>⏎
note28220 <A NAME="in24">[第四段 夕霧、源氏と玉鬘を垣間見る]</A><BR>149 
d1221<P>⏎
d1223<P>⏎
d1225<P>⏎
d1228<P>⏎
d1230<P>⏎
d1234<P>⏎
d1237<P>⏎
d1240<P>⏎
cd2:1241-242【吹き乱る風のけしきに女郎花しをれしぬべき心地こそすれ】-玉鬘の和歌。「濡れ濡れも明けばまづ見む宮城野のもとあらの萩はしをれぬらむ」(長能集、一三)<BR>⏎
<P>⏎
162【吹き乱る風のけしきに女郎花--しをれしぬべき心地こそすれ】-玉鬘の和歌。「濡れ濡れも明けばまづ見む宮城野のもとあらの萩はしをれぬらむ」(長能集、一三)<BR>⏎
d1246<P>⏎
cd2:1247-248【下露になびかましかば女郎花荒き風にはしをれざらまし】-源氏の返歌。「女郎花」「風」「しをれ」の語句を受けて返す。<BR>⏎
<P>⏎
166【下露になびかましかば女郎花--荒き風にはしをれざらまし】-源氏の返歌。「女郎花」「風」「しをれ」の語句を受けて返す。<BR>⏎
d1250<P>⏎
note28251 <A NAME="in25">[第五段 源氏、花散里を見舞う]</A><BR>168 
d1252<P>⏎
d1256<P>⏎
d1258<P>⏎
d1261<P>⏎
d1263<P>⏎
d1265<P>⏎
note28266 <H4>第三章 夕霧の物語 幼恋の物語</H4>177 
note28267 <A NAME="in31">[第一段 夕霧、雲井雁に手紙を書く]</A><BR>178 
d1268<P>⏎
d1270<P>⏎
d1273<P>⏎
d1276<P>⏎
d1279<P>⏎
d1281<P>⏎
d1283<P>⏎
d1285<P>⏎
cd2:1286-287【風騒ぎむら雲まがふ夕べにも忘るる間なく忘られぬ君】-夕霧から雲井雁への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
189【風騒ぎむら雲まがふ夕べにも--忘るる間なく忘られぬ君】-夕霧から雲井雁への贈歌。<BR>⏎
d1289<P>⏎
d1291<P>⏎
d1294<P>⏎
d1296<P>⏎
note28297 <A NAME="in32">[第二段 夕霧、明石姫君を垣間見る]</A><BR>195 
d1298<P>⏎
d1301<P>⏎
d1303<P>⏎
d1308<P>⏎
note28309 <A NAME="in33">[第三段 内大臣、大宮を訪う]</A><BR>203 
d1310<P>⏎
d1312<P>⏎
d1314<P>⏎
d1316<P>⏎
cd3:2317-319【今このろのほどに】-以下「尽くされはべりける」まで、内大臣の詞。<BR>⏎
【心くて】-大宮の心。<BR>⏎
<P>⏎
207-208【今このろのほどに】-以下「尽くされはべりける」まで、内大臣の詞。<BR>⏎
【心くて】-大宮の心。<BR>⏎
d1321<P>⏎
d1324<P>⏎
cd3:1325-327聞こえたまふとや】-語り手が伝聞したということを表した形。<BR>⏎

<P>⏎
212【聞こえたまふとや】-語り手が伝聞したということを表した形。<BR>⏎
d1334
i1222
diffsrc/original/note29.htmlsrc/modified/note29.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 9/10/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 12/15/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 12/15/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d161<P>⏎
note2962 <H4>第一章 玉鬘の物語 冷泉帝の大原野行幸</H4>54 
note2963 <A NAME="in11">[第一段 大原野行幸]</A><BR>55 
d164<P>⏎
c167【この音無のこそうたていとほしく】-「とにかくに人目つつみをせきかねて下に流るる音無しの滝」(源氏釈所引、出典未詳)。『完訳』は「語り手の、玉鬘への同情の評」と注す。係助詞「こそ」は「御名なれ」に係る。<BR>⏎
58【この音無のこそうたていとほしく】-「とにかくに人目つつみをせきかねて下に流るる音無しの滝」(源氏釈所引、出典未詳)。『完訳』は「語り手の、玉鬘への同情の評」と注す。係助詞「こそ」は「御名なれ」に係る。<BR>⏎
d171<P>⏎
cd2:173-74【卯の時に出たまうて朱雀より五条の大路を西ざまに折れたまふ】-『李部王記』延長六年十二月五日の大原野行幸の記事に一致する。<BR>⏎
<P>⏎
63【卯の時に出たまうて朱雀より五条の大路を西ざまに折れたまふ】-『李部王記』延長六年十二月五日の大原野行幸の記事に一致する。<BR>⏎
d176<P>⏎
d179<P>⏎
note2980 <A NAME="in12">[第二段 玉鬘、行幸を見物]</A><BR>67 
d181<P>⏎
d184<P>⏎
d186<P>⏎
d188<P>⏎
cd2:190-91【今すこしいつしうかたじけなくめでたきなり】-思いなしかか、源氏より帝の方が威厳もあり畏れ多くも見える。<BR>⏎
<P>⏎
73【今すこしいつしうかたじけなくめでたきなり】-思いなしかか、源氏より帝の方が威厳もあり畏れ多くも見える。<BR>⏎
d195<P>⏎
d1100<P>⏎
d1103<P>⏎
note29104 <A NAME="in13">[第三段 行幸、大原野に到着]</A><BR>83 
d1105<P>⏎
d1108<P>⏎
d1113<P>⏎
cd6:3114-119【雪深き小塩山にたつ雉の古き跡をも今日は尋ねよ】-帝から源氏への贈歌。『集成』は「源氏の不参を残念がられた歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【太政大臣のかかる野の行幸に仕うまつりたまへるためしやありけむ】-仁和二年(八八六)十二月十四日の光孝天皇の芹川行幸に太政大臣藤原基経が供奉した例がある(河海抄)。<BR>⏎
<P>⏎
【小塩山深雪積もれる松原に今日ばかりなる跡やなからむ】-「行幸」「み雪」の掛詞。「や」間投助詞、詠嘆の意。今日ほどの盛儀はないことでしょう、の意。<BR>⏎
<P>⏎
90-92【雪深き小塩山にたつ雉の--古き跡をも今日は尋ねよ】-帝から源氏への贈歌。『集成』は「源氏の不参を残念がられた歌」と注す。<BR>⏎
【太政大臣のかかる野の行幸に仕うまつりたまへる例などやありけむ】-仁和二年(八八六)十二月十四日の光孝天皇の芹川行幸に太政大臣藤原基経が供奉した例がある(河海抄)。<BR>⏎
【小塩山深雪積もれる松原に--今日ばかりなる跡やなからむ】-「行幸」「み雪」の掛詞。「や」間投助詞、詠嘆の意。今日ほどの盛儀はないことでしょう、の意。<BR>⏎
d1121<P>⏎
note29122 <A NAME="in14">[第四段 源氏、玉鬘に宮仕えを勧める]</A><BR>94 
d1123<P>⏎
d1126<P>⏎
d1129<P>⏎
cd2:1131-132【うちきらし朝もりせし行幸にはさやかに空の光やは見し】-大島本は「うちきえし」とある。「え」は「ら」の誤字と認められる。玉鬘の和歌。「光」は帝の姿を譬喩する。「やは」反語表現。<BR>⏎
<P>⏎
100【うちきらし朝もりせし行幸には--さやかに空の光やは見し】-大島本は「うちきえし」とある。「え」は「ら」の誤字と認められる。玉鬘の和歌。「光」は帝の姿を譬喩する。「やは」反語表現。<BR>⏎
d1134<P>⏎
d1136<P>⏎
c1140【ここならのおぼえには便なかるべし】-『完訳』は「源氏の娘という扱いでは。養女の中宮と競うのが不都合」と注す。<BR>⏎
106【ここならのおぼえには便なかるべし】-『完訳』は「源氏の娘という扱いでは。養女の中宮と競うのが不都合」と注す。<BR>⏎
d1145<P>⏎
d1148<P>⏎
d1150<P>⏎
c1151【あかねさす光は空に曇らぬをなどて行幸に目をきらしけむ】-源氏の返歌。「きらす」「みゆき」「空の光」の語句を受けて返す。「あかねさす」は「光」の枕詞。「みゆき」に「行幸」と「み雪」の意を掛ける。<BR>⏎
114【あかねさす光は空に曇らぬを--などて行幸に目をきらしけむ】-源氏の返歌。「きらす」「みゆき」「空の光」の語句を受けて返す。「あかねさす」は「光」の枕詞。「みゆき」に「行幸」と「み雪」の意を掛ける。<BR>⏎
d1153<P>⏎
note29154 <A NAME="in15">[第五段 玉鬘、裳着の準備]</A><BR>116 
d1155<P>⏎
d1162<P>⏎
d1168<P>⏎
d1170<P>⏎
d1172<P>⏎
d1176<P>⏎
note29177 <H4>第二章 光源氏の物語 大宮に玉鬘の事を語る</H4>133 
note29178 <A NAME="in21">[第一段 源氏、三条宮を訪問]</A><BR>134 
d1179<P>⏎
d1182<P>⏎
d1187<P>⏎
d1192<P>⏎
note29193 <A NAME="in22">[第二段 源氏と大宮との対話]</A><BR>145 
d1194<P>⏎
d1197<P>⏎
c1201【立ちそめし名の取り返さるるものにもあらず】-「群鳥の立ちにしわが名いまさらに事なしぶともしるしあらめや」(古今集恋三、六七四、読人しらず)。<BR>⏎
151【立ちそめし名の取り返さるるものにもあらず】-「群鳥の立ちにしわが名いまさらに事なしぶともしるしあらめや」(古今集恋三、六七四、読人しらず)。<BR>⏎
d1204<P>⏎
c2206-207【ここにさへなむかすめ申やうありしかど】-『完訳』は「源氏の内大臣への口添え。これは物語には見えない」と注す。<BR>⏎
【何にさまで言をまぜはべりけむ】-主語は源氏。「ここにさへなむかすめ申やうありしかど」をさす。<BR>⏎
155-156【ここにさへなむかすめ申やうありしかど】-『完訳』は「源氏の内大臣への口添え。これは物語には見えない」と注す。<BR>⏎
【何にさまで言をまぜはべりけむ】-主語は源氏。「ここにさへなむかすめ申やうありしかど」をさす。<BR>⏎
d1209<P>⏎
c1210【よろづのことにつけて清めといふいふことはべれば】-『集成』は「以下、内大臣を嘲弄した言い方」と注す。<BR>⏎
158【よろづのことにつけて清めといふことはべれば】-『集成』は「以下、内大臣を嘲弄した言い方」と注す。<BR>⏎
d1212<P>⏎
note29213 <A NAME="in23">[第三段 源氏、大宮に玉鬘を語る]</A><BR>160 
d1214<P>⏎
c1215【さるはかの】-以下「伝へものせさせたまへ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
161【さるは】-以下「伝へものせさせたまへ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1223<P>⏎
d1226<P>⏎
d1231<P>⏎
d1234<P>⏎
d1239<P>⏎
d1241<P>⏎
c1243【かかる名のりする人を厭ふことなく拾ひ集めらるるに】-近江の君以外にも名乗り出て来た者がいることをいう。「に」接続助詞、逆接の意。以下、文脈は源氏方の玉鬘に移る。<BR>⏎
183【かかる名のりする人を厭ふことなく拾ひ集めらるるに】-近江の君以外にも名乗り出て来た者がいることをいう。「に」接続助詞、逆接の意。以下、文脈は源氏方の玉鬘に移る。<BR>⏎
d1245<P>⏎
d1250<P>⏎
note29251 <A NAME="in24">[第四段 大宮、内大臣を招く]</A><BR>189 
d1252<P>⏎
d1258<P>⏎
d1260<P>⏎
d1262<P>⏎
d1266<P>⏎
cd2:1270-271【つれなくて思ひ入れぬを】-主語は夕霧。夕霧の態度。<BR>⏎
<P>⏎
203【つれなくて思ひ入れぬを】-主語は夕霧。夕霧の態度。<BR>⏎
d1274<P>⏎
note29275 <A NAME="in25">[第五段 内大臣、三条宮邸に参上]</A><BR>206 
d1276<P>⏎
i1207【宿徳に】-宿徳。『集成』は「老成して威厳のあるさま」。『新大系』は「「しくとく」の音便形。徳を積んだ人、転じて貫禄のあるさま」と注す。<BR>⏎
d2278-279【宿徳に】-宿徳。『集成』は「老成して威厳のあるさま」。『新大系』は「「しくとく」の音便形。徳を積んだ人、転じて貫禄のあるさま」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
d1283<P>⏎
d1288<P>⏎
note29289 <A NAME="in26">[第六段 源氏、内大臣と対面]</A><BR>216 
d1290<P>⏎
d1292<P>⏎
d1294<P>⏎
d1296<P>⏎
d1298<P>⏎
d1302<P>⏎
d1305<P>⏎
d1311<P>⏎
d1313<P>⏎
d1322<P>⏎
note29323 <A NAME="in27">[第七段 源氏、内大臣、三条宮邸を辞去]</A><BR>240 
d1324<P>⏎
d1326<P>⏎
cd2:1327-328【酔ひ泣きにやうちしほれたまふ】-『完訳』は「内大臣ほどには動揺のない源氏を、この場に合せる語り口」と注す。<BR>⏎
【うちしほれたまふ】-関戸本と大島本は「しほれ」とある。『新大系』は底本のままとする。『評釈』『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「しほたれ」と校訂する。<BR>⏎
242【酔ひ泣きにやうちしほれたまふ】-『完訳』は「内大臣ほどには動揺のない源氏を、この場に合せる語り口」と注す。【うちしほれたまふ】-関戸本と大島本は「しほれ」とある。『新大系』は底本のままとする。『評釈』『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「しほたれ」と校訂する。<BR>⏎
d1332<P>⏎
d1335<P>⏎
d1338<P>⏎
d1340<P>⏎
d1342<P>⏎
d1345<P>⏎
note29346 <H4>第三章 玉鬘の物語 裳着の物語</H4>254 
note29347 <A NAME="in31">[第一段 内大臣、源氏の意向に従う]</A><BR>255 
d1348<P>⏎
d1350<P>⏎
d1355<P>⏎
c1358【とかくも】-以下「違ふべきことかは」まで、内大臣の心中。<BR>⏎
263【とかくも】-以下「違ふべきことかは」まで、内大臣の心中。<BR>⏎
d1360<P>⏎
c1361かう勘へ申しける】-陰陽師の勘申。吉日を占う。<BR>⏎
265【勘へ申しける】-陰陽師の勘申。吉日を占う。<BR>⏎
d1365<P>⏎
d1367<P>⏎
c1371【あるまじうねけたるべきほどなりけり】-夕霧の心中。『集成』は「(たとい実の姉妹でないにしても、雲居の雁がありながら玉鬘に思いを寄せるのは)してはならない、間違ったことなのだと」と訳す。<BR>⏎
273【あるまじうけたるべきほどなりけり】-夕霧の心中。『集成』は「(たとい実の姉妹でないにしても、雲居の雁がありながら玉鬘に思いを寄せるのは)してはならない、間違ったことなのだと」と訳す。<BR>⏎
d1373<P>⏎
note29374 <A NAME="in32">[第二段 二月十六日、玉鬘の裳着の儀]</A><BR>275 
d1375<P>⏎
d1381<P>⏎
cd2:1382-383【ふたかたに言ひもてゆけば玉櫛笥わが身はなれぬ懸子なりけり】-大宮から玉鬘への贈歌。孫への親愛感を示す歌。「二方」は内大臣の実の娘と娘婿の源氏の養女という立場をさす。「玉櫛笥」は歌語。「懸子」に「子」を響かす。「二方」に「蓋」を掛け、「身」「懸子」は「玉櫛笥」の縁語。『完訳』は「先立つ文面の、抑えた遠慮深さと対照的」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
281【ふたかたに言ひもてゆけば玉櫛笥--わが身はなれぬ懸子なりけり】-大宮から玉鬘への贈歌。孫への親愛感を示す歌。「二方」は内大臣の実の娘と娘婿の源氏の養女という立場をさす。「玉櫛笥」は歌語。「懸子」に「子」を響かす。「二方」に「蓋」を掛け、「身」「懸子」は「玉櫛笥」の縁語。『完訳』は「先立つ文面の、抑えた遠慮深さと対照的」と注す。<BR>⏎
d1386<P>⏎
d1389<P>⏎
d1391<P>⏎
note29392 <A NAME="in33">[第三段 玉鬘の裳着への祝儀の品々]</A><BR>287 
d1393<P>⏎
d1395<P>⏎
d1401<P>⏎
d1404<P>⏎
d1406<P>⏎
d1408<P>⏎
cd4:2410-413【返ことはつかはせ】-以下「心苦しき人なり」まで、源氏の詞。『完訳』は「末摘花が返書を得られなかったら間のわるい思いをするだろう。彼女への憐憫に転ずる源氏は、同情すべき末摘花だから庇護してきたのだと、わが不面目を弁明」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【わが身こそ恨みられけれ唐衣君が袂に馴れずと思へば】-末摘花から玉鬘への贈歌。『完訳』は「顧みない恋人を恨む発想で、祝儀には場違いの表現」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
299-300【返ことはつかはせ】-以下「心苦しき人なり」まで、源氏の詞。『完訳』は「末摘花が返書を得られなかったら間のわるい思いをするだろう。彼女への憐憫に転ずる源氏は、同情すべき末摘花だから庇護してきたのだと、わが不面目を弁明」と注す。<BR>⏎
【わが身こそ恨みられけれ唐衣--君が袂に馴れずと思へば】-末摘花から玉鬘への贈歌。『完訳』は「顧みない恋人を恨む発想で、祝儀には場違いの表現」と注す。<BR>⏎
d1415<P>⏎
d1418<P>⏎
cd2:1419-420【いでこの返りこと】-以下「われせむ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
<P>⏎
304【いでこの返りこと】-以下「われせむ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1422<P>⏎
cd2:1423-424【唐衣また唐衣唐衣かへすがへすも唐衣なる】-源氏の返歌。「唐衣」と「返す」は縁語。『完訳』は「末摘花を、「憎さ」ゆえに愚弄した歌。「唐衣日もゆふぐれになる時は返す返すぞ人は恋しき」(古今・恋一 読人しらず)の名高い歌があるだけに、奇妙な歌ながら一応の体をなしている」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
306【唐衣また唐衣唐衣--かへすがへすも唐衣なる】-源氏の返歌。「唐衣」と「返す」は縁語。『完訳』は「末摘花を、「憎さ」ゆえに愚弄した歌。「唐衣日もゆふぐれになる時は返す返すぞ人は恋しき」(古今・恋一 読人しらず)の名高い歌があるだけに、奇妙な歌ながら一応の体をなしている」と注す。<BR>⏎
d1426<P>⏎
d1428<P>⏎
d1430<P>⏎
note29431 <A NAME="in34">[第四段 内大臣、腰結に役を勤める]</A><BR>310 
d1432<P>⏎
d1434<P>⏎
d1436<P>⏎
cd2:1438-439【御殿油例のかかる所よりすこし光見せて】-『完訳』は「父娘対面のために明るくした。薄明に玉鬘が映える。以前の螢の光に照らした趣向に類似」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
314【御殿油例のかかる所よりは、すこし光見せて】-『完訳』は「父娘対面のために明るくした。薄明に玉鬘が映える。以前の螢の光に照らした趣向に類似」と注す。<BR>⏎
d1441<P>⏎
d1445<P>⏎
d1447<P>⏎
d1449<P>⏎
cd2:1450-451【恨めしや沖つ玉藻をかづくまで磯がくれける海人の心よ】-内大臣の贈歌。「浦」「恨」、「藻」「裳」、「潜く」「被く」の掛詞。「浦」「沖」「藻」「潜く」「磯」「海人」は海に関する縁語。『完訳』は「玉鬘を「海人」に見たてて、今まで名のらなかった不満を言う。源氏への恨みも、この儀礼的な贈答歌に託すほかない」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
321【恨めしや沖つ玉藻をかづくまで--磯がくれける海人の心よ】-内大臣の贈歌。「浦」「恨」、「藻」「裳」、「潜く」「被く」の掛詞。「浦」「沖」「藻」「潜く」「磯」「海人」は海に関する縁語。『完訳』は「玉鬘を「海人」に見たてて、今まで名のらなかった不満を言う。源氏への恨みも、この儀礼的な贈答歌に託すほかない」と注す。<BR>⏎
d1455<P>⏎
cd2:1456-457【よるべなみかかる渚にうち寄せて海人も尋ねぬ藻屑とぞ見し】-源氏の返歌。「寄る辺無み」「寄るべ波」の掛詞。「藻屑」に「裳」を響かす。「寄る」「波」「渚」「寄せ」「海人」「藻屑」は海に関する縁語。内大臣を「海人」に、玉鬘を「藻屑」に喩える。自分源氏は「渚」に喩えている。『集成』は「「かかる渚」は、源氏の卑下の言葉」。『完訳』は「実父内大臣の無責任を難じて自分の恩恵の広大さを主張する」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
325【よるべなみかかる渚にうち寄せて--海人も尋ねぬ藻屑とぞ見し】-源氏の返歌。「寄る辺無み」「寄るべ波」の掛詞。「藻屑」に「裳」を響かす。「寄る」「波」「渚」「寄せ」「海人」「藻屑」は海に関する縁語。内大臣を「海人」に、玉鬘を「藻屑」に喩える。自分源氏は「渚」に喩えている。『集成』は「「かかる渚」は、源氏の卑下の言葉」。『完訳』は「実父内大臣の無責任を難じて自分の恩恵の広大さを主張する」と注す。<BR>⏎
d1459<P>⏎
d1461<P>⏎
note29462 <A NAME="in35">[第五段 祝賀者、多数参上]</A><BR>328 
d1463<P>⏎
d1466<P>⏎
d1468<P>⏎
d1471<P>⏎
d1477<P>⏎
d1480<P>⏎
d1482<P>⏎
d1484<P>⏎
cd2:1487-488【異ざまのことはともかくも思ひさだむべき】-玉鬘の結婚については出仕後に決めよう、の意。<BR>⏎
<P>⏎
345【異ざまのことはともかくも思ひむべき】-玉鬘の結婚については出仕後に決めよう、の意。<BR>⏎
d1492<P>⏎
cd2:1494-495【女御ばかりにはさだかなることのさま聞こえたまうけり】-弘徽殿女御だけには玉鬘の尚侍としての出仕のことを伝える。<BR>⏎
<P>⏎
350【女御ばかりにはさだかなることのさま聞こえたまうけり】-弘徽殿女御だけには玉鬘の尚侍としての出仕のことを伝える。<BR>⏎
note29496 <A NAME="in36">[第六段 近江の君、玉鬘を羨む]</A><BR>351 
d1497<P>⏎
d1501<P>⏎
d1505<P>⏎
cd2:1506-507【しかかしづかるべきゆゑこそ】-以下「耳とどむれ」まで、中将(柏木)の詞。<BR>⏎
【こそものしたまふらめ】-『完訳』は「言外に、しかしあなたには大事にされる理由がない、の意」と注す。<BR>⏎
358【しかかしづかるべきゆゑこそものしたまふらめ】-以下「耳とどむれ」まで、中将(柏木)の詞。<BR>【こそものしたまふらめ】-『完訳』は「言外に、しかしあなたには大事にされる理由がない、の意」と注す。<BR>⏎
d1509<P>⏎
cd2:1514-515【なべての女房たちだに仕まつらぬことまで】-『完訳』は「便器掃除や水汲みん下使いをも辞さぬ覚悟」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
364【なべての女房たちだに仕まつらぬことまで】-『完訳』は「便器掃除や水汲みん下使いをも辞さぬ覚悟」と注す。<BR>⏎
d1517<P>⏎
d1522<P>⏎
cd2:1524-525【げに過ちたること】-柏木の心中。<BR>⏎
<P>⏎
371【げに過ちたること】-柏木の心中。<BR>⏎
cd4:2528-531【堅き巌も沫雪になしたまつべき御けしきなれば】-天照大神が素戔鳴尊の行為に怒って「堅庭を踏みて股に陥き、沫雪のごとくに蹴散かし」(日本書紀、神代上)にあることに基づく。<BR>⏎
<P>⏎
【天の岩】-以下「めやすく」まで、柏木の詞。「めやすく」の下に「あらむ」などの語句が省略。<BR>⏎
<P>⏎
374-375【堅き巌も沫雪になしたまつべき御けしきなれば】-天照大神が素戔鳴尊の行為に怒って「堅庭を踏みて股に陥き、沫雪のごとくに蹴散かし」(日本書紀、神代上)にあることに基づく。<BR>⏎
【天の岩】-以下「めやすく」まで、柏木の詞。「めやすく」の下に「あらむ」などの語句が省略。<BR>⏎
d1533<P>⏎
d1536<P>⏎
note29537 <A NAME="in37">[第七段 内大臣、近江の君を愚弄]</A><BR>379 
d1538<P>⏎
d1540<P>⏎
d1542<P>⏎
d1544<P>⏎
d1548<P>⏎
c1552【聞こし召さぬやう】-主語は帝。<BR>⏎
389【聞こし召さぬやう】-主語は帝。<BR>⏎
d1555<P>⏎
d1557<P>⏎
d1561<P>⏎
d1563<P>⏎
d2565-566
<P>⏎
d1573
i1407
diffsrc/original/note30.htmlsrc/modified/note30.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 9/17/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 12/19/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 12/19/2009(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d153<P>⏎
note3054 <H4>第一章 玉鬘の物語 玉鬘と夕霧との新関係</H4>46 
note3055 <A NAME="in11">[第一段 玉鬘、内侍出仕前の不安]</A><BR>47 
d156<P>⏎
d166<P>⏎
d171<P>⏎
d173<P>⏎
d176<P>⏎
note3077 <A NAME="in12">[第二段 夕霧、源氏の使者として玉鬘を訪問]</A><BR>64 
d178<P>⏎
d183<P>⏎
d187<P>⏎
d189<P>⏎
d194<P>⏎
c195【人に聞かすまじとはべりることを】-以下「いかがはべるべき」まで、夕霧の詞。「人に聞かすまじ」は源氏の言。「まじ」禁止の意。<BR>⏎
77【人に聞かすまじとはべりることを】-以下「いかがはべるべき」まで、夕霧の詞。「人に聞かすまじ」は源氏の言。「まじ」禁止の意。<BR>⏎
d197<P>⏎
note3098 <A NAME="in13">[第三段 夕霧、玉鬘に言い寄る]</A><BR>79 
d199<P>⏎
d1101<P>⏎
d1104<P>⏎
d1106<P>⏎
d1109<P>⏎
d1114<P>⏎
d1117<P>⏎
note30118 <A NAME="in14">[第四段 夕霧、玉鬘と和歌を詠み交す]</A><BR>92 
d1119<P>⏎
d1121<P>⏎
cd4:2123-126【うつたへに思ひ寄らで】-島本は「思よらて」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「思ひもよらで」と「も」を補訂する。『集成』は「〔夕霧の真意に〕別に気づきもせずに」。『完訳』は「まるでそれと気づかずに」と訳す。「うつたへに」副詞、否定表現と呼応して、決して、全然--ない、の意。<BR>⏎
<P>⏎
【同じ野の露にやつるる藤袴あはれはかけよかことばかりも】-夕霧から玉鬘への贈歌。「あはれはかけよ」と訴える。完訳「「藤袴」は、「藤衣」(喪服)の意をひびかすとともに、ゆかりの色(藤-薄紫)の意を表し、縁者同士の交誼をと訴えた」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
95-96【うつたへに思ひ寄らで】-島本は「思よらて」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「思ひもよらで」と「も」を補訂する。『集成』は「〔夕霧の真意に〕別に気づきもせずに」。『完訳』は「まるでそれと気づかずに」と訳す。「うつたへに」副詞、否定表現と呼応して、決して、全然--ない、の意。<BR>⏎
【同じ野の露にやつるる藤袴--あはれはかけよかことばかりも】-夕霧から玉鬘への贈歌。「あはれはかけよ」と訴える。完訳「「藤袴」は、「藤衣」(喪服)の意をひびかすとともに、ゆかりの色(藤-薄紫)の意を表し、縁者同士の交誼をと訴えた」と注す。<BR>⏎
d1128<P>⏎
cd3:2129-131【尋ぬるにはるけき野辺の露ならば薄紫やかことならまし】-玉鬘の返歌。「野」「露」「かこと」の語句を用い、「藤袴」はその色「薄紫」を用いて、「かことならまし」と切り返す。『完訳』は「反実仮想の構文で、実際には二人は無関係で「かごと」は「露」ほども当らぬ、と切り返した歌」と注す。「武蔵野は袖ひつばかりわけしかど若紫は尋ねわびにき」(後撰集雑二、一一七七、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
【かやうに聞こゆるより深きゆゑはいかが】-歌に続けた玉鬘の詞。「いかが」の下に「あらむ」などの語句が省略。<BR>⏎
<P>⏎
98-99【尋ぬるにはるけき野辺の露ならば--薄紫やかことならまし】-玉鬘の返歌。「野」「露」「かこと」の語句を用い、「藤袴」はその色「薄紫」を用いて、「かことならまし」と切り返す。『完訳』は「反実仮想の構文で、実際には二人は無関係で「かごと」は「露」ほども当らぬ、と切り返した歌」と注す。「武蔵野は袖ひつばかりわけしかど若紫は尋ねわびにき」(後撰集雑二、一一七七、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
【かやうに聞こゆるより深きゆゑはいかが】-歌に続けた玉鬘の詞。「いかが」の下に「あらむ」などの語句が省略。<BR>⏎
d1136<P>⏎
d1140<P>⏎
cd2:1141-142【かたはらいたけれ書かぬなり】-『集成』は「省筆の弁を兼ねた草子地」。『完訳』は「語り手の省筆の言辞。夕霧のしたたかな懸想ぶりを思わせる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
107【かたはらいたければ 書かぬなり】-『集成』は「省筆の弁を兼ねた草子地」。『完訳』は「語り手の省筆の言辞。夕霧のしたたかな懸想ぶりを思わせる」と注す。<BR>⏎
d1144<P>⏎
d1146<P>⏎
d1148<P>⏎
d1150<P>⏎
note30151 <A NAME="in15">[第五段 夕霧、源氏に復命]</A><BR>112 
d1152<P>⏎
d1155<P>⏎
d1159<P>⏎
d1161<P>⏎
d1164<P>⏎
d1169<P>⏎
note30170 <A NAME="in16">[第六段 源氏の考え方]</A><BR>125 
d1171<P>⏎
d1180<P>⏎
d1185<P>⏎
d1189<P>⏎
d1195<P>⏎
note30196 <A NAME="in17">[第七段 玉鬘の出仕を十月と決定]</A><BR>146 
d1197<P>⏎
c1199【やむごとなきこれかれ年ごろを経てものしたまへ】-『集成』は「以下「いとかしこくかどあることなり」まで内大臣の言葉」と注す。六条院のご夫人方をさす。<BR>⏎
148【やむごとなきこれかれ年ごろを経てものしたまへ】-『集成』は「以下「いとかしこくかどあることなり」まで内大臣の言葉」と注す。六条院のご夫人方をさす。<BR>⏎
d1203<P>⏎
d1206<P>⏎
d1209<P>⏎
d1211<P>⏎
cd2:1213-214【案に落ることもあらましかば】-「あらましかば--ねぢけたらまし」反実仮想の構文。<BR>⏎
<P>⏎
158【案に落ることもあらましかば】-「あらましかば--ねぢけたらまし」反実仮想の構文。<BR>⏎
d1217<P>⏎
d1219<P>⏎
d1221<P>⏎
d1226<P>⏎
note30227 <H4>第二章 玉鬘の物語 玉鬘と柏木との新関係</H4>167 
note30228 <A NAME="in21">[第一段 柏木、内大臣の使者として玉鬘を訪問]</A><BR>168 
d1229<P>⏎
d1233<P>⏎
d1235<P>⏎
d1238<P>⏎
d1243<P>⏎
note30244 <A NAME="in22">[第二段 柏木、玉鬘と和歌を詠み交す]</A><BR>179 
d1245<P>⏎
d1249<P>⏎
cd2:1250-251【いでやをこがましきことも】-以下「めづらしき世なりかし」まで、柏木の詞。<BR>
をこがましきこともえぞ聞こえさせぬや】-「をこがましきこと」は懸想文をさす。『完訳』は「かつての懸想を愚かな体験とし、ばつの悪さを先取りして言う」と注す。「や」間投助詞、詠嘆の意。<BR>⏎
183【いでやをこがましきこともえぞ聞こえさせぬや】-以下「めづらしき世なりかし」まで、柏木の詞。<BR>をこがましきこと」は懸想文をさす。『完訳』は「かつての懸想を愚かな体験とし、ばつの悪さを先取りして言う」と注す。<BR>「や」間投助詞、詠嘆の意。<BR>⏎
d1258<P>⏎
d1260<P>⏎
d1265<P>⏎
cd4:2266-269【妹背山深き道をばたどらずて緒絶の橋に踏み迷ひける】-大島本は「まよひ」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「まどひ」と校訂する。柏木から玉鬘への贈歌。「妹背山」は大和の歌枕。「緒絶の橋」は陸奥の歌枕。「妹背」に姉弟の意。「絶え」に難渋する意をこめ、「踏み」に「文」を掛ける。『完訳』は「遠隔の歌枕が、稀有な体験のとまどいを表象」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【惑ひける道をば知らず妹背山たどたどしくぞ誰も踏み見し】-大島本は「まよ(よ#<墨>と<朱>)ひ」とある。すなわち、墨筆で「よ」を抹消し朱筆で「と」と訂正する。『新大系』『集成』『古典セレクション』は諸本及び大島本の訂正に従って「まどひ」と校訂する。大島本は「しらす」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本及び大島本の訂正に従って「知らで」と校訂する。玉鬘の返歌。<BR>⏎
<P>⏎
195-196【妹背山深き道をば尋ねずて--緒絶の橋に踏み迷ひける】-大島本は「まよひ」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「まどひ」と校訂する。柏木から玉鬘への贈歌。「妹背山」は大和の歌枕。「緒絶の橋」は陸奥の歌枕。「妹背」に姉弟の意。「絶え」に難渋する意をこめ、「踏み」に「文」を掛ける。『完訳』は「遠隔の歌枕が、稀有な体験のとまどいを表象」と注す。<BR>⏎
【惑ひける道をば知らず妹背山--たどたどしくぞ誰も踏み見し】-大島本は「まよ(よ#<墨>と<朱>)ひ」とある。すなわち、墨筆で「よ」を抹消し朱筆で「と」と訂正する。『新大系』『集成』『古典セレクション』は諸本及び大島本の訂正に従って「まどひ」と校訂する。大島本は「しらす」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本及び大島本の訂正に従って「知らで」と校訂する。玉鬘の返歌。<BR>⏎
cd2:1272-273【え聞こえたまはぬになむ】-主語は玉鬘。係助詞「なむ」の下に「はべる」などの語句が省略。<BR>⏎
<P>⏎
199【え聞こえさせたまはぬになむ】-主語は玉鬘。係助詞「なむ」の下に「はべる」などの語句が省略。<BR>⏎
d1276<P>⏎
d1279<P>⏎
note30280 <H4>第三章 玉鬘の物語 玉鬘と鬚黒大将</H4>204 
note30281 <A NAME="in31">[第一段 鬚黒大将、熱心に言い寄る]</A><BR>205 
d1282<P>⏎
c1283【大将はこの中将同じ右の次将なれば】-鬚黒大将は柏木が同じ右近衛府の次官なので、の意。<BR>⏎
206【大将はこの中将同じ右の次将なれば】-鬚黒大将は柏木が同じ右近衛府の次官なので、の意。<BR>⏎
d1288<P>⏎
d1291<P>⏎
d1295<P>⏎
c1296【その筋により】-鬚黒の北の方が紫の上の異母姉という関係をさす。<BR>⏎
216【その筋に】-鬚黒の北の方が紫の上の異母姉という関係をさす。<BR>⏎
d1298<P>⏎
d1302<P>⏎
d1304<P>⏎
d1306<P>⏎
note30307 <A NAME="in32">[第二段 九月、多数の恋文が集まる]</A><BR>223 
d1308<P>⏎
d1311<P>⏎
d1313<P>⏎
cd2:1314-315【数ならば厭ひもせまし長月に命をかくるほどぞはかなき】-鬚黒から玉鬘への贈歌。「長月に命を懸くる」とは、九月が帝への出仕や結婚を忌む月で、それを当てにしているので、という意。『完訳』は「「--ば--まし」で、人並ならぬ恋の思いを裏返しに表現。下句は、九月だけを頼みとして生命をかける意。切実な心情語による表現で、兵部卿宮の歌とは対照的」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
227【数ならば厭ひもせまし長月に--命をかくるほどぞはかなき】-鬚黒から玉鬘への贈歌。「長月に命を懸くる」とは、九月が帝への出仕や結婚を忌む月で、それを当てにしているので、という意。『完訳』は「「--ば--まし」で、人並ならぬ恋の思いを裏返しに表現。下句は、九月だけを頼みとして生命をかける意。切実な心情語による表現で、兵部卿宮の歌とは対照的」と注す。<BR>⏎
d1317<P>⏎
d1319<P>⏎
cd2:1320-321【朝日さす光を見ても玉笹の葉分けの霜を消たずもあらなむ】-蛍宮から玉鬘への贈歌。主旨「消たずもあらなむ」。「なむ」願望の助詞。私を忘れないでほしい。「朝日さす光」を帝の恩寵に、「玉笹」を玉鬘に、「霜」を自分自身に喩える。朝日を受ける玉笹(帝の恩寵を受ける玉鬘)と朝日に消えようとすえる霜(自分)を対照的に歌う。「玉笹の葉分に置ける白露の今幾世経む我ならなくに」(古今六帖六、笹、三九五〇)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
230【朝日さす光を見ても玉笹の--葉分けの霜を消たずもあらなむ】-蛍宮から玉鬘への贈歌。主旨「消たずもあらなむ」。「なむ」願望の助詞。私を忘れないでほしい。「朝日さす光」を帝の恩寵に、「玉笹」を玉鬘に、「霜」を自分自身に喩える。朝日を受ける玉笹(帝の恩寵を受ける玉鬘)と朝日に消えようとすえる霜(自分)を対照的に歌う。「玉笹の葉分に置ける白露の今幾世経む我ならなくに」(古今六帖六、笹、三九五〇)を踏まえる。<BR>⏎
d1323<P>⏎
d1325<P>⏎
d1328<P>⏎
cd2:1329-330【忘れなむと思ふもものの悲しきをいかさまにしていかさまにせむ】-「忘るれどかく忘るれど忘られずいかさまにしていかさまにせむ」(義孝集、一九)。『完訳』は「下句の反復に、無力な自分にいらだつ気持がこもる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
235【忘れなむと思ふもものの悲しきを--いかさまにしていかさまにせむ】-「忘るれどかく忘るれど忘られずいかさまにしていかさまにせむ」(義孝集、一九)。『完訳』は「下句の反復に、無力な自分にいらだつ気持がこもる」と注す。<BR>⏎
d1333<P>⏎
cd4:2334-337【いかが思しけむ】-『完訳』は「語り手の言辞。玉鬘があえて宮にだけ返事をする意外さをいう」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【心もて光に向かふ葵だに朝おく霜をおのれやは消つ】-玉鬘から蛍宮への返歌。「朝」「光」「霜」「消つ」の語句をそのまま。「玉笹」を「葵」に置き換えて、自分を「葵」に、宮を「霜」に喩え、「己やは消つ」(反語表現。どうして私が消したりしましょうか)と切り返す。<BR>⏎
<P>⏎
238-239【いかが思すらむ】-『完訳』は「語り手の言辞。玉鬘があえて宮にだけ返事をする意外さをいう」と注す。<BR>⏎
【心もて光に向かふ葵だに--朝おく霜をおのれやは消つ】-玉鬘から蛍宮への返歌。「朝」「光」「霜」「消つ」の語句をそのまま。「玉笹」を「葵」に置き換えて、自分を「葵」に、宮を「霜」に喩え、「己やは消つ」(反語表現。どうして私が消したりしましょうか)と切り返す。<BR>⏎
d1341<P>⏎
c1342【女の御心ばへはこの君をなむ本にすべき】-源氏や内大臣の詞。「この君」は玉鬘をさす。『完訳』は「玉鬘への讃辞である。多くの懸想人に最後まで慕われながら、源氏と内大臣の円満裡に出仕する玉鬘を讃美」と注す。<BR>⏎
243【女の御心ばへはこの君をなむ本にすべき】-源氏や内大臣の詞。「この君」は玉鬘をさす。『完訳』は「玉鬘への讃辞である。多くの懸想人に最後まで慕われながら、源氏と内大臣の円満裡に出仕する玉鬘を讃美」と注す。<BR>⏎
d2344-345
<P>⏎
d1352
i1254
diffsrc/original/note31.htmlsrc/modified/note31.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 9/23/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 2/6/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 2/6/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d177<P>⏎
note3178 <H4>第一章 玉鬘の物語 玉鬘、鬚黒大将と結婚</H4>70 
note3179 <A NAME="in11">[第一段 鬚黒、玉鬘を得る]</A><BR>71 
d180<P>⏎
d188<P>⏎
d196<P>⏎
d198<P>⏎
cd2:199-100【誰れも誰れも許しそめたまへることなれば】-尊敬語「たまへ」があるので、内大臣や源氏自身をさす。源氏の心内文中に語り手の源氏に対する敬意が紛れ込んだ語法。<BR>⏎
<P>⏎
87【誰れも誰れもかく許しそめたまへることなれば】-尊敬語「たまへ」があるので、内大臣や源氏自身をさす。源氏の心内文中に語り手の源氏に対する敬意が紛れ込んだ語法。<BR>⏎
d1102【よくも思ふまじき人の】-大島本は「よくも」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本によって「よくしも」と「し」を補訂する。<BR>⏎
c1104【よくも思ふまじき人】-鬚黒の北の方。<BR>⏎
90【よくも思ふまじき人】-鬚黒の北の方。大島本は「よくも」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本によって「よくしも」と「し」を補訂する。<BR>⏎
d1107<P>⏎
d1109<P>⏎
note31110 <A NAME="in12">[第二段 内大臣、源氏に感謝]</A><BR>94 
d1111<P>⏎
cd2:1112-113【父大臣】-玉鬘の父大臣、すなわち内大臣。以下の段、「思ひきこえたまひける」まで、文末が過去の助動詞「けり」で結ばれる。語り手が物語の時間を結婚の三日夜の過去に遡らせ、その折の内大臣に関する態度について補足説明を挿入したような内容である。<BR>⏎
<P>⏎
95【父大臣】-玉鬘の父大臣、すなわち内大臣。以下の段、「思ひきこえたまひける」まで、文末が過去の助動詞「けり」で結ばれる。語り手が物語の時間を結婚の三日夜の過去に遡らせ、その折の内大臣に関する態度について補足説明を挿入したような内容である。<BR>⏎
d1118<P>⏎
cd2:1119-120【げに帝と聞こゆとも人に思し落としはかなきほどに見えたてまつりたまひてものものしくもてなしたまはずはあはつけきやうにもあべかりけり】-『休聞抄』は「双ノ地也又玉鬘の心也」と指摘。『全書』は「草子地」と指摘。『評釈』は「内大臣の考えを、作者は、「げに」と、賛成する」といい、『全集』『集成』は「草子地」という言い方で、『完訳』は「語り手」という言い方で指摘する。「なるほど」は内大臣の詞を受け、語り手がそれに賛成の意を表した口ぶり、また「あべかりけり」も語り手の推察である。<BR>⏎
<P>⏎
100【げに帝と聞こゆとも人に思し落としはかなきほどに見えたてまつりたまひてものものしくもてなしたまはずはあはつけきやうにもあべかりけり】-『休聞抄』は「双ノ地也又玉鬘の心也」と指摘。『全書』は「草子地」と指摘。『評釈』は「内大臣の考えを、作者は、「げに」と、賛成する」といい、『全集』『集成』は「草子地」という言い方で、『完訳』は「語り手」という言い方で指摘する。「なるほど」は内大臣の詞を受け、語り手がそれに賛成の意を表した口ぶり、また「あべかりけり」も語り手の推察である。<BR>⏎
d1125<P>⏎
d1127<P>⏎
d1132<P>⏎
note31133 <A NAME="in13">[第三段 玉鬘、宮仕えと結婚の新生活]</A><BR>110 
d1134<P>⏎
d1137<P>⏎
d1141<P>⏎
d1143<P>⏎
d1146<P>⏎
note31147 <A NAME="in14">[第四段 源氏、玉鬘と和歌を詠み交す]</A><BR>119 
d1148<P>⏎
d1152<P>⏎
d1156<P>⏎
d1159<P>⏎
d1164<P>⏎
d1168<P>⏎
c1169【おりたちて汲みは見ねども渡り川人の瀬とはた契らざりしを】-源氏から玉鬘への贈歌。「汲み」「瀬」は「川」の縁語。「せ」は「瀬」と「背」との掛詞。女は初めて逢った男に背負われて三途の川を渡る、という俗信をふまえる。<BR>⏎
135【おりたちて汲みは見ねども渡り川--人の瀬とはた契らざりしを】-源氏から玉鬘への贈歌。「汲み」「瀬」は「川」の縁語。「せ」は「瀬」と「背」との掛詞。女は初めて逢った男に背負われて三途の川を渡る、という俗信をふまえる。<BR>⏎
d1171<P>⏎
cd2:1173-174【みつせ川渡らぬさきにいかでなほ涙の澪の泡と消えなむ】-玉鬘から源氏への返歌。「渡り川」を「みつせ川」と言い換えて返す。人は死んだら、三途の川を渡らねばならないものであるのに、その前に死んでしまいたいとは理屈にあわない歌であるが、その理不尽な気持ちを詠んでこたえた。<BR>⏎
<P>⏎
138【みつせ川渡らぬさきにいかでなほ--涙の澪の泡と消えなむ】-玉鬘から源氏への返歌。「渡り川」を「みつせ川」と言い換えて返す。人は死んだら、三途の川を渡らねばならないものであるのに、その前に死んでしまいたいとは理屈にあわない歌であるが、その理不尽な気持ちを詠んでこたえた。<BR>⏎
d1176<P>⏎
cd3:2178-180【世になき痴れ痴れさ】-機会がありながらも自分の妻妾の一人にしなかった迂闊さをさして、自嘲ぎみにいう。<BR>⏎
【さりともなむ頼もしき】-執拗な物言い。源氏の執拗な未練が言葉に出る。<BR>⏎
<P>⏎
141-142【世になき痴れ痴れさ】-機会がありながらも自分の妻妾の一人にしなかった迂闊さをさして、自嘲ぎみにいう。<BR>⏎
【さりともなむ頼もしき】-執拗な物言い。源氏の執拗な未練が言葉に出る。<BR>⏎
d1186<P>⏎
d1190<P>⏎
note31191 <H4>第二章 鬚黒大将家の物語 北の方、乱心騒動</H4>151 
note31192 <A NAME="in21">[第一段 鬚黒の北の方の嘆き]</A><BR>152 
d1193<P>⏎
d1201<P>⏎
d1203<P>⏎
d1210<P>⏎
d1213<P>⏎
d1216<P>⏎
d1219<P>⏎
note31220 <A NAME="in22">[第二段 鬚黒、北の方を慰める(一)]</A><BR>173 
d1221<P>⏎
d1223<P>⏎
d1226<P>⏎
d1228<P>⏎
d1230<P>⏎
d1233<P>⏎
note31234 <A NAME="in23">[第三段 鬚黒、北の方を慰める(二)]</A><BR>181 
d1235<P>⏎
d1239<P>⏎
cd2:1245-246【耳馴れ】-自分への悪口は聞き馴れている。<BR>⏎
<P>⏎
190【耳馴れ】-自分への悪口は聞き馴れている。<BR>⏎
d1248<P>⏎
d1251<P>⏎
d1253<P>⏎
d1256<P>⏎
d1261<P>⏎
d1265<P>⏎
d1268<P>⏎
d1272<P>⏎
c1273【大殿の北の方】-六条院の北の方、すなわち紫の上さしてこう呼ぶ。<BR>⏎
209【大殿の北の方】-六条院の北の方、すなわち紫の上さしてこう呼ぶ。<BR>⏎
d1280<P>⏎
d1289<P>⏎
note31290 <A NAME="in24">[第四段 鬚黒、玉鬘のもとへ出かけようとする]</A><BR>224 
d1291<P>⏎
c1294【人いとほしう】-ひどい雪の中をわざわざ出掛けて行ったとあっては、人目に立って北の方にも気の毒である。<BR>⏎
227【人いとほしう】-ひどい雪の中をわざわざ出掛けて行ったとあっては、人目に立って北の方にも気の毒である。<BR>⏎
cd2:1297-298【けしき】-物思いにふけっている鬚黒の様子。<BR>⏎
<P>⏎
230【けしきを見て】-物思いにふけっている鬚黒の様子を見て。<BR>⏎
d1300<P>⏎
d1302<P>⏎
d1304<P>⏎
d1307<P>⏎
d1311<P>⏎
note31312 <A NAME="in25">[第五段 北の方、鬚黒に香炉の灰を浴びせ掛ける]</A><BR>239 
d1313<P>⏎
d1319<P>⏎
d1325<P>⏎
c1326【なつかしきほどに】-鬚黒の様子について語る。<BR>⏎
250【なつかしきほどに】-鬚黒の様子について語る。<BR>⏎
d1329<P>⏎
d1333<P>⏎
d1339<P>⏎
cd2:1340-341【さるこまかなる灰の】-以下、その様子を細かく具体的に語る。<BR>⏎
<P>⏎
261【さるこまかなる】-以下、その様子を細かく具体的に語る。<BR>⏎
d1344<P>⏎
d1346<P>⏎
c1347【心違ひといひながら】-以下「さまなりや」まで、鬚黒の気持ち。<BR>⏎
265【心違ひといひながら】-以下「さまなりや」まで、鬚黒の気持ち。<BR>⏎
cd2:1351-352【呼ばひののしりたまふこゑなど】-北の方に乗り移った物の怪の声。<BR>⏎
<P>⏎
269【呼ばひののしりたまふなど】-北の方に乗り移った物の怪の声。<BR>⏎
note31353 <A NAME="in26">[第六段 鬚黒、玉鬘に手紙だけを贈る]</A><BR>270 
d1354<P>⏎
d1357<P>⏎
d1361<P>⏎
c1362【心さへ空に乱れし雪もよにひとり冴えつる片敷の袖】-鬚黒から玉鬘への贈歌。空模様ばかりでなく心までが。<BR>⏎
276【心さへ空に乱れし雪もよに--ひとり冴えつる片敷の袖】-鬚黒から玉鬘への贈歌。空模様ばかりでなく心までが。<BR>⏎
d1364<P>⏎
d1367<P>⏎
d1374<P>⏎
note31375 <A NAME="in27">[第七段 翌日、鬚黒、玉鬘を訪う]</A><BR>286 
d1376<P>⏎
d1380<P>⏎
cd2:1381-382【ひとりゐて焦がるる胸の苦しきに思ひあまれる炎とぞ見し】-木工の君の贈歌。「ひとり」に「独り」と「火取り」を掛ける。「焦がるる」「炎」は「火」の縁語。「思ひ」の「ひ」に「火」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
290【ひとりゐて焦がるる胸の苦しきに--思ひあまれる炎とぞ見し】-木工の君の贈歌。「ひとり」に「独り」と「火取り」を掛ける。「焦がるる」「炎」は「火」の縁語。「思ひ」の「ひ」に「火」を掛ける。<BR>⏎
d1385<P>⏎
cd2:1386-387【憂きことを思ひ騒げばさまざまにくゆる煙ぞいとど立ちそふ】-鬚黒の返歌。「思ひ」の「ひ」に「火」を掛け、「くゆる」に「燻る」と「悔ゆる」を掛ける。「燻る煙」は「火」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
293【憂きことを思ひ騒げばさまざまに--くゆる煙ぞいとど立ちそふ】-鬚黒の返歌。「思ひ」の「ひ」に「火」を掛け、「くゆる」に「燻る」と「悔ゆる」を掛ける。「燻る煙」は「火」の縁語。<BR>⏎
d1390<P>⏎
d1394<P>⏎
note31395 <H4>第三章 鬚黒大将家の物語 北の方、子供たちを連れて実家に帰る</H4>299 
note31396 <A NAME="in31">[第一段 式部卿宮、北の方を迎えに来る]</A><BR>300 
d1397<P>⏎
d1399<P>⏎
c1400【殿に渡りたまふ時も】-鬚黒の自邸。<BR>⏎
302【殿に渡りたまふ】-鬚黒の自邸。<BR>⏎
c1405【御仲も隔りがちにて】-鬚黒と北の方の夫婦仲が疎遠がちである。<BR>⏎
307【御仲も隔りがちにて】-鬚黒と北の方の夫婦仲が疎遠がちである。<BR>⏎
d1407<P>⏎
d1409<P>⏎
d1414<P>⏎
cd2:1418-419【さこそはあべかめれ】-女房たちの予測。「さ」は北の方が父式部卿宮に引き取られることをさす。<BR>⏎
<P>⏎
317【さこそはあべかめれ】-女房たちの予測。「さ」は北の方が父式部卿宮に引き取られることをさす。<BR>⏎
d1427<P>⏎
note31428 <A NAME="in32">[第二段 母君、子供たちを諭す]</A><BR>325 
d1429<P>⏎
d1435<P>⏎
cd2:1439-440【山林に引き続きまじらむこと】-自分が出家遁世し、息子たちも後を追って出家し山林に姿をくらますこと。<BR>⏎
<P>⏎
334【山林に引き続きまじらむこと】-自分が出家遁世し、息子たちも後を追って出家し山林に姿をくらますこと。<BR>⏎
d1445<P>⏎
note31446 <A NAME="in33">[第三段 姫君、柱の隙間に和歌を残す]</A><BR>339 
d1447<P>⏎
d1449<P>⏎
d1451<P>⏎
d1455<P>⏎
d1457<P>⏎
d1461<P>⏎
cd6:3462-467【今はとて宿かれぬとも馴れ来つる真木の柱はを忘るな】-姫君の歌。「真木」は歌語。『大系』『評釈』『全集』『完訳』は「東風吹かば匂いおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな」(拾遺集雑春、一〇〇六、菅原道真)を引歌として指摘する。この和歌が姫君の呼称となり、さらに巻名となる。<BR>⏎
<P>⏎
【馴れきとは思ひ出づとも何により立ちとまるべき真木の柱ぞ】-北の方の返歌。<BR>⏎
<P>⏎
【浅けれど石間の水は澄み果てて宿もる君やかけ離るべき】-中将の御許から木工の君への贈歌。「石間の水」に木工の君をたとえる。「宿守る君」は北の方をさす。「すみ」に「住み」と「澄み」を掛け、「かけ」に「かけ離る」と水に映る「影」とを響かせる。「や~べき」反語表現。~することがあっていいものでだろうか、おかしなことだ。<BR>⏎
<P>⏎
349-351【今はとて宿かれぬとも馴れ来つる--真木の柱はわれを忘るな】-姫君の歌。「真木」は歌語。『大系』『評釈』『全集』『完訳』は「東風吹かば匂いおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな」(拾遺集雑春、一〇〇六、菅原道真)を引歌として指摘する。この和歌が姫君の呼称となり、さらに巻名となる。<BR>⏎
【馴れきとは思ひ出づとも何により--立ちとまるべき真木の柱ぞ】-北の方の返歌。<BR>⏎
【浅けれど石間の水は澄み果てて--宿もる君やかけ離るべき】-中将の御許から木工の君への贈歌。「石間の水」に木工の君をたとえる。「宿守る君」は北の方をさす。「すみ」に「住み」と「澄み」を掛け、「かけ」に「かけ離る」と水に映る「影」とを響かせる。「や~べき」反語表現。~することがあっていいものでだろうか、おかしなことだ。<BR>⏎
d1469<P>⏎
cd2:1470-471【ともかくも岩間の水の結ぼほれかけとむべくも思ほえぬ世を】-木工の君の返歌。「言はま」に「岩間」を掛ける。「結ぼほれ」は、水の流れが滞る意と思いが鬱屈する意とこめる。「かけ」は「かけ留む」と「影留む」を響かす。<BR>⏎
<P>⏎
353【ともかくも岩間の水の結ぼほれ--かけとむべくも思ほえぬ世を】-木工の君の返歌。「言はま」に「岩間」を掛ける。「結ぼほれ」は、水の流れが滞る意と思いが鬱屈する意とこめる。「かけ」は「かけ留む」と「影留む」を響かす。<BR>⏎
d1477<P>⏎
note31478 <A NAME="in34">[第四段 式部卿宮家の悲憤慷慨]</A><BR>359 
d1479<P>⏎
d1482<P>⏎
d1485<P>⏎
d1491<P>⏎
d1493<P>⏎
d1496<P>⏎
d1498<P>⏎
c1504【なかなか心やすく思ひたまへなせど】-北の方が実家に帰ってくれて、かえって気が楽になったとは思ってみるが。「たまへ」は鬚黒が自分自身「思う」謙譲表現である。<BR>⏎
378【なかなか心やすく思ひたまへなせど】-北の方が実家に帰ってくれて、かえって気が楽になったとは思ってみるが。「たまへ」は鬚黒が自分自身「思う」謙譲表現である。<BR>⏎
d1508<P>⏎
d1512<P>⏎
note31513 <A NAME="in35">[第五段 鬚黒、式部卿宮家を訪問]</A><BR>385 
d1514<P>⏎
c1515【宮に恨みこえむとて】-以下、場面が変わって、鬚黒の自邸を舞台となる。<BR>⏎
386【宮に恨みこえむとて】-以下、場面が変わって、鬚黒の自邸を舞台となる。<BR>⏎
d1517<P>⏎
d1524<P>⏎
d1529<P>⏎
d1534<P>⏎
d1538<P>⏎
cd2:1540-541【出だしたてまるべくもあらず】-北の方が姫君を鬚黒の前にお出しするはずもない。「べくもあらず」という言い回しは、語り手の判断をも言い込めた表現。<BR>⏎
<P>⏎
406【出だしたてまるべくもあらず】-北の方が姫君を鬚黒の前にお出しするはずもない。「べくもあらず」という言い回しは、語り手の判断をも言い込めた表現。<BR>⏎
d1545<P>⏎
note31546 <A NAME="in36">[第六段 鬚黒、男子二人を連れ帰る]</A><BR>410 
d1547<P>⏎
d1549<P>⏎
d1552<P>⏎
d1557<P>⏎
d1559<P>⏎
d1568<P>⏎
note31569 <H4>第四章 玉鬘の物語 宮中出仕から鬚黒邸へ</H4>427 
note31570 <A NAME="in41">[第一段 玉鬘、新年になって参内]</A><BR>428 
d1571<P>⏎
d1576【儀式】-玉鬘の尚侍出仕の儀式。<BR>⏎
cd2:1577-578【儀式いといまめかしく】-大島本は「いまめかしく」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「いかめしう」と校訂する。<BR>⏎
<P>⏎
433【儀式いといまめかしく】-玉鬘の尚侍出仕の儀式。大島本は「いまめかしく」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「いかめしう」と校訂する。<BR>⏎
cd2:1581-582【兄弟の君たち】-柏木や弁少将など。<BR>⏎
<P>⏎
436【兄弟の君】-柏木や弁少将など。<BR>⏎
c1585【馬道ばかりの隔てなるに御心の中はかに隔たりけむかし】-「けむ」(過去推量の助動詞)「かし」(終助詞、念を押す)は語り手の宮の女御と玉鬘との心を推測した表現。『一葉抄』は「双紙地也」と指摘。『細流抄』は「草子地をしはかりていへり」と指摘。『集成』も「草子地」と指摘する。<BR>⏎
439【馬道ばかりの隔てなるに御心のうち、遥かに隔たりけむかし】-「けむ」(過去推量の助動詞)「かし」(終助詞、念を押す)は語り手の宮の女御と玉鬘との心を推測した表現。『一葉抄』は「双紙地也」と指摘。『細流抄』は「草子地をしはかりていへり」と指摘。『集成』も「草子地」と指摘する。<BR>⏎
d1589<P>⏎
note31590 <A NAME="in42">[第二段 男踏歌、貴顕の邸を回る]</A><BR>443 
d1591<P>⏎
d1594<P>⏎
cd2:1596-597【六条の院にこのたびは所狭しとはぶきたまふ】-源氏の太政大臣邸の六条院は今回は仰々しいとという理由から省略なさる。「六条の院に」の格助詞「に」は尊敬の意、主格を表す。六条院におかれては。<BR>⏎
<P>⏎
447【六条の院には、このたびは 所狭しとはぶきたまふ】-源氏の太政大臣邸の六条院は今回は仰々しいとという理由から省略なさる。「六条の院に」の格助詞「に」は尊敬の意、主格を表す。六条院におかれては。<BR>⏎
d1600<P>⏎
d1605<P>⏎
d1611<P>⏎
note31612 <A NAME="in43">[第三段 玉鬘の宮中生活]</A><BR>459 
d1613<P>⏎
d1616<P>⏎
c1617【夜さりまかでさせたてまつりむ】-以下「やすからぬ」まで、鬚黒の詞。<BR>⏎
462【夜さりまかでさせたてまつりむ】-以下「やすからぬ」まで、鬚黒の詞。<BR>⏎
d1619<P>⏎
d1622<P>⏎
d1624<P>⏎
d1626<P>⏎
d1630<P>⏎
c1631【深山木に羽うち交はしゐる鳥のまたなくねたき春にもあるかな】-蛍兵部卿宮からの贈歌。鬚黒を「深山木」に見立て、玉鬘を「鳥」に見立てる。「深山木」は無風流な木の譬えである。「またなくねたき」には「またなく妬き」に「また鳴く音」「また泣く声」を響かせる。「羽うち交はし」は「長恨歌」の比翼連理を踏まえた夫婦仲の睦まじいことをいう。楽しいはずの春が自分には悔しい思いでいる。<BR>⏎
471【深山木に羽うち交はしゐる鳥の--またなくねたき春にもあるかな】-蛍兵部卿宮からの贈歌。鬚黒を「深山木」に見立て、玉鬘を「鳥」に見立てる。「深山木」は無風流な木の譬えである。「またなくねたき」には「またなく妬き」に「また鳴く音」「また泣く声」を響かせる。「羽うち交はし」は「長恨歌」の比翼連理を踏まえた夫婦仲の睦まじいことをいう。楽しいはずの春が自分には悔しい思いでいる。<BR>⏎
d1633<P>⏎
d1635<P>⏎
note31636 <A NAME="in44">[第四段 帝、玉鬘のもとを訪う]</A><BR>474 
d1637<P>⏎
c1642【などかおぼえさせたまはむ】-反語表現。どうして主上がお思いあそばそうか、それはない。<BR>⏎
479【などかはさしもおぼえさせたまはむ】-反語表現。どうして主上がお思いあそばそうか、それはない。<BR>⏎
d1647<P>⏎
d1650<P>⏎
cd4:2651-654【などてかく灰あひがたき紫を心に深く思ひそめけむ】-帝の贈歌。「紫」は三位の服色。玉鬘を三位に叙したことをいう。また紫は椿の灰を混ぜて染料を作る。「灰合ひ」に「逢ひ」を掛け、「深く」「染め」は「紫」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
【濃くなりつまじきや】-これ以上深い関係にはなれないのでしょうかの意。「濃く」は「紫」の縁語。会話文の中にも縁語を使う。ここまで、主上の歌に添えた詞。<BR>⏎
<P>⏎
486-487【などてかく灰あひがたき紫を--心に深く思ひそめけむ】-帝の贈歌。「紫」は三位の服色。玉鬘を三位に叙したことをいう。また紫は椿の灰を混ぜて染料を作る。「灰合ひ」に「逢ひ」を掛け、「深く」「染め」は「紫」の縁語。<BR>⏎
【濃くなりつまじきや】-これ以上深い関係にはなれないのでしょうかの意。「濃く」は「紫」の縁語。会話文の中にも縁語を使う。ここまで、主上の歌に添えた詞。<BR>⏎
d1657<P>⏎
cd2:1658-659【いかならむ色とも知らぬ紫を心してこそ人は染めけれ】-玉鬘の返歌。帝への感謝の気持ちを詠む。「色」「染め」は「紫」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
490【いかならむ色とも知らぬ紫を--心してこそ人は染めけれ】-玉鬘の返歌。帝への感謝の気持ちを詠む。「色」「染め」は「紫」の縁語。<BR>⏎
d1661<P>⏎
d1664<P>⏎
d1670<P>⏎
note31671 <A NAME="in45">[第五段 玉鬘、帝と和歌を詠み交す]</A><BR>499 
d1672<P>⏎
d1677<P>⏎
d1683<P>⏎
d1687<P>⏎
d1691<P>⏎
d1693<P>⏎
cd4:2694-697【九重に霞隔てば梅の花ただ香ばかりも匂ひ来じとや】-帝の玉鬘への贈歌。別れの挨拶といった内容。「九重」は宮中の意と九重、すなわち幾重にもの意を掛ける。また「かはかり」にも「香はかり」と副詞の「かばかり」とを掛ける。「霞」に暗に鬚黒のことをいう。「梅の花」は玉鬘を譬喩する。<BR>⏎
<P>⏎
【殊なることなきやうなれど】-以下「をかしくもやありけむ」まで語り手の判断の交じえた表現。『休聞抄』は「双也」と指摘。『孟津抄』は「紫式部が批判也」。『評釈』は「語り手の批評この歌はたいしたものでない、と、語り手はことわる。しかし、その時は、主上を拝していたのだから、結構なお歌と思ったことでしょうか。そう思ったひとを非難することはできない、と言うのである」と注す。『集成』は「草子地」と指摘。『完訳』は「語り手が、玉鬘の動揺を推測」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
516-517【九重に霞隔てば梅の花--ただ香ばかりも匂ひ来じとや】-帝の玉鬘への贈歌。別れの挨拶といった内容。「九重」は宮中の意と九重、すなわち幾重にもの意を掛ける。また「かはかり」にも「香はかり」と副詞の「かばかり」とを掛ける。「霞」に暗に鬚黒のことをいう。「梅の花」は玉鬘を譬喩する。<BR>⏎
【殊なることなきことなれど】-以下「をかしくもやありけむ」まで語り手の判断の交じえた表現。『休聞抄』は「双也」と指摘。『孟津抄』は「紫式部が批判也」。『評釈』は「語り手の批評この歌はたいしたものでない、と、語り手はことわる。しかし、その時は、主上を拝していたのだから、結構なお歌と思ったことでしょうか。そう思ったひとを非難することはできない、と言うのである」と注す。『集成』は「草子地」と指摘。『完訳』は「語り手が、玉鬘の動揺を推測」と注す。<BR>⏎
d1701<P>⏎
d1704<P>⏎
cd2:1705-706【香ばかりは風につてよ花の枝に立ち並ぶべき匂ひなくとも】-玉鬘の返歌。帝の贈歌から、「香ばかり」の語句を引用して応える。「花の枝」は後宮の妃方を隠喩。また帝をさすと考えることもできよう。わが身を「匂ひなくとも」と謙遜する。<BR>⏎
<P>⏎
523【香ばかりは風につてよ花の枝に--立ち並ぶべき匂ひなくとも】-玉鬘の返歌。帝の贈歌から、「香ばかり」の語句を引用して応える。「花の枝」は後宮の妃方を隠喩。また帝をさすと考えることもできよう。わが身を「匂ひなくとも」と謙遜する。<BR>⏎
d1710<P>⏎
note31711 <A NAME="in46">[第六段 玉鬘、鬚黒邸に退出]</A><BR>527 
d1712<P>⏎
d1715<P>⏎
d1717<P>⏎
d1720<P>⏎
d1722<P>⏎
d1724<P>⏎
d1726<P>⏎
c1729【塩く煙のなびきけるかたを】-『源氏釈』は「須磨の海人の塩焼く煙風をいたみ思はぬ方にたなびきにけり」(古今集恋四、七〇八、読人しらず)を指摘。現行の諸注釈書でも指摘する。<BR>⏎
538【塩く煙のなびきけるかたを】-『源氏釈』は「須磨の海人の塩焼く煙風をいたみ思はぬ方にたなびきにけり」(古今集恋四、七〇八、読人しらず)を指摘。現行の諸注釈書でも指摘する。<BR>⏎
d1731<P>⏎
d1737<P>⏎
d1741<P>⏎
note31742 <A NAME="in47">[第七段 二月、源氏、玉鬘へ手紙を贈る]</A><BR>548 
d1743<P>⏎
cd2:1747-748【たゆめられたるねたさを】-「られ」(受身の助動詞)。源氏は被害者意識をもっている。結婚して他人の妻となってもまだ心底から執着心を拭いきれないでいる。<BR>⏎
【ねたさを】-ここまでが源氏の心。しかし、この文を受ける引用句、例えば「と」などがない。そして、「ねたさを」は下の「人悪ろく」の目的格のようになっている。<BR>⏎
552【たゆめられたるねたさを】-「られ」(受身の助動詞)。源氏は被害者意識をもっている。結婚して他人の妻となってもまだ心底から執着心を拭いきれないでいる。<BR>【ねたさを】-ここまでが源氏の心。しかし、この文を受ける引用句、例えば「と」などがない。そして、「ねたさを」は下の「人悪ろく」の目的格のようになっている。<BR>⏎
d1750<P>⏎
d1753<P>⏎
cd2:1756-757【語らひしさま】-過去の助動詞「し」、源氏は自らの体験を回想する。<BR>⏎
<P>⏎
558【語らひたまひしさま】-過去の助動詞「し」、源氏は自らの体験を回想する。<BR>⏎
d1761<P>⏎
cd2:1762-763【かきたれてのどけきころの春雨にふるさと人をいかに偲ぶや】-源氏の贈歌。「ふる」は「春雨に降る」と「古る里人」との掛詞。「ふるさと人」は、源氏自身をさす。<BR>⏎
<P>⏎
562【かきたれてのどけきころの春雨に--ふるさと人をいかに偲ぶや】-源氏の贈歌。「ふる」は「春雨に降る」と「古る里人」との掛詞。「ふるさと人」は、源氏自身をさす。<BR>⏎
d1766<P>⏎
d1774<P>⏎
d1782<P>⏎
cd2:1783-784【眺めする軒の雫に袖ぬれてうたかた人を偲ばざらめや】-玉鬘の返歌。源氏の歌の「春雨」に応じて「長雨」と応える。「うたかた人」は源氏をさす。「ながめ」は「長雨」と「眺め」の掛詞。「うたかた」は水の泡の「泡沫(うたかた)」の意とかりそめの意を掛ける。「雫」「濡れ」「泡沫」は縁語。わたしも涙に袖を濡らして恋い慕っております、という主旨の歌。<BR>⏎
<P>⏎
579【眺めする軒の雫に袖ぬれて--うたかた人を偲ばざらめや】-玉鬘の返歌。源氏の歌の「春雨」に応じて「長雨」と応える。「うたかた人」は源氏をさす。「ながめ」は「長雨」と「眺め」の掛詞。「うたかた」は水の泡の「泡沫(うたかた)」の意とかりそめの意を掛ける。「雫」「濡れ」「泡沫」は縁語。わたしも涙に袖を濡らして恋い慕っております、という主旨の歌。<BR>⏎
d1787<P>⏎
note31788 <A NAME="in48">[第八段 源氏、玉鬘の返書を読む]</A><BR>582 
d1789<P>⏎
d1798<P>⏎
d1802<P>⏎
d1804<P>⏎
d1806<P>⏎
d1808<P>⏎
d1810<P>⏎
d1817<P>⏎
note31818 <A NAME="in49">[第九段 三月、源氏、玉鬘を思う]</A><BR>604 
d1819<P>⏎
c1821たまふにつけても】-主語は源氏。<BR>⏎
606たまふにつけても】-主語は源氏。<BR>⏎
d1825<P>⏎
d1827<P>⏎
c1828【思はずに井手の中道隔つとも言はでぞ恋ふる山吹の花】-源氏の独詠歌。玉鬘への絶ちがたい恋情を訴えた内容。「井手の中道」は山吹の名所の井手へ通じる道。和歌に数多く詠まれた地名、歌枕。山城国綴喜郡井手町。<BR>⏎
611【思はずに井手の中道隔つとも--言はでぞ恋ふる山吹の花】-源氏の独詠歌。玉鬘への絶ちがたい恋情を訴えた内容。「井手の中道」は山吹の名所の井手へ通じる道。和歌に数多く詠まれた地名、歌枕。山城国綴喜郡井手町。<BR>⏎
d1830<P>⏎
d1833<P>⏎
d1835<P>⏎
d1838<P>⏎
cd2:1839-840【同じ巣にかへりしかひの見えぬかないかなる人か手ににぎるらむ】-源氏の贈歌。「かひ」には「卵(かひ)」と「効」を掛ける。鬚黒が玉鬘を手放さないことを恨んだ歌。<BR>⏎
<P>⏎
618【同じ巣にかへりしかひの見えぬかな--いかなる人か手ににぎるらむ】-源氏の贈歌。「かひ」には「卵(かひ)」と「効」を掛ける。鬚黒が玉鬘を手放さないことを恨んだ歌。<BR>⏎
d1842<P>⏎
d1845<P>⏎
d1847<P>⏎
cd2:1848-849【御返りここには聞こえじ】-玉鬘の詞。わたしはとてもお返事を差し上げられません。<BR>⏎
<P>⏎
623【御返りここには聞こえじ】-玉鬘の詞。わたしはとてもお返事を差し上げられません。<BR>⏎
d1851<P>⏎
d1853<P>⏎
cd2:1854-855【巣隠れて数にもあらぬかりの子をいづ方にかは取り隠すべき】-大島本は「とりかへ(へ#く)すへき」とある。すなわち「へ」を抹消して「く」と訂正する。『集成』『古典セレクション』は底本の訂正以前本文と諸本に従って「とりかへす」と整定する。『新大系』は底本の訂正に従って「取り隠す」と整定する。鬚黒が玉鬘に代わって返歌。「かりの子」に「雁の子」と「仮の子」を掛け、「とり」に「鳥」と「取り」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
626【巣隠れて数にもあらぬかりの子を--いづ方にかは取り隠すべき】-大島本は「とりかへ(へ#く)すへき」とある。すなわち「へ」を抹消して「く」と訂正する。『集成』『古典セレクション』は底本の訂正以前本文と諸本に従って「とりかへす」と整定する。『新大系』は底本の訂正に従って「取り隠す」と整定する。鬚黒が玉鬘に代わって返歌。「かりの子」に「雁の子」と「仮の子」を掛け、「とり」に「鳥」と「取り」を掛ける。<BR>⏎
d1857<P>⏎
d1861<P>⏎
note31862 <H4>第五章 鬚黒大将家と内大臣家の物語 玉鬘と近江の君</H4>631 
note31863 <A NAME="in51">[第一段 北の方、病状進む]</A><BR>632 
d1864<P>⏎
d1867<P>⏎
d1873<P>⏎
cd2:1875-876【明け暮れをかしきことを好みものしたまふ】-男の子たちの無邪気な表現である。<BR>⏎
<P>⏎
641【明け暮れをかしきことを好みものしたまふ】-男の子たちの無邪気な表現である。<BR>⏎
d1881<P>⏎
note31882 <A NAME="in52">[第二段 十一月に玉鬘、男子を出産]</A><BR>646 
d1883<P>⏎
d1887<P>⏎
d1890<P>⏎
d1893<P>⏎
d1895<P>⏎
d1897<P>⏎
cd2:1899-900さてもありぬきことかし-語り手の評言。「細流抄」は「草子地也」と指摘、『全書』『集成』は「草子地」と指摘する。以上で、玉鬘の物語を切り上げる。<BR>⏎
<P>⏎
657さてもありぬきことなりかし-語り手の評言。「細流抄」は「草子地也」と指摘、『全書』『集成』は「草子地」と指摘する。以上で、玉鬘の物語を切り上げる。<BR>⏎
note31901 <A NAME="in53">[第三段 近江の君、活発に振る舞う]</A><BR>658 
d1902<P>⏎
d1909<P>⏎
d1914<P>⏎
d1916<P>⏎
d1918<P>⏎
d1920<P>⏎
d1922<P>⏎
d1924<P>⏎
cd2:1925-926【沖つ舟よるべ波路に漂はば棹さし寄らむ泊り教へよ】-近江の君の夕霧への贈歌。「沖つ舟」に夕霧を喩える。「なみ」は「寄る辺なみ」(寄る辺がないのでの意)と「波路」の掛詞。「漂はば」は夕霧と雲居雁との結婚が決まっていないことをいう。「棹さし寄らむ」は自分の方から近寄って行こうの意。<BR>⏎
<P>⏎
674【沖つ舟よるべ波路に漂はば--棹さし寄らむ泊り教へよ】-近江の君の夕霧への贈歌。「沖つ舟」に夕霧を喩える。「なみ」は「寄る辺なみ」(寄る辺がないのでの意)と「波路」の掛詞。「漂はば」は夕霧と雲居雁との結婚が決まっていないことをいう。「棹さし寄らむ」は自分の方から近寄って行こうの意。<BR>⏎
d1928<P>⏎
d1930<P>⏎
cd2:1931-932【よるべなみ風の騒がす舟人も思はぬ方に磯伝ひせず】-夕霧の返歌。「なみ」は「寄る辺なみ」(寄る辺がないのでの意)と「波風」の掛詞。「舟人」は自分を喩える。「思はぬ方」は近江の君を喩える。<BR>⏎
<P>⏎
677【よるべなみ風の騒がす舟人も--思はぬ方に磯伝ひせず】-夕霧の返歌。「なみ」は「寄る辺なみ」(寄る辺がないのでの意)と「波風」の掛詞。「舟人」は自分を喩える。「思はぬ方」は近江の君を喩える。<BR>⏎
d2934-935
<P>⏎
d1942
i1688
diffsrc/original/note32.htmlsrc/modified/note32.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 9/29/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 2/18/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 2/18/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d156<P>⏎
note3257 <H4>第一章 光る源氏の物語 薫物合せ</H4>49 
note3258 <A NAME="in11">[第一段 六条院の薫物合せの準備]</A><BR>50 
d159<P>⏎
d163<P>⏎
d168<P>⏎
cd2:169-70【錦綾などなほ古きものこそなつかしうこまやかにはありけれ】-源氏の感想。「なつかし」は、手放したくない、慕わしいの意。昔が思い出されるの意は後世。しかし文脈上「古きものこそなつかしう」とあるから、一種の懐古趣味。<BR>⏎
<P>⏎
58【錦綾なども、なほ古きものこそなつかしうこまやかにはありけれ】-源氏の感想。「なつかし」は、手放したくない、慕わしいの意。昔が思い出されるの意は後世。しかし文脈上「古きものこそなつかしう」とあるから、一種の懐古趣味。<BR>⏎
d173<P>⏎
d175<P>⏎
d179<P>⏎
d182<P>⏎
d188<P>⏎
cd2:189-90【匂ひの深さ浅さ勝ち負けの定めあるべし】-源氏の言葉。<BR>⏎
<P>⏎
72【匂ひの深さ浅さも、勝ち負けの定めあるべし】-源氏の言葉。<BR>⏎
d192<P>⏎
cd3:293-95調度】-『色葉字類抄』には「調」「度」ともに濁点を付す。『集成』「でうど」のルビを付ける。<BR>⏎
【所々の心をくしたまへらむ】-あちらこちらで一生懸命に薫物を調合していらっしゃるであろう。「らむ」は推量の助動詞、視界外推量の意。源氏の所から推量するニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
74-75【調度】-『色葉字類抄』には「調」「度」ともに濁点を付す。『集成』「でうど」のルビを付ける。<BR>⏎
【所々の心をくしたまへらむ】-あちらこちらで一生懸命に薫物を調合していらっしゃるであろう。「らむ」は推量の助動詞、視界外推量の意。源氏の所から推量するニュアンス。<BR>⏎
note3296 <A NAME="in12">[第二段 二月十日、薫物合せ]</A><BR>76 
d197<P>⏎
c198【二月の十日雨すこし降りて御前近き紅梅盛りに色も香も似るものなきほどに】-二月十日、六条院に蛍兵部卿宮参上し、薫物合せを試みる。<BR>⏎
77【二月の十日雨すこし降りて御前近き紅梅盛りに色も香も似るものなきほどに】-二月十日、六条院に蛍兵部卿宮参上し、薫物合せを試みる。<BR>⏎
c1100【御いそぎの今日明日になりにけることども訪らひきこえたまふ】-大島本「こととも」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「ことと」と校訂する。明石の姫君の裳着の儀式が間近に迫ったことへの挨拶に参上。<BR>⏎
79【御いそぎの今日明日になりにけることども訪らひきこえたまふ】-大島本「こととも」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「ことと」と校訂する。明石の姫君の裳着の儀式が間近に迫ったことへの挨拶に参上。<BR>⏎
cd3:2103-105【散り散りたる梅の枝につけたる御文】-『異本紫明抄』は「春過ぎて散りはてにける梅の花ただ香ばかりぞ枝に残れる」(拾遺集雑春、一〇六三、如覚法師)を指摘する。その歌の詞書に「比叡の山に住みはべりけるころ、人の薫物を乞ひてはべりければ、はべりけるまゝに、少しを、梅の花のわづかに散り残りてはべる枝につけてつかはしける」とある。その趣向を踏まえる。『集成』は「散り過ぎたる」と解し、『新大系』『古典セレクション』は「散りすきたる」と解す。<BR>⏎
【聞こしめすこともありければ】-源氏が朝顔姫君に執心であったということ。「朝顔」巻に語られている。<BR>⏎
<P>⏎
82-83【散りすきたる梅の枝につけたる御文】-『異本紫明抄』は「春過ぎて散りはてにける梅の花ただ香ばかりぞ枝に残れる」(拾遺集雑春、一〇六三、如覚法師)を指摘する。その歌の詞書に「比叡の山に住みはべりけるころ、人の薫物を乞ひてはべりければ、はべりけるまゝに、少しを、梅の花のわづかに散り残りてはべる枝につけてつかはしける」とある。その趣向を踏まえる。『集成』は「散り過ぎたる」と解し、『新大系』『古典セレクション』は「散りすきたる」と解す。<BR>⏎
【聞こしめすこともあれば】-源氏が朝顔姫君に執心であったということ。「朝顔」巻に語られている。<BR>⏎
d1107<P>⏎
d1109<P>⏎
d1113<P>⏎
d1115<P>⏎
d1117<P>⏎
cd2:1118-119【花の香は散りにし枝にとまらねどうつらむ袖に浅くしまめや】-「散りにし枝」は自分(朝顔)を譬え、「うつらむ袖」は明石姫君を喩える。「浅くしま」「め」(推量の助動詞)「や」(係助詞)、反語表現。浅く薫りましょうか、いや深く薫ることでしょうの意。『集成』は「自分を卑下し、姫君の若さを讃えた歌」という。<BR>⏎
<P>⏎
91【花の香は散りにし枝にとまらねど--うつらむ袖に浅くしまめや】-「散りにし枝」は自分(朝顔)を譬え、「うつらむ袖」は明石姫君を喩える。「浅くしま」「め」(推量の助動詞)「や」(係助詞)、反語表現。浅く薫りましょうか、いや深く薫ることでしょうの意。『集成』は「自分を卑下し、姫君の若さを讃えた歌」という。<BR>⏎
d1121<P>⏎
cd2:1125-126【御前の花を折らせたまひて】-紅梅の花。「せ」使役の助動詞。<BR>⏎
<P>⏎
96【御前の花を折らせてつけさせたまふ】-紅梅の花。「せ」使役の助動詞。<BR>⏎
d1129<P>⏎
cd2:1130-131【花の枝にいとど心をしむるかな人のとがめむ香をばつつめど】-源氏の返歌。「花の枝」は朝顔を譬える。ますます魅力を感じるという意。「梅の花立ち寄るばかりありしより人のとがむる香にぞしみぬる」(古今集春上、三五、読人しらず)「梅の花香を吹きかくる春風に心をそめば人やとがめむ」(後撰集春上、三一、読人しらず)<BR>⏎
<P>⏎
99【花の枝にいとど心をしむるかな--人のとがめむ香をばつつめど】-源氏の返歌。「花の枝」は朝顔を譬える。ますます魅力を感じるという意。「梅の花立ち寄るばかりありしより人のとがむる香にぞしみぬる」(古今集春上、三五、読人しらず)「梅の花香を吹きかくる春風に心をそめば人やとがめむ」(後撰集春上、三一、読人しらず)<BR>⏎
d1133<P>⏎
cd2:1140-141【何ごとも世の常にて見せたてまつらむかたじけなくてなむ】-『完訳』は「姫君の裳着、入内に関して」と注する。「世の常」以上のことを源氏は考えていると示唆する。<BR>⏎
<P>⏎
107【何ごとも世の常にて見せたてまつらむかたじけなくてなむ】-『完訳』は「姫君の裳着、入内に関して」と注する。「世の常」以上のことを源氏は考えていると示唆する。<BR>⏎
d1143<P>⏎
note32144 <A NAME="in13">[第三段 御方々の薫物]</A><BR>109 
d1145<P>⏎
d1148<P>⏎
cd2:1149-150【これ分かせたまへ誰れにか見せむ】-源氏の詞。「君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞ知る」(古今集春上、三八、紀友則)<BR>⏎
<P>⏎
112【これ分かせたまへ。 誰れにか見せむ】-源氏の詞。「君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞ知る」(古今集春上、三八、紀友則)<BR>⏎
d1152<P>⏎
d1154<P>⏎
d1157<P>⏎
d1159<P>⏎
d1161<P>⏎
c1163【すぐれてなまめかしうなつかしきなり】-蛍宮の源氏の「侍従」の判定。斎院の黒方は地の文に折り込んで語る。<BR>⏎
120【すぐれてなまめかしうなつかしきなり】-蛍宮の源氏の「侍従」の判定。斎院の黒方は地の文に折り込んで語る。<BR>⏎
d1165<P>⏎
d1167<P>⏎
d1171<P>⏎
cd2:1173-174【時々によれる匂ひの定まれるに消たれむあいなし】-『完訳』は「黒方が冬、侍従が秋、梅花が春、荷葉が夏などと季節が一定。その型どおりの調合では他に圧倒されよう、そこで一趣向を案出」と注す。<BR>⏎
【消たれむは】-「は」(係助詞)際立たせるニュアンスが加わる。「消つ」は「薫物」の縁でいう。<BR>⏎
127【時々によれる匂ひの定まれるに消たれむあいなし】-『完訳』は「黒方が冬、侍従が秋、梅花が春、荷葉が夏などと季節が一定。その型どおりの調合では他に圧倒されよう、そこで一趣向を案出」と注す。<BR>【消たれむは】-「は」(係助詞)際立たせるニュアンスが加わる。「消つ」は「薫物」の縁でいう。<BR>⏎
cd2:1176-177【世に似ずなまめかしを取り集めたる心おきてすぐれたり】-地の文が蛍の宮の詞に移っている。<BR>⏎
<P>⏎
129【世に似ずなまめかしを取り集めたる心おきてすぐれたり】-地の文が蛍の宮の詞に移っている。<BR>⏎
d1179<P>⏎
note32180 <A NAME="in14">[第四段 薫物合せ後の饗宴]</A><BR>131 
d1181<P>⏎
cd7:3183-189【霞める月の影心にくきを雨の名残の風すこし吹きて花の香なつかしきに大臣のあたり言ひ知らず匂ひ満ちて人の御心地いと艶あり】-二月十日の六条院の風情。<BR>⏎
【人の御心地いと艶あり】-大島本は「えんあり」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「艶なり」と校訂する。語り手の評言。<BR>⏎
<P>⏎
【蔵人所にも】-六条院の蔵人所。摂関家にも置かれた。<BR>⏎
<P>⏎
【内の大殿の頭中将弁少将なども】-内大臣の太郎君柏木と二郎君、後の紅梅大納言。<BR>⏎
<P>⏎
133-135【霞める月の影心にくきを雨の名残の風すこし吹きて花の香なつかしきに、御殿のあたり言ひ知らず匂ひ満ちて人の御心地いと艶あり】-二月十日の六条院の風情。<BR>【人の御心地いと艶あり】-大島本は「えんあり」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「艶なり」と校訂する。語り手の評言。<BR>⏎
【蔵人所の方にも】-六条院の蔵人所。摂関家にも置かれた。<BR>⏎
【内の大殿の頭中将弁少将なども】-内大臣の太郎君柏木と二郎君、後の紅梅大納言。<BR>⏎
d1193<P>⏎
c1194【鴬の声にやいとどあくがれむ心しめる花のあたりに】-蛍宮の和歌。「鴬」は催馬楽「梅が枝」の語句を受け、「しめつる」は薫物の縁で用いたもの。<BR>⏎
139【鴬の声にやいとどあくがれむ--心しめる花のあたりに】-蛍宮の和歌。「鴬」は催馬楽「梅が枝」の語句を受け、「しめつる」は薫物の縁で用いたもの。<BR>⏎
d1196<P>⏎
cd5:3197-201【色も香もうつるばかりにこの春は花咲く宿をかれずもあらなむ】-源氏の唱和歌。「なむ」終助詞、他者に対するあつらえの気持ちを表す。<BR>⏎
<P>⏎
【鴬のねぐらの枝もなびくまでなほ吹きとほせ夜半の笛竹】-柏木の唱和歌。夕霧の横笛を誉める。<BR>⏎
<P>⏎
【心ありて風の避くめる花の木にとりあへぬまで吹きや寄るべき】-夕霧の唱和歌。「取りあへぬ」の音に「鳥」(鴬)を響かす。「吹き」に風が吹くと笛を吹くの意を掛ける。「や」(係助詞)「べき」(推量の助動詞)反語表現。<BR>⏎
141-143【色も香もうつるばかりにこの春は--花咲く宿をかれずもあらなむ】-源氏の唱和歌。「なむ」終助詞、他者に対するあつらえの気持ちを表す。<BR>⏎
【鴬のねぐらの枝もなびくまで--なほ吹きとほせ夜半の笛竹】-柏木の唱和歌。夕霧の横笛を誉める。<BR>⏎
【心ありて風の避くめる花の木に--とりあへぬまで吹きや寄るべき】-夕霧の唱和歌。「取りあへぬ」の音に「鳥」(鴬)を響かす。「吹き」に風が吹くと笛を吹くの意を掛ける。「や」(係助詞)「べき」(推量の助動詞)反語表現。<BR>⏎
d1203<P>⏎
cd2:1204-205【霞だに月と花とを隔てずはねぐらの鳥もほころびなまし】-弁少将の唱和歌。「ほころぶ」は「花」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
145【霞だに月と花とを隔てずは--ねぐらの鳥もほころびなまし】-弁少将の唱和歌。「ほころぶ」は「花」の縁語。<BR>⏎
d1207<P>⏎
cd2:1208-209【花の香をえならぬ袖にうつしもてことあやまりと妹やとがめむ】-蛍宮のお礼の歌。「花の香」は梅花香をさす。「妹」は妻をいう。<BR>⏎
<P>⏎
147【花の香をえならぬ袖にうつしもて--ことあやまりと妹やとがめむ】-蛍宮のお礼の歌。「花の香」は梅花香をさす。「妹」は妻をいう。<BR>⏎
d1211<P>⏎
d1213<P>⏎
cd2:1214-215【めづらしと故里人も待ちぞ見む花の錦を着て帰る君】-源氏の返歌。「故里人」は家にいる妻をさす。『完訳』は「宮邸にいる人の意」と解す。「錦を着て帰る」は『史記』項羽本紀の「富貴にして故郷に帰らざるは、繍を着て夜行くが如し」による。<BR>⏎
<P>⏎
150【めづらしと故里人も待ちぞ見む--花の錦を着て帰る君】-源氏の返歌。「故里人」は家にいる妻をさす。『完訳』は「宮邸にいる人の意」と解す。「錦を着て帰る」は『史記』項羽本紀の「富貴にして故郷に帰らざるは、繍を着て夜行くが如し」による。<BR>⏎
d1217<P>⏎
d1219<P>⏎
note32220 <H4>第二章 光る源氏の物語 明石の姫君の裳着</H4>153 
note32221 <A NAME="in21">[第一段 明石の姫君の裳着]</A><BR>154 
d1222<P>⏎
d1227<P>⏎
d1229<P>⏎
d1233<P>⏎
d1235<P>⏎
cd2:1238-239【参う上らせやまし】-源氏の心。儀式に参列させようかしら、の意。<BR>⏎
<P>⏎
166【参う上らせやまし】-源氏の心。儀式に参列させようかしら、の意。<BR>⏎
d1241<P>⏎
note32242 <A NAME="in22">[第二段 明石の姫君の入内準備]</A><BR>168 
d1243<P>⏎
c1246【左の大臣など】-系図不詳の人。「行幸」「真木柱」に登場。<BR>⏎
171【左の大臣など】-系図不詳の人。「行幸」「真木柱」に登場。<BR>⏎
d1248<P>⏎
d1251<P>⏎
cd2:1253-254【左大臣殿の三の君参りたまひぬ麗景殿とこゆ】-「真木柱」巻の冷泉帝の後宮に「中宮、弘徽殿の女御、この宮の女御、左の大殿の女御などさぶらひたまふ」(第四章一段)とあるから、冷泉帝の左大臣の女御の妹三の君であろう。麗景殿女御。後の「宿木」巻に藤壷女御と呼称される。『集成』は「元服の副臥(春宮、皇子などの元服の夜、選ばれて添い寝する姫)である。権勢のある公卿の娘が選ばれ、皇妃の中では重い地位を占める」と注す。なお花散里が三の君でその姉が桐壺帝の麗景殿女御とあったという設定同じである。<BR>⏎
<P>⏎
176【左大臣殿の三の君参りたまひぬ麗景殿とこゆ】-「真木柱」巻の冷泉帝の後宮に「中宮、弘徽殿の女御、この宮の女御、左の大殿の女御などさぶらひたまふ」(第四章一段)とあるから、冷泉帝の左大臣の女御の妹三の君であろう。麗景殿女御。後の「宿木」巻に藤壷女御と呼称される。『集成』は「元服の副臥(春宮、皇子などの元服の夜、選ばれて添い寝する姫)である。権勢のある公卿の娘が選ばれ、皇妃の中では重い地位を占める」と注す。なお花散里が三の君でその姉が桐壺帝の麗景殿女御とあったという設定同じである。<BR>⏎
d1256<P>⏎
d1259<P>⏎
note32260 <A NAME="in23">[第三段 源氏の仮名論議]</A><BR>180 
d1261<P>⏎
d1264<P>⏎
cd2:1267-268母御息所の】-六条御息所の筆跡について、「際ことにおぼえしはや」と感想を述べる。<BR>⏎
<P>⏎
185中宮の母御息所の】-六条御息所の筆跡について、「際ことにおぼえしはや」と感想を述べる。<BR>⏎
d1271<P>⏎
d1273<P>⏎
d1275<P>⏎
cd2:1277-278【かの君と前斎院とここにこそは書きたまはめ】-朧月夜君と朝顔姫君と紫の上は上手に書く人だ、の意。<BR>⏎
<P>⏎
191【かの君と前斎院とここにこそは書きたまはめ】-朧月夜君と朝顔姫君と紫の上は上手に書く人だ、の意。<BR>⏎
d1280<P>⏎
cd2:1282-283【真名のすすみたるほどに仮名しどけなき文字こそ混じるめれ】-漢字と仮名文字を用いる男性への一般論。「ほどに」を、『集成』は「すればするだけ」の意に、『完訳』は「するわりには」の意に解す。<BR>⏎
<P>⏎
194【真名のすすみたるほどに仮名しどけなき文字こそ混じるめれ】-漢字と仮名文字を用いる男性への一般論。「ほどに」を、『集成』は「すればするだけ」の意に、『完訳』は「するわりには」の意に解す。<BR>⏎
d1285<P>⏎
note32286 <A NAME="in24">[第四段 草子執筆の依頼]</A><BR>196 
d1287<P>⏎
d1289<P>⏎
cd2:1290-291【葦手歌絵を思ひ思ひに書け】-源氏の詞。<BR>⏎
<P>⏎
198【葦手歌絵を思ひ思ひに書け】-源氏の詞。<BR>⏎
c1293【花ざかり過ぎて浅緑なる空うららかなるに】-「花」は桜の花。晩春の景色。<BR>⏎
200【花ざかり過ぎて、 浅緑なる空うららかなるに】-「花」は桜の花。晩春の景色。<BR>⏎
d1295<P>⏎
d1298<P>⏎
note32299 <A NAME="in25">[第五段 兵部卿宮、草子を持参]</A><BR>204 
d1300<P>⏎
d1302<P>⏎
d1305<P>⏎
c1306【かの御草子たせて渡りたまへるなりけり】-蛍宮が来訪した事情を説明した文。『細流抄』は「草子地」と指摘。「せ」(使役の助動詞)、供人に持たせての意。<BR>⏎
208【かの御草子たせて渡りたまへるなりけり】-蛍宮が来訪した事情を説明した文。『細流抄』は「草子地」と指摘。「せ」(使役の助動詞)、供人に持たせての意。<BR>⏎
c1311【歌もことさらめきそばみたる古言ども選りて】-『完訳』は「技巧をこらして、変った好みの古歌。風流人らしい撰歌である」という。<BR>⏎
213【歌もことさらめきそばみたる古言ども選りて】-『完訳』は「技巧をこらして、変った好みの古歌。風流人らしい撰歌である」という。<BR>⏎
d1313<P>⏎
d1315<P>⏎
d1317<P>⏎
d1320<P>⏎
d1323<P>⏎
note32324 <A NAME="in26">[第六段 他の人々持参の草子]</A><BR>221 
d1325<P>⏎
d1328<P>⏎
d1331<P>⏎
d1333<P>⏎
note32334 <A NAME="in27">[第七段 古万葉集と古今和歌集]</A><BR>227 
d1335<P>⏎
d1337<P>⏎
d1339<P>⏎
d1341<P>⏎
d1344<P>⏎
d1346<P>⏎
note32347 <H4>第三章 内大臣家の物語 夕霧と雲居雁の物語</H4>234 
note32348 <A NAME="in31">[第一段 内大臣家の近況]</A><BR>235 
d1349<P>⏎
d1353<P>⏎
d1356<P>⏎
note32357 <A NAME="in32">[第二段 源氏、夕霧に結婚の教訓]</A><BR>241 
d1358<P>⏎
d1361<P>⏎
d1364<P>⏎
d1367<P>⏎
d1370<P>⏎
d1373<P>⏎
d1375<P>⏎
note32376 <A NAME="in33">[第三段 夕霧と雲居の雁の仲]</A><BR>253 
d1377<P>⏎
d1380<P>⏎
cd2:1383-384【世馴れたる人こそあながちに人の心をも疑ふなれあはれと見たまふふしふし多かり】-語り手の批評。『新釈』は「記者の批評を挿入したものである」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
258【世馴れたる人こそあながちに人の心をも疑ふなれあはれと見たまふふし多かり】-語り手の批評。『新釈』は「記者の批評を挿入したものである」と注す。<BR>⏎
d1386<P>⏎
d1388<P>⏎
c2390-391【情けなき人の御心にもあるかな】-夕霧をさす。<BR>⏎
【大臣の口入れたまひしに執念かりきとて】-源氏の大臣が夕霧と雲居雁との結婚に口添えなさったのに(「行幸」第二章二段にみえる)、強情にも内大臣がそれに従わなかったからといって、の意。<BR>⏎
262-263【情けなき人の御心にもありけるかな】-夕霧をさす。<BR>⏎
【大臣の口入れたまひしに執念かりきとて】-源氏の大臣が夕霧と雲居雁との結婚に口添えなさったのに(「行幸」第二章二段にみえる)、強情にも内大臣がそれに従わなかったからといって、の意。<BR>⏎
d1394<P>⏎
d1396<P>⏎
d1398<P>⏎
d1400<P>⏎
cd2:1401-402【つれなさは憂き世の常になりゆくを忘れぬ人や人にことなる】-夕霧から雲居雁への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
269【つれなさは憂き世の常になりゆくを--忘れぬ人や人にことなる】-夕霧から雲居雁への贈歌。<BR>⏎
d1404<P>⏎
cd2:1405-406【限りとて忘れがたきを忘るるもこや世になびく心なるらむ】-雲居雁の返歌。「世」「忘れ」の語句を用いて返す。「世になびく」に縁談のことを言い含む。<BR>⏎
<P>⏎
271【限りとて忘れがたきを忘るるも--こや世になびく心なるらむ】-雲居雁の返歌。「世」「忘れ」の語句を用いて返す。「世になびく」に縁談のことを言い含む。<BR>⏎
d2408-409
<P>⏎
d1416
i1282
diffsrc/original/note33.htmlsrc/modified/note33.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 10/7/2001(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 2/27/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 2/27/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d160<P>⏎
note3361 <H4>第一章 夕霧の物語 雲居雁との筒井筒の恋実る</H4>53 
note3362 <A NAME="in11">[第一段 夕霧と雲居雁の相思相愛の恋]</A><BR>54 
d163<P>⏎
d268-69【人悪からぬさまに】-大島本は「人ハるからぬ」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「人わろからぬ」と校訂する。<BR>⏎
<P>⏎
d172<P>⏎
i161【御もろ恋】-みごもりの神しまことの神ならば我が片恋を諸恋になせ(古今六帖四-二〇二〇)(text33.html 出典2 から転載)<BR>⏎
d177<P>⏎
d181<P>⏎
note3382 <A NAME="in12">[第二段 三月二十日、極楽寺に詣でる]</A><BR>69 
d183<P>⏎
d185<P>⏎
d187<P>⏎
d188【昔を思し出でて】-大島本は「むかしを」とある。『新大系』は底本のままとする。『集成』『古典セレクション』は諸本に従って「昔」と「を」を削除する。<BR>⏎
d190<P>⏎
d192<P>⏎
d194<P>⏎
d197<P>⏎
note3398 <A NAME="in13">[第三段 内大臣、夕霧を自邸に招待]</A><BR>77 
d199<P>⏎
d1102<P>⏎
d1104<P>⏎
cd2:1105-106【わが宿の藤の色濃きたそかれに尋ねやは来ぬ春の名残を】-内大臣から夕霧への贈歌。『白氏文集』の「惆悵す春帰って留むることを得ざることを紫藤の花の下に漸く黄昏たり」(和漢朗詠集、春、三月尽)を踏まえる。夕霧招待の主旨。<BR>⏎
<P>⏎
81【わが宿の藤の色濃きたそかれに--尋ねやは来ぬ春の名残を】-内大臣から夕霧への贈歌。『白氏文集』の「惆悵す春帰って留むることを得ざることを紫藤の花の下に漸く黄昏たり」(和漢朗詠集、春、三月尽)を踏まえる。夕霧招待の主旨。<BR>⏎
d1108<P>⏎
cd2:1109-110【なかなかに折りやまどはむ藤の花たそかれ時のたどたどしくは】-夕霧の返歌。本当に伺ってよいのでしょうか、というのが表面の意。「(花を)折る」には結婚する、の意がこめられている。<BR>⏎
<P>⏎
83【なかなかに折りやまどはむ藤の花--たそかれ時のたどたどしくは】-夕霧の返歌。本当に伺ってよいのでしょうか、というのが表面の意。「(花を)折る」には結婚する、の意がこめられている。<BR>⏎
d1112<P>⏎
d1114<P>⏎
d1116<P>⏎
d1118<P>⏎
d1121<P>⏎
d1123<P>⏎
d1125<P>⏎
d1127<P>⏎
d1130<P>⏎
d1132<P>⏎
note33133 <A NAME="in14">[第四段 夕霧、内大臣邸を訪問]</A><BR>96 
d1134<P>⏎
c1135【わが御方にて心づかひいみじう化粧て】-夕霧、召替えて内大臣邸に出向く。「わが御方」は六条院の夏の御殿であろう。<BR>⏎
97【わが御方にて心づかひいみじう化粧て】-夕霧、召替えて内大臣邸に出向く。「わが御方」は六条院の夏の御殿であろう。<BR>⏎
d1138<P>⏎
d1140<P>⏎
d1143<P>⏎
d1147<P>⏎
note33148 <A NAME="in15">[第五段 藤花の宴 結婚を許される]</A><BR>106 
d1149<P>⏎
d1151<P>⏎
c1152【君は末の世にあまるまで】-以下「恨みきこゆべくなむ」まで、内大臣の詞。夕霧の学殖をほめたたえ、自分の顧みられないさまを恨みごとに言う。<BR>⏎
108【君は末の世にあまるまで】-以下「恨みきこゆべくなむ」まで、内大臣の詞。夕霧の学殖をほめたたえ、自分の顧みられないさまを恨みごとに言う。<BR>⏎
d1155<P>⏎
cd2:1156-157【酔ひきにや】-「にや」連語(断定の助動詞「に」、係助詞「や」)。語り手の推測。臨場感ある表現。挿入句。<BR>⏎
<P>⏎
111【酔ひきにや】-「にや」連語(断定の助動詞「に」、係助詞「や」)。語り手の推測。臨場感ある表現。挿入句。<BR>⏎
d1159<P>⏎
d1161<P>⏎
cd7:4162-168【紫にかことはかけむ藤の花まつより過ぎてうれたけれども】-内大臣の夕霧への贈歌。「紫」は雲居雁をさす。「まつ」に「松」と「待つ」を掛け、「憂(う)れ」に「末(うれ)」を懸ける。「藤」と「末」は縁語。あなたを婿とすることが、藤が松の木を越えるほど長く待たされたことが恨めしい、しかし、それも藤(娘)のせいで、という。<BR>⏎
【かこと】-「カコト カゴト」(日葡辞書)。<BR>⏎
<P>⏎
【いく返り露けき春を過ぐし来て花の紐解く折にあふらむ】-「いくかへり咲き散る花をながめつつ物思ひくらす春に逢ふらむ」(新古今集恋一、一〇一七、大中臣能宣)の類歌がある。長年待ち続けた結婚の許諾が出た感激を歌う。<BR>⏎
<P>⏎
【たをやめの袖にまがへる藤の花見る人からや色もまさらむ】-柏木の唱和歌。<BR>⏎
<P>⏎
114-117【房長きを折りて】-聞得園中花養艶 請君許折一枝花(和漢朗詠下-七八四 無名)(text33.html 出典7から転載)<BR>⏎
【紫にかことはかけむ藤の花--まつより過ぎてうれたけれども】-内大臣の夕霧への贈歌。「紫」は雲居雁をさす。「まつ」に「松」と「待つ」を掛け、「憂(う)れ」に「末(うれ)」を懸ける。「藤」と「末」は縁語。あなたを婿とすることが、藤が松の木を越えるほど長く待たされたことが恨めしい、しかし、それも藤(娘)のせいで、という。<BR>【かこと】-「カコト カゴト」(日葡辞書)。<BR>⏎
【いく返り露けき春を過ぐし来て--花の紐解く折にあふらむ】-「いくかへり咲き散る花をながめつつ物思ひくらす春に逢ふらむ」(新古今集恋一、一〇一七、大中臣能宣)の類歌がある。長年待ち続けた結婚の許諾が出た感激を歌う。<BR>⏎
【たをやめの袖にまがへる藤の花--見る人からや色もまさらむ】-柏木の唱和歌。<BR>⏎
d1170<P>⏎
note33171 <A NAME="in16">[第六段 夕霧、雲居雁の部屋を訪う]</A><BR>119 
d1172<P>⏎
cd3:2173-175【例の弁少将】-柏木の弟、紅梅大納言。「賢木」巻に初出、そこで催馬楽「高砂」を謡い、「梅枝」巻では催馬楽「梅が枝」を謡う。<BR>⏎
【葦垣謡ふ】-「葦垣真垣 真垣かきわけ てふ越すと 負ひ越すと 誰 てふ越すと 誰か 誰か この事を 親に 申よこし申しし とどろける この家 この家の 弟嫁 親に申よこしけらしも」(催馬楽・葦垣)。『集成』は「内大臣が結婚を許したことを口惜しく思う気持から、わが家の姫を盗んでゆくのは誰だとあてこすったもの」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
120-121【例の弁少将】-柏木の弟、紅梅大納言。「賢木」巻に初出、そこで催馬楽「高砂」を謡い、「梅枝」巻では催馬楽「梅が枝」を謡う。<BR>⏎
【葦垣謡ふ】-「葦垣真垣 真垣かきわけ てふ越すと 負ひ越すと 誰 てふ越すと 誰か 誰か この事を 親に 申よこし申しし とどろける この家 この家の 弟嫁 親に申よこしけらしも」(催馬楽・葦垣)。『集成』は「内大臣が結婚を許したことを口惜しく思う気持から、わが家の姫を盗んでゆくのは誰だとあてこすったもの」と注す。<BR>⏎
d1177<P>⏎
d1179<P>⏎
d1181<P>⏎
d1183<P>⏎
d1186<P>⏎
d1188<P>⏎
d1191<P>⏎
d1193<P>⏎
d1195<P>⏎
cd4:2196-199【浅き名を言ひ流しける河口はいかが漏らしし関の荒垣】-雲居雁の贈歌。催馬楽の「河口」「荒垣」を詠み込む。「河口」に夕霧の「口」の意をこめる。「浅き」「流し」は「河」の縁語。「漏らし」は「関」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
【漏りにける岫田の関を河口の浅きにのみはおほせざらなむ】-夕霧の返歌。「関」「河口」「浅き」の語句を受けて「河口(わたし)の浅きにのみは仰せざらなむ」、あなたの父親のせいでもありますよ、と返す。「もり」に「守」と「漏り」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
133-134【浅き名を言ひ流しける河口は--いかが漏らしし関の荒垣】-雲居雁の贈歌。催馬楽の「河口」「荒垣」を詠み込む。「河口」に夕霧の「口」の意をこめる。「浅き」「流し」は「河」の縁語。「漏らし」は「関」の縁語。<BR>⏎
【漏りにける岫田の関を河口の--浅きにのみはおほせざらなむ】-夕霧の返歌。「関」「河口」「浅き」の語句を受けて「河口(わたし)の浅きにのみは仰せざらなむ」、あなたの父親のせいでもありますよ、と返す。「もり」に「守」と「漏り」を掛ける。<BR>⏎
d1201<P>⏎
d1203<P>⏎
note33204 <A NAME="in17">[第七段 後朝の文を贈る]</A><BR>137 
d1205<P>⏎
d1207<P>⏎
cd2:1208-209【とがむなよ忍びにしぼる手もたゆみ今日あらはるる袖のしづくを】-夕霧の贈歌。「咎むなよ」と禁止の意を倒置法で訴える初句切れ。率直で強い意志を表した歌。『集成』は「今日からは誰にも遠慮しませんよ、の意」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
139【とがむなよ忍びにしぼる手もたゆみ--今日あらはるる袖のしづくを】-夕霧の贈歌。「咎むなよ」と禁止の意を倒置法で訴える初句切れ。率直で強い意志を表した歌。『集成』は「今日からは誰にも遠慮しませんよ、の意」と注す。<BR>⏎
d1211<P>⏎
d1213<P>⏎
d1216<P>⏎
cd2:1217-218【御子とも見えずすこしこのかみばかりと見えたまふ】-源氏三十九歳、夕霧十八歳。源氏の若々しさをいう。<BR>⏎
<P>⏎
144【御子とも見えずすこしこのかみばかりと見えたまふ】-源氏三十九歳、夕霧十八歳。源氏の若々しさをいう。<BR>⏎
d1220<P>⏎
cd2:1221-222【すこし色深き直衣に丁子染めの焦がるるまでしめる白き綾のなつかしきを着たまへる】-『完訳』は「父大臣より少し色の濃い御直衣に、丁子染の、焦げ茶色に見えるくらい濃く染めてあるのと、白い綾のやさしい感じの御衣を召していらっしゃる様子が」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
146【すこし色深き直衣に丁子染めの焦がるるまでしめる白き綾のなつかしきを着たまへる】-『完訳』は「父大臣より少し色の濃い御直衣に、丁子染の、焦げ茶色に見えるくらい濃く染めてあるのと、白い綾のやさしい感じの御衣を召していらっしゃる様子が」と訳す。<BR>⏎
note33223 <A NAME="in18">[第八段 夕霧と雲居雁の固い夫婦仲]</A><BR>147 
d1224<P>⏎
d1226<P>⏎
cd2:1228-229【水漏らむやは】-「などてかくあふごかたみになりにけむ水漏らさじと結びしものを」(伊勢物語、六一)による表現。「やは」係助詞、反語。語り手の口吻。<BR>⏎
<P>⏎
150【水漏らむやは】-「などてかくあふごかたみになりにけむ水漏らさじと結びしものを」(伊勢物語、六一)による表現。「やは」係助詞、反語。語り手の口吻。<BR>⏎
d1231<P>⏎
c1234【何のくるしきことかはあらむ】-『集成』は「夕霧夫婦の立場に立っての草子地」、『完訳』「夕霧に即した語り手の評」と注す。<BR>⏎
154【何のしきことかはあらむ】-『集成』は「夕霧夫婦の立場に立っての草子地」、『完訳』「夕霧に即した語り手の評」と注す。<BR>⏎
d1237<P>⏎
note33238 <H4>第二章 光る源氏の物語 明石の姫君の入内</H4>157 
note33239 <A NAME="in21">[第一段 紫の上、賀茂の御阿礼に参詣]</A><BR>158 
d1240<P>⏎
cd3:2242-244【御阿礼に詣でたまふとて】-賀茂の御阿礼祭。四月中の申の日、深夜に行われる神降臨の神事。<BR>⏎
<P>⏎
【祭の日の暁に詣でたまひて】-賀茂祭、通称葵祭。四月中の酉の日に行列が繰り出される。「暁」は夜深い刻限。<BR>⏎
160-161【御阿礼に詣でたまふとて】-賀茂の御阿礼祭。四月中の申の日、深夜に行われる神降臨の神事。<BR>⏎
【祭の日の暁に詣でたまひて】-賀茂祭、通称葵祭。四月中の酉の日に行列が繰り出される。「暁」は夜深い刻限。<BR>⏎
d1247<P>⏎
d1249<P>⏎
d1253<P>⏎
d1255<P>⏎
note33256 <A NAME="in22">[第二段 柏木や夕霧たちの雄姿]</A><BR>169 
d1257<P>⏎
cd3:2260-262【御訪ひども所狭きまで】-『集成』は「お祝いの贈り物が数々置き所がないまで届られて」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
【何とかや今日のかざしよかつ見つつおぼめくまでもなりにけるかな】-夕霧から藤典侍への贈歌。<BR>⏎
172-173【御訪ひども所狭きまで】-『集成』は「お祝いの贈り物が数々置き所がないまで届られて」と訳す。<BR>⏎
【何とかや今日のかざしよかつ見つつ--おぼめくまでもなりにけるかな】-夕霧から藤典侍への贈歌。<BR>⏎
d1264<P>⏎
d1266<P>⏎
cd2:1267-268【かざしてもかつたどらるる草の名は桂を折りし人や知るらむ】-藤典侍の返歌。「かざし」「かつ見つつ」「おぼめく」の語句を受けて、「かざしても」「かつたどらるる」と切り返す。「桂を折りし」は「久方の月の桂を折るばかり家の風をも吹かせてしがな」(拾遺集雑上、四七三、菅原道真母)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
176【かざしてもかつたどらるる草の名は--桂を折りし人や知るらむ】-藤典侍の返歌。「かざし」「かつ見つつ」「おぼめく」の語句を受けて、「かざしても」「かつたどらるる」と切り返す。「桂を折りし」は「久方の月の桂を折るばかり家の風をも吹かせてしがな」(拾遺集雑上、四七三、菅原道真母)を踏まえる。<BR>⏎
d1271<P>⏎
note33272 <A NAME="in23">[第三段 四月二十日過ぎ、明石姫君、東宮に入内]</A><BR>179 
d1273<P>⏎
d1277<P>⏎
d1279<P>⏎
d1281<P>⏎
c1282【いとよく思しるかな】-源氏の心中。<BR>⏎
185【いとよく思しるかな】-源氏の心中。<BR>⏎
d1285<P>⏎
d1288<P>⏎
d1292<P>⏎
d1298<P>⏎
note33299 <A NAME="in24">[第四段 紫の上、明石御方と対面する]</A><BR>198 
d1300<P>⏎
cd2:1301-302【三日過して】-『集成』は「新婚三日間に、正式の婚礼の行事(後朝の文、三日の夜の餅など)がある。紫の上がそれを取り仕切っていたのである」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
199【三日過して】-『集成』は「新婚三日間に、正式の婚礼の行事(後朝の文、三日の夜の餅など)がある。紫の上がそれを取り仕切っていたのである」と注す。<BR>⏎
d1305<P>⏎
d1308<P>⏎
d1312<P>⏎
d1314<P>⏎
d1317<P>⏎
note33318 <H4>第三章 光る源氏の物語 准太上天皇となる</H4>210 
note33319 <A NAME="in31">[第一段 源氏、秋に准太上天皇の待遇を得る]</A><BR>211 
d1320<P>⏎
d1324<P>⏎
d1327<P>⏎
d1329<P>⏎
cd2:1331-332【なほめづらしかりる昔の例を改めで】-『集成』は「それでもやはり滅多にないことであった過去の例にもう一度倣って。藤壷を准太上天皇にしたことをさす」。『完訳』は「歴史上の嵯峨天皇時代ごろからの太上天皇の例(または物語の藤壺女院の例)を踏襲して。一説に、「改めて」と読み、太政大臣の例とは変えて、の意」。『集成』は「改めて」、『完訳』は「改めで」と読む。先例どおりに、の意。<BR>⏎
<P>⏎
219【なほめづらしかりる昔の例を改めで】-『集成』は「それでもやはり滅多にないことであった過去の例にもう一度倣って。藤壷を准太上天皇にしたことをさす」。『完訳』は「歴史上の嵯峨天皇時代ごろからの太上天皇の例(または物語の藤壺女院の例)を踏襲して。一説に、「改めて」と読み、太政大臣の例とは変えて、の意」。『集成』は「改めて」、『完訳』は「改めで」と読む。先例どおりに、の意。<BR>⏎
d1334<P>⏎
c1335【内大臣上りたまひて宰相中将中納言になりたまひぬ】-内大臣は太政大臣に、夕霧の宰相中将は中納言に昇進。<BR>⏎
221【内大臣上りたまひて宰相中将中納言になりたまひぬ】-内大臣は太政大臣に、夕霧の宰相中将は中納言に昇進。<BR>⏎
d1337<P>⏎
d1340<P>⏎
cd2:1341-342【浅緑若葉の菊を露にても濃き紫の色とかけきや】-夕霧の大輔の乳母への贈歌。「浅緑」は六位の袍の色。「濃き紫の色」は中納言三位の袍の色。「菊」と「露」は縁語。「や」は詠嘆の終助詞。私が将来三位以上に出世するとは思わなかっただろう、の意。<BR>⏎
<P>⏎
225【浅緑若葉の菊を露にても--濃き紫の色とかけきや】-夕霧の大輔の乳母への贈歌。「浅緑」は六位の袍の色。「濃き紫の色」は中納言三位の袍の色。「菊」と「露」は縁語。「や」は詠嘆の終助詞。私が将来三位以上に出世するとは思わなかっただろう、の意。<BR>⏎
d1344<P>⏎
d1346<P>⏎
cd2:1347-348【双葉より名立たる園の菊なれば浅き色わく露もなかりき】-大輔の乳母の返歌。夕霧の「浅緑」「若葉の菊」「露」の語句を受けて、「双葉より名立たる」「菊」なので「浅き色分く」「露もなかりき」と切り返す。<BR>⏎
<P>⏎
228【双葉より名立たる園の菊なれば--浅き色わく露もなかりき】-大輔の乳母の返歌。夕霧の「浅緑」「若葉の菊」「露」の語句を受けて、「双葉より名立たる」「菊」なので「浅き色分く」「露もなかりき」と切り返す。<BR>⏎
d1350<P>⏎
d1352<P>⏎
note33353 <A NAME="in32">[第二段 夕霧夫妻、三条殿に移る]</A><BR>231 
d1354<P>⏎
d1356<P>⏎
d1358<P>⏎
d1360<P>⏎
cd4:2361-364【なれこそは岩守るあるじ見し人の行方は知るや宿の真清水】-夕霧の歌。「汝」は「真清水」に呼び掛けた表現。擬人法。「見し人」は故大宮をさす。<BR>⏎
<P>⏎
【亡き人の影だに見えずつれなくて心をやれるいさらゐの水】-雲居雁の唱和歌。「見し人」「真清水」を受けて「亡き人」「いさらいの水」と和す。「心をやれる」は擬人法。「亡き人の影だに見えぬ遣水の底に涙を流してぞ来し」(後撰集哀傷、一四〇二、伊勢)を踏まえる。『完訳』は「二人を愛育してくれた大宮への感傷を通して夕霧に共感する歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
235-236【なれこそは岩守るあるじ見し人の--行方は知るや宿の真清水】-夕霧の歌。「汝」は「真清水」に呼び掛けた表現。擬人法。「見し人」は故大宮をさす。<BR>⏎
【亡き人の影だに見えずつれなくて--心をやれるいさらゐの水】-雲居雁の唱和歌。「見し人」「真清水」を受けて「亡き人」「いさらいの水」と和す。「心をやれる」は擬人法。「亡き人の影だに見えぬ遣水の底に涙を流してぞ来し」(後撰集哀傷、一四〇二、伊勢)を踏まえる。『完訳』は「二人を愛育してくれた大宮への感傷を通して夕霧に共感する歌」と注す。<BR>⏎
d1366<P>⏎
note33367 <A NAME="in33">[第三段 内大臣、三条殿を訪問]</A><BR>238 
d1368<P>⏎
d1371<P>⏎
d1376<P>⏎
cd6:3377-382【この水の心尋ねまほしけれど翁は言忌して】-大島本は「こといみしく」とある。『集成』『古典セレクション』『新大系』は諸本に従って「言忌(こといみ)して」と校訂する。太政大臣の詞。『集成』は「新婚の二人に対する斟酌。夕霧の歌の「見し人のゆくへは知るや」を受けて、水の心を辿りたい、といったもの」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【そのかみの老木はむべも朽ちぬむ植ゑし小松も苔生ひにけり】-太政大臣の歌。『集成』は「「植ゑし小松も」は、ここに新たに居を構えた若い二人に対する祝意」。『完訳』は「「老木」は故大宮、「小松」は大臣。一説では大臣、夕霧夫妻の対象とするが、「朽ち」を死とみたい」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【いづれをも蔭とぞ頼む双葉より根ざし交はせる松の末々】-宰相の乳母の唱和歌。太政大臣の「小松」の語句を受けて、「双葉」「松の末々」と夕霧夫妻を寿ぐ。「いづれをも」は夕霧と雲居雁をさす。<BR>⏎
<P>⏎
245-247【この水の心尋ねまほしけれど翁は言忌して】-大島本は「こといみしく」とある。『集成』『古典セレクション』『新大系』は諸本に従って「言忌(こといみ)して」と校訂する。太政大臣の詞。『集成』は「新婚の二人に対する斟酌。夕霧の歌の「見し人のゆくへは知るや」を受けて、水の心を辿りたい、といったもの」と注す。<BR>⏎
【そのかみの老木はむべも朽ちぬ--植ゑし小松も苔生ひにけり】-太政大臣の歌。『集成』は「「植ゑし小松も」は、ここに新たに居を構えた若い二人に対する祝意」。『完訳』は「「老木」は故大宮、「小松」は大臣。一説では大臣、夕霧夫妻の対象とするが、「朽ち」を死とみたい」と注す。<BR>⏎
【いづれをも蔭とぞ頼む双葉より--根ざし交はせる松の末々】-宰相の乳母の唱和歌。太政大臣の「小松」の語句を受けて、「双葉」「松の末々」と夕霧夫妻を寿ぐ。「いづれをも」は夕霧と雲居雁をさす。<BR>⏎
note33383 <A NAME="in34">[第四段 十月二十日過ぎ、六条院行幸]</A><BR>248 
d1384<P>⏎
d1388<P>⏎
d1390<P>⏎
d1395<P>⏎
cd2:1396-397【帝はなほ限りあるゐやゐやしさを尽くして見せたてまつりたまはぬをなむ思しける】-『集成』は「父子として定められた礼儀を尽してお見せ申し上げられないことを残念にお思いなのであった」。『完訳』は「定め以上の礼を尽してお見せ申しあげられぬことを残念におぼしめすのであった」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
257【帝はなほ限りあるゐやゐやしさを尽くして見せたてまつりたまはぬことをなむ思しける】-『集成』は「父子として定められた礼儀を尽してお見せ申し上げられないことを残念にお思いなのであった」。『完訳』は「定め以上の礼を尽してお見せ申しあげられぬことを残念におぼしめすのであった」と訳す。<BR>⏎
note33398 <A NAME="in35">[第五段 六条院行幸の饗宴]</A><BR>258 
d1399<P>⏎
d1401<P>⏎
cd3:2402-404【色まさる籬の菊も折々に袖うちかけし秋を恋ふらし】-源氏の歌。今と変わらぬ昔の盛時を恋う歌。<BR>⏎
<P>⏎
【紫の雲にまがへる菊の花濁りなき世の星かとぞ見る】-太政大臣の唱和歌。源氏の歌の「色」「菊」の語句を受けて「紫の雲」「菊の花」「濁りなき世」と和す。「久方の雲の上にて見る菊は天つ星とぞあやまたれける」(古今集秋下、二六九、藤原敏行)を踏まえる。<BR>⏎
260-261【色まさる籬の菊も折々に--袖うちかけし秋を恋ふらし】-源氏の歌。今と変わらぬ昔の盛時を恋う歌。<BR>⏎
【紫の雲にまがへる菊の花--濁りなき世の星かとぞ見る】-太政大臣の唱和歌。源氏の歌の「色」「菊」の語句を受けて「紫の雲」「菊の花」「濁りなき世」と和す。「久方の雲の上にて見る菊は天つ星とぞあやまたれける」(古今集秋下、二六九、藤原敏行)を踏まえる。<BR>⏎
d1406<P>⏎
note33407 <A NAME="in36">[第六段 朱雀院と冷泉帝の和歌]</A><BR>263 
d1408<P>⏎
d1412<P>⏎
cd2:1413-414【秋をへて時雨ふりぬる里人もかかる紅葉の折をこそ見ね】-朱雀院の歌。「ふり」に「降り」と「古り」を掛ける。今日の盛儀を羨む気持ち。<BR>⏎
<P>⏎
267【秋をへて時雨ふりぬる里人も--かかる紅葉の折をこそ見ね】-朱雀院の歌。「ふり」に「降り」と「古り」を掛ける。今日の盛儀を羨む気持ち。<BR>⏎
d1416<P>⏎
cd2:1417-418【世の常の紅葉とや見るいにしへのためしにひける庭の錦を】-冷泉帝の唱和歌。朱雀院の歌の「紅葉」「折をこそ見ね」の語句を受けて、「世の常の紅葉とや見る」と否定し、「古の例」すなわち、故桐壷院御世(朱雀院の東宮時代)の模倣だと謙遜して慰める。<BR>⏎
<P>⏎
269【世の常の紅葉とや見るいにしへの--ためしにひける庭の錦を】-冷泉帝の唱和歌。朱雀院の歌の「紅葉」「折をこそ見ね」の語句を受けて、「世の常の紅葉とや見る」と否定し、「古の例」すなわち、故桐壷院御世(朱雀院の東宮時代)の模倣だと謙遜して慰める。<BR>⏎
d1424<P>⏎
d2426-427
<P>⏎
d1434
i1285
diffsrc/original/note34.htmlsrc/modified/note34.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 4/2/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 4/2/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d130<P>⏎
d133<P>⏎
c1123<LI>明石女御、産期近づく---<A HREF="#in101">年返りぬ。桐の御方近づきたまひぬるにより</A>⏎
116<LI>明石女御、産期近づく---<A HREF="#in101">年返りぬ。桐の御方近づきたまひぬるにより</A>⏎
d1172<P>⏎
note34173 <H4>第一章 朱雀院の物語 女三の宮の婿選び</H4>165 
note34174 <A NAME="in11">[第一段 朱雀院、女三の宮の将来を案じる]</A><BR>166 
d1175<P>⏎
d1177<P>⏎
d1181<P>⏎
d1183<P>⏎
d1185<P>⏎
d1187<P>⏎
d1190<P>⏎
cd2:1191-192【西山なる御寺造りてて】-仁和寺が想定されている。<BR>⏎
<P>⏎
176【西山なる御寺造りてて】-仁和寺が想定されている。<BR>⏎
d1195<P>⏎
note34196 <A NAME="in12">[第二段 東宮、父朱雀院を見舞う]</A><BR>179 
d1197<P>⏎
d1200<P>⏎
d1203<P>⏎
cd4:3204-207【この世に恨み残るもはべらず】-以下「うしろめたく悲しくはべる」まで、朱雀院の詞。最初「この世に恨み残る事もはべらず」と言いながら、最後は「いとうしろめたく悲しくはべる」と矛盾したことを漏らす。<BR>⏎
【さらぬ別にも】-「老いぬればさらぬ別れもありといへばいよいよ見まくほしき君かな」(古今集雑上、九〇〇、在原業平母)「世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もと嘆く人の子のため」(古今集雑上、九〇一、在原業平)。<BR>⏎
【ほだしなりぬべかりける】-「あはれてふことこそうたて世の中を思ひ離れぬほだしなりけれ」(古今集雑下、九三九、小野小町)「世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部吉名)。<BR>⏎
<P>⏎
184-186【この世に恨み残ることもはべらず】-以下「うしろめたく悲しくはべる」まで、朱雀院の詞。最初「この世に恨み残る事もはべらず」と言いながら、最後は「いとうしろめたく悲しくはべる」と矛盾したことを漏らす。<BR>⏎
【さらぬ別にも】-「老いぬればさらぬ別れもありといへばいよいよ見まくほしき君かな」(古今集雑上、九〇〇、在原業平母)「世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もと嘆く人の子のため」(古今集雑上、九〇一、在原業平)。<BR>⏎
【ほだしなりぬべかりける】-「あはれてふことこそうたて世の中を思ひ離れぬほだしなりけれ」(古今集雑下、九三九、小野小町)「世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部吉名)。<BR>⏎
d1209<P>⏎
cd2:1210-211【女御にも】-東宮の母女御、承香殿女御をさす。<BR>⏎
<P>⏎
188【女御にも】-東宮の母女御をさす。<BR>⏎
d1213<P>⏎
d1215<P>⏎
note34216 <A NAME="in13">[第三段 源氏の使者夕霧、朱雀院を見舞う]</A><BR>191 
d1217<P>⏎
d1219<P>⏎
d1223<P>⏎
d1225<P>⏎
c1227【春宮などにも心を寄せきこえたまふ今はたまたなく親しかるべき仲となり睦び交はしたまへるも】-東宮は朱雀院の皇子。源氏の娘明石の姫君が入内している。<BR>⏎
198【春宮などにも心を寄せきこえたまふ今はたまたなく親しかるべき仲となり睦び交はしたまへるも】-東宮は朱雀院の皇子。源氏の娘明石の姫君が入内している。<BR>⏎
cd2:1229-230【なかなかよそのことに聞こえ放ちたるさまにはべる】-『集成』は「かえってひとごとのようにお任せ申した有様でいます」。『完訳』は「かえって他人事のように聞き捨てにふるまっております」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
200【なかなかよそのことに聞こえ放ちたるさまにはべる】-『集成』は「かえってひとごとのようにお任せ申した有様でいます」。『完訳』は「かえって他人事のように聞き捨てにふるまっております」と訳す。<BR>⏎
d1234<P>⏎
note34235 <A NAME="in14">[第四段 夕霧、源氏の言葉を言上す]</A><BR>204 
d1236<P>⏎
d1238<P>⏎
d1243<P>⏎
d1249<P>⏎
cd2:1252-253【人知れず思し寄りけり】-『完訳』は「「けり」の注意。夕霧への女三の宮の降嫁を良縁と今気づく。その院の処遇を「もてわづらふ」院である」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
217【人知れず思し寄りけり】-『完訳』は「「けり」の注意。夕霧への女三の宮の降嫁を良縁と今気づく。その院の処遇を「もてわづらふ」院である」と注す。<BR>⏎
d1257<P>⏎
d1262<P>⏎
d1264<P>⏎
note34265 <A NAME="in15">[第五段 朱雀院の夕霧評]</A><BR>226 
d1266<P>⏎
d1268<P>⏎
d1270<P>⏎
cd2:1273-274【何ごとにもの世推し量られて】-何事につけても、前世の善根が推量される。<BR>⏎
<P>⏎
231【何ごとにもの世推し量られて】-何事につけても、前世の善根が推量される。<BR>⏎
d1276<P>⏎
note34277 <A NAME="in16">[第六段 女三の宮の乳母、源氏を推薦]</A><BR>233 
d1278<P>⏎
cd3:2281-283など聞こえたまふ】-『集成』は「おもらしになる」。『完訳』は「お申しあげになる」。「聞こゆ」は謙譲の意を含んだ本動詞。朱雀院が女三の宮に向かって申し上げる、というニュアンス。<BR>⏎
【大人しき乳母ども召し出でて】-朱雀院が女三の宮の縁談について、年輩の乳母たちを召し出して相談。<BR>⏎
<P>⏎
236-237【聞こえたまふ】-『集成』は「おもらしになる」。『完訳』は「お申しあげになる」。「聞こゆ」は謙譲の意を含んだ本動詞。朱雀院が女三の宮に向かって申し上げる、というニュアンス。<BR>⏎
【大人しき乳母ども召し出でて】-朱雀院が女三の宮の縁談について、年輩の乳母たちを召し出して相談。<BR>⏎
c1286【さやうの交らひいとなかなかならむ】-『集成』は「後宮におつとめするのはかえってつらかろう」。『完訳』は「そのようなお勤めは、じっさいかえってせぬがましというものだろう」と訳す。<BR>⏎
240【さやうの交らひいとなかなかならむ】-『集成』は「後宮におつとめするのはかえってつらかろう」。『完訳』は「そのようなお勤めは、じっさいかえってせぬがましというものだろう」と訳す。<BR>⏎
d1288<P>⏎
d1291<P>⏎
d1294<P>⏎
d1296<P>⏎
d1298<P>⏎
cd3:2301-303【さばかり心ゆくありさまにてこそ過ぐさまほしけれ-六条院(源氏)のように満ち足りた暮しをして過ごしたいものだ、の意。<BR>⏎
【睦びりなまし】-「まし」反実仮想の助動詞。『完訳』は「きっと言い寄って睦まじい中になっていたことだろう」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
250-251【さばかり心ゆくありさまにてこそ過ぐさまほしけれ-六条院(源氏)のように満ち足りた暮しをして過ごしたいものだ、の意。<BR>⏎
【睦びりなまし】-「まし」反実仮想の助動詞。『完訳』は「きっと言い寄って睦まじい中になっていたことだろう」と訳す。<BR>⏎
d1305<P>⏎
note34306 <H4>第二章 朱雀院の物語 女三の宮との結婚を承諾</H4>253 
note34307 <A NAME="in21">[第一段 乳母と兄左中弁との相談]</A><BR>254 
d1311<P>⏎
d1313<P>⏎
d1316<P>⏎
d1318<P>⏎
d1322<P>⏎
d1324<P>⏎
c1325【げにおのれが見たてまつるにもさなむおはします】-『完訳』は「弁は、源氏の述懐の真意とは異なって、果せぬ好色心と判断」と注す。<BR>⏎
266【げにおのれが見たてまつるにもさなむおはします】-『完訳』は「弁は、源氏の述懐の真意とは異なって、果せぬ好色心と判断」と注す。<BR>⏎
d1328<P>⏎
d1331<P>⏎
note34332 <A NAME="in22">[第二段 乳母、左中弁の意見を朱雀院に言上]</A><BR>271 
d1333<P>⏎
cd2:1334-335【乳母またことのついでに】-女三の宮の乳母、左中弁の言葉を朱雀院に奏上。場面変わるが、文章は一続き。<BR>⏎
<P>⏎
272【乳母またことのついでに】-女三の宮の乳母、左中弁の言葉を朱雀院に奏上。場面変わるが、文章は一続き。<BR>⏎
d1339<P>⏎
d1341<P>⏎
cd2:1343-344【皆ほがらかにあるべかしく世の中を御心と過ぐしたまひつべきもおはしますべかめるを】-『集成』は「どなたもはっきり自分のお考えを持ち、立派にお振舞いになって、この世の中をご自分のお考え通りにお過しになれる方もおいでのようですが」。『完訳』は「みなわだかまりなくうまく立派に処置して、夫婦仲をご自分で分別してお過しになれる方もいらっしゃるようでございますが」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
278【皆ほがらかにあるべかしくて、世の中を御心と過ぐしたまひつべきもおはしますべかめるを】-『集成』は「どなたもはっきり自分のお考えを持ち、立派にお振舞いになって、この世の中をご自分のお考え通りにお過しになれる方もおいでのようですが」。『完訳』は「みなわだかまりなくうまく立派に処置して、夫婦仲をご自分で分別してお過しになれる方もいらっしゃるようでございますが」と訳す。<BR>⏎
note34345 <A NAME="in23">[第三段 朱雀院、内親王の結婚を苦慮]</A><BR>279 
d1346<P>⏎
c1352【世に許さるまじきほどのこと】-世間に認められないような身分違いの結婚などは。<BR>⏎
285【世に許さるまじきほどのことをば】-世間に認められないような身分違いの結婚などは。<BR>⏎
d1354<P>⏎
d1356<P>⏎
d1358<P>⏎
d1362<P>⏎
d1366<P>⏎
note34367 <A NAME="in24">[第四段 朱雀院、婿候補者を批評]</A><BR>295 
d1368<P>⏎
cd4:3369-372【今すこしものを思ひ知りたまふほどまで】-以下「限りぞあるや」まで、朱雀院の詞。<BR>⏎
<P>⏎
かの六条の大殿はげにさりともものの心得てうしろやすき方は】-源氏を「ものの心得て」と期待する。<BR>⏎
【方々にあまたものせらべき人びとを知るべきにもあらずかし】-六条院のご夫人方を考慮に入れる必要はあるまい、と考える。内親王としての身分血筋の高さからである。<BR>⏎
296-298【今すこしものを思ひ知りたまふほどまで】-以下「限りぞあるや」まで、朱雀院の詞。<BR>⏎
【六条の大殿はげにさりともものの心得てうしろやすき方は】-源氏を「ものの心得て」と期待する。<BR>⏎
【方々にあまたものせらべき人びとを知るべきにもあらずかし】-六条院のご夫人方を考慮に入れる必要はあるまい、と考える。内親王としての身分血筋の高さからである。<BR>⏎
d1375<P>⏎
d1378<P>⏎
cd3:2379-381【昔もかやうなる選びには】-『河海抄』は、嵯峨天皇の潔姫の太政大臣良房へ、醍醐天皇の康子内親王の右大臣師輔への降嫁を指摘。<BR>⏎
【ただひとへにまたなく持ちゐむ方ばかりを】-『集成』は「言外に、多くの妻妾を持とうとも、源氏がいいという気持がある」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
303-304【昔もやうなる選びには】-『河海抄』は、嵯峨天皇の潔姫の太政大臣良房へ、醍醐天皇の康子内親王の右大臣師輔への降嫁を指摘。<BR>⏎
【ただひとへにまたなく持ちゐむ方ばかりを】-『集成』は「言外に、多くの妻妾を持とうとも、源氏がいいという気持がある」と注す。<BR>⏎
d1386<P>⏎
d1389<P>⏎
d1391<P>⏎
note34392 <A NAME="in25">[第五段 婿候補者たちの動静]</A><BR>312 
d1393<P>⏎
d1395<P>⏎
d1398<P>⏎
d1404<P>⏎
note34405 <A NAME="in26">[第六段 夕霧の心中]</A><BR>321 
d1406<P>⏎
d1408<P>⏎
cd2:1411-412【漏らし聞こし召さることもあらば】-明融臨模本は「きこしめさる」とある。大島本は「きこしめさるゝ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「聞こしめさする」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。『完訳』は「自分の意中をほのめかしておいて、それが院の耳に入ったら」と訳す。「漏らし」の主体は夕霧、「聞こしめす」の主体は朱雀院。<BR>⏎
<P>⏎
325【漏らし聞こし召さることもあらば】-明融臨模本は「きこしめさる」とある。大島本は「きこしめさるゝ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「聞こしめさする」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。『完訳』は「自分の意中をほのめかしておいて、それが院の耳に入ったら」と訳す。「漏らし」の主体は夕霧、「聞こしめす」の主体は朱雀院。<BR>⏎
d1418<P>⏎
note34419 <A NAME="in27">[第七段 朱雀院、使者を源氏のもとに遣わす]</A><BR>331 
d1420<P>⏎
d1422<P>⏎
d1426<P>⏎
d1428<P>⏎
note34429 <A NAME="in28">[第八段 源氏、承諾の意向を示す]</A><BR>337 
d1430<P>⏎
d1434<P>⏎
d1436<P>⏎
d1438<P>⏎
d1441<P>⏎
d1444<P>⏎
c1445【いとかなしくしたてまつりたまふ皇女なれば】-以下「よもおはせじを」まで、源氏の心中。<BR>⏎
347【いとかなしくしたてまつりたまふ皇女なれば】-以下「よもおはせじを」まで、源氏の心中。<BR>⏎
d1447<P>⏎
c1448【入道宮】-藤壺。<BR>⏎
349【入道宮】-藤壺。<BR>⏎
d1452<P>⏎
note34453 <H4>第三章 朱雀院の物語 女三の宮の裳着と朱雀院の出家</H4>353 
note34454 <A NAME="in31">[第一段 歳末、女三の宮の裳着催す]</A><BR>354 
d1455<P>⏎
d1458<P>⏎
d1460<P>⏎
d1462<P>⏎
d1466<P>⏎
cd2:1467-468【多くたてまつらせたまへり】-「せ」尊敬の助動詞、「たまへ」尊敬の補助動詞。帝、東宮に対する最高敬語表現。実際は人をしてであるが、その主体者が帝や東宮だからである。<BR>⏎
<P>⏎
362【多くらせたまへり】-「せ」尊敬の助動詞、「たまへ」尊敬の補助動詞。帝、東宮に対する最高敬語表現。実際は人をしてであるが、その主体者が帝や東宮だからである。<BR>⏎
d1472<P>⏎
note34473 <A NAME="in32">[第二段 秋好中宮、櫛を贈る]</A><BR>366 
d1474<P>⏎
d1477<P>⏎
cd4:2478-481【さしながら昔を今に伝ふれば玉の小櫛ぞ神さびにける】-秋好中宮から朱雀院への贈歌。「さしながら」はそのままの意と「髪に挿しながら」の両意を掛けた表現。二人の共有する過去を回想し、また、姫宮の成長を讃えて、遠い昔の事となってしまったことを懐かしむ。親愛の情をのべた歌。<BR>⏎
<P>⏎
【さしつぎに見るものにもが万世を黄楊の小櫛神さぶるまで】-朱雀院から秋好中宮への返歌。「さし」「櫛」「神さび」の語句を受けて返す。唱和の歌。「さしつぎに」はあなたの幸運に引き続いてわが姫君の幸運を、の意。「もが」終助詞、希望の意。「つげ」は「黄楊」と「告げ」の掛詞。「万世」「神さぶる」いずれも姫君の幸福を願う気持ち。<BR>⏎
<P>⏎
369-370【さしながら昔を今に伝ふれば--玉の小櫛ぞ神さびにける】-秋好中宮から朱雀院への贈歌。「さしながら」はそのままの意と「髪に挿しながら」の両意を掛けた表現。二人の共有する過去を回想し、また、姫宮の成長を讃えて、遠い昔の事となってしまったことを懐かしむ。親愛の情をのべた歌。<BR>⏎
【さしつぎに見るものにもが万世を--黄楊の小櫛神さぶるまで】-朱雀院から秋好中宮への返歌。「さし」「櫛」「神さび」の語句を受けて返す。唱和の歌。「さしつぎに」はあなたの幸運に引き続いてわが姫君の幸運を、の意。「もが」終助詞、希望の意。「つげ」は「黄楊」と「告げ」の掛詞。「万世」「神さぶる」いずれも姫君の幸福を願う気持ち。<BR>⏎
note34482 <A NAME="in33">[第三段 朱雀院、出家す]</A><BR>371 
d1483<P>⏎
d1485<P>⏎
d1487<P>⏎
d1489<P>⏎
d1492<P>⏎
note34493 <A NAME="in34">[第四段 源氏、朱雀院を見舞う]</A><BR>377 
d1494<P>⏎
d1499<P>⏎
d1503<P>⏎
note34504 <A NAME="in35">[第五段 朱雀院と源氏、親しく語り合う]</A><BR>385 
d1505<P>⏎
d1507<P>⏎
d1510<P>⏎
d1513<P>⏎
d1515<P>⏎
note34516 <A NAME="in36">[第六段 内親王の結婚の必要性を説く]</A><BR>392 
d1517<P>⏎
d1519<P>⏎
cd2:1522-523【口惜しげしけなるわざになむはべりける】-『集成』は「いかにも残念なことでございます」。『完訳』は「よそ目にも不都合というものでございます」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
396【口惜しげなるわざになむはべりける】-『集成』は「いかにも残念なことでございます」。『完訳』は「よそ目にも不都合というものでございます」と訳す。<BR>⏎
cd2:1525-526【一事として疎かに軽め申したまふべきにはべらね】-主語は東宮。朱雀院の遺言を一つとして疎かになさるまい、の意。<BR>⏎
<P>⏎
398【一事として疎かに軽め申したまふべきにはべらね】-主語は東宮。朱雀院の遺言を一つとして疎かになさるまい、の意。<BR>⏎
d1530<P>⏎
note34531 <A NAME="in37">[第七段 源氏、結婚を承諾]</A><BR>402 
d1532<P>⏎
d1535<P>⏎
cd3:2537-539【分きて育み思してさるべきよすがをも御心に思し定めて預けたまへと聞こえまほしきを】-明融臨模本は「わきて」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「とりわきて」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。『集成』は「特にお目をかけて下さって、適当な婿も、あなたのお考えどおりにお決め下さって、(その人に)お預け下さいと、お願いしたいところですが」「はじめから単刀直入に、源氏を婿に、とは言い出せない、幅を持たせた話術」。『完訳』は「特別にお目にかけてくださって、しかるべき縁づき先もあなたのお考えで決めて、そちらにお預けくださるようお願い申したいのですが--」「適当な婿も、あなたのお考えどおりに決めてくださいと申したいところだが。源氏を婿にとは言わないが、本心はそこにある」と訳し注す。<BR>⏎
<P>⏎
【中納言の朝臣】-以下「心苦しくはべるべき」まで、源氏の詞。<BR>⏎
406-407【分きて育み思してさるべきよすがをも御心に思し定めて預けたまへと聞こえまほしきを】-明融臨模本は「わきて」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「とりわきて」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。『集成』は「特にお目をかけて下さって、適当な婿も、あなたのお考えどおりにお決め下さって、(その人に)お預け下さいと、お願いしたいところですが」「はじめから単刀直入に、源氏を婿に、とは言い出せない、幅を持たせた話術」。『完訳』は「特別にお目にかけてくださって、しかるべき縁づき先もあなたのお考えで決めて、そちらにお預けくださるようお願い申したいのですが--」「適当な婿も、あなたのお考えどおりに決めてくださいと申したいところだが。源氏を婿にとは言わないが、本心はそこにある」と訳し注す。<BR>⏎
【中納言の朝臣】-以下「心苦しくはべるべき」まで、源氏の詞。<BR>⏎
cd2:1541-542【おはします御蔭に変りては】-朱雀院の御在俗中の庇護をさす。<BR>⏎
<P>⏎
409【おはします御蔭に変りては】-朱雀院の御在俗中の庇護をさす。<BR>⏎
d1544<P>⏎
note34545 <A NAME="in38">[第八段 朱雀院の饗宴]</A><BR>411 
d1546<P>⏎
d1550<P>⏎
d1553<P>⏎
note34554 <H4>第四章 光る源氏の物語 紫の上に打ち明ける</H4><BR>417 
note34555 <A NAME="in41">[第一段 源氏、結婚承諾を煩悶す]</A><BR>418 
d1556<P>⏎
d1559<P>⏎
d1561<P>⏎
cd2:1563-564【何心もなくおはするに】-紫の上の様子。<BR>⏎
<P>⏎
423【何心もなくおはするに】-紫の上の様子。<BR>⏎
d1567<P>⏎
note34568 <A NAME="in42">[第二段 源氏、紫の上に打ち明ける]</A><BR>426 
d1569<P>⏎
cd2:1570-571【またの日雪うち降り空のけしきもものあはれなるに】-朱雀院を見舞い、女三の宮の後見を承諾して帰った翌日。連日の雪。その雪模様は源氏の心象風景でもある。源氏、紫の上に打ち明ける。<BR>⏎
<P>⏎
427【またの日雪うち降り空のけしきもものあはれに】-朱雀院を見舞い、女三の宮の後見を承諾して帰った翌日。連日の雪。その雪模様は源氏の心象風景でもある。源氏、紫の上に打ち明ける。<BR>⏎
c1573【しかしか】-『ロドリゲス大文典』によれば「しかしか」清音である。<BR>⏎
429【しかしか】-『ロドリゲス大文典』によれば「しかしか」清音である。<BR>⏎
d1575<P>⏎
d1579<P>⏎
d1581<P>⏎
d1583<P>⏎
c1584【あはれなる御譲りにこそはあなれ】明融臨模本は「こそあなれ」とある。大島本や諸本は「こそハ」とある。『集成』『完本』は大島本や諸本に従って「こそは」と「は」を補訂する。『新大系』は底本(大島本)のおまま「こそは」のままとする。以下「思し数まへてむや」まで、紫の上の詞。<BR>⏎
436【あはれなる御譲りにこそはあなれ】明融臨模本は「こそあなれ」とある。大島本や諸本は「こそハ」とある。『集成』『完本』は大島本や諸本に従って「こそは」と「は」を補訂する。『新大系』は底本(大島本)のおまま「こそは」のままとする。以下「思し数まへてむや」まで、紫の上の詞。<BR>⏎
d1587<P>⏎
d1591<P>⏎
d1593<P>⏎
note34594 <A NAME="in43">[第三段 紫の上の心中]</A><BR>443 
d1595<P>⏎
d1600<P>⏎
d1604<P>⏎
d1608<P>⏎
note34609 <H4>第五章 光る源氏の物語 玉鬘、源氏の四十の賀を祝う</H4><BR>454 
note34610 <A NAME="in51">[第一段 玉鬘、源氏に若菜を献ず]</A><BR>455 
d1611<P>⏎
d1614<P>⏎
d1616<P>⏎
c1618【左大将の北の方】-鬚黒左大将の北の方、すなわち玉鬘。『完訳』は「鬚黒の北の方に収まり、もはや源氏とは無関係とする呼称」と注す。<BR>⏎
460【左大将殿の北の方】-鬚黒左大将の北の方、すなわち玉鬘。『完訳』は「鬚黒の北の方に収まり、もはや源氏とは無関係とする呼称」と注す。<BR>⏎
d1620<P>⏎
d1625<P>⏎
d1629<P>⏎
d1631<P>⏎
note34632 <A NAME="in52">[第二段 源氏、玉鬘と対面]</A><BR>470 
d1633<P>⏎
c1635【御心のうちにはいにしへ思し出づることもさまざまなりけむかし】-明融臨模本は「ことも」とある。大島本や諸本は「事とも」とある。『集成』『完本』は大島本や諸本に従って「ことども」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。『孟津抄』は「草子地也」と指摘。『完訳』は「以下、語り手が源氏の未練の心を推測し、変らぬ風貌をも叙述」と注す。<BR>⏎
472【御心のうちにはいにしへ思し出づることもさまざまなりけむかし】-明融臨模本は「ことも」とある。大島本や諸本は「事とも」とある。『集成』『完本』は大島本や諸本に従って「ことども」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。『孟津抄』は「草子地也」と指摘。『完訳』は「以下、語り手が源氏の未練の心を推測し、変らぬ風貌をも叙述」と注す。<BR>⏎
d1638<P>⏎
d1643<P>⏎
d1647<P>⏎
d1651<P>⏎
note34652 <A NAME="in53">[第三段 源氏、玉鬘と和歌を唱和]</A><BR>485 
d1653<P>⏎
d1655<P>⏎
cd4:2656-659【若葉さす野辺の小松を引き連れてもとの岩根を祈る今日かな】-玉鬘が源氏を祝う歌。「小松」は玉鬘の子ども、「元の岩根」は源氏をそれぞれさす。「小松」「引き」「岩根」は縁語。みずみずしく生い先豊かな「小松」の成長力と永遠不滅の「岩根」にあやっかって、源氏のますますの健康と長寿を祈る意。<BR>⏎
<P>⏎
【小松原末の齢引かれてや野辺の若菜も年を摘むべき】-源氏の返歌。「若葉」「野辺」「小松」「引く」の語句を受けて「小松原」「引かれて」「野辺」「若菜」の語句を用いる。「摘む」「積む」の掛詞。「小松」「摘む」の縁語。小松の生命力にあやかって、私も長寿を保てようと祝う歌。<BR>⏎
<P>⏎
487-488【若葉さす野辺の小松を引き連れて--もとの岩根を祈る今日かな】-玉鬘が源氏を祝う歌。「小松」は玉鬘の子ども、「元の岩根」は源氏をそれぞれさす。「小松」「引き」「岩根」は縁語。みずみずしく生い先豊かな「小松」の成長力と永遠不滅の「岩根」にあやっかって、源氏のますますの健康と長寿を祈る意。<BR>⏎
【小松原末の齢引かれてや--野辺の若菜も年を摘むべき】-源氏の返歌。「若葉」「野辺」「小松」「引く」の語句を受けて「小松原」「引かれて」「野辺」「若菜」の語句を用いる。「摘む」「積む」の掛詞。「小松」「摘む」の縁語。小松の生命力にあやかって、私も長寿を保てようと祝う歌。<BR>⏎
d1663<P>⏎
d1667<P>⏎
note34668 <A NAME="in54">[第四段 管弦の遊び催す]</A><BR>495 
d1669<P>⏎
d1671<P>⏎
d1673<P>⏎
d1676<P>⏎
d1679<P>⏎
d1682<P>⏎
c2684-685【故院の末つ方一品宮の好みたまふことにて】-桐院の晩年、その内親王、女一の宮、母は弘徽殿大后。初めて見える記事。<BR>⏎
【大臣の申し賜りたまへる】-太政大臣が女一の宮に願い出て頂戴なさった、の意。北の方が弘徽殿大后の妹四の宮という縁からであろう。<BR>⏎
505-506【故院の末つ方一品宮の好みたまふことにて】-桐院の晩年、その内親王、女一の宮、母は弘徽殿大后。初めて見える記事。<BR>⏎
【大臣の申し賜りたまへる】-太政大臣が女一の宮に願い出て頂戴なさった、の意。北の方が弘徽殿大后の妹四の宮という縁からであろう。<BR>⏎
cd2:1686-687【御伝へ伝へ】-皇室に代々第一の御物であったのが桐院の女一の宮に伝えられ、それがさらに太政大臣に伝わったということをいう。<BR>⏎
<P>⏎
507【御伝へ伝へ】-皇室に代々第一の御物であったのが桐院の女一の宮に伝えられ、それがさらに太政大臣に伝わったということをいう。<BR>⏎
d1690<P>⏎
d1696<P>⏎
note34697 <A NAME="in55">[第五段 暁に玉鬘帰る]</A><BR>515 
d1698<P>⏎
d1701<P>⏎
d1704<P>⏎
d1707<P>⏎
note34708 <H4>第六章 光る源氏の物語 女三の宮の六条院降嫁</H4><BR>522 
note34709 <A NAME="in61">[第一段 女三の宮、六条院に降嫁]</A><BR>523 
d1710<P>⏎
d1715<P>⏎
d1718<P>⏎
cd2:1720-721【内裏参りにも似ず婿の大君といはむにも違ひて】-入内の儀式とも違うしまた普通の結婚すなわち婿が女の家に通うのとも違う。「婿の大君」は、催馬楽「我家」の「我家は 帷帳も 垂れたるを 大君来ませ 婿にせむ 御肴に 何よけむ 鮑栄螺か 石陰子よけむ」を連想させる表現。<BR>⏎
<P>⏎
531【内裏参りにも似ず、 婿の大君といはむにもこと違ひて】-入内の儀式とも違うしまた普通の結婚すなわち婿が女の家に通うのとも違う。「婿の大君」は、催馬楽「我家」の「我家は 帷帳も 垂れたるを 大君来ませ 婿にせむ 御肴に 何よけむ 鮑栄螺か 石陰子よけむ」を連想させる表現。<BR>⏎
note34722 <A NAME="in62">[第二段 結婚の儀盛大に催さる]</A><BR>532 
d1723<P>⏎
cd2:1724-725【三日ほど】-結婚の三日間の儀礼。<BR>⏎
<P>⏎
533【三日ほど】-結婚の三日間の儀礼。<BR>⏎
d1734<P>⏎
d1736<P>⏎
cd2:1737-738【よかめり憎げにおしたちることなどはあるまじかめり】-源氏の心中。『完訳』は「幼稚な宮ゆえ紫の上と対抗すまいと安心する一方で、期待を裏切られる気持」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
543【よかめり憎げにおしたちることなどはあるまじかめり】-源氏の心中。『完訳』は「幼稚な宮ゆえ紫の上と対抗すまいと安心する一方で、期待を裏切られる気持」と注す。<BR>⏎
d1740<P>⏎
note34741 <A NAME="in63">[第三段 源氏、結婚を後悔]</A><BR>545 
d1742<P>⏎
d1746<P>⏎
c1748【あだあだしく心弱くなりおきにけるわがおこたりにこそ】-源氏の反省。好色心とその気弱さになっている気の緩みとする。「おき(置)」と「き(来)」の相違は重要。後者は頽齢による変化となる。前者は源氏の性格の意になる。<BR>⏎
550【あだあだしく心弱くなりおきにけるわがおこたりに】-源氏の反省。好色心とその気弱さになっている気の緩みとする。「おき(置)」と「き(来)」の相違は重要。後者は頽齢による変化となる。前者は源氏の性格の意になる。<BR>⏎
d1750<P>⏎
d1752<P>⏎
d1756<P>⏎
d1758<P>⏎
d1760<P>⏎
d1763<P>⏎
cd8:4764-771【目に近く移れば変はる世の中を行く末遠く頼みけるかな】-紫の上の独詠歌。源氏に裏切られ夫婦仲に絶望した意。<BR>⏎
<P>⏎
【古言など書きぜたまふを】-『集成』は「古歌などをまぜてお書きになるのを。自分の心を託す古歌を思いつくままに書く、いわゆる手習である」。『完訳』は「自作歌と同内容の伝承古歌。ありふれた古歌ながら、源氏をして合点させる。この場合の真実のこもる歌として再評価される」と注す。古歌が紫の上の心情に客観的正当性と真実性を賦与する。<BR>⏎
<P>⏎
【命こそ絶ゆとも絶えめ定めなき世の常ならぬ仲の契りを】-源氏の返歌。夫婦仲の意の「世の中」を受けて、「定めなき世」という世間一般の世の中の意で切り返し、夫婦仲は変わらないという。<BR>⏎
<P>⏎
【いとかたらいたきわざかな】-紫の上の詞。<BR>⏎
<P>⏎
560-563【目に近く移れば変はる世の中を--行く末遠く頼みけるかな】-紫の上の独詠歌。源氏に裏切られ夫婦仲に絶望した意。<BR>⏎
【古言など書きぜたまふを】-『集成』は「古歌などをまぜてお書きになるのを。自分の心を託す古歌を思いつくままに書く、いわゆる手習である」。『完訳』は「自作歌と同内容の伝承古歌。ありふれた古歌ながら、源氏をして合点させる。この場合の真実のこもる歌として再評価される」と注す。古歌が紫の上の心情に客観的正当性と真実性を賦与する。<BR>⏎
【命こそ絶ゆとも絶えめ定めなき--世の常ならぬ仲の契りを】-源氏の返歌。夫婦仲の意の「世の中」を受けて、「定めなき世」という世間一般の世の中の意で切り返し、夫婦仲は変わらないという。<BR>⏎
【いとかたらいたきわざかな】-紫の上の詞。<BR>⏎
d1773<P>⏎
note34774 <A NAME="in64">[第四段 紫の上、眠れぬ夜を過ごす]</A><BR>565 
d1775<P>⏎
d1779<P>⏎
d1784<P>⏎
d1787<P>⏎
note34788 <A NAME="in65">[第五段 六条院の女たち、紫の上に同情]</A><BR>575 
d1789<P>⏎
cd2:1792-793【この宮のかく渡りたまへるこそめやすけれ】-『集成』は「准太上天皇にふさわしい身分の北の方であることをいう」と注す。「こそ」係助詞は、「めやすけれ」に係り、強調のニュアンスを表す。<BR>⏎
<P>⏎
578【この宮のかく渡りたまへるこそめやすけれ】-『集成』は「准太上天皇にふさわしい身分の北の方であることをいう」と注す。「こそ」係助詞は、「めやすけれ」に係り、強調のニュアンスを表す。<BR>⏎
c1795【ひとしきほど劣りざま思ふ人にこそただならず耳たつこともおのづから出で来るわざなれ】-同程度の身分や劣った身分に対しては、つい張り合って黙っていられないこともあるものだ、とする当時の貴族社会の人情をいう。<BR>⏎
580【ひとしきほど劣りざまなど思ふ人にこそただならず耳たつこともおのづから出で来るわざなれ】-同程度の身分や劣った身分に対しては、つい張り合って黙っていられないこともあるものだ、とする当時の貴族社会の人情をいう。<BR>⏎
d1797<P>⏎
d1799<P>⏎
d1801<P>⏎
d1804<P>⏎
d1806<P>⏎
cd3:1807-809【かく推し量る人こそなかなか苦しけれ世中もいと常なきものをなどてかさのみは思ひ悩まむ】-紫の上の心中。『完訳』は「「世の中」は夫婦仲の意にとどまらず世間一般。人間世界の無常の自覚から、男女間の愛憎を超えようとする。彼女の新しい境地」と注す。<BR>⏎
【などてさのみは思ひ悩まむ】-「などて」--「悩まむ」反語表現。『集成』は「なぜそう執着することがあろう」。『完訳』は「どうしてあの方たちのようにくよくよしてばかりいられよう」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
587【かく推し量る人こそなかなか苦しけれ中もいと常なきものをなどてかさのみは思ひ悩まむ】-紫の上の心中。『完訳』は「「世の中」は夫婦仲の意にとどまらず世間一般。人間世界の無常の自覚から、男女間の愛憎を超えようとする。彼女の新しい境地」と注す。<BR>【などてさのみは思ひ悩まむ】-「などて」--「悩まむ」反語表現。『集成』は「なぜそう執着することがあろう」。『完訳』は「どうしてあの方たちのようにくよくよしてばかりいられよう」と訳す。<BR>⏎
d1812<P>⏎
d1818<P>⏎
cd2:1822-823【夜深きの声の聞こえたるも】-夜明けにはまだ間のある暗いうち、一番鶏が鳴きだす。紫の上が眠らずに朝を迎えたことを語る。<BR>⏎
<P>⏎
598【夜深きの声の聞こえたるも】-夜明けにはまだ間のある暗いうち、一番鶏が鳴きだす。紫の上が眠らずに朝を迎えたことを語る。<BR>⏎
note34824 <A NAME="in66">[第六段 源氏、夢に紫の上を見る]</A><BR>599 
d1825<P>⏎
c2828-829の音待ち出でたまへれば】-『集成』は「心待ちしていた鶏の鳴くのをお聞きになったので。さきほどの「夜深き鶏の声」を源氏も聞き、鶏の音にかこつけて、まだ暗いのに帰る」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
602-603の音待ち出でたまへれば】-『集成』は「心待ちしていた鶏の鳴くのをお聞きになったので。さきほどの「夜深き鶏の声」を源氏も聞き、鶏の音にかこつけて、まだ暗いのに帰る」と注す。<BR>⏎
【明けぐれの空】-あけぐれの空にぞ我は迷ひぬる思ふ心のゆかぬまにまに(拾遺集恋二-七三六 源順)(text34.html 出典10から転載)<BR>⏎
d1831<P>⏎
d1833<P>⏎
d1835<P>⏎
d1837<P>⏎
d1840<P>⏎
d1844<P>⏎
d1846<P>⏎
d1848<P>⏎
d1850<P>⏎
d1852<P>⏎
d1854<P>⏎
d1858<P>⏎
d1860<P>⏎
note34861 <A NAME="in67">[第七段 源氏、女三の宮と和歌を贈答]</A><BR>622 
d1862<P>⏎
d1866<P>⏎
cd2:1867-868【中道を隔つるほどはなけれども心乱るる今朝のあは雪】-源氏から女三の宮への贈歌。「乱るる」は「心乱るる」と「乱るるあは雪」に掛かる。「かつ消えて空に乱るる淡雪はもの思ふ人の心なりけり」(後撰集冬、四七九、藤原蔭基)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
626【中道を隔つるほどはなけれども--心乱るる今朝のあは雪】-源氏から女三の宮への贈歌。「乱るる」は「心乱るる」と「乱るるあは雪」に掛かる。「かつ消えて空に乱るる淡雪はもの思ふ人の心なりけり」(後撰集冬、四七九、藤原蔭基)を踏まえる。<BR>⏎
d1870<P>⏎
d1872<P>⏎
d1874<P>⏎
d1876<P>⏎
d1878<P>⏎
d1880<P>⏎
d1883<P>⏎
d1885<P>⏎
d1887<P>⏎
cd2:1888-889【はかなくてうはの空にぞ消えぬべき風にただよふ春のあは雪】-女三の宮の返歌。「あは雪」の語句を受けて、それを我が身に喩えて返す。『集成』は「乳母たちの代作であろう」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
637【はかなくてうはの空にぞ消えぬべき--風にただよふ春のあは雪】-女三の宮の返歌。「あは雪」の語句を受けて、それを我が身に喩えて返す。『集成』は「乳母たちの代作であろう」と注す。<BR>⏎
d1892<P>⏎
d1895<P>⏎
d1897<P>⏎
note34898 <A NAME="in68">[第八段 源氏、昼に宮の方に出向く]</A><BR>643 
d1899<P>⏎
d1902<P>⏎
d1905<P>⏎
d1907<P>⏎
d1909<P>⏎
d1913<P>⏎
d1915<P>⏎
c1916ただ聞こえたまふままに】-主語は源氏。<BR>⏎
654【聞こえたまふままに】-主語は源氏。<BR>⏎
d1918<P>⏎
cd2:1919-920【昔の心らましかば】-『集成』は「以下「いとあらまほしきほどなりかし」まで、源氏の心中の思い」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
656【昔の心らましかば】-『集成』は「以下「いとあらまほしきほどなりかし」まで、源氏の心中の思い」と注す。<BR>⏎
d1923<P>⏎
c1925ながらも生ほしたてけり】-前の朱雀の女三の宮の教育を批判したことと対応する。<BR>⏎
660われながらも生ほしたてけり】-前の朱雀の女三の宮の教育を批判したことと対応する。<BR>⏎
d1928<P>⏎
note34929 <A NAME="in69">[第九段 朱雀院、紫の上に手紙を贈る]</A><BR>663 
d1930<P>⏎
cd2:1931-932【院の帝は月のうちに御寺に移ろひたまぬ】-朱雀院、二月のうちに御寺に入山。<BR>⏎
<P>⏎
664【院の帝は月のうちに御寺に移ろひたまぬ】-朱雀院、二月のうちに御寺に入山。<BR>⏎
d1935<P>⏎
cd4:2937-940【尋ねたまふべきゆゑもやあらむとぞ】-紫の上と女三の宮は先帝の孫、紫の上の父式部卿宮と女三の宮の母藤壷女御は異母兄妹の関係。すなわち、従姉妹同士であることをいう。<BR>⏎
<P>⏎
【背きにしこの世に残る心こそ入る山路のほだしなりけれ】-朱雀院から紫の上への贈歌。女三の宮が気ががりであるという感懐を詠む。「この世」に「子」を懸ける。「世の憂き目見えぬ山路に入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部良名)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
668-669【尋ねたまふべきゆゑもやあらむとぞ】-紫の上と女三の宮は先帝の孫、紫の上の父式部卿宮と女三の宮の母藤壷女御は異母兄妹の関係。すなわち、従姉妹同士であることをいう。<BR>⏎
【背きにしこの世に残る心こそ--入る山路のほだしなりけれ】-朱雀院から紫の上への贈歌。女三の宮が気ががりであるという感懐を詠む。「この世」に「子」を懸ける。「世の憂き目見えぬ山路に入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部良名)を踏まえる。<BR>⏎
d1942<P>⏎
d1944<P>⏎
cd2:1945-946【背く世のうしろめたくはさりがたきほだしをしひてかけな離れそ】-紫の上の返歌。「背きにし世」「ほだしなりけれ」を受けて「背く世」「ほだしをしひてかけな離れそ」と切り返して返歌する。『完訳』は「贈答歌の、相手を切り返す返歌の作法によりながら、朱雀院の出家に対して批判的な気持もまじる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
672【背く世のうしろめたくはさりがたき--ほだしをしひてかけな離れそ】-紫の上の返歌。「背きにし世」「ほだしなりけれ」を受けて「背く世」「ほだしをしひてかけな離れそ」と切り返して返歌する。『完訳』は「贈答歌の、相手を切り返す返歌の作法によりながら、朱雀院の出家に対して批判的な気持もまじる」と注す。<BR>⏎
d1948<P>⏎
d1950<P>⏎
note34951 <H4>第七章 朧月夜の物語 こりずまの恋</H4><BR>675 
note34952 <A NAME="in71">[第一段 源氏、朧月夜に今なお執心]</A><BR>676 
d1953<P>⏎
d1955<P>⏎
cd4:2956-959【尚侍の君は故后の宮のおはしまし二条の宮にぞ住みたまふ】-朧月夜尚侍は、姉の故弘徽殿大后の住んでいた二条宮邸に住む。<BR>⏎
<P>⏎
【かかるきほひには慕ふやうに心あわたたしく】-朱雀院の詞。<BR>⏎
<P>⏎
678-679【尚侍の君は故后の宮のおはしまし二条の宮にぞ住みたまふ】-朧月夜尚侍は、姉の故弘徽殿大后の住んでいた二条宮邸に住む。<BR>⏎
【かかるきほひには慕ふやうに心あわたたしく】-朱雀院の詞。<BR>⏎
d1961<P>⏎
d1963<P>⏎
d1967<P>⏎
d1969<P>⏎
note34970 <A NAME="in72">[第二段 和泉前司に手引きを依頼]</A><BR>686 
d1971<P>⏎
cd2:1972-973【かの人の兄なる和泉のの守を召し寄せて】-中納言の君の兄の前和泉守。女房及びその兄弟が登場して活躍するあたり、源氏物語第二部の特徴。またこのあたり、柏木が小侍従をくどき落とす手口と類似。<BR>⏎
<P>⏎
687【かの人の兄なる和泉のの守を召し寄せて】-中納言の君の兄の前和泉守。女房及びその兄弟が登場して活躍するあたり、源氏物語第二部の特徴。またこのあたり、柏木が小侍従をくどき落とす手口と類似。<BR>⏎
d1978<P>⏎
cd2:1981-982【心の問はむこそ恥づかしけれ】-「無き名ぞと人には言ひてありぬべし心の問はばいかが答へむ」(後撰集恋三、七二五、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
694【心の問はむこそいと恥づかしかるべけれ】-「無き名ぞと人には言ひてありぬべし心の問はばいかが答へむ」(後撰集恋三、七二五、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
note34983 <A NAME="in73">[第三段 紫の上に虚偽を言って出かける]</A><BR>695 
d1984<P>⏎
cd2:1985-986【いにしへわりなかりし世にだに】-以下「取り返したまふべきにや」まで、源氏の心中。<BR>⏎
【わりなかりし世にだに】-『集成』は「無理な逢瀬に苦労した時でさえ」と訳す。<BR>⏎
696【いにしへわりなかりし世にだに】-以下「取り返したまふべきにや」まで、源氏の心中。<BR>【わりなかりし世にだに】-『集成』は「無理な逢瀬に苦労した時でさえ」と訳す。<BR>⏎
d1988<P>⏎
d1991<P>⏎
d1993<P>⏎
d1997<P>⏎
note34998 <A NAME="in74">[第四段 源氏、朧月夜を訪問]</A><BR>704 
d1999<P>⏎
d11001<P>⏎
d11003<P>⏎
d11005<P>⏎
d11008<P>⏎
d11010<P>⏎
d11014<P>⏎
d11017<P>⏎
note341018 <A NAME="in75">[第五段 朧月夜と一夜を過ごす]</A><BR>716 
d11019<P>⏎
d11023<P>⏎
cd2:11024-1025【年月をなかに隔てて逢坂のさも塞きがたく落つる涙か】-源氏から朧月夜への贈歌。「逢坂」と「逢ふ」、「関」と「塞」の掛詞。「逢坂」と「関」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
720【年月をなかに隔てて逢坂の--さも塞きがたく落つる涙か】-源氏から朧月夜への贈歌。「逢坂」と「逢ふ」、「関」と「塞」の掛詞。「逢坂」と「関」は縁語。<BR>⏎
d11027<P>⏎
cd2:11028-1029【涙のみ塞きとめがたき清水にてゆき逢ふ道ははやく絶えにき】-朧月夜から源氏への返歌。「塞き」「がたし」「逢ふ」の語句を受け、「涙」を「清水」に、「隔つ」を「絶ゆ」とずらして「道は早く絶えにき」と返す。「逢ふ道」と「近江路」の掛詞。「関」「清水」は「逢坂」の縁語。『完訳』は「源氏の歌を切り返しながらも同じ歌語を多用して共感をも表現」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
722【涙のみ塞きとめがたき清水にて--ゆき逢ふ道ははやく絶えにき】-朧月夜から源氏への返歌。「塞き」「がたし」「逢ふ」の語句を受け、「涙」を「清水」に、「隔つ」を「絶ゆ」とずらして「道は早く絶えにき」と返す。「逢ふ道」と「近江路」の掛詞。「関」「清水」は「逢坂」の縁語。『完訳』は「源氏の歌を切り返しながらも同じ歌語を多用して共感をも表現」と注す。<BR>⏎
d11032<P>⏎
d11035<P>⏎
d11037<P>⏎
note341038 <A NAME="in76">[第六段 源氏、和歌を詠み交して出る]</A><BR>728 
d11039<P>⏎
cd2:11042-1043【昔藤の宴したまひしこのころのことなりけかし】-源氏の心中。源氏、現在四十歳、藤の花の宴は源氏二十歳の時(「花宴」)、二十年前の出来事。<BR>⏎
<P>⏎
731【昔藤の宴したまひしこのころのことなりけかし】-源氏の心中。源氏、現在四十歳、藤の花の宴は源氏二十歳の時(「花宴」)、二十年前の出来事。<BR>⏎
d11045<P>⏎
d11047<P>⏎
i1734【蔭をば立ち離る】-今日のみと春を思はぬ時だにも立つことやすき花の蔭かは(古今集春下-一三四 凡河内躬恒)(text34.html 出典24 から転載)<BR>⏎
d11050<P>⏎
d11053<P>⏎
d11059<P>⏎
cd2:11060-1061【沈みしも忘れぬをこりずまに身も投げつべき宿の藤波】-源氏から朧月夜への贈歌。「こりずま」と「須磨」、「藤」と「淵」の掛詞。朧月夜を藤の花に喩える。『集成』は「こりずまにまたも無き名は立ちぬべし人憎からぬ世にし住まへば」(古今集恋三、六三一、読人しらず)「恋しさに身を投げつべし慰むることに従ふ心ならねば」(興風集)を指摘。『完訳』は「あなたゆえに流離の逆境に沈んだのに、性懲りもなくまた、淵ならざるこの邸の藤に身を投げたい。朧月夜への執着」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
744【沈みしも忘れぬものをこりずまに--身も投げつべき宿の藤波】-源氏から朧月夜への贈歌。「こりずま」と「須磨」、「藤」と「淵」の掛詞。朧月夜を藤の花に喩える。『集成』は「こりずまにまたも無き名は立ちぬべし人憎からぬ世にし住まへば」(古今集恋三、六三一、読人しらず)「恋しさに身を投げつべし慰むることに従ふ心ならねば」(興風集)を指摘。『完訳』は「あなたゆえに流離の逆境に沈んだのに、性懲りもなくまた、淵ならざるこの邸の藤に身を投げたい。朧月夜への執着」と注す。<BR>⏎
d11064<P>⏎
cd2:11065-1066【身を投げむ淵もまことの淵ならでかけじやさらにこりずまの波】-朧月夜の返歌。「身を投ぐ」「こりずま」「藤」「波」の語句を受けて、「真の淵ならでかけじやさらに」と切り返す。「淵」と「藤」の掛詞、「藤」と「波」は縁語。『完訳』は「本当の淵でもない藤波の淵に袖を濡らすまい、と切り返す一方で、源氏の歌の語を多用して共感をもかたどる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
747【身を投げむ淵もまことの淵ならで--かけじやさらにこりずまの波】-朧月夜の返歌。「身を投ぐ」「こりずま」「藤」「波」の語句を受けて、「真の淵ならでかけじやさらに」と切り返す。「淵」と「藤」の掛詞、「藤」と「波」は縁語。『完訳』は「本当の淵でもない藤波の淵に袖を濡らすまい、と切り返す一方で、源氏の歌の語を多用して共感をもかたどる」と注す。<BR>⏎
d11069<P>⏎
d11072<P>⏎
note341073 <A NAME="in77">[第七段 源氏、自邸に帰る]</A><BR>752 
d11074<P>⏎
cd2:11079-1080【ありしよりけに】-「忘るらむと思ふ心の疑ひにありしよりけにものぞ悲しき」(伊勢物語、五十六段)。<BR>⏎
<P>⏎
757【ありしよりけに】-「忘るらむと思ふ心の疑ひにありしよりけにものぞ悲しき」(伊勢物語、五十六段)。<BR>⏎
d11083<P>⏎
d11085<P>⏎
d11088<P>⏎
d11090<P>⏎
d11092<P>⏎
d11094<P>⏎
d11098<P>⏎
note341099 <H4>第八章 紫の上の物語 紫の上の境遇と絶望感</H4><BR>769 
note341100 <A NAME="in81">[第一段 明石姫君、懐妊して退出]</A><BR>770 
d11101<P>⏎
d11105<P>⏎
d11110<P>⏎
d11112<P>⏎
note341113 <A NAME="in82">[第二段 紫の上、女三の宮に挨拶を申し出る]</A><BR>779 
d11114<P>⏎
d11116<P>⏎
cd2:11118-1119【聞こえ馴れなば】-『集成』は「お親しくして頂けましたら」。『完訳』は「お近づき願えましたら」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
782【聞こえ馴れなば】-『集成』は「お親しくして頂けましたら」。『完訳』は「お近づき願えましたら」と訳す。<BR>⏎
d11121<P>⏎
d11123<P>⏎
d11125<P>⏎
d11127<P>⏎
d11129<P>⏎
d11131<P>⏎
cd2:11132-1133【あまりに何心なき御ありさまを】-以下、源氏の心中を間接的に地の文に織り込んで語る。<BR>⏎
<P>⏎
789【あまりに何心なき御ありさまを】-以下、源氏の心中を間接的に地の文に織り込んで語る。<BR>⏎
note341134 <A NAME="in83">[第三段 紫の上の手習い歌]</A><BR>790 
d11135<P>⏎
cd3:11136-1138【我より上の人やはあるべき身のほどものはかなきを見えおきたてまつりたるばかりこそあらめ】-紫の上の心中。『集成』は「六条の院における源氏の寵愛第一の人としての自負」。『完訳』は「紫の上の自ら宮に挨拶に出向く屈辱感が、かえって源氏最愛の女という自負心を強める」「家同士の正式な結婚の手続きを踏んでいないための負い目など、あえて捨象しようとする」と注す。<BR>⏎
【見えおきたてまつりたるばかりこそあらめ】-『集成』は「知られ申していただけのことなのだ」。『完訳』は「お世話いただいたということだけのことなのに」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
791【我より上の人やはあるべき身のほどなるものはかなきさま見えおきたてまつりたる ばかりこそあらめ】-紫の上の心中。『集成』は「六条の院における源氏の寵愛第一の人としての自負」。『完訳』は「紫の上の自ら宮に挨拶に出向く屈辱感が、かえって源氏最愛の女という自負心を強める」「家同士の正式な結婚の手続きを踏んでいないための負い目など、あえて捨象しようとする」と注す。<BR>【見えおきたてまつりたるばかりこそあらめ】-『集成』は「知られ申していただけのことなのだ」。『完訳』は「お世話いただいたということだけのことなのに」と訳す。<BR>⏎
d11142<P>⏎
d11146<P>⏎
c11149【去年より今年はまさり昨日より今日はめづらしく常に目馴れぬさましたまへる】-明融臨模本は「きのふよりは」とある。大島本は「きのふより」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「昨日より」と「は」を削除する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。「去年」「今年」、「昨日」「今日」、「まさる」「めづらし」という対句表現。「常に目馴れぬさましたまへる」という紫の上の身と心の美質のありよう。<BR>⏎
800【去年より今年はまさり昨日より今日はめづらしく常に目馴れぬさましたまへる】-明融臨模本は「きのふよりは」とある。大島本は「きのふより」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「昨日より」と「は」を削除する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。「去年」「今年」、「昨日」「今日」、「まさる」「めづらし」という対句表現。「常に目馴れぬさましたまへる」という紫の上の身と心の美質のありよう。<BR>⏎
d11151<P>⏎
cd4:21152-1155【身に近く秋や来ぬらむ見るままに青葉の山も移ろひにけり】-紫の上の手習い歌、独詠歌。「白露はうつしなりけり水鳥の青葉の山の色づくみれば」(古今六帖二、山、九二一、三原王)「紅葉する秋は来にけり水鳥の青葉の山の色づく見れば」(古今六帖三、水鳥、一四六八)。「秋」に「飽き」を懸ける。わたしは飽られたのでようか、の意。<BR>⏎
<P>⏎
【水鳥の青羽は色も変はらぬを萩の下こそけしきことなれ】-源氏の返歌。「秋萩の下葉色づく今よりやひとりある人の寝ねかてにする」(古今集秋上、二二〇、読人しらず)「白露は上より置くをいかなれば萩の下葉のまづもみづらむ」(拾遺集雑下、五一三、参議伊衡)。「水鳥の青羽」は源氏、「萩」は紫の上を喩える。「下葉」と内心の意を懸ける。引歌の「水鳥の青葉」を踏まえて冒頭に詠み込む。わたしは少しも変わっていないのに、あなたの方こそ変です、の意。<BR>⏎
<P>⏎
802-803【身に近く秋や来ぬらむ見るままに--青葉の山も移ろひにけり】-紫の上の手習い歌、独詠歌。「白露はうつしなりけり水鳥の青葉の山の色づくみれば」(古今六帖二、山、九二一、三原王)「紅葉する秋は来にけり水鳥の青葉の山の色づく見れば」(古今六帖三、水鳥、一四六八)。「秋」に「飽き」を懸ける。わたしは飽られたのでようか、の意。<BR>⏎
【水鳥の青羽は色も変はらぬを--萩の下こそけしきことなれ】-源氏の返歌。「秋萩の下葉色づく今よりやひとりある人の寝ねかてにする」(古今集秋上、二二〇、読人しらず)「白露は上より置くをいかなれば萩の下葉のまづもみづらむ」(拾遺集雑下、五一三、参議伊衡)。「水鳥の青羽」は源氏、「萩」は紫の上を喩える。「下葉」と内心の意を懸ける。引歌の「水鳥の青葉」を踏まえて冒頭に詠み込む。わたしは少しも変わっていないのに、あなたの方こそ変です、の意。<BR>⏎
d11158<P>⏎
d11161<P>⏎
note341162 <A NAME="in84">[第四段 紫の上、女三の宮と対面]</A><BR>808 
d11163<P>⏎
d11165<P>⏎
d11168<P>⏎
d11171<P>⏎
d11176<P>⏎
d11178<P>⏎
d11180<P>⏎
note341181 <A NAME="in85">[第五段 世間の噂、静まる]</A><BR>820 
d11182<P>⏎
d11184<P>⏎
note341185 <H4>第九章 光る源氏の物語 紫の上と秋好中宮、源氏の四十賀を祝う</H4><BR>822 
note341186 <A NAME="in91">[第一段 紫の上、薬師仏供養]</A><BR>823 
d11187<P>⏎
d11189<P>⏎
cd2:11191-1192【かたへはきほひ集りたまふなるべし】-「なる」「べし」の断定の助動詞と推量の助動詞は、語り手の言辞。<BR>⏎
<P>⏎
826【かたへはきほひ集りたまふなるべし】-「なる」「べし」の断定の助動詞と推量の助動詞は、語り手の言辞。<BR>⏎
d11194<P>⏎
note341195 <A NAME="in92">[第二段 精進落としの宴]</A><BR>828 
d11196<P>⏎
d11200<P>⏎
d11202<P>⏎
d11204<P>⏎
d11206<P>⏎
note341207 <A NAME="in93">[第三段 舞楽を演奏す]</A><BR>835 
d11208<P>⏎
c11209【万歳楽皇じやうなど舞ひて】-「万歳楽」は唐楽(左舞)の曲名。平調。四人舞。即位礼などの祝宴に舞う。「皇じやう」も唐楽(左舞)の曲名。平調。<BR>⏎
836【万歳楽皇など舞ひて】-「万歳楽」は唐楽(左舞)の曲名。平調。四人舞。即位礼などの祝宴に舞う。「皇じやう」も唐楽(左舞)の曲名。平調。<BR>⏎
d11212<P>⏎
d11215<P>⏎
d11219<P>⏎
note341220 <A NAME="in94">[第四段 宴の後の寂寥]</A><BR>844 
d11221<P>⏎
d11223<P>⏎
d11226<P>⏎
d11228<P>⏎
d11230<P>⏎
note341231 <A NAME="in95">[第五段 秋好中宮の奈良・京の御寺に祈祷]</A><BR>850 
d11232<P>⏎
d11235<P>⏎
d11238<P>⏎
d11242<P>⏎
note341243 <A NAME="in96">[第六段 中宮主催の饗宴]</A><BR>858 
d11244<P>⏎
d11246<P>⏎
d11252<P>⏎
note341253 <A NAME="in97">[第七段 勅命による夕霧の饗宴]</A><BR>865 
d11254<P>⏎
d11258<P>⏎
d11260<P>⏎
c11261【隠ろへたるやうにしなしたれど】-『集成』は「目立たぬ所をお選びなさったのだけれども」。『完訳』は「内輪の御賀のようになさったのだったが」と訳す。<BR>⏎
870【隠ろへたるやうにしなしたまへれど】-『集成』は「目立たぬ所をお選びなさったのだけれども」。『完訳』は「内輪の御賀のようになさったのだったが」と訳す。<BR>⏎
d11264<P>⏎
d11266<P>⏎
cd2:11267-1268【いときよらにものものしく太りてこの大臣ぞいま盛りの宿徳とは見えたまへる】-太政大臣の風采。『集成』は「美々しく堂々と太っていられて」「重々しく威厳のある人」。『完訳』は「まことに美々しく堂々とふとっていて、この大臣こそ今が盛りの威厳望を誇るお方とお見受けされる」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
874【いときよらにものものしく太りてこの大臣ぞ、今盛りの宿徳とは見えたまへる】-太政大臣の風采。『集成』は「美々しく堂々と太っていられて」「重々しく威厳のある人」。『完訳』は「まことに美々しく堂々とふとっていて、この大臣こそ今が盛りの威厳望を誇るお方とお見受けされる」と訳す。<BR>⏎
d11270<P>⏎
cd2:11272-1273【御馬四十】-帝から御下賜された馬。<BR>⏎
<P>⏎
877【御馬四十】-帝から御下賜された馬。<BR>⏎
note341274 <A NAME="in98">[第八段 舞楽を演奏す]</A><BR>878 
d11275<P>⏎
d11278<P>⏎
d11280<P>⏎
d11282<P>⏎
d11285<P>⏎
d11289<P>⏎
note341290 <A NAME="in99">[第九段 饗宴の後の感懐]</A><BR>888 
d11291<P>⏎
d11294<P>⏎
d11300<P>⏎
note341301 <H4>第十章 明石の物語 男御子誕生</H4><BR>896 
note341302 <A NAME="in101">[第一段 明石女御、産期近づく]</A><BR>897 
d11303<P>⏎
d11312<P>⏎
d11316<P>⏎
cd2:11317-1318【母君この時にわが御宿世も見ゆべきわざなれば】-『完訳』は「この出産で、わが運勢も証されるとする。女御の出産が無事か否か、また男子か女子か。明石一門が皇統と繋って繁栄するか否か」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
909【母君この時にわが御宿世も見ゆべきわざなれば】-『完訳』は「この出産で、わが運勢も証されるとする。女御の出産が無事か否か、また男子か女子か。明石一門が皇統と繋って繁栄するか否か」と注す。<BR>⏎
note341319 <A NAME="in102">[第二段 大尼君、孫の女御に昔を語る]</A><BR>910 
d11320<P>⏎
d11323<P>⏎
d11325<P>⏎
d11327<P>⏎
d11329<P>⏎
d11331<P>⏎
d11334<P>⏎
d11336<P>⏎
note341337 <A NAME="in103">[第三段 明石御方、母尼君をたしなめる]</A><BR>920 
d11338<P>⏎
d11341<P>⏎
d11345<P>⏎
d11347<P>⏎
d11349<P>⏎
d11351<P>⏎
d11354<P>⏎
d11358<P>⏎
note341359 <A NAME="in104">[第四段 明石女三代の和歌唱和]</A><BR>934 
d11360<P>⏎
d11362<P>⏎
d11364<P>⏎
d11366<P>⏎
cd2:11367-1368【老のかひある浦に立ち出でてしほたるる海人を誰れかとがめむ】-尼君の和歌。「貝」と「効」、「尼」と「海人」の掛詞。「波」「貝」「浦」「潮垂る」は「海人」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
938【老のかひある浦に立ち出でて--しほたるる海人を誰れかとがめむ】-尼君の和歌。「貝」と「効」、「尼」と「海人」の掛詞。「波」「貝」「浦」「潮垂る」は「海人」の縁語。<BR>⏎
d11370<P>⏎
d11372<P>⏎
cd4:21373-1376【しほたるる海人を路のしるべにて尋ねも見ばや浜の苫屋を】-女御の歌。「しほたるる」「海人」「波」の語句を受けて、「訪ねて見ばや」と唱和する。<BR>⏎
<P>⏎
【世を捨てて明石の浦に住む人も心の闇ははるけしもせじ】-明石御方の歌。父明石入道を思いやる。「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ路に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
941-942【しほたるる海人を路のしるべにて--尋ねも見ばや浜の苫屋を】-女御の歌。「しほたるる」「海人」「波」の語句を受けて、「訪ねて見ばや」と唱和する。<BR>⏎
【世を捨てて明石の浦に住む人も--心の闇ははるけしもせじ】-明石御方の歌。父明石入道を思いやる。「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ路に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を踏まえる。<BR>⏎
d11378<P>⏎
note341379 <A NAME="in105">[第五段 三月十日過ぎに男御子誕生]</A><BR>944 
d11380<P>⏎
d11383<P>⏎
d11388<P>⏎
d11391<P>⏎
d11393<P>⏎
d11396<P>⏎
d11398<P>⏎
note341399 <A NAME="in106">[第六段 帝の七夜の産養]</A><BR>957 
d11400<P>⏎
d11402<P>⏎
cd3:21403-1405【御交かはりにや】-「にや」連語、語り手の推測の言辞を挿入。<BR>⏎
【うちうちのなまめかしくこまかなるみやびまねび伝ふべき節は目も止まらずなりにけり】-『一葉抄』は「記者詞なり」と指摘。『集成』は「お内輪同士の優雅で繊細な風雅の趣の、詳しくお伝えすべき点は、目も引かれずに終ってしまった。贈り物や歌のやりとりである。語り手の言葉をそのまま伝える草子地」。『完訳』は「以下、語り手の、目もとまらぬうちに終ったとする省筆の弁」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
959-960【御はりにや】-「にや」連語、語り手の推測の言辞を挿入。<BR>⏎
【うちうちのなまめかしくこまかなるみやびの、まねび伝ふべき節は目も止まらずなりにけり】-『一葉抄』は「記者詞なり」と指摘。『集成』は「お内輪同士の優雅で繊細な風雅の趣の、詳しくお伝えすべき点は、目も引かれずに終ってしまった。贈り物や歌のやりとりである。語り手の言葉をそのまま伝える草子地」。『完訳』は「以下、語り手の、目もとまらぬうちに終ったとする省筆の弁」と注す。<BR>⏎
d11407<P>⏎
d11409<P>⏎
note341410 <A NAME="in107">[第七段 紫の上と明石御方の仲]</A><BR>963 
d11411<P>⏎
d11413<P>⏎
d11415<P>⏎
note341416 <H4>第十一章 明石の物語 入道の手紙</H4><BR>966 
note341417 <A NAME="in111">[第一段 明石入道、手紙を贈る]</A><BR>967 
d11418<P>⏎
d11420<P>⏎
d11422<P>⏎
d11426<P>⏎
d11429<P>⏎
note341430 <A NAME="in112">[第二段 入道の手紙]</A><BR>975 
d11431<P>⏎
d11434<P>⏎
d11436<P>⏎
d11438<P>⏎
d11444<P>⏎
cd3:21449-1451【かかる道に赴きはべりにし】-播磨国司となって下向したことをいう。<BR>⏎
<P>⏎
【この国のことに沈みはべりて老のにさらに立ち返らじと】-「沈む」「浪」「立ち返る」は縁語表現。<BR>⏎
989-990【かかる道に赴きはべりにし】-播磨国司となって下向したことをいう。<BR>⏎
【この国のことに沈みはべりて老のにさらに立ち返らじと】-「沈む」「浪」「立ち返る」は縁語表現。<BR>⏎
d11453<P>⏎
d11456<P>⏎
cd4:21457-1460【光出でむ暁近くなりにけり今ぞ見し世の夢語りする】-入道の辞世歌。『完訳』は「「月日の光--」に照応し、若宮の即位、女御の立后も近づいたとする。弥勒出生の暁の光も思い合せた表現、とする説もある」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【とて月日きたり】-手紙の日付。<BR>⏎
<P>⏎
994-995【光出でむ暁近くなりにけり--今ぞ見し世の夢語りする】-入道の辞世歌。『完訳』は「「月日の光--」に照応し、若宮の即位、女御の立后も近づいたとする。弥勒出生の暁の光も思い合せた表現、とする説もある」と注す。<BR>⏎
【とて月日きたり】-手紙の日付。<BR>⏎
note341461 <A NAME="in113">[第三段 手紙の追伸]</A><BR>996 
d11462<P>⏎
c11463【命終らむ月日も】-以下「疾くあひ見むとを思せ」まで、入道の追伸。<BR>⏎
997【命終らむ月日も】-以下「疾くあひ見むとを思せ」まで、入道の追伸。<BR>⏎
d11466<P>⏎
d11468<P>⏎
d11473<P>⏎
note341474 <A NAME="in114">[第四段 使者の話]</A><BR>1005 
d11475<P>⏎
d11478<P>⏎
d11480<P>⏎
note341481 <A NAME="in115">[第五段 明石御方、手紙を見る]</A><BR>1009 
d11482<P>⏎
d11487<P>⏎
d11489<P>⏎
d11492<P>⏎
note341493 <A NAME="in116">[第六段 尼君と御方の感懐]</A><BR>1017 
d11494<P>⏎
c11496【あはれにいぶせき思ひもすぐれてこそはべりけれ】-光源氏の述懐と同じ発想の述懐をする。<BR>⏎
1019【あはれにいぶせき思ひもすぐれてこそはべりけれ】-光源氏の述懐と同じ発想の述懐をする。<BR>⏎
c11499【にはかにおぼえぬ御こと出で来て】-源氏との結婚をさす。<BR>⏎
1022【にはかにかくおぼえぬ御こと出で来て】-源氏との結婚をさす。<BR>⏎
cd2:11503-1504【かく耳近きほどながら】-『完訳』は「たやすく音信を交すことのできる所に住みながら」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
1026【かく耳近きほどながら】-『完訳』は「たやすく音信を交すことのできる所に住みながら」と訳す。<BR>⏎
d11508<P>⏎
d11510<P>⏎
note341511 <A NAME="in117">[第七段 御方、部屋に戻る]</A><BR>1031 
d11512<P>⏎
cd2:11515-1516【見置きたまひてしをにはかにはひ隠れむも】-『完訳』は「人目を忍んでの尼君との面会」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1034【見置きたまひてしをにはかにはひ隠れたらむも】-『完訳』は「人目を忍んでの尼君との面会」と注す。<BR>⏎
d11518<P>⏎
d11520<P>⏎
d11524<P>⏎
d11526<P>⏎
cd2:11527-1528【この文箱持たせて参う上りたまひぬ】-「せ」使役の助動詞。明石御方が女房に文箱を持たせて、女御のもとに参上なさった、の意。<BR>⏎
<P>⏎
1041【この文箱持たせて参う上りたまひぬ】-「せ」使役の助動詞。明石御方が女房に文箱を持たせて、女御のもとに参上なさった、の意。<BR>⏎
note341529 <H4>第十二章 明石の物語 一族の宿世</H4><BR>1042 
note341530 <A NAME="in121">[第一段 東宮からのお召しの催促]</A><BR>1043 
d11531<P>⏎
d11533<P>⏎
d11536<P>⏎
d11538<P>⏎
d11541<P>⏎
note341542 <A NAME="in122">[第二段 明石女御、手紙を見る]</A><BR>1050 
d11543<P>⏎
d11545<P>⏎
d11550<P>⏎
d11552<P>⏎
d11554<P>⏎
d11558<P>⏎
d11560<P>⏎
note341561 <A NAME="in123">[第三段 源氏、女御の部屋に来る]</A><BR>1062 
d11562<P>⏎
d11564<P>⏎
d11566<P>⏎
d11568<P>⏎
d11571<P>⏎
d11574<P>⏎
d11578<P>⏎
d11580<P>⏎
note341581 <A NAME="in124">[第四段 源氏、手紙を見る]</A><BR>1074 
d11582<P>⏎
d11584<P>⏎
d11586<P>⏎
d11589<P>⏎
d11592<P>⏎
d11594<P>⏎
d11599<P>⏎
d11601<P>⏎
cd2:11602-1603【今はかの】-以下「聞きはべる」まで、明石御方の返事。<BR>⏎
【かのはべりし所をも捨てて】-明石入道の邸宅。<BR>⏎
1087【今はかのはべりし所をも捨てて】-以下「聞きはべる」まで、明石御方の返事。<BR>【かのはべりし所をも捨てて】-明石入道の邸宅。<BR>⏎
d11605<P>⏎
d11607<P>⏎
note341608 <A NAME="in125">[第五段 源氏の感想]</A><BR>1090 
d11609<P>⏎
d11611<P>⏎
cd2:11612-1613【この夢語りも思し合はすこともや】-明石御方の心中。<BR>⏎
<P>⏎
1092【この夢語りも思し合はすこともや】-明石御方の心中。<BR>⏎
cd2:11616-1617【さまよくうち泣きたまふ寄りたまひて】-明融臨模本は「さまよくうちなけ(け$)き給て(て$より給て、より=△イ)」とある。すなわち「け」をミセケチにし、「て」をミセケチにしいて「より給て」と訂正、その「より」の傍らに△(判読不能)を異本表記する。大島本は「さまよくうちなき給て」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「うち泣きたまふ。取りたまひて」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。「うち泣きたまふ」の主語は明石御方。「寄りて」の主語は源氏。<BR>⏎
<P>⏎
1095【さまよくうち泣きたまふ寄りたまひて】-明融臨模本は「さまよくうちなけ(け$)き給て(て$より給て、より=△イ)」とある。すなわち「け」をミセケチにし、「て」をミセケチにしいて「より給て」と訂正、その「より」の傍らに△(判読不能)を異本表記する。大島本は「さまよくうちなき給て」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「うち泣きたまふ。取りたまひて」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のままとする。「うち泣きたまふ」の主語は明石御方。「寄りて」の主語は源氏。<BR>⏎
d11620<P>⏎
d11623<P>⏎
d11625<P>⏎
d11631<P>⏎
d11633<P>⏎
note341634 <A NAME="in126">[第六段 源氏、紫の上の恩を説く]</A><BR>1107 
d11635<P>⏎
d11637<P>⏎
d11641<P>⏎
d11644<P>⏎
d11647<P>⏎
d11649<P>⏎
d11652<P>⏎
d11655<P>⏎
d11657<P>⏎
note341658 <A NAME="in127">[第七段 明石御方、卑下す]</A><BR>1122 
d11659<P>⏎
d11661<P>⏎
d11665<P>⏎
d11669<P>⏎
d11671<P>⏎
d11673<P>⏎
note341674 <A NAME="in128">[第八段 明石御方、宿世を思う]</A><BR>1132 
d11675<P>⏎
d11677<P>⏎
d11680<P>⏎
d11682<P>⏎
d11684<P>⏎
note341685 <H4>第十三章 女三の宮の物語 柏木、女三の宮を垣間見る</H4><BR>1138 
note341686 <A NAME="in131">[第一段 夕霧の女三の宮への思い]</A><BR>1139 
d11687<P>⏎
d11692<P>⏎
d11696<P>⏎
note341697 <A NAME="in132">[第二段 夕霧、女三の宮を他の女性と比較]</A><BR>1147 
d11698<P>⏎
d11700<P>⏎
d11702<P>⏎
d11706<P>⏎
d11708<P>⏎
note341709 <A NAME="in133">[第三段 柏木、女三の宮に執心]</A><BR>1154 
d11710<P>⏎
d11715<P>⏎
d11717<P>⏎
d11720<P>⏎
d11724<P>⏎
d11726<P>⏎
d11728<P>⏎
note341729 <A NAME="in134">[第四段 柏木ら東町に集い遊ぶ]</A><BR>1167 
d11730<P>⏎
d11732<P>⏎
d11734<P>⏎
d11736<P>⏎
d11738<P>⏎
d11740<P>⏎
d11742<P>⏎
d11744<P>⏎
d11746<P>⏎
d11748<P>⏎
d11754<P>⏎
note341755 <A NAME="in135">[第五段 南町で蹴鞠を催す]</A><BR>1182 
d11756<P>⏎
d11758<P>⏎
d11762<P>⏎
d11764<P>⏎
d11767<P>⏎
note341768 <A NAME="in136">[第六段 女三の宮たちも見物す]</A><BR>1190 
d11769<P>⏎
d11771<P>⏎
d11773<P>⏎
d11776<P>⏎
note341777 <A NAME="in137">[第七段 唐猫、御簾を引き開ける]</A><BR>1195 
d11778<P>⏎
d11782<P>⏎
d11784<P>⏎
note341785 <A NAME="in138">[第八段 柏木、女三の宮を垣間見る]</A><BR>1200 
d11786<P>⏎
d11791<P>⏎
c11794【七八寸ばかりぞあまりたまへる】-身長よりも七、九寸長いさま。普通の髪の長さ。<BR>⏎
1207【七八寸ばかりぞりたまへる】-身長よりも七、九寸長いさま。普通の髪の長さ。<BR>⏎
d11796<P>⏎
d11801<P>⏎
note341802 <A NAME="in139">[第九段 夕霧、事態を憂慮す]</A><BR>1213 
d11803<P>⏎
d11806<P>⏎
d11810<P>⏎
d11813<P>⏎
note341814 <H4>第十四章 女三の宮の物語 蹴鞠の後宴</H4><BR>1221 
note341815 <A NAME="in141">[第一段 蹴鞠の後の酒宴]</A><BR>1222 
d11816<P>⏎
d11818<P>⏎
d11820<P>⏎
d11822<P>⏎
d11825<P>⏎
d11831<P>⏎
d11833<P>⏎
d11838<P>⏎
note341839 <A NAME="in142">[第二段 源氏の昔語り]</A><BR>1238 
d11840<P>⏎
d11843<P>⏎
d11845<P>⏎
d11848<P>⏎
d11850<P>⏎
d11852<P>⏎
d11855<P>⏎
d11857<P>⏎
note341858 <A NAME="in143">[第三段 柏木と夕霧、同車して帰る]</A><BR>1249 
d11859<P>⏎
d11861<P>⏎
d11864<P>⏎
d11868<P>⏎
d11870<P>⏎
cd2:11872-1873【けぢめばかりこそめ】-『完訳』は「そこに宮とちがうところがおありなのでしょう」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
1258【けぢめばかりこそあべか】-『完訳』は「そこに宮とちがうところがおありなのでしょう」と訳す。<BR>⏎
d11876<P>⏎
cd2:11877-1878【いかなれば花に木づたふ鴬のさくらをわきてぐらとはせぬ】-柏木の歌。花を六条院の女君に、鴬を源氏に、桜を女に喩え、源氏が女三の宮を大事にしないことを非難する。<BR>⏎
<P>⏎
1261【いかなれば花に木づたふ鴬の--桜をわきてぐらとはせぬ】-柏木の歌。花を六条院の女君に、鴬を源氏に、桜を女に喩え、源氏が女三の宮を大事にしないことを非難する。<BR>⏎
d11880<P>⏎
d11882<P>⏎
cd2:11883-1884【深山木にねぐら定むるはこ鳥もいかでか花の色に飽くべき】-夕霧の返歌。「花」「ねくら」の語句を受け、「鴬」は「はこ鳥」として返す。深山木を紫の上に、はこ鳥を源氏に、花を女三の宮に喩える。春の美しい花に飽きたりはしない、と反論。<BR>⏎
<P>⏎
1264【深山木にねぐら定むるはこ鳥も--いかでか花の色に飽くべき】-夕霧の返歌。「花」「ねくら」の語句を受け、「鴬」は「はこ鳥」として返す。深山木を紫の上に、はこ鳥を源氏に、花を女三の宮に喩える。春の美しい花に飽きたりはしない、と反論。<BR>⏎
d11886<P>⏎
d11888<P>⏎
note341889 <A NAME="in144">[第四段 柏木、小侍従に手紙を送る]</A><BR>1267 
d11890<P>⏎
d11893<P>⏎
d11895<P>⏎
cd3:11897-1899【ともかくもかき紛れたる際の人こそ】-『集成』は「何をしても人目につかない身分の者なら」。『完訳』は「もしも相手が何をしようにも人目に立たぬ身分であったら」と訳す。<BR>⏎
【人こそ】-係助詞「こそ」は「やうもあれ」に係る。逆接用法。<BR>⏎
<P>⏎
1272【ともかくもかき紛れたる際の人こそ】-『集成』は「何をしても人目につかない身分の者なら」。『完訳』は「もしも相手が何をしようにも人目に立たぬ身分であったら」と訳す。<BR>【人こそ】-係助詞「こそ」は「やうもあれ」に係る。逆接用法。<BR>⏎
d11901<P>⏎
d11903<P>⏎
d11907<P>⏎
cd2:11908-1909【よそに見て折らぬ嘆きはしげれどもなごり恋しき花の夕かげ】-柏木から女三の宮への贈歌。「嘆き」に「投げ木」を響かせ、「木」の縁語として「折る」「繁る」「花」の語句を引き出す。「花」は女三の宮の美しさをいう。<BR>⏎
<P>⏎
1278【よそに見て折らぬ嘆きはしげれども--なごり恋しき花の夕かげ】-柏木から女三の宮への贈歌。「嘆き」に「投げ木」を響かせ、「木」の縁語として「折る」「繁る」「花」の語句を引き出す。「花」は女三の宮の美しさをいう。<BR>⏎
d11911<P>⏎
note341912 <A NAME="in145">[第五段 女三の宮、柏木の手紙を見る]</A><BR>1280 
d11913<P>⏎
d11915<P>⏎
d11918<P>⏎
d11920<P>⏎
d11922<P>⏎
d11925<P>⏎
d11927<P>⏎
d11930<P>⏎
cd4:21931-1934【人の見たてまつりけむことをば思さでまづ憚りきこえたまふ心のうちぞ幼かりける】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。語り手の女三の宮批評の文章。<BR>⏎
【憚りきこえたまふ】-『集成』は「〔源氏を〕こわがり申される」。『完訳』は「殿に気がねをなさる」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
【常よりも御さしらへなければ】-主語は女三の宮。女三の宮から柏木の手紙に対するお言葉がないこと。<BR>⏎
1291-1292【人の見たてまつりけむことをば思さでまづ憚りきこえたまふ心のうちぞ幼かりける】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。語り手の女三の宮批評の文章。<BR>【憚りきこえたまふ】-『集成』は「〔源氏を〕こわがり申される」。『完訳』は「殿に気がねをなさる」と訳す。<BR>⏎
【常よりも御さしらへなければ】-主語は女三の宮。女三の宮から柏木の手紙に対するお言葉がないこと。<BR>⏎
d11936<P>⏎
d11939<P>⏎
c11940【いまさらに色にな出でそ山桜およばぬ枝に心かけきと】-小侍従の返歌。山桜に女三の宮を喩える。<BR>⏎
1296【いまさらに色にな出でそ山桜--およばぬ枝に心かけきと】-小侍従の返歌。山桜に女三の宮を喩える。<BR>⏎
d21942-1943
<P>⏎
d11951
i11308
diffsrc/original/note35.htmlsrc/modified/note35.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 5/12/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 5/12/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d1146<P>⏎
note35147 <H4>第一章 柏木の物語 女三の宮の結婚後</H4>139 
note35148 <A NAME="in11">[第一段 六条院の競射]</A><BR>140 
d1149<P>⏎
d1151<P>⏎
d1156<P>⏎
d1159<P>⏎
d1166<P>⏎
d1170<P>⏎
d1173<P>⏎
d1175<P>⏎
d1177<P>⏎
d1180<P>⏎
d1182<P>⏎
d1184<P>⏎
d1186<P>⏎
note35187 <A NAME="in12">[第二段 柏木、女三の宮の猫を預る]</A><BR>166 
d1188<P>⏎
d1194<P>⏎
d1198<P>⏎
d1201<P>⏎
d1203<P>⏎
cd2:1204-205【唐猫の】からねこの-以下「ものになむはべる」まで、柏木の詞。<BR>⏎
<P>⏎
178【唐猫の】からねこの-以下「ものになむはべる」まで、柏木の詞。<BR>⏎
c1207【桐壺の御方】-明石女御をさす。<BR>⏎
180【桐壺の御方】-明石女御をさす。<BR>⏎
d1213<P>⏎
d1215<P>⏎
d1217<P>⏎
d1219<P>⏎
c1220【これはさるわきまへ心も】-以下「魂はべらむかし」まで、柏木の詞。これは」は猫一般をさす。<BR>⏎
189【これはさるわきまへ心も】-以下「魂はべらむかし」まで、柏木の詞。これは」は猫一般をさす。<BR>⏎
d1222<P>⏎
d1225<P>⏎
d1228<P>⏎
cd2:1229-230【恋ひわぶる人のかたみと手ならせばなれよ何とて鳴く音なるらむ】-柏木の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
195【恋ひわぶる人のかたみと手ならせば--なれよ何とて鳴く音なるらむ】-柏木の独詠歌。<BR>⏎
d1232<P>⏎
d1234<P>⏎
note35235 <A NAME="in13">[第三段 柏木、真木柱姫君には無関心]</A><BR>198 
d1236<P>⏎
cd2:1239-240【疎々しく及びがたげなる御心ざまのあまりるに】-『集成』は「よそよそしくてとても近づきがたく取り澄ましていられるのが心外なので」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
201【疎々しく及びがたげなる御心ざまのあまりるに】-『集成』は「よそよそしくてとても近づきがたく取り澄ましていられるのが心外なので」と訳す。<BR>⏎
d1245<P>⏎
d1247<P>⏎
d1251<P>⏎
d1258<P>⏎
d1262<P>⏎
note35263 <A NAME="in14">[第四段 真木柱、兵部卿宮と結婚]</A><BR>219 
d1264<P>⏎
d1268<P>⏎
d1271<P>⏎
d1273<P>⏎
d1277<P>⏎
note35278 <A NAME="in15">[第五段 兵部卿宮と真木柱の不幸な結婚生活]</A><BR>229 
d1279<P>⏎
d1283<P>⏎
cd3:2285-287【口惜しく憂き世と思ひてたまふ】-『集成』は「ままならぬ、情けないこの世だと、すっかり悲観しておしまいになる」「自分も髭黒との結婚に破れ、娘もまた、という気持」。『完訳』は「残念な情けない縁組であったと、すっかり気落ちしていらっしゃる」「母君は女の幸不幸は母親次第と考えて娘を引き取っただけに落胆が大きい」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【さればよいたく色めきたる親王を】-鬚黒大将の心中。蛍宮の好色風流好みの性格に対する批判。<BR>⏎
234-235【口惜しく憂き世と思ひてたまふ】-『集成』は「ままならぬ、情けないこの世だと、すっかり悲観しておしまいになる」「自分も髭黒との結婚に破れ、娘もまた、という気持」。『完訳』は「残念な情けない縁組であったと、すっかり気落ちしていらっしゃる」「母君は女の幸不幸は母親次第と考えて娘を引き取っただけに落胆が大きい」と注す。<BR>⏎
【さればよいたく色めきたまへる親王を】-鬚黒大将の心中。蛍宮の好色風流好みの性格に対する批判。<BR>⏎
d1289<P>⏎
d1292<P>⏎
d1295<P>⏎
d1298<P>⏎
d1300<P>⏎
d1303<P>⏎
note35304 <H4>第二章 光る源氏の物語 住吉参詣</H4>246 
note35305 <A NAME="in21">[第一段 冷泉帝の退位]</A><BR>247 
d1306<P>⏎
d1308<P>⏎
d1312<P>⏎
d1316<P>⏎
d1318<P>⏎
d1320<P>⏎
i1257【冠を挂けむ】-逢萌字子康 北海都昌人也 (中略) 即解冠挂東都城門 帰 将家属浮海 客於遼東(後漢書-逢萌伝)(text35.html 出典4 から転載)<BR>⏎
d1324<P>⏎
d1327<P>⏎
c1329冷泉院の御嗣おはしまさぬを飽かず御心のに思す】-源氏は、冷泉院に御継嗣のいないことを心中に残念に思う。<BR>⏎
264【御嗣おはしまさぬを飽かず御心のうちに思す】-源氏は、冷泉院に御継嗣のいないことを心中に残念に思う。<BR>⏎
d1334<P>⏎
d1339<P>⏎
d1341<P>⏎
note35342 <A NAME="in22">[第二段 六条院の女方の動静]</A><BR>274 
d1343<P>⏎
c1344【姫宮の御は帝御心とどめて】-女三の宮をさす。<BR>⏎
275【姫宮の御こと御心とどめて】-女三の宮をさす。<BR>⏎
d1347<P>⏎
d1351<P>⏎
d1355<P>⏎
d1357<P>⏎
note35358 <A NAME="in23">[第三段 源氏、住吉に参詣]</A><BR>285 
d1359<P>⏎
d1361<P>⏎
d1363<P>⏎
d1367<P>⏎
d1372<P>⏎
note35373 <A NAME="in24">[第四段 住吉参詣の一行]</A><BR>295 
d1374<P>⏎
d1376<P>⏎
d1379<P>⏎
d1381<P>⏎
d1384<P>⏎
d1387<P>⏎
d1389<P>⏎
note35390 <A NAME="in25">[第五段 住吉社頭の東遊び]</A><BR>305 
d1391<P>⏎
c1392【十月中の十日なれば神の斎垣にはふ葛も色変はりて松の下紅葉など音にのみ秋を聞かぬ顔なり】-源氏一行、十月二十日に住吉参詣する。<BR>⏎
306【十月中の十日】-源氏一行、十月二十日に住吉参詣する。<BR>⏎
d1398<P>⏎
d1401<P>⏎
i1314【求子】-あはれ ちはやぶる 賀茂の社の 姫小松 あはれ 姫小松 よろづ世経とも 色はかは あはれ 色は変はらじ(求子)(text35.html 出典7 から転載)<BR>⏎
cd3:1403-405【蘇芳襲の葡萄染の袖を】-『完訳』は「蘇芳襲や葡萄染の袖を」と訳す。<BR>⏎
【蘇芳襲の】-『集成』は「蘇芳襲」と校訂。河内本と別本が「の」ナシ。<BR>⏎
<P>⏎
316【蘇芳襲の葡萄染の袖を】-『完訳』は「蘇芳襲や葡萄染の袖を」と訳す。<BR>【蘇芳襲の】-『集成』は「蘇芳襲」と校訂。河内本と別本が「の」ナシ。<BR>⏎
note35406 <A NAME="in26">[第六段 源氏、往時を回想]</A><BR>317 
d1407<P>⏎
d1412<P>⏎
cd2:1413-414【誰れかまた心を知りて住吉の神代を経たる松にこと問ふ】-源氏の贈歌。「神代を経る」は遠い昔の意。「松」は尼君をさす。<BR>⏎
<P>⏎
322【誰れかまた心を知りて住吉の--神代を経たる松にこと問ふ】-源氏の贈歌。「神代を経る」は遠い昔の意。「松」は尼君をさす。<BR>⏎
cd6:3418-423【言忌して】-『集成』は「言葉を選んで」。『完訳』は「言葉を慎んで」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
【住の江をいけるかひある渚とは年経る尼も今日や知るらむ】-尼君の返歌。「貝」と「効」、「尼」と「海人」の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
【昔こそまづ忘られね住吉の神のしるしを見るにつけても】-尼君の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
326-328【言忌して】-『集成』は「言葉を選んで」。『完訳』は「言葉を慎んで」と訳す。<BR>⏎
【住の江をいけるかひある渚とは--年経る尼も今日や知るらむ】-尼君の返歌。「貝」と「効」、「尼」と「海人」の掛詞。<BR>⏎
【昔こそまづ忘られね住吉の--神のしるしを見るにつけても】-尼君の独詠歌。<BR>⏎
note35424 <A NAME="in27">[第七段 終夜、神楽を奏す]</A><BR>329 
d1425<P>⏎
d1428<P>⏎
cd4:2429-432【御門より外の物見をさをさしたまはずましてかく都ののありきはまだらひたまはねば】-当時の高貴な女性がめったに外出しないこと、また都以外の地にも行かないことをいう。「御門」は「みかど」と読む。<BR>⏎
<P>⏎
【住の江の松に夜深く置く霜は神の掛けたる木綿鬘かも】-紫の上の和歌。住吉の神の神慮をうたう。「住の江」は歌語。「霜」を「木綿鬘」に見立てる。<BR>⏎
<P>⏎
332-333【御門より外の物見をさをさしたまはずましてかく都のほかのありきはまだらひたまはねば】-当時の高貴な女性がめったに外出しないこと、また都以外の地にも行かないことをいう。「御門」は「みかど」と読む。<BR>⏎
【住の江の松に夜深く置く霜は--神の掛けたる木綿鬘かも】-紫の上の和歌。住吉の神の神慮をうたう。「住の江」は歌語。「霜」を「木綿鬘」に見立てる。<BR>⏎
d1435<P>⏎
cd2:1436-437【神人の手に取りもたる榊葉に木綿かけ添ふる深き夜の霜】-明石女御の紫の上の和歌への唱和歌。「神」「木綿」「霜」を詠み込む。<BR>⏎
<P>⏎
336【神人の手に取りもたる榊葉に--木綿かけ添ふる深き夜の霜】-明石女御の紫の上の和歌への唱和歌。「神」「木綿」「霜」を詠み込む。<BR>⏎
d1439<P>⏎
cd2:1440-441【祝子が木綿うちまがひ置く霜はげにいちじるき神のしるしか】-中務君の紫の上の和歌への唱和歌。「木綿」「霜」「神」を詠み込む。<BR>⏎
<P>⏎
338【祝子が木綿うちまがひ置く霜は--げにいちじるき神のしるしか】-中務君の紫の上の和歌への唱和歌。「木綿」「霜」「神」を詠み込む。<BR>⏎
d1444<P>⏎
note35445 <A NAME="in28">[第八段 明石一族の幸い]</A><BR>341 
d1446<P>⏎
c1448【本末たどたどしきまで】-神楽を歌う本方と末方とが混乱するほどまでの意。<BR>⏎
343【本末たどたどしきまで】-神楽を歌う本方と末方とが混乱するほどまでの意。<BR>⏎
c1449【万歳万歳】-神楽「千歳法」の歌詞の一部。<BR>⏎
344【万歳万歳】-神楽「千歳法」の歌詞の一部。((本方)千歳 千歳 千歳や 千年の 千歳や<BR>(末方)万歳 万歳 万歳や 万代の 万歳や<BR>(本方)なほ千歳<BR>(末方)なほ万歳(神楽歌-千歳法):text35.html 出典7 から転載)<BR>
d1452<P>⏎
d1454<P>⏎
cd2:1457-458【をかしき懸盤取り続きてもの参りわたすぞ】-五位以下の者が食膳を準備している様子。<BR>⏎
<P>⏎
350【をかしき懸盤取り続きてもの参りわたすぞ】-五位以下の者が食膳を準備している様子。<BR>⏎
d1460<P>⏎
d1462<P>⏎
d1467<P>⏎
note35468 <H4>第三章 朱雀院の物語 朱雀院の五十賀の計画</H4>357 
note35469 <A NAME="in31">[第一段 女三の宮と紫の上]</A><BR>358 
d1470<P>⏎
c1473【この院をばおほかたの御後見に思ひきこえたまひてうちうちの御心寄せあるべく奏せさせたまふ】-朱雀院は源氏を「おほかたの御後見」と考え、帝に「うちうちの御心寄せあるべく」依頼している。<BR>⏎
361【この院をば、なほおほかたの御後見に思ひきこえたまひてうちうちの御心寄せあるべく奏せさせたまふ】-朱雀院は源氏を「おほかたの御後見」と考え、帝に「うちうちの御心寄せあるべく」依頼している。<BR>⏎
d1475<P>⏎
d1478<P>⏎
d1480<P>⏎
d1485<P>⏎
c1488【春宮の御さしぎの女一の宮を】-養女の明石女御が産んだ春宮のすぐ下の妹。孫娘として愛育する。<BR>⏎
372【春宮の御さしぎの女一の宮を】-養女の明石女御が産んだ春宮のすぐ下の妹。孫娘として愛育する。<BR>⏎
d1491<P>⏎
note35492 <A NAME="in32">[第二段 花散里と玉鬘]</A><BR>375 
d1493<P>⏎
c1495すくなき御嗣と思ししかど末に広ごりて】-源氏の子の少ないこと。しかし、その子の孫は数多くできたことをいう。<BR>⏎
377なき御嗣と思ししかど末に広ごりて】-源氏の子の少ないこと。しかし、その子の孫は数多くできたことをいう。<BR>⏎
d1498<P>⏎
c1501【昔のかけかけしき筋思ひはなれたまふにや】-語り手の挿入句。源氏の心中を忖度。<BR>⏎
382【昔のかけかけしき筋思ひれたまふにや】-語り手の挿入句。源氏の心中を忖度。<BR>⏎
d1503<P>⏎
c1504【姫宮のみぞ同じさまに若くおほどきおはします】-六条院の源氏、紫の上、花散里らの「御孫扱ひ」、そこに出入りする玉鬘のすっかり落ち着いた年齢。そうした中で、女三の宮のみが変わらず若く幼いままでいる。二十一、二歳になっている。柏木との密通事件の伏線。<BR>⏎
384【姫宮のみぞ同じさまに若くおほどきおはします】-六条院の源氏、紫の上、花散里らの「御孫扱ひ」、そこに出入りする玉鬘のすっかり落ち着いた年齢。そうした中で、女三の宮のみが変わらず若く幼いままでいる。二十一、二歳になっている。柏木との密通事件の伏線。<BR>⏎
d1506<P>⏎
note35507 <A NAME="in33">[第三段 朱雀院の五十の賀の計画]</A><BR>386 
d1508<P>⏎
d1511<P>⏎
d1513<P>⏎
d1515<P>⏎
c1517【人の御心しらひども入りつつ】-六条院のご夫人方の意見をさす。<BR>⏎
392【人の御心しらひども入りつつ】-六条院のご夫人方の意見をさす。<BR>⏎
d1519<P>⏎
d1521<P>⏎
d1523<P>⏎
note35524 <A NAME="in34">[第四段 女三の宮に琴を伝授]</A><BR>396 
d1525<P>⏎
d1528<P>⏎
d1531<P>⏎
d1533<P>⏎
d1536<P>⏎
d1539<P>⏎
d1543<P>⏎
d1545<P>⏎
note35546 <A NAME="in35">[第五段 明石女御、懐妊して里下り]</A><BR>410 
d1547<P>⏎
cd2:1548-549【女御の君にも対の上にも琴は習はしたてまつりたまはざりれば】-この物語では、琴(きん)の琴は皇族の楽器と規定している。和琴は藤原氏が名手となっている。また琵琶は皇族圏の人々、源典侍、明石君、宇治大君等が名手、となっている。<BR>⏎
<P>⏎
411【女御の君にも対の上にも琴は習はしたてまつりたまはざりれば】-この物語では、琴(きん)の琴は皇族の楽器と規定している。和琴は藤原氏が名手となっている。また琵琶は皇族圏の人々、源典侍、明石君、宇治大君等が名手、となっている。<BR>⏎
d1554<P>⏎
c2556-557【おもしろき夜のの光に折にひたる手ども弾きたまひつつ】-冬の夜の雪景色を背景にした管弦の遊び。<BR>⏎
【対などはいそがしく】-紫の上は六条院全体をとりしきる立場にある。衣配りなど正月の準備に余念がない。<BR>⏎
417-418【おもしろき夜のの光に折にひたる手ども弾きたまひつつ】-冬の夜の雪景色を背景にした管弦の遊び。<BR>⏎
【対などはいそがしく】-紫の上は六条院全体をとりしきる立場にある。衣配りなど正月の準備に余念がない。<BR>⏎
d1560<P>⏎
note35561 <A NAME="in36">[第六段 朱雀院の御賀を二月十日過ぎと決定]</A><BR>421 
d1562<P>⏎
d1566<P>⏎
cd2:1568-569【かの人びとの箏琵琶の音も合はせて女楽みさせむ】-箏は明石女御、琵琶を明石御方、紫の上には和琴、そして女三の宮が琴の琴で女楽を演奏する。<BR>⏎
<P>⏎
426【かの人びとの箏琵琶の音も合はせて女楽みさせむ】-箏は明石女御、琵琶を明石御方、紫の上には和琴、そして女三の宮が琴の琴で女楽を演奏する。<BR>⏎
d1571<P>⏎
cd3:2572-574【琴はたましてさらにまねぶ人なくなりにたりとか】-紫式部の時代には、琴の琴(七絃琴)の奏法は絶えてしまっていた。<BR>⏎
【この御琴のばかりだに伝へたる人をさをさあらじ】-この世にあなたしかいない、という。<BR>⏎
<P>⏎
428-429【琴はたましてさらにまねぶ人なくなりにたりとか】-紫式部の時代には、琴の琴(七絃琴)の奏法は絶えてしまっていた。<BR>⏎
【この御琴のばかりだに伝へたる人をさをさあらじ】-この世にあなたしかいない、という。<BR>⏎
d1576<P>⏎
d1578<P>⏎
d1581<P>⏎
d1583<P>⏎
note35584 <H4>第四章 光る源氏の物語 六条院の女楽</H4>435 
note35585 <A NAME="in41">[第一段 六条院の女楽]</A><BR>436 
d1586<P>⏎
cd2:1587-588【正月二十日ばかりなれば空もをかしきほどに風ぬるく吹て御前の梅も盛りになりゆく】-正月二十日ほどの季節描写。六条院春の御殿の庭先の様子。「をかしき空」「風温し」「梅(白梅)の盛り」花の木の蕾」「霞みわたる」、新年正月二十日ころとしては標準的季節描写。<BR>⏎
<P>⏎
437【正月二十日ばかりなれば空もをかしきほどに風ぬるく吹御前の梅も盛りになりゆく】-正月二十日ほどの季節描写。六条院春の御殿の庭先の様子。「をかしき空」「風温し」「梅(白梅)の盛り」花の木の蕾」「霞みわたる」、新年正月二十日ころとしては標準的季節描写。<BR>⏎
d1590<P>⏎
d1592<P>⏎
d1594<P>⏎
d1597<P>⏎
cd4:2598-601【童は青色に蘇芳汗衫唐綾の表の袴衵山吹なる唐の綺を同じさまにへたり】-『完訳』は「女童は、青色の表着に蘇芳襲の汗衫、唐の綾織の表袴、衵は山吹色の唐の綺を、同じようにおそろいで着ている」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
【青丹に柳の汗衫葡萄染の衵など】-『完訳』は「青丹の表着に、柳襲の汗衫、葡萄染の衵など」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
443-444【童は青色に蘇芳汗衫唐綾の表の袴山吹なる唐の綺を同じさまに調へたり】-『完訳』は「女童は、青色の表着に蘇芳襲の汗衫、唐の綾織の表袴、衵は山吹色の唐の綺を、同じようにおそろいで着ている」と訳す。<BR>⏎
【青丹に柳の汗衫葡萄染の衵など】-『完訳』は「青丹の表着に、柳襲の汗衫、葡萄染の衵など」と訳す。<BR>⏎
note35602 <A NAME="in42">[第二段 孫君たちと夕霧を召す]</A><BR>445 
d1603<P>⏎
d1605<P>⏎
d1607<P>⏎
d1609<P>⏎
d1614<P>⏎
note35615 <A NAME="in43">[第三段 夕霧、箏を調絃す]</A><BR>453 
d1616<P>⏎
d1618<P>⏎
d1621<P>⏎
d1623<P>⏎
d1626<P>⏎
d1628<P>⏎
d1630<P>⏎
d1632<P>⏎
d1634<P>⏎
d1637<P>⏎
note35638 <A NAME="in44">[第四段 女四人による合奏]</A><BR>466 
d1639<P>⏎
d1642<P>⏎
c1643【なつかしく愛敬づきたる御つめ音に掻き返したる音のめづらしく今めきて】-紫の上の和琴。「なつかし」「今めかし」は紫の上の人柄を特徴づける語句。<BR>⏎
469【なつかしく愛敬づきたる御音に掻き返したる音のめづらしく今めきて】-紫の上の和琴。「なつかし」「今めかし」は紫の上の人柄を特徴づける語句。<BR>⏎
d1645<P>⏎
d1647<P>⏎
d1653<P>⏎
note35654 <A NAME="in45">[第五段 女四人を花に喩える]</A><BR>477 
d1655<P>⏎
d1657<P>⏎
d1661<P>⏎
d1663<P>⏎
d1667<P>⏎
d1672<P>⏎
cd3:1676-678【花といはば桜に喩へてもなほものよりすぐれたるけはひことにものしたまふ】-紫の上を桜に喩える。「野分」巻⏎
では樺桜に喩えられた。『完訳』は「他に比べようのない桜に喩えてもなお不足。最高の賛辞」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
493【花といはば桜に喩へてもなほものよりすぐれたるけはひことにものしたまふ】-紫の上を桜に喩える。「野分」巻では樺桜に喩えられた。『完訳』は「他に比べようのない桜に喩えてもなお不足。最高の賛辞」と注す。<BR>⏎
d1681<P>⏎
d1683<P>⏎
cd2:1684-685【五月待つ花橘】-「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人しらず)による表現。<BR>⏎
<P>⏎
497【五月待つ花橘】-「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人しらず)による表現。<BR>⏎
note35686 <A NAME="in46">[第六段 夕霧の感想]</A><BR>498 
d1687<P>⏎
d1689<P>⏎
d1694<P>⏎
cd2:1696-697【いかでかただおほかたに心寄せあるさまをも見えたてまつらむ】-夕霧の心中。紫の上に対する気持ち。<BR>⏎
【おほかたに】-『集成』は「家族の一員として」。『完訳』は「ほんの一通りの意味で」と訳す。<BR>⏎
505【いかでかただおほかたに心寄せあるさまをも見えたてまつらむ】-夕霧の心中。紫の上に対する気持ち。<BR>【おほかたに】-『集成』は「家族の一員として」。『完訳』は「ほんの一通りの意味で」と訳す。<BR>⏎
d1699<P>⏎
note35700 <H4>第五章 光る源氏の物語 源氏の音楽論</H4>507 
note35701 <A NAME="in51">[第一段 音楽の春秋論]</A><BR>508 
d1702<P>⏎
d1705<P>⏎
d1707<P>⏎
d1710<P>⏎
d1713<P>⏎
d1716<P>⏎
d1719<P>⏎
d1721<P>⏎
d1725<P>⏎
d1727<P>⏎
d1730<P>⏎
d1732<P>⏎
d1735<P>⏎
cd3:1736-738【せめて我かしこにかこちなしたまへば】-『集成』は「強引に何もかも自分の手柄のように自慢なさるので」。『完訳』は「しいてご自分のお仕込みででもあるかのように仰せになるので」と訳す。<BR>⏎
【我かしこ】-『集成』は「われがしこ」と濁音に読む。<BR>⏎
<P>⏎
530【せめて我かしこにかこちなしたまへば】-『集成』は「強引に何もかも自分の手柄のように自慢なさるので」。『完訳』は「しいてご自分のお仕込みででもあるかのように仰せになるので」と訳す。<BR>【我かしこ】-『集成』は「われがしこ」と濁音に読む。<BR>⏎
note35739 <A NAME="in52">[第二段 琴の論]</A><BR>531 
d1740<P>⏎
d1745<P>⏎
d1747<P>⏎
d1749<P>⏎
d1753<P>⏎
d1758<P>⏎
cd2:1760-761【三宮】-明融臨模本には「三(三=二)宮」とある。すなわち「三」の右傍らに「二」という一筆が見える。大島本は「二(二=三イ、三イ#)宮」とある。すなわち、「二」の傍らに「三イ」と異本表記するが、後にそれを摺り消す。河内本は「三宮」、別本は「二宮」。『集成』は「三の宮」と整定し、「明融本、河内本に「三の宮」。後の匂宮である。これが原形であろう。青表紙本に「二の宮」とするものが多いが、拠りがたい」と注す。『完本』は諸本に従って「二の宮」と校訂する。『新大系』は底本の本行本文に従って「二宮」とする。『完訳』は「二の宮」と校訂し、「後の式部卿宮。「三の宮」(後の匂宮)とする伝本もある」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
546【三宮】-明融臨模本には「三(三=二)宮」とある。すなわち「三」の右傍らに「二」という一筆が見える。大島本は「二(二=三イ、三イ#)宮」とある。すなわち、「二」の傍らに「三イ」と異本表記するが、後にそれを摺り消す。河内本は「三宮」、別本は「二宮」。『集成』は「三の宮」と整定し、「明融本、河内本に「三の宮」。後の匂宮である。これが原形であろう。青表紙本に「二の宮」とするものが多いが、拠りがたい」と注す。『完本』は諸本に従って「二の宮」と校訂する。『新大系』は底本の本行本文に従って「二宮」とする。『完訳』は「二の宮」と校訂し、「後の式部卿宮。「三の宮」(後の匂宮)とする伝本もある」と注す。<BR>⏎
note35762 <A NAME="in53">[第三段 源氏、葛城を謡う]</A><BR>547 
d1763<P>⏎
d1765<P>⏎
d1770<P>⏎
d1774<P>⏎
note35775 <A NAME="in54">[第四段 女楽終了、禄を賜う]</A><BR>556 
d1776<P>⏎
d1778<P>⏎
d1781<P>⏎
d1786<P>⏎
cd3:1787-789【あやしや物の師をこそまづはものめかしたまはめ愁はしきことなり】-源氏の詞。冗談にいう。<BR>⏎
【ものめかしたまはめ】-『集成』は「お引き立てになって頂きたいものだ」。『完訳』は「大事に扱っていただきたいものです」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
564【あやしや物の師をこそまづはものめかしたまはめ愁はしきことなり】-源氏の詞。冗談にいう。<BR>【ものめかしたまはめ】-『集成』は「お引き立てになって頂きたいものだ」。『完訳』は「大事に扱っていただきたいものです」と訳す。<BR>⏎
d1794<P>⏎
note35795 <A NAME="in55">[第五段 夕霧、わが妻を比較して思う]</A><BR>569 
d1796<P>⏎
d1798<P>⏎
c1799【わ北の方は】-雲居雁。<BR>⏎
571【わ北の方は】-雲居雁。<BR>⏎
c1801【ゆるかにも弾き取りたまはで】-『集成』は「ゆっくり伝授をお受けになることもなくて」。『完訳』は「十分に稽古をお積みにならなかったものだから」と訳す。<BR>⏎
573【ゆるかにも弾き取りたまはで】-『集成』は「ゆっくり伝授をお受けになることもなくて」。『完訳』は「十分に稽古をお積みにならなかったものだから」と訳す。<BR>⏎
d1803<P>⏎
note35804 <H4>第六章 紫の上の物語 出家願望と発病</H4>575 
note35805 <A NAME="in61">[第一段 源氏、紫の上と語る]</A><BR>576 
d1806<P>⏎
cd2:1807-808【対へ渡りぬ】-源氏は東の対へ帰った。<BR>⏎
<P>⏎
577【対へ渡りたまひぬ】-源氏は東の対へ帰った。<BR>⏎
d1810<P>⏎
cd2:1812-813【いかでかは異事なく教へきこえたまはむには】-「いかでかは」反語表現。『集成』は「どうしてご上達なさらないことがありましょう、こんなにかかりきりでお教え申し上げなさったのですから」。『完訳』は「それもそのはずでございましょう、ほかに何もなさらずこうしてかかりきりで教えておあげになるのですから」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
580【いかでかは、かく異事なく教へきこえたまはむには】-「いかでかは」反語表現。『集成』は「どうしてご上達なさらないことがありましょう、こんなにかかりきりでお教え申し上げなさったのですから」。『完訳』は「それもそのはずでございましょう、ほかに何もなさらずこうしてかかりきりで教えておあげになるのですから」と訳す。<BR>⏎
d1816<P>⏎
d1819<P>⏎
note35820 <A NAME="in62">[第二段 紫の上、三十七歳の厄年]</A><BR>585 
d1821<P>⏎
d1826<P>⏎
d1829<P>⏎
c2831-832【大きなることも】-大がかりな仏事。厄除けの祈祷。<BR>⏎
【おのづからさせてむ】-「させ」使役の助動詞。「て」完了の助動詞、確述。「む」推量の助動詞、意志。『集成』は「当然私の方でさせよう」。『完訳』は「たまにはわたしにさせてください」と訳す。<BR>⏎
593-594【大きなることも】-大がかりな仏事。厄除けの祈祷。<BR>⏎
【おのづからさせてむ】-「させ」使役の助動詞。「て」完了の助動詞、確述。「む」推量の助動詞、意志。『集成』は「当然私の方でさせよう」。『完訳』は「たまにはわたしにさせてください」と訳す。<BR>⏎
d1834<P>⏎
note35835 <A NAME="in63">[第三段 源氏、半生を語る]</A><BR>596 
d1836<P>⏎
d1840<P>⏎
d1845<P>⏎
d1847<P>⏎
c1849【親の窓のながら過ぐしたまへるやうなる】-「窓の内」は「長恨歌」の「養在深窓人未識」にもとづく表現。接尾語「ながら」は、さながら、同然の意。<BR>⏎
606【親の窓のうちながら過ぐしたまへるやうなる】-「窓の内」は「長恨歌」の「養在深窓人未識」にもとづく表現。接尾語「ながら」は、さながら、同然の意。<BR>⏎
d1851<P>⏎
d1853<P>⏎
d1856<P>⏎
d1859<P>⏎
d1861<P>⏎
d1864<P>⏎
note35865 <A NAME="in64">[第四段 源氏、関わった女方を語る]</A><BR>616 
d1866<P>⏎
d1868<P>⏎
d1872<P>⏎
d1875<P>⏎
d1878<P>⏎
d1881<P>⏎
d1885<P>⏎
d1887<P>⏎
c1889【よく二筋に心づかひしたまひけれ】-『完訳』は「状況に応じて心の使い分けをする聰明さをいう」と注す。<BR>⏎
632【よく二筋に心づかひしたまひけれ】-『完訳』は「状況に応じて心の使い分けをする聰明さをいう」と注す。<BR>⏎
d1891<P>⏎
d1893<P>⏎
d1896<P>⏎
note35897 <A NAME="in65">[第五段 紫の上、発病す]</A><BR>637 
d1898<P>⏎
cd2:1901-902【寄る方ありてこそ】-明融臨模本、合点。付箋「よるかたもありといふなり(る)ありそ海にたつ白なみのおなし所に」(出典未詳)。前田家本『源氏釈』は「よるかたもありといふなるありそ海のたつ白浪もおなし心よ」(出典未詳)を指摘。定家自筆本『奥入』は「よる方もありといふなるありそうみの(に)たつしらなみのおなし所に」(出典未詳)と、第四五句に異同ある和歌を指摘。『異本紫明抄』『紫明抄』『河海抄』は『奥入』所引系の和歌、『休聞抄』『孟津抄』は『源氏釈』所引系の和歌を指摘する。現行の注釈書では『河海抄』指摘の「大幣と名にこそ立てれ流れてもつひに寄る瀬はありといふものを」(伊勢物語四十七段)を指摘する。<BR>⏎
【こそあめれ】-係結び、逆接用法。<BR>⏎
640【寄る方ありてこそあめれ】-【寄る方ありてこそ】-明融臨模本、合点。付箋「よるかたもありといふなり(る)ありそ海にたつ白なみのおなし所に」(出典未詳)。前田家本『源氏釈』は「よるかたもありといふなるありそ海のたつ白浪もおなし心よ」(出典未詳)を指摘。定家自筆本『奥入』は「よる方もありといふなるありそうみの(に)たつしらなみのおなし所に」(出典未詳)と、第四五句に異同ある和歌を指摘。『異本紫明抄』『紫明抄』『河海抄』は『奥入』所引系の和歌、『休聞抄』『孟津抄』は『源氏釈』所引系の和歌を指摘する。現行の注釈書では『河海抄』指摘の「大幣と名にこそ立てれ流れてもつひに寄る瀬はありといふものを」(伊勢物語四十七段)を指摘する。<BR>【こそあめれ】-係結び、逆接用法。<BR>⏎
d1906<P>⏎
d1908<P>⏎
d1910<P>⏎
i1646【御身もぬるみて】-人知れぬ我が思ひに逢はぬ間は身にさへぬるみて思ほゆるかな(小町集-四九)(text35.html 出典18から転載)<BR>⏎
note35911 <A NAME="in66">[第六段 朱雀院の五十賀、延期される]</A><BR>647 
d1912<P>⏎
d1914<P>⏎
d1916<P>⏎
d1918<P>⏎
d1921<P>⏎
d1923<P>⏎
d1926<P>⏎
note35927 <A NAME="in67">[第七段 紫の上、二条院に転地療養]</A><BR>656 
d1928<P>⏎
d1931<P>⏎
d1933<P>⏎
d1935<P>⏎
d1937<P>⏎
d1941<P>⏎
d1943<P>⏎
d1948<P>⏎
note35949 <A NAME="in68">[第八段 明石女御、看護のため里下り]</A><BR>670 
d1950<P>⏎
d1952<P>⏎
d1954<P>⏎
d1956<P>⏎
cd2:1957-958【ゆゆしくかくな思しそ】-以下「多かりける」まで、源氏の詞。<BR>⏎
【かくな思しそ】-副詞「な」--終助詞「そ」禁止の構文。<BR>⏎
674【ゆゆしくかくな思しそ】-以下「多かりける」まで、源氏の詞。<BR>【かくな思しそ】-副詞「な」--終助詞「そ」禁止の構文。<BR>⏎
d1960<P>⏎
d1963<P>⏎
d1966<P>⏎
note35967 <H4>第七章 柏木の物語 女三の宮密通の物語</H4>680 
note35968 <A NAME="in71">[第一段 柏木、女二の宮と結婚]</A><BR>681 
d1969<P>⏎
d1974<P>⏎
d1976<P>⏎
d1979<P>⏎
note35980 <A NAME="in72">[第二段 柏木、小侍従を語らう]</A><BR>689 
d1981<P>⏎
d1983<P>⏎
d1987<P>⏎
d1993<P>⏎
d1996<P>⏎
d1999<P>⏎
d11001<P>⏎
d11007<P>⏎
c11009【かの院の言出でてねむごろに聞こえたまふに】-明融臨模本と大島本は「きこえ給に」とある。『集成』『新大系』は底本(明融臨模本・大島本)のままとする。『完本』は諸本に従って「たまはんに」と校訂する。源氏が言葉に出して熱心に求婚したと、小侍従はいう。<BR>⏎
710【かの院の言出でてねむごろに聞こえたまふに】-明融臨模本と大島本は「きこえ給に」とある。『集成』『新大系』は底本(明融臨模本・大島本)のままとする。『完本』は諸本に従って「たまはんに」と校訂する。源氏が言葉に出して熱心に求婚したと、小侍従はいう。<BR>⏎
d11012<P>⏎
d11015<P>⏎
d11017<P>⏎
note351018 <A NAME="in73">[第三段 小侍従、手引きを承諾]</A><BR>716 
d11019<P>⏎
d11023<P>⏎
cd2:11025-1026【世の中はいとつねなき】-明融臨模本、朱合点、付箋「恋しなはたか名はたゝし世中のつねなき物といひはなすとも」(古今集恋二、六〇三、深養父)。『源氏釈」が初指摘(第二句「誰が名か惜しき」)。『岷江入楚」は「私此引うたに及ばず」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
721【世の中はいとなき】-明融臨模本、朱合点、付箋「恋しなはたか名はたゝし世中のつねなき物といひはなすとも」(古今集恋二、六〇三、深養父)。『源氏釈」が初指摘(第二句「誰が名か惜しき」)。『岷江入楚」は「私此引うたに及ばず」と注す。<BR>⏎
d11029<P>⏎
d11034<P>⏎
d11037<P>⏎
d11039<P>⏎
note351040 <A NAME="in74">[第四段 小侍従、柏木を導き入れる]</A><BR>731 
d11041<P>⏎
d11044<P>⏎
d11046<P>⏎
d11048<P>⏎
cd4:31051-1054【ことに上臈にはあらぬ若き人笑へなど】-祭の奉仕には関係ない中臈の女房や若い女房そして童女ら、祭見物する側の人たち。<BR>⏎
<P>⏎
【按察使の君も時々通ふ源中将責めて呼び出させければ】-女三の宮の側近の女房に通ってくる源中将。源中将は系図不詳の人だが、若い中将といえば、出世コースにある人。<BR>⏎
【下りたるに】-局に下がっている間に。<BR>⏎
738-740【ことに上臈にはあらぬ若き人、童女など】-祭の奉仕には関係ない中臈の女房や若い女房そして童女ら、祭見物する側の人たち。<BR>⏎
【按察使の君も時々通ふ源中将責めて呼び出させければ】-女三の宮の側近の女房に通ってくる源中将。源中将は系図不詳の人だが、若い中将といえば、出世コースにある人。<BR>⏎
【下りたるに】-局に下がっている間に。<BR>⏎
d11056<P>⏎
note351057 <A NAME="in75">[第五段 柏木、女三の宮をかき抱く]</A><BR>742 
d11058<P>⏎
cd2:11061-1062【せめて見上げたまへば】-『集成』は「見上げ」。『完訳』は「見開け」と宛てる。<BR>⏎
<P>⏎
745【せめて見上げたまへば】-『集成』は「見上げ」。『完訳』は「見開け」と宛てる。<BR>⏎
d11064<P>⏎
cd2:11066-1067【思たまへられずなむ】-「たまへ」謙譲の補助動詞、未然形。「られ」自発の助動詞、未然形。「ず」打消の助動詞、終止形。「なむ」係助詞、下に「ある」などの語句が省略されて、強調と余意のニュアンス。--と存ぜずにはいられない、の意。<BR>⏎
<P>⏎
748【思たまへられずなむ】-「たまへ」謙譲の補助動詞、未然形。「られ」自発の助動詞、未然形。「ず」打消の助動詞、終止形。「なむ」係助詞、下に「ある」などの語句が省略されて、強調と余意のニュアンス。--と存ぜずにはいられない、の意。<BR>⏎
d11074<P>⏎
d11077<P>⏎
note351078 <A NAME="in76">[第六段 柏木、猫の夢を見る]</A><BR>757 
d11079<P>⏎
d11081<P>⏎
d11083<P>⏎
d11088<P>⏎
d11090<P>⏎
d11092<P>⏎
d11094<P>⏎
d11098<P>⏎
note351099 <A NAME="in77">[第七段 きぬぎぬの別れ]</A><BR>770 
d11100<P>⏎
d11102<P>⏎
d11105<P>⏎
d11107<P>⏎
d11111<P>⏎
c21114-1115【隅の間の屏風を広げて】-寝殿の西側の西南の隅の柱と柱の間に屏風を広げる。人目を避けるため。<BR>⏎
【戸を押しけたれば】-寝殿の西南の隅の妻戸。外の光で宮の顔をみるため。<BR>⏎
780-781【隅の間の屏風をひき広げて】-寝殿の西側の西南の隅の柱と柱の間に屏風を広げる。人目を避けるため。<BR>⏎
【戸を押しけたれば】-寝殿の西南の隅の妻戸。外の光で宮の顔をみるため。<BR>⏎
d11117<P>⏎
d11120<P>⏎
d11123<P>⏎
d11125<P>⏎
cd4:31126-1129【起きてゆく空も知られぬ明けぐれにいづくの露のかかる袖なり】-柏木の贈歌。「起き」と「置き」の掛詞。「置く」と「露」は縁語。「露」は涙を象徴。「空も知られぬ」と「いづくの露」が響き合う。<BR>⏎
<P>⏎
【明けぐれの空に憂き身は消えななむ夢なりけりと見てもやむべく】-女三の宮の返歌。「あけぐれ」「空」の語句を受け、また「露」「置く」の語句を「夢」「消え」と返す。『完訳』は「「夢」は柏木のいう夢ともひびくが、源氏・藤壺の密会の贈答歌(若紫)にも発想が類似」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
788-790【起きてゆく空も知られぬ明けぐれに--いづくの露のかかる袖なり】-柏木の贈歌。「起き」と「置き」の掛詞。「置く」と「露」は縁語。「露」は涙を象徴。「空も知られぬ」と「いづくの露」が響き合う。<BR>⏎
【明けぐれの空に憂き身は消えななむ--夢なりけりと見てもやむべく】-女三の宮の返歌。「あけぐれ」「空」の語句を受け、また「露」「置く」の語句を「夢」「消え」と返す。『完訳』は「「夢」は柏木のいう夢ともひびくが、源氏・藤壺の密会の贈答歌(若紫)にも発想が類似」と注す。<BR>⏎
【出でぬる魂】-飽かざりし袖の中にや入りにけむ我が魂のなき心地する(古今集雑下-九九二 陸奥)(text35.html 出典23から転載)<BR>⏎
note351130 <A NAME="in78">[第八段 柏木と女三の宮の罪の恐れ]</A><BR>791 
d11131<P>⏎
d11133<P>⏎
i1793【夢のさだかに合はむ】-むばたまの闇の現はさだかなる夢にいくらもまさらざりけり(古今集恋三-六四七 読人知らず)(text35.html 出典24から転載)<BR>⏎
d11136<P>⏎
d11138<P>⏎
d11143<P>⏎
d11146<P>⏎
d11150<P>⏎
d11152<P>⏎
d11154<P>⏎
d11156<P>⏎
note351157 <A NAME="in79">[第九段 柏木と女二の宮の夫婦仲]</A><BR>809 
d11158<P>⏎
d11160<P>⏎
d11162<P>⏎
cd2:11163-1164【悔しくぞ摘み犯しける葵草神の許せるかざしならぬに】-柏木の独詠歌。柏木、女三の宮との密通を罪と自覚する。「摘み犯す」と「罪犯す」。「葵」と「逢ふ日」の掛詞。『集成』は「あのお方に無理無体にお逢いするという大それたあやまちを犯して、くやまれることだ、神様が大目に見て下さる--世間に許される--挿頭(葵草)ではないのに」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
812【悔しくぞ摘み犯しける葵草--神の許せるかざしならぬに】-柏木の独詠歌。柏木、女三の宮との密通を罪と自覚する。「摘み犯す」と「罪犯す」。「葵」と「逢ふ日」の掛詞。『集成』は「あのお方に無理無体にお逢いするという大それたあやまちを犯して、くやまれることだ、神様が大目に見て下さる--世間に許される--挿頭(葵草)ではないのに」と訳す。<BR>⏎
d11167<P>⏎
d11170<P>⏎
cd2:11171-1172【もろかづら落葉を何に拾けむ名は睦ましきかざしなれども】-柏木の独詠歌。「もろかづら」は葵と桂の挿頭、「かざし」は姉妹、女三の宮と二の宮の姉妹をいう。<BR>⏎
<P>⏎
817【もろかづら落葉を何に拾けむ--名は睦ましきかざしなれども】-柏木の独詠歌。「もろかづら」は葵と桂の挿頭、「かざし」は姉妹、女三の宮と二の宮の姉妹をいう。<BR>⏎
d11174<P>⏎
note351175 <H4>第八章 紫の上の物語 死と蘇生</H4>819 
note351176 <A NAME="in81">[第一段 紫の上、絶命す]</A><BR>820 
d11177<P>⏎
d11179<P>⏎
cd2:11180-1181【日ごろはいささか隙見え】-以下「かくおはします」まで、女房の詞。<BR>⏎
<P>⏎
822【日ごろはいささか隙見え】-以下「かくおはします」まで、女房の詞。<BR>⏎
d11184<P>⏎
d11186<P>⏎
d11189<P>⏎
d11191<P>⏎
d11196<P>⏎
note351197 <A NAME="in82">[第二段 六条御息所の死霊出現]</A><BR>833 
d11198<P>⏎
d11204<P>⏎
d11206<P>⏎
d11209<P>⏎
cd2:11210-1211【わが身こそあらぬさまなれそれながらそらおぼれする君は君なり】-六条御息所の死霊の歌。<BR>⏎
<P>⏎
842【わが身こそあらぬさまなれそれながら--そらおぼれする君は君なり】-六条御息所の死霊の歌。<BR>⏎
d11213<P>⏎
cd2:11214-1215【疎ましく心憂けれ】-『集成』は「いやらしく情けないので」。『完訳』は「無気味にも厭わしいので」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
844【疎ましく心憂けれ】-『集成』は「いやらしく情けないので」。『完訳』は「無気味にも厭わしいので」と訳す。<BR>⏎
d11218<P>⏎
d11223<P>⏎
d11226<P>⏎
d11228<P>⏎
d11230<P>⏎
note351231 <A NAME="in83">[第三段 紫の上、死去の噂流れる]</A><BR>855 
d11232<P>⏎
d11234<P>⏎
d11237<P>⏎
cd2:11240-1241【今こそ二品の宮はもとの御おぼえ現はれたまはめ】-紫の上が亡くなって、これで正妻としての本来のご身分に相応しい寵愛を得るであろう、という意。<BR>⏎
<P>⏎
861【今こそ二品の宮はもとの御おぼえ現はれたまはめ】-紫の上が亡くなって、これで正妻としての本来のご身分に相応しい寵愛を得るであろう、という意。<BR>⏎
d11244<P>⏎
d11246<P>⏎
d11248<P>⏎
d11250<P>⏎
d11252<P>⏎
d11256<P>⏎
d11258<P>⏎
d11260<P>⏎
note351261 <A NAME="in84">[第四段 紫の上、蘇生後に五戒を受く]</A><BR>873 
d11262<P>⏎
d11267<P>⏎
d11272<P>⏎
d11274<P>⏎
note351275 <A NAME="in85">[第五段 紫の上、小康を得る]</A><BR>883 
d11276<P>⏎
d11278<P>⏎
d11281<P>⏎
d11284<P>⏎
c11285【世の中にくなりなむも】-以下「思ひ隈なかるべければ」まで、紫の上の思念。引用句はなく、地の文に続く。<BR>⏎
889【世の中にくなりなむも】-以下「思ひ隈なかるべければ」まで、紫の上の思念。引用句はなく、地の文に続く。<BR>⏎
cd2:11287-1288【六月になりてぞ時々御頭もたげたまひける-六月は最も暑くつらい時期。その時に枕から頭を上げたとは、逆接的にけなげな姿を彷彿させるものである。<BR>⏎
<P>⏎
891【六月になりてぞ時々御頭もたげたまひける-六月は最も暑くつらい時期。その時に枕から頭を上げたとは、逆接的にけなげな姿を彷彿させるものである。<BR>⏎
note351289 <H4>第九章 女三の宮の物語 懐妊と密通の露見</H4>892 
note351290 <A NAME="in91">[第一段 女三の宮懐妊す]</A><BR>893 
d11291<P>⏎
d11293<P>⏎
d11300<P>⏎
d11303<P>⏎
cd2:11306-1307【色は真青に白くうつくしげに透きたるやうに見ゆる御肌つきなどこよなくらうたげなり】-紫の上の病気のための青白さはかえって可憐でかわいらしい美と映る。『集成』は「この上なく痛々しい美しさに見える」。『完訳』は「世にまたとないくらい可憐なご様子である」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
905【色は真青に白くうつくしげに透きたるやうに見ゆる御肌つきなど、世になくらうたげなり】-紫の上の病気のための青白さはかえって可憐でかわいらしい美と映る。『集成』は「この上なく痛々しい美しさに見える」。『完訳』は「世にまたとないくらい可憐なご様子である」と訳す。<BR>⏎
note351308 <A NAME="in92">[第二段 源氏、紫の上と和歌を唱和す]</A><BR>906 
d11309<P>⏎
d11311<P>⏎
d11313<P>⏎
cd4:21314-1317【消え止まるほどやは経べきたまさかに蓮の露のかかるばかりを】-紫の上の詠歌。「消え」と「露」と「かかる」は縁語。「玉」と「露」も縁語。「たまさかに」に「玉」の音を響かす。「かかる」は「かくある」の縮と掛詞。わが命のはかなさを露の消え残る間に喩えて詠む。<BR>⏎
<P>⏎
【契り置かむこの世ならでも蓮葉に玉ゐる露の心隔つな】-源氏の返歌。紫の上の「蓮」「玉」「露」の語句を用いる。「消え止まる」の語句を「契り置かむ」と切り返す。この世のみならず来世までの永遠の愛を誓う。<BR>⏎
<P>⏎
909-910【消え止まるほどやは経べきたまさかに--蓮の露のかかるばかりを】-紫の上の詠歌。「消え」と「露」と「かかる」は縁語。「玉」と「露」も縁語。「たまさかに」に「玉」の音を響かす。「かかる」は「かくある」の縮と掛詞。わが命のはかなさを露の消え残る間に喩えて詠む。<BR>⏎
【契り置かむこの世ならでも蓮葉に--玉ゐる露の心隔つな】-源氏の返歌。紫の上の「蓮」「玉」「露」の語句を用いる。「消え止まる」の語句を「契り置かむ」と切り返す。この世のみならず来世までの永遠の愛を誓う。<BR>⏎
d11320<P>⏎
note351321 <A NAME="in93">[第三段 源氏、女三の宮を見舞う]</A><BR>913 
d11322<P>⏎
c11323【物な聞こえたまふ】-主語は源氏。<BR>⏎
914【物な聞こえたまふ】-主語は源氏。<BR>⏎
d11325<P>⏎
d11327<P>⏎
d11329<P>⏎
cd2:11332-1333【不定なる御事にもやと思せば】-「もや」連語、係助詞「も」+係助詞「や」疑問の意。危ぶむ気持ちを表す。下に「ある」連体形を省略した形。女三の宮の懐妊に期待や関心もない。<BR>⏎
<P>⏎
920【不定なる御事にもや--と思せば】-「もや」連語、係助詞「も」+係助詞「や」疑問の意。危ぶむ気持ちを表す。下に「ある」連体形を省略した形。女三の宮の懐妊に期待や関心もない。<BR>⏎
d11335<P>⏎
d11338<P>⏎
d11340<P>⏎
d11342<P>⏎
d11344<P>⏎
d11346<P>⏎
d11348<P>⏎
note351349 <A NAME="in94">[第四段 源氏、女三の宮と和歌を唱和す]</A><BR>929 
d11350<P>⏎
d11353<P>⏎
d11356<P>⏎
d11358<P>⏎
d11360<P>⏎
d11362<P>⏎
d11365<P>⏎
cd2:11366-1367【夕露に袖濡らせとやひぐらしの鳴くを聞く聞く起きて行らむ】-女三の宮から源氏への贈歌。「露」は涙の象徴。「起きて」は「露」との縁語「置きて」を響かす。『集成』は「夕方は尋ねて来て下さるはずの時ですのに、の余意があろう」。『完訳』は「蜩が鳴き露が置く夕べは男が女を尋ね来る時。それなのに立ち去るのだとして、源氏を恨む歌」と注す。係助詞「や」--「行くらむ」連体形は、反語の意を含んだ疑問、恨み言の余意余情がある。<BR>⏎
<P>⏎
939【夕露に袖濡らせとやひぐらしの--鳴くを聞く聞く起きて行らむ】-女三の宮から源氏への贈歌。「露」は涙の象徴。「起きて」は「露」との縁語「置きて」を響かす。『集成』は「夕方は尋ねて来て下さるはずの時ですのに、の余意があろう」。『完訳』は「蜩が鳴き露が置く夕べは男が女を尋ね来る時。それなのに立ち去るのだとして、源氏を恨む歌」と注す。係助詞「や」--「行くらむ」連体形は、反語の意を含んだ疑問、恨み言の余意余情がある。<BR>⏎
d11369<P>⏎
cd2:11370-1371【待つ里もいかが聞らむ方がたに心騒がすひぐらしの声】-源氏から女三の宮への返歌。「ひぐらし」の語句を受けて返す。「来めやとは思ふものからひぐらしの鳴く夕暮は立ち待たれつつ」(古今集恋五、七七二、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
941【待つ里もいかが聞らむ方がたに--心騒がすひぐらしの声】-源氏から女三の宮への返歌。「ひぐらし」の語句を受けて返す。「来めやとは思ふものからひぐらしの鳴く夕暮は立ち待たれつつ」(古今集恋五、七七二、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
note351372 <A NAME="in95">[第五段 源氏、柏木の手紙を発見]</A><BR>942 
d11373<P>⏎
d11375<P>⏎
d11379<P>⏎
d11381<P>⏎
d11384<P>⏎
d11386<P>⏎
d11388<P>⏎
note351389 <A NAME="in96">[第六段 小侍従、女三の宮を責める]</A><BR>952 
d11390<P>⏎
d11392<P>⏎
d11394<P>⏎
d11396<P>⏎
d11398<P>⏎
d11401<P>⏎
d11403<P>⏎
d11408<P>⏎
d11410<P>⏎
d11413<P>⏎
note351414 <A NAME="in97">[第七段 源氏、手紙を読み返す]</A><BR>967 
d11415<P>⏎
d11418<P>⏎
d11423<P>⏎
d11425<P>⏎
note351426 <A NAME="in98">[第八段 源氏、妻の密通を思う]</A><BR>975 
d11427<P>⏎
d11430<P>⏎
d11433<P>⏎
cd5:21435-1439【宮仕へといひて我も人も同じ君に馴れ仕うまつるほどにおのづからさるべき方につけても心を交はしそめ】-女性が入内することも男性が官僚として仕えることも共に「宮仕え」といった。帝との結婚も「宮仕え」なのであった。「同じ君に馴れ仕うまつるほどに」という状況は、桐壺帝の下での源氏と藤壺女御との関係によく似ている。<BR>⏎
【さるべき方につけても】-異性間の愛情問題をさす。<BR>⏎
<P>⏎
【おぼろけの定かなる過ち見えぬほどはさても交じらふやうもあむに】-『集成』は「重大な、はっきりした不始末が人目につかない間は、そのまま宮仕えを続けるというこもあろうから」。『完訳』は「格別の不始末であることがはっきり人目につかない間は、そのまま宮仕えを続けていくことにもなろうから」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
981-982【宮仕へといひて我も人も同じ君に馴れ仕うまつるほどにおのづからさるべき方につけても心を交はしそめ】-女性が入内することも男性が官僚として仕えることも共に「宮仕え」といった。帝との結婚も「宮仕え」なのであった。「同じ君に馴れ仕うまつるほどに」という状況は、桐壺帝の下での源氏と藤壺女御との関係によく似ている。<BR>【さるべき方につけても】-異性間の愛情問題をさす。<BR>⏎
【おぼろけの定かなる過ち見えぬほどはさても交じらふやうもあむに】-『集成』は「重大な、はっきりした不始末が人目につかない間は、そのまま宮仕えを続けるというこもあろうから」。『完訳』は「格別の不始末であることがはっきり人目につかない間は、そのまま宮仕えを続けていくことにもなろうから」と訳す。<BR>⏎
cd2:11442-1443【思ひはぐくむ人をおきて】-自分光源氏をさす。<BR>⏎
<P>⏎
985【思ひはぐくむ人をおきて】-自分光源氏をさす。<BR>⏎
d11448<P>⏎
d11450<P>⏎
d11452<P>⏎
note351453 <H4>第十章 光る源氏の物語 密通露見後</H4>992 
note351454 <A NAME="in101">[第一段 紫の上、女三の宮を気づかう]</A><BR>993 
d11455<P>⏎
d11457<P>⏎
c11458【心地はいとよろしく】-以下「いとほしけれ」まで、紫の上の詞。<BR>⏎
995【心地はよろしく】-以下「いとほしけれ」まで、紫の上の詞。<BR>⏎
d11460<P>⏎
cd2:11462-1463【こなたかなたいとほしきぞや】-朱雀院と今上帝をさす。<BR>⏎
<P>⏎
998【こなたかなた思さむことの、いとほしきぞや】-朱雀院と今上帝をさす。<BR>⏎
d11466<P>⏎
d11470<P>⏎
d11472<P>⏎
d11474<P>⏎
d11476<P>⏎
note351477 <A NAME="in102">[第二段 柏木と女三の宮、密通露見におののく]</A><BR>1007 
d11478<P>⏎
d11482<P>⏎
d11484<P>⏎
d11486<P>⏎
d11491<P>⏎
c11494【いかでかは目をも見はせたてまつらむ】-反語表現。<BR>⏎
1019【いかでかは目をも見はせたてまつらむ】-反語表現。<BR>⏎
d11496<P>⏎
cd4:21498-1501【さばよとかつはわが心もいとつらくおぼゆ】-『集成』は「やはり思わぬことではなかったと」「この前後、地の文に柏木への敬語を欠き、その真理に密着した筆致」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【いでやしづかに】-以下「見えきかし」まで、柏木の心中。女三の宮の人柄や嗜みを冷静に回顧する。<BR>⏎
<P>⏎
1022-1023【さばよとかつはわが心もいとつらくおぼゆ】-『集成』は「やはり思わぬことではなかったと」「この前後、地の文に柏木への敬語を欠き、その真理に密着した筆致」と注す。<BR>⏎
【いでやしづかに】-以下「見えきかし」まで、柏木の心中。女三の宮の人柄や嗜みを冷静に回顧する。<BR>⏎
d11503<P>⏎
note351504 <A NAME="in103">[第三段 源氏、女三の宮の幼さを非難]</A><BR>1025 
d11505<P>⏎
d11507<P>⏎
d11511<P>⏎
c21512-1513【ありしに変らずなかなか労しくやむごとなくもてなしきこゆるさまを】-源氏の女三の宮に対する態度やもてなしは以前以上の丁重さが加わる。<BR>⏎
【気近くうち語らひきこえたまふさまはいとこよなく御心隔りて】-その反面、二人だけとなると気持ちの隔たりが消しがたい。気持ちと行動が別々な源氏の矛盾した行動。「あやにく」な性格の具体的現れ。<BR>⏎
1030-1031【ありしに変らずなかなか労しくやむごとなくもてなしきこゆるさまを】-源氏の女三の宮に対する態度やもてなしは以前以上の丁重さが加わる。<BR>⏎
【気近くうち語らひきこえたまふさまはいとこよなく御心隔りて】-その反面、二人だけとなると気持ちの隔たりが消しがたい。気持ちと行動が別々な源氏の矛盾した行動。「あやにく」な性格の具体的現れ。<BR>⏎
d11515<P>⏎
d11517<P>⏎
d11519<P>⏎
d11522<P>⏎
note351523 <A NAME="in104">[第四段 源氏、玉鬘の賢さを思う]</A><BR>1037 
d11524<P>⏎
d11530<P>⏎
d11533<P>⏎
note351534 <A NAME="in105">[第五段 朧月夜、出家す]</A><BR>1045 
d11535<P>⏎
d11537<P>⏎
cd4:21538-1541【海人の世をよそに聞かめや須磨の浦に藻塩垂れしも誰れならなくに】-源氏から朧月夜尚侍への贈歌。出家を聞いて贈る。「尼」に「海人」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
【さまざまなる世】-以下「あはれになむ」まで、和歌に続けた源氏の文。<BR>⏎
<P>⏎
1047-1048【海人の世をよそに聞かめや須磨の浦に--藻塩垂れしも誰れならなくに】-源氏から朧月夜尚侍への贈歌。出家を聞いて贈る。「尼」に「海人」を掛ける。<BR>⏎
【さまざまなる世】-以下「あはれになむ」まで、和歌に続けた源氏の文。<BR>⏎
d11544<P>⏎
d11546<P>⏎
cd2:11547-1548【海人舟にいかがは思ひおくれけむ明石の浦にいさりせし君】-朧月夜尚侍の源氏への返歌。「海人の世」「須磨の浦」の語句を受けて「海人舟」「明石の浦」と返す。「あま」に「尼」と「海人」を掛ける。「いさり」は漁りの意だが、裏に明石君との結婚をこめるか。『完訳』は「流離の真意は明石の君との邂逅にあったと切り返す」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1052【海人舟にいかがは思ひおくれけむ--明石の浦にいさりせし君】-朧月夜尚侍の源氏への返歌。「海人の世」「須磨の浦」の語句を受けて「海人舟」「明石の浦」と返す。「あま」に「尼」と「海人」を掛ける。「いさり」は漁りの意だが、裏に明石君との結婚をこめるか。『完訳』は「流離の真意は明石の君との邂逅にあったと切り返す」と注す。<BR>⏎
d11550<P>⏎
note351551 <A NAME="in106">[第六段 源氏、朧月夜と朝顔を語る]</A><BR>1054 
d11552<P>⏎
d11557<P>⏎
d11559<P>⏎
d11564<P>⏎
d11567<P>⏎
d11571<P>⏎
d11573<P>⏎
note351574 <H4>第十一章 朱雀院の物語 五十賀の延引</H4>1070 
note351575 <A NAME="in111">[第一段 女二の宮、院の五十の賀を祝う]</A><BR>1071 
d11576<P>⏎
cd2:11580-1581【姫いたく悩みたまへば】-女三の宮、妊娠七月になる。<BR>⏎
<P>⏎
1075【姫いたく悩みたまへば】-女三の宮、妊娠七月になる。<BR>⏎
d11584<P>⏎
c11585【思し嘆くにやあらむ】-係助詞「や」疑問、推量の助動詞「む」。語り手の推測の気持ちをを介在させた挿入句。<BR>⏎
1078【思し嘆くにやあらむ】-係助詞「や」疑問、推量の助動詞「む」。語り手の推測の気持ちをを介在させた挿入句。<BR>⏎
d11589<P>⏎
note351590 <A NAME="in112">[第二段 朱雀院、女三の宮へ手紙]</A><BR>1082 
d11591<P>⏎
d11596<P>⏎
d11602<P>⏎
d11604<P>⏎
d11609<P>⏎
c11610【かかるうちうちのあさましきことをば】-以下「思すらむことを」まで、源氏の心中。「うちうちのあさましきこと」は女三の宮の不始末をさす。そうした自分の娘の不始末は朱雀院は知らないで、の意。<BR>⏎
1097【かかるうちうちのあさましきをば】-以下「思すらむことを」まで、源氏の心中。「うちうちのあさましきこと」は女三の宮の不始末をさす。そうした自分の娘の不始末は朱雀院は知らないで、の意。<BR>⏎
d11612<P>⏎
c11613【この御返をばいかが聞こえたまふ】-以下「誰が聞こえたるにかあらむ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
1099【この御返をばいかが聞こえたまふ】-以下「誰が聞こえたるにかあらむ」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d11616<P>⏎
d11619<P>⏎
note351620 <A NAME="in113">[第三段 源氏、女三の宮を諭す]</A><BR>1104 
d11621<P>⏎
cd2:11624-1625【ここにだに聞こえ知らせやはとてなむ】-源氏の薄情に見える態度の原因をいう。以下、柏木との密通が原因であることを暗にいう。<BR>⏎
<P>⏎
1107【ここにだに聞こえ知らせやはとてなむ】-源氏の薄情に見える態度の原因をいう。以下、柏木との密通が原因であることを暗にいう。<BR>⏎
c11628【今はこよなくさだ過ぎたるありさまもあなづらはしく目馴れてのみ見なしたまふらむも】-源氏の老齢をさしていう。『集成』は「以下、自分の薄情を怨んで、若い柏木と通じたと、暗に怨んで言う」。『完訳』は「自らを老醜と自嘲し、以下に、柏木と通じた宮を暗に非難」と注す。<BR>⏎
1110【今はこよなくさだ過ぎたるありさまもあなづらはしく目馴れてのみ見なしたまふらむも】-源氏の老齢をさしていう。『集成』は「以下、自分の薄情を怨んで、若い柏木と通じたと、暗に怨んで言う」。『完訳』は「自らを老醜と自嘲し、以下に、柏木と通じた宮を暗に非難」と注す。<BR>⏎
d11631<P>⏎
c11634き続き争ひきこゆるやうにて】-朱雀院の出家に引き続いて、先を争うようにして、の意。<BR>⏎
1115き続き争ひきこゆるやうにて】-朱雀院の出家に引き続いて、先を争うようにして、の意。<BR>⏎
d11638<P>⏎
d11640<P>⏎
d11644<P>⏎
d11648<P>⏎
d11651<P>⏎
d11654<P>⏎
note351655 <A NAME="in114">[第四段 朱雀院の御賀、十二月に延引]</A><BR>1130 
d11656<P>⏎
c21658-1659【二の宮の御勢殊にて】-女二の宮の落葉宮の参賀が舅の太政大臣のきもいりで盛大に催されたことをさす。<BR>⏎
【古めかしき御身まにて】-『集成』は「子を身篭られたお身体で」と訳す。『完訳』「懐妊八か月の様態をいうか」と注す。<BR>⏎
1132-1133【二の宮の御勢殊にて】-女二の宮の落葉宮の参賀が舅の太政大臣のきもいりで盛大に催されたことをさす。<BR>⏎
【古めかしき御身まにて】-『集成』は「子を身篭られたお身体で」と訳す。『完訳』「懐妊八か月の様態をいうか」と注す。<BR>⏎
d11661<P>⏎
d11663<P>⏎
d11665<P>⏎
d11668<P>⏎
c11669【例ならず悩みわたりて】-主語は柏木。<BR>⏎
1139【例ならず悩みわたりて】-主語は柏木。<BR>⏎
d11673<P>⏎
note351674 <A NAME="in115">[第五段 源氏、柏木を六条院に召す]</A><BR>1143 
d11675<P>⏎
d11680<P>⏎
d11682<P>⏎
d11684<P>⏎
d11687<P>⏎
note351688 <A NAME="in116">[第六段 源氏、柏木と対面す]</A><BR>1152 
d11689<P>⏎
d11696<P>⏎
d11700<P>⏎
d11703<P>⏎
note351704 <A NAME="in117">[第七段 柏木と御賀について打ち合わせる]</A><BR>1164 
d11705<P>⏎
d11707<P>⏎
d11713<P>⏎
d11717<P>⏎
d11720<P>⏎
d11722<P>⏎
d11724<P>⏎
d11728<P>⏎
note351729 <H4>第十二章 柏木の物語 源氏から睨まれる</H4>1181 
note351730 <A NAME="in121">[第一段 御賀の試楽の当日]</A><BR>1182 
d11731<P>⏎
d11736<P>⏎
d11739<P>⏎
d11741<P>⏎
d11743<P>⏎
d11749<P>⏎
note351750 <A NAME="in122">[第二段 源氏、柏木に皮肉を言う]</A><BR>1196 
d11751<P>⏎
d11756<P>⏎
c11758【けしきばかりにて紛らはすを御覧じ咎めて持たせながらたびたび強ひたまへば】-源氏が柏木に。『完訳』は「柏木の酔ったふりを許さない。源氏の鋭くきびしい凝視は持続」と注す。<BR>⏎
1202【けしきばかりにて紛らはすを御覧じ咎めて持たせながらたびたび強ひたまへば】-源氏が柏木に。『完訳』は「柏木の酔ったふりを許さない。源氏の鋭くきびしい凝視は持続」と注す。<BR>⏎
d11760<P>⏎
d11763<P>⏎
d11765<P>⏎
d11769<P>⏎
note351770 <A NAME="in123">[第三段 柏木、女二の宮邸を出る]</A><BR>1210 
d11771<P>⏎
d11776<P>⏎
d11779<P>⏎
cd3:21780-1782【ことわりなりや】-以下「思ひたまへらるる」まで、柏木の詞。<BR>⏎
【数ならぬ身にて及びき御仲らひ】-『集成』は「臣下として朱雀院の皇女を頂戴したからには、それ相応の義務がある、という意」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1217-1218【ことわりや】-以下「思ひたまへらるる」まで、柏木の詞。<BR>⏎
【数ならぬ身にて及びがたき御仲らひ】-『集成』は「臣下として朱雀院の皇女を頂戴したからには、それ相応の義務がある、という意」と注す。<BR>⏎
d11784<P>⏎
d11786<P>⏎
d11788<P>⏎
d11791<P>⏎
c11793【あやしくたゆくろかなる本性にて】-柏木、みずからの性格を反省。『集成』は「どうしたわけか、気がつかない、なおざりな性分で」。『完訳』は「なぜか意気地もなく思慮も足りない私の性分でして」「密通事件への自戒もこもる」と注す。<BR>⏎
1225【あやしくたゆくろかなる本性にて】-柏木、みずからの性格を反省。『集成』は「どうしたわけか、気がつかない、なおざりな性分で」。『完訳』は「なぜか意気地もなく思慮も足りない私の性分でして」「密通事件への自戒もこもる」と注す。<BR>⏎
d11796<P>⏎
note351797 <A NAME="in124">[第四段 柏木の病、さらに重くなる]</A><BR>1228 
d11798<P>⏎
c11799【よろづにぎたまふ】-加持祈祷などのための大騒ぎ。<BR>⏎
1229【よろづにぎたまふ】-加持祈祷などのための大騒ぎ。<BR>⏎
d11802<P>⏎
d11804<P>⏎
cd2:11807-1808【ものしたまひつ】-副助詞「つつ」は、同じ動作の繰り返し。たびたびお見舞いに伺っては、のニュアンス。<BR>⏎
<P>⏎
1235【ものしたまひつ】-副助詞「つつ」は、同じ動作の繰り返し。たびたびお見舞いに伺っては、のニュアンス。<BR>⏎
d11814<P>⏎
d21817-1818
<P>⏎
d11826
i11253
diffsrc/original/note36.htmlsrc/modified/note36.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-4)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 5/27/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 5/27/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d173<P>⏎
note3674 <H4>第一章 柏木の物語 女三の宮、薫を出産</H4>66 
note3675 <A NAME="in11">[第一段 柏木、病気のまま新年となる]</A><BR>67 
d176<P>⏎
d182<P>⏎
c184【罪重かるべきを】-『湖月抄』は「父母にさきだつはその歎きをかけて不孝の罪をもきる也」と注す。<BR>⏎
74【罪重かるべきことを】-『湖月抄』は「父母にさきだつはその歎きをかけて不孝の罪をもきる也」と注す。<BR>⏎
cd2:185-86【あながちにこの世に】-『講読』は「ことばの続きぐあいやら、ことばの調子やらを考えて」、以下「あはれも出で来なむ」までを柏木の心中文とする。<BR>⏎
【この世に】-格助詞「に」基点を表す。この世から出離しがたく、の意。<BR>⏎
75【あながちにこの世に】-『講読』は「ことばの続きぐあいやら、ことばの調子やらを考えて」、以下「あはれも出で来なむ」までを柏木の心中文とする。<BR>【この世に】-格助詞「に」基点を表す。この世から出離しがたく、の意。<BR>⏎
cd2:189-90【その心叶ひがたかりけり】-『全集』は「挫折してはじめて事柄のむずかしさに気づく」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
78【その心叶ひがたかりけり】-『全集』は「挫折してはじめて事柄のむずかしさに気づく」と注す。<BR>⏎
d196<P>⏎
d199<P>⏎
d1104<P>⏎
d1106<P>⏎
note36107 <A NAME="in12">[第二段 柏木、女三の宮へ手紙]</A><BR>91 
d1108<P>⏎
d1111<P>⏎
cd5:2112-116【今は限りになりて】-以下「いと憂くもはべるかな」まで、柏木の女三の宮への手紙文。死の間近に迫っていることを言い、最期の憐愍の情をかけてくれるよう訴える。<BR>⏎
<P>⏎
【今はとて燃えむ煙もむすぼほれ絶えぬ思ひのなや残らむ】-柏木から女三の宮への贈歌。女三の宮への愛執とこの世への執着をうたう。「思ひ」は「火」との掛詞。「煙」「火」は縁語。前の柏木の心中「一つ思ひに燃えぬるしるし」と呼応する表現。<BR>⏎
【燃えむ煙】-明融臨模本、朱合点、付箋「この世をは後をもいかにいかにせむもえむ煙のむすほゝれつゝ」(出典未詳)。『河海抄』がこの歌を引く(ただし、第一句「この世をも」)。『異本紫明抄』は「むすぼほれ燃えむ煙をいかがせむ君だにこめよ長き契りを」(出典未詳)を指摘するが、『紹巴抄』が「引歌不及歟」と否定し、現行の注釈書でも指摘されない。<BR>⏎
<P>⏎
94-95【今は限りになりて】-以下「いと憂くもはべるかな」まで、柏木の女三の宮への手紙文。死の間近に迫っていることを言い、最期の憐愍の情をかけてくれるよう訴える。<BR>⏎
【今はとて燃えむ煙もむすぼほれ--絶えぬ思ひのなや残らむ】-柏木から女三の宮への贈歌。女三の宮への愛執とこの世への執着をうたう。「思ひ」は「火」との掛詞。「煙」「火」は縁語。前の柏木の心中「一つ思ひに燃えぬるしるし」と呼応する表現。<BR>【燃えむ煙】-明融臨模本、朱合点、付箋「この世をは後をもいかにいかにせむもえむ煙のむすほゝれつゝ」(出典未詳)。『河海抄』がこの歌を引く(ただし、第一句「この世をも」)。『異本紫明抄』は「むすぼほれ燃えむ煙をいかがせむ君だにこめよ長き契りを」(出典未詳)を指摘するが、『紹巴抄』が「引歌不及歟」と否定し、現行の注釈書でも指摘されない。<BR>⏎
d1119<P>⏎
cd2:1121-122【あはれなる】-『集成』は「悲しい思いのたけの数々を」。『完訳』は「胸にしみるようなせつない言葉の数々を」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
99【あはれなる】-『集成』は「悲しい思いのたけの数々を」。『完訳』は「胸にしみるようなせつない言葉の数々を」と訳す。<BR>⏎
d1124<P>⏎
d1127<P>⏎
d1129<P>⏎
cd2:1130-131【われも今日か明日の心地して】-以下「いみじうなむつつましき」まで、女三の宮の詞。返事のできないことをいう。<BR>⏎
【今日か明日かの心地】-尊経閣文庫本、付箋「人の世をおいをはてにしせましかはけふかあすかもいそかさらまし」(朝忠集)。明融臨模本、付箋「人の世をおいを限(はて)にしせましかはけふかあすかもいそかさらまし」。『源氏釈』が「人のよのをいをはてにしせましかはけふかあすかもいそかさらまし」(前田家本)と指摘。しかし現行の注釈書では指摘されない。<BR>⏎
104【われも今日か明日の心地して】-以下「いみじうなむつつましき」まで、女三の宮の詞。返事のできないことをいう。<BR>【今日か明日かの心地】-尊経閣文庫本、付箋「人の世をおいをはてにしせましかはけふかあすかもいそかさらまし」(朝忠集)。明融臨模本、付箋「人の世をおいを限(はて)にしせましかはけふかあすかもいそかさらまし」。『源氏釈』が「人のよのをいをはてにしせましかはけふかあすかもいそかさらまし」(前田家本)と指摘。しかし現行の注釈書では指摘されない。<BR>⏎
d1133<P>⏎
cd4:1134-137【御心本性の強くづしやかなるにはあらねど恥づかしげなる御けしきの折々まほならぬがいと恐ろしうわびしきなるべし】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。『集成』は「以下、女三の宮の心中を忖度する草子地の体」。『完訳』は「語り手の評言。宮が返書を書くまいとするのは、「恥づかしげなる人」源氏への恐れゆえであり、思慮深さからではないとする」と注す。<BR>⏎
【恥づかしげなる御けしきの】-源氏をさす。<BR>⏎
【まほならぬが】-『完訳』は「密通事件をほのめかす言動」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
106【御心本性の強くづしやかなるにはあらねど恥づかしげなる人の御けしきの折々に まほならぬがいと恐ろしうわびしきなるべし】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。『集成』は「以下、女三の宮の心中を忖度する草子地の体」。『完訳』は「語り手の評言。宮が返書を書くまいとするのは、「恥づかしげなる人」源氏への恐れゆえであり、思慮深さからではないとする」と注す。<BR>【恥づかしげなる人の御けしきの】-源氏をさす。<BR>【まほならぬが】-『完訳』は「密通事件をほのめかす言動」と注す。<BR>⏎
note36138 <A NAME="in13">[第三段 柏木、侍従を招いて語る]</A><BR>107 
d1139<P>⏎
d1141<P>⏎
d1143<P>⏎
d1145<P>⏎
d1148<P>⏎
d1151<P>⏎
d1153<P>⏎
d1155<P>⏎
cd3:2157-159【御執の身に添ひたるな】-明融臨模本、付箋「諸佛既離我執」。『集成』は「本当に、そんな女三の宮のご執心がこの身に取り憑いているのなら」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【昔の世にもくやはありける】-明融臨模本、付箋「伊物かゝるほとにみかときこしめしつけて此男をはなかしつかはしてけれは此女のいとこの宮す所(五条后)女をはまかてさせてくらにこめてしほりけれはこもりてなくあまのかるもにすむ虫のー」と注す。<BR>⏎
118-119【御執の身に添ひたるならば】-明融臨模本、付箋「諸佛既離我執」。『集成』は「本当に、そんな女三の宮のご執心がこの身に取り憑いているのなら」と注す。<BR>⏎
【昔の世にもくやはありける】-明融臨模本、付箋「伊物かゝるほとにみかときこしめしつけて此男をはなかしつかはしてけれは此女のいとこの宮す所(五条后)女をはまかてさせてくらにこめてしほりけれはこもりてなくあまのかるもにすむ虫のー」と注す。<BR>⏎
d1162<P>⏎
d1167<P>⏎
d1169<P>⏎
note36170 <A NAME="in14">[第四段 女三の宮の返歌を見る]</A><BR>127 
d1171<P>⏎
d1174<P>⏎
d1182<P>⏎
d1185<P>⏎
c1186【立ち添ひて消えやしなまし憂きことを思ひ乱るる煙比べに】-明融臨模本、付箋「柏木 今はとてもえむ煙もむすほゝれたへぬ思ひの猶や残らん」という、作中の柏木の歌を貼付する。『完訳』は「「煙比べ」には、柏木の理不尽な恋への抗議も含まれるか」と注す。<BR>⏎
139【立ち添ひて消えやしなまし憂きことを--思ひ乱るる煙比べに】-明融臨模本、付箋「柏木 今はとてもえむ煙もむすほゝれたへぬ思ひの猶や残らん」という、作中の柏木の歌を貼付する。『完訳』は「「煙比べ」には、柏木の理不尽な恋への抗議も含まれるか」と注す。<BR>⏎
d1188<P>⏎
d1190<P>⏎
cd2:1191-192【行方なき空の煙となりぬとも思ふあたりを立ちは離れじ】-柏木の女三の宮への贈歌。「煙」と「立ち」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
142【行方なき空の煙となりぬとも--思ふあたりを立ちは離れじ】-柏木の女三の宮への贈歌。「煙」と「立ち」は縁語。<BR>⏎
d1195<P>⏎
d1201<P>⏎
d1206<P>⏎
d1208<P>⏎
d1210<P>⏎
note36211 <A NAME="in15">[第五段 女三の宮、男子を出産]</A><BR>156 
d1212<P>⏎
d1214<P>⏎
d1216<P>⏎
d1218<P>⏎
cd2:1220-221【むかはりぬれば】-明融臨模本、付箋「要集云有智之人以智恵力能令地獄極重之業現世軽受愚癡之人現世軽業獄重轉重軽受住也出弥鉢経」とある。『新大系』は「以前と同じことが起きる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
161【むかはりぬれば】-明融臨模本、付箋「要集云有智之人以智恵力能令地獄極重之業現世軽受愚癡之人現世軽業獄重轉重軽受住也出弥鉢経」とある。『新大系』は「以前と同じことが起きる」と注す。<BR>⏎
d1223<P>⏎
d1225<P>⏎
c1226【子ちの御前の】-女三の宮をさす。<BR>⏎
164【子ちの御前の】-女三の宮をさす。<BR>⏎
d1228<P>⏎
cd2:1229-230【おほかたのけしきも世になきまでもてかしづききこえたまへど】-『完訳』は「世間の噂を集めるような盛儀。それとは対蹠的な源氏の苦衷」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
166【おほかたのけしきも世になきまでかしづききこえたまへど】-『完訳』は「世間の噂を集めるような盛儀。それとは対蹠的な源氏の苦衷」と注す。<BR>⏎
note36231 <A NAME="in16">[第六段 女三の宮、出家を決意]</A><BR>167 
d1232<P>⏎
d1234<P>⏎
d1236<P>⏎
d1238<P>⏎
d1240<P>⏎
d1242<P>⏎
d1244<P>⏎
d1246<P>⏎
c2247-248【なほえ生きとまるまじき心地なむしはべるを】-以下「なむ思ひはべる」まで、女三の宮から源氏への詞。<BR>⏎
【かかる人は罪重かなり】-「かかる人」について、『集成』は「こういう人は罪も重いと申します」。『完訳』は「こうしたことで死ぬ人は罪も重いと申しますから」と訳す。<BR>⏎
175-176【なほえ生きるまじき心地なむしはべるを】-以下「なむ思ひはべる」まで、女三の宮から源氏への詞。<BR>⏎
【かかる人は罪重かなり】-「かかる人」について、『集成』は「こういう人は罪も重いと申します」。『完訳』は「こうしたことで死ぬ人は罪も重いと申しますから」と訳す。<BR>⏎
d1250<P>⏎
d1252<P>⏎
d1257<P>⏎
d1259<P>⏎
d1264<P>⏎
cd2:1265-266【いみじき過ちありとも心弱く許しつべき御ありさまかな】-源氏の心中。<BR>⏎
<P>⏎
188【いみじき過ちありとも心弱く許しつべき御さまかな】-源氏の心中。<BR>⏎
note36267 <H4>第二章 女三の宮の物語 女三の宮の出家</H4>189 
note36268 <A NAME="in21">[第一段 朱雀院、夜闇に六条院へ参上]</A><BR>190 
d1269<P>⏎
d1272<P>⏎
d1274<P>⏎
d1277<P>⏎
d1281<P>⏎
d1283<P>⏎
note36284 <A NAME="in22">[第二段 朱雀院、女三の宮の希望を入れる]</A><BR>200 
d1285<P>⏎
d1287<P>⏎
d1289<P>⏎
d1292<P>⏎
d1294<P>⏎
cd2:1296-297【ありぬべきなど】-定家筆本と明融臨模本は「ありぬへきなと」とある。大島本は「ありぬへきなんと」とある。『集成』と『新大系』はそれぞれ底本のまま「…ありうべき」など」「…ありぬべき」なんど」とする。『完本』は諸本に従って「…ありぬべきことになん、なほ憚りぬべき」など」と「ことになんなほ憚りぬべき」を補訂する。<BR>⏎
<P>⏎
207【ありぬべき--など】-定家筆本と明融臨模本は「ありぬへきなと」とある。大島本は「ありぬへきなんと」とある。『集成』と『新大系』はそれぞれ底本のまま「…ありうべき」など」「…ありぬべき」なんど」とする。『完本』は諸本に従って「…ありぬべきことになん、なほ憚りぬべき」など」と「ことになんなほ憚りぬべき」を補訂する。<BR>⏎
d1299<P>⏎
d1302<P>⏎
d1304<P>⏎
note36305 <A NAME="in23">[第三段 源氏、女三の宮の出家に狼狽]</A><BR>212 
d1306<P>⏎
d1309<P>⏎
d1314<P>⏎
d1316<P>⏎
d1318<P>⏎
d1320<P>⏎
d1323<P>⏎
note36324 <A NAME="in24">[第四段 朱雀院、夜明け方に山へ帰る]</A><BR>224 
d1325<P>⏎
d1327<P>⏎
d1330<P>⏎
c1332【昔おぼえたる幸】-九年前の六条院行幸をさす。「藤裏葉」巻に語られていた。<BR>⏎
229【昔おぼえたる幸】-九年前の六条院行幸をさす。「藤裏葉」巻に語られていた。<BR>⏎
d1338<P>⏎
d1340<P>⏎
d1344<P>⏎
cd2:1345-346【さはこのもののけのなほここにも離れざりけるにやあらむ】-源氏の心中。物の怪の正体を六条御息所と知る。<BR>⏎
<P>⏎
239【さはこのもののけのここにも離れざりけるにやあらむ】-源氏の心中。物の怪の正体を六条御息所と知る。<BR>⏎
d1348<P>⏎
note36349 <H4>第三章 柏木の物語 夕霧の見舞いと死去</H4>241 
note36350 <A NAME="in31">[第一段 柏木、権大納言となる]</A><BR>242 
d1351<P>⏎
d1356<P>⏎
d1358<P>⏎
c1359【許したまはず】-主語は柏木の両親。<BR>⏎
248【許しきこえたまはず】-主語は柏木の両親。<BR>⏎
d1361<P>⏎
d1363<P>⏎
d1366<P>⏎
cd2:1367-368【いであなゆゆし】-以下「ことをばのたまふ」まで、母北の方の詞。<BR>⏎
<P>⏎
253【いであなゆゆし】-以下「ことをばのたまふ」まで、母北の方の詞。<BR>⏎
d1370<P>⏎
d1372<P>⏎
cd2:1373-374【さらにためらひやりたまはで】-一向に病勢がとどまらず、よくならない、の意。<BR>⏎
<P>⏎
256【さらにためらひやりたまはで】-一向に病勢がとどまらず、よくならない、の意。<BR>⏎
note36375 <A NAME="in32">[第二段 夕霧、柏木を見舞う]</A><BR>257 
d1376<P>⏎
d1379<P>⏎
d1382<P>⏎
d1385<P>⏎
cd2:1387-388【こそ思ひはべれ】-『完訳』は「「--こ--已然形」は逆接の文脈。下に、しかし--と無念の気持」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
265【こそ思ひはべりつれ】-『完訳』は「「--こ--已然形」は逆接の文脈。下に、しかし--と無念の気持」と注す。<BR>⏎
d1390<P>⏎
d1392<P>⏎
d1394<P>⏎
d1397<P>⏎
note36398 <A NAME="in33">[第三段 柏木、夕霧に遺言]</A><BR>271 
d1399<P>⏎
d1402<P>⏎
d1405<P>⏎
d1408<P>⏎
d1412<P>⏎
d1414<P>⏎
d1416<P>⏎
d1420<P>⏎
d1423<P>⏎
d1425<P>⏎
d1427<P>⏎
note36428 <A NAME="in34">[第四段 柏木、泡の消えるように死去]</A><BR>290 
d1429<P>⏎
c1430【女御をばさらにも聞えずこの大将の御方なども】-柏木と同腹の弘徽殿女御はいうまでもなく、異腹の雲居雁も、のニュアンス。<BR>⏎
291【女御をばさらにも聞えずこの大将の御方なども】-柏木と同腹の弘徽殿女御はいうまでもなく、異腹の雲居雁も、のニュアンス。<BR>⏎
d1435<P>⏎
d1438<P>⏎
cd3:2439-441【かく短かりける御身にて】-以下「思ひたまへけるなりけり」まで、落葉の宮の心中。<BR>⏎
【なべての世すさまじ思ひたまへるなりけり】-「世」について、『集成』は「何でもこの世の中のことをおもしろくなくお思いだったのだろう」。『完訳』は「世間並の夫婦仲をおもしろくなくお思いだったのかと」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
298-299【かく短かりける御身にて】-以下「思ひたまへけるなりけり」まで、落葉の宮の心中。<BR>⏎
【なべての世すさまじ思ひたまへるなりけり】-「世」について、『集成』は「何でもこの世の中のことをおもしろくなくお思いだったのだろう」。『完訳』は「世間並の夫婦仲をおもしろくなくお思いだったのかと」と訳す。<BR>⏎
d1443<P>⏎
d1445<P>⏎
d1448<P>⏎
d1451<P>⏎
note36452 <H4>第四章 光る源氏の物語 若君の五十日の祝い</H4>306 
note36453 <A NAME="in41">[第一段 三月、若君の五十日の祝い]</A><BR>307 
d1454<P>⏎
d1457<P>⏎
d1460<P>⏎
d1462<P>⏎
d1465<P>⏎
note36466 <A NAME="in42">[第二段 源氏と女三の宮の夫婦の会話]</A><BR>315 
d1467<P>⏎
d1470<P>⏎
d1474<P>⏎
d1477<P>⏎
d1479<P>⏎
d1482<P>⏎
note36483 <A NAME="in43">[第三段 源氏、老後の感懐]</A><BR>326 
d1484<P>⏎
cd3:1485-487【あはれ残り少なき世に生ひ出づべき人にこそ】-源氏の詞。独言。<BR>⏎
【生ひ出づべき人に】-明融臨模本、朱合点。『孟津抄』は「いまさらに何生ひ出づらむ竹の子の憂きふししげきよとは知らずや」(古今集雑下、九五七、凡河内躬恒)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
327【あはれ残り少なき世に生ひ出づべき人にこそ】-源氏の詞。独言。<BR>【生ひ出づべき人に】-明融臨模本、朱合点。『孟津抄』は「いまさらに何生ひ出づらむ竹の子の憂きふししげきよとは知らずや」(古今集雑下、九五七、凡河内躬恒)を指摘。<BR>⏎
d1489<P>⏎
d1491<P>⏎
d1493<P>⏎
d1495<P>⏎
d1497<P>⏎
c1498【心地して】-大島本、行間書入「白楽天子生遅にむかひてつくれる詩云五十八翁方有後静思堪喜又堪嗟持盃祝願無他語慎勿頑愚似汝爺」とある。<BR>⏎
333【心地したまひて】-大島本、行間書入「白楽天子生遅にむかひてつくれる詩云五十八翁方有後静思堪喜又堪嗟持盃祝願無他語慎勿頑愚似汝爺」とある。<BR>⏎
d1500<P>⏎
note36501 <A NAME="in44">[第四段 源氏、女三の宮に嫌味を言う]</A><BR>335 
d1502<P>⏎
c1503【このこと心れる人】-以下「見るらむ」まで、源氏の心中。<BR>⏎
336【このことれる人】-以下「見るらむ」まで、源氏の心中。<BR>⏎
d1506<P>⏎
d1512<P>⏎
d1514<P>⏎
cd2:1515-516【誰が世にか種は蒔きしと人問はばいかが岩根の松は答へむ】-源氏の贈歌。「岩根」に「言はね」を響かす。「松」は若君(薫)を喩える。明融臨模本、付箋「あつさ弓いそへの小松たか世にか万代かけて種をまきけむ」(古今集雑上、九〇七、読人しらず)。『異本紫明抄』が指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
345【誰が世にか種は蒔きしと人問はば--いかが岩根の松は答へむ】-源氏の贈歌。「岩根」に「言はね」を響かす。「松」は若君(薫)を喩える。明融臨模本、付箋「あつさ弓いそへの小松たか世にか万代かけて種をまきけむ」(古今集雑上、九〇七、読人しらず)。『異本紫明抄』が指摘する。<BR>⏎
d1518<P>⏎
d1520<P>⏎
note36521 <A NAME="in45">[第五段 夕霧、事の真相に関心]</A><BR>348 
d1522<P>⏎
d1525<P>⏎
d1528<P>⏎
d1532<P>⏎
cd2:1534-535【はありける】-『完訳』は「「--やはありける」「--やなすべき」と、柏木への強い批判」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
357はありける】-『完訳』は「「--やはありける」「--やなすべき」と、柏木への強い批判」と注す。<BR>⏎
d1537<P>⏎
d1540<P>⏎
d1543<P>⏎
note36544 <H4>第五章 夕霧の物語 柏木哀惜</H4>363 
note36545 <A NAME="in51">[第一段 夕霧、一条宮邸を訪問]</A><BR>364 
d1546<P>⏎
d1548<P>⏎
c1550【あはれは尽きぬものになむありける】-過去の助動詞「ける」詠嘆の意。『完訳』は「「ける」に注意。邸内の返歌一つ一つに、はっと気づかせられる」と注す。<BR>⏎
367【あはれは尽きぬものになむ ありける】-過去の助動詞「ける」詠嘆の意。『完訳』は「「ける」に注意。邸内の返歌一つ一つに、はっと気づかせられる」と注す。<BR>⏎
d1552<P>⏎
cd2:1553-554【御前の木立いといたう煙りて花は時を忘れぬけしきなるを】-『完訳』は「梢の芽ぶく様子。このあたり三月の情景に寂寥の気分が際だつ。季節の甦りに対して、不帰の生命のはかなさが痛感される」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
369【御前の木立いたう煙りて花は時を忘れぬけしきなるを】-『完訳』は「梢の芽ぶく様子。このあたり三月の情景に寂寥の気分が際だつ。季節の甦りに対して、不帰の生命のはかなさが痛感される」と注す。<BR>⏎
d1556<P>⏎
d1559<P>⏎
d1562<P>⏎
d1566<P>⏎
d1569<P>⏎
note36570 <A NAME="in52">[第二段 母御息所の嘆き]</A><BR>380 
d1571<P>⏎
d1577<P>⏎
d1582<P>⏎
d1587<P>⏎
note36588 <A NAME="in53">[第三段 夕霧、御息所と和歌を詠み交わす]</A><BR>394 
d1589<P>⏎
d1596<P>⏎
d1599<P>⏎
d1601<P>⏎
d1603<P>⏎
cd4:2604-607【時しあれば変はらぬ色に匂ひけり片枝枯れにし宿の桜も】-夕霧の贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
【この春は柳の芽にぞ玉はぬく咲き散る花の行方知らねば】-御息所の返歌。贈歌の「時」「桜」を「春」「柳」と趣向を変えて返す。「芽」に「目」を響かす。尊経閣文庫本、付箋「よりあはせてなくなるこゑをいとにしてわかなみたをはたまにぬかなむ」(伊勢集)。明融臨模本、付箋「あさみとり糸よりかけてー/よりあはせてなくなる聲をいとにしてわか涙をは玉にぬかなん」。古注では『源氏釈』が指摘。<BR>⏎
<P>⏎
405-406【時しあれば変はらぬ色に匂ひけり--片枝枯れにし宿の桜も】-夕霧の贈歌。<BR>⏎
【この春は柳の芽にぞ玉はぬく--咲き散る花の行方知らねば】-御息所の返歌。贈歌の「時」「桜」を「春」「柳」と趣向を変えて返す。「芽」に「目」を響かす。尊経閣文庫本、付箋「よりあはせてなくなるこゑをいとにしてわかなみたをはたまにぬかなむ」(伊勢集)。明融臨模本、付箋「あさみとり糸よりかけてー/よりあはせてなくなる聲をいとにしてわか涙をは玉にぬかなん」。古注では『源氏釈』が指摘。<BR>⏎
d1610<P>⏎
note36611 <A NAME="in54">[第四段 夕霧、太政大臣邸を訪問]</A><BR>409 
d1612<P>⏎
d1614<P>⏎
cd4:2616-619【ためらひて対面したまへり】-『集成』は「かたちを改めて。悲嘆にくれていた涙を収めて、の意」。『完訳⏎
』は「大臣は悲しいお気持を静めて大将とご対面になった」と訳す。<BR>⏎
【親の孝よりけにやつれたまへり】-子が親の喪に服する以上のお悲しみようである、の意。<BR>⏎
【けにやつれたまへり】-明融臨模本、付箋「孝経/哭弗依礼亡容」とある。<BR>⏎
412-413【ためらひて対面したまへり】-『集成』は「かたちを改めて。悲嘆にくれていた涙を収めて、の意」。『完訳』は「大臣は悲しいお気持を静めて大将とご対面になった」と訳す。<BR>⏎
【親の孝よりも、 けにやつれたまへり】-子が親の喪に服する以上のお悲しみようである、の意。<BR>【けにやつれたまへり】-明融臨模本、付箋「孝経/哭弗依礼亡容」とある。<BR>⏎
cd2:1621-622【あまりをさまらず】-以下「はしたなけれ」まで、夕霧の心中。<BR>⏎
<P>⏎
415【あまりをさまらず】-以下「はしたなけれ」まで、夕霧の心中。<BR>⏎
d1624<P>⏎
d1629<P>⏎
cd2:1630-631【玉はく】-御息所の返歌の第三句の文句。<BR>⏎
<P>⏎
421【玉はく】-御息所の返歌の第三句の文句。<BR>⏎
d1633<P>⏎
d1638<P>⏎
cd8:4640-647【この御畳紙】-夕霧が差し上げた御息所の和歌を書いてある懐紙。<BR>⏎
<P>⏎
【木の下の雫に濡れてさかさまに霞の衣着たる春かな】-大臣の歌。親が子の喪に服すことを「さかさまに」と言った。「霞の衣」は喪服を喩える。「木の下の雫」は亡き子を偲ぶ涙の意をこめる。<BR>⏎
<P>⏎
【亡き人も思はざりけむうち捨てて夕の霞君着たれとは】-夕霧の唱和歌。「亡き人」は柏木、「君」は父の大臣をさす。「着る」はそのまま用いるが、「霞の衣」を「夕の霞」と趣向を変える。<BR>⏎
<P>⏎
【恨めしや霞の衣誰れ着よと春よりさきに花の散りけむ】-柏木の弟の弁の君の唱和歌。大臣の「霞の衣」「着る」「春」をそのまま用いるが、夕霧の「君」は「誰」と趣向を変える。「花」に柏木を喩える。<BR>⏎
<P>⏎
428-431【この御畳紙】-夕霧が差し上げた御息所の和歌を書いてある懐紙。<BR>⏎
【木の下の雫に濡れてさかさまに--霞の衣着たる春かな】-大臣の歌。親が子の喪に服すことを「さかさまに」と言った。「霞の衣」は喪服を喩える。「木の下の雫」は亡き子を偲ぶ涙の意をこめる。<BR>⏎
【亡き人も思はざりけむうち捨てて--の霞君着たれとは】-夕霧の唱和歌。「亡き人」は柏木、「君」は父の大臣をさす。「着る」はそのまま用いるが、「霞の衣」を「夕の霞」と趣向を変える。<BR>⏎
【恨めしや霞の衣誰れ着よと--春よりさきに花の散りけむ】-柏木の弟の弁の君の唱和歌。大臣の「霞の衣」「着る」「春」をそのまま用いるが、夕霧の「君」は「誰」と趣向を変える。「花」に柏木を喩える。<BR>⏎
d1649<P>⏎
note36650 <A NAME="in55">[第五段 四月、夕霧の一条宮邸を訪問]</A><BR>433 
d1651<P>⏎
d1658<P>⏎
d1660<P>⏎
d1663<P>⏎
d1665<P>⏎
cd3:2666-668【さしりて】-御簾の際に近づいて、の意。<BR>⏎
<P>⏎
【ことならば馴らしの枝にならさなむ葉守の神の許しありきと】-明融臨模本、付箋「柏木に葉守の神のましけるをしらてそおりしたゝりなさるな/大和ニ枇杷殿<左大臣仲平>よりとしこか家に柏木のありけるを折におこせたりけるを/我やとはいつならしてかならのはのならしかほには折にをこする」。大島本、行間書入「我やとをいつかは君かならの葉のならしかほにもおりにおこするとしこ返事/かしは木に葉もりの神のましけるをしらてそおりしたゝりなさるな左大臣仲平」と指摘。「我が宿をいつならしてか楢の葉をならし顔には折りておこする」(後撰集雑二、一一八三、俊子)「楢の葉の葉守の神のましけるを知らで折りしたたりなさるな」(後撰集雑二、一一八四、枇杷左大臣)。古注では『異本紫明抄』が指摘する。<BR>⏎
444-445【さしりて】-御簾の際に近づいて、の意。<BR>⏎
【ことならば馴らしの枝にならさなむ--葉守の神の許しありきと】-明融臨模本、付箋「柏木に葉守の神のましけるをしらてそおりしたゝりなさるな/大和ニ枇杷殿<左大臣仲平>よりとしこか家に柏木のありけるを折におこせたりけるを/我やとはいつならしてかならのはのならしかほには折にをこする」。大島本、行間書入「我やとをいつかは君かならの葉のならしかほにもおりにおこするとしこ返事/かしは木に葉もりの神のましけるをしらてそおりしたゝりなさるな左大臣仲平」と指摘。「我が宿をいつならしてか楢の葉をならし顔には折りておこする」(後撰集雑二、一一八三、俊子)「楢の葉の葉守の神のましけるを知らで折りしたたりなさるな」(後撰集雑二、一一八四、枇杷左大臣)。古注では『異本紫明抄』が指摘する。<BR>⏎
d1670<P>⏎
c1671【柏木に葉守の神はまさずとも人ならすべき宿の梢か】-少将の君の返歌。「葉守の神」は柏木に宿るということから、「柏木」「葉守の神」を用い、「神の許し」に対して、「神はまさずとも」「なさすべき」という反語表現で切り返す。<BR>⏎
447【柏木に葉守の神はまさずとも--人ならすべき宿の梢か】-少将の君の返歌。「葉守の神」は柏木に宿るということから、「柏木」「葉守の神」を用い、「神の許し」に対して、「神はまさずとも」「なさすべき」という反語表現で切り返す。<BR>⏎
d1673<P>⏎
note36674 <A NAME="in56">[第六段 夕霧、御息所と対話]</A><BR>449 
d1675<P>⏎
d1677<P>⏎
d1681<P>⏎
d1684<P>⏎
cd2:1687-688【人をも思ひ飽きまたさるまじき心をも惑はすべきぞ】-『集成』は「柏木のことを思うのである」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
458【人をも思ひ飽きまたさるまじき心をも惑はすべきぞ】-『集成』は「柏木のことを思うのである」と注す。<BR>⏎
d1690<P>⏎
d1692<P>⏎
d1694<P>⏎
cd2:1695-696【同じうはかやうにて出で入りたまはましかば】-女房の詞。反実仮想がやがて本物の事態となる。<BR>⏎
<P>⏎
462【同じうはかやうにて出で入りたまはましかば】-女房の詞。反実仮想がやがて本物の事態となる。<BR>⏎
d1698<P>⏎
cd2:1700-701【むべむべしき方をさるものにて】-『集成』は「人柄の表立った面は言うまでもないとして」「公人としての才幹、学識、技芸といった面をいう」。『完訳』は「もっともらしく格式ばった事柄。公人としての才学、技芸」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
465【むべむべしき方をさるものにて】-『集成』は「人柄の表立った面は言うまでもないとして」「公人としての才幹、学識、技芸といった面をいう」。『完訳』は「もっともらしく格式ばった事柄。公人としての才学、技芸」と注す。<BR>⏎
d1703<P>⏎
d2705-706
<P>⏎
d1715
i1479
diffsrc/original/note37.htmlsrc/modified/note37.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 1/18/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 6/4/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 6/4/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d156<P>⏎
note3757 <H4>第一章 光る源氏の物語 薫の成長</H4>49 
note3758 <A NAME="in11">[第一段 柏木一周忌の法要]</A><BR>50 
d159<P>⏎
cd2:161-62【いかにぞや《%03》と思し出づることはありながら】-大島本は「いかにそや」とある。いま、私に「と」を補訂した。『完訳』は「以下、源氏の愛憎半ばする気持」と注す。「いかにぞや」の下に引用の格助詞「と」が省略された形。<BR>⏎
<P>⏎
52【いかにぞやと思し出づることはありながら】-大島本は「いかにそや」とある。いま、私に「と」を補訂した。『完訳』は「以下、源氏の愛憎半ばする気持」と注す。「いかにぞや」の下に引用の格助詞「と」が省略された形。<BR>⏎
d167<P>⏎
d169<P>⏎
note3770 <A NAME="in12">[第二段 朱雀院、女三の宮へ山菜を贈る]</A><BR>58 
d171<P>⏎
d177<P>⏎
c179【心ざし深くり出でさせてはべる】-『集成』は「そなたに差し上げようと心をこめて深い土の中から掘り出させましたものを」。『完訳』は「あなたをお慰めしたく深い思いから掘り出させましたもの」と訳す。「深く」は「志深く」と「(地中)深く掘り出させ」の掛詞的表現。「させ」使役の助動詞。「て」完了の助動詞。人をして掘り出させた、の意。<BR>⏎
65【心ざし深くり出でさせてはべる】-『集成』は「そなたに差し上げようと心をこめて深い土の中から掘り出させましたものを」。『完訳』は「あなたをお慰めしたく深い思いから掘り出させましたもの」と訳す。「深く」は「志深く」と「(地中)深く掘り出させ」の掛詞的表現。「させ」使役の助動詞。「て」完了の助動詞。人をして掘り出させた、の意。<BR>⏎
d181<P>⏎
cd2:182-83【世を別れ入りなむ道はおくるとも同じところを君も尋よ】-「野老(ところ)」を詠み込み、「野老」に「所」を懸ける。<BR>⏎
<P>⏎
67【世を別れ入りなむ道はおくるとも--同じところを君も尋よ】-「野老(ところ)」を詠み込み、「野老」に「所」を懸ける。<BR>⏎
d185<P>⏎
d188<P>⏎
d190<P>⏎
d194<P>⏎
d196<P>⏎
cd2:197-98【憂き世にはあらぬところのゆかしくて背く山路に思ひこそ入れ】-女三の宮の返歌。「野老」を受けてそのまま、「世」は「憂き世」、「道」は「山路」と言い換えて返す。「ところ」は「野老」と「所」の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
76【憂き世にはあらぬところのゆかしくて--背く山路に思ひこそ入れ】-女三の宮の返歌。「野老」を受けてそのまま、「世」は「憂き世」、「道」は「山路」と言い換えて返す。「ところ」は「野老」と「所」の掛詞。<BR>⏎
d1102<P>⏎
d1106<P>⏎
note37107 <A NAME="in13">[第三段 若君、竹の子を噛る]</A><BR>83 
d1108<P>⏎
d1111<P>⏎
d1113<P>⏎
d1116<P>⏎
d1118<P>⏎
d1120<P>⏎
d1125<P>⏎
cd2:1127-128【花の盛りはありなめどと】-大島本は「ありなめと」とある。『集成』『完本』『新大系』は「…ありなめど」と」と引用の格助詞「と」を補訂する。「春ごとに花の盛りはありなめどあひ見むことは命なりけり」(古今集春下、九七、読人しらず)。<BR>⏎
<P>⏎
96【花の盛りはありなめど--と】-大島本は「ありなめと」とある。『集成』『完本』『新大系』は「…ありなめど」と」と引用の格助詞「と」を補訂する。「春ごとに花の盛りはありなめどあひ見むことは命なりけり」(古今集春下、九七、読人しらず)。<BR>⏎
d1130<P>⏎
d1132<P>⏎
cd8:4133-140【憂き節も忘れずながら呉竹のこは捨て難きものにぞありける】-源氏の独詠歌。「憂き節」は女三の宮と柏木の密通事件をさす。「こは」は「これは」の意と「子は」の掛詞。「節」と「竹」は縁語。「今さらに何生ひ出づらむ竹の子の憂き節しげき世とは知らずや」(古今集雑下、九五七、凡河内躬恒)。<BR>⏎
<P>⏎
【この憂き節皆忘れぬべし】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【この人の出でものしたまふべき契りにてさる思ひの外の事もあることにこそはありけめ逃れ難かなるわざぞかし】-源氏の心中。『集成』は「こんな立派な子が生まれていらっしゃる因縁があって、あのような慮外な出来事(密通事件)もあったのだろう」。『完訳』は「薫を出生させる密通の宿世と捉え直すと、咎めだてもできない」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【みづからの宿世もなほ飽かぬこと多かり】-『完訳』は「宿世といえば、自分の宿世もまた、として憂愁の人生を顧みる。若菜上の述懐とも照応」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
99-102【憂き節も忘れずながら呉竹の--こは捨て難きものにぞありける】-源氏の独詠歌。「憂き節」は女三の宮と柏木の密通事件をさす。「こは」は「これは」の意と「子は」の掛詞。「節」と「竹」は縁語。「今さらに何生ひ出づらむ竹の子の憂き節しげき世とは知らずや」(古今集雑下、九五七、凡河内躬恒)。<BR>⏎
【この憂き節思し忘れぬべし】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。<BR>⏎
【この人の出でものしたまふべき契りにてさる思ひの外の事もあるにこそはありけめ逃れ難かなるわざぞかし】-源氏の心中。『集成』は「こんな立派な子が生まれていらっしゃる因縁があって、あのような慮外な出来事(密通事件)もあったのだろう」。『完訳』は「薫を出生させる密通の宿世と捉え直すと、咎めだてもできない」と注す。<BR>⏎
【みづからの宿世もなほ飽かぬこと多かり】-『完訳』は「宿世といえば、自分の宿世もまた、として憂愁の人生を顧みる。若菜上の述懐とも照応」と注す。<BR>⏎
d1142<P>⏎
d1144<P>⏎
note37145 <H4>第二章 夕霧の物語 柏木遺愛の笛</H4>105 
note37146 <A NAME="in21">[第一段 夕霧、一条宮邸を訪問]</A><BR>106 
d1147<P>⏎
d1154<P>⏎
cd2:1156-157【けはひどもしるく衣の音なひもおほかたの匂ひ香ばし】-『完訳』は「「けはひ」「音なひ」「匂ひ」と、夕霧の神経が女宮の周辺に集中」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
114【けはひどもしるく衣の音なひもおほかたの匂ひ香ばし】-『完訳』は「「けはひ」「音なひ」「匂ひ」と、夕霧の神経が女宮の周辺に集中」と注す。<BR>⏎
d1161<P>⏎
note37162 <A NAME="in22">[第二段 柏木遺愛の琴を弾く]</A><BR>118 
d1163<P>⏎
c1164【和琴引き寄せたまへれば】-主語は夕霧。<BR>⏎
119【和琴引き寄せたまへれば】-主語は夕霧。<BR>⏎
d1167<P>⏎
d1170<P>⏎
d1172<P>⏎
d1176<P>⏎
d1183<P>⏎
d1185<P>⏎
d1189<P>⏎
d1191<P>⏎
d1193<P>⏎
note37194 <A NAME="in23">[第三段 夕霧、想夫恋を弾く]</A><BR>140 
d1195<P>⏎
d1200<P>⏎
d1203<P>⏎
cd2:1204-205【ことに出でて言はぬも言ふにまさるとは人に恥ぢたるけしきをぞ見る】-夕霧から落葉宮への贈歌。「言」「琴」の掛詞。「心には下行く水のわきかへり言はで思ふぞ言ふにまされる」(古今六帖五、二六四八)を引歌とする。<BR>⏎
<P>⏎
147【ことに出でて言はぬも言ふにまさるとは--人に恥ぢたるけしきをぞ見る】-夕霧から落葉宮への贈歌。「言」「琴」の掛詞。「心には下行く水のわきかへり言はで思ふぞ言ふにまされる」(古今六帖五、二六四八)を引歌とする。<BR>⏎
d1207<P>⏎
cd2:1208-209【深き夜のあはればかりは聞きわけどことより顔にえやは弾きける】-落葉宮の返歌。「琴」の語句を受けて返す。「琴」「言」の掛詞。「えやは」反語表現。大島本は「ことよりかほに」「ひきける」とある。大島本の独自異文。他本「ことよりほかに」「いひける」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「ほかに」「言ひ」と校訂する。『新大系』は底本のままとし、脚注に「下の句、青表紙他本多く「ことよりほかにえやはいひける」。これだと「琴以外で何か言うことができましたか」」と注す。『完訳』は「迷惑な言いがかりと切り返す」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
149【深き夜のあはればかりは聞きわけど--ことより顔にえやは弾きける】-落葉宮の返歌。「琴」の語句を受けて返す。「琴」「言」の掛詞。「えやは」反語表現。大島本は「ことよりかほに」「ひきける」とある。大島本の独自異文。他本「ことよりほかに」「いひける」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「ほかに」「言ひ」と校訂する。『新大系』は底本のままとし、脚注に「下の句、青表紙他本多く「ことよりほかにえやはいひける」。これだと「琴以外で何か言うことができましたか」」と注す。『完訳』は「迷惑な言いがかりと切り返す」と注す。<BR>⏎
d1212<P>⏎
d1218<P>⏎
note37219 <A NAME="in24">[第四段 御息所、夕霧に横笛を贈る]</A><BR>157 
d1220<P>⏎
cd5:3223-227【玉の緒にせむ心地も】-「玉の緒」は延命の意。また「琴」の縁語。「片糸をこなたかなたに縒りかけてあはずは何を玉の緒にせむ」(古今集恋一、四八三、読人しらず)を踏まえる。<BR>⏎
【心地もしはべらぬ残り多くなむ】-「心地もしはべらぬ」が主語、下に格助詞「が」などが省略された形。<BR>⏎
<P>⏎
【これなむまことに】-以下「いぶかしうはべる」まで、一条御息所の詞。<BR>⏎
【御前駆に競はむ声】-御前駆に負けないほどの夕霧の笛の音色、の意。<BR>⏎
160-162【玉の緒にせむ心地もしはべらぬ残り多くなむ】-「玉の緒」は延命の意。また「琴」の縁語。「片糸をこなたかなたに縒りかけてあはずは何を玉の緒にせむ」(古今集恋一、四八三、読人しらず)を踏まえる。<BR>【心地もしはべらぬ残り多くなむ】-「心地もしはべらぬ」が主語、下に格助詞「が」などが省略された形。<BR>⏎
【これなむまことに】-以下「いぶかしうはべる」まで、一条御息所の詞。<BR>⏎
【御前駆に競はむ声なむ】-御前駆に負けないほどの夕霧の笛の音色、の意。<BR>⏎
d1229<P>⏎
d1231<P>⏎
d1233<P>⏎
d1235<P>⏎
cd4:2236-239【露しげきむぐらの宿にいにしへの秋に変はらぬ虫の声かな】-一条御息所から夕霧への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
【横笛の調べはことに変はらぬをむなしくなりし音こそ尽きせね】-夕霧の返歌。「声」を「音」と変えて詠み返す。「こと」に「琴」を響かす。<BR>⏎
<P>⏎
167-168【露しげきむぐらの宿にいにしへの--秋に変はらぬ虫の声かな】-一条御息所から夕霧への贈歌。<BR>⏎
【横笛の調べはことに変はらぬを--むなしくなりし音こそ尽きせね】-夕霧の返歌。「声」を「音」と変えて詠み返す。「こと」に「琴」を響かす。<BR>⏎
note37240 <A NAME="in25">[第五段 帰宅して、故人を想う]</A><BR>169 
d1241<P>⏎
d1243<P>⏎
d1245<P>⏎
d1248<P>⏎
d1250<P>⏎
d1252<P>⏎
d1254<P>⏎
d1256<P>⏎
d1258<P>⏎
d1262<P>⏎
d1264<P>⏎
d1266<P>⏎
d1269<P>⏎
d1274<P>⏎
note37275 <A NAME="in26">[第六段 夢に柏木現れ出る]</A><BR>190 
d1276<P>⏎
d1280<P>⏎
cd2:1281-282【笛竹に吹き寄る風のことならば末の世長きねに伝へなむ】-柏木の霊が詠んだ歌。「根」「音」、「世」「節(よ)」の掛詞。「竹」「根」「「節(よ)」は縁語。「根」は子孫の意。「なむ」願望の終助詞。この笛をわが子(薫)に伝えたい、という主旨。<BR>⏎
<P>⏎
194【笛竹に吹き寄る風のことならば--末の世長きねに伝へなむ】-柏木の霊が詠んだ歌。「根」「音」、「世」「節(よ)」の掛詞。「竹」「根」「「節(よ)」は縁語。「根」は子孫の意。「なむ」願望の終助詞。この笛をわが子(薫)に伝えたい、という主旨。<BR>⏎
d1284<P>⏎
d1286<P>⏎
d1289<P>⏎
d1293<P>⏎
d1296<P>⏎
d1299<P>⏎
d1301<P>⏎
d1303<P>⏎
note37304 <H4>第三章 夕霧の物語 匂宮と薫</H4>208 
note37305 <A NAME="in31">[第一段 夕霧、六条院を訪問]</A><BR>209 
d1306<P>⏎
cd2:1312-313【長きの闇に惑ふわざなれ】-無明長夜の闇に苦しむ、意。「なれ」は伝聞推定の助動詞。<BR>⏎
<P>⏎
215【長きの闇に惑ふわざなれ】-無明長夜の闇に苦しむ、意。「なれ」は伝聞推定の助動詞。<BR>⏎
d1316<P>⏎
d1320<P>⏎
d1324<P>⏎
d1326<P>⏎
d1328<P>⏎
d1331<P>⏎
cd2:1332-333【人も見ずまろ顔隠さむなほなほ】-匂宮の詞。『集成』は「わたしが顔を隠してあげよう。顔を隠せば、人に見えないと思っている。幼い精一杯の知恵」。『完訳』は「夕霧の顔を。一説には宮自身の顔を。幼児らしい知恵」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
228【人も見ずまろ隠さむなほなほ】-匂宮の詞。『集成』は「わたしが顔を隠してあげよう。顔を隠せば、人に見えないと思っている。幼い精一杯の知恵」。『完訳』は「夕霧の顔を。一説には宮自身の顔を。幼児らしい知恵」と注す。<BR>⏎
note37334 <A NAME="in32">[第二段 源氏の孫君たち、夕霧を奪い合う]</A><BR>229 
d1335<P>⏎
d1340<P>⏎
d1342<P>⏎
d1344<P>⏎
d1346<P>⏎
d1349<P>⏎
d1351<P>⏎
d1355<P>⏎
d1360<P>⏎
note37361 <A NAME="in33">[第三段 夕霧、薫をしみじみと見る]</A><BR>247 
d1362<P>⏎
d1365<P>⏎
d1370<P>⏎
d1374<P>⏎
d1377<P>⏎
cd2:1378-379【子とのり出でる人だに】-以下「とどめよかし」まで、致仕大臣の言葉を引用。「柏木」巻に同趣旨の言葉がある。<BR>⏎
<P>⏎
259【子とのり出でる人だに】-以下「とどめよかし」まで、致仕大臣の言葉を引用。「柏木」巻に同趣旨の言葉がある。<BR>⏎
d1382<P>⏎
d1385<P>⏎
note37386 <A NAME="in34">[第四段 夕霧、源氏と対話す]</A><BR>264 
d1387<P>⏎
d1391<P>⏎
d1394<P>⏎
d1398<P>⏎
d1400<P>⏎
d1404<P>⏎
d1406<P>⏎
d1412<P>⏎
note37413 <A NAME="in35">[第五段 笛を源氏に預ける]</A><BR>283 
d1414<P>⏎
d1420<P>⏎
d1424<P>⏎
d1427<P>⏎
d1430<P>⏎
d1432<P>⏎
d1436<P>⏎
d2438-439
<P>⏎
d1446
i1310
diffsrc/original/note38.htmlsrc/modified/note38.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-3)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 6/10/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 6/10/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d154<P>⏎
note3855 <H4>第一章 女三の宮の物語 持仏開眼供養</H4>47 
note3856 <A NAME="in11">[第一段 持仏開眼供養の準備]</A><BR>48 
d157<P>⏎
d160<P>⏎
d163<P>⏎
d168<P>⏎
d172<P>⏎
d175<P>⏎
d179<P>⏎
d184<P>⏎
note3885 <A NAME="in12">[第二段 源氏と女三の宮、和歌を詠み交わす]</A><BR>69 
d186<P>⏎
cd2:189-90【ことことしく装束きたる女房五六十人ばかり集ひたり】-女三の宮付きの女房の勢揃いであろう。五、六十人伺候していた。<BR>⏎
<P>⏎
72【ことことしく装束きたる女房六十人ばかり集ひたり】-女三の宮付きの女房の勢揃いであろう。五、六十人伺候していた。<BR>⏎
d193<P>⏎
d196<P>⏎
d198<P>⏎
c199【北の御障子も取り放ちて御簾かけたり】-『完訳』は「母屋の北側の障子(襖)。北の廂にも女房の聴聞所を設営。御簾で女房たちの姿を隠す」と注す。<BR>⏎
78【北の御障子も取り放ちて御簾かけたり】-『完訳』は「母屋の北側の障子(襖)。北の廂にも女房の聴聞所を設営。御簾で女房たちの姿を隠す」と注す。<BR>⏎
d1105<P>⏎
d1108<P>⏎
cd4:2109-112【蓮葉を同じ台と契りおきて露の分かるる今日ぞ悲しき】-源氏から女三の宮への贈歌。主旨は、一蓮托生と約束したが、別々に暮らすのが悲しい。「蓮葉」「置き」「露」が縁語。<BR>⏎
<P>⏎
【隔てなく蓮の宿を契りても君が心や住まじとすらむ】-女三の宮の返歌。「蓮」「契り」の語句を引用して、「君が心やすまじとすらむ」と切り返す。「すまじ」は「住まじ」と「清まじ」の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
86-87【蓮葉を同じ台と契りおきて--露の分かるる今日ぞ悲しき】-源氏から女三の宮への贈歌。主旨は、一蓮托生と約束したが、別々に暮らすのが悲しい。「蓮葉」「置き」「露」が縁語。<BR>⏎
【隔てなく蓮の宿を契りても--君が心や住まじとすらむ】-女三の宮の返歌。「蓮」「契り」の語句を引用して、「君が心やすまじとすらむ」と切り返す。「すまじ」は「住まじ」と「清まじ」の掛詞。<BR>⏎
d1114<P>⏎
cd2:1115-116【うち笑ひながなほあはれとものを思ほしたる御けしきなり】-この「笑ひ」は苦笑。「なほ」以下、語り手の源氏評。女三の宮になお執着している源氏の態度に対する客観的コメント。<BR>⏎
<P>⏎
89【うち笑ひながら、なほあはれとものを思ほしたる御けしきなり】-この「笑ひ」は苦笑。「なほ」以下、語り手の源氏評。女三の宮になお執着している源氏の態度に対する客観的コメント。<BR>⏎
note38117 <A NAME="in13">[第三段 持仏開眼供養執り行われる]</A><BR>90 
d1118<P>⏎
c1119【例の親王たちなどもあまた参りたまへり】-「例の」は「参りたまへり」を修飾する。したがって、「例の」の下に読点必要。<BR>⏎
91【例の親王たちなども、いとあまた参りたまへり】-「例の」は「参りたまへり」を修飾する。したがって、「例の」の下に読点必要。<BR>⏎
d1124<P>⏎
d1129<P>⏎
d1132<P>⏎
d1135<P>⏎
note38136 <A NAME="in14">[第四段 三条宮邸を整備]</A><BR>104 
d1137<P>⏎
d1141<P>⏎
d1144<P>⏎
c1145聞こえたまひつつ】-接続助詞「つつ」同じ動作の反復。<BR>⏎
110【聞こえたまひつつ】-接続助詞「つつ」同じ動作の反復。<BR>⏎
d1150<P>⏎
d1154<P>⏎
note38155 <H4>第二章 光る源氏の物語 六条院と冷泉院の中秋の宴</H4>118 
note38156 <A NAME="in21">[第一段 女三の宮の前栽に虫を放つ]</A><BR>119 
d1157<P>⏎
d1160<P>⏎
d1164<P>⏎
d1167<P>⏎
cd3:1170-172【虫の音を聞きたまふやうにてなほ思ひ離れぬさまを聞こえ悩ましたまへば】-源氏の女三の宮に対する執心。『完訳』は「「--やうにて」とあり、虫の音の観賞は二⏎
の次で、宮との対面が目的」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
129【虫の音を聞きたまふやうにてなほ思ひ離れぬさまを聞こえ悩ましたまへば】-源氏の女三の宮に対する執心。『完訳』は「「--やうにて」とあり、虫の音の観賞は二の次で、宮との対面が目的」と注す。<BR>⏎
d1174<P>⏎
d1178<P>⏎
d1181<P>⏎
note38182 <A NAME="in22">[第二段 八月十五夜、秋の虫の論]</A><BR>136 
d1183<P>⏎
cd2:1184-185【十五夜の夕暮に】八月の十五夜。中秋の名月の夜。<BR>⏎
<P>⏎
137【十五夜の夕暮に】八月の十五夜。中秋の名月の夜。<BR>⏎
d1187<P>⏎
d1190<P>⏎
c1193【しるくき伝ふる】-『集成』は「はっきり野の声さながらに鳴き続ける」と注す。<BR>⏎
143【しるくき伝ふる】-『集成』は「はっきり野の声さながらに鳴き続ける」と注す。<BR>⏎
d1195<P>⏎
cd2:1196-197【おほかたの秋をば憂しと知りにしをふり捨てがたき鈴虫の声】-女三の宮から源氏への贈歌。「秋」と「飽き」の掛詞。「鈴」「振り」は縁語。『完訳』は「源氏の「鈴虫は--」を受け、庭に虫を放つなどの源氏の厚志に感謝しながらも、自分を飽きた源氏への恨みを言い込めた歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
145【おほかたの秋をば憂しと知りにしを--ふり捨てがたき鈴虫の声】-女三の宮から源氏への贈歌。「秋」と「飽き」の掛詞。「鈴」「振り」は縁語。『完訳』は「源氏の「鈴虫は--」を受け、庭に虫を放つなどの源氏の厚志に感謝しながらも、自分を飽きた源氏への恨みを言い込めた歌」と注す。<BR>⏎
d1199<P>⏎
cd2:1200-201【心もて草の宿りを厭へどもなほ鈴虫の声ぞふりせぬ】-源氏の返歌。「振り」「鈴虫」の語句を受けて、「声ぞふりせぬ」あなたは昔どおり若く美しい、と返す。「振り」「古り」掛詞、「鈴」「振り」縁語。「草のやどり」は六条院、「鈴虫」は女三の宮を喩える。『完訳』は「源氏には、「心やすく、いまめい」た鈴虫が、女三の宮の美質として顧みられる。秋虫を放った六条院庭園は、執心を捨て得ない源氏の心象風景たりうる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
147【心もて草の宿りを厭へども--なほ鈴虫の声ぞふりせぬ】-源氏の返歌。「振り」「鈴虫」の語句を受けて、「声ぞふりせぬ」あなたは昔どおり若く美しい、と返す。「振り」「古り」掛詞、「鈴」「振り」縁語。「草のやどり」は六条院、「鈴虫」は女三の宮を喩える。『完訳』は「源氏には、「心やすく、いまめい」た鈴虫が、女三の宮の美質として顧みられる。秋虫を放った六条院庭園は、執心を捨て得ない源氏の心象風景たりうる」と注す。<BR>⏎
d1203<P>⏎
note38204 <A NAME="in23">[第三段 六条院の鈴虫の宴]</A><BR>149 
d1205<P>⏎
c1207【兵部卿宮】-蛍兵部卿宮。<BR>⏎
151【兵部卿宮】-蛍兵部卿宮。<BR>⏎
d1209<P>⏎
d1213<P>⏎
c1214【内裏の御前に今宵月の宴あるべかりつるをとまりて】-宮中の帝の御前における八月十五夜の月の宴が中止となる。その理由は語られていない。<BR>⏎
156【内裏の御前に今宵月の宴あるべかりつるをとまりて】-宮中の帝の御前における八月十五夜の月の宴が中止となる。その理由は語られていない。<BR>⏎
d1216<P>⏎
d1222<P>⏎
d1225<P>⏎
d1227<P>⏎
note38228 <A NAME="in24">[第四段 冷泉院より招請の和歌]</A><BR>166 
d1229<P>⏎
c2230-231【左大式部大輔また人びと率ゐて】-左大弁は、柏木の弟、後の紅梅大納言。式部大輔は系図不詳のここだけに登場する人物。<BR>⏎
【さるべきかぎり】-『完訳』は「詩文に堪能な人々か」と注す。<BR>⏎
167-168【左大弁、式部大輔また人びと率ゐて】-左大弁は、柏木の弟、後の紅梅大納言。式部大輔は系図不詳のここだけに登場する人物。<BR>⏎
【さるべきり】-『完訳』は「詩文に堪能な人々か」と注す。<BR>⏎
d1233<P>⏎
c1234【雲の上をかけ離れたるすみかにももの忘れせぬ秋の夜の月】-冷泉院から源氏への贈歌。『完訳』は「中秋の名月はめぐり来るのに、源氏は訪れぬと訴えた歌」と注す。<BR>⏎
170【雲の上をかけ離れたるすみかにも--もの忘れせぬ秋の夜の月】-冷泉院から源氏への贈歌。『完訳』は「中秋の名月はめぐり来るのに、源氏は訪れぬと訴えた歌」と注す。<BR>⏎
d1236<P>⏎
d1239<P>⏎
cd4:2240-243【月影は同じ雲居に見えながらわが宿からの秋ぞ変はれる】-源氏の返歌。「月影」は冷泉院を喩える。「試みに他の月をも見てしがなわが宿からのあはれなるかと」(詞花集雑上、二九九、花山院)。<BR>⏎
<P>⏎
【異なることなかめれど昔今の御ありさまの思し続けられけるままなめり】-『一葉抄』は「作者の詞」と指摘。『集成』は「なにほどのこともないご返歌だが、ご在位の昔に変る冷泉院のご様子に、何かと感慨を催されてのお作であろう。草子地」。『完訳』は「「めり」まで語り手の評。この歌には往時述懐があるとして、源氏の心の深さに注意させる言辞」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
174-175【月影は同じ雲居に見えながら--わが宿からの秋ぞ変はれる】-源氏の返歌。「月影」は冷泉院を喩える。「試みに他の月をも見てしがなわが宿からのあはれなるかと」(詞花集雑上、二九九、花山院)。<BR>⏎
【異なることなかめれど、ただ昔今の御ありさまの思し続けられけるままなめり】-『一葉抄』は「作者の詞」と指摘。『集成』は「なにほどのこともないご返歌だが、ご在位の昔に変る冷泉院のご様子に、何かと感慨を催されてのお作であろう。草子地」。『完訳』は「「めり」まで語り手の評。この歌には往時述懐があるとして、源氏の心の深さに注意させる言辞」と注す。<BR>⏎
note38244 <A NAME="in25">[第五段 冷泉院の月の宴]</A><BR>176 
d1245<P>⏎
d1247<P>⏎
d1249<P>⏎
d1253<P>⏎
d1256<P>⏎
cd2:1258-259【例の言足らぬ片端はまねぶもかたはらいたくなむ】-『集成』は「省筆をことわる草子地。上皇御前では漢詩を第一とするが、それは女性の口にすべきことではないからである」。『完訳』は「語り手の省筆の弁。言葉足らずの片端だけでは気がひける」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
185【例の言足らぬ片端はまねぶもかたはらいたくなむ】-『集成』は「省筆をことわる草子地。上皇御前では漢詩を第一とするが、それは女性の口にすべきことではないからである」。『完訳』は「語り手の省筆の弁。言葉足らずの片端だけでは気がひける」と注す。<BR>⏎
note38260 <H4>第三章 秋好中宮の物語 出家と母の罪を思う</H4>186 
note38261 <A NAME="in31">[第一段 秋好中宮、出家を思う]</A><BR>187 
d1262<P>⏎
d1264<P>⏎
d1268<P>⏎
d1272<P>⏎
d1274<P>⏎
d1278<P>⏎
d1286<P>⏎
d1288<P>⏎
note38289 <A NAME="in32">[第二段 母御息所の罪を思う]</A><BR>207 
d1290<P>⏎
d1297<P>⏎
c1300【もののあなた思たまへやらざりけるがものはかなさを】-『集成』は読点で「後世の苦しみにまで思いをめぐらしませんでしたとはほんとにいたらぬことでしたので」。『完訳』は句点で「後生のお苦しみまでは考えてあげようともいたしませんでした、それがなんとも至らぬことでございました」と訳す。<BR>⏎
216【もののあなた思たまへやらざりけるがものはかなさを】-『集成』は読点で「後世の苦しみにまで思いをめぐらしませんでしたとはほんとにいたらぬことでしたので」。『完訳』は句点で「後生のお苦しみまでは考えてあげようともいたしませんでした、それがなんとも至らぬことでございました」と訳す。<BR>⏎
d1302<P>⏎
d1304<P>⏎
d1310<P>⏎
d1314<P>⏎
d1316<P>⏎
note38317 <A NAME="in33">[第三段 秋好中宮の仏道生活]</A><BR>228 
d1318<P>⏎
d1320<P>⏎
d1327<P>⏎
d2332-333
<P>⏎
d1340
i1249
diffsrc/original/note39.htmlsrc/modified/note39.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 1/31/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 7/20/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 7/20/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d199<P>⏎
note39100 <H4>第一章 夕霧の物語 小野山荘訪問</H4>92 
note39101 <A NAME="in11">[第一段 一条御息所と落葉宮、小野山荘に移る]</A><BR>93 
d1102<P>⏎
c1103【まめ人のをとりてさかしがりたまふ大将】-『集成』は「やや揶揄的な筆致。真木柱の巻に、髭黒が「名に立てるまめ人」とされており、同じ巻に、夕霧も「この世に目馴れぬまめ人」とされていた」。『完訳』は「夕霧は「まめ人」と称されてきたが、ここでは自らそれを意識して落葉の宮接近を合理化する。「さかしが」るのも、そのため。実直な男が盲目的な恋に陥る点で、鬚黒大将とも類似。『宇津保物語』の源実忠や藤原仲頼も、妻子を捨てて貴宮への恋に溺れる」と注す。<BR>⏎
94【まめ人のをとりてさかしがりたまふ大将】-『集成』は「やや揶揄的な筆致。真木柱の巻に、髭黒が「名に立てるまめ人」とされており、同じ巻に、夕霧も「この世に目馴れぬまめ人」とされていた」。『完訳』は「夕霧は「まめ人」と称されてきたが、ここでは自らそれを意識して落葉の宮接近を合理化する。「さかしが」るのも、そのため。実直な男が盲目的な恋に陥る点で、鬚黒大将とも類似。『宇津保物語』の源実忠や藤原仲頼も、妻子を捨てて貴宮への恋に溺れる」と注す。<BR>⏎
d1106<P>⏎
d1108<P>⏎
d1110<P>⏎
d1114<P>⏎
d1121<P>⏎
d1123<P>⏎
cd4:2124-127【弁の君はた思ふ心なきにしもあらでけしきばみけるにことの外なる御もてなし】-『完訳』は「一条の宮に出入りするうちに宮に求婚し、皇女降嫁に反対の母御息所に拒まれたか」と注す。<BR>⏎
【けしきばみけるに】-接続助詞「に」逆接の意。<BR>⏎
<P>⏎
【さりげなく聞こえ馴れたまひにためり】-推量の助動詞「めり」主観的推量は、語り手の推量。<BR>⏎
109-110【弁の君はた思ふ心なきにしもあらでけしきばみけるにことの外なる御もてなし】-『完訳』は「一条の宮に出入りするうちに宮に求婚し、皇女降嫁に反対の母御息所に拒まれたか」と注す。<BR>【けしきばみけるに】-接続助詞「に」逆接の意。<BR>⏎
【さりげなく聞こえ馴れたまひにためり】-推量の助動詞「めり」主観的推量は、語り手の推量。<BR>⏎
d1130<P>⏎
c1135【いよいよ見まほしう目とまりてしげう聞こえかよひたまふ】-主語は夕霧。ますます落葉の宮に引きつけられていく。<BR>⏎
117【いよいよ見まほしう目とまりてしげう聞こえひたまふ】-主語は夕霧。ますます落葉の宮に引きつけられていく。<BR>⏎
d1137<P>⏎
cd2:1138-139【北の方けしきとり】-夕霧の北の方、すなわち雲居雁。<BR>⏎
<P>⏎
119【北の方けしきとり】-夕霧の北の方、すなわち雲居雁。<BR>⏎
note39140 <A NAME="in12">[第二段 八月二十日頃、夕霧、小野山荘を訪問]</A><BR>120 
d1141<P>⏎
d1143<P>⏎
d1147<P>⏎
c1150【松が崎の小山の色など】-『集成』は「尾山」と宛て、「歌枕。修学院の対岸、高野川の右岸に張り出した形の山。所々に岩盤が露出し、松の木が多い。「尾山」の「尾」は、峯の意」と注す。<BR>⏎
127【松が崎の小山の色など】-『集成』は「尾山」と宛て、「歌枕。修学院の対岸、高野川の右岸に張り出した形の山。所々に岩盤が露出し、松の木が多い。「尾山」の「尾」は、峯の意」と注す。<BR>⏎
d1153<P>⏎
d1157<P>⏎
d1160<P>⏎
d1164<P>⏎
cd3:1166-168【六条院に承りさしたることはべりしほどにて】-『完訳』は「口実である。雲居雁の嫉妬で訪問できなかったのが真相」と注す。<BR>⏎
【ほどにてなむ】-係助詞「なむ」の下に、できなかった、という意の言葉が省略された形。<BR>⏎
<P>⏎
139【六条院に承りさしたることはべりしほどにてなむ】-『完訳』は「口実である。雲居雁の嫉妬で訪問できなかったのが真相」と注す。<BR>【ほどにてなむ】-係助詞「なむ」の下に、できなかった、という意の言葉が省略された形。<BR>⏎
note39169 <A NAME="in13">[第三段 夕霧、落葉宮に面談を申し入れる]</A><BR>140 
d1170<P>⏎
d1174<P>⏎
d1178<P>⏎
d1185<P>⏎
d1189<P>⏎
d1192<P>⏎
d1194<P>⏎
d1196<P>⏎
d1200<P>⏎
c1206【推し量りこえさするによりなむ】-係助詞「なむ」の下に「侍る」などの語句が省略。<BR>⏎
168【推し量りこえさするによりなむ】-係助詞「なむ」の下に「侍る」などの語句が省略。<BR>⏎
d1209<P>⏎
note39210 <A NAME="in14">[第四段 夕霧、山荘に一晩逗留を決意]</A><BR>171 
d1211<P>⏎
d1215<P>⏎
d1218<P>⏎
d1222<P>⏎
cd6:3223-228【まかでむ方も見えずなりくはいかがすべき】-夕霧の詞。『完訳』は「霧で帰れない。恋の常套句」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【山里のあはれを添ふる夕霧に立ち出でむ空もなき心地して】-夕霧から落葉の宮への贈歌。「霧」「立ち」「空」が縁語。「夕霧に衣は濡れて草枕旅寝するかも逢はぬ君ゆゑ」(古今六帖、霧)。<BR>⏎
<P>⏎
【山賤の籬をこめて立つ霧も心そらなる人はとどめず】-落葉の宮の返歌。「山」「立つ」「霧」「心」「空」の語句を受けて、「霧」を落葉の宮自身に、「心そらなる人」を夕霧に喩えて、「とどめず」と切り返す。<BR>⏎
<P>⏎
180-182【まかでむ方も見えずなりくはいかがすべき】-夕霧の詞。『完訳』は「霧で帰れない。恋の常套句」と注す。<BR>⏎
【山里のあはれを添ふる夕霧に--立ち出でむ空もなき心地して】-夕霧から落葉の宮への贈歌。「霧」「立ち」「空」が縁語。「夕霧に衣は濡れて草枕旅寝するかも逢はぬ君ゆゑ」(古今六帖、霧)。<BR>⏎
【山賤の籬をこめて立つ霧も--心そらなる人はとどめず】-落葉の宮の返歌。「山」「立つ」「霧」「心」「空」の語句を受けて、「霧」を落葉の宮自身に、「心そらなる人」を夕霧に喩えて、「とどめず」と切り返す。<BR>⏎
d1231<P>⏎
d1235<P>⏎
c1236【情けなうあはつけきものには】-以下「知らせたてまつらむ」まで、夕霧の心中。<BR>⏎
188【情けなうあはつけきものには】-以下「知らせたてまつらむ」まで、夕霧の心中。<BR>⏎
d1239<P>⏎
d1242<P>⏎
d1247<P>⏎
note39248 <A NAME="in15">[第五段 夕霧、落葉宮の部屋に忍び込む]</A><BR>197 
d1249<P>⏎
cd2:1253-254【までなど】-大島本は「まてなと」とある。『完本』は諸本に従って「までなむと」と「む」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
<P>⏎
201【まで--など】-大島本は「まてなと」とある。『完本』は諸本に従って「までなむと」と「む」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
d1259<P>⏎
cd2:1262-263【いとようたどりてきとどめたてまつりつ】-主語は夕霧。夕霧には敬語表現のないことに注意。<BR>⏎
<P>⏎
208【いとようたどりて、ひきとどめたてまつりつ】-主語は夕霧。夕霧には敬語表現のないことに注意。<BR>⏎
d1266<P>⏎
d1268<P>⏎
cd2:1270-271【数ならずとも御耳馴れぬる年月も重なりぬらむ】-『完訳』は「夕霧のいやみな自卑。多年、この邸に昵懇を重ねてきた、の気持のみならず、権勢家としての自分の名声を誇る気持もこめる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
213【数ならずとも御耳馴れぬる年月も重なりぬらむ】-『完訳』は「夕霧のいやみな自卑。多年、この邸に昵懇を重ねてきた、の気持のみならず、権勢家としての自分の名声を誇る気持もこめる」と注す。<BR>⏎
d1273<P>⏎
note39274 <A NAME="in16">[第六段 夕霧、落葉宮をかき口説く]</A><BR>215 
d1275<P>⏎
d1277<P>⏎
d1281<P>⏎
d1285<P>⏎
d1287<P>⏎
d1290<P>⏎
d1292<P>⏎
d1297<P>⏎
note39298 <A NAME="in17">[第七段 迫りながらも明け方近くなる]</A><BR>231 
d1299<P>⏎
d1304<P>⏎
d1307<P>⏎
cd2:1308-309【えなむ静めつまじき心地しはべる】-『集成』は「「つれなき心もつかふ」かもしれないとおどす」。『完訳』は「自分も薄情に強引に出るか、と反転」と注す。「やすきほどの人」と同様に「つれなき心を使」おうか、と脅しに出る。<BR>⏎
<P>⏎
238【えなむ静めつまじき心地しはべる】-『集成』は「「つれなき心もつかふ」かもしれないとおどす」。『完訳』は「自分も薄情に強引に出るか、と反転」と注す。「やすきほどの人」と同様に「つれなき心を使」おうか、と脅しに出る。<BR>⏎
d1311<P>⏎
d1313<P>⏎
d1315<P>⏎
cd2:1316-317【我のみや憂き世を知れるためしにて濡れそふ袖の名を朽たすべき】-落葉宮の歌。『完訳』は「夕霧の「世の中を--あらじを」に対応。「濡れ添ふ」は、柏木との結婚で流した涙に、夕霧との仲で流す涙を添える意。「くたす」は評判を朽たす、涙で袖を朽たす、の両意。己が身の不幸を痛恨する歌」と注す。係助詞「や」疑問の意は「朽たすべき」連体形に係る。<BR>⏎
<P>⏎
242【我のみや憂き世を知れるためしにて--濡れそふ袖の名を朽たすべき】-落葉宮の歌。『完訳』は「夕霧の「世の中を--あらじを」に対応。「濡れ添ふ」は、柏木との結婚で流した涙に、夕霧との仲で流す涙を添える意。「くたす」は評判を朽たす、涙で袖を朽たす、の両意。己が身の不幸を痛恨する歌」と注す。係助詞「や」疑問の意は「朽たすべき」連体形に係る。<BR>⏎
cd2:1320-321【いかに言ひつるぞと】-どうして歌など詠んだのだろうと、後悔の気持ち。<BR>⏎
<P>⏎
245【いかに言ひつることぞと】-どうして歌など詠んだのだろうと、後悔の気持ち。<BR>⏎
d1323<P>⏎
cd2:1324-325【おほかたは我濡衣を着せずとも朽ちにし袖の名やは隠るる】-夕霧の返歌。「濡れ添ふ袖」「名を朽たす」の語句を受けて、「濡衣」「朽ちにし袖」と返す。「名やは隠るる」反語表現、汚名は歴然としているではないか、と切り返した。『完訳』は「すでに汚名を立てたのだから、自分との間に悪評を立てても構わぬではないか、の意。宮を傷つける歌だが、宮の微妙な心の動きを顧慮しない」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
247【おほかたは我濡衣を着せずとも--朽ちにし袖の名やは隠るる】-夕霧の返歌。「濡れ添ふ袖」「名を朽たす」の語句を受けて、「濡衣」「朽ちにし袖」と返す。「名やは隠るる」反語表現、汚名は歴然としているではないか、と切り返した。『完訳』は「すでに汚名を立てたのだから、自分との間に悪評を立てても構わぬではないか、の意。宮を傷つける歌だが、宮の微妙な心の動きを顧慮しない」と注す。<BR>⏎
d1327<P>⏎
d1333<P>⏎
note39334 <A NAME="in18">[第八段 夕霧、和歌を詠み交わして帰る]</A><BR>254 
d1335<P>⏎
d1338<P>⏎
d1345<P>⏎
d1347<P>⏎
d1349<P>⏎
d1354<P>⏎
cd2:1355-356【荻原や軒端の露にそぼちつつ八重立つ霧を分けぞ行くべき】-夕霧から落葉宮への贈歌。『完訳』は「露と霧の中を涙ながらに帰る自分に同情を引こうとする歌」と注す。「夕霧に衣は濡れて草枕旅寝するかも逢はぬ君ゆゑ」(古今六帖一)。<BR>⏎
<P>⏎
269【荻原や軒端の露にそぼちつつ--八重立つ霧を分けぞ行くべき】-夕霧から落葉宮への贈歌。『完訳』は「露と霧の中を涙ながらに帰る自分に同情を引こうとする歌」と注す。「夕霧に衣は濡れて草枕旅寝するかも逢はぬ君ゆゑ」(古今六帖一)。<BR>⏎
d1358<P>⏎
d1361<P>⏎
cd2:1362-363【分け行かむ草葉の露をかことにてなほ濡衣をかけむとや思ふ】-落葉宮の返歌。「露」の語句を受けて返す。<BR>⏎
<P>⏎
273【分け行かむ草葉の露をかことにて--なほ濡衣をかけむとや思ふ】-落葉宮の返歌。「露」の語句を受けて返す。<BR>⏎
d1365<P>⏎
d1370<P>⏎
note39371 <H4>第二章 落葉宮の物語 律師の告げ口</H4>279 
note39372 <A NAME="in21">[第一段 夕霧の後朝の文]</A><BR>280 
d1373<P>⏎
d1376<P>⏎
d1378<P>⏎
c1379【香の唐櫃】-『集成』は「香を入れて、収めた装束に匂いを移らせる唐櫃」。『完訳』は「香を着物に移らせるための唐櫃」と注す。<BR>⏎
284【香の唐櫃】-『集成』は「香を入れて、収めた装束に匂いを移らせる唐櫃」。『完訳』は「香を着物に移らせるための唐櫃」と注す。<BR>⏎
d1381<P>⏎
c1383【にはかにあさましかりし】-以下、落葉の宮の心中に沿った叙述。<BR>⏎
287【にはかにあさましかりし】-以下、落葉の宮の心中に沿った叙述。<BR>⏎
d1385<P>⏎
d1387<P>⏎
d1389<P>⏎
d1392<P>⏎
d1394<P>⏎
d1399<P>⏎
d1401<P>⏎
cd2:1402-403【魂をつれなき袖に留めおきてわが心から惑はるるかな】-夕霧から落葉の宮への贈歌。『河海抄』は「飽かざりし袖の中にや入りにけむ我が魂のなき心地する」(古今集雑下、九九二、陸奥)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
299【魂をつれなき袖に留めおきて--わが心から惑はるるかな】-夕霧から落葉の宮への贈歌。『河海抄』は「飽かざりし袖の中にや入りにけむ我が魂のなき心地する」(古今集雑下、九九二、陸奥)を指摘。<BR>⏎
d1406<P>⏎
d1410<P>⏎
d1413<P>⏎
d1415<P>⏎
note39416 <A NAME="in22">[第二段 律師、御息所に告げ口]</A><BR>308 
d1417<P>⏎
d1419<P>⏎
d1423<P>⏎
d1425<P>⏎
d1427<P>⏎
d1429<P>⏎
cd2:1433-434【昨夜も御車も返して】-係助詞「も」、最初の「も」は同例の意、後出の「も」は強調の意。過去にも見掛けたことがあったという含み。<BR>⏎
<P>⏎
319【昨夜も御車も返して】-係助詞「も」、最初の「も」は同例の意、後出の「も」は強調の意。過去にも見掛けたことがあったという含み。<BR>⏎
d1438<P>⏎
d1441<P>⏎
c1444【ただかやうなる罪により】-愛欲の罪。<BR>⏎
327【ただかやう罪により】-愛欲の罪。<BR>⏎
d1446<P>⏎
d1451<P>⏎
d1456<P>⏎
note39457 <A NAME="in23">[第三段 御息所、小少将君に問い質す]</A><BR>337 
d1458<P>⏎
d1460<P>⏎
d1465<P>⏎
d1471<P>⏎
d1473<P>⏎
d1480<P>⏎
d1483<P>⏎
d1487<P>⏎
d1489<P>⏎
d1491<P>⏎
d1493<P>⏎
note39494 <A NAME="in24">[第四段 落葉宮、母御息所のもとに参る]</A><BR>363 
d1495<P>⏎
d1498<P>⏎
d1501<P>⏎
c1503【直らぬさまにもりなむ】-「なり」動詞、連用形に、完了の助動詞「な」確述の意と推量の助動詞「む」、推量の意が付いて、強い推量の意を表す。以下の文の主語になっている。<BR>⏎
369【直らぬさまにもりなむ】-「なり」動詞、連用形に、完了の助動詞「な」確述の意と推量の助動詞「む」、推量の意が付いて、強い推量の意を表す。以下の文の主語になっている。<BR>⏎
d1505<P>⏎
cd2:1506-507【ものをいと苦しうさまざまに思すには気ぞ上りける】-『万水一露』は「双紙の地也」と指摘。<BR>⏎
<P>⏎
371【ものをいと苦しうさまざまに思すには気ぞ上りける】-『万水一露』は「双紙の地也」と指摘。<BR>⏎
d1510<P>⏎
d1513<P>⏎
cd2:1516-517【いみじうものをのみ思はせたてまつること】-母御息所に対して。<BR>⏎
<P>⏎
378【いみじうものをのみ思はせたてまつること】-母御息所に対して。<BR>⏎
d1523<P>⏎
d1526<P>⏎
d1528<P>⏎
d1530<P>⏎
note39531 <A NAME="in25">[第五段 御息所の嘆き]</A><BR>388 
d1532<P>⏎
d1534<P>⏎
c1535【いと乱りがはしはべれば】-以下「悔しきまでなむ」まで、御息所の詞。<BR>⏎
390【いと乱りがはしげにはべれば】-以下「悔しきまでなむ」まで、御息所の詞。<BR>⏎
d1540<P>⏎
c1541【ただ時のに隔たりぬべき世の中を】-『集成』は「思えば、ほんの一時のうちに別れ別れにならねばならない無常迅速のこの世ですのに、それを勝手についつい親子の情にほだされてきましたのも、今となってはくやまれるほどでございます」と訳す。<BR>⏎
395【ただ時のに隔たりぬべき世の中を】-『集成』は「思えば、ほんの一時のうちに別れ別れにならねばならない無常迅速のこの世ですのに、それを勝手についつい親子の情にほだされてきましたのも、今となってはくやまれるほどでございます」と訳す。<BR>⏎
d1544<P>⏎
d1547<P>⏎
d1550<P>⏎
note39551 <H4>第三章 一条御息所の物語 行き違いの不幸</H4>402 
note39552 <A NAME="in31">[第一段 御息所、夕霧に返書]</A><BR>403 
d1553<P>⏎
d1555<P>⏎
d1557<P>⏎
d1559<P>⏎
d1562<P>⏎
d1565<P>⏎
d1567<P>⏎
d1569<P>⏎
cd2:1570-571【せくからに浅さぞ見えむ山川の流れての名をつつみ果てずは】-「塞く」「浅さ」「流れ」が「山川」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
413【せくからに浅さぞ見えむ山川の--流れての名をつつみ果てずは】-「塞く」「浅さ」「流れ」が「山川」の縁語。<BR>⏎
d1573<P>⏎
d1576<P>⏎
d1579<P>⏎
d1582<P>⏎
cd2:1583-584【女郎花萎るる野辺をいづことて一夜ばかりの宿を借りけむ】-『河海抄』は「秋の野に狩りぞ暮れぬる女郎花今宵ばかりの宿もかさなむ」(古今六帖二、小鷹狩)を指摘。「女郎花」を宮に、「野辺」を小野山荘に喩える。『集成』は「今宵の訪れのないのを責めた歌であるが、同時に、母親として娘を許すという意志表示にもなっている」。『完訳』は「二人の結婚を前提に夕霧の訪れぬのをなじる歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
421【女郎花萎るる野辺をいづことて--一夜ばかりの宿を借りけむ】-『河海抄』は「秋の野に狩りぞ暮れぬる女郎花今宵ばかりの宿もかさなむ」(古今六帖二、小鷹狩)を指摘。「女郎花」を宮に、「野辺」を小野山荘に喩える。『集成』は「今宵の訪れのないのを責めた歌であるが、同時に、母親として娘を許すという意志表示にもなっている」。『完訳』は「二人の結婚を前提に夕霧の訪れぬのをなじる歌」と注す。<BR>⏎
d1586<P>⏎
d1588<P>⏎
d1590<P>⏎
note39591 <A NAME="in32">[第二段 雲居雁、手紙を奪う]</A><BR>425 
d1592<P>⏎
d1596<P>⏎
d1598<P>⏎
cd2:1601-602【はひ寄りて御後より取りたまうつ】-国宝「源氏物語絵巻」には夕霧の背後から右手を伸ばした雲居雁の立ち姿が描かれている。<BR>⏎
<P>⏎
432【はひ寄りて御後より取りたまうつ】-国宝「源氏物語絵巻」には夕霧の背後から右手を伸ばした雲居雁の立ち姿が描かれている。<BR>⏎
d1608<P>⏎
d1610<P>⏎
d1612<P>⏎
d1615<P>⏎
c2617-618【またあらかし】-読点で、下文にかけて読む句。<BR>⏎
【もの懼ぢしたる鳥の兄鷹のもののやうなるは】-「兄鷹(せう)」。雄鷹は雌鷹にびくびくしているという譬えによる。終助詞「は」詠嘆の意。句点で文が切れる。<BR>⏎
443-444【またあらかし】-読点で、下文にかけて読む句。<BR>⏎
【もの懼ぢしたる鳥の兄鷹やうのもののやうなるは】-「兄鷹(せう)」。雄鷹は雌鷹にびくびくしているという譬えによる。終助詞「は」詠嘆の意。句点で文が切れる。<BR>⏎
d1620<P>⏎
c1622【わが心地も古りがたく】-夕霧の気持ち。<BR>⏎
447【わが心地もなほ古りがたく】-夕霧の気持ち。<BR>⏎
d1626<P>⏎
d1631<P>⏎
c1633【よからずもの聞こえ知らする人ぞある人そあるべき】-後文から大輔の乳母を指して言っていることがわかる。<BR>⏎
456【よからずもの聞こえ知らする人ぞあるべき】-後文から大輔の乳母を指して言っていることがわかる。<BR>⏎
d1638<P>⏎
d1641<P>⏎
note39642 <A NAME="in33">[第三段 手紙を見ぬまま朝になる]</A><BR>463 
d1643<P>⏎
d1646<P>⏎
d1649<P>⏎
d1654<P>⏎
d1656<P>⏎
d1660<P>⏎
d1662<P>⏎
c1663【一夜の山風に】-以下「聞こえたまへかし」まで、雲居雁の詞。「御山風」は小野山荘訪問を喩える。皮肉を込める。<BR>⏎
477【一夜の山風に】-以下「聞こえたまへかし」まで、雲居雁の詞。「御山風」は小野山荘訪問を喩える。皮肉を込める。<BR>⏎
d1666<P>⏎
d1668<P>⏎
d1670<P>⏎
note39671 <A NAME="in34">[第四段 夕霧、手紙を見る]</A><BR>482 
d1672<P>⏎
cd2:1674-675【山の蔭いかに】-以下「御返事をだに」まで、夕霧の心中。「山の蔭」は小野山荘をさす。直前の「ひぐらしの」歌による措辞。<BR>⏎
【いかに霧りふたがりぬらむ】-『完訳』は「涙に濡れて思い屈する意」と注す。<BR>⏎
484【山の蔭いかに霧りふたがりぬらむ】-以下「御返事をだに」まで、夕霧の心中。「山の蔭」は小野山荘をさす。直前の「ひぐらしの」歌による措辞。<BR>【いかに霧りふたがりぬらむ】-『完訳』は「涙に濡れて思い屈する意」と注す。<BR>⏎
d1678<P>⏎
d1682<P>⏎
d1684<P>⏎
d1686<P>⏎
d1688<P>⏎
cd2:1691-692【身もつらく】-大島本は「身もつらく」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「身もつらくて」と「て」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
<P>⏎
495【身もつらく】-大島本は「身もつらく」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「身もつらくて」と「て」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
d1696<P>⏎
d1698<P>⏎
d1701<P>⏎
cd2:1702-703【秋の野の草の茂みは分けしかど仮寝の枕結びやはせし】-「草」「枕」「結び」が縁語。「結びやはせし」反語表現。仮初の契りを結んだおぼえはありません、の意。<BR>⏎
<P>⏎
502【秋の野の草の茂みは分けしかど--仮寝の枕結びやはせし】-「草」「枕」「結び」が縁語。「結びやはせし」反語表現。仮初の契りを結んだおぼえはありません、の意。<BR>⏎
d1705<P>⏎
d1707<P>⏎
d1709<P>⏎
note39710 <A NAME="in35">[第五段 御息所の嘆き]</A><BR>506 
d1711<P>⏎
d1715<P>⏎
d1720<P>⏎
d1725<P>⏎
d1730<P>⏎
c1732【女の人二人と見るは心憂くあはつけきわざなるを】-『河海抄』は「忠臣不事二君、貞女不更二夫」(史記、田単列伝)を指摘。<BR>⏎
523【女の人二人と見るためし心憂くあはつけきわざなるを】-『河海抄』は「忠臣不事二君、貞女不更二夫」(史記、田単列伝)を指摘。<BR>⏎
c1734【人の近づきこゆべきにもあらぬを】-推量の助動詞「べき」当然の意。「を」について、『集成』は接続助詞、逆接の意に解し、読点で下文に続けて読み、『完訳』は間投助詞、詠嘆の意に解し、句点で文を結ぶ。<BR>⏎
525【人の近づきこゆべきにもあらぬを】-推量の助動詞「べき」当然の意。「を」について、『集成』は接続助詞、逆接の意に解し、読点で下文に続けて読み、『完訳』は間投助詞、詠嘆の意に解し、句点で文を結ぶ。<BR>⏎
d1737<P>⏎
d1744<P>⏎
d1746<P>⏎
note39747 <A NAME="in36">[第六段 御息所死去す]</A><BR>535 
d1748<P>⏎
d1752<P>⏎
d1755<P>⏎
d1759<P>⏎
d1762<P>⏎
d1765<P>⏎
c1766【心憂く世のにも】-以下「残しけむ」まで、御息所の心中。「世の例」は、『完訳』は「皇女なのに一夜で男に捨てられる例」と注す。<BR>⏎
548【心憂く世のためしにも】-以下「残しけむ」まで、御息所の心中。「世の例」は、『完訳』は「皇女なのに一夜で男に捨てられる例」と注す。<BR>⏎
d1768<P>⏎
d1771<P>⏎
d1773<P>⏎
c1775【限りある道は】-『集成』は「きまった運命の死出の旅路では」。『完訳』は「決められた死出の御旅路から」と訳す。<BR>⏎
554【限りある道は】-『集成』は「きまった運命の死出の旅路では」。『完訳』は「決められた死出の御旅路から」と訳す。<BR>⏎
d1777<P>⏎
d1780<P>⏎
d1783<P>⏎
note39784 <A NAME="in37">[第七段 朱雀院の弔問の手紙]</A><BR>560 
d1785<P>⏎
d1790<P>⏎
d1794<P>⏎
d1797<P>⏎
d1799<P>⏎
d1801<P>⏎
d1803<P>⏎
note39804 <A NAME="in38">[第八段 夕霧の弔問]</A><BR>573 
d1805<P>⏎
d1811<P>⏎
d1816<P>⏎
d1818<P>⏎
d1820<P>⏎
d1822<P>⏎
cd2:1823-824【いとかるらかならぬ御さまにて】-夕霧をさす。近衛大将。遠路はるばる自ら急いで弔問に訪れたことをいう。<BR>⏎
<P>⏎
586【いとらかならぬ御さまにて】-夕霧をさす。近衛大将。遠路はるばる自ら急いで弔問に訪れたことをいう。<BR>⏎
d1826<P>⏎
d1829<P>⏎
d1832<P>⏎
d1838<P>⏎
d1842<P>⏎
d1844<P>⏎
note39845 <A NAME="in39">[第九段 御息所の葬儀]</A><BR>601 
d1846<P>⏎
d1850<P>⏎
d1852<P>⏎
d1855<P>⏎
d1857<P>⏎
d1859<P>⏎
d1863<P>⏎
note39864 <H4>第四章 夕霧の物語 落葉宮に心あくがれる夕霧</H4>613 
note39865 <A NAME="in41">[第一段 夕霧、返事を得られず]</A><BR>614 
d1866<P>⏎
d1870<P>⏎
d1877<P>⏎
d1879<P>⏎
d1886<P>⏎
d1892<P>⏎
note39893 <A NAME="in42">[第二段 雲居雁の嘆きの歌]</A><BR>636 
d1894<P>⏎
d1896<P>⏎
d1899<P>⏎
d1903<P>⏎
cd2:1904-905【あはれをもいかに知りてか慰めむあるや恋しき亡きや悲しき】-雲居雁から夕霧への贈歌。「ある」は落葉宮をさし、「亡き」は御息所をさす。<BR>⏎
<P>⏎
643【あはれをもいかに知りてか慰めむ--あるや恋しき亡きや悲しき】-雲居雁から夕霧への贈歌。「ある」は落葉宮をさし、「亡き」は御息所をさす。<BR>⏎
d1907<P>⏎
c1908【先きざきもかく】-大島本は「さま(ま$き)/\も」とある。すなわち「ま」をミセケチにして「き」と訂正する。『集成』『新大系』は底本の訂正に従う。『完本』は底本の訂正以前と諸本に従って「さまざまも」と校訂する。以下「亡きがよそへや」まで、夕霧の心中。<BR>⏎
645【先きもかく】-大島本は「さま(ま$き)/\も」とある。すなわち「ま」をミセケチにして「き」と訂正する。『集成』『新大系』は底本の訂正に従う。『完本』は底本の訂正以前と諸本に従って「さまざまも」と校訂する。以下「亡きがよそへや」まで、夕霧の心中。<BR>⏎
d1911<P>⏎
cd2:1912-913【いづれとか分きて眺めむ消えかへる露も草葉のうへと見ぬ世を】-夕霧から雲居雁への返歌。「ある」「亡き」から「消えかへる露」と詠み返した。『集成』は「落葉の宮のことははぐらかした返歌」。『弄花抄』は「我が宿の菊の垣根におく霜の消えかへりてぞ恋しかりける」(古今集恋二、五六四、紀友則)を指摘。『源注拾遺』は「露をだにあだなるものと思ひけむ我が身も草もおかぬばかりを」(古今集哀傷、八六〇、藤原これもと)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
648【いづれとか分きて眺めむ消えかへる--露も草葉のうへと見ぬ世を】-夕霧から雲居雁への返歌。「ある」「亡き」から「消えかへる露」と詠み返した。『集成』は「落葉の宮のことははぐらかした返歌」。『弄花抄』は「我が宿の菊の垣根におく霜の消えかへりてぞ恋しかりける」(古今集恋二、五六四、紀友則)を指摘。『源注拾遺』は「露をだにあだなるものと思ひけむ我が身も草もおかぬばかりを」(古今集哀傷、八六〇、藤原これもと)を指摘。<BR>⏎
d1915<P>⏎
d1917<P>⏎
d1920<P>⏎
d1922<P>⏎
d1924<P>⏎
d1926<P>⏎
note39927 <A NAME="in43">[第三段 九月十日過ぎ、小野山荘を訪問]</A><BR>656 
d1928<P>⏎
cd2:1932-933【木枯の吹き払ひたるに鹿はただ籬のもとにたたずみつつ】-『完訳』は「木枯らしが吹きはらうと、鹿は垣根のすぐ近くにたたずんでは」と訳し、前出「に」接続助詞、後出「に」格助詞、に解す。「吹き払ひたる」を準体言と見て両方とも格助詞「に」場所、所を表す意とも解せる。<BR>⏎
【たたずみつつ】-「つつ」接続助詞、同じ動作の反復・継続。<BR>⏎
660【木枯の吹き払ひたるに鹿はただ籬のもとにたたずみつつ】-『完訳』は「木枯らしが吹きはらうと、鹿は垣根のすぐ近くにたたずんでは」と訳し、前出「に」接続助詞、後出「に」格助詞、に解す。「吹き払ひたる」を準体言と見て両方とも格助詞「に」場所、所を表す意とも解せる。<BR>【たたずみつつ】-「つつ」接続助詞、同じ動作の反復・継続。<BR>⏎
d1935<P>⏎
d1940<P>⏎
d1946<P>⏎
d1948<P>⏎
d1952<P>⏎
d1957<P>⏎
d1962<P>⏎
note39963 <A NAME="in44">[第四段 板ばさみの小少将君]</A><BR>683 
d1964<P>⏎
d1966<P>⏎
d1971<P>⏎
d1977<P>⏎
d1981<P>⏎
d1986<P>⏎
d1988<P>⏎
cd4:2989-992【里遠み小野の篠原わけて来て我も鹿こそ声も惜しまね】-夕霧から小少将の君への贈歌。「鹿」「然(しか)」の掛詞。『河海抄』は「山城の小野の山人里遠み仮の宿りをとりぞかねつる」(出典未詳)を指摘。『集成』は「山城の小野の山辺の里遠み仮の宿りもとりぞかねつる」(能宣集)を指摘。『全集』は「浅茅生の小野の篠原忍ぶとも人こそ知るらめや言ふ人なしに」(古今集恋一、五〇五、読人しらず)「浅茅生の小野の篠原忍ぶれどなどか人の恋しき」(後撰集恋一、五七八、源等)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【藤衣露けき秋の山人は鹿の鳴く音に音をぞ添へつる】-小少将の君の返歌。「鹿」の語句を受けて返す。『全集』は「山里は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴く音に目を覚ましつつ」(古今集秋上、二一四、壬生忠岑)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
702-703【里遠み小野の篠原わけて来て--我も鹿こそ声も惜しまね】-夕霧から小少将の君への贈歌。「鹿」「然(しか)」の掛詞。『河海抄』は「山城の小野の山人里遠み仮の宿りをとりぞかねつる」(出典未詳)を指摘。『集成』は「山城の小野の山辺の里遠み仮の宿りもとりぞかねつる」(能宣集)を指摘。『全集』は「浅茅生の小野の篠原忍ぶとも人こそ知るらめや言ふ人なしに」(古今集恋一、五〇五、読人しらず)「浅茅生の小野の篠原忍ぶれどなどか人の恋しき」(後撰集恋一、五七八、源等)を指摘。<BR>⏎
【藤衣露けき秋の山人は--鹿の鳴く音に音をぞ添へつる】-小少将の君の返歌。「鹿」の語句を受けて返す。『全集』は「山里は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴く音に目を覚ましつつ」(古今集秋上、二一四、壬生忠岑)を指摘。<BR>⏎
d1994<P>⏎
cd2:1996-997【夢の世をすこし思ひ覚ます折】-「夢」「覚ます」縁語表現。<BR>⏎
<P>⏎
706【夢の世をすこし思ひ覚ます折】-「夢」「覚ます」縁語表現。<BR>⏎
d11000<P>⏎
note391001 <A NAME="in45">[第五段 夕霧、一条宮邸の側を通って帰宅]</A><BR>709 
d11002<P>⏎
c11003【道すがらもあはれなる空を眺めて十三日の月いとはなやかにさし出でぬれば】-小野山荘からの帰途。九月十三日の月がさし昇る。十三夜の月として賞美されている。<BR>⏎
710【道すがらもあはれなる空を眺めて十三日の月いとはなやかにさし出でぬれば】-小野山荘からの帰途。九月十三日の月がさし昇る。十三夜の月として賞美されている。<BR>⏎
d11006<P>⏎
cd2:11008-1009【人影も見えず月のみ】-「(人)影」「月」縁語。<BR>⏎
【月のみ遣水の面をあらはに澄みましたるに】-「澄む」「住む」の掛詞。月を擬人化した表現。<BR>⏎
714【人影も見えず月のみ遣水の面をあらはに澄みましたるに】-「(人)影」「月」縁語。<BR>【月のみ遣水の面をあらはに澄みましたるに】-「澄む」「住む」の掛詞。月を擬人化した表現。<BR>⏎
d11011<P>⏎
cd2:11012-1013【見し人の影み果てぬ池水にひとり宿守る秋の夜の月】-夕霧の独詠歌。柏木を偲ぶ。「人の影」「(月の)影」、「住み」「澄み」の掛詞。「影」「澄み」「月」縁語。『異本紫明抄』は「亡き人の影だに見えぬ遣水の底に涙を流してぞこし」(後撰集哀傷、一四〇三、伊勢)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
716【見し人の影み果てぬ池水に--ひとり宿守る秋の夜の月】-夕霧の独詠歌。柏木を偲ぶ。「人の影」「(月の)影」、「住み」「澄み」の掛詞。「影」「澄み」「月」縁語。『異本紫明抄』は「亡き人の影だに見えぬ遣水の底に涙を流してぞこし」(後撰集哀傷、一四〇三、伊勢)を指摘。<BR>⏎
d11016<P>⏎
d11018<P>⏎
d11020<P>⏎
c11023き出でつつ】-接続助詞「つつ」同じ動作の反復継続。<BR>⏎
723き出でつつ】-接続助詞「つつ」同じ動作の反復継続。<BR>⏎
d11026<P>⏎
d11031<P>⏎
c11032【いつとかはおどろかすべき明けぬ夜の夢覚めてとか言ひしひとこと】-夕霧から落葉宮への贈歌。宮の「あさましき夢の世をすこしも思ひ覚ます折あらば」と言った言葉を受けて詠み贈る。<BR>⏎
730【いつとかはおどろかすべき明けぬ夜の--夢覚めてとか言ひしひとこと】-夕霧から落葉宮への贈歌。宮の「あさましき夢の世をすこしも思ひ覚ます折あらば」と言った言葉を受けて詠み贈る。<BR>⏎
d11034<P>⏎
cd2:11037-1038【御返り事をだに見つけてしがななほいかなることぞ】-雲居雁の心中。<BR>⏎
<P>⏎
734【御返り事をだに見つけてしがななほいかなることぞ】-雲居雁の心中。<BR>⏎
note391039 <A NAME="in46">[第六段 落葉宮の返歌が届く]</A><BR>735 
d11040<P>⏎
d11042<P>⏎
d11046<P>⏎
c11048【目にはたまうてけり】-夕霧の心中。完了の助動詞「て」確述。過去助動詞「けり」詠嘆。驚嘆のニュアンス。<BR>⏎
741【目にはたまうてけり】-夕霧の心中。完了の助動詞「て」確述。過去助動詞「けり」詠嘆。驚嘆のニュアンス。<BR>⏎
d11051<P>⏎
cd2:11052-1053【朝夕に泣く音を立つる小野山は絶えぬ涙や音無の】-落葉宮の手習歌。『完訳』は「亡母追慕の歌」と注す。『大系』は「恋ひ侘びぬ音をだに泣かむ声立てていづれなるらむ音無の滝」(拾遺集恋二、七四九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
744【朝夕に泣く音を立つる小野山は--絶えぬ涙や音無の】-落葉宮の手習歌。『完訳』は「亡母追慕の歌」と注す。『大系』は「恋ひ侘びぬ音をだに泣かむ声立てていづれなるらむ音無の滝」(拾遺集恋二、七四九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d11055<P>⏎
c11056【人の上などまで】-以下「心焦られそ」まで、夕霧の心中。「人の上」は柏木のことをさす。<BR>⏎
746【人の上などにて】-以下「心焦られそ」まで、夕霧の心中。「人の上」は柏木のことをさす。<BR>⏎
d11058<P>⏎
note391059 <H4>第五章 落葉宮の物語 夕霧執拗に迫る</H4>748 
note391060 <A NAME="in51">[第一段 源氏や紫の上らの心配]</A><BR>749 
d11061<P>⏎
d11066<P>⏎
c11067【いとほしういづ方につけても】-以下、純粋な源氏の心中文となる。雲居雁に対してもまた落葉宮に対しても。<BR>⏎
754【いとほしういづ方にも】-以下、純粋な源氏の心中文となる。雲居雁に対してもまた落葉宮に対しても。<BR>⏎
cd4:21070-1073【さばかりのことたどぬにはあらじ】-『完訳』は「大将がそれくらいのことことは考えつかぬわけでもあるまい」と訳す。主語は夕霧。<BR>⏎
<P>⏎
【いとほしけれあいなく聞こしめし嘆く】-『集成』は「困ったことになったものだと、そんなことにまで気を廻してこの話を心配なさる」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
757-758【さばかりのことたどぬにはあらじ】-『完訳』は「大将がそれくらいのことことは考えつかぬわけでもあるまい」と訳す。主語は夕霧。<BR>⏎
【いとほしけれと、あいなく聞こしめし嘆く】-『集成』は「困ったことになったものだと、そんなことにまで気を廻してこの話を心配なさる」と訳す。<BR>⏎
cd2:11076-1077【心憂くさまで後らしたまふべきにや】-紫の上の心中。『源注余滴』は「限りなき雲居のよそに別るとも人を心におくらさむやは」(古今集離別、三六七、読人しらず)を指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
761【心憂くさまで後らしたまふべきにや】-紫の上の心中。『源注余滴』は「限りなき雲居のよそに別るとも人を心におくらさむやは」(古今集離別、三六七、読人しらず)を指摘する。<BR>⏎
d11080<P>⏎
d11082<P>⏎
d11085<P>⏎
d11087<P>⏎
note391088 <A NAME="in52">[第二段 夕霧、源氏に対面]</A><BR>768 
d11089<P>⏎
d11091<P>⏎
d11095<P>⏎
c11096【まことに惜しげなき人だにこそはべめれ】-大島本は「たにこそはへめれ」とある。『集成』『完本』は底本に従って「人だにおのがじしは離れがたく思ふ世にこそはべめれ」と「おのがじしは離れがたく思ふ世に」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。夕霧の詞。<BR>⏎
773【まことに惜しげなき人だにこそはべめれ】-大島本は「たにこそはへめれ」とある。『集成』『完本』は底本に従って「人だにおのがじしは離れがたく思ふ世にこそはべめれ」と「おのがじしは離れがたく思ふ世に」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。夕霧の詞。<BR>⏎
d11099<P>⏎
d11104<P>⏎
d11108<P>⏎
d11110<P>⏎
d11112<P>⏎
note391113 <A NAME="in53">[第三段 父朱雀院、出家希望を諌める]</A><BR>785 
d11114<P>⏎
c11115【御法事よろづとりもちてせさせたまふ】-主語は夕霧。「せ」「させ」(使役の助動詞)「たまふ」(尊敬の補助動詞)。『完訳』は「御息所の四十九日の法事。夕霧が主宰し、大和守がこれを準備」と注す。<BR>⏎
786【御法事に、よろづとりもちてせさせたまふ】-主語は夕霧。「せ」「させ」(使役の助動詞)「たまふ」(尊敬の補助動詞)。『完訳』は「御息所の四十九日の法事。夕霧が主宰し、大和守がこれを準備」と注す。<BR>⏎
d11120<P>⏎
d11122<P>⏎
d11127<P>⏎
d11129<P>⏎
d11132<P>⏎
d11138<P>⏎
note391139 <A NAME="in54">[第四段 夕霧、宮の帰邸を差配]</A><BR>804 
d11140<P>⏎
d11144<P>⏎
d11148<P>⏎
cd3:21151-1153【人びといみじうこえ】-落葉宮付きの女房たち。『集成』は「きつくご意見申し」。『完訳』は「無理にお勧め申し」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
【さらに承らじ】-以下「仕うまつりそめたまうて」まで、大和守の詞。『集成』は「有無を言わせぬ口調で帰京をすすめる」と注す。<BR>⏎
813-814【人びといみじうこえ】-落葉宮付きの女房たち。『集成』は「きつくご意見申し」。『完訳』は「無理にお勧め申し」と訳す。<BR>⏎
【さらに承らじ】-以下「仕うまつりそめたまうて」まで、大和守の詞。『集成』は「有無を言わせぬ口調で帰京をすすめる」と注す。<BR>⏎
d11155<P>⏎
cd2:11158-1159【御心にかなはぬためし多くはべれ】-皇女が自分の意に反して再婚した例は多くある。<BR>⏎
<P>⏎
818【御心にかなはぬためし多くはべれ】-皇女が自分の意に反して再婚した例は多くある。<BR>⏎
d11162<P>⏎
d11165<P>⏎
d11167<P>⏎
note391168 <A NAME="in55">[第五段 落葉宮、自邸へ向かう]</A><BR>824 
d11169<P>⏎
c11171【いとわりなく】-以下、落葉宮の心に即した叙述。<BR>⏎
826【いとわりなく】-以下、落葉宮の心に即した叙述。<BR>⏎
d11173<P>⏎
d11175<P>⏎
d11177<P>⏎
d11179<P>⏎
cd2:11180-1181【のぼりにし峰の煙にたちまじり思はぬ方になびかずもがな】-落葉宮の独詠歌。『河海抄』は「須磨の海人の塩焼く煙風をいたみ思はぬ方にたなびきにけり」(古今集恋四、七〇八、読人しらず)を指摘。夕霧の意のままになるよりは、ここで死にたい、の意。<BR>⏎
<P>⏎
831【のぼりにし峰の煙にたちまじり--思はぬ方になびかずもがな】-落葉宮の独詠歌。『河海抄』は「須磨の海人の塩焼く煙風をいたみ思はぬ方にたなびきにけり」(古今集恋四、七〇八、読人しらず)を指摘。夕霧の意のままになるよりは、ここで死にたい、の意。<BR>⏎
d11183<P>⏎
d11186<P>⏎
d11191<P>⏎
cd2:11192-1193【恋しさの慰めがたき形見にて涙にくもる玉の筥かな】-落葉宮の独詠歌。「形見」「筺」の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
839【恋しさの慰めがたき形見にて--涙にくもる玉の筥かな】-落葉宮の独詠歌。「形見」「筺」の掛詞。<BR>⏎
d11197<P>⏎
note391198 <A NAME="in56">[第六段 夕霧、主人顔して待ち構える]</A><BR>843 
d11199<P>⏎
c11202【殿は東の対の南面をわが御方を仮にしつらひて住みつき顔におはす】-大島本は「わか御方を」とある。『集成』は諸本に従って「わが御方」と「を」を削除する。『完本』は諸本に従って「わが御方に」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。夕霧は東対の南面を自分の部屋に設えて主人顔をしている。宮にとっては疎ましいさま。<BR>⏎
846【殿は東の対の南面をわが御方を仮にしつらひて住みつき顔におはす】-大島本は「わか御方を」とある。『集成』は諸本に従って「わが御方」と「を」を削除する。『完本』は諸本に従って「わが御方に」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。夕霧は東対の南面を自分の部屋に設えて主人顔をしている。宮にとっては疎ましいさま。<BR>⏎
d11204<P>⏎
d11206<P>⏎
d11214<P>⏎
c11216のはじめゆゆしげなれど】-新婚の諸式が縁起でもないようだが。<BR>⏎
857もののはじめゆゆしげなれど】-新婚の諸式が縁起でもないようだが。<BR>⏎
d11218<P>⏎
d11225<P>⏎
d11227<P>⏎
d11230<P>⏎
d11234<P>⏎
d11237<P>⏎
d11241<P>⏎
d11243<P>⏎
note391244 <A NAME="in57">[第七段 落葉宮、塗籠に籠る]</A><BR>877 
d11245<P>⏎
c11246【かく心ごはけれ】-小少将の君をさす。『湖月抄』は「草子地よりいふ也」と注す。<BR>⏎
878【かく心ごはけれ】-小少将の君をさす。『湖月抄』は「草子地よりいふ也」と注す。<BR>⏎
d11248<P>⏎
d11254<P>⏎
cd2:11258-1259【かくてのみことといへば直面なべければ】-『集成』は「こんなことでは、下手をすると、露骨なにらみ合いということになりかねないので」。『完訳』は「いつまでもこうしていたのでは、人に顔を見られてきまりわるい思いをするのがおちだから」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
888【かくてのみことといへば直面なべければ】-『集成』は「こんなことでは、下手をすると、露骨なにらみ合いということになりかねないので」。『完訳』は「いつまでもこうしていたのでは、人に顔を見られてきまりわるい思いをするのがおちだから」と注す。<BR>⏎
d11261<P>⏎
cd2:11262-1263【怨みわび胸あきがたき冬の夜にまた鎖しまさる関の岩門】-夕霧から落葉宮への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
890【怨みわび胸あきがたき冬の夜に--また鎖しまさる関の岩門】-夕霧から落葉宮への贈歌。<BR>⏎
d11265<P>⏎
note391266 <H4>第六章 夕霧の物語 雲居雁と落葉宮の間に苦慮</H4>892 
note391267 <A NAME="in61">[第一段 夕霧、花散里へ弁明]</A><BR>893 
d11268<P>⏎
d11270<P>⏎
d11273<P>⏎
d11276<P>⏎
c11278【また見譲るべき人なき】-大島本は「ゆつる」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「見譲る」と「見」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。自分夕霧以外に世話をする人はいない、意。<BR>⏎
900【また見譲るべき人なき】-大島本は「ゆつる」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「見譲る」と「見」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。自分夕霧以外に世話をする人はいない、意。<BR>⏎
c11280【もとよりの心ざしもはべりしかば】-『完訳』は「柏木の遺言をさすか」「もとより故人とのよしみもございますこととて」と注す。<BR>⏎
902【もとよりの心ざしもはべりしことにて】-『完訳』は「柏木の遺言をさすか」「もとより故人とのよしみもございますこととて」と注す。<BR>⏎
d11283<P>⏎
d11285<P>⏎
d11291<P>⏎
d11295<P>⏎
d11299<P>⏎
d11303<P>⏎
d11305<P>⏎
d11308<P>⏎
d11312<P>⏎
d11316<P>⏎
d11320<P>⏎
d11323<P>⏎
d11326<P>⏎
d11330<P>⏎
note391331 <A NAME="in62">[第二段 雲居雁、嫉妬に荒れ狂う]</A><BR>939 
d11332<P>⏎
d11336<P>⏎
d11339<P>⏎
d11342<P>⏎
d11344<P>⏎
d11346<P>⏎
d11350<P>⏎
d11352<P>⏎
d11354<P>⏎
d11356<P>⏎
d11358<P>⏎
d11361<P>⏎
d11366<P>⏎
d11369<P>⏎
d11373<P>⏎
note391374 <A NAME="in63">[第三段 雲居雁、夕霧と和歌を詠み交す]</A><BR>967 
d11375<P>⏎
d11377<P>⏎
cd2:11378-1379【昔より御ために】-以下「命こそ定めなき世なれ」まで、夕霧の詞。<BR>⏎
【御ために心ざしの】-あなたのためにわたしの気持ちの、の意。<BR>⏎
969【昔より御ために心ざしの】-以下「命こそ定めなき世なれ」まで、夕霧の詞。<BR>【御ために心ざしの】-あなたのためにわたしの気持ちの、の意。<BR>⏎
d11383<P>⏎
cd2:11387-1388【命こそさだめなき世なれ】-『集成』は「人の命は不定だが、私のあなたへの情愛は不変だ、の意」と注す。係助詞「こそ」--「なれ」已然形の係結び、逆接のニュアンスの余意余情表現。<BR>⏎
<P>⏎
976【命こそめなき世なれ】-『集成』は「人の命は不定だが、私のあなたへの情愛は不変だ、の意」と注す。係助詞「こそ」--「なれ」已然形の係結び、逆接のニュアンスの余意余情表現。<BR>⏎
d11390<P>⏎
cd2:11391-1392【さすがに契り深かりけるかな】-『完訳』は「恨めしくもあるが、やはり。雲居雁は素直な性格を印象づける」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
978【さすがに契り深かりけるかな】-『完訳』は「恨めしくもあるが、やはり。雲居雁は素直な性格を印象づける」と注す。<BR>⏎
d11394<P>⏎
cd2:11395-1396【馴るる身を恨むるよりは松島の海人の衣に裁ちやかへまし】-雲居雁の独詠歌。手にとった源氏の下着から「馴るる」と出る。「恨む」「裏」、「尼」「海人」は掛詞。「馴るる」「裏」「衣」「裁ち」、「浦」「松島」は縁語。『完訳』は「夫に飽きられた悲しみを、衣の縁語表現でまとめた歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
980【馴るる身を恨むるよりは松島の--海人の衣に裁ちやかへまし】-雲居雁の独詠歌。手にとった源氏の下着から「馴るる」と出る。「恨む」「裏」、「尼」「海人」は掛詞。「馴るる」「裏」「衣」「裁ち」、「浦」「松島」は縁語。『完訳』は「夫に飽きられた悲しみを、衣の縁語表現でまとめた歌」と注す。<BR>⏎
d11398<P>⏎
cd4:21399-1402【さも心き御心かな】-夕霧の詞。<BR>⏎
<P>⏎
【松島の海人の濡衣なれぬとて脱ぎ替へつてふ名を立ためやは】-夕霧の返歌。「松島」「海人」「馴る」「裁つ」の語句を受けて返す。「やは」反語表現。私を捨てて尼になったという噂が立ってよいものか。『河海抄』は「松島や小島の磯にあさりせし海人の袖こそかくは濡れしか」(後拾遺集恋四、八二八、源重之)。『源氏物語事典』は「音に聞く松が浦島今日ぞ見るむべも心あるあまは住みけり」(後撰集雑一、一〇九四、素性法師)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
982-983【さも心き御心かな】-夕霧の詞。<BR>⏎
【松島の海人の濡衣なれぬとて--脱ぎ替へつてふ名を立ためやは】-夕霧の返歌。「松島」「海人」「馴る」「裁つ」の語句を受けて返す。「やは」反語表現。私を捨てて尼になったという噂が立ってよいものか。『河海抄』は「松島や小島の磯にあさりせし海人の袖こそかくは濡れしか」(後拾遺集恋四、八二八、源重之)。『源氏物語事典』は「音に聞く松が浦島今日ぞ見るむべも心あるあまは住みけり」(後撰集雑一、一〇九四、素性法師)を指摘。<BR>⏎
d11404<P>⏎
note391405 <A NAME="in64">[第四段 塗籠の落葉宮を口説く]</A><BR>985 
d11406<P>⏎
d11409<P>⏎
cd2:11411-1412【例のありさまにて】-いつものご座所に戻って。<BR>⏎
<P>⏎
989【例のありさまにて】-いつものご座所に戻って。<BR>⏎
d11416<P>⏎
cd2:11422-1423【知らぬ人なくなりぬるを】-目的語、夕霧とのことを、が省略。<BR>⏎
<P>⏎
998【知らぬ人なくなりぬるを】-目的語、夕霧とのことを、が省略。<BR>⏎
d11426<P>⏎
d11429<P>⏎
d11431<P>⏎
note391432 <A NAME="in65">[第五段 夕霧、塗籠に入って行く]</A><BR>1004 
d11433<P>⏎
d11435<P>⏎
d11440<P>⏎
d11445<P>⏎
d11449<P>⏎
d11452<P>⏎
d11458<P>⏎
d11460<P>⏎
d11465<P>⏎
d11470<P>⏎
note391471 <A NAME="in66">[第六段 夕霧と落葉宮、遂に契りを結ぶ]</A><BR>1033 
d11472<P>⏎
d11477<P>⏎
d11481<P>⏎
d11484<P>⏎
d11490<P>⏎
cd2:11493-1494【折さへいと心憂けれ】-母御息所の喪中であることをさす。<BR>⏎
<P>⏎
1050【折さへいと心憂けれ】-母御息所の喪中であることをさす。<BR>⏎
d11497<P>⏎
d11501<P>⏎
d11504<P>⏎
note391505 <H4>第七章 雲居雁の物語 夕霧の妻たちの物語</H4>1058 
note391506 <A NAME="in71">[第一段 雲居雁、実家へ帰る]</A><BR>1059 
d11507<P>⏎
cd2:11508-1509【作りたまふほど】-主語は夕霧。<BR>⏎
<P>⏎
1060【作りたまふほど】-主語は夕霧。<BR>⏎
d11511<P>⏎
d11515<P>⏎
cd2:11517-1518【ひがひがしきことどもし出でつべき】-『集成』は「相手が相手だから、離縁話に発展しかねない、とあやぶむ」。「し出でつべき」連体中止法、余情余意表現。<BR>⏎
<P>⏎
1066【ひがひがしきことどもし出でたまうつべき】-『集成』は「相手が相手だから、離縁話に発展しかねない、とあやぶむ」。「し出でつべき」連体中止法、余情余意表現。<BR>⏎
d11521<P>⏎
d11523<P>⏎
note391524 <A NAME="in72">[第二段 夕霧、雲居雁の実家へ行く]</A><BR>1070 
d11525<P>⏎
d11528<P>⏎
c11531【ふさはしからぬ御心の筋は】-わたし夕霧には似合わなしくないあなたのご気性は、の意。<BR>⏎
1075【ふさはしからぬ御心の筋は】-わたし夕霧には似合わなしくないあなたのご気性は、の意。<BR>⏎
d11536<P>⏎
d11541<P>⏎
cd2:11542-1543【なだらかの御いらへや言ひもてけば誰が名か惜しき】-皮肉。『完訳』は「あなたが悪く噂されるのがおち、の気持」と注す。『奥入』は「言ひ立てば誰が名か惜しき信濃なる木曾路の橋のふみし絶えなば」(出典未詳)。『異本紫明抄』は「恋ひ死なば誰が名は立たじ世の中の常なきものと言ひはなすとも」(古今集恋二、六〇三、清原深養父)。『源注拾遺』は「里人も語り継ぐがねよしゑやし恋ひても誰が名ならめや」(万葉集巻十二)「人目多みただに逢はずてけだしくも我が恋ひ死なば誰が名あらむも」(万葉集巻十二)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
1084【なだらかの御いらへや言ひもてけば、 誰が名か惜しき】-皮肉。『完訳』は「あなたが悪く噂されるのがおち、の気持」と注す。『奥入』は「言ひ立てば誰が名か惜しき信濃なる木曾路の橋のふみし絶えなば」(出典未詳)。『異本紫明抄』は「恋ひ死なば誰が名は立たじ世の中の常なきものと言ひはなすとも」(古今集恋二、六〇三、清原深養父)。『源注拾遺』は「里人も語り継ぐがねよしゑやし恋ひても誰が名ならめや」(万葉集巻十二)「人目多みただに逢はずてけだしくも我が恋ひ死なば誰が名あらむも」(万葉集巻十二)を指摘。<BR>⏎
d11547<P>⏎
d11553<P>⏎
d11557<P>⏎
d11560<P>⏎
d11562<P>⏎
note391563 <A NAME="in73">[第三段 蔵人少将、落葉宮邸へ使者]</A><BR>1099 
d11564<P>⏎
d11566<P>⏎
d11571<P>⏎
d11575<P>⏎
cd2:11576-1577【契りあれや君を心にとどめおきてあはれと思ふ恨めしと聞く】-致仕太政大臣から故柏木の妻の落葉宮への贈歌。『完訳』は「「あはれ」は宮が長男柏木の妻だったから、「うらめし」は宮が娘雲居雁の夫を奪ったから。怒りを皮肉に言い込めた」と注す。『異本紫明抄』は「よそに我人々ごとを聞きしかばあはれとも思ふあな憂とも思ふ」(朝忠集)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
1108【契りあれや君を心にとどめおきて--あはれと思ふ恨めしと聞く】-致仕太政大臣から故柏木の妻の落葉宮への贈歌。『完訳』は「「あはれ」は宮が長男柏木の妻だったから、「うらめし」は宮が娘雲居雁の夫を奪ったから。怒りを皮肉に言い込めた」と注す。『異本紫明抄』は「よそに我人々ごとを聞きしかばあはれとも思ふあな憂とも思ふ」(朝忠集)を指摘。<BR>⏎
d11579<P>⏎
d11581<P>⏎
d11584<P>⏎
d11587<P>⏎
d11590<P>⏎
d11592<P>⏎
d11594<P>⏎
d11596<P>⏎
cd2:11597-1598【何ゆゑか世に数ならぬ身ひとつを憂しとも思ひかなしとも聞く】-落葉宮の返歌。『完訳』は「「数ならぬ身ひとつ」と、夕霧とは無関係に、一人を強調。下の句は、大臣の歌の下句に照応」と注す。『奥入』は「月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つはもとの身にして」(古今集恋五、七四七、在原業平)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
1120【何ゆゑか世に数ならぬ身ひとつを--憂しとも思ひかなしとも聞く】-落葉宮の返歌。『完訳』は「「数ならぬ身ひとつ」と、夕霧とは無関係に、一人を強調。下の句は、大臣の歌の下句に照応」と注す。『奥入』は「月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つはもとの身にして」(古今集恋五、七四七、在原業平)を指摘。<BR>⏎
d11600<P>⏎
d11605<P>⏎
note391606 <A NAME="in74">[第四段 藤典侍、雲居雁を慰める]</A><BR>1126 
d11607<P>⏎
c11609【あくがれまどひたまふほど】-主語は夕霧。<BR>⏎
1128【あくがれひたまふほど】-主語は夕霧。<BR>⏎
d11612<P>⏎
d11615<P>⏎
d11617<P>⏎
cd2:11618-1619【数ならば身に知られまし世の憂さを人のためにも濡らす袖かな】-藤典侍から雲居雁への贈歌。「身」は我が身、「人」はあなた雲居雁。『異本紫明抄』は「我が身にはきにけるものを憂き事は人の上とも思ひけるかな」(小町集)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
1134【数ならば身に知られまし世の憂さを--人のためにも濡らす袖かな】-藤典侍から雲居雁への贈歌。「身」は我が身、「人」はあなた雲居雁。『異本紫明抄』は「我が身にはきにけるものを憂き事は人の上とも思ひけるかな」(小町集)を指摘。<BR>⏎
d11622<P>⏎
cd2:11623-1624【人の世の憂きをあはれと見しかども身にかへむとは思はざりしを】-雲居雁の返歌。「身」「世」「憂」「人」の語句を用いて返す。『集成』は「よく同情して下さいました、の意」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1137【人の世の憂きをあはれと見しかども--身にかへむとは思はざりしを】-雲居雁の返歌。「身」「世」「憂」「人」の語句を用いて返す。『集成』は「よく同情して下さいました、の意」と注す。<BR>⏎
d11627<P>⏎
d11631<P>⏎
cd2:11634-1635【とりどりに生ひ出でたまける】-大島本は「たま(ま+ウ<朱>)ける」とある。すなわち朱筆で「う」を補入する。『集成』は「たまひける」と整定する。『完本』『新大系』は底本の訂正以前の「たまける」と整定する。<BR>⏎
<P>⏎
1145【とりどりに生ひ出でたまける】-大島本は「たま(ま+ウ<朱>)ける」とある。すなわち朱筆で「う」を補入する。『集成』は「たまひける」と整定する。『完本』『新大系』は底本の訂正以前の「たまける」と整定する。<BR>⏎
d11638<P>⏎
d21640-1641
<P>⏎
d11648
i01159
diffsrc/original/note40.htmlsrc/modified/note40.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 2/3/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 7/29/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 7/29/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
c152<LI>源氏の悲嘆と弔問客---<A HREF="#in31">大将の君も、御忌に籠りたまひて、あからさまに</A>⏎
45<LI>源氏の悲嘆と弔問客---<A HREF="#in31">大将の君も、御忌に籠りたまひて、あからさまに</A>⏎
d156<P>⏎
note4057 <H4>第一章 紫の上の物語 死期間近き春から夏の物語</H4>49 
note4058 <A NAME="in11">[第一段 紫の上、出家を願うが許されず]</A><BR>50 
d159<P>⏎
d161<P>⏎
d172<P>⏎
c174【同じ道に入りなむ】-源氏の心中。連語「なむ」(完了の助動詞、確述+推量の助動詞、意志)、源氏の強い意志を表す。<BR>⏎
63【同じ道に入りなむ】-源氏の心中。連語「なむ」(完了の助動詞、確述+推量の助動詞、意志)、源氏の強い意志を表す。<BR>⏎
d182<P>⏎
d187<P>⏎
note4088 <A NAME="in12">[第二段 二条院の法華経供養]</A><BR>75 
d189<P>⏎
d193<P>⏎
d199<P>⏎
c1101【御かたがたここかしこに】-六条院のご夫人方、花散里や明石御方をさす。<BR>⏎
85【御方々、ここかしこに】-六条院のご夫人方、花散里や明石御方をさす。<BR>⏎
d1106<P>⏎
d1110<P>⏎
note40111 <A NAME="in13">[第三段 紫の上、明石御方と和歌を贈答]</A><BR>93 
d1112<P>⏎
c2113-114【三月の十日なれば花盛りにて空の気色などもうららかにものおもしろく】-三月十日の季節描写。桜の満開、空模様の麗かさ。<BR>⏎
【仏のおはする所のありさま遠からず思ひやられてことなり】-大島本「ことなり」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「ことなる」とし「深き心」を修飾する。『新大系』は底本のままとする。極楽浄土をさす。「時に、世尊、韋提希に告げたまふ、汝今知るやいなや、阿彌陀仏、此を去ること遠からず」(観無量寿経)。<BR>⏎
94-95【三月の十日なれば花盛りにて空のけしきなどもうららかにものおもしろく】-三月十日の季節描写。桜の満開、空模様の麗かさ。<BR>⏎
【仏のおはする所のありさま遠からず思ひやられてことなり】-大島本「ことなり」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「ことなる」とし「深き心」を修飾する。『新大系』は底本のままとする。極楽浄土をさす。「時に、世尊、韋提希に告げたまふ、汝今知るやいなや、阿彌陀仏、此を去ること遠からず」(観無量寿経)。<BR>⏎
d1119<P>⏎
cd2:1120-121【惜しからぬこの身ながらもて薪尽きなむことの悲しさ】-『源氏釈』は「法華経を我が得しことは薪こり菜つみ水汲み仕へてぞ得し」(拾遺集哀傷、一三四六、大僧正行基)「菓(このみ)を採り水を汲み、薪を拾ひ食(じき)を設け」(法華経、提婆達多品)「薪尽て火の滅するが如し」(法華経、序品)を指摘。「この身」に「菓(このみ)」を掛け、法華経の経文を暗示する。<BR>⏎
<P>⏎
100【惜しからぬこの身ながらもかぎ--薪尽きなむことの悲しさ】-『源氏釈』は「法華経を我が得しことは薪こり菜つみ水汲み仕へてぞ得し」(拾遺集哀傷、一三四六、大僧正行基)「菓(このみ)を採り水を汲み、薪を拾ひ食(じき)を設け」(法華経、提婆達多品)「薪尽て火の滅するが如し」(法華経、序品)を指摘。「この身」に「菓(このみ)」を掛け、法華経の経文を暗示する。<BR>⏎
d1123<P>⏎
cd3:2124-126【薪こる思ひは今日を初めにてこの世に願ふ法ぞはるけき】-明石の御方の返歌。「于時奉事、経於千歳」(法華経、提婆達多品)。「薪尽きなむ」を「薪こる」、「この身」を「この世」と言い換え、「限り」を「はるけき」と長寿を寿ぐ歌にして返す。『異本紫明抄』は「あまたたび行き逢ふ坂の関水に今はかぎりの影ぞ悲しき」(栄華物語、鳥辺野)「年を経て行き逢ふ坂の験ありて千年の影をせきもとめなむ」(栄華物語、鳥辺野)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【ほのぼのと明けゆく朝ぼらけ霞の間より見えたる花の色いろ】-『休聞抄』は「山桜霞の間よりほのかにも見てし人こそ恋しかりけれ」(古今集恋一、四七九、貫之)を指摘。<BR>⏎
102-103【薪こる思ひは今日を初めにて--この世に願ふ法ぞはるけき】-明石の御方の返歌。「于時奉事、経於千歳」(法華経、提婆達多品)。「薪尽きなむ」を「薪こる」、「この身」を「この世」と言い換え、「限り」を「はるけき」と長寿を寿ぐ歌にして返す。『異本紫明抄』は「あまたたび行き逢ふ坂の関水に今はかぎりの影ぞ悲しき」(栄華物語、鳥辺野)「年を経て行き逢ふ坂の験ありて千年の影をせきもとめなむ」(栄華物語、鳥辺野)を指摘。<BR>⏎
【ほのぼのと明けゆく朝ぼらけ霞の間より見えたる花の色】-『休聞抄』は「山桜霞の間よりほのかにも見てし人こそ恋しかりけれ」(古今集恋一、四七九、貫之)を指摘。<BR>⏎
cd2:1127-128【百千鳥のさへづりも】-『源氏釈』は「百千鳥さへづる春は色ごとにあらたまれども我ぞふりゆく」(古今集⏎
春上、二八、読人しらず)。『源注余滴』は「わが門の榎の実もりはむ百千鳥千鳥は来れど君ぞ来まさぬ」(万葉集巻十六)を指摘。<BR>⏎
104【百千鳥のさへづりも】-『源氏釈』は「百千鳥さへづる春は色ごとにあらたまれども我ぞふりゆく」(古今集 春上、二八、読人しらず)。『源注余滴』は「わが門の榎の実もりはむ百千鳥千鳥は来れど君ぞ来まさぬ」(万葉集巻十六)を指摘。<BR>⏎
d1130<P>⏎
d1132<P>⏎
note40133 <A NAME="in14">[第四段 紫の上、花散里と和歌を贈答]</A><BR>107 
d1134<P>⏎
c1135【昨日例ならず起きゐたまへりし名残にや】-法華経千部供養の翌日。「にや」は語り手の推測を交えた表現。『湖月抄』は「地」と注す。<BR>⏎
108【昨日例ならず起きゐたまへりし名残にや】-法華経千部供養の翌日。「にや」は語り手の推測を交えた表現。『湖月抄』は「地」と注す。<BR>⏎
d1138<P>⏎
c1140【情けを交はしたまふかたがたは】-六条院の夫人方。<BR>⏎
112【情けを交はしたまふ方々は】-六条院の夫人方。<BR>⏎
d2142-143<P>⏎
<P>⏎
d1145<P>⏎
cd4:2146-149【絶えぬべき御法ながらぞ頼まるる世々にと結ぶ中の契りを】-「御法」の「み」と「身」の掛詞。法会の結縁の席で同席した親近感を訴える。<BR>⏎
<P>⏎
【結びおく契りは絶えじおほかたの残りすくなき御法なりとも】-「絶えぬ」「御法」「結ぶ」「契り」の語句を受けて、縁は絶えないでしょう、と同意した歌。『集成』は「「おほかたの」は、世間一般には、の意。そのなかに自分をこめ、しかし紫の上は特別で、末長いお命を保たれ、法会も営まれましょう、という祝意がある」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
115-116【絶えぬべき御法ながらぞ頼まるる--世々にと結ぶ中の契りを】-「御法」の「み」と「身」の掛詞。法会の結縁の席で同席した親近感を訴える。<BR>⏎
【結びおく契りは絶えじおほかたの--残りすくなき御法なりとも】-「絶えぬ」「御法」「結ぶ」「契り」の語句を受けて、縁は絶えないでしょう、と同意した歌。『集成』は「「おほかたの」は、世間一般には、の意。そのなかに自分をこめ、しかし紫の上は特別で、末長いお命を保たれ、法会も営まれましょう、という祝意がある」と注す。<BR>⏎
d1151<P>⏎
d1153<P>⏎
d1155<P>⏎
note40156 <A NAME="in15">[第五段 紫の上、明石中宮と対面]</A><BR>120 
d1157<P>⏎
c1159【そのことおどろおどろしからぬ御心地なれど】-『集成』は「どこが悪いと、ひどく苦しんだりはなさらぬ病状であるが」と注す。<BR>⏎
122【そのことと、おどろおどろしからぬ御心地なれど】-『集成』は「どこが悪いと、ひどく苦しんだりはなさらぬ病状であるが」と注す。<BR>⏎
d1161<P>⏎
d1166<P>⏎
cd2:1167-168【めらしく思して】-主語は紫の上。<BR>⏎
<P>⏎
128【めらしく思して】-主語は紫の上。<BR>⏎
d1170<P>⏎
d1172<P>⏎
d1175<P>⏎
d1177<P>⏎
note40178 <A NAME="in16">[第六段 紫の上、匂宮に別れの言葉]</A><BR>134 
d1179<P>⏎
c1180【亡から後などのたまひ出づることもなし】-『完訳』は「紫の上は、遺言したいが、死期を予知して冷静にふるまうのを、女らしからぬ態度として避ける」と注す。<BR>⏎
135【亡から後などのたまひ出づることもなし】-『完訳』は「紫の上は、遺言したいが、死期を予知して冷静にふるまうのを、女らしからぬ態度として避ける」と注す。<BR>⏎
d1184<P>⏎
d1186<P>⏎
d1190<P>⏎
d1193<P>⏎
d1195<P>⏎
d1197<P>⏎
d1201<P>⏎
d1205<P>⏎
d1208<P>⏎
note40209 <H4>第二章 紫の上の物語 紫の上の死と葬儀</H4>155 
note40210 <A NAME="in21">[第一段 紫の上の部屋に明石中宮の御座所を設ける]</A><BR>156 
d1211<P>⏎
cd4:2213-216【なほともすればかとがまし】-『集成』は「「かことがまし」は、何かにつけて恨みたくなる、の意。何かにつけて、すぐぶり返す状態をいう」と注す。<BR>⏎
【身にしむばかり思さるべき秋風ならねど】-『源氏釈』は「秋吹くはいかなる色の風なれば身にしむばかりあはれなるらむ」(詞花集秋、和泉式部)。『源注拾遺』は「吹きくれば身にもしみける秋風を色なきものと思ひけるかな」(古今六帖、秋の風)を指摘。<BR>⏎
【秋風ならね露けきおりかちにて】-「露」は「秋風」の縁語。涙にしめりがち、の意。<BR>⏎
<P>⏎
158-159【なほともすればとがまし】-『集成』は「「かことがまし」は、何かにつけて恨みたくなる、の意。何かにつけて、すぐぶり返す状態をいう」と注す。<BR>⏎
【身にしむばかり思さるべき秋風ならねど、露けき折がちにて】-【身にしむばかり思さるべき秋風ならねど】-『源氏釈』は「秋吹くはいかなる色の風なれば身にしむばかりあはれなるらむ」(詞花集秋、和泉式部)。『源注拾遺』は「吹きくれば身にもしみける秋風を色なきものと思ひけるかな」(古今六帖、秋の風)を指摘。<BR>【秋風ならねど、露けき折がちにて】-「露」は「秋風」の縁語。涙にしめりがち、の意。<BR>⏎
cd2:1220-221【宮ぞわたりたまひける】-中宮がじきじきに西の対にお越しになった。<BR>⏎
<P>⏎
163【宮ぞりたまひける】-中宮がじきじきに西の対にお越しになった。<BR>⏎
d1226<P>⏎
note40227 <A NAME="in22">[第二段 明石中宮に看取られ紫の上、死去す]</A><BR>168 
d1228<P>⏎
cd2:1230-231きゐたまふめるは】-終助詞「は」詠嘆の意。<BR>⏎
<P>⏎
170きゐたまふめるは】-終助詞「は」詠嘆の意。<BR>⏎
d1235<P>⏎
cd2:1236-237【おくと見るほどぞはかなきともすれば風に乱るる萩のうは露】-紫の上の和歌。「置く」「起く」の掛詞。「露」「置く」縁語。わが身を露に喩えてはかない命を詠む。<BR>⏎
<P>⏎
174【おくと見るほどぞはかなきともすれば--風に乱るる萩のうは露】-紫の上の和歌。「置く」「起く」の掛詞。「露」「置く」縁語。わが身を露に喩えてはかない命を詠む。<BR>⏎
d1239<P>⏎
cd4:2240-243【ややもせば消えをあらそふ露の世に後れ先つほど経ずもがな】-源氏の唱和歌。「おく」「ほど」「露」の語句を受けて、自分も一緒に死にたいという歌。『異本紫明抄』は「ややもせば消えぞしぬべきとにかくに思ひ乱るる刈萱の露」(出典未詳)。『河海抄』は「ややもせば風にしたがふ雨の音を絶えぬ心にかけずもあらなむ」(出典未詳)、「末の露本の雫や世の中の後れ先立つためしなるらむ」(古今六帖、雫)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【秋風にしばしとまらぬ露の世を誰れか草葉のうへとのみ見む】-明石中宮の歌。紫の上の歌の「風」、源氏の歌の「露の世」の語句を受けて、わが身も同じことと、紫の上を慰める歌。『河海抄』は「暁の露は枕に置きにけるを草葉の上と何思ひけむ」(後拾遺集恋二、七〇一、馬内侍)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
176-177【ややもせば消えをあらそふ露の世に--後れ先つほど経ずもがな】-源氏の唱和歌。「おく」「ほど」「露」の語句を受けて、自分も一緒に死にたいという歌。『異本紫明抄』は「ややもせば消えぞしぬべきとにかくに思ひ乱るる刈萱の露」(出典未詳)。『河海抄』は「ややもせば風にしたがふ雨の音を絶えぬ心にかけずもあらなむ」(出典未詳)、「末の露本の雫や世の中の後れ先立つためしなるらむ」(古今六帖、雫)を指摘。<BR>⏎
【秋風にしばしとまらぬ露の世を--誰れか草葉のうへとのみ見む】-明石中宮の歌。紫の上の歌の「風」、源氏の歌の「露の世」の語句を受けて、わが身も同じことと、紫の上を慰める歌。『河海抄』は「暁の露は枕に置きにけるを草葉の上と何思ひけむ」(後拾遺集恋二、七〇一、馬内侍)を指摘。<BR>⏎
cd2:1245-246【かくて千年を過ぐす限りもがな】-『河海抄』は「暮るる間は千歳を過す心地して待つはまことに久しかりけり」(後拾遺集恋二、六六七、藤原隆方)。『花鳥余情』は「頼むるに命の延ぶる物ならば千歳もかくてあらむとや思ふ」(後拾遺集恋一、六五四、小野宮太政大臣女)。『集成』は「桜花今宵かざしにさしながらかくて千歳の春をこそ経め」(拾遺集賀、九条右大臣)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
179【かくて千年を過ぐすわざもがな】-『河海抄』は「暮るる間は千歳を過す心地して待つはまことに久しかりけり」(後拾遺集恋二、六六七、藤原隆方)。『花鳥余情』は「頼むるに命の延ぶる物ならば千歳もかくてあらむとや思ふ」(後拾遺集恋一、六五四、小野宮太政大臣女)。『集成』は「桜花今宵かざしにさしながらかくて千歳の春をこそ経め」(拾遺集賀、九条右大臣)を指摘。<BR>⏎
d1248<P>⏎
c1250【先ざきもかくて生き出でたまふ折にならひて】-「若菜下」巻(第八章一段)に紫の上の蘇生が語られていた。<BR>⏎
182【先ざきもかくて生き出でたまふ折にならひたまひて】-「若菜下」巻(第八章一段)に紫の上の蘇生が語られていた。<BR>⏎
d1253<P>⏎
note40254 <A NAME="in23">[第三段 源氏、紫の上の落飾のことを諮る]</A><BR>185 
d1255<P>⏎
d1259<P>⏎
cd3:2260-262【さかしき人おはせざりけり】-『集成』は「取り乱さない方はおられないのだった」。『完訳』は「しかと正気の方はいらっしゃらないのだった」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
【かく今は限りの】-以下「誰れかとまりたる」まで、源氏の詞。<BR>⏎
189-190【さかしき人おはせざりけり】-『集成』は「取り乱さない方はおられないのだった」。『完訳』は「しかと正気の方はいらっしゃらないのだった」と訳す。<BR>⏎
【かく今は限りの】-以下「誰れかとまりたる」まで、源氏の詞。<BR>⏎
d1267<P>⏎
d1270<P>⏎
d1276<P>⏎
d1278<P>⏎
note40279 <A NAME="in24">[第四段 夕霧、紫の上の死に顔を見る]</A><BR>203 
d1280<P>⏎
d1285<P>⏎
d1287<P>⏎
cd2:1289-290【この君のかくのぞきたまふを見る見るもあながちに隠さむの御心もおぼされぬなめり】-「なめり」語り手の源氏の心理状態を推測した叙述。『完訳』は「無理に隠そうとの気持にもなれぬようだ。源氏の茫然自失の体。紫の上の姿を夕霧に見られるとは、以前の源氏では考えられない」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
210【この君のかくのぞきたまふを見る見るもあながちに隠さむの御心もされぬなめり】-「なめり」語り手の源氏の心理状態を推測した叙述。『完訳』は「無理に隠そうとの気持にもなれぬようだ。源氏の茫然自失の体。紫の上の姿を夕霧に見られるとは、以前の源氏では考えられない」と注す。<BR>⏎
d1292<P>⏎
cd3:1295-297【御髪のただうちやられたまへるほどこちたくけうらにて】-『弄花抄』は「双紙詞歟、女たち歟、夕霧のみるめ歟。次詞になのめにたにあらす夕霧の心也」。『評釈』は「作者の見る目で描写する近代小説と違い、作中人物の目を通して語る物語は、今の場合、光る源氏をはずせば、女房の目をかりるべきだが、女房ふぜいに語る余裕はない。光る源氏も女房もだめなら、と、あえて夕霧を紀要したのである」。『集成』は「以下「--臥したまへる御あり⏎
さま」まで、夕霧の目に映る紫の上のさま」。『完訳』は「髪の毛が枕辺にわだかまる様子を擬人的に表現。剃髪はしなかったらしい。以下、夕霧の目と心に即して使者の美しさを叙述」と注す。臨終に際して出家の作法尼削ぎはしなかったらしい。<BR>⏎
<P>⏎
214【御髪のただうちやられたまへるほどこちたくけうらにて】-『弄花抄』は「双紙詞歟、女たち歟、夕霧のみるめ歟。次詞になのめにたにあらす夕霧の心也」。『評釈』は「作者の見る目で描写する近代小説と違い、作中人物の目を通して語る物語は、今の場合、光る源氏をはずせば、女房の目をかりるべきだが、女房ふぜいに語る余裕はない。光る源氏も女房もだめなら、と、あえて夕霧を紀要したのである」。『集成』は「以下「--臥したまへる御ありさま」まで、夕霧の目に映る紫の上のさま」。『完訳』は「髪の毛が枕辺にわだかまる様子を擬人的に表現。剃髪はしなかったらしい。以下、夕霧の目と心に即して使者の美しさを叙述」と注す。臨終に際して出家の作法尼削ぎはしなかったらしい。<BR>⏎
cd3:1302-304【死に入る魂のやがてこの御骸にとまらなむと思ほゆるもわりなきことなりや】-「清(林逸抄所引)」は「双紙の詞也」と指摘。『集成』は「悲しみに正気を失って、消え入りそうなわが魂が、この紫の上のご遺骸に留まってほしいと思われるのも。紫の上の亡骸にでも取り憑きたい夕霧の気持」。『完訳』は「死せる紫の上の魂がそのままこの亡骸にとどまってほしい意。一説には、正気を失った夕霧の魂が紫の上の亡骸に、とするがとらない」と注す。終助詞「なむ」願望の意は、他に対する願望の用法である。<BR>⏎
【わりなきことなりや】-語り手の批評。<BR>⏎
<P>⏎
219【死に入る魂のやがてこの御骸にとまらなむと思ほゆるもわりなきことなりや】-「清(林逸抄所引)」は「双紙の詞也」と指摘。『集成』は「悲しみに正気を失って、消え入りそうなわが魂が、この紫の上のご遺骸に留まってほしいと思われるのも。紫の上の亡骸にでも取り憑きたい夕霧の気持」。『完訳』は「死せる紫の上の魂がそのままこの亡骸にとどまってほしい意。一説には、正気を失った夕霧の魂が紫の上の亡骸に、とするがとらない」と注す。終助詞「なむ」願望の意は、他に対する願望の用法である。<BR>【わりなきことなりや】-語り手の批評。<BR>⏎
note40305 <A NAME="in25">[第五段 紫の上の葬儀]</A><BR>220 
d1306<P>⏎
d1309<P>⏎
c2311-312【骸を見つつもえ過ぐしたままじかりけるぞ】-『源氏釈』は「空蝉はからを見つつも慰めつ深草の山煙だにたて」(古今集哀傷、八三一、僧都勝延)を指摘。<BR>⏎
【はるばると広き野】-『完訳』は「愛宕か」。『新大系』は「鳥辺野であろう」と注す。<BR>⏎
224-225【骸を見つつもえ過ぐしたままじかりけるぞ】-『源氏釈』は「空蝉はからを見つつも慰めつ深草の山煙だにたて」(古今集哀傷、八三一、僧都勝延)を指摘。<BR>⏎
【はるばると広き野】-『完訳』は「愛宕か」。『新大系』は「鳥辺野であろう」と注す。<BR>⏎
d1314<P>⏎
d1319<P>⏎
cd2:1321-322【かれはなほもののおぼえけるにや月の顔のあきらかにおぼえしを今宵はただくれ惑ひたまへり】-「かれは」と「これは」、「月の顔の明らか」と「暮れまどひ」の対比構文。<BR>⏎
<P>⏎
232【かれはなほもののおぼえけるにや月の顔のらかにおぼえしを今宵はただくれ惑ひたまへり】-「かれは」と「これは」、「月の顔の明らか」と「暮れまどひ」の対比構文。<BR>⏎
d1327<P>⏎
note40328 <H4>第三章 光る源氏の物語 源氏の悲嘆と弔問客たち</H4>237 
note40329 <A NAME="in31">[第一段 源氏の悲嘆と弔問客]</A><BR>238 
d1330<P>⏎
d1332<P>⏎
d1336<P>⏎
d1338<P>⏎
d1340<P>⏎
cd2:1341-342【いにしへの秋の夕べの恋しきに今はと見えし明けぐれの夢】-夕霧の独詠歌。『集成』は「歌の末尾が地の文に続く。夕霧の独詠、心中の思いである」と注す。『一葉集』は「忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏み分けて君を見むとは」(古今集雑下、九七〇、業平朝臣)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
245【いにしへの秋の夕べの恋しきに--今はと見えし明けぐれの夢】-夕霧の独詠歌。『集成』は「歌の末尾が地の文に続く。夕霧の独詠、心中の思いである」と注す。『一葉集』は「忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏み分けて君を見むとは」(古今集雑下、九七〇、業平朝臣)を指摘。<BR>⏎
d1345<P>⏎
d1347<P>⏎
cd2:1350-351【いとかく収めむかたなき心惑ひにては願はむ道にも入りがたくや】-『集成』は「紫の上への愛執の思いの絶ちがたいことを嘆く」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
251【いとかく収めむなき心惑ひにては願はむ道にも入りがたくや】-『集成』は「紫の上への愛執の思いの絶ちがたいことを嘆く」と注す。<BR>⏎
d1353<P>⏎
note40354 <A NAME="in32">[第二段 帝、致仕大臣の弔問]</A><BR>253 
d1355<P>⏎
c1359【人にほけほけしきさまに見えじ】-以下「背きにける」まで源氏の心中。文末は地の文に流れる。<BR>⏎
257【人にほけほけしきさまに見えじ】-以下「背きにける」まで源氏の心中。文末は地の文に流れる。<BR>⏎
d1362<P>⏎
d1364<P>⏎
d1366<P>⏎
d1370<P>⏎
d1372<P>⏎
cd4:2373-376【いにしへの秋さへ今の心地して濡れにし袖に露ぞおきそふ】-致仕大臣の贈歌。三十年前の妹葵の上の死別を思い合わせながらこのたびの紫の上の死去に対する弔問の歌。<BR>⏎
<P>⏎
【露けさは昔今ともおもほえずおほかた秋のこそつらけれ】-源氏の返歌。「秋」「今」「露」の語句を用い、「いにしへ」は「昔」と言い換えて返す。<BR>⏎
<P>⏎
266-267【いにしへの秋さへ今の心地して--濡れにし袖に露ぞおきそふ】-致仕大臣の贈歌。三十年前の妹葵の上の死別を思い合わせながらこのたびの紫の上の死去に対する弔問の歌。<BR>⏎
【露けさは昔今ともおもほえず--おほかた秋のこそつらけれ】-源氏の返歌。「秋」「今」「露」の語句を用い、「いにしへ」は「昔」と言い換えて返す。<BR>⏎
d1378<P>⏎
d1380<P>⏎
d1383<P>⏎
d1385<P>⏎
note40386 <A NAME="in33">[第三段 秋好中宮の弔問]</A><BR>273 
d1387<P>⏎
d1389<P>⏎
cd2:1390-391【枯れ果つる野辺を憂しとや亡き人の秋に心をとどめざりけむ】-秋好中宮から源氏への見舞いの贈歌。『河海抄』は「霜枯れの野辺を憂しと思へばや垣ほの草と人のあるらむ」(古今六帖拾遺)と指摘。『集成』は「昔、春秋の争いに、紫の上は春を好んだことによって詠む」。『完訳』は「「秋に--けん」は、秋に亡くなったのは秋を好まなかったためか、の意。「枯れはつる」は秋の終りとともに、人生の終末をも連想」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
275【枯れ果つる野辺を憂しとや亡き人の--秋に心をとどめざりけむ】-秋好中宮から源氏への見舞いの贈歌。『河海抄』は「霜枯れの野辺を憂しと思へばや垣ほの草と人のあるらむ」(古今六帖拾遺)と指摘。『集成』は「昔、春秋の争いに、紫の上は春を好んだことによって詠む」。『完訳』は「「秋に--けん」は、秋に亡くなったのは秋を好まなかったためか、の意。「枯れはつる」は秋の終りとともに、人生の終末をも連想」と注す。<BR>⏎
d1393<P>⏎
d1395<P>⏎
cd2:1396-397【昇りにし雲居ながらもかへり見よわれ飽きはてぬ常ならぬ世に】-源氏の返歌。「果つ」「秋」の語句を用いる。「かへり見よ」の主語は荼毘にふされて空にのぼった紫の上。紫の上に呼び掛けている。「あき」に「秋」と「飽き」を掛ける。『完訳』は「贈答歌としては中宮への返歌になりきらない。しかし、「のぼりにし雲居」を中宮の位と解し、中宮に呼びかけたとする一説はとらない」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
278【昇りにし雲居ながらもかへり見よ--われ飽きはてぬ常ならぬ世に】-源氏の返歌。「果つ」「秋」の語句を用いる。「かへり見よ」の主語は荼毘にふされて空にのぼった紫の上。紫の上に呼び掛けている。「あき」に「秋」と「飽き」を掛ける。『完訳』は「贈答歌としては中宮への返歌になりきらない。しかし、「のぼりにし雲居」を中宮の位と解し、中宮に呼びかけたとする一説はとらない」と注す。<BR>⏎
d1399<P>⏎
d1401<P>⏎
cd3:2403-405【今は蓮の露も異事に紛るまじく思し立つこと】-『河海抄』は「蓮葉の濁りにしまぬ心もて何かは露を玉とあざむく」(古今集夏、一六五、僧正遍昭)を指摘。『集成』は「今は極楽往生の願いも、ほかのことで紛れるはずもなく、後世のことをと」と訳す。『完訳』は「往生して紫の上と一つ蓮台に座れるのに専念」と注す。<BR>⏎
【人聞きを憚りたまなむあぢきなかりける】-『紹巴抄』は「双地」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
282-283【今は蓮の露も異事に紛るまじく、後の世をと、ひたみちに思し立つこと】-『河海抄』は「蓮葉の濁りにしまぬ心もて何かは露を玉とあざむく」(古今集夏、一六五、僧正遍昭)を指摘。『集成』は「今は極楽往生の願いも、ほかのことで紛れるはずもなく、後世のことをと」と訳す。『完訳』は「往生して紫の上と一つ蓮台に座れるのに専念」と注す。<BR>⏎
【人聞きを憚りたまなむあぢきなかりける】-『紹巴抄』は「双地」と注す。<BR>⏎
d2411-412
<P>⏎
d1419
i0299
diffsrc/original/note41.htmlsrc/modified/note41.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 2/3/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 8/16/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 8/16/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d158<P>⏎
note4159 <H4>第一章 光る源氏の物語 紫の上追悼の春の物語</H4>51 
note4160 <A NAME="in11">[第一段 紫の上のいない春を迎える]</A><BR>52 
d161<P>⏎
c163【例のやうに人びと参りたれど】-『集成』は「妻の服喪は三ケ月で、旧年中に源氏の喪は明けている」と注す。<BR>⏎
54【例のやうに人びと参りたまひなどすれど】-『集成』は「妻の服喪は三ケ月で、旧年中に源氏の喪は明けている」と注す。<BR>⏎
d165<P>⏎
cd4:266-69【わが宿は花もてはやす人もなし何にか春のたづね来つらむ】-源氏の詠歌。「花もてはやす人」は紫の上をさす。「春」は蛍兵部卿宮を喩える。「の」は主格を表す格助詞。『奥入』は「何にきく色染めかへし匂ふらむ花もてはやす君も来なくに」(後撰集秋下、四〇〇、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【香をとめて来つるかひなくおほかたの花のたよりと言ひやなすべき】-蛍兵部卿宮の返歌。「花」「来」の語句を用いて返す。『源注拾遺』は「年をへて花の便りにこと問はばいとどあだなる名をや立ちなむ」(後撰集春中、七八、兼覧王)「訪はるるもあだにはあれどこの春は花の便りぞうれしかりける」(古今六帖五、道のたより)「あぢきなく花の便りに訪はるれば我さへあだになりぬべらなり」(古今六帖五、道のたより、躬恒)「をさなくぞ春のみ訪ふと思ひける花の便りに見ゆるなりけり」(重之集)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
56-57【わが宿は花もてはやす人もなし--何にか春のたづね来つらむ】-源氏の詠歌。「花もてはやす人」は紫の上をさす。「春」は蛍兵部卿宮を喩える。「の」は主格を表す格助詞。『奥入』は「何にきく色染めかへし匂ふらむ花もてはやす君も来なくに」(後撰集秋下、四〇〇、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
【香をとめて来つるかひなくおほかたの--花のたよりと言ひやなすべき】-蛍兵部卿宮の返歌。「花」「来」の語句を用いて返す。『源注拾遺』は「年をへて花の便りにこと問はばいとどあだなる名をや立ちなむ」(後撰集春中、七八、兼覧王)「訪はるるもあだにはあれどこの春は花の便りぞうれしかりける」(古今六帖五、道のたより)「あぢきなく花の便りに訪はるれば我さへあだになりぬべらなり」(古今六帖五、道のたより、躬恒)「をさなくぞ春のみ訪ふと思ひける花の便りに見ゆるなりけり」(重之集)を指摘。<BR>⏎
d172<P>⏎
c175【絶えて御方々に渡りたまはず】-主語は源氏。この文は挿入句。『完訳』は「亡き紫の上への執着から、明石の君・花散里などを相手にする気になれない。このころ源氏は六条院にいるか」と注す。<BR>⏎
62【絶えて御方々に渡りたまはず】-主語は源氏。この文は挿入句。『完訳』は「亡き紫の上への執着から、明石の君・花散里などを相手にする気になれない。このころ源氏は六条院にいるか」と注す。<BR>⏎
c177【馴れ仕うまつれる年ごろ】-大島本は「なれつかうまつれる」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「馴れ仕えうまつる」と校訂し、句点で文を結ぶ。『新大系』は底本のままとし、読点で文を続ける。<BR>⏎
64【馴れ仕うまつれる】-大島本は「なれつかうまつれる」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「馴れ仕えうまつる」と校訂し、句点で文を結ぶ。『新大系』は底本のままとし、読点で文を続ける。<BR>⏎
d181<P>⏎
note4182 <A NAME="in12">[第二段 雪の朝帰りの思い出]</A><BR>68 
d183<P>⏎
d187<P>⏎
d195<P>⏎
cd2:199-100【夜もすがら夢にてもまたはいかなむ世にかと】-「夢にても」以下、源氏の心中。現在から未来への願望。<BR>⏎
<P>⏎
82【夜もすがら、「夢にてもまたはいかなむ世にかと】-「夢にても」以下、源氏の心中。現在から未来への願望。<BR>⏎
d1102<P>⏎
d1104<P>⏎
cd2:1105-106【憂き世には雪消えなむと思ひつつ思ひの外になほぞほどふる】-源氏の独詠歌。「行き消え」と「雪消え」、「経る」と「降る」の掛詞。「消え」と「降る」は「雪」の縁語。『異本紫明抄』は「憂き世には行き隠れなでかき曇りふるは思ひのほかにもあるかな」(拾遺集雑上、五〇四、清原元輔)を指摘。『集成』も引歌として指摘する。『一葉抄』は「世の中のうけくにあらぬ奥山の木の葉にふれる雪やけなまし」(古今集雑下、九五四、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
85【憂き世には雪消えなむと思ひつつ--思ひの外になほぞほどふる】-源氏の独詠歌。「行き消え」と「雪消え」、「経る」と「降る」の掛詞。「消え」と「降る」は「雪」の縁語。『異本紫明抄』は「憂き世には行き隠れなでかき曇りふるは思ひのほかにもあるかな」(拾遺集雑上、五〇四、清原元輔)を指摘。『集成』も引歌として指摘する。『一葉抄』は「世の中のうけくにあらぬ奥山の木の葉にふれる雪やけなまし」(古今集雑下、九五四、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
note41107 <A NAME="in13">[第三段 中納言の君らを相手に述懐]</A><BR>86 
d1108<P>⏎
d1110<P>⏎
d1112<P>⏎
d1116<P>⏎
c1120【いみじきことのぢめを見つるに】-『集成』は「悲しみの極みを味わったことで」。『完訳』は「痛ましい結末を抱き取らされてしまったのだから」と訳す。<BR>⏎
95【いみじきことのぢめを見つるに】-『集成』は「悲しみの極みを味わったことで」。『完訳』は「痛ましい結末を抱き取らされてしまったのだから」と訳す。<BR>⏎
d1126<P>⏎
d1128<P>⏎
c1130【いとかたはらいたきことに思ひつつみて馴れきこえざりけるを】-大島本は「なれきこえ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「馴れもきこえ」と「も」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。『集成』は「紫の上に申し訳ないからである」と注す。<BR>⏎
103【いとかたはらいたきことに思ひて馴れきこえざりけるを】-大島本は「なれきこえ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「馴れもきこえ」と「も」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。『集成』は「紫の上に申し訳ないからである」と注す。<BR>⏎
d1137<P>⏎
note41138 <A NAME="in14">[第四段 源氏、面会謝絶して独居]</A><BR>110 
d1139<P>⏎
i1111【疎き人にはさらに見えたまはず】-「外人(うときひと)には見えじ見えば笑ひもこそ応(す)れ」(白氏文集、上陽白髪人)。<BR>⏎
d2141-142【疎き人にはさらに見えたまはず】-「外人(うときひと)には見えじ見えば笑ひもこそ応(す)れ」(白氏文集、上陽白髪人)。<BR>⏎
<P>⏎
d1145<P>⏎
d1149<P>⏎
cd2:1151-152【三の宮をぞさうざうしき御慰めにおはしまさせたまひける】-『集成』は「次の匂宮の言葉からすれば、二条の院のことと見なくてはならないが、あえて六条の院のこととしたのであろう」。『完訳』は「ここは二条院か」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
119【三の宮をぞさうざうしき御慰めには、おはしまさせたまひける】-『集成』は「次の匂宮の言葉からすれば、二条の院のことと見なくてはならないが、あえて六条の院のこととしたのであろう」。『完訳』は「ここは二条院か」と注す。<BR>⏎
d1154<P>⏎
c1155【対の御前の紅梅はいと取り分きて後見ありきたまふを】-大島本は「紅梅ハいと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「紅梅」と「はいと」を削除する。『新大系』は底本のままとする。二条院西の対の前の紅梅。主語は匂宮。<BR>⏎
121【対の御前の紅梅はいと取り分きて後見ありきたまふを】-大島本は「紅梅ハいと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「紅梅」と「はいと」を削除する。『新大系』は底本のままとする。二条院西の対の前の紅梅。主語は匂宮。<BR>⏎
d1157<P>⏎
d1162<P>⏎
cd2:1163-164【植ゑて見し花のあるじもなき宿に知らず顔にて来る鴬】-源氏の独詠歌。『河海抄』は「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主人なしとて春を忘るな」(拾遺集雑春、一〇〇六、菅原道真)「梅が枝に来ゐる鴬春かけて鳴けどもいまだ雪は降りつつ」(古今集春上、五、読人しらず)を指摘。『集成』は「季節は変らず廻りくるのに対し、人事の変りやすさを嘆く気持」。『完訳』は「「花のあるじ」は紫の上。変らざる自然に対し、人の生命のはかなさを嘆く歌。「鴬」に、紫の上を喪った自身の孤独を形象」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
127【植ゑて見し花のあるじもなき宿に--知らず顔にて来る鴬】-源氏の独詠歌。『河海抄』は「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主人なしとて春を忘るな」(拾遺集雑春、一〇〇六、菅原道真)「梅が枝に来ゐる鴬春かけて鳴けどもいまだ雪は降りつつ」(古今集春上、五、読人しらず)を指摘。『集成』は「季節は変らず廻りくるのに対し、人事の変りやすさを嘆く気持」。『完訳』は「「花のあるじ」は紫の上。変らざる自然に対し、人の生命のはかなさを嘆く歌。「鴬」に、紫の上を喪った自身の孤独を形象」と注す。<BR>⏎
note41165 <A NAME="in15">[第五段 春深まりゆく寂しさ]</A><BR>128 
d1166<P>⏎
c1167【春深くなりゆくままに御前のありさま】-『細流抄』は「これより六条院のことなり」。『完訳』は「三月に入る。以下、六条院か」と注す。<BR>⏎
129【春深くなりゆくままに御前のありさま】-『細流抄』は「これより六条院のことなり」。『完訳』は「三月に入る。以下、六条院か」と注す。<BR>⏎
d1169<P>⏎
cd2:1172-173【色づきなどこそすめるを】-推量の助動詞「めり」は語り手の観察に立っての叙述。<BR>⏎
<P>⏎
133【色づきなどこそすめるを】-推量の助動詞「めり」は語り手の観察に立っての叙述。<BR>⏎
d1175<P>⏎
d1178<P>⏎
d1180<P>⏎
d1182<P>⏎
d1186<P>⏎
d1188<P>⏎
d1190<P>⏎
note41191 <A NAME="in16">[第六段 女三の宮の方に出かける]</A><BR>144 
d1192<P>⏎
d1197<P>⏎
d1201<P>⏎
c1203対の前の山吹こそ】-以下「あはれにはべれ」まで、源氏の詞。紫の上が住んでいた東の対の前の山吹の花。<BR>⏎
153対の前の山吹こそ】-以下「あはれにはべれ」まで、源氏の詞。紫の上が住んでいた東の対の前の山吹の花。<BR>⏎
d1206<P>⏎
d1208<P>⏎
c1211【そのことのさらでもありなむ】-『細流抄』は「今はただそよその事と思ひ出でて忘るばかりの憂きこともがな」(後拾遺集哀傷、五七三、和泉式部)を指摘。<BR>⏎
159【そのことのさらでもありなむかし】-『細流抄』は「今はただそよその事と思ひ出でて忘るばかりの憂きこともがな」(後拾遺集哀傷、五七三、和泉式部)を指摘。<BR>⏎
d1217<P>⏎
note41218 <A NAME="in17">[第七段 明石の御方に立ち寄る]</A><BR>165 
d1219<P>⏎
c1222【ゆよしをも】-『集成』は「たしなみのほども趣味の深さをも」。『完訳』は「そのお人柄やたしなみのほどを」と訳す。<BR>⏎
168【ゆよしをも】-『集成』は「たしなみのほども趣味の深さをも」。『完訳』は「そのお人柄やたしなみのほどを」と訳す。<BR>⏎
c1224【いかにして慰むべき心ぞといと比べ苦し】-大島本は「くらへくるしう」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「くらべ苦し」と「う」を削除する。『新大系』は底本のままとする。『源氏物語引歌』は「世の中はくらべ苦しくなりにけり長く短く思ふ筋なし」(出典未詳)を指摘。<BR>⏎
170【いかにして慰むべき心ぞといと比べ苦し】-大島本は「くらへくるしう」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「くらべ苦し」と「う」を削除する。『新大系』は底本のままとする。『源氏物語引歌』は「世の中はくらべ苦しくなりにけり長く短く思ふ筋なし」(出典未詳)を指摘。<BR>⏎
d1226<P>⏎
cd2:1230-231【命をもみづから捨てつべく野山の末にはふらかさむに】-『河海抄』は「身は捨てつ心をだにもはふらさじつひにはいかなると知るべく」(古今集雑体、一〇六四、藤原興風)を指摘。<BR>⏎
【捨てつべく】-連語「つべし」強い意志を表す。<BR>⏎
175【命をもみづから捨てつべく野山の末にはふらかさむに】-『河海抄』は「身は捨てつ心をだにもはふらさじつひにはいかなると知るべく」(古今集雑体、一〇六四、藤原興風)を指摘。<BR>【捨てつべく】-連語「つべし」強い意志を表す。<BR>⏎
cd3:2235-237【心弱うももどかしきこと】-大島本は「心よハうももとかしきことなと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「心弱うもどかしきこと」と「も」を削除する。『新大系』は底本のままとする。『完訳』は「出家の初志を貫きえなかった気弱さとして自らを非難」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【さして一筋の悲しさにのみは】-紫の上の死去をさす。それと名指ししての意。<BR>⏎
179-180【心弱うももどかしきこと】-大島本は「心よハうももとかしきことなと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「心弱うもどかしきこと」と「も」を削除する。『新大系』は底本のままとする。『完訳』は「出家の初志を貫きえなかった気弱さとして自らを非難」と注す。<BR>⏎
【さして一筋の悲しさにのみは】-紫の上の死去をさす。それと名指ししての意。<BR>⏎
d1239<P>⏎
d1246<P>⏎
d1250<P>⏎
d1252<P>⏎
note41253 <A NAME="in18">[第八段 明石の御方に悲しみを語る]</A><BR>192 
d1254<P>⏎
d1256<P>⏎
d1260<P>⏎
c1261【みづから取り分く心ざしにももののあはれはよらぬわざなり】-『集成』は「自分が特別深い愛情を持っているから、特に無常の悲しみが深いとも限らぬようです。藤壺の死をこれほどまで悲しむことについての弁解」。『完訳』は「心にしみる哀感というものは、自分がその人にとりわけ深く思いを寄せているからとはかぎらないのです」と注す。<BR>⏎
197【みづから取り分く心ざしにももののあはれはよらぬわざなり】-『集成』は「自分が特別深い愛情を持っているから、特に無常の悲しみが深いとも限らぬようです。藤壺の死をこれほどまで悲しむことについての弁解」。『完訳』は「心にしみる哀感というものは、自分がその人にとりわけ深く思いを寄せているからとはかぎらないのです」と注す。<BR>⏎
d1266<P>⏎
d1270<P>⏎
d1273<P>⏎
cd2:1274-275【なくなくも帰りにしかな仮の世はいづこもつひの常世ならぬに】-源氏から明石への贈歌。「鳴く」「泣く」、「雁」「仮」の掛詞。「常」に「床」を響かせる。「雁」と「常世」は縁語。『河海抄』は「おきもゐぬ我が常世こそ悲しけれ春帰りにし雁も鳴くなり」(後拾遺集秋上、二七四、赤染衛門)。『大系』は「白露の消えにし人の秋待つと常世の雁も鳴きて飛びけり」(斎宮集)を指摘。『集成』は「雁は、北の常世の国(不老不死の仙境)から渡ってくると考えられていた。三月、帰雁の季節に寄せて詠む」。『完訳』は「北(常世)に帰る「雁」に源氏自身を見立て、「常世」に「床」をひびかせ、永遠にと願った紫の上との共寝も終った、と嘆く歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
207【なくなくも帰りにしかな仮の世は--いづこもつひの常世ならぬに】-源氏から明石への贈歌。「鳴く」「泣く」、「雁」「仮」の掛詞。「常」に「床」を響かせる。「雁」と「常世」は縁語。『河海抄』は「おきもゐぬ我が常世こそ悲しけれ春帰りにし雁も鳴くなり」(後拾遺集秋上、二七四、赤染衛門)。『大系』は「白露の消えにし人の秋待つと常世の雁も鳴きて飛びけり」(斎宮集)を指摘。『集成』は「雁は、北の常世の国(不老不死の仙境)から渡ってくると考えられていた。三月、帰雁の季節に寄せて詠む」。『完訳』は「北(常世)に帰る「雁」に源氏自身を見立て、「常世」に「床」をひびかせ、永遠にと願った紫の上との共寝も終った、と嘆く歌」と注す。<BR>⏎
d1277<P>⏎
cd2:1278-279【雁がゐし苗代水の絶えしより映りし花の影をだに見ず】-明石御方の返歌。「雁」の語句を受けて詠み返す。『河海抄』は「何方も露路と聞かば尋ねまし列離れけむ雁の行方を」(紫式部集)。『花鳥余情』は「秋の夜に雁かも鳴きて渡るなり我が思ふ人の言づてやせし」(後撰集秋下、三五七、紀貫之)を指摘。「苗代水」は紫の上を、「花」源氏を喩える。紫の上の死後、源氏の訪れがないことをいう。<BR>⏎
<P>⏎
209【雁がゐし苗代水の絶えしより--映りし花の影をだに見ず】-明石御方の返歌。「雁」の語句を受けて詠み返す。『河海抄』は「何方も露路と聞かば尋ねまし列離れけむ雁の行方を」(紫式部集)。『花鳥余情』は「秋の夜に雁かも鳴きて渡るなり我が思ふ人の言づてやせし」(後撰集秋下、三五七、紀貫之)を指摘。「苗代水」は紫の上を、「花」源氏を喩える。紫の上の死後、源氏の訪れがないことをいう。<BR>⏎
d1282<P>⏎
d1284<P>⏎
note41285 <H4>第二章 光る源氏の物語 紫の上追悼の夏の物語</H4>213 
note41286 <A NAME="in21">[第一段 花散里や中将の君らと和歌を詠み交わす]</A><BR>214 
d1287<P>⏎
cd6:3288-293【夏の御方より御更の装束たてまつりたまふとて】-季節は衣更の季節、夏に移る。<BR>⏎
<P>⏎
【夏衣ち替へてける今日ばかり古き思ひもすすみやはせぬ】-花散里から源氏への贈歌。「古き思ひ」について、『集成』は花散里自身とし、『完訳』は紫の上の思い出とする。<BR>⏎
<P>⏎
【羽衣の薄きに変はる今日よりは空蝉の世ぞいとど悲しき】-源氏の返歌。「衣」の語句を受けて返す。「薄き」「空蝉」は「羽衣」の縁語。「うつせみの」は「世」に係る枕詞。無常の世を嘆く。<BR>⏎
<P>⏎
215-217【夏の御方より更の装束たてまつりたまふとて】-季節は衣更の季節、夏に移る。<BR>⏎
【夏衣ち替へてける今日ばかり--古き思ひもすすみやはせぬ】-花散里から源氏への贈歌。「古き思ひ」について、『集成』は花散里自身とし、『完訳』は紫の上の思い出とする。<BR>⏎
【羽衣の薄きに変はる今日よりは--空蝉の世ぞいとど悲しき】-源氏の返歌。「衣」の語句を受けて返す。「薄き」「空蝉」は「羽衣」の縁語。「うつせみの」は「世」に係る枕詞。無常の世を嘆く。<BR>⏎
d1296<P>⏎
cd2:1297-298【女房などいかにさうざうしからむ里に忍びて出でて見よかし】-源氏の詞。<BR>⏎
<P>⏎
220【女房などいかにさうざうしからむ里に忍びて出でて見よかし】-源氏の詞。<BR>⏎
d1302<P>⏎
d1304<P>⏎
cd3:2305-307【さもこそはよるべの水に水草ゐめ今日のかざしよ名さへ忘るる】-中将の君から源氏への贈歌。「よるべの水」は神に供える水。神霊のやどる水。「寄る辺」を掛ける。わたしに見向きもなさらないのはしかたのないこと、の意。『原中最秘抄』は「よるべなみ身をこそ遠く隔てつれ心は君が影となりにき」(古今集恋三、六一九、読人しらず)。『孟津抄』は「いなりにもいはると聞きしなき事をけふはただすの神にまかする」(和泉式部集)。『河海抄』は「なにごとと知らぬ人には木綿だすき何かただすの神にかくらん」(和泉式部集)。『異本紫明抄』は「神かけてきみはあらがふたれかさはよるべにたまる水といひける」(和泉式部集)。『河海抄』は「さもこそはよるべの水に影絶えめかけしあふひを忘るべしやは」(出典未詳)「神さびの枝にたまる雨水のみくさゐるまでいもを見ぬかも」(出典未詳)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【おほかたは思ひ捨ててし世なれども葵はなほや摘みをかすべき】-源氏の返歌。「葵」は中将の君を喩える。「摘み」「罪」の掛詞。「葵」「罪」「犯す」は神事に関する縁語。<BR>⏎
225-226【さもこそはよるべの水に水草ゐめ--今日のかざしよ名さへ忘るる】-中将の君から源氏への贈歌。「よるべの水」は神に供える水。神霊のやどる水。「寄る辺」を掛ける。わたしに見向きもなさらないのはしかたのないこと、の意。『原中最秘抄』は「よるべなみ身をこそ遠く隔てつれ心は君が影となりにき」(古今集恋三、六一九、読人しらず)。『孟津抄』は「いなりにもいはると聞きしなき事をけふはただすの神にまかする」(和泉式部集)。『河海抄』は「なにごとと知らぬ人には木綿だすき何かただすの神にかくらん」(和泉式部集)。『異本紫明抄』は「神かけてきみはあらがふたれかさはよるべにたまる水といひける」(和泉式部集)。『河海抄』は「さもこそはよるべの水に影絶えめかけしあふひを忘るべしやは」(出典未詳)「神さびの枝にたまる雨水のみくさゐるまでいもを見ぬかも」(出典未詳)を指摘。<BR>⏎
【おほかたは思ひ捨ててし世なれども--葵はなほや摘みをかすべき】-源氏の返歌。「葵」は中将の君を喩える。「摘み」「罪」の掛詞。「葵」「罪」「犯す」は神事に関する縁語。<BR>⏎
d1309<P>⏎
note41310 <A NAME="in22">[第二段 五月雨の夜、夕霧来訪]</A><BR>228 
d1311<P>⏎
d1313<P>⏎
c1317【窓打つ声など】-『奥入』は「秋夜長夜長無眠天不明耿々残燈背壁影蕭々暗夜雨打窓声」(白氏文集、上陽白髪人・和漢朗詠集、秋夜)を指摘。<BR>⏎
233【窓打つ声など】-『奥入』は「秋夜長夜長無眠天不明耿々残燈背壁影蕭々暗夜雨打窓声」(白氏文集、上陽白髪人・和漢朗詠集、秋夜)を指摘。<BR>⏎
d1319<P>⏎
d1322<P>⏎
d1325<P>⏎
note41326 <A NAME="in23">[第三段 ほととぎすの鳴き声に故人を偲ぶ]</A><BR>239 
d1327<P>⏎
d1329<P>⏎
d1332<P>⏎
d1336<P>⏎
d1338<P>⏎
d1344<P>⏎
cd4:2345-348【亡き人を偲ぶる宵の村雨に濡れてや来つる山ほととぎす】-源氏の詠歌。『完訳』は「前の引歌(「いかに知りてか」)をとらえ返す発想。ほととぎすは現世と冥土を往来する鳥。それを濡らす「むら雨」に、故人を思う源氏の涙を象徴」と注す。『評釈』は「大空は恋しき人の形見かはもの思ふごとに眺めらるらむ」(古今集恋四、七四三、酒井人真)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【ほととぎす君につてなむふるさとの花橘は今ぞ盛りと】-夕霧の唱和歌。「君」は紫の上をさす。『休聞抄』は「亡き人の宿に通はばほととぎすかけてねにのみ鳴くと告げなむ」(古今集哀傷、八五五、読人しらず)。『源氏物語事典』は「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
252-253【亡き人を偲ぶる宵の村雨に--濡れてや来つる山ほととぎす】-源氏の詠歌。『完訳』は「前の引歌(「いかに知りてか」)をとらえ返す発想。ほととぎすは現世と冥土を往来する鳥。それを濡らす「むら雨」に、故人を思う源氏の涙を象徴」と注す。『評釈』は「大空は恋しき人の形見かはもの思ふごとに眺めらるらむ」(古今集恋四、七四三、酒井人真)を指摘。<BR>⏎
【ほととぎす君につてなむふるさとの--花橘は今ぞ盛りと】-夕霧の唱和歌。「君」は紫の上をさす。『休聞抄』は「亡き人の宿に通はばほととぎすかけてねにのみ鳴くと告げなむ」(古今集哀傷、八五五、読人しらず)。『源氏物語事典』は「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1353<P>⏎
note41354 <A NAME="in24">[第四段 蛍の飛ぶ姿に故人を偲ぶ]</A><BR>258 
d1355<P>⏎
d1359<P>⏎
cd2:1360-361【つれづれとわが泣き暮らす夏の日をかことがましき虫の声かな】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
262【つれづれとわが泣き暮らす夏の日を--かことがましき虫の声かな】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
d1363<P>⏎
cd2:1364-365【夜を知る蛍を見ても悲しきは時ぞともなき思ひなりけり】-源氏の独詠歌。『河海抄』は「蒹葭水暗うして蛍夜を知る楊柳風高うして雁秋を送る」(和漢朗詠集、蛍、許渾)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
264【夜を知る蛍を見ても悲しきは--時ぞともなき思ひなりけり】-源氏の独詠歌。『河海抄』は「蒹葭水暗うして蛍夜を知る楊柳風高うして雁秋を送る」(和漢朗詠集、蛍、許渾)を指摘。<BR>⏎
note41366 <H4>第三章 光る源氏の物語 紫の上追悼の秋冬の物語</H4>265 
note41367 <A NAME="in31">[第一段 紫の上の一周忌法要]</A><BR>266 
d1368<P>⏎
d1372<P>⏎
cd2:1373-374【七夕の逢ふ瀬は雲のよそに見て別れの庭に露ぞおきそふ】-源氏の独詠歌。『完訳』は「「わかれの庭」は、二星の別れる明け方の庭。紫の上との死別を思い、八日未明の庭に落涙する意」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
270【七夕の逢ふ瀬は雲のよそに見て--別れの庭に露ぞおきそふ】-源氏の独詠歌。『完訳』は「「わかれの庭」は、二星の別れる明け方の庭。紫の上との死別を思い、八日未明の庭に落涙する意」と注す。<BR>⏎
cd2:1377-378【今で経にける月日よと思す】-『源氏釈』は「人の身もならはし物をいままでにかくてもへぬる物にそ有りける」(出典未詳)。『源注拾遺』は「人の身もならはしものを逢はずしていざ試みむ恋ひや死ぬると」(古今集恋一、五一八、読人しらず)「身を憂しと思ふにに消えぬものなればかくても経ぬる世にこそありけれ」(古今集恋五、八〇六、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
273【今で経にける月日よと思す】-『源氏釈』は「人の身もならはし物をいままでにかくてもへぬる物にそ有りける」(出典未詳)。『源注拾遺』は「人の身もならはしものを逢はずしていざ試みむ恋ひや死ぬると」(古今集恋一、五一八、読人しらず)「身を憂しと思ふにに消えぬものなればかくても経ぬる世にこそありけれ」(古今集恋五、八〇六、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1381<P>⏎
cd4:2382-385【君恋ふる涙は際もなきものを今日をば何の果てといふらむ】-中将の君の詠歌。「君」は故紫の上。「果て」は一周忌をさす。『異本紫明抄』は「我が身には悲しきことのつきせねば昨日を果てと思はざりけり」(後拾遺集哀傷、江侍従)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【人恋ふるわが身も末になりゆけど残り多かる涙なりけり】-源氏の中将の君への返歌。「恋ふる」「涙」をそのまま用い、「君」は「人」、「果て」は「残り」と言い換えて返す。<BR>⏎
<P>⏎
276-277【君恋ふる涙は際もなきものを--今日をば何の果てといふらむ】-中将の君の詠歌。「君」は故紫の上。「果て」は一周忌をさす。『異本紫明抄』は「我が身には悲しきことのつきせねば昨日を果てと思はざりけり」(後拾遺集哀傷、江侍従)を指摘。<BR>⏎
【人恋ふるわが身も末になりゆけど--残り多かる涙なりけり】-源氏の中将の君への返歌。「恋ふる」「涙」をそのまま用い、「君」は「人」、「果て」は「残り」と言い換えて返す。<BR>⏎
cd2:1387-388【もろともにおきゐし菊の白露も一人袂にかかる秋かな】-大島本は「しら露」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「朝露」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。源氏の独詠歌。「置き」「起き」の掛詞。「露」は「涙」を暗示する。『奥入』は「明くるまで起きゐる菊の白露は仮の世を思ふ涙なるべし」(古今六帖一)。『孟津抄』は「もろともに起きゐし秋の露ばかりかからむものと思ひかけきや」(後撰集哀傷、一四〇九、玄上朝臣女)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
279【もろともにおきゐし菊の白露も--一人袂にかかる秋かな】-大島本は「しら露」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「朝露」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。源氏の独詠歌。「置き」「起き」の掛詞。「露」は「涙」を暗示する。『奥入』は「明くるまで起きゐる菊の白露は仮の世を思ふ涙なるべし」(古今六帖一)。『孟津抄』は「もろともに起きゐし秋の露ばかりかからむものと思ひかけきや」(後撰集哀傷、一四〇九、玄上朝臣女)を指摘。<BR>⏎
note41389 <A NAME="in32">[第二段 源氏、出家を決意]</A><BR>280 
d1390<P>⏎
ci1:2391【神無月にはおほかたも時雨がちなるころ】-大島本は「神無月にハ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「神無月は」と「に」を削除する。『新大系』は底本のままとする。季節は初冬、十月の時雨の多い頃に推移する。<BR>⏎
281-282【神無月にはおほかたも時雨がちなるころ】-大島本は「神無月にハ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「神無月は」と「に」を削除する。『新大系』は底本のままとする。季節は初冬、十月の時雨の多い頃に推移する。<BR>⏎
【夕暮の空のけしきも】-大島本は「空のけしきも」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「空のけしきにも」と「に」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
d2393-394【夕暮の空のけしきも】-大島本は「空のけしきも」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「空のけしきにも」と「に」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
【降りしかどと】-『源氏釈』は「神無月いつも時雨は降りしかどかく袖ひづる折はなかりき」(出典未詳)。『大系』は「神無月いつも時雨は悲しきを子恋ひの森はいかが見るらむ」(為頼集)を指摘。<BR>⏎
d1396<P>⏎
cd2:1397-398【大空をかよふ幻夢にだに見えこぬ魂の行方たづねよ】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
285【大空をかよふ幻夢にだに--見えこぬ魂の行方たづねよ】-源氏の独詠歌。<BR>⏎
d1404<P>⏎
cd2:1405-406【宮人は豊明といそぐ今日日影も知らで暮らしつるかな】-大島本は「とよのあかりと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「豊明に」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。源氏の独詠歌。「日光(ひかげ)」と「日蔭の蔓」の掛詞。『完訳』は「華麗な儀に入り込めぬ孤独を詠む」。<BR>⏎
<P>⏎
291【宮人は豊明といそぐ今日--日影も知らで暮らしつるかな】-大島本は「とよのあかりと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「豊明に」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。源氏の独詠歌。「日光(ひかげ)」と「日蔭の蔓」の掛詞。『完訳』は「華麗な儀に入り込めぬ孤独を詠む」。<BR>⏎
d1408<P>⏎
note41409 <A NAME="in33">[第三段 源氏、手紙を焼く]</A><BR>293 
d1410<P>⏎
c1411【かたはなるべき人の御文ども破れば惜しと】-『異本紫明抄』は「破れば惜し破らねば人に見えぬべし泣くなくもなほ返すまされり」(後撰集雑二、一一四四、元良親王)を指摘。<BR>⏎
294【かたはなるべき人の御文ども破れば惜しと】-『異本紫明抄』は「破れば惜し破らねば人に見えぬべし泣くなくもなほ返すまされり」(後撰集雑二、一一四四、元良親王)を指摘。<BR>⏎
d1414<P>⏎
c1416【千年の形見にしつべかりけるを】-『異本紫明抄』は「書きつくる跡は千歳もありぬべし忘れず偲ぶ人やなからむ」(出典未詳)「かひなしと思ひなけちそ水茎の跡ぞ千歳の形見ともなる」(古今六帖五、文)を指摘。後者の和歌が引歌として指摘されている。<BR>⏎
298【千年の形見にしつべかりけるを】-『異本紫明抄』は「書きつくる跡は千歳もありぬべし忘れず偲ぶ人やなからむ」(出典未詳)「かひなしと思ひなけちそ水茎の跡ぞ千歳の形見ともなる」(古今六帖五、文)を指摘。後者の和歌が引歌として指摘されている。<BR>⏎
d1418<P>⏎
d1420<P>⏎
cd4:2421-424【死出の山越えにし人を慕ふとて跡を見つつもなほ惑ふかな】-源氏の独詠歌。『河海抄』は「死出の山ふもとを見てぞ帰りにしつらき人よりまづ越えじとも」(古今集恋五、七八九、兵衛)「死出の山越えて来つらむ時鳥恋しき人の上語らなむ」(拾遺集哀傷、一三〇七、伊勢)「いにしへの跡を見つつも惑ひしを今行く末をいかにせよとぞ」(宇津保物語、菊の宴)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【かきつめて見るもかひなし藻塩草同じ雲居の煙とをなれ】-源氏の独詠歌。「藻塩草」は手紙を譬喩する。「煙」と縁語。<BR>⏎
<P>⏎
301-302【死出の山越えにし人を慕ふとて--跡を見つつもなほ惑ふかな】-源氏の独詠歌。『河海抄』は「死出の山ふもとを見てぞ帰りにしつらき人よりまづ越えじとも」(古今集恋五、七八九、兵衛)「死出の山越えて来つらむ時鳥恋しき人の上語らなむ」(拾遺集哀傷、一三〇七、伊勢)「いにしへの跡を見つつも惑ひしを今行く末をいかにせよとぞ」(宇津保物語、菊の宴)を指摘。<BR>⏎
【かきつめて見るもかひなし藻塩草--同じ雲居の煙とをなれ】-源氏の独詠歌。「藻塩草」は手紙を譬喩する。「煙」と縁語。<BR>⏎
d1426<P>⏎
note41427 <A NAME="in34">[第四段 源氏、出家の準備]</A><BR>304 
d1428<P>⏎
d1432<P>⏎
d1434<P>⏎
d1436<P>⏎
cd6:3437-442【まことや】-『一葉抄』は「双紙詞」と指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【春までの命も知らず雪のうちに色づく梅を今日かざしてむ】-源氏の詠歌。『源注拾遺』は「雪深き山路に何にかへるらむ春待つ花のかげにとまらで」(拾遺集冬、二五九、能宣)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【千世の春見るべき花と祈りおきてわが身ぞ雪とともにふりぬる】-導師の返歌。源氏を「花」と見立て、その長命を祈る。「降り」「古り」の掛詞。<BR>⏎
<P>⏎
310-312【まことや】-『一葉抄』は「双紙詞」と指摘。<BR>⏎
【春までの命も知らず雪のうちに--色づく梅を今日かざしてむ】-源氏の詠歌。『源注拾遺』は「雪深き山路に何にかへるらむ春待つ花のかげにとまらで」(拾遺集冬、二五九、能宣)を指摘。<BR>⏎
【千世の春見るべき花と祈りおきて--わが身ぞ雪とともにふりぬる】-導師の返歌。源氏を「花」と見立て、その長命を祈る。「降り」「古り」の掛詞。<BR>⏎
d1444<P>⏎
d1446<P>⏎
d1448<P>⏎
d1450<P>⏎
cd3:2451-453【もの思ふ過ぐる月日も知らぬまに年もわが世も今日や尽きぬる】-源氏、物語中の最後の詠歌。辞世の歌。『河海抄」は「もの思ふと過ぐる月日も知らぬまに今年は今日に果てぬかと聞く」(後撰集冬、三〇七、藤原敦忠)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【朔日のほどのこと常よりことなるべく】-源氏の詞。間接話法であろう。<BR>⏎
317-318【もの思ふ過ぐる月日も知らぬまに--年もわが世も今日や尽きぬる】-源氏、物語中の最後の詠歌。辞世の歌。『河海抄」は「もの思ふと過ぐる月日も知らぬまに今年は今日に果てぬかと聞く」(後撰集冬、三〇七、藤原敦忠)を指摘。<BR>⏎
【朔日のほどのこと、「常よりことなるべく】-源氏の詞。間接話法であろう。<BR>⏎
d2455-456
<P>⏎
d1463
i0330
diffsrc/original/note42.htmlsrc/modified/note42.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 2/14/2002(ver.1-4)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 9/10/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 9/10/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d149<P>⏎
note4250 <H4>第一章 光る源氏没後の物語 光る源氏の縁者たちのその後</H4>42 
note4251 <A NAME="in11">[第一段 匂宮と薫の評判]</A><BR>43 
d152<P>⏎
d159<P>⏎
d162<P>⏎
note4263 <A NAME="in12">[第二段 今上の女一宮と夕霧の姫君たち]</A><BR>52 
d164<P>⏎
cd2:168-69【右の大殿の中姫君】-夕霧の女、中の君。雲居雁腹の姫君。<BR>⏎
<P>⏎
56【右の大殿の中姫君】-夕霧の女、中の君。雲居雁腹の姫君。<BR>⏎
d173<P>⏎
note4274 <A NAME="in13">[第三段 光る源氏の夫人たちのその後]</A><BR>60 
d175<P>⏎
d177<P>⏎
d179<P>⏎
d182<P>⏎
d185<P>⏎
d192<P>⏎
d199<P>⏎
note42100 <H4>第二章 薫中将の物語 薫の厭世観と恋愛に消極的な性格</H4>79 
note42101 <A NAME="in21">[第一段 薫、冷泉院から寵遇される]</A><BR>80 
d1102<P>⏎
d1105<P>⏎
c1108【女の御けしきよりも】-女宮のお世話よりも。当時は女子の世話には男子の場合以上に気を配って世話をした。<BR>⏎
85【女の御儀式よりも】-女宮のお世話よりも。当時は女子の世話には男子の場合以上に気を配って世話をした。<BR>⏎
d1111<P>⏎
d1117<P>⏎
note42118 <A NAME="in22">[第二段 薫、出生の秘密に悩む]</A><BR>93 
d1119<P>⏎
d1121<P>⏎
d1123<P>⏎
cd2:1124-125【おぼつかな誰れに問はましいかにして初めも果ても知らぬわが身ぞ】-薫の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
96【おぼつかな誰れに問はましいかにして--初めも果ても知らぬわが身ぞ】-薫の独詠歌。<BR>⏎
d1128<P>⏎
c2131-132【蓮の露も明らかに玉と磨きたまはむことも】-『異本紫明抄』は「蓮葉の濁りに染まぬ心もてなにかは露を玉と欺く」(古今集夏、一六五、僧正遍昭)を指摘。<BR>⏎
【五のなにがしも】-女人成仏の五障。<BR>⏎
101-102【蓮の露も明らかに玉と磨きたまはむことも】-『異本紫明抄』は「蓮葉の濁りに染まぬ心もてなにかは露を玉と欺く」(古今集夏、一六五、僧正遍昭)を指摘。<BR>⏎
【五のなにがしも】-女人成仏の五障。<BR>⏎
d1136<P>⏎
note42137 <A NAME="in23">[第三段 薫、目覚ましい栄達]</A><BR>106 
d1138<P>⏎
c1140【后の宮はたもとよりひとつ御殿にて宮たちもろともに生ひ出で遊びたまひし】-明石中宮は薫の異母姉だが、薫は、中宮腹の二の宮、三の宮などと一緒に六条院で育った。<BR>⏎
108【后の宮はたもとよりひとつ御殿にて宮たちもろともに生ひ出で遊びたまひし】-明石中宮は薫の異母姉だが、薫は、中宮腹の二の宮、三の宮などと一緒に六条院で育った。<BR>⏎
d1143<P>⏎
d1145<P>⏎
d1151<P>⏎
cd2:1153-154【仮に宿れるかと見ゆること】-仏菩薩の化身の意。<BR>⏎
<P>⏎
118【仮に宿れるかと見ゆること】-仏菩薩の化身の意。<BR>⏎
d1163<P>⏎
note42164 <A NAME="in24">[第四段 匂兵部卿宮、薫中将に競い合う]</A><BR>127 
d1165<P>⏎
d1170<P>⏎
d1172<P>⏎
d1177<P>⏎
d1182<P>⏎
note42183 <A NAME="in25">[第五段 薫の厭世観と恋愛に消極的な性格]</A><BR>141 
d1184<P>⏎
d1188<P>⏎
d1190<P>⏎
d1198<P>⏎
c1200【人のためことことしくなどもてなさずいとよく紛らはし】-『完訳』は「情交関係はあっても、女房程度の女を格別妻のようには扱わない。それが常識人薫の対処法」と注す。<BR>⏎
154【人のために、ことことしくなどもてなさずいとよく紛らはし】-『完訳』は「情交関係はあっても、女房程度の女を格別妻のようには扱わない。それが常識人薫の対処法」と注す。<BR>⏎
d1202<P>⏎
c1203【絶えなむよりは心細きに】-大島本は「絶なんよりハ」とある。『完本』は諸本に従って「絶えなんよりはと」と「と」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。「なむ」は、完了助動詞+推量の助動詞。すっかり絶えてしまうよりは、のニュアンス。<BR>⏎
156【絶えなむよりは心細きに】-大島本は「絶なんよりハ」とある。『完本』は諸本に従って「絶えなんよりはと」と「と」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。「なむ」は、完了助動詞+推量の助動詞。すっかり絶えてしまうよりは、のニュアンス。<BR>⏎
d1206<P>⏎
note42207 <A NAME="in26">[第六段 夕霧の六の君の評判]</A><BR>159 
d1208<P>⏎
cd2:1210-211【朝夕に御目離れず御覧ぜられ見たてまつらむ】-薫の孝心。かつて「野分」巻に語られていた夕霧の孝心と同じ。<BR>⏎
<P>⏎
161【朝夕に御目離れず御覧ぜられたてまつらむ】-薫の孝心。かつて「野分」巻に語られていた夕霧の孝心と同じ。<BR>⏎
cd2:1214-215【やむごとなきより】-北の方雲居雁腹の娘をさす。<BR>⏎
<P>⏎
164【やむごとなきより】-北の方雲居雁腹の娘をさす。<BR>⏎
d1219<P>⏎
note42220 <A NAME="in27">[第七段 六条院の賭弓の還饗]</A><BR>168 
d1221<P>⏎
d1223<P>⏎
d1226<P>⏎
d1229<P>⏎
d1231<P>⏎
d1233<P>⏎
d1236<P>⏎
d1242<P>⏎
cd2:1243-244【右の中将も-以下「客人だたれじや」まで、夕霧の詞。<BR>⏎
<P>⏎
183【右の中将も-以下「客人だたれじや」まで、夕霧の詞。<BR>⏎
d2246-247
<P>⏎
d1254
i0195
diffsrc/original/note43.htmlsrc/modified/note43.html
c18<body background="wallppr062.gif">⏎
8<BODY>⏎
note4310渋谷栄一注釈(ver.1-1-2)</ADDRESS>10 
d111<P>⏎
d113<P>⏎
d116<P>⏎
d119<P>⏎
d128<P>⏎
d131<P>⏎
d147<P>⏎
note4348 <H4>第一章 紅梅大納言家の物語 娘たちの結婚を思案</H4>41 
note4349 <A NAME="in11">[第一段 按察使大納言家の家族]</A><BR>42 
c158二人のみぞ】-大君(麗景殿女御)と中の君。<BR>⏎
51【二人のみぞ】-大君(麗景殿女御)と中の君。<BR>⏎
d164<P>⏎
note4365 <A NAME="in12">[第二段 按察使大納言家の三姫君]</A><BR>57 
c169【兵部卿宮のさも思しらば】-紅梅大納言の心中。<BR>⏎
61【兵部卿宮のさも思しらば】-紅梅大納言の心中。<BR>⏎
d179<P>⏎
note4380 <A NAME="in13">[第三段 宮の御方の魅力]</A><BR>71 
cd2:196-97【世の中広きうちは】-『集成』は「この広い世間の内は、気を許せないものなのだ。どんな強敵がいるか分らない、意」。『完訳』は「世間付き合いの多い宮中では。後宮には予測しがたい、すぐれた妃の出現しがちなことを危ぶむ」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
87【世の中広きうちは】-『集成』は「この広い世間の内は、気を許せないものなのだ。どんな強敵がいるか分らない、意」。『完訳』は「世間付き合いの多い宮中では。後宮には予測しがたい、すぐれた妃の出現しがちなことを危ぶむ」と注す。<BR>⏎
note4398 <A NAME="in14">[第四段 按察使大納言の音楽談義]</A><BR>88 
d1106<P>⏎
note43107 <H4>第二章 匂兵部卿の物語 宮の御方に執心</H4>96 
note43108 <A NAME="in21">[第一段 按察使大納言、匂宮に和歌を贈る]</A><BR>97 
c1124【ついでのしのびがたきにや】-語り手の推測。<BR>⏎
113【ついでのびがたきにや】-語り手の推測。<BR>⏎
cd2:1126-127【心ありて風の匂はす園の梅にまづ鴬の訪はずやあるべき】-大納言の詠歌。『完訳』は「「梅」は大納言の中の君、「鴬」は匂宮。二人の縁組を望む歌」と注す。『河海抄』は「あらたまの年行きかへり春立たばまづ我が家戸に鴬は鳴け」(万葉集二十、大伴家持)を指摘。『休聞抄』は「花の香を風の便りにたぐへてぞ鴬誘ふしるべにやせむ」(古今集春上、一三、紀友則)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
115【心ありて風の匂はす園の梅に--まづ鴬の訪はずやあるべき】-大納言の詠歌。『完訳』は「「梅」は大納言の中の君、「鴬」は匂宮。二人の縁組を望む歌」と注す。『河海抄』は「あらたまの年行きかへり春立たばまづ我が家戸に鴬は鳴け」(万葉集二十、大伴家持)を指摘。『休聞抄』は「花の香を風の便りにたぐへてぞ鴬誘ふしるべにやせむ」(古今集春上、一三、紀友則)を指摘。<BR>⏎
note43128 <A NAME="in22">[第二段 匂宮、若君と語る]</A><BR>116 
c2136-137【まつはさせたまへりしこそ】-以下「御前にはしも」まで、若君の詞。<BR>
給へり
(一四五四⑪)-給し大御横陽池肖柏本と三条西【我をば人げなしと】-以下「語らひきこえよ」まで、匂宮の詞。主語は大君。<BR>⏎
124-125【まつはさせたましこそ】-以下「御前にはしも」まで、若君の詞。<BR>【たまひ-給し大御横陽池肖柏本と三条西
【我をば人げなしと】-以下「語らひきこえよ」まで、匂宮の詞。主語は大君。<BR>⏎
c1139【古めかしき同じ筋にて東とこゆなるは】-『集成』は「世間にもてはやされぬ同じ宮家で、「東」とか、申し上げる方は」。『完訳』は「わたしと同じ古めかしい皇族筋の、東の君と申し上げるというお方が」と訳す。<BR>⏎
127【古めかしき同じ筋にて東とこゆなるは】-『集成』は「世間にもてはやされぬ同じ宮家で、「東」とか、申し上げる方は」。『完訳』は「わたしと同じ古めかしい皇族筋の、東の君と申し上げるというお方が」と訳す。<BR>⏎
c1141【怨みてならましかば】-匂宮の心。『異本紫明抄』は「恨みての後さへ人のつらからばいかにいひてかねをもなかまし」(拾遺集恋五、九八五、読人しらず)を引歌として指摘。<BR>⏎
129【怨みてのちならましかば】-匂宮の心。『異本紫明抄』は「恨みての後さへ人のつらからばいかにいひてかねをもなかまし」(拾遺集恋五、九八五、読人しらず)を引歌として指摘。<BR>⏎
d1143<P>⏎
note43144 <A NAME="in23">[第三段 匂宮、宮の御方を思う]</A><BR>131 
c1149【花の香に誘はれぬべき身なりせば風のたよりを過ぐさましやは】-匂宮の大納言の贈歌への返歌。『集成』は「一応卑下して見せた体。贈歌と同じ『古今集』の歌(花の香を風のたよりにたぐへてぞ鴬さそふしるべにはやる)による」。『完訳』は「不似合いな自分だからとして断った歌」と注す。<BR>⏎
136【花の香に誘はれぬべき身なりせば--風のたよりを過ぐさましやは】-匂宮の大納言の贈歌への返歌。『集成』は「一応卑下して見せた体。贈歌と同じ『古今集』の歌(花の香を風のたよりにたぐへてぞ鴬さそふしるべにはやる)による」。『完訳』は「不似合いな自分だからとして断った歌」と注す。<BR>⏎
c1155宮の御方】-紅梅大納言の大君。麗景殿女御。<BR>⏎
142宮の御方】-紅梅大納言の大君。麗景殿女御。<BR>⏎
d1157<P>⏎
note43158 <A NAME="in24">[第四段 按察使大納言と匂宮、和歌を贈答]</A><BR>144 
c1159【これは昨日の御返なれば見せたてまつる】-『集成』は「心進まぬながら、の気持」と注す。<BR>⏎
145【これは昨日の御返なれば見せたてまつる】-『集成』は「心進まぬながら、の気持」と注す。<BR>⏎
c1164【本つ香の匂へる君が袖触れば花もえならぬ名をや散らさむ】-大納言から匂宮への贈歌。「花」は娘の中君を喩える。『花鳥余情』は「元の香のあるだにあるを梅の花いとど匂ひの遥かなるかな」(兼輔集)を引歌として指摘する。<BR>⏎
150【本つ香の匂へる君が袖触れば--花もえならぬ名をや散らさむ】-大納言から匂宮への贈歌。「花」は娘の中君を喩える。『花鳥余情』は「元の香のあるだにあるを梅の花いとど匂ひの遥かなるかな」(兼輔集)を引歌として指摘する。<BR>⏎
c1166【花の香を匂はす宿に訪めゆかば色にめづとや人の咎めむ】-匂宮の返歌。<BR>⏎
152【花の香を匂はす宿に訪めゆかば--色にめづとや人の咎めむ】-匂宮の返歌。<BR>⏎
c1170【宮のいと思ほしりて】-東宮がすばやく気がついて、の意。<BR>⏎
156【宮のいと思ほしりて】-東宮がすばやく気がついて、の意。<BR>⏎
d1177<P>⏎
note43178 <A NAME="in25">[第五段 匂宮、宮の御方に執心]</A><BR>163 
c1179【人に見え世づきたらむありまはさらにと思し離れたり】-『完訳』は「結婚して世間並に暮すのは。連れ子のきびしい状況に置かれてもいるが、控え目すぎる性格からも結婚には無関心」と注す。<BR>⏎
164人に見え世づきたらむありまはさらにと思し離れたり】-『完訳』は「結婚して世間並に暮すのは。連れ子のきびしい状況に置かれてもいるが、控え目すぎる性格からも結婚には無関心」と注す。<BR>⏎
cd3:1188-190【かたじけなき】-『完訳』は「匂宮の高貴な身が畏れ多いとだけ。体よく断る口実である」と注す。<BR>⏎

<P>⏎
173【かたじけなきばかりに】-『完訳』は「匂宮の高貴な身が畏れ多いとだけ。体よく断る口実である」と注す。<BR>⏎
d1197
i0184
diffsrc/original/note44.htmlsrc/modified/note44.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 2/17/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 11/9/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 11/9/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d178<P>⏎
note4479 <H4>第一章 鬚黒一族の物語 玉鬘と姫君たち</H4>71 
note4480 <A NAME="in11">[第一段 鬚黒没後の玉鬘と子女たち]</A><BR>72 
d181<P>⏎
cd2:182-83【これは源氏の御族にも離れたまへりし後の大殿わたりにありける悪御達の】-『弄花抄』は「凡此物語を紫式部か作とも見せす其意也紫式部か決したる語也古き事と見えたり紫式部が作せさる心也」。『玉の小櫛』は「上の語をうけて、此物語の作りぬしのいふ也。そは後の大殿わたりの女房は、紫上の御方の女房の、源氏君の御末々の人々の事を、かたりおきたるは、ひがことども多きを、我らが申す、此大殿わたりの事共は、みなまこと也とて、語りたる。二方ともに、年老いたる人々の、語りしことなれば、いづ方かまことならん、ともにさだかならぬ事なれども、まづ聞きたるまゝに、いづ方をもすてず、しるしおくぞといふ意にて、その紫上の御方の女房の語れるは、匂宮の巻、後の大殿わたりの女房のかたれるは、即ち此巻也。さて此物語は、すべてみな作り物がたりなるを、実に世に有し事を、人の語れるを聞て、書るごとく、ことさらおぼめきて、かくいへるも一つの興也」と指摘する。鬚黒大将家の物語。<BR>⏎
【悪御達の】-『集成』は「おしゃべりな女房たちで」。『完訳』は「いかがわしい女房たちの」と訳す。<BR>⏎
73【これは源氏の御族にも離れたまへりし後の大殿わたりにありける悪御達の】-『弄花抄』は「凡此物語を紫式部か作とも見せす其意也紫式部か決したる語也古き事と見えたり紫式部が作せさる心也」。『玉の小櫛』は「上の語をうけて、此物語の作りぬしのいふ也。そは後の大殿わたりの女房は、紫上の御方の女房の、源氏君の御末々の人々の事を、かたりおきたるは、ひがことども多きを、我らが申す、此大殿わたりの事共は、みなまこと也とて、語りたる。二方ともに、年老いたる人々の、語りしことなれば、いづ方かまことならん、ともにさだかならぬ事なれども、まづ聞きたるまゝに、いづ方をもすてず、しるしおくぞといふ意にて、その紫上の御方の女房の語れるは、匂宮の巻、後の大殿わたりの女房のかたれるは、即ち此巻也。さて此物語は、すべてみな作り物がたりなるを、実に世に有し事を、人の語れるを聞て、書るごとく、ことさらおぼめきて、かくいへるも一つの興也」と指摘する。鬚黒大将家の物語。<BR>【悪御達の】-『集成』は「おしゃべりな女房たちで」。『完訳』は「いかがわしい女房たちの」と訳す。<BR>⏎
d185<P>⏎
d188<P>⏎
d190<P>⏎
d194<P>⏎
cd3:296-98中宮の御次に-明石中宮の次に。<BR>⏎
【右の大殿なは】-夕霧。<BR>⏎
<P>⏎
82-83中宮の御次に-明石中宮の次に。<BR>⏎
【右の大殿なは】-夕霧。<BR>⏎
note4499 <A NAME="in12">[第二段 玉鬘の姫君たちへの縁談]</A><BR>84 
d1100<P>⏎
d1103<P>⏎
cd3:2108-110【皆人無徳にものしたまる末に参りて】-『集成』は「どなたも形なしといった有様でいらっしゃる末席に列なって」。『完訳』は「どなたもみなあってなきがごとくでいらっしゃる、その末席に連なって」と訳す。<BR>⏎
はるかに目を側められたてまつらむも】-『奥入』は「未だに君王に面を見ること得ること容されざるに已に楊妃に遥かに目を側められたり」(白氏文集、上陽白髪人)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
91-92【皆人無徳にものしたまふめる末に参りて】-『集成』は「どなたも形なしといった有様でいらっしゃる末席に列なって」。『完訳』は「どなたもみなあってなきがごとくでいらっしゃる、その末席に連なって」と訳す。<BR>⏎
かに目を側められたてまつらむも】-『奥入』は「未だに君王に面を見ること得ること容されざるに已に楊妃に遥かに目を側められたり」(白氏文集、上陽白髪人)を指摘。<BR>⏎
d1113<P>⏎
d1116<P>⏎
cd2:1117-118【いかがはあるきことならむ】-以下「御覧じ直されまし」まで、玉鬘の心中。<BR>⏎
<P>⏎
97【いかがはあるきことならむ】-以下「御覧じ直されまし」まで、玉鬘の心中。<BR>⏎
note44119 <A NAME="in13">[第三段 夕霧の息子蔵人少将の求婚]</A><BR>98 
d1120<P>⏎
d1122<P>⏎
c1123【いづ方につけてももて離れぬ御仲らひなれば】-玉鬘の姫君と夕霧の子の蔵人少将は、玉鬘と夕霧は義理の姉弟、また玉鬘と雲居雁は異腹の姉妹の関係である。<BR>⏎
100【いづ方につけてももて離れたまはぬ御仲らひなれば】-玉鬘の姫君と夕霧の子の蔵人少将は、玉鬘と夕霧は義理の姉弟、また玉鬘と雲居雁は異腹の姉妹の関係である。<BR>⏎
d1125<P>⏎
cd2:1127-128【いと軽びたるほどにはべめれど思し許す方もや】-雲居雁の手紙文かと思えるが、後文により、夕霧の詞である。「母北の方の」云々と「大臣も」云々が並列の構文になっている。<BR>⏎
<P>⏎
103【いと軽びたるほどにはべめれど思し許す方もや】-雲居雁の手紙文かと思えるが、後文により、夕霧の詞である。「母北の方の」云々と「大臣も」云々が並列の構文になっている。<BR>⏎
d1134<P>⏎
note44135 <A NAME="in14">[第四段 薫君、玉鬘邸に出入りす]</A><BR>109 
d1136<P>⏎
d1140<P>⏎
d1144<P>⏎
d1149<P>⏎
d1151<P>⏎
d1155<P>⏎
note44156 <H4>第二章 玉鬘邸の物語 梅と桜の季節の物語</H4>124 
note44157 <A NAME="in21">[第一段 正月、夕霧、玉鬘邸に年賀に参上]</A><BR>125 
d1158<P>⏎
d1163<P>⏎
d1166<P>⏎
d1169<P>⏎
d1171<P>⏎
d1176<P>⏎
d1179<P>⏎
d1181<P>⏎
d1184<P>⏎
c1187【入道宮をば】-源氏の正妻女三の宮。<BR>⏎
146【入道宮をば】-源氏の正妻女三の宮。<BR>⏎
d1190<P>⏎
note44191 <A NAME="in22">[第二段 薫君、玉鬘邸に年賀に参上]</A><BR>149 
d1192<P>⏎
c1195【例のものめでする若人たちは】-玉鬘邸の若い女房たち。<BR>⏎
152【例のものめでする若人たちは】-玉鬘邸の若い女房たち。<BR>⏎
d1197<P>⏎
d1199<P>⏎
d1203<P>⏎
d1207<P>⏎
cd4:2208-211【折りて見ばいとど匂ひもまさるやとすこし色めけ梅の初花】-宰相の君から薫への贈歌。真淵『新釈』は「よそにのみあはれとぞ見し梅の花あかぬ色香は折りてなりけり(古今集春上、三七、素性法師)を指摘。『完訳』は「「折りて見る」は情交を暗示。「梅の初花」は薫。女から男に戯れた歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【よそにてはもぎ木なりとや定むらむ下に匂へる梅の初花】-薫の返歌。「梅の初花」の語句をそのまま用いて返す。『完訳』は「内心の魅力を主張して戯れた歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
161-162【折りて見ばいとど匂ひもまさるやと--すこし色めけ梅の初花】-宰相の君から薫への贈歌。真淵『新釈』は「よそにのみあはれとぞ見し梅の花あかぬ色香は折りてなりけり(古今集春上、三七、素性法師)を指摘。『完訳』は「「折りて見る」は情交を暗示。「梅の初花」は薫。女から男に戯れた歌」と注す。<BR>⏎
【よそにてはもぎ木なりとや定むらむ--下に匂へる梅の初花】-薫の返歌。「梅の初花」の語句をそのまま用いて返す。『完訳』は「内心の魅力を主張して戯れた歌」と注す。<BR>⏎
d1213<P>⏎
d1215<P>⏎
d1217<P>⏎
d1221<P>⏎
d1224<P>⏎
d1228<P>⏎
note44229 <A NAME="in23">[第三段 梅の花盛りに、薫君、玉鬘邸を訪問]</A><BR>174 
d1230<P>⏎
d1235<P>⏎
d1239<P>⏎
i1182【寝殿の西面に】-以下「深かるべきわざかな」まで、薫の心中。<BR>⏎
d2241-242【寝殿の西面に】-以下「深かるべきわざかな」まで、薫の心中。<BR>⏎
<P>⏎
d1244<P>⏎
i1185【梅が枝】-梅が枝に 来居る鴬 や 春かけて はれ 春かけて 鳴けどもいまだ や 雪は降りつつ あはれ そこよしや 雪は降りつつ(催馬楽-梅が枝)(text44.html 出典3から転載)<BR>⏎
d1248<P>⏎
cd2:1250-251【はかなしごとなどもふ】-主語は薫。ここでも敬語が付かない。<BR>⏎
<P>⏎
190【はかなしごとなどもふ】-主語は薫。ここでも敬語が付かない。<BR>⏎
d1254<P>⏎
d1257<P>⏎
d1259<P>⏎
d1261<P>⏎
d1264<P>⏎
note44265 <A NAME="in24">[第四段 得意の薫君と嘆きの蔵人少将]</A><BR>199 
d1266<P>⏎
d1268【竹河を同じ声に】-『源氏釈』は「竹河の 橋のつめなるや 橋のつめなるや 花園に はれ 花園に 我をば放てや 我をば放てや少女伴へて」(催馬楽、竹河)を指摘。<BR>⏎
d1272<P>⏎
i1204【竹河を同じ声に】-『源氏釈』は「竹河の 橋のつめなるや 橋のつめなるや 花園に はれ 花園に 我をば放てや 我をば放てや少女伴へて」(催馬楽、竹河)を指摘。<BR>⏎
d1274<P>⏎
c1277【侍従は主人の君にうちかづけて去ぬ】-薫源侍従がこの家の藤侍従に与えて、の意。<BR>⏎
208【侍従は主人の君にうちけて去ぬ】-薫源侍従がこの家の藤侍従に与えて、の意。<BR>⏎
d1279<P>⏎
d1281<P>⏎
cd4:2282-285【人はみな花に心を移すらむ一人ぞ惑ふ春の夜の闇】-蔵人少将の詠歌。真淵『新釈』は「春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やは隠るる」(古今集春上、四一、凡河内躬恒)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【をりからやあはれも知らむ梅の花ただ香ばかりに移りしもせじ】-女房の返歌。「香ばかり」「かばかり」の掛詞。蔵人少将を慰める。<BR>⏎
<P>⏎
211-212【人はみな花に心を移すらむ--一人ぞ惑ふ春の夜の闇】-蔵人少将の詠歌。真淵『新釈』は「春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やは隠るる」(古今集春上、四一、凡河内躬恒)を指摘。<BR>⏎
【をりからやあはれも知らむ梅の花--ただ香ばかりに移りしもせじ】-女房の返歌。「香ばかり」「かばかり」の掛詞。蔵人少将を慰める。<BR>⏎
d1287<P>⏎
d1289<P>⏎
cd2:1290-291【竹河の橋うちいでし一節に深き心の底は知りきや】-薫から玉鬘への贈歌。催馬楽「竹河」の詞章を踏まえる。「橋」と「端」の掛詞。「竹」-「節」、「河」-「深き」-「底」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
215【竹河の橋うちいでし一節に--深き心の底は知りきや】-薫から玉鬘への贈歌。催馬楽「竹河」の詞章を踏まえる。「橋」と「端」の掛詞。「竹」-「節」、「河」-「深き」-「底」は縁語。<BR>⏎
d1293<P>⏎
d1296<P>⏎
d1299<P>⏎
d1301<P>⏎
cd2:1302-303【竹河に夜を更かさじといそぎしもいかなる節を思ひおかまし】-藤侍従の返歌。「夜」と「よ(竹の節と節の間)」の掛詞。「竹」-「節」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
222【竹河に夜を更かさじといそぎしも--いかなる節を思ひおかまし】-藤侍従の返歌。「夜」と「よ(竹の節と節の間)」の掛詞。「竹」-「節」は縁語。<BR>⏎
d1307<P>⏎
note44308 <A NAME="in25">[第五段 三月、花盛りの玉鬘邸の姫君たち]</A><BR>226 
d1309<P>⏎
d1313<P>⏎
c1314【そのころ十八九のほどやおはしけむ】-玉鬘の娘姉妹の年齢。『評釈』は「古女房が昔の有様を思い出して語っている痕跡の一つである。「けむ」と推量しているのは語り手の女房である」と注す。<BR>⏎
230【そのころ十八九のほどやおはしけむ】-玉鬘の娘姉妹の年齢。『評釈』は「古女房が昔の有様を思い出して語っている痕跡の一つである。「けむ」と推量しているのは語り手の女房である」と注す。<BR>⏎
d1317<P>⏎
d1322<P>⏎
d1324<P>⏎
d1326<P>⏎
d1328<P>⏎
d1331<P>⏎
d1334<P>⏎
c1335【二十七八のほどにものしたまへ】-左中将の年齢。『完訳』は「左近中将の誕生は、真木柱。今は二十五歳のはず」と注す。<BR>⏎
244【二十七八のほどにものしたまへ】-左中将の年齢。『完訳』は「左近中将の誕生は、真木柱。今は二十五歳のはず」と注す。<BR>⏎
d1337<P>⏎
cd2:1338-339【他のに似ずこそ】-姫君の詞。係助詞「こそ」の下に「はべれ」などの語句が省略。<BR>⏎
<P>⏎
246【他のに似ずこそ】-姫君の詞。係助詞「こそ」の下に「はべれ」などの語句が省略。<BR>⏎
d1344<P>⏎
d1346<P>⏎
note44347 <A NAME="in26">[第六段 玉鬘の大君、冷泉院に参院の話]</A><BR>252 
d1348<P>⏎
c1349【尚侍の君かくおとなしき人の親になりたまふ御年のほどよりは】-玉鬘は、二十七八歳の左中将らの母親、四十八歳。<BR>⏎
253【尚侍の君かくおとなしき人の親になりたまふ御年のほど思ふよりは】-玉鬘は、二十七八歳の左中将らの母親、四十八歳。<BR>⏎
d1353<P>⏎
d1357<P>⏎
i1260【花鳥の色をも音をも】-花鳥の色をも音をもいたづらにもの憂かる身は過ぐすのみなり(後撰集夏-二一二 藤原雅正)(text44.html 出典10から転載)<BR>⏎
d1361<P>⏎
note44362 <A NAME="in27">[第七段 蔵人少将、姫君たちを垣間見る]</A><BR>264 
d1363<P>⏎
d1365<P>⏎
d1368<P>⏎
d1376<P>⏎
c1378【西の御前にりてはべる木を】-西の庭先すなわち右方にあった桜の木を、の意。<BR>⏎
276【西の御前にりてはべる木を】-西の庭先すなわち右方にあった桜の木を、の意。<BR>⏎
d1380<P>⏎
d1384<P>⏎
note44385 <A NAME="in28">[第八段 姫君たち、桜花を惜しむ和歌を詠む]</A><BR>281 
d1386<P>⏎
cd8:4387-394【桜ゆゑ風に心の騒ぐかな思ひぐまなき花と見る見る】-大君の詠歌。『全集』は「折りて見ば近まさりせよ桃の花思ひ暮らして桜惜しまじ」(紫式部集)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【咲くと見てかつは散りぬる花なれば負くるを深き恨みともせず】-大君方の女房宰相の君の唱和歌。<BR>⏎
<P>⏎
【風に散ることは世の常枝ながら移ろふ花をただにしも見じ】-中君の詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
【心ありて池のみぎはに落つる花あわとなりてもわが方に寄れ】-中君方の女房大輔の君の唱和歌。『河海抄』は「枝よりもあだに散りにし花なれば落ちても水の泡とこそなれ」(古今集春下、八一、菅野高世)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
282-285【桜ゆゑ風に心の騒ぐかな--思ひぐまなき花と見る見る】-大君の詠歌。『全集』は「折りて見ば近まさりせよ桃の花思ひ暮らして桜惜しまじ」(紫式部集)を指摘。<BR>⏎
【咲くと見てかつは散りぬる花なれば--負くるを深き恨みともせず】-大君方の女房宰相の君の唱和歌。<BR>⏎
【風に散ることは世の常枝ながら--移ろふ花をただにしも見じ】-中君の詠歌。<BR>⏎
【心ありて池のみぎはに落つる花--あわとなりてもわが方に寄れ】-中君方の女房大輔の君の唱和歌。『河海抄』は「枝よりもあだに散りにし花なれば落ちても水の泡とこそなれ」(古今集春下、八一、菅野高世)を指摘。<BR>⏎
d1396<P>⏎
cd4:2397-400【大空の風に散れども桜花おのがものとぞかきつめて見る】-右方の童女の詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
【桜花匂ひあまたに散らさじとおほふばかりの袖はありやは】-左方の童女なれきの反論歌。『河海抄』は「大空におほふばかりの袖もがな春咲く花を風にまかせじ」(後撰集春中、六四、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
287-288【大空の風に散れども桜花--おのがものとぞかきつめて見る】-右方の童女の詠歌。<BR>⏎
【桜花匂ひあまたに散らさじと--おほふばかりの袖はありやは】-左方の童女なれきの反論歌。『河海抄』は「大空におほふばかりの袖もがな春咲く花を風にまかせじ」(後撰集春中、六四、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
note44401 <H4>第三章 玉鬘の大君の物語 冷泉院に参院</H4>289 
note44402 <A NAME="in31">[第一段 大君、冷泉院に参院決定]</A><BR>290 
d1403<P>⏎
c1404【院よりは御消日々にあり】-冷泉院から大君入内の要請がある。<BR>⏎
291【院よりは御消日々にあり】-冷泉院から大君入内の要請がある。<BR>⏎
d1406<P>⏎
d1409<P>⏎
d1411<P>⏎
d1414<P>⏎
d1417<P>⏎
d1419<P>⏎
d1423<P>⏎
d1429<P>⏎
note44430 <A NAME="in32">[第二段 蔵人少将、藤侍従を訪問]</A><BR>309 
d1431<P>⏎
d1438<P>⏎
cd2:1439-440【つれなくて過ぐる月日をかぞへつつもの恨めしき暮の春かな】-薫から藤侍従への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
316【つれなくて過ぐる月日をかぞへつつ--もの恨めしき暮の春かな】-薫から藤侍従への贈歌。<BR>⏎
d1445<P>⏎
d1448<P>⏎
d1451<P>⏎
cd5:2453-457【つらきもあはれといふことこそまことなりけれ】-『花鳥余情』は「立ち返りあはれとぞ思ふよそにても人に心をおきつ白波」(古今集恋一、四七四、在原元方)。『弄花抄』は「うれしくは忘るる事もありなましつらきぞ長き形見なりける」(新古今集恋五、一四〇三、清原深養父)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【あはれと】-大島本は「あハれと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「あはれとて」と「て」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。以下「添ひたるならむ」まで、中将の御許の心中。<BR>⏎
かの慰めたまふらむ御さま】-大島本は「なくさめ給らん」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「慰めたまはむ」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。玉鬘からの返事に、中君を結婚相手にとあったことをさす。<BR>⏎
<P>⏎
326-327【つらきもあはれといふことこそまことなりけれ】-『花鳥余情』は「立ち返りあはれとぞ思ふよそにても人に心をおきつ白波」(古今集恋一、四七四、在原元方)。『弄花抄』は「うれしくは忘るる事もありなましつらきぞ長き形見なりける」(新古今集恋五、一四〇三、清原深養父)を指摘。【あはれと】-大島本は「あハれと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「あはれとて」と「て」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。以下「添ひたるならむ」まで、中将の御許の心中。<BR>⏎
【慰めたまふらむ御さま】-大島本は「なくさめ給らん」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「慰めたまはむ」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。玉鬘からの返事に、中君を結婚相手にとあったことをさす。<BR>⏎
d1460<P>⏎
d1463<P>⏎
cd6:3464-469【いでやなぞ数ならぬ身にかなはぬは人に負けじの心なりけり】-蔵人少将の詠歌。『集成』は「「数」「負く」は、会話から続いて、碁の縁語」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【わりなしや強きによらむ勝ち負けを心一つにいかがまかする】-中将の御許の返歌。「強き」「勝ち負け」は碁の縁語。「強き」は冷泉院を暗示。<BR>⏎
<P>⏎
【あはれとて手を許せかし生き死にを君にまかするわが身とならば】-蔵人少将の詠歌。『集成』は「「手をゆるす」は、碁で相手に何目か置き意志を許すこと。「生き死に」は碁の縁語」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
332-334【いでやなぞ数ならぬ身にかなはぬは--人に負けじの心なりけり】-蔵人少将の詠歌。『集成』は「「数」「負く」は、会話から続いて、碁の縁語」と注す。<BR>⏎
【わりなしや強きによらむ勝ち負けを--心一つにいかがまかする】-中将の御許の返歌。「強き」「勝ち負け」は碁の縁語。「強き」は冷泉院を暗示。<BR>⏎
【あはれとて手を許せかし生き死にを--君にまかするわが身とならば】-蔵人少将の詠歌。『集成』は「「手をゆるす」は、碁で相手に何目か置き意志を許すこと。「生き死に」は碁の縁語」と注す。<BR>⏎
note44470 <A NAME="in33">[第三段 四月一日、蔵人少将、玉鬘へ和歌を贈る]</A><BR>335 
d1471<P>⏎
d1473<P>⏎
d1478<P>⏎
cd2:1479-480【花を見て春は暮らしつ今日よりやしげき嘆きの下に惑はむ】-蔵人少将の独詠歌。「嘆き」に「木」を響かせ、「繁き」と縁語。<BR>⏎
<P>⏎
341【花を見て春は暮らしつ今日よりや--しげき嘆きの下に惑はむ】-蔵人少将の独詠歌。「嘆き」に「木」を響かせ、「繁き」と縁語。<BR>⏎
d1483<P>⏎
d1485<P>⏎
d1492<P>⏎
cd2:1493-494【今日ぞ知る空を眺むるけしきにて花に心を移しけりとも】-『集成』は「中将のおもとがしたのだろう」。『完訳』は「女房の代作である」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
351【今日ぞ知る空を眺むるけしきにて--花に心を移しけりとも】-『集成』は「中将のおもとがしたのだろう」。『完訳』は「女房の代作である」と注す。<BR>⏎
d1496<P>⏎
note44497 <A NAME="in34">[第四段 四月九日、大君、冷泉院に参院]</A><BR>353 
d1498<P>⏎
d1501<P>⏎
cd2:1504-505【おどろかさせたまはぬ】-主語はあなた玉鬘。「驚かす」は、知らせる意。「せたまふ」二重敬語表現。<BR>⏎
<P>⏎
358【おどろかさせたまはぬ】-主語はあなた玉鬘。「驚かす」は、知らせる意。「せたまふ」二重敬語表現。<BR>⏎
d1507<P>⏎
d1509<P>⏎
d1514<P>⏎
d1517<P>⏎
note44518 <A NAME="in35">[第五段 蔵人少将、大君と和歌を贈答]</A><BR>367 
d1519<P>⏎
d1522<P>⏎
d1524<P>⏎
d1528<P>⏎
d1533<P>⏎
cd2:1534-535【あはれてふ常ならぬ世の一言もいかなる人にかくるものぞは】-大君の返歌。「あはれと思ふとばかりだに一言のたまはせば」とあったことを受けて返す。<BR>⏎
<P>⏎
378【あはれてふ常ならぬ世の一言も--いかなる人にかくるものぞは】-大君の返歌。「あはれと思ふとばかりだに一言のたまはせば」とあったことを受けて返す。<BR>⏎
d1537<P>⏎
d1541<P>⏎
d1544<P>⏎
cd2:1545-546【生ける世の死には心にまかせねば聞かでややまむ君が一言】-蔵人少将の返歌。『完訳』は「死ねば「あはれ」と思ってくれるとのこと、生きている限りは「あはれ」と言ってくれぬのか」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
385【生ける世の死には心にまかせねば--聞かでややまむ君が一言】-蔵人少将の返歌。『完訳』は「死ねば「あはれ」と思ってくれるとのこと、生きている限りは「あはれ」と言ってくれぬのか」と訳す。<BR>⏎
d1549<P>⏎
cd2:1550-551【うたてもいらへをしてけるかな書きへでやりつらむよ】-大君の心中。<BR>⏎
<P>⏎
388【うたてもいらへをしてけるかな書きへでやりつらむよ】-大君の心中。<BR>⏎
note44552 <A NAME="in36">[第六段 冷泉院における大君と薫君]</A><BR>389 
d1553<P>⏎
d1556<P>⏎
d1560<P>⏎
d1562<P>⏎
d1567<P>⏎
d1569<P>⏎
cd6:3570-575【手にかくるものにしあらば藤の花松よりまさる色を見ましや】-薫の詠歌。『集成』は「私の力の及ぶものなら、姫君を人のものにはしなかったのに、の含意」と注す。大君を藤の花に喩える。<BR>⏎
<P>⏎
【わが心にあらぬ世のありさまにほのめかす】-冷泉院への憚りから。<BR>⏎
<P>⏎
【紫の色はかよへど藤の花心にえこそかからざりけれ】-藤侍従の返歌。「色は通へど」は大君と姉弟であることをいう。「藤に花」「かかる」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
401-403【手にかくるものにしあらば藤の花--松よりまさる色を見ましや】-薫の詠歌。『集成』は「私の力の及ぶものなら、姫君を人のものにはしなかったのに、の含意」と注す。大君を藤の花に喩える。<BR>⏎
【わが心にあらぬ世のありさまにほのめかす】-冷泉院への憚りから。<BR>⏎
【紫の色はかよへど藤の花--心にえこそかからざりけれ】-藤侍従の返歌。「色は通へど」は大君と姉弟であることをいう。「藤に花」「かかる」は縁語。<BR>⏎
note44576 <A NAME="in37">[第七段 失意の蔵人少将と大君のその後]</A><BR>404 
d1577<P>⏎
d1579<P>⏎
d1581<P>⏎
d1584<P>⏎
d1587<P>⏎
d1593<P>⏎
d1598<P>⏎
c1600【君に仕うることは】-帝に入内することをいう。<BR>⏎
421【君に仕うまつることは】-帝に入内することをいう。<BR>⏎
d1604<P>⏎
d1607<P>⏎
d1615<P>⏎
note44616 <H4>第四章 玉鬘の物語 玉鬘の姫君たちの物語</H4>434 
note44617 <A NAME="in41">[第一段 正月、男踏歌、冷泉院に回る]</A><BR>435 
d1618<P>⏎
d1622<P>⏎
d1626<P>⏎
d1629<P>⏎
d1632<P>⏎
d1638<P>⏎
note44639 <A NAME="in42">[第二段 翌日、冷泉院、薫を召す]</A><BR>451 
d1640<P>⏎
d1643<P>⏎
d1645<P>⏎
d1650<P>⏎
cd2:1652-653【雲の上近ては】-宮中をさす。<BR>⏎
<P>⏎
460【雲の上近ては】-宮中をさす。<BR>⏎
d1656<P>⏎
cd2:1657-658【竹河のその夜のことは思ひ出づやぶばかりの節はなけれど】-女房から薫への贈歌。「夜」と「世」の掛詞。「竹」と「よ(節と節の間)」と「節」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
463【竹河のその夜のことは思ひ出づや--しのぶばかりの節はなけれど】-女房から薫への贈歌。「夜」と「世」の掛詞。「竹」と「よ(節と節の間)」と「節」は縁語。<BR>⏎
d1660<P>⏎
cd2:1661-662【流れての頼めむなしき竹河に世は憂きものと思ひ知りにき】-薫の返歌。「竹河」の語句を用いて返す。「竹」と「よ(節と節の間)」と「節」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
465【流れての頼めむなしき竹河に--世は憂きものと思ひ知りにき】-薫の返歌。「竹河」の語句を用いて返す。「竹」と「よ(節と節の間)」と「節」は縁語。<BR>⏎
cd2:1664-665【人のやうに】-蔵人少将のようには、の意。<BR>⏎
<P>⏎
467【人のやうに】-蔵人少将のようには、の意。<BR>⏎
d1667<P>⏎
d1669<P>⏎
d1673<P>⏎
c1674を弾かせたまひて】-主語は冷泉院。「せたまふ」は最高敬語。<BR>⏎
473ども調べさせたまひて】-主語は冷泉院。「せたまふ」は最高敬語。<BR>⏎
d1677<P>⏎
d1680<P>⏎
note44681 <A NAME="in43">[第三段 四月、大君に女宮誕生]</A><BR>478 
d1682<P>⏎
d1687<P>⏎
d1690<P>⏎
cd2:1696-697【公ざまにて交じらはせたてまつらむことを思して尚侍を譲りきこえたまふ】-玉鬘は中君を一般の女官として帝に出仕させるべく、自らの尚侍の官職を譲ることを申し出る。<BR>⏎
<P>⏎
490【公ざまにて交じらはせたてまつらむことを思して尚侍を譲りたまふ】-玉鬘は中君を一般の女官として帝に出仕させるべく、自らの尚侍の官職を譲ることを申し出る。<BR>⏎
d1702<P>⏎
note44703 <A NAME="in44">[第四段 玉鬘、夕霧へ手紙を贈る]</A><BR>495 
d1704<P>⏎
cd2:1706-707【いとほしう少将のを】-以下「いかに思ひたまふらむ」まで、玉鬘の心中。蔵人少将とその母雲居雁のことが気になる。<BR>⏎
<P>⏎
497【いとほしう少将のことを】-以下「いかに思ひたまふらむ」まで、玉鬘の心中。蔵人少将とその母雲居雁のことが気になる。<BR>⏎
d1709<P>⏎
cd2:1711-712【あながちなる交じらひの好みと世の聞き耳も】-『完訳』は「高望みして宮仕えをしたがると。予想される世間の悪評に先手を打つ形で、縁談を断ったと弁解」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
500【あながちなる交じらひの好みと世の聞き耳も】-『完訳』は「高望みして宮仕えをしたがると。予想される世間の悪評に先手を打つ形で、縁談を断ったと弁解」と注す。<BR>⏎
d1714<P>⏎
d1720<P>⏎
note44721 <A NAME="in45">[第五段 玉鬘、出家を断念]</A><BR>507 
d1722<P>⏎
d1724<P>⏎
d1726<P>⏎
c1729【いにしへを思ひ出し】-以下、玉鬘と御息所の心中に密着した長い叙述になる。<BR>⏎
512【いにしへを思ひ出】-以下、玉鬘と御息所の心中に密着した長い叙述になる。<BR>⏎
d1737<P>⏎
d1739<P>⏎
d1741<P>⏎
note44742 <A NAME="in46">[第六段 大君、男御子を出産]</A><BR>522 
d1743<P>⏎
d1748<P>⏎
d1750<P>⏎
d1756<P>⏎
d1759<P>⏎
d1762<P>⏎
d1764<P>⏎
note44765 <A NAME="in47">[第七段 求婚者たちのその後]</A><BR>538 
d1766<P>⏎
d1773<P>⏎
d1777<P>⏎
d1782<P>⏎
d1785<P>⏎
note44786 <H4>第五章 薫君の物語 人びとの昇進後の物語</H4>554 
note44787 <A NAME="in51">[第一段 薫、玉鬘邸に昇進の挨拶に参上]</A><BR>555 
d1788<P>⏎
d1793<P>⏎
d1797<P>⏎
d1799<P>⏎
d1804<P>⏎
d1806<P>⏎
d1813<P>⏎
d1817<P>⏎
d1819<P>⏎
note44820 <A NAME="in52">[第二段 薫、玉鬘と対面しての感想]</A><BR>579 
d1821<P>⏎
d1824<P>⏎
d1827<P>⏎
d1830<P>⏎
d1835<P>⏎
d1840<P>⏎
note44841 <A NAME="in53">[第三段 右大臣家の大饗]</A><BR>594 
d1842<P>⏎
d1846<P>⏎
c1848【思ひきこえたまふべかめれど宮ぞいかなるにかあらむ】-推量の助動詞「めり」は語り手の推量、「宮ぞいかなるにかあらむ」は挿入句、語り手の疑問提示。<BR>⏎
599【思ひきこえたまふべかめれど宮ぞいかなるにかあらむ】-推量の助動詞「めり」は語り手の推量、「宮ぞいかなるにかあらむ」は挿入句、語り手の疑問提示。<BR>⏎
d1850<P>⏎
d1852<P>⏎
d1858<P>⏎
note44859 <A NAME="in54">[第四段 宰相中将、玉鬘邸を訪問]</A><BR>607 
d1860<P>⏎
d1862<P>⏎
d1864<P>⏎
c1867【故殿おはせましかば】-「心は乱らまし」に係る反実仮想の構文。<BR>⏎
612【故殿おはせましかば】-「心は乱らまし」に係る反実仮想の構文。<BR>⏎
d1869<P>⏎
d2873-874
<P>⏎
d1881
i0627
diffsrc/original/note45.htmlsrc/modified/note45.html
ci4:92-5<body background="wallppr062.gif">Z First updated 3/10/2002(ver.1-2)<BR>⏎
Last updated 12/14/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
2-10<HEAD>⏎
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">⏎
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">⏎
<meta name="GENERATOR" content="IBM WebSphere Studio Homepage Builder Version 14.0.3.0 for Windows">⏎
<TITLE>橋姫(明融臨模本)</TITLE>⏎
</HEAD>⏎
<BODY>⏎
<ADDRESS>Last updated 12/14/2010(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d19
d112
d121
d124
d126
d162<P>⏎
note4563<H4>第一章 宇治八の宮の物語 隠遁者八の宮</H4>62 
note4564 <A NAME="in11">[第一段 八の宮の家系と家族]</A><BR>63 
d169
d173
d177
d181
note4582<P> <A NAME="in12">[第二段 八の宮と娘たちの生活]</A><BR>77 
d183
c186【かけとどむべきほだし】-『全集』は「世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部吉名)を指摘。<BR>⏎
80【かけとどめらるるほだし】-『全集』は「世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人こそほだしなりけれ」(古今集雑下、九五五、物部吉名)を指摘。<BR>⏎
d188
d192
d196
d198
d1100
d1104
c1105<P>【さるぎに】-北の方死去の騷ぎ。<BR>⏎
93【さるぎに】-北の方死去の騷ぎ。<BR>⏎
d1107
note45108<P> <A NAME="in13">[第三段 八の宮の仏道精進の生活]</A><BR>95 
d1109
d1113
c1115【何か世の人めいて今さらに】-八の宮の心中。再婚をする気持ちはない、の意。<BR>⏎
100【何世の人めいて今さらに】-八の宮の心中。再婚をする気持ちはない、の意。<BR>⏎
d1117
cd2:1119-120【世人にならふ御心づかひ】-再婚をいう。<BR>⏎

103【世人にならふ御心づかひ】-再婚をいう。<BR>⏎
d1122
d1124
note45125<P> <A NAME="in14">[第四段 ある春の日の生活]</A><BR>106 
d1126
d1131
cd3:2132-134<P>【うち捨ててつがひ去りにし水鳥の仮のこの世にたちおくれけむ】-八宮の詠歌。無常の世に母親に先立たれた娘たちの不幸をいう。「雁」「仮」の掛詞。「この世」の「こ」に「雁の子」の「子」を響かせる。<BR>⏎
【心尽くしなりや】-歌に添えた詞。<BR>⏎

111-112【うち捨ててつがひ去りにし水鳥の--仮のこの世にたちおくれけむ】-八宮の詠歌。無常の世に母親に先立たれた娘たちの不幸をいう。「雁」「仮」の掛詞。「この世」の「こ」に「雁の子」の「子」を響かせる。<BR>⏎
【心尽くしなりや】-歌に添えた詞。<BR>⏎
d1136
cd8:4137-144<P>【いかでかく巣立ちけるぞと思ふにも憂き水鳥の契りをぞ知る】-大君の唱和歌。「憂き水鳥」に「憂き身」を読み込む。父への感謝と我が身の不運を諦観。<BR>⏎

<P>【よからねどその折はあはれなりけり】-『明星抄』は「草子地此歌を評していへり」と指摘。<BR>⏎

<P>【若君も書きたへ】-八宮の詞。<BR>⏎

<P>【泣く泣くも羽うち着する君なくはわれぞ巣守になりは果てまし】-明融臨模本と大島本は「なりはゝてまし」とある。『完本』は諸本に従って「なるべかりける」と「校訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。中君の唱和歌。<BR>⏎

114-117【いかでかく巣立ちけるぞと思ふにも--憂き水鳥の契りをぞ知る】-大君の唱和歌。「憂き水鳥」に「憂き身」を読み込む。父への感謝と我が身の不運を諦観。<BR>⏎
【よからねどその折は、いとあはれなりけり】-『明星抄』は「草子地此歌を評していへり」と指摘。<BR>⏎
【若君も書きたへ】-八宮の詞。<BR>⏎
【泣く泣くも羽うち着する君なくは--われぞ巣守になりは果てまし】-明融臨模本と大島本は「なりはゝてまし」とある。『完本』は諸本に従って「なるべかりける」と「校訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。中君の唱和歌。<BR>⏎
d1147
d1149
note45150<P> <A NAME="in15">[第五段 八の宮の半生と宇治へ移住]</A><BR>121 
d1151
c1155【尽きすまじかりけれど行方もなくはかなくせ果てて】-『集成』は「無尽蔵と思われたのだけれども、どこへともなくいつのまにか皆無くなって」。『完訳』は「宮の無頓着な性格から、由緒ある名家の豊富な財宝も散逸する」と注す。<BR>⏎
125【尽きすまじかりけれど行方もなくはかなくせ果てて】-『集成』は「無尽蔵と思われたのだけれども、どこへともなくいつのまにか皆無くなって」。『完訳』は「宮の無頓着な性格から、由緒ある名家の豊富な財宝も散逸する」と注す。<BR>⏎
d1157
d1159
d1169
d1173
d1177
cd2:1178-179<P>【見し人も宿も煙になりにしを何とてわが身消え残りけむ】-八宮の独詠歌。「見し人」は北の方。「宿」は京の邸宅。<BR>⏎

143【見し人も宿も煙になりにしを--何とてわが身消え残りけむ】-八宮の独詠歌。「見し人」は北の方。「宿」は京の邸宅。<BR>⏎
d2181-182
<P>⏎
note45183<H4>第二章 宇治八の宮の物語 薫、八の宮と親交を結ぶ</H4>145 
note45184 <A NAME="in21">[第一段 八の宮、阿闍梨に師事]</A><BR>146 
d1187
cd2:1188-189<P>【尊きわざせさせたまひつつ】-『集成』は「〔寺に〕功徳になるお布施などなさっては」。『完訳』は「尊いご修行をお積みになっては」と注す。<BR>⏎

149【尊きわざせさせたまひつつ】-『集成』は「〔寺に〕功徳になるお布施などなさっては」。『完訳』は「尊いご修行をお積みになっては」と注す。<BR>⏎
d1191
cd3:2193-195【蓮の上に思ひり濁りなき池にも住みぬべき】-『阿彌陀経』を踏まえた表現。「住み」「澄み」の掛詞。<BR>⏎
【容貌も変へぬ】-「ぬ」打消助動詞。<BR>⏎

152-153【蓮の上に思ひのぼ濁りなき池にも住みぬべき】-『阿彌陀経』を踏まえた表現。「住み」「澄み」の掛詞。<BR>⏎
【容貌も変へぬ】-「ぬ」打消助動詞。<BR>⏎
note45196<P> <A NAME="in22">[第二段 冷泉院にて阿闍梨と薫語る]</A><BR>154 
d1197
d1199
d1202
d1206
c1209【と人知れず思ひながら】-地の文になり、以下再び薫の心中となる。<BR>⏎
163【と人知れず思ひつつ】-地の文になり、以下再び薫の心中となる。<BR>⏎
d1211
d1214
d1216
cd2:1217-218<P>【帝】-院の帝、朱雀院。<BR>⏎

168【帝】-院の帝、朱雀院。<BR>⏎
d1221
d1224
note45225<P> <A NAME="in23">[第三段 阿闍梨、八の宮に薫を語る]</A><BR>173 
d1226
d1228
d1230
i1177
d1233
cd2:1234-235<P>【世を厭ふ心は山にかよへども八重立つ雲を君や隔つる】-冷泉院から八宮への贈歌。<BR>⏎

179【世を厭ふ心は山にかよへども--八重立つ雲を君や隔つる】-冷泉院から八宮への贈歌。<BR>⏎
d1238
cd2:1239-240<P>【あと絶えて心澄むとはなけれども世を宇治山に宿をこそ借れ】-八宮の返歌。「世」「心」「山」の語句を受けて返す。「住む」「澄む」の掛詞。『河海抄』は「わが庵は都の巽しかぞ住む世を宇治山と人は言ふなり」(古今集雑下、九八三、喜撰法師)を指摘。<BR>⏎

182【あと絶えて心澄むとはなけれども--世を宇治山に宿をこそ借れ】-八宮の返歌。「世」「心」「山」の語句を受けて返す。「住む」「澄む」の掛詞。『河海抄』は「わが庵は都の巽しかぞ住む世を宇治山と人は言ふなり」(古今集雑下、九八三、喜撰法師)を指摘。<BR>⏎
d1242
d1244
d1246
d1249
d1252
note45253<P> <A NAME="in24">[第四段 薫、八の宮と親交を結ぶ]</A><BR>190 
d1254
cd2:1256-257【夜など心解けて夢をだに見るべきほどもなげにすげに】-『源氏釈』は「宇治川の波の枕に夢さめて夜の橋姫いや寝ざるらむ」(出典未詳)を指摘。<BR>⏎

192【夜など心解けて夢をだに見るべきほどもなげに】-『源氏釈』は「宇治川の波の枕に夢さめて夜の橋姫いや寝ざるらむ」(出典未詳)を指摘。<BR>⏎
d1260
d1264
d1269
d1272
cd2:1279-280【ほど経る時は恋しおぼえたまふ】-主語は薫。<BR>⏎

210【ほど経る時は恋しおぼえたまふ】-主語は薫。<BR>⏎
d2284-285
<P>⏎
note45286<H4>第三章 薫の物語 八の宮の娘たちを垣間見る</H4>214 
note45287 <A NAME="in31">[第一段 晩秋に薫、宇治へ赴く]</A><BR>215 
d1292
d1294
cd2:1295-296<P>【山おろしに耐へぬ木の葉の露よりもあやなくもろきわが涙かな】-薫の独詠歌。<BR>⏎

221【山おろしに耐へぬ木の葉の露よりも--あやなくもろきわが涙かな】-薫の独詠歌。<BR>⏎
d1299
d1302
note45303<P> <A NAME="in32">[第二段 宿直人、薫を招き入れる]</A><BR>226 
d1304
d1307
d1309
d1311
d1313
d1318
d1322
c1324【皆人ありがたき世のためしに聞き出づべかめるを】-『集成』は「世間では、世にも珍しい例として、お噂を聞き出して知っているらしいのに」。『完訳』は「世間ではみな世にもまれなお方の例として評判せずにはおくまいに」と訳す。<BR>⏎
240【皆人ありがたき世の聞き出づべかめるを】-『集成』は「世間では、世にも珍しい例として、お噂を聞き出して知っているらしいのに」。『完訳』は「世間ではみな世にもまれなお方の例として評判せずにはおくまいに」と訳す。<BR>⏎
d1326
d1329
note45330<P> <A NAME="in33">[第三段 薫、姉妹を垣間見る]</A><BR>244 
d1331
d1336
d1338
d1341
d1343
d1345
d1349
d1353
d1356
d1359
d1361
note45362<P> <A NAME="in34">[第四段 薫、大君と御簾を隔てて対面]</A><BR>265 
d1363
cd2:1366-367【驚かざりける心さよ】-大君の心中。<BR>⏎

268【驚かざりける心おそさよ】-大君の心中。<BR>⏎
d1370
d1375
d1378
d1381
d1387
d1390
cd2:1393-394【さしも驚かせたまふばかり聞こえ馴れはべらば】-明融臨模本は「おとろかせ給はかり」とある。大島本は「おとろかさせたまふ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「おどろかさせ」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のまま「おどろかさせ」とする。『集成』は「そちらからお声をかけて頂くほど親しくさせて頂けましたら」。『完訳』は「そちらからお便りをくださるくらい親しくさせていただけるのでしたなら」と訳す。<BR>⏎

288【さしも驚かせたまふばかり聞こえ馴れはべらば】-明融臨模本は「おとろかせ給はかり」とある。大島本は「おとろかさせたまふ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「おどろかさせ」と校訂する。『新大系』は底本(大島本)のまま「おどろかさせ」とする。『集成』は「そちらからお声をかけて頂くほど親しくさせて頂けましたら」。『完訳』は「そちらからお便りをくださるくらい親しくさせていただけるのでしたなら」と訳す。<BR>⏎
note45395<P> <A NAME="in35">[第五段 老女房の弁が応対]</A><BR>289 
d1396
d1398
d1402
d1410
d1413
d1416
c1417<P>【几帳のより見れば】-主語は弁。<BR>⏎
305【几帳のより見れば】-主語は弁。<BR>⏎
d1421
note45422<P> <A NAME="in36">[第六段 老女房の弁の昔語り]</A><BR>309 
d1423
d1427
d1429
d1432
d1436
d1440
d1444
d1447
cd2:1451-452【つきじろひはべるも】-明融臨模本と大島本は「侍も」とある。『完本』は諸本に従って「はべるめるも」と「める」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎

330【つきじろひはべるも】-明融臨模本と大島本は「侍も」とある。『完本』は諸本に従って「はべるめるも」と「める」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。<BR>
d1455
d1459
d1461
note45462<P> <A NAME="in37">[第七段 薫、大君と和歌を詠み交して帰京]</A><BR>337 
d1463
d1466
c1467<P>【あさぼらけ家路も見えず尋ね来し槙の尾山は霧こめてけり】-薫から大君への贈歌。帰る気持ちがしない、という挨拶の歌。「槙の尾山」は宇治川右岸にある山、歌枕。<BR>⏎
340【あさぼらけ家路も見えず尋ね来し--槙の尾山は霧こめてけり】-薫から大君への贈歌。帰る気持ちがしない、という挨拶の歌。「槙の尾山」は宇治川右岸にある山、歌枕。<BR>⏎
d1469
cd2:1470-471<P>【都の人の目馴れたるだになほいとことに思ひきこえたるをまいていかがはめづらしう見きこえざらむ】-『湖月抄』は「草子地に薫のさまをいへり」と注す。<BR>⏎
【見きこえざらむ】-明融臨模本と大島本は「みきこ江さらん」とある。『完本』は諸本に従って「見ざらん」と「きこえ」を削除する。『集成』『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
342【都の人の目馴れたるだになほいとことに思ひきこえたるをまいていかがはめづらしう見きこえざらむ】-『湖月抄』は「草子地に薫のさまをいへり」と注す。【見きこえざらむ】-明融臨模本と大島本は「みきこ江さらん」とある。『完本』は諸本に従って「見ざらん」と「きこえ」を削除する。『集成』『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
d1473
cd2:1474-475<P>【雲のゐる峰のかけ路を秋霧のいとど隔つるころにもあるかな】-大君の返歌。「家路」を「かけ路」と変え、「霧」の語句はそのまま、「隔つ」を父宮と薫の間の意として返す。『集成』は「「峰の八重雲思ひやる隔て多くあはれなるに」とあった薫の思いと、期せずして同じ心を詠む」と注す。<BR>⏎

344【雲のゐる峰のかけ路を秋霧の--いとど隔つるころにもあるかな】-大君の返歌。「家路」を「かけ路」と変え、「霧」の語句はそのまま、「隔つ」を父宮と薫の間の意として返す。『集成』は「「峰の八重雲思ひやる隔て多くあはれなるに」とあった薫の思いと、期せずして同じ心を詠む」と注す。<BR>⏎
d1477
d1479
d1481
c1485【われは浮かばず玉の台に静けき身と思ふべきかは】-『完訳』は「このあたり「玉の台も同じことなり」(夕顔)とする源氏の無常観にも類似」と注す。<BR>⏎
351【われは浮かばず玉の台に静けき身と思ふべきかは】-『完訳』は「このあたり「玉の台も同じことなり」(夕顔)とする源氏の無常観にも類似」と注す。<BR>⏎
d1487
c1488<P>【橋姫の心を汲みて高瀬さす棹のしづくに袖ぞ濡れぬる】-薫から大君への贈歌。『河海抄』は「さむしろに衣かたしきこよひもや我を待つらむ宇治の橋姫」(古今集恋四、六八九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
353【橋姫の心を汲みて高瀬さす--棹のしづくに袖ぞ濡れぬる】-薫から大君への贈歌。『河海抄』は「さむしろに衣かたしきこよひもや我を待つらむ宇治の橋姫」(古今集恋四、六八九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1490
d1492
c1493<P>【さしかへる宇治の河長朝夕のしづくや袖を朽たし果つらむ】-大君の返歌。「雫」「袖」の語句はそのまま用い、「橋姫」は「宇治」、「さす棹」は「さしかへる」と変え、「袖は濡れぬる」を舟長の棹の雫で「袖を朽たしはつらむ」と切り返した。<BR>⏎
356【さしかへる宇治の河長朝夕の--しづくや袖を朽たし果つらむ】-大君の返歌。「雫」「袖」の語句はそのまま用い、「橋姫」は「宇治」、「さす棹」は「さしかへる」と変え、「袖は濡れぬる」を舟長の棹の雫で「袖を朽たしはつらむ」と切り返した。<BR>⏎
d1495
d1497
d1499
d1501
note45502<P> <A NAME="in38">[第八段 薫、宇治へ手紙を書く]</A><BR>361 
d1503
d1505
d1507
d1511
d1513
d1515
cd2:1516-517<P>【かの御寺にもたてまつりたまふ】-係助詞「も」同類を表すが、「御使」をさす。当然に捧げ物(お布施)も持参した。<BR>⏎

369【御寺にもたてまつりたまふ】-係助詞「も」同類を表すが、「御使」をさす。当然に捧げ物(お布施)も持参した。<BR>⏎
d1521
d1524
note45525<P> <A NAME="in39">[第九段 薫、匂宮に宇治の姉妹を語る]</A><BR>375 
d1526
d1528
d1531
d1537
d1540
d1542
d1545
d1551
d1554
d1557
d1560
d1562
d1564
d2573-574
<P>⏎
note45575<H4>第四章 薫の物語 薫、出生の秘密を知る</H4>410 
note45576 <A NAME="in41">[第一段 十月初旬、薫宇治へ赴く]</A><BR>411 
d1578
d1580
d1582
d1585
d1587
cd2:1590-591【琴の音のあはれなることのつい作り出でて】-『集成』は「琴(きん)」、『完訳』は「琴(こと)」と振仮名付ける。三条西家本が「きむ」とある。他は漢字表記。八宮は琴の琴の名手であもある。<BR>⏎

420【琴の音のあはれなることのつい作り出でて】-『集成』は「琴(きん)」、『完訳』は「琴(こと)」と振仮名付ける。三条西家本が「きむ」とある。他は漢字表記。八宮は琴の琴の名手であもある。<BR>⏎
d1595
d1597
d1599
d1601
cd2:1604-605【何処よりかここまで伝はり来む】-反語表現。『集成』は「楽器の奏法は、高貴の人々からの伝承をよしとした。八の宮卑下の言葉」と注す。<BR>⏎

429【何処よりかここまで伝はり来む】-反語表現。『集成』は「楽器の奏法は、高貴の人々からの伝承をよしとした。八の宮卑下の言葉」と注す。<BR>⏎
d1608
note45609<P> <A NAME="in42">[第二段 薫、八の宮の娘たちの後見を承引]</A><BR>432 
d1610
c161410心にまかせておのおのきならすかめるは(一五三六⑨)-合奏ではなくそれぞれが勝手に思い思いに弾いている、という意。<BR>⏎
436心にまかせておのおのきならすかめるは-合奏ではなくそれぞれが勝手に思い思いに弾いている、という意。<BR>⏎
d1617
d1622
d1624
d1627
d1629
c1630<P>【わざとの御後見ちはかばかしき筋にははべらずとも】-明融臨模本と大島本は「すちには」とある。『完本』は諸本に従って「筋に」と「は」を削除する。『集成』『新大系』は底本のままとする。以下「違へはべるまじくなむ」まで、薫の詞。『集成』は「夫として面倒をみるのではなくても、の意」と注す。「わざとの御後見」と「はかばかしき筋」は並立の構文。同じことを言っている。<BR>⏎
447【わざとの御後見はかばかしき筋にははべらずとも】-明融臨模本と大島本は「すちには」とある。『完本』は諸本に従って「筋に」と「は」を削除する。『集成』『新大系』は底本のままとする。以下「違へはべるまじくなむ」まで、薫の詞。『集成』は「夫として面倒をみるのではなくても、の意」と注す。「わざとの御後見」と「はかばかしき筋」は並立の構文。同じことを言っている。<BR>⏎
d1634
d1636
note45637<P> <A NAME="in43">[第三段 薫、弁の君の昔語りの続きを聞く]</A><BR>452 
d1638
c1640【さぶらはせたまふ】-「させ」使役の助動詞。八宮が姫君の後見役に、の意。<BR>⏎
454【さぶらはせたまふ、弁の君】-「させ」使役の助動詞。八宮が姫君の後見役に、の意。<BR>⏎
d1642
d1646
d1650
d1657
d1660
d1665
note45666<P> <A NAME="in44">[第四段 薫、父柏木の最期を聞く]</A><BR>474 
d1667
c1668<P>【空しうなりたまひしぎに】-以下「さすがにめぐらひはべれ」まで、弁の君の詞。<BR>⏎
475【空しうなりたまひしぎに】-以下「さすがにめぐらひはべれ」まで、弁の君の詞。<BR>⏎
cd2:1677-678【深山隠れの朽木になりにてはべり】-『異本紫明抄』は「形こそ深山隠れの朽木なれ心は花になさばなりなむ」(古今集雑上、八七五、兼芸法師)「春秋にあへど匂ひもなきものは深山隠れの朽木なるらむ」(貫之集)を指摘。<BR>⏎

484【深山隠れの朽木になりにてはべるなり】-『異本紫明抄』は「形こそ深山隠れの朽木なれ心は花になさばなりなむ」(古今集雑上、八七五、兼芸法師)「春秋にあへど匂ひもなきものは深山隠れの朽木なるらむ」(貫之集)を指摘。<BR>⏎
d1680
d1686
note45687<P> <A NAME="in45">[第五段 薫、形見の手紙を得る]</A><BR>491 
d1688
d1693
d1695
d1700
d1704
cd2:1706-707【光に山の蔭もすこし明らむる心地して】-「光」「蔭」「明らむ」といった縁語表現を使用。<BR>⏎

505【光に山の蔭もすこしもの明らむる心地して】-「光」「蔭」「明らむ」といった縁語表現を使用。<BR>⏎
note45708<P> <A NAME="in46">[第六段 薫、父柏木の遺文を読む]</A><BR>506 
d1709
d1712
c1714【御文の返こと】-女三の宮からの返事。<BR>⏎
510【御文の返こと】-女三の宮からの返事。<BR>⏎
d1718
cd2:1719-720<P>【目の前にこの世を背く君よりもよそに別るる魂ぞ悲しき】-薫から女三の宮への贈歌。『花鳥余情』は「声をだに聞かで別るる魂よりもなき床に寝む君ぞ悲しき」(古今集哀傷、八五八、読人しらず)を指摘。出家しても生き残るあなたより死んでいくわたしのほうが悲しい、と訴える。<BR>⏎

514【目の前にこの世を背く君よりも--よそに別るる魂ぞ悲しき】-薫から女三の宮への贈歌。『花鳥余情』は「声をだに聞かで別るる魂よりもなき床に寝む君ぞ悲しき」(古今集哀傷、八五八、読人しらず)を指摘。出家しても生き残るあなたより死んでいくわたしのほうが悲しい、と訴える。<BR>⏎
d1724
cd2:1725-726<P>【命あらばそれとも見まし人知れぬ岩根にとめし松の生ひ末】-柏木の詠歌。薫を「岩根の松」に喩える。『完訳』は「「--ば--まし」の反実仮想で、生命尽きる無念さを慨嘆」と注す。源氏も薫を「岩根の松」に喩えた歌を詠んでいる(「柏木」第四章四段)。<BR>⏎

518【命あらばそれとも見まし人知れぬ--岩根にとめし松の生ひ末】-柏木の詠歌。薫を「岩根の松」に喩える。『完訳』は「「--ば--まし」の反実仮想で、生命尽きる無念さを慨嘆」と注す。源氏も薫を「岩根の松」に喩えた歌を詠んでいる(「柏木」第四章四段)。<BR>⏎
d1728
d1732
d1736
d1744
d6747-752<HEAD>⏎
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">⏎
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">⏎
<meta name="GENERATOR" content="IBM WebSphere Studio Homepage Builder Version 14.0.3.0 for Windows">⏎
<TITLE>橋姫(明融臨模本)</TITLE>⏎
</HEAD>⏎
i0537
diffsrc/original/note46.htmlsrc/modified/note46.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
First updated 3/10/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 2/1/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 2/1/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d177<P>⏎
note4678 <H4>第一章 匂宮の物語 春、匂宮、宇治に立ち寄る</H4>70 
note4679 <A NAME="in11">[第一段 匂宮、初瀬詣での帰途に宇治に立ち寄る]</A><BR>71 
d180<P>⏎
c281-82【如月の二十のほどに】-薫二十三歳二月。仲春、花の盛りとなる。<BR>⏎
【兵部卿宮初瀬にまうでたまふ】-匂宮が初瀬(長谷寺)に参詣する。宇治はその経路。<BR>⏎
72-73【如月の二十のほどに】-薫二十三歳二月。仲春、花の盛りとなる。<BR>⏎
【兵部卿宮初瀬にでたまふ】-匂宮が初瀬(長谷寺)に参詣する。宇治はその経路。<BR>⏎
d189<P>⏎
d192<P>⏎
d195<P>⏎
d199<P>⏎
note46100 <A NAME="in12">[第二段 匂宮と八の宮、和歌を詠み交す]</A><BR>87 
d1101<P>⏎
d1105<P>⏎
d1107<P>⏎
d1111<P>⏎
d1113<P>⏎
d1120<P>⏎
c1121【散る桜あれば今開けそむるなど】-『源氏釈』は「咲く桜さくらの山の桜花散る桜あれば咲く桜あり」(出典未詳)を指摘。<BR>⏎
102【散る桜あれば今開けそむるなど】-『源氏釈』は「咲く桜さくらの山の桜花散る桜あれば咲く桜あり」(出典未詳)を指摘。<BR>⏎
d1125<P>⏎
d1128<P>⏎
cd2:1129-130【山風に霞吹きとく声はあれど隔てて見ゆる遠方の白波】-八宮から薫への贈歌。『集成』は「前日聞えた笛の音の主を薫と推察しての歌。「遠方」は宇治に存した地名(今、宇治橋東詰め近くに彼方(をちかた)神社がある)で、「をち」(遠方、彼方)の意に掛ける。薫の来訪をうながす心の歌」。『完訳』は「笛の音を薫のそれと聞いて、彼の不訪を恨んだ歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
108【山風に霞吹きとく声はあれど--隔てて見ゆる遠方の白波】-八宮から薫への贈歌。『集成』は「前日聞えた笛の音の主を薫と推察しての歌。「遠方」は宇治に存した地名(今、宇治橋東詰め近くに彼方(をちかた)神社がある)で、「をち」(遠方、彼方)の意に掛ける。薫の来訪をうながす心の歌」。『完訳』は「笛の音を薫のそれと聞いて、彼の不訪を恨んだ歌」と注す。<BR>⏎
d1133<P>⏎
cd2:1134-135【遠方こちの汀に波は隔つともなほ吹きかよへ宇治の川風】-匂宮から八宮への返歌。「吹く」「隔つ」「彼方」「波」の語句を用いて返す。<BR>⏎
<P>⏎
111【遠方こちの汀に波は隔つとも--なほ吹きかよへ宇治の川風】-匂宮から八宮への返歌。「吹く」「隔つ」「彼方」「波」の語句を用いて返す。<BR>⏎
note46136 <A NAME="in13">[第三段 薫、迎えに八の宮邸に来る]</A><BR>112 
d1137<P>⏎
d1140<P>⏎
d1143<P>⏎
d1147<P>⏎
d1154<P>⏎
note46155 <A NAME="in14">[第四段 匂宮と中の君、和歌を詠み交す]</A><BR>126 
d1156<P>⏎
d1160<P>⏎
cd3:1161-163【山桜匂ふあたりに尋ねて同じかざしを折りてけるかな】-匂宮から姫君たちへの贈歌。「同じかざし」は同じ皇族の血縁、親しみをこめていう。『河海抄』は「我が宿と頼む吉野に君し入らば同じかざしをさしこそはせめ」(後撰集恋四、八一〇、伊勢)を指摘。<BR>⏎
【野を睦ましみ】-歌に添えた言葉。『源氏釈』は「紫のひともとゆゑに武蔵野の草は見ながらあはれとぞ思ふ」(古今集雑上、八六七、前太政大臣)「春の野に菫摘みにとこし我ぞ野をなつかしみ一夜寝にける」(古今六帖六、すみれ)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
130【山桜匂ふあたりに尋ね--同じかざしを折りてけるかな】-匂宮から姫君たちへの贈歌。「同じかざし」は同じ皇族の血縁、親しみをこめていう。『河海抄』は「我が宿と頼む吉野に君し入らば同じかざしをさしこそはせめ」(後撰集恋四、八一〇、伊勢)を指摘。<BR>⏎
cd2:1164-165【野を睦ましみとやありけむ】-三光院は「草子の地なり」と指摘。とやありけむ」は語り手の推測。<BR>⏎
<P>⏎
131【野を睦ましみとやありけむ】-【野を睦ましみ】-歌に添えた言葉。『源氏釈』は「紫のひともとゆゑに武蔵野の草は見ながらあはれとぞ思ふ」(古今集雑上、八六七、前太政大臣)「春の野に菫摘みにとこし我ぞ野をなつかしみ一夜寝にける」(古今六帖六、すみれ)を指摘。三光院は「草子の地なり」と指摘。<BR>【とやありけむ】-語り手の推測。<BR>⏎
d1168<P>⏎
d1170<P>⏎
c1171【かざし折る花のたよりに山賤の垣根を過ぎぬ春の旅人】-中君から匂宮への返歌。「かざし」「折る」の語句を用いて返す。<BR>⏎
135【かざし折る花のたよりに山賤の--垣根を過ぎぬ春の旅人】-中君から匂宮への返歌。「かざし」「折る」の語句を用いて返す。<BR>⏎
d1173<P>⏎
cd2:1178-179【さるきついでして】-匂宮の心中の思い。<BR>⏎
<P>⏎
141【さるきついでして】-匂宮の心中の思い。<BR>⏎
d1181<P>⏎
d1184<P>⏎
d1187<P>⏎
d1189<P>⏎
d1194<P>⏎
cd2:1195-196【姉君二十五中君二十三にぞなりたまひける】-『完訳』は「当時の上流貴族の姫君は、十五、六歳で結婚するのが普通」と注す。結婚適齢期という通念はないが、婚期を過ごした姉妹である。<BR>⏎
<P>⏎
152【姉君二十五君二十三にぞなりたまひける】-『完訳』は「当時の上流貴族の姫君は、十五、六歳で結婚するのが普通」と注す。結婚適齢期という通念はないが、婚期を過ごした姉妹である。<BR>⏎
note46197 <A NAME="in15">[第五段 八の宮、娘たちへの心配]</A><BR>153 
d1198<P>⏎
d1206<P>⏎
d1210<P>⏎
note46211 <H4>第二章 薫の物語 秋、八の宮死去す</H4>164 
note46212 <A NAME="in21">[第一段 秋、薫、中納言に昇進し、宇治を訪問]</A><BR>165 
d1213<P>⏎
d1216<P>⏎
d1220<P>⏎
d1222<P>⏎
d1224<P>⏎
d1229<P>⏎
note46230 <A NAME="in22">[第二段 薫、八の宮と昔語りをする]</A><BR>177 
d1231<P>⏎
d1234<P>⏎
cd3:1238-240【夜深きほどの人の気しめりぬるに心やましく掻い調べ】-『休聞抄』は「秋の夜は人を静めてつれづれとかきなす琴の音にぞ泣きぬる」(後撰集秋中、三三四、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
【心やましく掻い調べほのかにほころび出でたる物の音など】-『集成』は「悩み深い風情にかき鳴らして。閨怨を訴える趣」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
183【夜深きほどの人の気しめりぬるに心やましく掻い調べほのかにほころび出でたる物の音など】-【夜深きほどの人の気しめりぬるに心やましく掻い調べ】-『休聞抄』は「秋の夜は人を静めてつれづれとかきなす琴の音にぞ泣きぬる」(後撰集秋中、三三四、読人しらず)を指摘。<BR>【心やましく掻い調べほのかにほころび出でたる物の音など】-『集成』は「悩み深い風情にかき鳴らして。閨怨を訴える趣」と注す。<BR>⏎
d1244<P>⏎
d1246<P>⏎
d1251<P>⏎
cd2:1253-254【うちとけてもいかかは弾き合はせたまはむ】-反語表現。<BR>⏎
<P>⏎
193【うちとけてもいかかは弾き合はせたまはむ】-反語表現。<BR>⏎
d1256<P>⏎
cd2:1257-258【われなくて草の庵は荒れぬともこのひとことはかれじとぞ思ふ】-以下「多くもなりぬるかな」まで、八宮から薫への贈歌。「一言」と「一琴」、「枯れ」と「離れ」の掛詞。「草」と「枯れ」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
195【われなくて草の庵は荒れぬとも--このひとことはかれじとぞ思ふ】-以下「多くもなりぬるかな」まで、八宮から薫への贈歌。「一言」と「一琴」、「枯れ」と「離れ」の掛詞。「草」と「枯れ」は縁語。<BR>⏎
d1260<P>⏎
cd2:1261-262【いかならむ世にかかれせむ長き世の契りむすべる草の庵は】-薫の返歌。「草の庵」「かれ」の語句を用いて返す。「草」と「結ぶ」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
197【いかならむ世にかかれせむ長き世の--契りむすべる草の庵は】-薫の返歌。「草の庵」「かれ」の語句を用いて返す。「草」と「結ぶ」は縁語。<BR>⏎
d1264<P>⏎
note46265 <A NAME="in23">[第三段 薫、弁の君から昔語りを聞き、帰京]</A><BR>199 
d1266<P>⏎
d1270<P>⏎
c1272【さばかり御心もて許いたまふことの】-大島本は「ゆるひ給」とある。「ひ」は「い」の誤り。よって訂す。『集成』は「ここまで宮がご自分から進んでお許しになることが。姫君たちとの結婚のこと。将来の世話を頼むとは、暗黙のうちに結婚を前提とした依頼と考えてよいのである」と注す。<BR>⏎
204【さばかり御心もて許いたまふことの】-大島本は「ゆるひ給」とある。「ひ」は「い」の誤り。よって訂す。『集成』は「ここまで宮がご自分から進んでお許しになることが。姫君たちとの結婚のこと。将来の世話を頼むとは、暗黙のうちに結婚を前提とした依頼と考えてよいのである」と注す。<BR>⏎
c1274【かやうにてものを聞こえ交はし】-『完訳』は「以下、清らかな親交をと考えもするが、それも不可能かと思う」と注す。<BR>⏎
206【かやうにてものを聞こえ交はし】-『完訳』は「以下、清らかな親交をと考えもするが、それも不可能かと思う」と注す。<BR>⏎
d1277<P>⏎
d1280<P>⏎
note46281 <A NAME="in24">[第四段 八の宮、姫君たちに訓戒して山に入る]</A><BR>211 
d1282<P>⏎
d1286<P>⏎
d1289<P>⏎
d1295<P>⏎
d1299<P>⏎
cd2:1303-304【心のうちこそ思ひ捨てたまひつらめど】-『一葉抄』は「双紙のことは也」と指摘。『集成』は「以下、姫君たちの悲しみをもっともとする草子地」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
228【心のうちこそ思ひ捨てたまひつらめど】-『一葉抄』は「双紙のことは也」と指摘。『集成』は「以下、姫君たちの悲しみをもっともとする草子地」と注す。<BR>⏎
d1308<P>⏎
d1314<P>⏎
d1317<P>⏎
d1319<P>⏎
d1323<P>⏎
d1325<P>⏎
d1327<P>⏎
note46328 <A NAME="in25">[第五段 八月二十日、八の宮、山寺で死去]</A><BR>245 
d1329<P>⏎
d1332<P>⏎
d1335<P>⏎
d1338<P>⏎
d1341<P>⏎
d1344<P>⏎
d1349<P>⏎
d1351<P>⏎
d1357<P>⏎
d1359<P>⏎
cd2:1362-363【涙もいづちか去にけむ】-語り手の感情移入をこめた挿入句。<BR>⏎
<P>⏎
269【涙もいづちか去にけむ】-語り手の感情移入をこめた挿入句。<BR>⏎
d1367<P>⏎
note46368 <A NAME="in26">[第六段 阿闍梨による法事と薫の弔問]</A><BR>273 
d1369<P>⏎
d1371<P>⏎
d1373<P>⏎
d1378<P>⏎
d1381<P>⏎
d1386<P>⏎
c1389【おほかた世のありさま思ひ続けられて】-世の無常観。<BR>⏎
288【おほかた世のありさま思ひ続けられて】-世の無常観。<BR>⏎
d1393<P>⏎
d1397<P>⏎
d1401<P>⏎
note46402 <H4>第三章 宇治の姉妹の物語 晩秋の傷心の姫君たち</H4>298 
note46403 <A NAME="in31">[第一段 九月、忌中の姫君たち]</A><BR>299 
d1404<P>⏎
d1410<P>⏎
d1413<P>⏎
d1417<P>⏎
note46418 <A NAME="in32">[第二段 匂宮からの弔問の手紙]</A><BR>310 
d1419<P>⏎
d1422<P>⏎
cd2:1423-424【牡鹿鳴く秋の山里いかならむ小萩が露のかかる夕暮】-匂宮から中君への贈歌。「小萩」は姫君を準え、「露」は涙を象徴。「かかる」は「露が懸かる」と「かかる夕暮」という掛詞表現。<BR>⏎
<P>⏎
313【牡鹿鳴く秋の山里いかならむ--小萩が露のかかる夕暮】-匂宮から中君への贈歌。「小萩」は姫君を準え、「露」は涙を象徴。「かかる」は「露が懸かる」と「かかる夕暮」という掛詞表現。<BR>⏎
d1427<P>⏎
d1430<P>⏎
d1432<P>⏎
d1434<P>⏎
d1437<P>⏎
d1439<P>⏎
d1443<P>⏎
cd2:1444-445【涙のみ霧ふたがれる山里は籬に鹿ぞ諸声に鳴く】-大君の代作歌。「山里」をそのまま、「牡鹿」を「鹿」と替えて返す。「鹿」を自分たちに譬え、「鳴く」は「泣く」を響かす。<BR>⏎
<P>⏎
326【涙のみ霧ふたがれる山里は--籬に鹿ぞ諸声に鳴く】-大君の代作歌。「山里」をそのまま、「牡鹿」を「鹿」と替えて返す。「鹿」を自分たちに譬え、「鳴く」は「泣く」を響かす。<BR>⏎
d1447<P>⏎
note46448 <A NAME="in33">[第三段 匂宮の使者、帰邸]</A><BR>328 
d1449<P>⏎
d1452<P>⏎
d1454<P>⏎
cd2:1455-456【待つとて】-以下「ことならむ」まで、女房たちの詞。<BR>⏎
<P>⏎
332【待つとて】-以下「ことならむ」まで、女房の詞。<BR>⏎
d1458<P>⏎
cd2:1459-460【朝霧に友まどはせる鹿の音をおほかたにやはあはれとも聞く】-匂宮から中君への返歌。「霧」「鹿」の語句を用いて返す。『異本紫明抄』は「声立てて鳴きぞしぬべき秋霧に友惑はせる鹿にはあらねど」(後撰集秋下、三七二、紀友則)、『大系』は「夕されば佐保の河原の河霧に友惑はせる千鳥鳴くなり」(拾遺集冬、二三八、紀友則)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
334【朝霧に友まどはせる鹿の音を--おほかたにやはあはれとも聞く】-匂宮から中君への返歌。「霧」「鹿」の語句を用いて返す。『異本紫明抄』は「声立てて鳴きぞしぬべき秋霧に友惑はせる鹿にはあらねど」(後撰集秋下、三七二、紀友則)、『大系』は「夕されば佐保の河原の河霧に友惑はせる千鳥鳴くなり」(拾遺集冬、二三八、紀友則)を指摘。<BR>⏎
d1462<P>⏎
d1467<P>⏎
d1474<P>⏎
note46475 <A NAME="in34">[第四段 薫、宇治を訪問]</A><BR>346 
d1476<P>⏎
d1480<P>⏎
d1482<P>⏎
d1485<P>⏎
d1487<P>⏎
cd2:1489-490こえまほしくなむ】-係助詞「なむ」の下に「思ふ」などの語句が省略されている。<BR>⏎
<P>⏎
355こえまほしくなむ】-係助詞「なむ」の下に「思ふ」などの語句が省略されている。<BR>⏎
d1495<P>⏎
note46496 <A NAME="in35">[第五段 薫、大君と和歌を詠み交す]</A><BR>360 
d1497<P>⏎
d1501<P>⏎
d1508<P>⏎
d1511<P>⏎
cd3:2512-514【色変はる浅茅を見ても墨染にやつるる袖を思ひこそやれ】-薫の歌。<BR>⏎
<P>⏎
【色変はる袖をば露の宿りにてわが身ぞさらに置き所なき】-大君の返歌。「色変はる」「袖」の語句を用いて返す。「露」「置く」縁語。<BR>⏎
372-373【色変はる浅茅を見ても墨染に--やつるる袖を思ひこそやれ】-薫の歌。<BR>⏎
【色変はる袖をば露の宿りにて--わが身ぞさらに置き所なき】-大君の返歌。「色変はる」「袖」の語句を用いて返す。「露」「置く」縁語。<BR>⏎
d1516<P>⏎
cd2:1517-518【入りたまなり】-「なり」伝聞推定の助動詞。<BR>⏎
<P>⏎
375【入りたまひぬなり】-「なり」伝聞推定の助動詞。<BR>⏎
note46519 <A NAME="in36">[第六段 薫、弁の君と語る]</A><BR>376 
d1520<P>⏎
d1523<P>⏎
d1526<P>⏎
d1533<P>⏎
d1536<P>⏎
d1538<P>⏎
cd3:2539-541【この人は】-以下、弁の素姓についての説明。<BR>⏎
【かの大納言の御乳母子にて】-柏木の乳母子。<BR>⏎
【父はこの姫君たちの母北の方の叔父左中弁にて亡せにけるが子】-弁の父親は姫君たちの故母北の方の叔父にあたる人で左中弁で亡くなった人。弁と姫君たちの母親は従姉妹どうし。弁にとって姫君たちは従姉妹の娘たち。弁の呼称は父左中弁に由来する。<BR>⏎
390-391【この人は、かの大納言の御乳母子にて】-以下、弁の素姓についての説明。<BR>【かの大納言の御乳母子】-柏木の乳母子。<BR>⏎
【父はこの姫君たちの母北の方の、母方の叔父左中弁にて亡せにけるが子】-弁の父親は姫君たちの故母北の方の叔父にあたる人で左中弁で亡くなった人。弁と姫君たちの母親は従姉妹どうし。弁にとって姫君たちは従姉妹の娘たち。弁の呼称は父左中弁に由来する。<BR>⏎
d1547<P>⏎
d1553<P>⏎
note46554 <A NAME="in37">[第七段 薫、日暮れて帰京]</A><BR>402 
d1555<P>⏎
d1564<P>⏎
cd2:1566-567【秋霧の晴れぬ雲居にいとどしくこの世をかりと言ひ知らすらむ】-薫の独詠歌。『河海抄』は「雁の来る峰の朝霧晴れずのみ思ひつきせぬ世の中の憂さ」(古今集雑下、九三四、読人しらず)。『河海抄』は「行き帰りここもかしこも旅なれや来る秋ごとにかりかりと鳴く」(後撰集秋下、三六二、読人しらず)「ひたすらに我が思はなくに己さへかりかりとのみ鳴き渡るらむ」(後撰集秋下、三六四、読人しらず)。『源註拾遺』は「常ならぬ身を秋来れば白雲に飛ぶ鳥すらもかりとねをなく」(新撰万葉集、秋)を指摘。「雁」と「仮り」の掛詞。「雁」は鳴く音でもある。<BR>⏎
<P>⏎
412【秋霧の晴れぬ雲居にいとどしく--この世をかりと言ひ知らすらむ】-薫の独詠歌。『河海抄』は「雁の来る峰の朝霧晴れずのみ思ひつきせぬ世の中の憂さ」(古今集雑下、九三四、読人しらず)。『河海抄』は「行き帰りここもかしこも旅なれや来る秋ごとにかりかりと鳴く」(後撰集秋下、三六二、読人しらず)「ひたすらに我が思はなくに己さへかりかりとのみ鳴き渡るらむ」(後撰集秋下、三六四、読人しらず)。『源註拾遺』は「常ならぬ身を秋来れば白雲に飛ぶ鳥すらもかりとねをなく」(新撰万葉集、秋)を指摘。「雁」と「仮り」の掛詞。「雁」は鳴く音でもある。<BR>⏎
note46568 <A NAME="in38">[第八段 姫君たちの傷心]</A><BR>413 
d1569<P>⏎
d1572<P>⏎
d1575<P>⏎
d1580<P>⏎
d1582<P>⏎
note46583 <H4>第四章 宇治の姉妹の物語 歳末の宇治の姫君たち</H4>423 
note46584 <A NAME="in41">[第一段 歳末の宇治の姫君たち]</A><BR>424 
d1585<P>⏎
d1588<P>⏎
d1590<P>⏎
c1591【時々の御念仏に籠もりたまひしゆゑこそ】-四季毎の念仏。主語は八宮。<BR>⏎
428【時々の御念仏に籠もりたまひし】-四季毎の念仏。主語は八宮。<BR>⏎
d1594<P>⏎
d1598<P>⏎
d1602<P>⏎
d1605<P>⏎
d1610<P>⏎
cd4:2611-614【君なくて岩のかけ道絶えしより松の雪をもなにとかは見る】-大君から中君への贈歌。「君」は父宮、「見る」の主語は中君。「岩のかけ道」は、山荘と山寺を結ぶ桟道。『河海抄』は「世にふれば憂さこそまされ吉野の岩のかけ道踏みならしてむ」(古今集雑下、九五一、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【奥山の松葉に積もる雪とだに消えにし人を思はましかば】-中君の返歌。「松」「雪」の語句を用いる。「雪」「消え」縁語。「思はましかば」反実仮想。『細流抄』は「奥山の松には凍る雪よりも我が身世にふるほどぞはかなき」(伊勢集)「消えやすき露の命にくらぶればげに滞る松の雪かな」(伊勢集)を指摘。雪と同様に思えたらうれしい、雪は消えても再び降り積もるものであるから、しかし、人は一度死ねば再び会えない。<BR>⏎
<P>⏎
443-444【君なくて岩のかけ道絶えしより--松の雪をもなにとかは見る】-大君から中君への贈歌。「君」は父宮、「見る」の主語は中君。「岩のかけ道」は、山荘と山寺を結ぶ桟道。『河海抄』は「世にふれば憂さこそまされ吉野の岩のかけ道踏みならしてむ」(古今集雑下、九五一、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
【奥山の松葉に積もる雪とだに--消えにし人を思はましかば】-中君の返歌。「松」「雪」の語句を用いる。「雪」「消え」縁語。「思はましかば」反実仮想。『細流抄』は「奥山の松には凍る雪よりも我が身世にふるほどぞはかなき」(伊勢集)「消えやすき露の命にくらぶればげに滞る松の雪かな」(伊勢集)を指摘。雪と同様に思えたらうれしい、雪は消えても再び降り積もるものであるから、しかし、人は一度死ねば再び会えない。<BR>⏎
d1616<P>⏎
note46617 <A NAME="in42">[第二段 薫、歳末に宇治を訪問]</A><BR>446 
d1618<P>⏎
d1622<P>⏎
d1631<P>⏎
note46632 <A NAME="in43">[第三段 薫、匂宮について語る]</A><BR>458 
d1633<P>⏎
d1643<P>⏎
c1644【なほざりごと】-以下「思ひおとしたまふにや」まで、人の詞の引用。<BR>⏎
468【なほざりごと】-以下「思ひおとしたまふにや」まで、人の詞の引用。<BR>⏎
cd2:1649-650【なかなか心長き例になるやうもあり】-『集成』は「かえって(浮気沙汰などあっても)相手の夫がその女を妻として末長く添い遂げるといった例になることもあります」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
473【なかなか心長き例になるやうもあり】-『集成』は「かえって(浮気沙汰などあっても)相手の夫がその女を妻として末長く添い遂げるといった例になることもあります」と訳す。<BR>⏎
d1654<P>⏎
d1658<P>⏎
c1659【わが御みづからのこと】-大君自身のこと。<BR>⏎
480【わが御みづからのこと】-大君自身のこと。<BR>⏎
d1661<P>⏎
d1663<P>⏎
note46664 <A NAME="in44">[第四段 薫と大君、和歌を詠み交す]</A><BR>483 
d1665<P>⏎
c1670【ほのかにのたまふさまも】-主語は匂宮。『集成』は「中の君が相手だと自分も宮から伺ったことばあるように思うが、の意」。『完訳』は「匂宮が中の君に」と注す。<BR>⏎
488【ほのかにのたまふさまも】-主語は匂宮。『集成』は「中の君が相手だと自分も宮から伺ったことばあるように思うが、の意」。『完訳』は「匂宮が中の君に」と注す。<BR>⏎
d1673<P>⏎
d1676<P>⏎
cd6:3677-682【雪深き山のかけはし君ならでまたふみかよふ跡を見ぬかな】-「文」と「踏み」の掛詞。大君の詠歌。あなた薫以外とは文を交わしたことはない、という。<BR>⏎
<P>⏎
【御あらがひこそなかなか心おかれはべりぬべけれ】-薫の詞。<BR>⏎
<P>⏎
【つららとぢ駒ふみしだく山川をしるべしがてらまづや渡らむ】-薫の返歌。「ふみ」の語句を用いて返す。わたしのほうが先にあなたと契りを結びたい、の意。<BR>⏎
<P>⏎
493-495【雪深き山のかけはし君ならで--またふみかよふ跡を見ぬかな】-「文」と「踏み」の掛詞。大君の詠歌。あなた薫以外とは文を交わしたことはない、という。<BR>⏎
【御ものあらがひこそなかなか心おかれはべりぬべけれ】-薫の詞。<BR>⏎
【つららとぢ駒ふみしだく山川を--しるべしがてらまづや渡らむ】-薫の返歌。「ふみ」の語句を用いて返す。わたしのほうが先にあなたと契りを結びたい、の意。<BR>⏎
d1684<P>⏎
d1688<P>⏎
c1689【ことに触れてけしきばみ寄るも】-薫の大君に対する懸想の態度。<BR>⏎
500【ことに触れてけしきばみ寄るも】-薫の大君に対する懸想の態度。<BR>⏎
d1691<P>⏎
note46692 <A NAME="in45">[第五段 薫、人びとを励まして帰京]</A><BR>502 
d1693<P>⏎
d1695<P>⏎
d1699<P>⏎
d1702<P>⏎
d1707<P>⏎
d1710<P>⏎
d1714<P>⏎
d1718<P>⏎
cd2:1719-720【立ち寄らむ蔭と頼みし椎が本空しき床になりにけるかな】-薫の詠歌。『異本紫明抄』は「優婆塞が行ふ山の椎が本あなそばそばし床にしあらねば」(宇津保物語、嵯峨院)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
521【立ち寄らむ蔭と頼みし椎が本--空しき床になりにけるかな】-薫の詠歌。『異本紫明抄』は「優婆塞が行ふ山の椎が本あなそばそばし床にしあらねば」(宇津保物語、嵯峨院)を指摘。<BR>⏎
d1722<P>⏎
d1729<P>⏎
note46730 <H4>第五章 宇治の姉妹の物語 匂宮、薫らとの恋物語始まる</H4>529 
note46731 <A NAME="in51">[第一段 新年、阿闍梨、姫君たちに山草を贈る]</A><BR>530 
d1732<P>⏎
c1734【ありがたくもとながめたまふ】-主語は宇治の姫君たち。『集成』は「不思議なことのように、姫君たちは相変らず悲しみに沈んでいられる」。『完訳』は「姫君たちは、よくも生き長らえたものと、悲嘆に沈んでいる」と訳す。<BR>⏎
532【ありがたくもとめたまふ】-主語は宇治の姫君たち。『集成』は「不思議なことのように、姫君たちは相変らず悲しみに沈んでいられる」。『完訳』は「姫君たちは、よくも生き長らえたものと、悲嘆に沈んでいる」と訳す。<BR>⏎
d1736<P>⏎
d1738<P>⏎
d1740<P>⏎
cd4:2741-744【君が折る峰の蕨と見ましかば知られやせまし春のしるしも】-大君の詠歌。「君」は父をさす。「折る」「居る」の掛詞。「ましかば--まし」反実仮想の構文。<BR>⏎
<P>⏎
【雪深き汀の小芹誰がために摘みかはさむ親なしにして】-中君の唱和歌。「小芹」の「小」に「子」を響かす。「親」と「子」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
536-537【君が折る峰の蕨と見ましかば--知られやせまし春のしるしも】-大君の詠歌。「君」は父をさす。「折る」「居る」の掛詞。「ましかば--まし」反実仮想の構文。<BR>⏎
【雪深き汀の小芹誰がために--摘みかはさむ親なしにして】-中君の唱和歌。「小芹」の「小」に「子」を響かす。「親」と「子」は縁語。<BR>⏎
d1746<P>⏎
d1748<P>⏎
note46749 <A NAME="in52">[第二段 花盛りの頃、匂宮、中の君と和歌を贈答]</A><BR>540 
d1750<P>⏎
cd2:1753-754【見きたまひし君たちなども】-匂宮に同行した公達。<BR>⏎
<P>⏎
543【見きたまひし君たちなども】-匂宮に同行した公達。<BR>⏎
d1756<P>⏎
d1758<P>⏎
cd2:1759-760【つてに見し宿の桜をこの春は霞隔てず折りてかざさむ】-匂宮から中君への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
546【つてに見し宿の桜をこの春は--霞隔てず折りてかざさむ】-匂宮から中君への贈歌。<BR>⏎
d1764<P>⏎
cd2:1765-766【いづことか尋ねて折らむ墨染に霞みこめたる宿の桜を】-大島本は「いつことか」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「いづく」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。中君の返歌。「宿の桜」「霞」「折る」の語句を用いて返す。<BR>⏎
<P>⏎
550【いづことか尋ねて折らむ墨染に--霞みこめたる宿の桜を】-大島本は「いつことか」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「いづく」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。中君の返歌。「宿の桜」「霞」「折る」の語句を用いて返す。<BR>⏎
note46767 <A NAME="in53">[第三段 その後の匂宮と薫]</A><BR>551 
d1768<P>⏎
d1771<P>⏎
d1773<P>⏎
d1775<P>⏎
d1777<P>⏎
d1779<P>⏎
d1781<P>⏎
d1787<P>⏎
note46788 <A NAME="in54">[第四段 夏、薫、宇治を訪問]</A><BR>564 
d1789<P>⏎
c1790【その年常よりも暑さをわぶるに】-季節は夏に推移。<BR>⏎
565【その年常よりも暑さをわぶるに】-季節は夏に推移。<BR>⏎
d1794<P>⏎
c1796【わが御方にわたりたまふ】-寝殿の西側の母屋の仏間から自分たちの東側の部屋へ移動。<BR>⏎
570【わが御方にりたまふ】-寝殿の西側の母屋の仏間から自分たちの東側の部屋へ移動。<BR>⏎
d1798<P>⏎
d1802<P>⏎
d1808<P>⏎
note46809 <A NAME="in55">[第五段 障子の向こう側の様子]</A><BR>580 
d1810<P>⏎
d1816<P>⏎
d1821<P>⏎
d1825<P>⏎
d1827<P>⏎
d1829<P>⏎
d1832<P>⏎
d2838-839
<P>⏎
d1846
i0612
diffsrc/original/note47.htmlsrc/modified/note47.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
<p>First updated 3/10/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 4/21/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<br>⏎
  </p>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 4/21/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d1108<P>⏎
note47109 <H4>第一章 大君の物語 薫と大君の実事なき暁の別れ</H4>101 
note47110 <A NAME="in11">[第一段 秋、八の宮の一周忌の準備]</A><BR>102 
d1111<P>⏎
d1116<P>⏎
d1126<P>⏎
note47127 <A NAME="in12">[第二段 薫、大君に恋心を訴える]</A><BR>116 
d1128<P>⏎
d1131<P>⏎
cd2:1132-133【あげまきに長き契りを結びこめ同じ所に縒りも会はなむ】-薫から大君への贈歌。「総角」は催馬楽の曲名。その詩句を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
119【あげまきに長き契りを結びこめ--同じ所に縒りも会はなむ】-薫から大君への贈歌。「総角」は催馬楽の曲名。その詩句を踏まえる。<BR>⏎
d1135<P>⏎
cd2:1136-137【ぬきもあへずもろき涙の玉の緒に長き契りをいかが結ばむ】-大君の返歌。「契り」「結び」の語句を用いて返す。「もろき涙の玉の緒」に余命短いことをいう。<BR>⏎
<P>⏎
121【ぬきもあへずもろき涙の玉の緒に--長き契りをいかが結ばむ】-大君の返歌。「契り」「結び」の語句を用いて返す。「もろき涙の玉の緒」に余命短いことをいう。<BR>⏎
d1139<P>⏎
d1142<P>⏎
d1145<P>⏎
d1147<P>⏎
d1160<P>⏎
note47161 <A NAME="in13">[第三段 薫、弁を呼び出して語る]</A><BR>140 
d1164<P>⏎
d1169<P>⏎
d1175<P>⏎
d1178<P>⏎
d1181<P>⏎
note47182 <A NAME="in14">[第四段 薫、弁を呼び出して語る(続き)]</A><BR>156 
d1183<P>⏎
c1185【人に違たる御癖どもに】-姫君たちの性質をさしていう。<BR>⏎
158【人に違まへる御癖どもに】-姫君たちの性質をさしていう。<BR>⏎
d1187<P>⏎
d1195<P>⏎
d1198<P>⏎
c1200【よからぬことを聞こえらせ】-『完訳』は「宮家の品格を損うような意見」と注す。<BR>⏎
170【よからぬことを聞こえらせ】-『完訳』は「宮家の品格を損うような意見」と注す。<BR>⏎
d1203<P>⏎
c1207【かの御方をさやうにおもむけて聞こえたまはば】-『完訳』は「中の君を薫と結婚させたいと、大君は望んでいるとする。大君自身、自らは独身と決め、中の君を「深山隠れ」の「朽木」にはしたくないと、薫にも語った」と注す。<BR>⏎
176【かの御方をさやうにおもむけて聞こえたまはば】-『完訳』は「中の君を薫と結婚させたいと、大君は望んでいるとする。大君自身、自らは独身と決め、中の君を「深山隠れ」の「朽木」にはしたくないと、薫にも語った」と注す。<BR>⏎
d1209<P>⏎
d1211<P>⏎
c1216【なほとまりぬべきものなりけれ】-大君に執着を覚える意。<BR>⏎
183【なほとまりぬべきものなりけれ】-大君に執着を覚える意。<BR>⏎
d1218<P>⏎
d1222<P>⏎
d1227<P>⏎
d1234<P>⏎
d1238<P>⏎
note47239 <A NAME="in15">[第五段 薫、大君の寝所に迫る]</A><BR>201 
d1240<P>⏎
d1245<P>⏎
d1250<P>⏎
d1254<P>⏎
cd2:1255-256【かくほどもなきものの隔てを】-以下「おこがましくもあるかな」まで、薫の心中の思い。『完訳』は「もどかしく思っては、あせるだけの優柔さが、あまりに愚かしい。俗情に苦しむ薫の自嘲である」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
213【かくほどもなきものの隔てばかりを】-以下「おこがましくもあるかな」まで、薫の心中の思い。『完訳』は「もどかしく思っては、あせるだけの優柔さが、あまりに愚かしい。俗情に苦しむ薫の自嘲である」と注す。<BR>⏎
cd2:1259-260【さし退みな寄り臥して】-接続助詞「つつ」同じ動作の反復。女房たちが大君の側を下がり下がりして、の意。<BR>⏎
<P>⏎
216【さし退みな寄り臥して】-接続助詞「つつ」同じ動作の反復。女房たちが大君の側を下がり下がりして、の意。<BR>⏎
d1262<P>⏎
d1265<P>⏎
d1267<P>⏎
d1269<P>⏎
d1271<P>⏎
cd2:1275-276【世に違へる痴者にて】-『完訳』は「自分は世人と異なり、ばか正直に大君の気持を尊重するとする」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
226【世に違へる痴者にて】-『完訳』は「自分は世人と異なり、ばか正直に大君の気持を尊重するとする」と注す。<BR>⏎
d1278<P>⏎
note47279 <A NAME="in16">[第六段 薫、大君をかき口説く]</A><BR>228 
d1280<P>⏎
d1286<P>⏎
d1289<P>⏎
d1294<P>⏎
d1298<P>⏎
d1307<P>⏎
c1309【峰の嵐も籬も】-「峰の嵐」「籬」は歌語。<BR>⏎
252【峰の嵐も籬の虫も】-「峰の嵐」「籬」は歌語。<BR>⏎
d1313<P>⏎
d1317<P>⏎
note47318 <A NAME="in17">[第七段 実事なく朝を迎える]</A><BR>259 
d1319<P>⏎
d1325<P>⏎
d1327<P>⏎
d1329<P>⏎
c1330【むら鳥の立ちさまよふ羽風近くこゆ】-『河海抄』は「むら鳥の立ちにし我が名今さらにことなしぶともしるしあらめや」(古今集恋三、六七四、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
267【むら鳥の立ちさまよふ羽風近くこゆ】-『河海抄』は「むら鳥の立ちにし我が名今さらにことなしぶともしるしあらめや」(古今集恋三、六七四、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1332<P>⏎
d1337<P>⏎
d1340<P>⏎
d1342<P>⏎
d1345<P>⏎
cd4:2346-349【山里のあはれ知らるる声々にとりあつめたる朝ぼらけかな】-薫から大君への贈歌。「とりあつめたる」に「鳥」を響かす。<BR>⏎
<P>⏎
【鳥の音も聞こえぬ山と思ひしを世の憂きことは訪ね来にけり】-大君の返歌。「鳥」「山」の語句を受けて返す。『異本紫明抄』は「飛ぶ鳥の声も聞こえぬ奥山の深き心を人は知らなむ」(古今集恋一、五三五、読人しらず)『集成』は「いかならむ巌の中に住まばかは世の憂きことの聞こえ来ざらむ」(古今集雑下、九五二、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
278-279【山里のあはれ知らるる声々に--とりあつめたる朝ぼらけかな】-薫から大君への贈歌。「とりあつめたる」に「鳥」を響かす。<BR>⏎
【鳥の音も聞こえぬ山と思ひしを--世の憂きことは訪ね来にけり】-大君の返歌。「鳥」「山」の語句を受けて返す。『異本紫明抄』は「飛ぶ鳥の声も聞こえぬ奥山の深き心を人は知らなむ」(古今集恋一、五三五、読人しらず)『集成』は「いかならむ巌の中に住まばかは世の憂きことの聞こえ来ざらむ」(古今集雑下、九五二、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1353<P>⏎
note47354 <A NAME="in18">[第八段 大君、妹の中の君を薫にと思う]</A><BR>283 
d1355<P>⏎
c1356【姫宮は人の思ふらむこと】-『完訳』は「この巻では、以下、大君をも姫宮と呼ぶ」と注す。「人」は女房をさす。<BR>⏎
284【姫宮は人の思ふらむこと】-『完訳』は「この巻では、以下、大君をも姫宮と呼ぶ」と注す。「人」は女房をさす。<BR>⏎
d1359<P>⏎
d1366<P>⏎
d1369<P>⏎
d1376<P>⏎
d1380<P>⏎
d1382<P>⏎
d1384<P>⏎
cd2:1385-386【心葉など】-以下「思ひよりはべらね」まで、中君の詞。<BR>⏎
<P>⏎
306【心葉など】-以下「思ひよりはべらね」まで、中君の詞。<BR>⏎
d1389<P>⏎
d1391<P>⏎
d1393<P>⏎
note47394 <H4>第二章 大君の物語 大君、中の君を残して逃れる</H4>311 
note47395 <A NAME="in21">[第一段 一周忌終り、薫、宇治を訪問]</A><BR>312 
d1396<P>⏎
c1397【かた時も後れたてまつらむものとは思はざりしをはかなく過ぎにける月日のほどを】-姫君たちの心中の思いを地の文で語る。<BR>⏎
313【かた時も後れたてまつらむものとはざりしをはかなく過ぎにける月日のほどを】-姫君たちの心中の思いを地の文で語る。<BR>⏎
d1399<P>⏎
d1405<P>⏎
d1410<P>⏎
d1412<P>⏎
d1415<P>⏎
d1420<P>⏎
note47421 <A NAME="in22">[第二段 大君、妹の中の君に薫を勧める]</A><BR>331 
d1422<P>⏎
d1426<P>⏎
c1428【この君をし出でむ】-妹の中君をさす。<BR>⏎
336【この君をし出でむ】-妹の中君をさす。<BR>⏎
c1431【本意になむあらぬとうけひくけしきなかなるは】-薫は弁の君から大君が中君をという意向を聞かされたが、同意しなかったという話は、の意。「なかなる」の「なる」は伝聞推定の助動詞。<BR>⏎
339【本意になむあらぬとうけひくけしきなかなるは】-薫は弁の君から大君が中君をという意向を聞かされたが、同意しなかったという話は、の意。「なかなる」の「なる」は伝聞推定の助動詞。<BR>⏎
d1433<P>⏎
d1436<P>⏎
d1441<P>⏎
d1447<P>⏎
d1449<P>⏎
d1453<P>⏎
d1455<P>⏎
d1457<P>⏎
note47458 <A NAME="in23">[第三段 薫は帰らず、大君、苦悩す]</A><BR>358 
d1459<P>⏎
d1461<P>⏎
d1472<P>⏎
d1476<P>⏎
d1478<P>⏎
d1482<P>⏎
cd2:1483-484【いつありけむこともなくもてなしてこそ】-薫の大君処遇の考え。<BR>⏎
<P>⏎
377【いつありけむこともなくもてなしてこそ】-薫の大君処遇の考え。<BR>⏎
d1486<P>⏎
cd2:1489-490【さはへど深からぬけに老いひがめるにやいとほしくぞ見ゆる】-『湖月抄』は師説「弁か事を草子地也」と指摘。『集成』は「何といっても、心根が浅はかなので、年をとってわけもわからなくなっているのか、姫君がお気の毒に思われる。草子地。弁などは、年輩の思慮深い女房であるはずなのに、という気持が下にある」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
381【さはへど深からぬけに老いひがめるにやいとほしくぞ見ゆる】-『湖月抄』は師説「弁か事を草子地也」と指摘。『集成』は「何といっても、心根が浅はかなので、年をとってわけもわからなくなっているのか、姫君がお気の毒に思われる。草子地。弁などは、年輩の思慮深い女房であるはずなのに、という気持が下にある」と注す。<BR>⏎
note47491 <A NAME="in24">[第四段 大君、弁と相談する]</A><BR>382 
d1492<P>⏎
d1494<P>⏎
d1500<P>⏎
d1504<P>⏎
c1506【さはえ思ひあらたむまじ】-大島本は「思ひあらたむまし」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「思ひ改むまじき」と「き」を補訂し連体形に改める。『新大系』は底本のままとする。『集成』は「以下「後見きこえむ」まで、薫の言葉をそのまま伝える体」と注す。<BR>⏎
393【さはえ思ひむまじ】-大島本は「思ひあらたむまし」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「思ひ改むまじき」と「き」を補訂し連体形に改める。『新大系』は底本のままとする。『集成』は「以下「後見きこえむ」まで、薫の言葉をそのまま伝える体」と注す。<BR>⏎
d1509<P>⏎
d1512<P>⏎
d1516<P>⏎
c1519【のたはせし】-主語は故八宮。<BR>⏎
403【のたはせし】-主語は故八宮。<BR>⏎
d1521<P>⏎
d1524<P>⏎
note47525 <A NAME="in25">[第五段 大君、中の君を残して逃れる]</A><BR>407 
d1526<P>⏎
c1527【中の宮もあいなくいとほしきけしきかなと】-『完訳』は「中の宮も姉君を、なんとも不本意なおいたわしいご様子よと」と訳す。<BR>⏎
408【中の宮もあいなくいとほしきけしきかなと】-『完訳』は「中の宮も姉君を、なんとも不本意なおいたわしいご様子よと」と訳す。<BR>⏎
cd3:2531-533【まだけはひ暑きころなれば】-八月下旬であるが残暑が残っている。<BR>⏎
しまろび退きて臥したまへり】-『集成』は「少し離れて横におなりになった。「まろびのく」は、前出催馬楽の言葉を用いる」。『完訳』は「寝返りする意」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
412-413【まだけはひ暑きほどなれば】-八月下旬であるが残暑が残っている。<BR>⏎
すこしまろび退きて臥したまへり】-『集成』は「少し離れて横におなりになった。「まろびのく」は、前出催馬楽の言葉を用いる」。『完訳』は「寝返りする意」と注す。<BR>⏎
d1536<P>⏎
d1538<P>⏎
d1540<P>⏎
c1541【人の忍びたまへるひ】-『完訳』は「「人」は薫。以下、「思ひけるに」あたりまで、薫を寝所に導く弁に即した叙述」と注す。<BR>⏎
418【人の忍びたまへるひ】-『完訳』は「「人」は薫。以下、「思ひけるに」あたりまで、薫を寝所に導く弁に即した叙述」と注す。<BR>⏎
d1543<P>⏎
d1549<P>⏎
d1554<P>⏎
d1557<P>⏎
note47558 <A NAME="in26">[第六段 薫、相手を中の君と知る]</A><BR>431 
d1559<P>⏎
d1562<P>⏎
d1566<P>⏎
d1570<P>⏎
d1572<P>⏎
d1574<P>⏎
cd2:1577-578おそろしき神ぞ憑きたてまつりたらむ】-大君に取り憑く。『細流抄』に「世俗の諺に嫁すべき時過ぎぬれば神のつくと也」とある。『河海抄』は「玉葛実ならぬ樹にはちはやぶる神そつくとふならぬ樹ごとに」(万葉集巻二、一〇一)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
444ろしき神ぞ憑きたてまつりたらむ】-大君に取り憑く。『細流抄』に「世俗の諺に嫁すべき時過ぎぬれば神のつくと也」とある。『河海抄』は「玉葛実ならぬ樹にはちはやぶる神そつくとふならぬ樹ごとに」(万葉集巻二、一〇一)を指摘。<BR>⏎
c1580【なぞのか憑かせたまはむ】-反語表現。何の憑き物もついてない。<BR>⏎
446【なぞのものか憑かせたまはむ】-反語表現。何の憑き物もついてない。<BR>⏎
d1585<P>⏎
d1587<P>⏎
cd2:1589-590【いづれと分くべくもあらずなまめかしき御けはひ】-大君と中君。区別のつかないほど共に優美な姿。<BR>⏎
<P>⏎
453【いづれと分くべくもあらずなまめかしき御けはひ】-大君と中君。区別のつかないほど共に優美な姿。<BR>⏎
d1592<P>⏎
d1597<P>⏎
note47598 <A NAME="in27">[第七段 翌朝、それぞれの思い]</A><BR>459 
d1599<P>⏎
d1601<P>⏎
d1603<P>⏎
d1608<P>⏎
d1611<P>⏎
d1614<P>⏎
d1617<P>⏎
c1620【身も投げべき心地】-『源氏釈』は「頼め来る君しつらくは四方の海に身も投げつべき心地こそすれ」(馬内侍集)を指摘。<BR>⏎
474【身も投げべき心地】-『源氏釈』は「頼め来る君しつらくは四方の海に身も投げつべき心地こそすれ」(馬内侍集)を指摘。<BR>⏎
d1623<P>⏎
d1625<P>⏎
cd2:1627-628【誰が御ためもいとほしく】-薫にも大君にも。<BR>⏎
<P>⏎
479【誰が御ためもいとほしく】-薫にも大君にも。<BR>⏎
note47629 <A NAME="in28">[第八段 薫と大君、和歌を詠み交す]</A><BR>480 
d1630<P>⏎
d1637<P>⏎
cd2:1638-639じ枝を分きて染めける山姫にいづれか深き色と問はばや】-薫から大君への贈歌。大君を「山姫」という。反語表現。自分の気持ちはもともと大君のほうにあるという意。『異本紫明抄』は「同じ枝を分きて木の葉のうつろふは西こそ秋の初めなりけれ」(古今集秋下、二五五、藤原勝臣)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
487おなじ枝を分きて染めける山姫に--いづれか深き色と問はばや】-薫から大君への贈歌。大君を「山姫」という。反語表現。自分の気持ちはもともと大君のほうにあるという意。『異本紫明抄』は「同じ枝を分きて木の葉のうつろふは西こそ秋の初めなりけれ」(古今集秋下、二五五、藤原勝臣)を指摘。<BR>⏎
d1643<P>⏎
c1644【御かへり】-女房たちの詞。返事の催促。<BR>⏎
491【御り】-女房たちの詞。返事の催促。<BR>⏎
d1646<P>⏎
cd2:1647-648【山姫の染むる心はかねども移ろふ方や深きなるらむ】-大君の返歌。中君のほうに心を寄せているのでしょう、という意。<BR>⏎
<P>⏎
493【山姫の染むる心はかねども--移ろふ方や深きなるらむ】-大君の返歌。中君のほうに心を寄せているのでしょう、という意。<BR>⏎
d1650<P>⏎
d1654<P>⏎
d1656<P>⏎
d1658<P>⏎
d1661<P>⏎
i1502【兵部卿宮の御方に参りたまふ】-六条院にある匂宮の曹司に。<BR>⏎
note47662 <H4>第三章 中の君の物語 中の君と匂宮との結婚</H4>503 
note47663 <A NAME="in31">[第一段 薫、匂宮を訪問]</A><BR>504 
d1664<P>⏎
cd2:1665-666【兵部卿宮の御方に参りたまふ】-六条院にある匂宮の曹司に。<BR>⏎
【三条宮焼けにし後は六条院にぞ移ろひたまへば】-三条宮邸が焼失したことは「椎本」巻に語られていた。<BR>⏎
505【三条宮焼けにし後は六条院にぞ移ろひたまへば】-三条宮邸が焼失したことは「椎本」巻に語られていた。<BR>⏎
d1669<P>⏎
cd2:1670-671【ふとそれと驚かれて】-主語は匂宮。すぐに薫と気がついて。<BR>⏎
<P>⏎
508【ふとそれとうち驚かれて】-主語は匂宮。すぐに薫と気がついて。<BR>⏎
d1680<P>⏎
d1682<P>⏎
d1684<P>⏎
cd4:2685-688【女郎花咲ける大野をふせぎつつ心せばくやしめを結ふらむ】-匂宮の詠歌。宇治の姉妹を女郎花に譬える。推量の助動詞「らむ」は原因推量。<BR>⏎
<P>⏎
【霧深き朝の原の女郎花心を寄せて見る人ぞ見る】-夕霧の返歌。「朝の原」は大和国の歌枕。『集成』は「人の見ることや苦しき女郎花秋霧にのみ立ち隠るらむ」(古今集秋上、二三五、壬生忠岑)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
519-520【女郎花咲ける大野をふせぎつつ--心せばくやしめを結ふらむ】-匂宮の詠歌。宇治の姉妹を女郎花に譬える。推量の助動詞「らむ」は原因推量。<BR>⏎
【霧深き朝の原の女郎花--心を寄せて見る人ぞ見る】-夕霧の返歌。「朝の原」は大和国の歌枕。『集成』は「人の見ることや苦しき女郎花秋霧にのみ立ち隠るらむ」(古今集秋上、二三五、壬生忠岑)を指摘。<BR>⏎
d1690<P>⏎
d1699<P>⏎
d1701<P>⏎
d1703<P>⏎
d1706<P>⏎
d1708<P>⏎
note47709 <A NAME="in32">[第二段 彼岸の果ての日、薫、匂宮を宇治に伴う]</A><BR>535 
d1710<P>⏎
d1714<P>⏎
d1719<P>⏎
d1723<P>⏎
d1725<P>⏎
d1727<P>⏎
d1732<P>⏎
c1733【いづ方にも同じことにこそは】-弁の心中の思い。薫が大君と結ばれるにせよ中君と結ばれるにせよ、宮家にとっては同じことだと思う。中君のもとに匂宮を手引しようとする薫の魂胆に、弁は気づいていない。<BR>⏎
552【いづ方にも同じことに】-弁の心中の思い。薫が大君と結ばれるにせよ中君と結ばれるにせよ、宮家にとっては同じことだと思う。中君のもとに匂宮を手引しようとする薫の魂胆に、弁は気づいていない。<BR>⏎
d1735<P>⏎
note47736 <A NAME="in33">[第三段 薫、中の君を匂宮にと企む]</A><BR>554 
d1737<P>⏎
d1740<P>⏎
c1741【一言聞こえさすべき】-以下「いといぶせし」まで、薫の詞。<BR>⏎
557【一言聞こえさすべき】-以下「いといぶせし」まで、薫の詞。<BR>⏎
d1743<P>⏎
d1745<P>⏎
d1747<P>⏎
d1756<P>⏎
d1762<P>⏎
cd2:1763-764【をかしくもいとほしもおぼえて】-薫は何も知らない大君をおかしくもお気の毒にも思う。<BR>⏎
<P>⏎
574【をかしくもいとほしもおぼえて】-薫は何も知らない大君をおかしくもお気の毒にも思う。<BR>⏎
cd2:1768-769【中空に人笑へにもなりぬべきかな】-大君には嫌われ、中君は匂宮に取られて、中途半端で世間の物笑いになってしまいそうだ、の意。<BR>⏎
<P>⏎
578【中空に人笑へにもなりはべりぬべきかな】-大君には嫌われ、中君は匂宮に取られて、中途半端で世間の物笑いになってしまいそうだ、の意。<BR>⏎
d1771<P>⏎
note47772 <A NAME="in34">[第四段 薫、大君の寝所に迫る]</A><BR>580 
d1773<P>⏎
d1778<P>⏎
cd2:1783-784【思しなむやとて】-反語表現。匂宮もそうお思いであるまい。<BR>⏎
<P>⏎
589【思しなむや--とて】-反語表現。匂宮もそうお思いであるまい。<BR>⏎
d1786<P>⏎
d1793<P>⏎
d1796<P>⏎
d1798<P>⏎
d1804<P>⏎
d1807<P>⏎
d1810<P>⏎
d1812<P>⏎
note47813 <A NAME="in35">[第五段 薫、再び実事なく夜を明かす]</A><BR>610 
d1814<P>⏎
c1815【例の明け行けはひに】-『完訳』は「「例の」と、実事なき逢瀬が、習慣的に繰り返される気持」と注す。<BR>⏎
611【例の明け行けはひに】-『完訳』は「「例の」と、実事なき逢瀬が、習慣的に繰り返される気持」と注す。<BR>⏎
d1818<P>⏎
c1819【しるべせし我やかへりて惑ふべき心もゆかぬ明けぐれの道】-薫の詠歌。『花鳥余情』は「明けぐれの空にぞ我はまよひぬる思ふ心のゆかぬまにまに」(拾遺集恋二、七三六、源順)を指摘。<BR>⏎
614【しるべせし我やかへりて惑ふべき--心もゆかぬ明けぐれの道】-薫の詠歌。『花鳥余情』は「明けぐれの空にぞ我はまよひぬる思ふ心のゆかぬまにまに」(拾遺集恋二、七三六、源順)を指摘。<BR>⏎
d1821<P>⏎
cd2:1822-823【かたがたにくらす心を思ひやれ人やりならぬ道にまどひつつ】-大君の返歌。「くれ」「まどふ」の語句を用いて返す。「かたがた」は自分と妹中君をさす。<BR>⏎
<P>⏎
616【かたがたにくらす心を思ひやれ--人やりならぬ道に惑はば】-大君の返歌。「くれ」「まどふ」の語句を用いて返す。「かたがた」は自分と妹中君をさす。<BR>⏎
d1825<P>⏎
d1829<P>⏎
d1835<P>⏎
d1837<P>⏎
d1840<P>⏎
note47841 <A NAME="in36">[第六段 匂宮、中の君へ後朝の文を書く]</A><BR>629 
d1842<P>⏎
d1847<P>⏎
d1852<P>⏎
cd2:1853-854【世の常に思ひやすらむ露深き道の笹原分けて来つるも】-匂宮から中君への贈歌。『完訳』は「霧ふかき--」に恋の苦衷を訴える。後朝の歌の常套的表現」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
638【世の常に思ひやすらむ露深き--道の笹原分けて来つるも】-匂宮から中君への贈歌。『完訳』は「霧ふかき--」に恋の苦衷を訴える。後朝の歌の常套的表現」と注す。<BR>⏎
d1859<P>⏎
d1865<P>⏎
note47866 <A NAME="in37">[第七段 匂宮と中の君、結婚第二夜]</A><BR>648 
d1867<P>⏎
d1871<P>⏎
d1877<P>⏎
d1880<P>⏎
d1884<P>⏎
d1891<P>⏎
d1894<P>⏎
d1898<P>⏎
c1901【家にあがめきこゆ人こそなけれ】-以下、中君についていう。逆接の挿入句。『集成』は「大勢の女房にかしずかれて、直接他人に接する機械のない姫君というわけではないが」と注す。<BR>⏎
675【家にあがめきこゆ人こそなけれ】-以下、中君についていう。逆接の挿入句。『集成』は「大勢の女房にかしずかれて、直接他人に接する機械のない姫君というわけではないが」と注す。<BR>⏎
d1905<P>⏎
note47906 <A NAME="in38">[第八段 匂宮と中の君、結婚第三夜]</A><BR>679 
d1907<P>⏎
d1914<P>⏎
d1916<P>⏎
c1919【今宵は雑役もやと思たまふれど】-今夜は匂宮と中君の新婚三日目の夜の儀式のお世話すべきだが、の意。<BR>⏎
689【今宵は雑役もやと思たまふれど】-今夜は匂宮と中君の新婚三日目の夜の儀式のお世話すべきだが、の意。<BR>⏎
d1921<P>⏎
c1922【陸奥紙におひつぎ書きて】-恋文には使用しない陸奥紙にきちんと上下を揃えて書いて。恋文は薄様の鳥の子紙にちらし書きにする。<BR>⏎
691【陸奥紙におひつぎ書きたまひて】-恋文には使用しない陸奥紙にきちんと上下を揃えて書いて。恋文は薄様の鳥の子紙にちらし書きにする。<BR>⏎
d1926<P>⏎
cd2:1927-928【小夜衣着て馴れきとは言はずともかことばかりはかけずしもあらじ】-薫から大君への贈歌。「馴れ」「懸け」は「衣」の縁語。『集成』は「大君に近づき、顔まで見たことがあるので、いくらそっけなくなさっても駄目です、とおどす」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
695【小夜衣着て馴れきとは言はずとも--かことばかりはかけずしもあらじ】-薫から大君への贈歌。「馴れ」「懸け」は「衣」の縁語。『集成』は「大君に近づき、顔まで見たことがあるので、いくらそっけなくなさっても駄目です、とおどす」と注す。<BR>⏎
d1931<P>⏎
d1934<P>⏎
cd2:1935-936【隔てなき心ばかりは通ふとも馴れし袖とはかけじとぞ思ふ】-大君の返歌。薫の「かけ」の語句を用いて返す。<BR>⏎
<P>⏎
700【隔てなき心ばかりは通ふとも--馴れし袖とはかけじとぞ思ふ】-大君の返歌。薫の「かけ」の語句を用いて返す。<BR>⏎
d1940<P>⏎
note47941 <H4>第四章 中の君の物語 匂宮と中の君、朝ぼらけの宇治川を見る</H4>704 
note47942 <A NAME="in41">[第一段 明石中宮、匂宮の外出を諌める]</A><BR>705 
d1943<P>⏎
d1947<P>⏎
c1948【なほかくひとりおはしまして】-以下「思しのたまふ」まで、中宮の詞。<BR>⏎
709【なほかくりおはしまして】-以下「思しのたまふ」まで、中宮の詞。<BR>⏎
d1951<P>⏎
d1955<P>⏎
d1958<P>⏎
d1960<P>⏎
d1962<P>⏎
d1968<P>⏎
d1971<P>⏎
d1973<P>⏎
d1978<P>⏎
d1980<P>⏎
note47981 <A NAME="in42">[第二段 薫、明石中宮に対面]</A><BR>732 
d1982<P>⏎
d1984<P>⏎
d1987<P>⏎
d1991<P>⏎
d11000<P>⏎
d11004<P>⏎
d11009<P>⏎
note471010 <A NAME="in43">[第三段 女房たちと大君の思い]</A><BR>754 
d11011<P>⏎
d11016<P>⏎
d11021<P>⏎
d11023<P>⏎
d11026<P>⏎
d11029<P>⏎
d11032<P>⏎
d11035<P>⏎
d11040<P>⏎
note471041 <A NAME="in44">[第四段 匂宮と中の君、朝ぼらけの宇治川を見る]</A><BR>776 
d11042<P>⏎
d11047<P>⏎
d11051<P>⏎
d11054<P>⏎
d11060<P>⏎
d11064<P>⏎
d11069<P>⏎
d11071<P>⏎
d11077<P>⏎
d11079<P>⏎
note471080 <A NAME="in45">[第五段 匂宮と中の君和歌を詠み交して別れる]</A><BR>805 
d11082<P>⏎
cd4:21083-1086【中絶えむものならなくに橋姫の片敷く袖や夜半に濡らさむ】-匂宮から中君への贈歌。「橋姫」に中君を譬える。『花鳥余情』は「忘らるる身を宇治橋の中絶えて人も通はぬ年ぞ経にける」(古今集恋五、八二五、読人しらず)「さむしろに衣かたしき今宵もやわれを待つらむ宇治の橋姫」(古今集恋四、六八九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【絶えせじのわが頼みにや宇治橋の遥けきなかを待ちわたるべき】-中君の返歌。「絶え」「橋」の語句を受け、「や--濡らさむ」を「や--待ちわたるべき」と返す。贈答歌。<BR>⏎
<P>⏎
807-808【中絶えむものならなくに橋姫の--片敷く袖や夜半に濡らさむ】-匂宮から中君への贈歌。「橋姫」に中君を譬える。『花鳥余情』は「忘らるる身を宇治橋の中絶えて人も通はぬ年ぞ経にける」(古今集恋五、八二五、読人しらず)「さむしろに衣かたしき今宵もやわれを待つらむ宇治の橋姫」(古今集恋四、六八九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
【絶えせじのわが頼みにや宇治橋の--遥けきなかを待ちわたるべき】-中君の返歌。「絶え」「橋」の語句を受け、「や--濡らさむ」を「や--待ちわたるべき」と返す。贈答歌。<BR>⏎
d11091<P>⏎
d11094<P>⏎
d11096<P>⏎
c11098【おろからぬにや】-大君の匂宮の気持ちを推測する思い。地の文から叙述。<BR>⏎
817【おろかにはあらぬにや】-大君の匂宮の気持ちを推測する思い。地の文から叙述。<BR>⏎
d11102<P>⏎
d11104<P>⏎
note471105 <A NAME="in46">[第六段 九月十日、薫と匂宮、宇治へ行く]</A><BR>822 
d11106<P>⏎
d11112<P>⏎
d11115<P>⏎
d11117<P>⏎
d11120<P>⏎
c11121【姫宮も折うれしく思きこえたまふに】-大君は、時雨の中をわざわざ来訪してくれたことをうれしく思う。<BR>⏎
833【姫宮も折うれしく思きこえたまふに】-大君は、時雨の中をわざわざ来訪してくれたことをうれしく思う。<BR>⏎
d11126<P>⏎
note471127 <A NAME="in47">[第七段 薫、大君に対面、実事なく朝を迎える]</A><BR>838 
d11128<P>⏎
d11131<P>⏎
c11132【戯れにくくもあるかなかくてのみや】-『岷江入楚』は「有りぬやと試みがてら逢ひ見ねば戯れにくきまでぞ恋しき」(古今集雑体、一〇二五、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
841【戯れにくくもあるかなかくてのみや】-『岷江入楚』は「有りぬやと試みがてら逢ひ見ねば戯れにくきまでぞ恋しき」(古今集雑体、一〇二五、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d11135<P>⏎
d11139<P>⏎
d11144<P>⏎
d11146<P>⏎
d11150<P>⏎
d11153<P>⏎
d11157<P>⏎
d11159<P>⏎
d11161<P>⏎
d11163<P>⏎
d11165<P>⏎
d11167<P>⏎
note471168 <A NAME="in48">[第八段 匂宮、中の君を重んじる]</A><BR>865 
d11169<P>⏎
d11174<P>⏎
c11179【思きこえたまふべかめり】-語り手の推量。<BR>⏎
874【思きこえたまふべかめり】-語り手の推量。<BR>⏎
cd2:11182-1183【おぼえなくて出だし据ゑはむも】-『集成』は「中の君のような意外な人を大っぴらに夫人としてお迎えになるのも」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
877【おぼえなくて出だし据ゑたまはむも】-『集成』は「中の君のような意外な人を大っぴらに夫人としてお迎えになるのも」と訳す。<BR>⏎
d11188<P>⏎
d11191<P>⏎
cd2:11195-1196【しばしの騒がれはいとほしくとも】-中君が明石中宮から一時とやかく言われるのは気の毒だが、の意。<BR>⏎
<P>⏎
887【しばしの騒がれはいとほしくとも】-中君が明石中宮から一時とやかく言われるのは気の毒だが、の意。<BR>⏎
d11202<P>⏎
note471203 <H4>第五章 大君の物語 匂宮たちの紅葉狩り</H4>893 
note471204 <A NAME="in51">[第一段 十月朔日頃、匂宮、宇治に紅葉狩り]</A><BR>894 
d11205<P>⏎
d11211<P>⏎
cd2:11213-1214【さきの春も花見に尋ね参り来しこれか】-昨年の春、匂宮の初瀬詣での帰途に宇治の山荘に立ち寄った人々。「椎本」巻(第一章一段)に語られている。<BR>⏎
<P>⏎
901【さきの春も花見に尋ね参り来しこれか】-昨年の春、匂宮の初瀬詣での帰途に宇治の山荘に立ち寄った人々。「椎本」巻(第一章一段)に語られている。<BR>⏎
d11222<P>⏎
d11225<P>⏎
d11232<P>⏎
d11239<P>⏎
note471240 <A NAME="in52">[第二段 一行、和歌を唱和する]</A><BR>923 
d11241<P>⏎
d11248<P>⏎
d11254<P>⏎
d11261<P>⏎
c11262【後れてここにながめたまふらむ心細さを言ふ】-父宮に先立たれた姫君たちの心寂しさを話題にする。昨年の春の花の季節には、八宮はまだ在世中であった。その秋に逝去。<BR>⏎
941【後れてここにめたまふらむ心細さを言ふ】-父宮に先立たれた姫君たちの心寂しさを話題にする。昨年の春の花の季節には、八宮はまだ在世中であった。その秋に逝去。<BR>⏎
d11264<P>⏎
d11267<P>⏎
cd2:11268-1269【いつぞやも花の盛りに目見し木のもとさへや秋は寂しき】-宰相中将の詠歌。「木のもと」に「子(姫君たち)」を響かせる。<BR>⏎
<P>⏎
945【いつぞやも花の盛りに目見し--木のもとさへや秋は寂しき】-宰相中将の詠歌。「木のもと」に「子(姫君たち)」を響かせる。<BR>⏎
d11271<P>⏎
cd6:31272-1277【桜こそ思ひ知らすれ咲き匂ふ花も紅葉も常ならぬ世を】-薫の唱和歌。この世の無常を詠む。「花」「寂し」からの連想。<BR>⏎
<P>⏎
【いづこより秋は行きけむ山里の紅葉の蔭は過ぎ憂きものを】-衛門督の唱和歌。転じて、「紅葉」の美しさから、この場を去りがたい気持ちを詠む。<BR>⏎
<P>⏎
【見し人もなき山里の岩垣に心長くも這へる葛かな】-中宮大夫の唱和歌。『河海抄』は「奥山のいはがき紅葉散りぬべし照る日の光見る時なくて」(古今集秋下、二八二、藤原関雄)。『花鳥余情』は「見し人も忘れのみゆくふる里に心長くも来たる春かな」(後拾遺集雑三、一〇三四、藤原義懐)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
947-949【桜こそ思ひ知らすれ咲き匂ふ--花も紅葉も常ならぬ世を】-薫の唱和歌。この世の無常を詠む。「花」「寂し」からの連想。<BR>⏎
【いづこより秋は行きけむ山里の--紅葉の蔭は過ぎ憂きものを】-衛門督の唱和歌。転じて、「紅葉」の美しさから、この場を去りがたい気持ちを詠む。<BR>⏎
【見し人もなき山里の岩垣に--心長くも這へる葛かな】-中宮大夫の唱和歌。『河海抄』は「奥山のいはがき紅葉散りぬべし照る日の光見る時なくて」(古今集秋下、二八二、藤原関雄)。『花鳥余情』は「見し人も忘れのみゆくふる里に心長くも来たる春かな」(後拾遺集雑三、一〇三四、藤原義懐)を指摘。<BR>⏎
d11279<P>⏎
cd2:11280-1281【秋てて寂しさまさる木のもとを吹きな過ぐしそ峰の松風】-匂宮の唱和歌。「木」に「子」を懸ける。<BR>⏎
<P>⏎
951【秋てて寂しさまさる木のもとを--吹きな過ぐしそ峰の松風】-匂宮の唱和歌。「木」に「子」を懸ける。<BR>⏎
d11283<P>⏎
d11286<P>⏎
note471287 <A NAME="in53">[第三段 大君と中の君の思い]</A><BR>955 
d11288<P>⏎
cd2:11291-1292【姫はまして】-大君。女房たち以上に。<BR>⏎
<P>⏎
958【姫まして】-大君。女房たち以上に。<BR>⏎
d11294<P>⏎
c11296宮も】-亡き父八宮。<BR>⏎
961宮も】-亡き父八宮。<BR>⏎
d11299<P>⏎
d11303<P>⏎
d11305<P>⏎
d11307<P>⏎
cd2:11308-1309【忍びがたき御けしきを】-中君の様子。<BR>⏎
<P>⏎
969【忍びがたき御けしきなるを】-中君の様子。<BR>⏎
d11312<P>⏎
note471313 <A NAME="in54">[第四段 大君の思い]</A><BR>972 
d11314<P>⏎
c11321【これこそは返す返すさる心して世を過ぐせ】-父宮の遺言。間接話法で引用。結婚に関しては慎重に用心しなさい、の意。『集成』は「これこそは、繰り返し繰り返し、父宮がその積もりで用心して生きてゆくように」と訳す。<BR>⏎
979【これこそは返す返すさる心して世を過ぐせ】-父宮の遺言。間接話法で引用。結婚に関しては慎重に用心しなさい、の意。『集成』は「これこそは、繰り返し繰り返し、父宮がその積もりで用心して生きてゆくように」と訳す。<BR>⏎
d11323<P>⏎
d11327<P>⏎
d11331<P>⏎
d11334<P>⏎
d11337<P>⏎
note471338 <A NAME="in55">[第五段 匂宮の禁足、薫の後悔]</A><BR>991 
d11339<P>⏎
d11342<P>⏎
d11345<P>⏎
d11347<P>⏎
d11349<P>⏎
d11354<P>⏎
d11356<P>⏎
d11358<P>⏎
d11360<P>⏎
d11364<P>⏎
note471365 <A NAME="in56">[第六段 時雨降る日、匂宮宇治の中の君を思う]</A><BR>1008 
d11366<P>⏎
c11368【女一宮の御方に参りたまひつれば】-大島本は「給つれハ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「たまへれば」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。主語は匂宮。「女一宮」は同腹の姉。<BR>⏎
1010【女一宮の御方に参りたまひつれば】-大島本は「給つれハ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「たまへれば」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。主語は匂宮。「女一宮」は同腹の姉。<BR>⏎
d11370<P>⏎
d11372<P>⏎
d11378<P>⏎
d11382<P>⏎
d11386<P>⏎
d11390<P>⏎
d11397<P>⏎
cd2:11398-1399【若草のね見むものとは思はねどぼほれたる心地こそすれ】-匂宮から実の姉女一宮への贈歌。「若草」「根(寝)見む」は『伊勢物語』の作中歌を踏まえた表現。『完訳』は「姉弟だから共寝をとは思わぬが、悩ましく晴れやらぬ心地だと訴える。好色心躍如たる歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1033【若草のね見むものとは思はねど--むすぼほれたる心地こそすれ】-匂宮から実の姉女一宮への贈歌。「若草」「根(寝)見む」は『伊勢物語』の作中歌を踏まえた表現。『完訳』は「姉弟だから共寝をとは思わぬが、悩ましく晴れやらぬ心地だと訴える。好色心躍如たる歌」と注す。<BR>⏎
d11405<P>⏎
d11407<P>⏎
d11411<P>⏎
note471412 <H4>第六章 大君の物語 大君の病気と薫の看護</H4>1043 
note471413 <A NAME="in61">[第一段 薫、大君の病気を知る]</A><BR>1044 
d11414<P>⏎
d11419<P>⏎
d11421<P>⏎
d11424<P>⏎
d11426<P>⏎
d11428<P>⏎
cd2:11430-1431【亡き人の御め】-故父八宮の遺言。<BR>⏎
<P>⏎
1055【亡き人の御め】-故父八宮の遺言。<BR>⏎
d11434<P>⏎
d11436<P>⏎
d11439<P>⏎
d11441<P>⏎
d11445<P>⏎
d11449<P>⏎
note471450 <A NAME="in62">[第二段 大君、匂宮と六の君の婚約を知る]</A><BR>1068 
d11451<P>⏎
cd2:11452-1453【すこしよろしく】-以下「聞こえさせむ」まで、薫の詞。<BR>⏎
<P>⏎
1069【すこしよろしく】-以下「聞こえさせむ」まで、薫の詞。<BR>⏎
d11455<P>⏎
d11459<P>⏎
d11461<P>⏎
d11464<P>⏎
d11466<P>⏎
d11470<P>⏎
d11476<P>⏎
d11479<P>⏎
d11482<P>⏎
d11485<P>⏎
d11487<P>⏎
d11491<P>⏎
cd2:11493-1494【いとど身の置き所のなき心地してしをれ臥したまへり】-大島本は「をき所の」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「身の置き所」と「の」を削除する。『新大系』は底本のままとする。精も根も尽き果てた様子。『完訳』は「薄情な匂宮への恨めしさ。それより、妹の親代りへとしての責任を痛感。しかしなすすべもなく無力」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1097【いとど身の置き所のなき心地してしをれ臥したまへり】-大島本は「をき所の」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「身の置き所」と「の」を削除する。『新大系』は底本のままとする。精も根も尽き果てた様子。『完訳』は「薄情な匂宮への恨めしさ。それより、妹の親代りへとしての責任を痛感。しかしなすすべもなく無力」と注す。<BR>⏎
c11499【罪深かなる底には】-以下「見えたまはぬよ」まで、大君の心中。「なる」伝聞推定の助動詞。罪深い人の行くところ、すなわち地獄をさす。<BR>⏎
1102【罪深かなる底には】-以下「見えたまはぬよ」まで、大君の心中。「なる」伝聞推定の助動詞。罪深い人の行くところ、すなわち地獄をさす。<BR>⏎
d11505<P>⏎
note471506 <A NAME="in63">[第三段 中の君、昼寝の夢から覚める]</A><BR>1108 
d11507<P>⏎
d11511<P>⏎
d11514<P>⏎
d11516<P>⏎
d11519<P>⏎
d11521<P>⏎
d11524<P>⏎
d11526<P>⏎
note471527 <A NAME="in64">[第四段 十月の晦、匂宮から手紙が届く]</A><BR>1121 
d11528<P>⏎
d11531<P>⏎
d11538<P>⏎
d11540<P>⏎
d11545<P>⏎
d11547<P>⏎
cd2:11548-1549【眺むるは同じ雲居をいかなればおぼつかなさを添ふる時雨ぞ】-匂宮から中君への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
1136【眺むるは同じ雲居をいかなれば--おぼつかなさを添ふる時雨ぞ】-匂宮から中君への贈歌。<BR>⏎
cd3:21553-1555【若き人の心寄せたてまつりたまはむ】-中君が匂宮に。間接的な言い回し。<BR>⏎
<P>⏎
【さばかり契りおきたまひしを】-接続助詞「を」について、『集成』は「あんなにご大層なまでにお約束なさっていたのに、いくら何でも、このまま終るはずはない」と逆接の意。『完訳』は「あれほど十分過ぎるほどにお約束をしておかれたのだから、今さしあたってどうあろうとまさかこのままになってしまうこともなかろうと」と順接の原因理由の意に解す。『完訳』は「以下、宮への信頼感が起るとする。大君との相異に注意」と注す。<BR>⏎
1140-1141【若き人の心寄せたてまつりたまはむ】-中君が匂宮に。間接的な言い回し。<BR>⏎
【さばかり所狭きまで契りおきたまひしを】-接続助詞「を」について、『集成』は「あんなにご大層なまでにお約束なさっていたのに、いくら何でも、このまま終るはずはない」と逆接の意。『完訳』は「あれほど十分過ぎるほどにお約束をしておかれたのだから、今さしあたってどうあろうとまさかこのままになってしまうこともなかろうと」と順接の原因理由の意に解す。『完訳』は「以下、宮への信頼感が起るとする。大君との相異に注意」と注す。<BR>⏎
d11557<P>⏎
cd2:11558-1559【霰降る深山の里は朝夕に眺むる空もかきくらしつつ】-中君の返歌。「眺むる」の語句を用いて返す。『花鳥余情』は「霰降る深山の里の侘しきは来てたはやすく訪ふ人ぞなき」(後撰集冬、四六八、読人しらず)を指摘。『細流抄』は「深山にはあられ降るらし外山なるまさきの葛色づきにけり」(古今集、一〇七七、大歌所御歌)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
1143【霰降る深山の里は朝夕に--眺むる空もかきくらしつつ】-中君の返歌。「眺むる」の語句を用いて返す。『花鳥余情』は「霰降る深山の里の侘しきは来てたはやすく訪ふ人ぞなき」(後撰集冬、四六八、読人しらず)を指摘。『細流抄』は「深山にはあられ降るらし外山なるまさきの葛色づきにけり」(古今集、一〇七七、大歌所御歌)を指摘。<BR>⏎
d11565<P>⏎
d11568<P>⏎
d11570<P>⏎
d11573<P>⏎
note471574 <A NAME="in65">[第五段 薫、大君を見舞う]</A><BR>1154 
d11575<P>⏎
d11578<P>⏎
d11580<P>⏎
d11583<P>⏎
d11589<P>⏎
d11591<P>⏎
d11593<P>⏎
d11596<P>⏎
d11600<P>⏎
note471601 <A NAME="in66">[第六段 薫、大君を看護する]</A><BR>1172 
d11602<P>⏎
d11605<P>⏎
d11610<P>⏎
d11613<P>⏎
d11615<P>⏎
d11618<P>⏎
d11620<P>⏎
d11622<P>⏎
cd2:11623-1624【何の罪なる御心地にか人嘆き負ふこそかくあむなれ】-大島本は「かく」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「かくは」と「は」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。薫の詞。『花鳥余情』は「水ごもりの神に問ひても聞きてしが恋ひつつ逢はぬ何の罪ぞと」(古今六帖四、片恋)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
1186【何の罪なる御心地にか嘆き負ふこそかくあむなれ】-大島本は「かく」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「かくは」と「は」を補訂する。『新大系』は底本のままとする。薫の詞。『花鳥余情』は「水ごもりの神に問ひても聞きてしが恋ひつつ逢はぬ何の罪ぞと」(古今六帖四、片恋)を指摘。<BR>⏎
d11627<P>⏎
d11630<P>⏎
d11632<P>⏎
d11635<P>⏎
d11639<P>⏎
note471640 <A NAME="in67">[第七段 阿闍梨、八の宮の夢を語る]</A><BR>1197 
d11641<P>⏎
c11642【暁方のゐ替りたる声の】-後夜から晨朝への交替。このとき、重唱となる。<BR>⏎
1198【暁方のゐ替りたる声の】-後夜から晨朝への交替。このとき、重唱となる。<BR>⏎
d11644<P>⏎
d11646<P>⏎
d11648<P>⏎
d11652<P>⏎
c11657【堪へたるにひて】-私でできる範囲内で、の意。<BR>⏎
1209【堪へたるにしたがひて】-私でできる範囲内で、の意。<BR>⏎
d11659<P>⏎
d11664<P>⏎
d11666<P>⏎
d11670<P>⏎
d11672<P>⏎
cd4:21674-1677【重々しき道には行はぬことなれど】-常不軽の行は朝廷などでは行われないもの、とされている。<BR>⏎
<P>⏎
【霜さゆる汀の千鳥うちわびて鳴く音悲しき朝ぼらけかな】-薫の中君への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
1221-1222【重々しき道には行はぬことなれど】-常不軽の行は朝廷などでは行われないもの、とされている。<BR>⏎
【霜さゆる汀の千鳥うちわびて--鳴く音悲しき朝ぼらけかな】-薫の中君への贈歌。<BR>⏎
d11681<P>⏎
cd2:11682-1683【暁の霜うち払ひ鳴く千鳥もの思ふ人の心をや知る】-中君の返歌。「霜」「千鳥」の言葉を用いて返す。<BR>⏎
<P>⏎
1226【暁の霜うち払ひ鳴く千鳥--もの思ふ人の心をや知る】-中君の返歌。「霜」「千鳥」の言葉を用いて返す。<BR>⏎
d11688<P>⏎
note471689 <A NAME="in68">[第八段 豊明の夜、薫と大君、京を思う]</A><BR>1231 
d11690<P>⏎
c11698【公にも私にも御暇のよし申たまひて】-「公」は朝廷への欠勤届け。「私」は薫の私的な主人家筋への暇乞い。例えば、匂宮邸や夕霧邸へ。<BR>⏎
1239【公にも私にも御暇のよし申たまひて】-「公」は朝廷への欠勤届け。「私」は薫の私的な主人家筋への暇乞い。例えば、匂宮邸や夕霧邸へ。<BR>⏎
d11700<P>⏎
d11703<P>⏎
d11708<P>⏎
d11710<P>⏎
d11712<P>⏎
d11714<P>⏎
cd2:11716-1717【口惜しうおぼす】-主語は大君。<BR>⏎
<P>⏎
1251【口惜しうす】-主語は大君。<BR>⏎
d11720<P>⏎
d11727<P>⏎
cd2:11728-1729【かき曇り日かげも見えぬ奥山に心をくらすころにもあるかな】-薫の独詠歌。『完訳』は「「光もなくて--」の景に、薫の絶望的な心象風景をかたどる歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1260【かき曇り日かげも見えぬ奥山に--心をくらすころにもあるかな】-薫の独詠歌。『完訳』は「「光もなくて--」の景に、薫の絶望的な心象風景をかたどる歌」と注す。<BR>⏎
note471730 <A NAME="in69">[第九段 薫、大君に寄り添う]</A><BR>1261 
d11731<P>⏎
cd2:11734-1735【いと近うりて】-主語は薫。<BR>⏎
<P>⏎
1264【いと近うりて】-主語は薫。<BR>⏎
d11738<P>⏎
d11741<P>⏎
d11743<P>⏎
d11746<P>⏎
d11750<P>⏎
d11757<P>⏎
d11760<P>⏎
note471761 <H4>第七章 大君の物語 大君の死と薫の悲嘆</H4>1283 
note471762 <A NAME="in71">[第一段 大君、もの隠れゆくように死す]</A><BR>1284 
d11763<P>⏎
d11767<P>⏎
d11770<P>⏎
c11775【違へたまはざらましかばうしろやすからましと】-反実仮想の構文。<BR>⏎
1294【違へたまはざらましかばうしろやすからましと】-反実仮想の構文。<BR>⏎
d11777<P>⏎
c11779【異ざまにこの世を思かかづらふ方のはべらざりつれば】-あなた大君以外に執着することがなかった、の意。<BR>⏎
1297【異ざまにこの世を思かかづらふ方のはべらざりつれば】-あなた大君以外に執着することがなかった、の意。<BR>⏎
d11783<P>⏎
d11787<P>⏎
cd4:21788-1791【世の中をことさらに厭ひれね】-以下「いみじきわざかな」あたりまで、薫の心中に即した叙述。地の文と心中文が交錯。『完訳』は「俗世を厭い離れよと、格別勧める仏などが、こんな悲しい目に遭遇させるのか。源氏の晩年の述懐にも類似」と指摘。薫や源氏の仏を恨む気持ちには、底流に紫式部の仏教への不信感があろうか。<BR>⏎
【見るままにもの隠れゆくやうに消え果てたまひぬるは】-大君の死。薫の目を通して叙述される。<BR>⏎
【もの隠れゆくやうにて】-大島本は「ものかくれ行やう」とある。他本は「物ゝかれゆく」御池肖三、河内本と別本の横山本は「かくれ」(隠)とある。『集成』『完本』は諸本に従って「ものの枯れゆく」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
<P>⏎
1304-1305【世の中をことさらに厭ひれね】-以下「いみじきわざかな」あたりまで、薫の心中に即した叙述。地の文と心中文が交錯。『完訳』は「俗世を厭い離れよと、格別勧める仏などが、こんな悲しい目に遭遇させるのか。源氏の晩年の述懐にも類似」と指摘。薫や源氏の仏を恨む気持ちには、底流に紫式部の仏教への不信感があろうか。<BR>⏎
【見るままにもの隠れゆくやうに消え果てたまひぬるは】-大君の死。薫の目を通して叙述される。<BR>【もの隠れゆくやうにて】-大島本は「ものかくれ行やう」とある。他本は「物ゝかれゆく」御池肖三、河内本と別本の横山本は「かくれ」(隠)とある。『集成』『完本』は諸本に従って「ものの枯れゆく」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
d11796<P>⏎
note471797 <A NAME="in72">[第二段 大君の火葬と薫の忌籠もり]</A><BR>1310 
d11798<P>⏎
d11803<P>⏎
d11806<P>⏎
d11809<P>⏎
d11812<P>⏎
d11815<P>⏎
d11819<P>⏎
d11823<P>⏎
i11331【かののたまひしやうにて】-以下「通はましものを」まで、薫の心中。『完訳』は「大君の思惑どおり大君の形見としてでも中の君と結ばれるべきだった、とする。「形見」の語に注意。薫には、大君あってこその中の君である」と注す。<BR>⏎
d11827<P>⏎
d11828【かののたまひしやうにて】-以下「通はましものを」まで、薫の心中。『完訳』は「大君の思惑どおり大君の形見としてでも中の君と結ばれるべきだった、とする。「形見」の語に注意。薫には、大君あってこその中の君である」と注す。<BR>⏎
d11831<P>⏎
d11833<P>⏎
note471834 <A NAME="in73">[第三段 七日毎の法事と薫の悲嘆]</A><BR>1336 
d11835<P>⏎
d11838<P>⏎
cd2:11839-1840【くれなゐに落つる涙もかひなきは形見の色を染めぬなりけり】-薫の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
1339【くれなゐに落つる涙もかひなきは--形見の色を染めぬなりけり】-薫の独詠歌。<BR>⏎
d11843<P>⏎
d11847<P>⏎
d11849<P>⏎
d11852<P>⏎
d11855<P>⏎
note471856 <A NAME="in74">[第四段 雪の降る日、薫、大君を思う]</A><BR>1350 
d11857<P>⏎
c11859【簾巻き上げて見たまへば向かひの寺の鐘の声枕をそばてて今日も暮れぬと】-『源氏釈』は「山寺の入相の鐘の声ごとに今日もくれぬと聞くぞ悲しき」(拾遺集哀傷、一三二九、読人しらず)、「遺愛寺の鐘は枕を欹てて聴く香炉峯の雪は簾を撥げて看る」(白氏文集巻十六、律詩・和漢朗詠集、山家)を指摘。<BR>⏎
1352【簾巻き上げて見たまへば向かひの寺の鐘の声枕をそばてて今日も暮れぬと】-『源氏釈』は「山寺の入相の鐘の声ごとに今日もくれぬと聞くぞ悲しき」(拾遺集哀傷、一三二九、読人しらず)、「遺愛寺の鐘は枕を欹てて聴く香炉峯の雪は簾を撥げて看る」(白氏文集巻十六、律詩・和漢朗詠集、山家)を指摘。<BR>⏎
cd4:21860-1863【かすかなる響を聞きて】-大島本は「かすかなるひゝき越きゝて」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「かすかなるを」と「響き」を削除する。『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
<P>⏎
【おくれじと空ゆく月を慕ふかなつひに住むべきこの世ならねば】-薫の故大君を慕う独詠歌、第二首目。「澄む」に「住む」を掛ける。「澄む」は「月」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
1353-1354【かすかなる響を聞きて】-大島本は「かすかなるひゝき越きゝて」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「かすかなるを」と「響き」を削除する。『新大系』は底本のままとする。<BR>
【おくれじと空ゆく月を慕ふかな--つひに住むべきこの世ならねば】-薫の故大君を慕う独詠歌、第二首目。「澄む」に「住む」を掛ける。「澄む」は「月」の縁語。<BR>⏎
d11867<P>⏎
cd3:21868-1870【恋ひわびて死ぬる薬のゆかしきに雪の山にや跡を消なまし】-薫の故大君を慕う独詠歌、第三首目。『完訳』は「『竹取物語』の帝が、かぐや姫昇天後、ひとり長寿を保つ孤独の苦しみを思い、不死の薬を焼かせたのと、同じ発想であろう。薫の、大君に抱く絶望的な愛執に注意」と指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【半ばなる偈教へむ鬼もがなことつけて身も投げむ】-薫の心中の思い。『大般涅槃経』第十四他の雪山童子の話を引く。<BR>⏎
1358-1359【恋ひわびて死ぬる薬のゆかしきに--雪の山にや跡を消なまし】-薫の故大君を慕う独詠歌、第三首目。『完訳』は「『竹取物語』の帝が、かぐや姫昇天後、ひとり長寿を保つ孤独の苦しみを思い、不死の薬を焼かせたのと、同じ発想であろう。薫の、大君に抱く絶望的な愛執に注意」と指摘。<BR>⏎
【半ばなる偈教へむ鬼もがなことつけて身も投げむ】-薫の心中の思い。『大般涅槃経』第十四他の雪山童子の話を引く。<BR>⏎
d11872<P>⏎
d11874<P>⏎
d11879<P>⏎
d11882<P>⏎
d11884<P>⏎
note471885 <A NAME="in75">[第五段 匂宮、雪の中、宇治へ弔問]</A><BR>1369 
d11886<P>⏎
d11891<P>⏎
d11893<P>⏎
d11896<P>⏎
d11903<P>⏎
d11907<P>⏎
d11909<P>⏎
d11911<P>⏎
d11916<P>⏎
d11918<P>⏎
d11920<P>⏎
d11922<P>⏎
note471923 <A NAME="in76">[第六段 匂宮と中の君、和歌を詠み交す]</A><BR>1395 
d11924<P>⏎
d11930<P>⏎
cd2:11931-1932【来し方を思ひ出るもはかなきを行く末かけてなに頼むらむ】-中君の匂宮への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
1401【来し方を思ひ出るもはかなきを--行く末かけてなに頼むらむ】-中君の匂宮への贈歌。<BR>⏎
d11934<P>⏎
cd2:11935-1936【行く末を短きものと思ひなば目の前にだに背かざらなむ】-匂宮の返歌。「行く末」の語句を用いて、「なに頼むらむ」を「背かざらなむ」と切り返して返す。⏎
<P>⏎
1403【行く末を短きものと思ひなば--目の前にだに背かざらなむ】-匂宮の返歌。「行く末」の語句を用いて、「なに頼むらむ」を「背かざらなむ」と切り返して返す。<BR>⏎
d11939<P>⏎
d11941<P>⏎
d11946<P>⏎
d11951<P>⏎
d11959<P>⏎
d11965<P>⏎
note471966 <A NAME="in77">[第七段 歳暮に薫、宇治から帰京]</A><BR>1427 
d11967<P>⏎
cd2:11969-1970【うち眺めつつ明かし暮らしたまふ心地】-主語は薫。場所は宇治。<BR>⏎
<P>⏎
1429【うち眺めつつ明かし暮らしたまふ心地】-主語は薫。場所は宇治。<BR>⏎
d11974<P>⏎
d11976<P>⏎
d11980<P>⏎
d11982<P>⏎
d11984<P>⏎
d11990<P>⏎
d11992<P>⏎
d11995<P>⏎
d12000<P>⏎
d12007
i01461
diffsrc/original/note48.htmlsrc/modified/note48.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
<p>First updated 3/10/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd4:210-13Last updated 4/28/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</p>⏎
<P
>⏎

9-10<ADDRESS>Last updated 4/28/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d115<P>⏎
d118<P>⏎
d121<P>⏎
d130<P>⏎
d133<P>⏎
d154<P>⏎
note4855 <H4>第一章 中君の物語 匂宮との結婚を前にした宇治での生活</H4>46 
note4856 <A NAME="in11">[第一段 宇治の新春、山の阿闍梨から山草が届く]</A><BR>47 
d157<P>⏎
d160<P>⏎
d168<P>⏎
d171<P>⏎
d174<P>⏎
cd2:175-76【君にとてあまたの春を摘みしかば常を忘れぬ初蕨なり】-阿闍梨から中君への贈歌。「君」は故八宮をさす。「摘み」「積み」の懸詞。<BR>⏎
<P>⏎
61【君にとてあまたの春を摘みしかば--常を忘れぬ初蕨なり】-阿闍梨から中君への贈歌。「君」は故八宮をさす。「摘み」「積み」の懸詞。<BR>⏎
cd3:177-79【御前に詠み申さしめたまへ】-歌に添えた文。「御前」は中君をさす。『集成』は「姫君にご披露申し上げてください。手紙全体が側近の女房に宛てられている体裁。「⏎
しめたまふ」は尊敬表現。変体漢文に「令--給」の形で見え、男性用語」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
62【御前に詠み申さしめたまへ】-歌に添えた文。「御前」は中君をさす。『集成』は「姫君にご披露申し上げてください。手紙全体が側近の女房に宛てられている体裁。「しめたまふ」は尊敬表現。変体漢文に「令--給」の形で見え、男性用語」と注す。<BR>⏎
note4880 <A NAME="in12">[第二段 中君、阿闍梨に返事を書く]</A><BR>63 
d181<P>⏎
c182【大事と思まはして詠み出だしつらむ】-中君の心中の思い。<BR>⏎
64【大事と思まはして詠み出だしつらむ】-中君の心中の思い。<BR>⏎
d185<P>⏎
cd2:186-87【この春は誰れにか見せむ亡き人のかたみに摘める峰の早蕨】-中君の返歌。阿闍梨の贈歌から「春」「摘む」「蕨」の語句を用いて返す。「形見」に「筐」を響かせる。「誰」は大君、「亡き人」は父宮をさす。<BR>⏎
<P>⏎
67【この春は誰れにか見せむ亡き人の--かたみに摘める峰の早蕨】-中君の返歌。阿闍梨の贈歌から「春」「摘む」「蕨」の語句を用いて返す。「形見」に「筐」を響かせる。「誰」は大君、「亡き人」は父宮をさす。<BR>⏎
d191<P>⏎
d195<P>⏎
c198【尽きせず思ひほれたまひて新しき年ともはずいや目になむなりたまへる】-薫の様子。中君の耳に入ってくる情報。<BR>⏎
76【尽きせず思ひほれたまひて、「新しき年ともはずいや目になむなりたまへる】-薫の様子。中君の耳に入ってくる情報。<BR>⏎
d1101<P>⏎
d1104<P>⏎
note48105 <A NAME="in13">[第三段 正月下旬、薫、匂宮を訪問]</A><BR>81 
d1106<P>⏎
d1110<P>⏎
d1113<P>⏎
cd3:2114-116【折る人の心にかよふ花なれや色には出でず下に匂へる】-匂宮から薫への贈歌。『完訳』は「「花」は白梅。「折る人」薫が密かに中の君を慕うのかと、その下心を疑う歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【見る人にかこと寄せける花の枝を心してこそ折るべかりけれ】-薫の返歌。匂宮の「折る」「人」「心」「花」の語句を用いて返す。<BR>⏎
87-88【折る人の心にかよふ花なれや--色には出でず下に匂へる】-匂宮から薫への贈歌。『完訳』は「「花」は白梅。「折る人」薫が密かに中の君を慕うのかと、その下心を疑う歌」と注す。<BR>⏎
【見る人にかこと寄せける花の枝を--心してこそ折るべかりけれ】-薫の返歌。匂宮の「折る」「人」「心」「花」の語句を用いて返す。<BR>⏎
d1118<P>⏎
d1120<P>⏎
d1126<P>⏎
note48127 <A NAME="in14">[第四段 匂宮、薫に中君を京に迎えることを言う]</A><BR>96 
d1128<P>⏎
c1129【空のけしきもまたげにあはれ知り顔に霞みわたれる】-『完訳』は「初春の外景を取り込み、心象風景として形象。「霞」が涙を象徴」と注す。<BR>⏎
97【空のけしきもまたげにあはれ知り顔に霞みわたれる】-『完訳』は「初春の外景を取り込み、心象風景として形象。「霞」が涙を象徴」と注す。<BR>⏎
d1132<P>⏎
c2134-135【いでさりともさのみはあらざりけむ】-匂宮の詞。肉体関係はあったのだろう、と疑う。<BR>⏎
【わりなき御心なめるかし】-『湖月抄』は「草子地」と指摘。『完訳』は「語り手の評。匂宮の、好色者らしい勘ぐりだとする」と注す。<BR>⏎
101-102【いでさりとも、いとさのみはあらざりけむ】-匂宮の詞。肉体関係はあったのだろう、と疑う。<BR>⏎
【わりなき御心ならひなめるかし】-『湖月抄』は「草子地」と指摘。『完訳』は「語り手の評。匂宮の、好色者らしい勘ぐりだとする」と注す。<BR>⏎
d1138<P>⏎
d1140<P>⏎
d1144<P>⏎
c2145-146【異人とな思ひわきたまひそ】-大君が中君を薫に託した遺言。「総角」巻に語られていた。<BR>⏎
【岩瀬のの呼子鳥めいたりし夜のことは】-『源氏釈』は「恋しくは来ても見よかし人づてに岩瀬の森の呼子鳥かも」(出典未詳)を引歌として指摘。『河海抄』は「神奈備の岩瀬の森の呼子鳥いたくな鳴きそ我が恋まさる」(古今六帖二、呼子鳥)を引歌として指摘する。『集成』は「古注に「恋しくは来ても見よかし人づてに磐瀬の森の呼子鳥かな」を挙げるが、しっくりしない。この歌『玄々集』には儒者孝宣とする。紫式部とほぼ同時代の人である」と注す。大君に逃げられて中君に逢った夜のことをさす。<BR>⏎
109-110【異人とな思ひわきそ】-大君が中君を薫に託した遺言。「総角」巻に語られていた。<BR>⏎
【岩瀬のの呼子鳥めいたりし夜のことは】-『源氏釈』は「恋しくは来ても見よかし人づてに岩瀬の森の呼子鳥かも」(出典未詳)を引歌として指摘。『河海抄』は「神奈備の岩瀬の森の呼子鳥いたくな鳴きそ我が恋まさる」(古今六帖二、呼子鳥)を引歌として指摘する。『集成』は「古注に「恋しくは来ても見よかし人づてに磐瀬の森の呼子鳥かな」を挙げるが、しっくりしない。この歌『玄々集』には儒者孝宣とする。紫式部とほぼ同時代の人である」と注す。大君に逃げられて中君に逢った夜のことをさす。<BR>⏎
d1150<P>⏎
note48151 <A NAME="in15">[第五段 中君、姉大君の服喪が明ける]</A><BR>114 
d1152<P>⏎
d1160<P>⏎
d1163<P>⏎
d1167<P>⏎
d1169<P>⏎
cd2:1170-171【はかなしや霞の衣裁ちしまに花のひもとく折も来にけり】-薫から中君への贈歌。「霞の衣」は喪服。「立ち」と「断ち」の懸詞。「来」は「着」を響かす。「断ち」「紐解く」「着」は「衣」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
128【はかなしや霞の衣裁ちしまに--花のひもとく折も来にけり】-薫から中君への贈歌。「霞の衣」は喪服。「立ち」と「断ち」の懸詞。「来」は「着」を響かす。「断ち」「紐解く」「着」は「衣」の縁語。<BR>⏎
d1173<P>⏎
d1176<P>⏎
note48177 <A NAME="in16">[第六段 薫、中君が宇治を出立する前日に訪問]</A><BR>132 
d1178<P>⏎
d1185<P>⏎
d1187<P>⏎
d1191<P>⏎
d1193<P>⏎
d1196<P>⏎
c1197【いと心恥づしげに】-以下、薫の容姿や振る舞い。女房の目と心に即した叙述。<BR>⏎
146【いと心恥づしげに】-以下、薫の容姿や振る舞い。女房の目と心に即した叙述。<BR>⏎
d1203<P>⏎
cd2:1205-206【今日は言忌すべくや】-門出という慶事なので、死者を回想する不吉な言動を避けようという言霊信仰。<BR>⏎
<P>⏎
153【今日は言忌すべくや】-門出という慶事なので、死者を回想する不吉な言動を避けようという言霊信仰。<BR>⏎
d1208<P>⏎
d1213<P>⏎
cd2:1214-215【宿をばかれじと】-以下「方もなくなむ」まで、中君の詞。『源氏釈』は「今ぞ知る苦しきものと人待たむ里をば離れずとふべかりけり」(古今集雑下、九六九、在原業平)を引歌として指摘。「里」を「宿」と言い換えて言ったもの。<BR>⏎
<P>⏎
159【宿をばかれじと】-以下「方もなくなむ」まで、中君の詞。『源氏釈』は「今ぞ知る苦しきものと人待たむ里をば離れずとふべかりけり」(古今集雑下、九六九、在原業平)を引歌として指摘。「里」を「宿」と言い換えて言ったもの。<BR>⏎
d1221<P>⏎
note48222 <A NAME="in17">[第七段 中君と薫、紅梅を見ながら和歌を詠み交す]</A><BR>165 
d1223<P>⏎
d1228<P>⏎
cd2:1229-230【見る人もあらしにまよふ山里に昔おぼゆる花の香ぞする】-中君の詠歌。「あらし」に「あらじ」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
170【見る人もあらしにまよふ山里に--昔おぼゆる花の香ぞする】-中君の詠歌。「あらし」に「あらじ」を掛ける。<BR>⏎
d1233<P>⏎
cd2:1234-235【袖ふれし梅は変はらぬ匂ひにて根ごめ移ろふ宿やことなる】-薫の返歌。『全書』は「色よりも香こそあはれと思ほゆれ誰が袖触れし宿の梅ぞも」(古今集春上、三三、読人しらず)を引歌として指摘。<BR>⏎
<P>⏎
173【袖ふれし梅は変はらぬ匂ひにて--根ごめ移ろふ宿やことなる】-薫の返歌。『全書』は「色よりも香こそあはれと思ほゆれ誰が袖触れし宿の梅ぞも」(古今集春上、三三、読人しらず)を引歌として指摘。<BR>⏎
d1237<P>⏎
cd2:1242-243【まやかなる】-宇治の山荘に残る人々の生活面の事。<BR>⏎
<P>⏎
179まやかなる】-宇治の山荘に残る人々の生活面の事。<BR>⏎
note48244 <A NAME="in18">[第八段 薫、弁の尼と対面]</A><BR>180 
d1245<P>⏎
d1247<P>⏎
d1249<P>⏎
d1252<P>⏎
d1256<P>⏎
d1259<P>⏎
cd2:1260-261【さるかたに】-出家の姿としては、の意。<BR>⏎
<P>⏎
190【さるに】-出家の姿としては、の意。<BR>⏎
d1264<P>⏎
d1268<P>⏎
cd2:1269-270【さきに立つ涙の川に身を投げば人におくれぬ命ならまし】-弁の尼の詠歌。『完訳』は「「--ば--まし」の反実仮想の構文。死なぬ身の悲しみと大君との死別を嘆く」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
196【さきに立つ涙の川に身を投げば--人におくれぬ命ならまし】-弁の尼の詠歌。『完訳』は「「--ば--まし」の反実仮想の構文。死なぬ身の悲しみと大君との死別を嘆く」と注す。<BR>⏎
d1272<P>⏎
cd4:2273-276【身を投げむ涙の川に沈みても恋しき瀬々に忘れしもせじ】-薫の返歌。「涙の川」「身を投ぐ」の語句を用いて返す。『花鳥余情』は「涙川底の水屑となり果てて恋しき瀬々に流れこそすれ」(拾遺集恋四、八七七、源順)を引歌として指摘。『集成』は「「瀬々」は折々というほどの意」と注す。「瀬」「川」縁語。<BR>⏎
<P>⏎
【いかならむ世に】-以下「ことありなむ」まで、歌に続けた薫の詞。<BR>⏎
<P>⏎
198-199【身を投げむ涙の川に沈みても--恋しき瀬々に忘れしもせじ】-薫の返歌。「涙の川」「身を投ぐ」の語句を用いて返す。『花鳥余情』は「涙川底の水屑となり果てて恋しき瀬々に流れこそすれ」(拾遺集恋四、八七七、源順)を引歌として指摘。『集成』は「「瀬々」は折々というほどの意」と注す。「瀬」「川」縁語。<BR>⏎
【いかならむ世に】-以下「ことありなむ」まで、歌に続けた薫の詞。<BR>⏎
d1278<P>⏎
d1280<P>⏎
note48281 <A NAME="in19">[第九段 弁の尼、中君と語る]</A><BR>202 
d1282<P>⏎
c1283【思ほしのたまひつるさまを】-主語は薫。<BR>⏎
203【思ほしのたまるさまを】-主語は薫。<BR>⏎
cd6:3285-290【いよやつして】-主語は弁尼。<BR>⏎
<P>⏎
【人はみないそぎたつめる袖の浦に一人藻塩を垂るる海人かな】-弁の尼の詠歌。「袖の浦」は出羽国の歌枕(最上川の河口、酒田市)。「発つ」と「裁つ」、「浦」と「裏」、「海人」と「尼」の懸詞。「裏」「裁つ」は「袖」の縁語。「藻塩」「海人」は「浦」の縁語。技巧的な詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
【塩垂るる海人の衣に異なれや浮きたる波に濡るる袖かな】-中君の返歌。弁の尼の「袖」「尼」の語句を用いて返す。『河海抄』は「心から浮きたる舟に乗りそめて一日も波に濡れぬ日ぞなき」(後撰集恋三、七七九、小野小町)を引歌として指摘。<BR>⏎
<P>⏎
205-207【いよいよやつして】-主語は弁尼。<BR>⏎
【人はみないそぎたつめる袖の浦に--一人藻塩を垂るる海人かな】-弁の尼の詠歌。「袖の浦」は出羽国の歌枕(最上川の河口、酒田市)。「発つ」と「裁つ」、「浦」と「裏」、「海人」と「尼」の懸詞。「裏」「裁つ」は「袖」の縁語。「藻塩」「海人」は「浦」の縁語。技巧的な詠歌。<BR>⏎
【塩垂るる海人の衣に異なれや--浮きたる波に濡るるわが袖】-中君の返歌。弁の尼の「袖」「尼」の語句を用いて返す。『河海抄』は「心から浮きたる舟に乗りそめて一日も波に濡れぬ日ぞなき」(後撰集恋三、七七九、小野小町)を引歌として指摘。<BR>⏎
d1295<P>⏎
d1297<P>⏎
cd2:1299-300【前の世も取り分きたる契りもや】-弁の尼と故大君との間に、前世からの深い宿縁があったのではないかと。<BR>⏎
<P>⏎
214【前の世も取り分きたる契りもや】-弁の尼と故大君との間に、前世からの深い宿縁があったのではないかと。<BR>⏎
note48301 <H4>第二章 中君の物語 匂宮との京での結婚生活が始まる</H4>215 
note48302 <A NAME="in21">[第一段 中君、京へ向けて宇治を出発]</A><BR>216 
d1303<P>⏎
d1307<P>⏎
d1309<P>⏎
d1313<P>⏎
cd2:1314-315【ありふればうれしき瀬にも逢けるを身を宇治川に投げてましかば】-大輔君の詠歌。「身を憂」の「う」は「宇治川」の「う」と懸詞。「ましかば」反実仮想。『異本紫明抄』は「こころみになほおり立たむ涙川うれしき瀬にも流れ逢ふやと」(後撰集恋二、六一二、橘俊仲)。『河海抄』は「祈りつつ頼みぞ渡る初瀬川うれしき瀬にも流れ逢ふやと」(古今六帖三、川)「かかる瀬もありけるものをとまりゐて身を宇治川と思ひけるかな」(九条右丞相集)を引歌として指摘。<BR>⏎
<P>⏎
224【ありふればうれしき瀬にも逢けるを--身を宇治川に投げてましかば】-大輔君の詠歌。「身を憂」の「う」は「宇治川」の「う」と懸詞。「ましかば」反実仮想。『異本紫明抄』は「こころみになほおり立たむ涙川うれしき瀬にも流れ逢ふやと」(後撰集恋二、六一二、橘俊仲)。『河海抄』は「祈りつつ頼みぞ渡る初瀬川うれしき瀬にも流れ逢ふやと」(古今六帖三、川)「かかる瀬もありけるものをとまりゐて身を宇治川と思ひけるかな」(九条右丞相集)を引歌として指摘。<BR>⏎
d1318<P>⏎
cd2:1319-320【過ぎにしが恋しきことも忘れねど今日はたまづもゆく心かな】-女房の唱和歌。「過ぎにしが」は故大君をさす。<BR>⏎
<P>⏎
227【過ぎにしが恋しきことも忘れねど--今日はたまづもゆく心かな】-女房の唱和歌。「過ぎにしが」は故大君をさす。<BR>⏎
cd2:1323-324【言忌するも】-故大君に心寄せてい女房たちが、それにふれず、祝意を表すること。<BR>⏎
<P>⏎
230【言忌するも】-故大君に心寄せてい女房たちが、それにふれず、祝意を表すること。<BR>⏎
c1326【つらきにのみ思ひされし人の御仲の通ひを】-匂宮の宇治への通い。<BR>⏎
232【つらきにのみ思ひされし人の御仲の通ひを】-匂宮の宇治への通い。<BR>⏎
d1329<P>⏎
cd2:1330-331【眺むれば山より出でて行く月も世に住みわびて山にこそ入れ】-中君の独詠歌。「澄み」に「住み」を掛ける。『集成』は「わが身のことから思うと、山から出て空を渡る月も、結局、この世に住むに堪えかねて再び山に沈んでゆくのでした」。『完訳』は「山の端から昇り山の端に沈む月に、宇治に帰るかもしれぬ運命を思う」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
235【眺むれば山より出でて行く月も--世に住みわびて山にこそ入れ】-中君の独詠歌。「澄み」に「住み」を掛ける。『集成』は「わが身のことから思うと、山から出て空を渡る月も、結局、この世に住むに堪えかねて再び山に沈んでゆくのでした」。『完訳』は「山の端から昇り山の端に沈む月に、宇治に帰るかもしれぬ運命を思う」と注す。<BR>⏎
d1334<P>⏎
note48335 <A NAME="in22">[第二段 中君、京の二条院に到着]</A><BR>238 
d1336<P>⏎
d1340<P>⏎
d1345<P>⏎
cd2:1348-349【夜更くるまでおはしるに】-三条宮邸に。薫は六条院を仮住まいにしている。<BR>⏎
<P>⏎
248【夜更くるまでおはしるに】-三条宮邸に。薫は六条院を仮住まいにしている。<BR>⏎
d1353<P>⏎
cd2:1354-355【しなてるや鳰のに漕ぐ舟のまほならねどもあひ見しものを】-薫の独詠歌。「しなてるや」は「鳰の海」の枕詞。「しなてるや」から「舟の」までの上句は「真帆」に懸かる序詞。「真帆」は「まほ」(副詞)との懸詞。中君と同衾したことを回想する。『原中最秘抄』は「しなてるや鳰の湖に漕ぐ舟のまほにも妹にあひ見てしがな」(出典未詳)を引歌として指摘。<BR>⏎
<P>⏎
252【しなてるや鳰のに漕ぐ舟の--まほならねどもあひ見しものを】-薫の独詠歌。「しなてるや」は「鳰の海」の枕詞。「しなてるや」から「舟の」までの上句は「真帆」に懸かる序詞。「真帆」は「まほ」(副詞)との懸詞。中君と同衾したことを回想する。『原中最秘抄』は「しなてるや鳰の湖に漕ぐ舟のまほにも妹にあひ見てしがな」(出典未詳)を引歌として指摘。<BR>⏎
d1357<P>⏎
note48358 <A NAME="in23">[第三段 夕霧、六の君の裳着を行い、結婚を思案す]</A><BR>254 
d1359<P>⏎
d1363<P>⏎
d1366<P>⏎
d1369<P>⏎
d1371<P>⏎
d1373<P>⏎
d1375<P>⏎
note48376 <A NAME="in24">[第四段 薫、桜の花盛りに二条院を訪ね中君と語る]</A><BR>265 
d1377<P>⏎
d1382<P>⏎
d1386<P>⏎
d1390<P>⏎
d1393<P>⏎
d1396<P>⏎
d1398<P>⏎
d1401<P>⏎
note48402 <A NAME="in25">[第五段 匂宮、中君と薫に疑心を抱く]</A><BR>283 
d1403<P>⏎
d1407<P>⏎
d1409<P>⏎
d1411<P>⏎
d1417<P>⏎
d1419<P>⏎
d1422<P>⏎
d2428-429
<P>⏎
d1436
i0312
diffsrc/original/note49.htmlsrc/modified/note49.html
cd4:38-11<body background="wallppr062.gif">First updated 4/15/2002(ver.1-2)<BR>⏎
Last updated 6/21/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)<BR>⏎
<P
>⏎
8-10<BODY>⏎
<
ADDRESS>Last updated 6/21/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d113<P>⏎
d116<P>⏎
d119<P>⏎
d128<P>⏎
d131<P>⏎
c134<LI>藤壺女御と女二の宮---<A HREF="#in11">そのころ、藤と聞こゆるは、故左大臣殿の女御に</A>⏎
28<LI>藤壺女御と女二の宮---<A HREF="#in11">そのころ、藤と聞こゆるは、故左大臣殿の女御に</A>⏎
d1116<P>⏎
note49117 <H4>第一章 薫と匂宮の物語 女二の宮や六の君との結婚話</H4>110 
note49118 <A NAME="in11">[第一段 藤壺女御と女二の宮]</A><BR>111 
d1124<P>⏎
d1126<P>⏎
d1129<P>⏎
note49130 <A NAME="in12">[第二段 藤壺女御の死去と女二の宮の将来]</A><BR>120 
d1131<P>⏎
d1133<P>⏎
d1136<P>⏎
d1139<P>⏎
d1144<P>⏎
d1148<P>⏎
d1151<P>⏎
note49152 <A NAME="in13">[第三段 帝、女二の宮を薫に降嫁させようと考える]</A><BR>135 
d1153<P>⏎
d1156<P>⏎
d1162<P>⏎
d1165<P>⏎
d1168<P>⏎
note49169 <A NAME="in14">[第四段 帝、女二の宮や薫と碁を打つ]</A><BR>147 
d1170<P>⏎
d1172<P>⏎
d1174<P>⏎
d1176<P>⏎
d1178<P>⏎
cd2:1179-180【げにかくきて】-「げに」は語り手の感想の混じった表現。<BR>⏎
<P>⏎
152【げにかくきて】-「げに」は語り手の感想の混じった表現。<BR>⏎
cd2:1183-184【いたづらに日を送る戯れにて】-『源氏釈』は「春を送ること唯酒有り日を銷すこと棊に過ぎず」(白氏文集巻十六、官舎閑題)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
155【いたづらに日を送る戯れにて】-『源氏釈』は「春を送ること唯酒有り日を銷すこと棊に過ぎず」(白氏文集巻十六、官舎閑題)を指摘。<BR>⏎
d1187<P>⏎
d1190<P>⏎
d1192<P>⏎
cd4:2193-196【世の常の垣根に匂ふ花ならば心のままに折りて見ましを】-薫から帝への贈歌。「--ば--ましを」反実仮想の構文。高貴さゆえに遠慮してみせる。<BR>⏎
<P>⏎
【霜にあへず枯れにし園の菊なれど残りの色はあせずもあるかな】-帝の返歌。「園の菊」を故藤壺女御に、「残りの色」を女二宮によそえる。<BR>⏎
<P>⏎
161-162【世の常の垣根に匂ふ花ならば--心のままに折りて見ましを】-薫から帝への贈歌。「--ば--ましを」反実仮想の構文。高貴さゆえに遠慮してみせる。<BR>⏎
【霜にあへず枯れにし園の菊なれど--残りの色はあせずもあるかな】-帝の返歌。「園の菊」を故藤壺女御に、「残りの色」を女二宮によそえる。<BR>⏎
d1198<P>⏎
d1202<P>⏎
d1204<P>⏎
d1206<P>⏎
note49207 <A NAME="in15">[第五段 夕霧、匂宮を六の君の婿にと願う]</A><BR>169 
d1208<P>⏎
d1211<P>⏎
cd2:1212-213【思ひの外なること出で来ぬべかなり】-夕霧の心中の思い。薫と帝の女二宮との縁談をさす。<BR>⏎
<P>⏎
172【思ひの外こと出で来ぬべかなり】-夕霧の心中の思い。薫と帝の女二宮との縁談をさす。<BR>⏎
cd2:1215-216【水漏るまじ思ひ定めむとても】-『河海抄』は「などてかく逢ふごかたみになりにけむ水漏らさじと結びしものを」(伊勢物語)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
174【水漏るまじ思ひ定めむとても】-『河海抄』は「などてかく逢ふごかたみになりにけむ水漏らさじと結びしものを」(伊勢物語)を指摘。<BR>⏎
d1218<P>⏎
d1221<P>⏎
d1224<P>⏎
c1225【こなたかなた羨みなくて】-雲居雁と落葉宮をさす。<BR>⏎
180【こなたかなた羨みなくもてなして】-雲居雁と落葉宮をさす。<BR>⏎
d1228<P>⏎
d1230<P>⏎
d1235<P>⏎
note49236 <H4>第二章 中君の物語 中君の不安な思いと薫の同情</H4>188 
note49237 <A NAME="in21">[第一段 匂宮の婚約と中君の不安な心境]</A><BR>189 
d1238<P>⏎
c1241【思し召したる御けしきな】-主語は帝。帝はそうお思いでいる、の意。<BR>⏎
192【思し召したる御けしきな】-主語は帝。帝はそうお思いでいる、の意。<BR>⏎
cd2:1243-244【はしたなきやうは】-以下「思し定めたなり」まで、薫の心中。<BR>⏎
<P>⏎
194【はしたなきやうは】-以下「思し定めたなり」まで、薫の心中。<BR>⏎
d1247<P>⏎
d1249<P>⏎
d1254<P>⏎
cd2:1255-256【やがて跡絶えなましよりは山賤の待ち思はむもいと人笑へなりかし】-中君の心中文と地の文が融合した叙述。『集成』は「あのまま世に知られず宇治にひっそり暮していたのならまだしも、山里の連中が待ち受けてさげすむのも、みっともない限りだ。結婚に失敗しての出戻り者よと笑われることを気に病む」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
202【やがて跡絶えなましよりは山賤の待ち思はむも人笑へなりかし】-中君の心中文と地の文が融合した叙述。『集成』は「あのまま世に知られず宇治にひっそり暮していたのならまだしも、山里の連中が待ち受けてさげすむのも、みっともない限りだ。結婚に失敗しての出戻り者よと笑われることを気に病む」と注す。<BR>⏎
d1259<P>⏎
d1261<P>⏎
d1263<P>⏎
note49264 <A NAME="in22">[第二段 中君、匂宮の子を懐妊]</A><BR>207 
d1265<P>⏎
d1269<P>⏎
cd2:1271-272【まださやうなる人のありさまなど】-身重の人の様子をいう。<BR>⏎
<P>⏎
212【まださやうなる人のありさま】-身重の人の様子をいう。<BR>⏎
d1275<P>⏎
d1279<P>⏎
d1284<P>⏎
note49285 <A NAME="in23">[第三段 薫、中君に同情しつつ恋慕す]</A><BR>222 
d1286<P>⏎
d1291<P>⏎
d1295<P>⏎
d1301<P>⏎
c1303【わが聞かむところも】-匂宮と六の君の縁談の噂か。<BR>⏎
236【わが聞かむところも】-匂宮と六の君の縁談の噂か。<BR>⏎
d1306<P>⏎
cd2:1307-308【わがまことにあまり一方にしみたる心ならひに人はいとこよなくもどかしく見ゆるなるべし】-『休聞抄』は「双也」と指摘。『全集』は「薫の心中叙述が、やがて草子地によってしめくくられる」。『完訳』は「語り手の薫評。大君一人に執着する性癖から、他人の振舞いも腹立たしくなるのだろう、とする」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
239【わがまことにあまり一方にしみたる心ならひに人はいとこよなくもどかしく見ゆるなるべし】-『休聞抄』は「双也」と指摘。『全集』は「薫の心中叙述が、やがて草子地によってしめくくられる」。『完訳』は「語り手の薫評。大君一人に執着する性癖から、他人の振舞いも腹立たしくなるのだろう、とする」と注す。<BR>⏎
note49309 <A NAME="in24">[第四段 薫、亡き大君を追憶す]</A><BR>240 
d1310<P>⏎
d1314<P>⏎
d1318<P>⏎
d1320<P>⏎
cd4:3323-326【ありぬべけれどまことに心とまるもなきこそさはやかなれ】-『集成』は「地の文で、薫の心境を代弁したもの」。『完訳』は「語り手の感想をこめた言辞」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【さるは君たちのほどに劣るまじき際の人びとも】-『完訳』は「視点を変え語り直す。大君・中の君も、客観的には薫にとって女房ほどの位置でしかないとする」と注す。<BR>⏎
【尋ね取りつつあらせなどいと多かれど】-大島本は「あらせなと」とある。『完本』は諸本に従って「あらせたまひなど」と「たまひ」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。『集成』は「没落した名家の子女で、縁故を辿って三条の宮に女房として仕えている者も多いという趣」と注す。<BR>⏎
250-252【ありぬべけれどまことに心とまるもなきこそさはやかなれ】-『集成』は「地の文で、薫の心境を代弁したもの」。『完訳』は「語り手の感想をこめた言辞」と注す。<BR>⏎
【さるは、かの君たちのほどに劣るまじき際の人びとも】-『完訳』は「視点を変え語り直す。大君・中の君も、客観的には薫にとって女房ほどの位置でしかないとする」と注す。<BR>⏎
【尋ね取りつつあらせなどいと多かれど】-大島本は「あらせなと」とある。『完本』は諸本に従って「あらせたまひなど」と「たまひ」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のままとする。『集成』は「没落した名家の子女で、縁故を辿って三条の宮に女房として仕えている者も多いという趣」と注す。<BR>⏎
i1254【心とまるほだし】-世の憂き目見えぬ山路へ入らむには思ふ人こそほだしなりけれ(古今集雑下-九五五 物部吉名)(text49.html 出典5から転載)<BR>⏎
d1330<P>⏎
d1335<P>⏎
d1337<P>⏎
note49338 <A NAME="in25">[第五段 薫、二条院の中君を訪問]</A><BR>262 
d1339<P>⏎
d1341<P>⏎
d1343<P>⏎
d1345<P>⏎
d1347<P>⏎
cd2:1348-349【今朝の間の色にや賞でむ置く露の消えぬにかかる花と見る見る】-薫の独詠歌。『集成』は「消えやすい露よりもはかない朝顔に心を寄せた、薫らしい歌」。『完訳』は「はかない露より、もっとはかない朝顔の開花時間に共感する歌。大君の死を思い、世の無常を実感」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
267【今朝の間の色にや賞でむ置く露の--消えぬにかかる花と見る見る】-薫の独詠歌。『集成』は「消えやすい露よりもはかない朝顔に心を寄せた、薫らしい歌」。『完訳』は「はかない露より、もっとはかない朝顔の開花時間に共感する歌。大君の死を思い、世の無常を実感」と注す。<BR>⏎
d1351<P>⏎
d1353<P>⏎
d1356<P>⏎
d1358<P>⏎
d1360<P>⏎
d1363<P>⏎
cd4:2364-367【なほめざましくは】-大島本は「な越めさましくハ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「なほめざましく」と「は」を削除する。『新大系』は底本のままとする。以下「ぞ憎き」まで、女房の詞。<BR>⏎
<P>⏎
【おどろき顔に】-女房たちの応対、態度。<BR>⏎
<P>⏎
276-277【なほめざましくは】-大島本は「な越めさましくハ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「なほめざましく」と「は」を削除する。『新大系』は底本のままとする。以下「ぞ憎き」まで、女房の詞。<BR>⏎
【おどろき顔にはあらず】-女房たちの応対、態度。<BR>⏎
d1369<P>⏎
d1371<P>⏎
d1373<P>⏎
d1375<P>⏎
d1377<P>⏎
note49378 <A NAME="in26">[第六段 薫、中君と語らう]</A><BR>283 
d1379<P>⏎
d1381<P>⏎
c1384あはれにおぼえたまひて】-大島本は「おほえ給て」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「思ほえたまひて」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
287【おぼえたまひて】-大島本は「おほえ給て」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「思ほえたまひて」と校訂する。『新大系』は底本のままとする。<BR>⏎
d1387<P>⏎
d1392<P>⏎
cd6:3394-399【心から悲しきこともをこがましく悔しきもの思ひをも】-『完訳』は「前述から反転し、実際には自ら求めての憂愁の人生だと反芻。昨夜来の自省と同形式。「悲しき⏎
は--」は大君の死、「をこがましくは--」は中の君を譲ったこと」と注す。<BR>⏎
【これや今すこし罪の深さまさるらむ】-『完訳』は「自分の場合は、仏の戒める愛執の罪から逃れられぬとする」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【よそへてぞ見るべかりける白露の契りかおきし朝顔の花】-「白露」を大君に、「朝顔の花」を中君によそえる。『完訳』は「「朝顔」「露」の組合せを基盤に、人間のはかなさ、中の君との縁の薄さを嘆く」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
295-297【心から悲しきこともをこがましく悔しきもの思ひをも】-『完訳』は「前述から反転し、実際には自ら求めての憂愁の人生だと反芻。昨夜来の自省と同形式。「悲しきは--」は大君の死、「をこがましくは--」は中の君を譲ったこと」と注す。<BR>⏎
【これや今すこし罪の深さまさるらむ】-『完訳』は「自分の場合は、仏の戒める愛執の罪から逃れられぬとする」と注す。<BR>⏎
【よそへてぞ見るべかりける白露の--契りかおきし朝顔の花】-「白露」を大君に、「朝顔の花」を中君によそえる。『完訳』は「「朝顔」「露」の組合せを基盤に、人間のはかなさ、中の君との縁の薄さを嘆く」と注す。<BR>⏎
d1401<P>⏎
c1402【消えぬまに枯れぬる花のはかなさにおくるる露はなほぞまされる】-中君の返歌。薫の「露」「花」の語句を用いて、「花」を大君に「露」自分によそえて、「なほぞまされる」(私のほうがさらに頼りない)と返す。<BR>⏎
299【消えぬまに枯れぬる花のはかなさに--おくるる露はなほぞまされる】-中君の返歌。薫の「露」「花」の語句を用いて、「花」を大君に「露」自分によそえて、「なほぞまされる」(私のほうがさらに頼りない)と返す。<BR>⏎
d1404<P>⏎
d1406<P>⏎
note49407 <A NAME="in27">[第七段 薫、源氏の死を語り、亡き大君を追憶]</A><BR>302 
d1408<P>⏎
cd2:1410-411【庭も籬もまことに荒れ果てて】-『奥入』は「里は荒れて人は古りにし宿なれや庭も籬も秋の野らなる」(古今集秋上、二四八、僧正遍昭)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
304【庭も籬もまことにいとど荒れ果てて】-『奥入』は「里は荒れて人は古りにし宿なれや庭も籬も秋の野らなる」(古今集秋上、二四八、僧正遍昭)を指摘。<BR>⏎
d1415<P>⏎
d1417<P>⏎
d1419<P>⏎
d1422<P>⏎
d1425<P>⏎
note49426 <A NAME="in28">[第八段 薫と中君の故里の宇治を思う]</A><BR>314 
d1427<P>⏎
d1429<P>⏎
d1432<P>⏎
c1433【荒らさじと思すとも】-以下「本意かなふにてはべらめ」まで、薫の詞。<BR>⏎
318【荒らさじと思すとも】-以下「本意かなふにてはべらめ」まで、薫の詞。<BR>⏎
d1437<P>⏎
d1439<P>⏎
d1441<P>⏎
note49442 <A NAME="in29">[第九段 薫、二条院を退出して帰宅]</A><BR>324 
d1443<P>⏎
d1445<P>⏎
d1447<P>⏎
d1449<P>⏎
d1451<P>⏎
d1453<P>⏎
d1456<P>⏎
d1458<P>⏎
note49459 <H4>第三章 中君の物語 匂宮と六の君の婚儀</H4>333 
note49460 <A NAME="in31">[第一段 匂宮と六の君の婚儀]</A><BR>334 
d1461<P>⏎
d1465<P>⏎
c1467【今宵過ぎむも人笑へなべければ】-十六日の今宵が婚儀の日。世間周知のこと。<BR>⏎
339【今宵過ぎむも人笑へなべければ】-十六日の今宵が婚儀の日。世間周知のこと。<BR>⏎
d1469<P>⏎
cd2:1470-471【大空の月だに宿るわが宿に待つ宵過ぎて見えぬ君かな】-夕霧から匂宮への贈歌。『花鳥余情』は「大空の月だに宿にいるものを雲のよそにも過ぐる君かな」(元良親王御集)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
341【大空の月だに宿るわが宿に--待つ宵過ぎて見えぬ君かな】-夕霧から匂宮への贈歌。『花鳥余情』は「大空の月だに宿にいるものを雲のよそにも過ぐる君かな」(元良親王御集)を指摘。<BR>⏎
c1475【忍びて渡りたまひにけるなりけり】-匂宮が二条院に。当初は内裏から六条院へ直接出向く予定でいた。以下「--なりけり」という語り方。<BR>⏎
345【忍びて渡りたまへりけるなりけり】-匂宮が二条院に。当初は内裏から六条院へ直接出向く予定でいた。以下「--なりけり」という語り方。<BR>⏎
d1477<P>⏎
c2479-480【一人月な見たまひそ】-『孟津抄』は「大方は月をもめでじこれぞこの積もれば人の老いとなるもの」(古今集雑上、八七九、在原業平)、『岷江入楚』は「独り寝のわびしきままに起きゐつつ月をあはれと忌みぞかねつる」(後撰集恋二、六八四、読人しらず)を指摘。また『岷江入楚』は「月明に対して往時を思ふこと莫かれ君が顔色を損じ君が年を減ぜん」(白氏文集巻十四、贈内)を指摘。<BR>⏎
【心そらなればいと苦しき】-大島本は「くるしき」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「苦し」と終止形に校訂する。『新大系』は底本のままとする。『全書』は「たもとほり行箕の里に妹を置きて心空なり土は踏めども」(万葉集巻十一)を指摘。<BR>⏎
348-349【一人月な見たまひそ】-『孟津抄』は「大方は月をもめでじこれぞこの積もれば人の老いとなるもの」(古今集雑上、八七九、在原業平)、『岷江入楚』は「独り寝のわびしきままに起きゐつつ月をあはれと忌みぞかねつる」(後撰集恋二、六八四、読人しらず)を指摘。また『岷江入楚』は「月明に対して往時を思ふこと莫かれ君が顔色を損じ君が年を減ぜん」(白氏文集巻十四、贈内)を指摘。<BR>⏎
【心そらなればいと苦しき】-大島本は「くるしき」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「苦し」と終止形に校訂する。『新大系』は底本のままとする。『全書』は「たもとほり行箕の里に妹を置きて心空なり土は踏めども」(万葉集巻十一)を指摘。<BR>⏎
d1483<P>⏎
note49484 <A NAME="in32">[第二段 中君の不安な心境]</A><BR>352 
d1485<P>⏎
d1489<P>⏎
d1492<P>⏎
cd4:2494-497【椎の葉の音は劣りて思ほゆ】-『集成』は「椎は、歌の世界で、山里暮しの象徴的景物だったと思われるが、古い歌の例に逢着しない」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【山里の松の蔭にもかくばかり身にしむ秋の風はなかりき】-中君の独詠歌。「秋」に「飽き」を響かせる。『完訳』は「秋風に寄せる絶望的な心の歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
359-360【椎の葉の音は劣りて思ほゆ】-『集成』は「椎は、歌の世界で、山里暮しの象徴的景物だったと思われるが、古い歌の例に逢着しない」と注す。<BR>⏎
【山里の松の蔭にもかくばかり--身にしむ秋の風はなかりき】-中君の独詠歌。「秋」に「飽き」を響かせる。『完訳』は「秋風に寄せる絶望的な心の歌」と注す。<BR>⏎
d1499<P>⏎
i1363【月見るは忌み】-独り寝の侘しきままに起きゐつつ月をあはれと忌みぞかねつる(後撰集恋二-六八四 読人しらず)(text49.html 出典18から転載)<BR>⏎
d1502<P>⏎
d1504<P>⏎
d1509<P>⏎
note49510 <A NAME="in33">[第三段 匂宮、六の君に後朝の文を書く]</A><BR>370 
d1511<P>⏎
d1514<P>⏎
d1516<P>⏎
d1520<P>⏎
d1522<P>⏎
d1524<P>⏎
d1530<P>⏎
d1534<P>⏎
d1537<P>⏎
d1543<P>⏎
d1545<P>⏎
d1547<P>⏎
d1551<P>⏎
note49552 <A NAME="in34">[第四段 匂宮、中君を慰める]</A><BR>399 
d1553<P>⏎
d1558<P>⏎
d1561<P>⏎
d1564<P>⏎
d1566<P>⏎
d1568<P>⏎
c1570【されどまことに】-大島本は「さりとまことにハ」とある。『集成』は諸本に従って「されど」と校訂する。『完本』『新大系』は底本のまま「さりと」とする。<BR>⏎
411【されどまことに】-大島本は「さりとまことにハ」とある。『集成』は諸本に従って「されど」と校訂する。『完本』『新大系』は底本のまま「さりと」とする。<BR>⏎
d1574<P>⏎
c1575【かしこにたてまれたまへる御使】-六条院の六の君のもとに差し向けた後朝の文の使者。<BR>⏎
415【かしこにたてまれたまへる御使】-六条院の六の君のもとに差し向けた後朝の文の使者。<BR>⏎
d1578<P>⏎
note49579 <A NAME="in35">[第五段 後朝の使者と中君の諦観]</A><BR>418 
d1580<P>⏎
c1581【海人の刈るめづらしげなる玉藻にかづき埋もれたるを】-夕霧から使者への禄。『花鳥余情』は「何せむにへだのみるめを思ひけむ沖つ玉藻を潜く身にして」(後撰集雑一、一〇九九、大伴黒主)を指摘。「玉裳」「被き」(大島本等)、「海人」「刈る」「玉藻」「潜き」は縁語。<BR>⏎
419【海人の刈るめづらし玉藻にかづき埋もれたるを】-夕霧から使者への禄。『花鳥余情』は「何せむにへだのみるめを思ひけむ沖つ玉藻を潜く身にして」(後撰集雑一、一〇九九、大伴黒主)を指摘。「玉裳」「被き」(大島本等)、「海人」「刈る」「玉藻」「潜き」は縁語。<BR>⏎
d1584<P>⏎
d1588<P>⏎
d1590<P>⏎
cd2:1591-592【女郎花しをれぞまさる朝露のいかに置きける名残なるらむ】-落葉宮の代作。「女郎花」を六の君に、「朝露」を匂宮に譬える。「置き」「起き」の懸詞。「置く」は「露」の縁語。<BR>⏎
<P>⏎
426【女郎花しをれぞまさる朝露の--いかに置きける名残なるらむ】-落葉宮の代作。「女郎花」を六の君に、「朝露」を匂宮に譬える。「置き」「起き」の懸詞。「置く」は「露」の縁語。<BR>⏎
d1594<P>⏎
c1596【思へばこれはいと難し】-『一葉抄』は「双紙詞也」と指摘。『完訳』は「語り手の評言」と注す。<BR>⏎
429【思へばこれはいと難し】-『一葉抄』は「双紙詞也」と指摘。『完訳』は「語り手の評言」と注す。<BR>⏎
d1598<P>⏎
d1601<P>⏎
d1603<P>⏎
note49604 <A NAME="in36">[第六段 匂宮と六の君の結婚第二夜]</A><BR>434 
d1605<P>⏎
d1607<P>⏎
d1611<P>⏎
cd4:2613-616【ひぐらしの鳴く声に山の蔭のみ恋しくて】-『河海抄』は「ひぐらしの鳴きつるなべに日は暮れぬと思ふは山の蔭にぞありける」(古今集秋上、二〇四、読人しらず)を指摘する。<BR>⏎
<P>⏎
【おほかたに聞かましものをひぐらしの声うらめしき秋の暮かな】-中君の独詠歌。「秋」に「飽き」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
440-441【ひぐらしの鳴く声に山の蔭のみ恋しくて】-『河海抄』は「ひぐらしの鳴きつるなべに日は暮れぬと思ふは山の蔭にぞありける」(古今集秋上、二〇四、読人しらず)を指摘する。<BR>⏎
【おほかたに聞かましものをひぐらしの--めしき秋の暮かな】-中君の独詠歌。「秋」に「飽き」を掛ける。<BR>⏎
d1619<P>⏎
d1623<P>⏎
cd2:1625-626【罪深もあなるものを】-妊娠中の死は罪深いとされていた。<BR>⏎
<P>⏎
448【罪深もあなるものを】-妊娠中の死は罪深いとされていた。<BR>⏎
note49627 <A NAME="in37">[第七段 匂宮と六の君の結婚第三夜の宴]</A><BR>449 
d1628<P>⏎
d1630<P>⏎
d1635<P>⏎
c1636【宵すこし過ぐるほどにおはしたり】-結婚三日目の夜の儀式。『花鳥余情』は、『李部王記』天暦二年十一月二十二、二十四日条の重明親王の右大臣藤原師輔娘との結婚を準拠として指摘。<BR>⏎
455【宵すこし過ぐるほどにおはしましたり】-結婚三日目の夜の儀式。『花鳥余情』は、『李部王記』天暦二年十一月二十二、二十四日条の重明親王の右大臣藤原師輔娘との結婚を準拠として指摘。<BR>⏎
d1640<P>⏎
d1646<P>⏎
d1649<P>⏎
d1651<P>⏎
d1654<P>⏎
d1656<P>⏎
d1660<P>⏎
note49661 <H4>第四章 薫の物語 中君に同情しながら恋慕の情高まる</H4>473 
note49662 <A NAME="in41">[第一段 薫、匂宮の結婚につけわが身を顧みる]</A><BR>474 
d1663<P>⏎
d1666<P>⏎
d1669<P>⏎
c1670【はしたなげなるわざなりや】-以下「もてなしたまふめりつるかな」まで、薫の心中の思い。『完訳』は「今宵の婚儀への感想。夕霧邸の婿になった匂宮を面映いとする」と注す。<BR>⏎
479【はしたなげなるわざな】-以下「もてなしたまふめりつるかな」まで、薫の心中の思い。『完訳』は「今宵の婚儀への感想。夕霧邸の婿になった匂宮を面映いとする」と注す。<BR>⏎
d1672<P>⏎
d1679<P>⏎
cd2:1683-684【さすがにもて離るまじき心なめりかし】-語り手の薫批評。『完訳』は「語り手の評言。大君思慕、高貴な女への執着を断てまいとする」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
490【さすがにもて離るまじき心なめりかし】-語り手の薫批評。『完訳』は「語り手の評言。大君思慕、高貴な女への執着を断てまいとする」と注す。<BR>⏎
note49685 <A NAME="in42">[第二段 薫と按察使の君、匂宮と六の君]</A><BR>491 
d1686<P>⏎
d1689<P>⏎
cd4:2690-693【うち渡し世に許しなき関川をみなれそめけむ名こそ惜しけれ】-按察使君の贈歌。「関川」は逢坂の関の川。「塞き」「関」の懸詞。「見慣れ」に「水馴れ」を響かす。「渡し」は「川」の縁語。『完訳』は「早々と帰る薫を恨む歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【深からず上は見ゆれど関川の下の通ひは絶ゆるものかは】-薫の返歌。「関川」の語句を用いて返す。『異本紫明抄』は「浅くこそひと見るらめ関川のたゆる心はあらじとぞ思ふ」(大和物語)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
494-495【うち渡し世に許しなき関川を--みなれそめけむ名こそ惜しけれ】-按察使君の贈歌。「関川」は逢坂の関の川。「塞き」「関」の懸詞。「見慣れ」に「水馴れ」を響かす。「渡し」は「川」の縁語。『完訳』は「早々と帰る薫を恨む歌」と注す。<BR>⏎
【深からず上は見ゆれど関川の--下の通ひは絶ゆるものかは】-薫の返歌。「関川」の語句を用いて返す。『異本紫明抄』は「浅くこそひと見るらめ関川のたゆる心はあらじとぞ思ふ」(大和物語)を指摘。<BR>⏎
d1695<P>⏎
d1698<P>⏎
d1702<P>⏎
d1704<P>⏎
cd2:1706-707【げに親にては心も惑はしつべかりけり】-「げに」は語り手の感情移入による表現。『異本紫明抄』は「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
504【げに、 親にては心も惑はしたまひつべかりけり】-「げに」は語り手の感情移入による表現。『異本紫明抄』は「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を指摘。<BR>⏎
d1709<P>⏎
d1713<P>⏎
note49714 <A NAME="in43">[第三段 中君と薫、手紙を書き交す]</A><BR>509 
d1715<P>⏎
d1718<P>⏎
d1721<P>⏎
d1723<P>⏎
d1727<P>⏎
d1730<P>⏎
d1733<P>⏎
d1737<P>⏎
note49738 <A NAME="in44">[第四段 薫、中君を訪問して慰める]</A><BR>525 
d1739<P>⏎
d1742<P>⏎
d1745<P>⏎
d1747<P>⏎
d1749<P>⏎
d1752<P>⏎
d1754<P>⏎
d1758<P>⏎
note49759 <A NAME="in45">[第五段 中君、薫に宇治への同行を願う]</A><BR>538 
d1760<P>⏎
d1762<P>⏎
d1765<P>⏎
d1767<P>⏎
d1769<P>⏎
d1771<P>⏎
c1773【朔日のほにも】-来月の九月の上旬頃に、の意。<BR>⏎
546【朔日のほにも】-来月の九月の上旬頃に、の意。<BR>⏎
d1775<P>⏎
d1778<P>⏎
note49779 <A NAME="in46">[第六段 薫、中君に迫る]</A><BR>550 
d1780<P>⏎
i1553【あらずや】-以下「心憂のけしきや」まで、薫の詞。<BR>⏎
d1784<P>⏎
d2785-786【あらずや】-以下「心憂のけしきや」まで、薫の詞。<BR>⏎
<P>⏎
cd2:1788-789【人の思ふらこと】-女房たちが想像すること。<BR>⏎
<P>⏎
556【人の思ふらこと】-女房たちが想像すること。<BR>⏎
d1792<P>⏎
d1797<P>⏎
d1799<P>⏎
c1801【心からこそ】-以下「ものを思ふこと」まで、薫の心中。<BR>⏎
565【心から】-以下「ものを思ふこと」まで、薫の心中。<BR>⏎
d1803<P>⏎
note49804 <A NAME="in47">[第七段 薫、自制して退出する]</A><BR>567 
d1805<P>⏎
c1806【さるやうこそあらめ】-女房の心中。<BR>⏎
568【さるやうこそあらめ】-女房の心中。<BR>⏎
d1810<P>⏎
d1814<P>⏎
d1816<P>⏎
c1820【多くは心苦しおぼえてやみぬるかな】-『完訳』は「匂宮の妻になりきって子をもうけた中の君を前に、懸想する不都合さを思い、痛々しさも感ずる」と注す。<BR>⏎
579【多くは心苦しおぼえてやみぬるかな】-『完訳』は「匂宮の妻になりきって子をもうけた中の君を前に、懸想する不都合さを思い、痛々しさも感ずる」と注す。<BR>⏎
c1822【心やすくしもあらざらむものから】-挿入句。中君は人妻である。<BR>⏎
581【心やすくしもあらざらむものから】-挿入句。中君は人妻である。<BR>⏎
d1825<P>⏎
cd3:2827-829【さらに見はえあるまじくおぼえたまふも】-『集成』は「ぜひにも我が物にしなくてはいられないようなお気持なのも」と訳す。<BR>⏎
【返返すあやにくなる心なりや】-『湖月抄』は「草子地也」。『集成』は「かさねがさね、ままならぬ恋心というものだ。草子地」。『完訳』は「語り手の評言」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
585-586【さらに見はえあるまじくおぼえたまふも】-『集成』は「ぜひにも我が物にしなくてはいられないようなお気持なのも」と訳す。<BR>⏎
【返返すあやにくなる心なりや】-『湖月抄』は「草子地也」。『集成』は「かさねがさね、ままならぬ恋心というものだ。草子地」。『完訳』は「語り手の評言」と注す。<BR>⏎
note49830 <H4>第五章 中君の物語 中君、薫の後見に感謝しつつも苦悩す</H4>587 
note49831 <A NAME="in51">[第一段 翌朝、薫、中君に手紙を書く]</A><BR>588 
d1832<P>⏎
d1834<P>⏎
d1837<P>⏎
d1840<P>⏎
cd2:1841-842【いたづらに分けつる道の露しげみ昔おぼゆる秋の空かな】-薫から中君への贈歌。「露」に涙を暗示する。<BR>⏎
<P>⏎
594【いたづらに分けつる道の露しげみ--昔おぼゆる秋の空かな】-薫から中君への贈歌。「露」に涙を暗示する。<BR>⏎
d1845<P>⏎
d1847<P>⏎
d1849<P>⏎
d1851<P>⏎
d1853<P>⏎
d1857<P>⏎
d1861<P>⏎
d1863<P>⏎
note49864 <A NAME="in52">[第二段 匂宮、帰邸して、薫の移り香に不審を抱く]</A><BR>608 
d1865<P>⏎
d1867<P>⏎
d1869<P>⏎
d1871<P>⏎
d1876<P>⏎
d1879<P>⏎
d1883<P>⏎
d1885<P>⏎
d1887<P>⏎
d1889<P>⏎
d1893<P>⏎
cd6:3894-899【すべてまねぶべくもあらずいとほしげにたまへど】-『休聞抄』は「双にかゝんやうなきと也」と指摘。語り手の言い訳を交えた叙述。<BR>⏎
<P>⏎
【また人にれける袖の移り香をわが身にしめて恨みつるかな】-匂宮から中君への贈歌。「馴れ」「袖」縁語。「恨み」に「裏」を響かせ、「袖」との縁、また「心」を響かせて、「あなたの心を見てしまった」の意を言外に匂わす。<BR>⏎
<P>⏎
【みなれぬる中の衣と頼めしをかばかりにてやかけ離れなむ】-大島本は「たのめしを」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「頼みしを」と校訂する。『新大系』は底本のまま「たのめしを」とする。中君の匂宮への返歌。「馴れ」の語句を用いて返す。「馴れ」「衣」縁語。「かばかり」に「香」を掛ける。<BR>⏎
<P>⏎
627-629【すべてまねぶべくもあらずいとほしげに聞こえたまへど】-『休聞抄』は「双にかゝんやうなきと也」と指摘。語り手の言い訳を交えた叙述。<BR>⏎
【また人にれける袖の移り香を--わが身にしめて恨みつるかな】-匂宮から中君への贈歌。「馴れ」「袖」縁語。「恨み」に「裏」を響かせ、「袖」との縁、また「心」を響かせて、「あなたの心を見てしまった」の意を言外に匂わす。<BR>⏎
【みなれぬる中の衣と頼めしを--かばかりにてやかけ離れなむ】-大島本は「たのめしを」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「頼みしを」と校訂する。『新大系』は底本のまま「たのめしを」とする。中君の匂宮への返歌。「馴れ」の語句を用いて返す。「馴れ」「衣」縁語。「かばかり」に「香」を掛ける。<BR>⏎
d1902<P>⏎
note49903 <A NAME="in53">[第三段 匂宮、中君の素晴しさを改めて認識]</A><BR>632 
d1904<P>⏎
d1907<P>⏎
d1910<P>⏎
d1913<P>⏎
d1917<P>⏎
d1920<P>⏎
d1922<P>⏎
d1924<P>⏎
note49925 <A NAME="in54">[第四段 薫、中君に衣料を贈る]</A><BR>646 
d1926<P>⏎
d1928<P>⏎
d1930<P>⏎
c1931しひてぞ思ひ返して】-薫は中君を後見した当初の気持ちに無理して立ち帰ろうとする。<BR>⏎
649【しひてぞ思ひ返して】-薫は中君を後見した当初の気持ちに無理して立ち帰ろうとする。<BR>⏎
d1935<P>⏎
d1937<P>⏎
d1939<P>⏎
d1941<P>⏎
d1944<P>⏎
cd2:1945-946【結びける契りことなる下紐をただ一筋に恨みやはする】-薫から中君への贈歌。「結ぶ」「下紐」「一筋」縁語。<BR>⏎
<P>⏎
658【結びける契りことなる下紐を--ただ一筋に恨みやはする】-薫から中君への贈歌。「結ぶ」「下紐」「一筋」縁語。<BR>⏎
d1949<P>⏎
d1951<P>⏎
d1955<P>⏎
d1958<P>⏎
note49959 <A NAME="in55">[第五段 薫、中君をよく後見す]</A><BR>667 
d1960<P>⏎
d1963<P>⏎
d1966<P>⏎
d1971<P>⏎
d1974<P>⏎
note49975 <A NAME="in56">[第六段 薫と中君の、それぞれの苦悩]</A><BR>678 
d1976<P>⏎
d1979<P>⏎
c1980【ひとへに知らぬ人なば】-以下「いかがはすべからむ」まで、中君の心中の思い。<BR>⏎
681【ひとへに知らぬ人なば】-以下「いかがはすべからむ」まで、中君の心中の思い。<BR>⏎
d1982<P>⏎
d1984<P>⏎
note49985 <H4>第六章 薫の物語 中君から異母妹の浮舟の存在を聞く</H4>684 
note49986 <A NAME="in61">[第一段 薫、二条院の中君を訪問]</A><BR>685 
d1987<P>⏎
d1991<P>⏎
d1994<P>⏎
d1996<P>⏎
d1998<P>⏎
d11000<P>⏎
d11003<P>⏎
d11005<P>⏎
d11007<P>⏎
d11009<P>⏎
d11011<P>⏎
d11015<P>⏎
d11017<P>⏎
d11022<P>⏎
note491023 <A NAME="in62">[第二段 薫、亡き大君追慕の情を訴える]</A><BR>708 
d11024<P>⏎
d11028<P>⏎
d11030<P>⏎
cd2:11033-1034【誰れかはとがめづべき】-反語表現。<BR>⏎
<P>⏎
715【誰れかはとがめづべき】-反語表現。<BR>⏎
d11039<P>⏎
c11040【さやうなる折も】-以下「おろかにやは思ひはべる」まで、薫の詞。完訳』は「わざととぼけた言い方」と注す。<BR>⏎
720【さやうなる折も】-以下「おろかにやは思ひはべる」まで、薫の詞。完訳』は「わざととぼけた言い方」と注す。<BR>⏎
d11042<P>⏎
d11044<P>⏎
note491045 <A NAME="in63">[第三段 薫、故大君に似た人形を望む]</A><BR>723 
d11046<P>⏎
d11048<P>⏎
d11050<P>⏎
d11054<P>⏎
d11058<P>⏎
d11061<P>⏎
d11063<P>⏎
d11065<P>⏎
d11068<P>⏎
note491069 <A NAME="in64">[第四段 中君、異母妹の浮舟を語る]</A><BR>738 
d11070<P>⏎
d11073<P>⏎
d11077<P>⏎
d11079<P>⏎
d11086<P>⏎
d11089<P>⏎
d11092<P>⏎
d11094<P>⏎
c11096【思ひりはべる人形の】-『集成』は「思ひ寄りはべる人形」と下文に続ける。『完訳』は「思ひよりはべる。人形の」と二文にする。<BR>⏎
757【思ひりはべる人形の】-『集成』は「思ひ寄りはべる人形」と下文に続ける。『完訳』は「思ひよりはべる。人形の」と二文にする。<BR>⏎
d11098<P>⏎
d11103<P>⏎
note491104 <A NAME="in65">[第五段 薫、なお中君を恋慕す]</A><BR>763 
d11105<P>⏎
d11109<P>⏎
d11112<P>⏎
c11115【似たりとのたまひつる人も】-以下「うるさくこそあるべけれ」まで、薫の心中の思い。<BR>⏎
771【似たりとのたまひつる人も】-以下「うるさくこそあるべけれ」まで、薫の心中の思い。<BR>⏎
d11119<P>⏎
note491120 <H4>第七章 薫の物語 宇治を訪問して弁の尼から浮舟の詳細について聞く</H4>775 
note491121 <A NAME="in71">[第一段 九月二十日過ぎ、薫、宇治を訪れる]</A><BR>776 
d11122<P>⏎
d11124<P>⏎
d11126<P>⏎
d11128<P>⏎
d11130【いつとはべらぬなるにも】-大島本は「侍らぬなるにも」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「はべらぬ中にも」と校訂する。『新大系』は底本のまま「侍らぬなるにも」とする。<BR>⏎
d11133<P>⏎
d11138<P>⏎
note491139 <A NAME="in72">[第二段 薫、宇治の阿闍梨と面談す]</A><BR>787 
d11140<P>⏎
d11142<P>⏎
d11144<P>⏎
i1790【書き出でのたまはせさせたまふを】-大島本は「かきいての給せさせ給ふを」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「書き出でのたまひなどせさせたまふを」と「など」を補訂する。『新大系』は底本のまま「書き出での給(たまひ)、せさせ給ふを」とする。<BR>⏎
d11146<P>⏎
d21147-1148【書き出でのたまはせさせたまふを】-大島本は「かきいての給せさせ給ふを」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「書き出でのたまひなどせさせたまふを」と「など」を補訂する。『新大系』は底本のまま「書き出での給(たまひ)、せさせ給ふを」とする。<BR>⏎
<P>⏎
d11151<P>⏎
d11153<P>⏎
d11157<P>⏎
d11159<P>⏎
note491160 <A NAME="in73">[第三段 薫、弁の尼と語る]</A><BR>799 
d11161<P>⏎
d11163<P>⏎
cd2:11164-1165【故大納言の君】-薫の実父柏木をさす。<BR>⏎
<P>⏎
801【故大納言の君】-薫の実父柏木をさす。<BR>⏎
d11168<P>⏎
d11170<P>⏎
d11173<P>⏎
d11175<P>⏎
note491176 <A NAME="in74">[第四段 薫、浮舟の件を弁の尼に尋ねる]</A><BR>808 
d11177<P>⏎
d11182<P>⏎
d11187<P>⏎
d11189<P>⏎
d11192<P>⏎
d11194<P>⏎
d11198<P>⏎
d11201<P>⏎
d11204<P>⏎
note491205 <A NAME="in75">[第五段 薫、二条院の中君に宇治訪問の報告]</A><BR>828 
d11206<P>⏎
d11208<P>⏎
d11211<P>⏎
cd4:21212-1215【宿り木と思ひ出でずは木のもとの旅寝もいかにさびしからまし】-薫の独詠歌。『完訳』は「荒涼の宇治で、懐旧と孤独のなかばする歌」と評す。<BR>⏎
<P>⏎
【荒れ果つる朽木のもとを宿りきと思ひおきけるほどの悲しさ】-弁尼の唱和歌。「宿木」の語句を用いて詠む。<BR>⏎
<P>⏎
832-833【宿り木と思ひ出でずは木のもとの--旅寝もいかにさびしからまし】-薫の独詠歌。『完訳』は「荒涼の宇治で、懐旧と孤独のなかばする歌」と評す。<BR>⏎
【荒れ果つる朽木のもとを宿りきと--思ひおきけるほどの悲しさ】-弁尼の唱和歌。「宿木」の語句を用いて詠む。<BR>⏎
d11217<P>⏎
d11219<P>⏎
d11222<P>⏎
d11224<P>⏎
d11227<P>⏎
c11229【すこしはげにさありつらむ】-『弄花抄』は「双紙の詞也」と指摘。『集成』は「多少は、確かに宮のおっしゃる通りでもあったのでしょう。草子地」。『完訳』は「語り手が、匂宮の疑心に納得しながら、薫の下心を推量」と注す。<BR>⏎
842【すこしはげにさありつらむ】-『弄花抄』は「双紙の詞也」と指摘。『集成』は「多少は、確かに宮のおっしゃる通りでもあったのでしょう。草子地」。『完訳』は「語り手が、匂宮の疑心に納得しながら、薫の下心を推量」と注す。<BR>⏎
cd4:21231-1234【うち怨じてゐたまへる御さま】-中君が匂宮を。<BR>⏎
<P>⏎
【返り事きたまへ見じや】-匂宮の詞。<BR>⏎
<P>⏎
844-845【うち怨じてゐたまへる御さま】-中君が匂宮を。<BR>⏎
【返り事きたまへ見じや】-匂宮の詞。<BR>⏎
d11239<P>⏎
d11241<P>⏎
note491242 <A NAME="in76">[第六段 匂宮、中君の前で琵琶を弾く]</A><BR>851 
d11243<P>⏎
cd5:31244-1248【尾花のものよりことに手をさし出で招く】-大島本は「ものよりことにてて越さしいて」とある。『集成』は諸本に従って「ものよりことにて手をさし出でて」と「て」を補訂する。『完本』は諸本に従って「物よりことに手をさし出でて」と前出の「て」を削除し、後出の「て」を補入する。『新大系』は底本のまま「ものよりことにて手をさし出で」とする。『花鳥余情』は「秋の野の草の袂か花薄穂に出て招く袖と見ゆらむ」(古今集秋上、二四三、在原棟梁)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【穂に出でぬもの思ふらし篠薄招く袂の露しげくして】-匂宮の中君への贈歌。『花鳥余情』は「秋の野の草の袂か花薄穂に出て招く袖と見ゆらむ」(古今集秋上、二四三、在原棟梁)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【秋果つる野辺のけしきも篠薄ほのめく風につけてこそ知れ】-中君の返歌。「篠薄」の語句を用いて返す。<BR>⏎
852-854【尾花のものよりことに手をさし出で招く】-大島本は「ものよりことにてて越さしいて」とある。『集成』は諸本に従って「ものよりことにて手をさし出でて」と「て」を補訂する。『完本』は諸本に従って「物よりことに手をさし出でて」と前出の「て」を削除し、後出の「て」を補入する。『新大系』は底本のまま「ものよりことにて手をさし出で」とする。『花鳥余情』は「秋の野の草の袂か花薄穂に出て招く袖と見ゆらむ」(古今集秋上、二四三、在原棟梁)を指摘。<BR>⏎
【穂に出でぬもの思ふらし篠薄--招く袂の露しげくして】-匂宮の中君への贈歌。『花鳥余情』は「秋の野の草の袂か花薄穂に出て招く袖と見ゆらむ」(古今集秋上、二四三、在原棟梁)を指摘。<BR>⏎
【秋果つる野辺のけしきも篠薄--ほのめく風につけてこそ知れ】-中君の返歌。「篠薄」の語句を用いて返す。<BR>⏎
d11250<P>⏎
d11255<P>⏎
cd2:11257-1258【花の中に偏に】-匂宮の詞。『源氏釈』は「これ花の中に偏へに菊を愛するのみにあらず此の花開けて後更に花の無ければなり」(和漢朗詠集、菊、元槙)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
861【花の中に偏に】-匂宮の詞。『源氏釈』は「これ花の中に偏へに菊を愛するのみにあらず此の花開けて後更に花の無ければなり」(和漢朗詠集、菊、元槙)を指摘。<BR>⏎
d11261<P>⏎
d11263<P>⏎
d11265<P>⏎
d11267<P>⏎
d11269<P>⏎
c11271【このころ見るわたり】-大島本は「見るわたり」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「見るわたりは」と「は」を補入する。『新大系』は底本のまま「見るわたり」とする。六の君をさす。<BR>⏎
869【このころ見るわたり】-大島本は「見るわたり」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「見るわたりは」と「は」を補入する。『新大系』は底本のまま「見るわたり」とする。六の君をさす。<BR>⏎
d11274<P>⏎
i1873【伊勢の海】-伊勢の海の 清き渚に しほがひに なのりそや摘まむ 貝拾はむや 玉や拾はむ(催馬楽-伊勢の海)(text49.html 出典48から転載)<BR>⏎
d11277<P>⏎
d11281<P>⏎
d11283<P>⏎
note491284 <A NAME="in77">[第七段 夕霧、匂宮を強引に六条院へ迎え取る]</A><BR>879 
d11285<P>⏎
cd2:11286-1287【御琴ども教へたてまつりなどしつつ】-匂宮が中君に。<BR>⏎
<P>⏎
880【御琴ども教へたてまつりなどし】-匂宮が中君に。<BR>⏎
d11289<P>⏎
d11291<P>⏎
d11293<P>⏎
d11295<P>⏎
d11297<P>⏎
d11299<P>⏎
d11303<P>⏎
note491304 <H4>第八章 薫の物語 女二の宮、薫の三条宮邸に降嫁</H4>890 
note491305 <A NAME="in81">[第一段 新年、薫権大納言兼右大将に昇進]</A><BR>891 
d11306<P>⏎
d11309<P>⏎
d11314<P>⏎
d11317<P>⏎
d11319<P>⏎
d11322<P>⏎
d11326<P>⏎
cd2:11328-1329【右の大殿左にておはしけるが辞したまひける所なりけり】-夕霧右大臣兼左大将が、左大将を辞任したので、それまでの右大将が左大将に転じ、薫が権大納言兼右大将となった。<BR>⏎
<P>⏎
907【右の大殿左にておはしけるが辞したまる所なりけり】-夕霧右大臣兼左大将が、左大将を辞任したので、それまでの右大将が左大将に転じ、薫が権大納言兼右大将となった。<BR>⏎
c11334【僧などさぶらひていと便なき方に】-匂宮の心中の思い。薫のめでたい御礼参りに応対するのに、僧侶がいる所では不都合と考える。<BR>⏎
912【僧などさぶらひて便なき方に】-匂宮の心中の思い。薫のめでたい御礼参りに応対するのに、僧侶がいる所では不都合と考える。<BR>⏎
d11336<P>⏎
d11338<P>⏎
d11340<P>⏎
d11343<P>⏎
cd2:11344-1345【いと飽かずめざまし】-六の君の詞。<BR>⏎
<P>⏎
918【いと飽かずめざまし】-六の君の詞。<BR>⏎
d11347<P>⏎
note491348 <A NAME="in82">[第二段 中君に男子誕生]</A><BR>920 
d11349<P>⏎
d11354<P>⏎
d11356<P>⏎
d11359<P>⏎
d11361<P>⏎
cd2:11366-1367【すこし慰みもやしたまふらむ】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。語り手の推測。<BR>⏎
<P>⏎
933【すこし慰みもやしたまふらむ】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。語り手の推測。<BR>⏎
d11369<P>⏎
note491370 <A NAME="in83">[第三段 二月二十日過ぎ、女二の宮、薫に降嫁す]</A><BR>935 
d11371<P>⏎
d11373<P>⏎
d11375<P>⏎
d11379<P>⏎
d11383<P>⏎
d11387<P>⏎
d11391<P>⏎
d11393<P>⏎
d11395<P>⏎
d11398<P>⏎
c11401【故朱雀院の取り分きてこの尼宮の御ことをば】-帝と薫の母女三宮は異腹の兄妹。<BR>⏎
956【故朱雀院の取り分きてこの尼宮の御をば】-帝と薫の母女三宮は異腹の兄妹。<BR>⏎
d11403<P>⏎
d11406<P>⏎
note491407 <A NAME="in84">[第四段 中君の男御子、五十日の祝い]</A><BR>960 
d11408<P>⏎
d11412<P>⏎
d11416<P>⏎
d11418<P>⏎
d11420<P>⏎
d11425<P>⏎
note491426 <A NAME="in85">[第五段 薫、中君の若君を見る]</A><BR>973 
d11427<P>⏎
d11431<P>⏎
c11433【言ふかひなくなりなりたまひにし人】-故大君。以下「とどめ置きたまへらましかば」まで、薫の心中の思い。反実仮想の構文。<BR>⏎
978【言ふかひなくなりたまひにし人】-故大君。以下「とどめ置きたまへらましかば」まで、薫の心中の思い。反実仮想の構文。<BR>⏎
d11435<P>⏎
d11438<P>⏎
note491439 <A NAME="in86">[第六段 藤壺にて藤の花の宴催される]</A><BR>982 
d11440<P>⏎
cd2:11441-1442【夏にならば三条の宮塞がりぬべし】-薫の心中の考え。夏になると宮中から三条宮邸は方塞りになる。<BR>⏎
<P>⏎
983【夏にならば三条の宮塞がる方になりぬべし】-薫の心中の考え。夏になると宮中から三条宮邸は方塞りになる。<BR>⏎
cd2:11444-1445【藤の花の宴せさせたまふ】-花鳥余情は村上天皇の天暦三年四月十二日の藤花の宴を準拠として指摘。『西宮記』に詳しい記事がある。<BR>⏎
<P>⏎
985【藤の花の宴せさせたまふ】-花鳥余情は村上天皇の天暦三年四月十二日の藤花の宴を準拠として指摘。『西宮記』に詳しい記事がある。<BR>⏎
d11452<P>⏎
d11454<P>⏎
d11460<P>⏎
d11462<P>⏎
c11466【御盃ささげてをしとのたまへる声づかひ】-天杯を戴いた時に発する作法の声。「をし」という。<BR>⏎
1002【御盃ささげて、「をしとのたまへる声づかひ】-天杯を戴いた時に発する作法の声。「をし」という。<BR>⏎
d11470<P>⏎
cd2:11471-1472【心苦しきまでなむ見えけ】-語り手の批評。『孟津抄』は「草子地」と指摘。『完訳』は「語り手の評言。その席次が低すぎるほどだと、薫の光栄を讃美」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1006【心苦しきまで見えけ】-語り手の批評。『孟津抄』は「草子地」と指摘。『完訳』は「語り手の評言。その席次が低すぎるほどだと、薫の光栄を讃美」と注す。<BR>⏎
note491473 <A NAME="in87">[第七段 女二の宮、三条宮邸に渡御す]</A><BR>1007 
d11474<P>⏎
d11480<P>⏎
c11481【人柄はいと】-以下「騒がるることは」まで、按察使大納言の詞。<BR>⏎
1013【人柄は】-以下「騒がるることは」まで、按察使大納言の詞。<BR>⏎
d11484<P>⏎
d11486<P>⏎
d11491<P>⏎
cd2:11492-1493【すべらきのかざしに折ると藤の花及ばぬ枝に袖かけてけり】-薫の詠歌。及びもつかない高貴な内親王を頂戴した、という意の歌。<BR>⏎
<P>⏎
1021【すべらきのかざしに折ると藤の花--及ばぬ枝に袖かけてけり】-薫の詠歌。及びもつかない高貴な内親王を頂戴した、という意の歌。<BR>⏎
d11495<P>⏎
cd6:31496-1501【よろづ世をかけて匂はむ花なれば今日をも飽かぬ色とこそ見れ】-帝の詠歌。「花」「かける」の語句を受けて詠む。『異本紫明抄』は「かくてこそ見まくほしけれ万代をかけてしのべる藤波の花」(新古今集春下、一六三、延喜御歌)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【君がため折れるかざしは紫の雲に劣らぬ花のけしきか】-夕霧の詠歌か。「花」の語句を用いて、前歌の「色」を「紫」ととりなして詠む。『河海抄』は「紫の雲とぞ見ゆる藤の花いかなる宿のしるしなるらむ」(拾遺集雑春、一〇六九、右衛門督公任)。『休聞抄』は「藤の花宮のうちには紫の雲かとのみぞあやまたれける」(拾遺集雑春、一〇六八、皇太后宮権大夫国章)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
【世の常の色とも見えず雲居までたち昇りたる波の花】-紅梅大納言の唱和歌。「色」「雲」「藤」「花」の語句を用いて、女二宮と薫の結婚を寿ぐ。<BR>⏎
<P>⏎
1023-1025【よろづ世をかけて匂はむ花なれば--今日をも飽かぬ色とこそ見れ】-帝の詠歌。「花」「かける」の語句を受けて詠む。『異本紫明抄』は「かくてこそ見まくほしけれ万代をかけてしのべる藤波の花」(新古今集春下、一六三、延喜御歌)を指摘。<BR>⏎
【君がため折れるかざしは紫の--雲に劣らぬ花のけしきか】-夕霧の詠歌か。「花」の語句を用いて、前歌の「色」を「紫」ととりなして詠む。『河海抄』は「紫の雲とぞ見ゆる藤の花いかなる宿のしるしなるらむ」(拾遺集雑春、一〇六九、右衛門督公任)。『休聞抄』は「藤の花宮のうちには紫の雲かとのみぞあやまたれける」(拾遺集雑春、一〇六八、皇太后宮権大夫国章)を指摘。<BR>⏎
【世の常の色とも見えず雲居まで--たち昇りたる波の花】-紅梅大納言の唱和歌。「色」「雲」「藤」「花」の語句を用いて、女二宮と薫の結婚を寿ぐ。<BR>⏎
d11503<P>⏎
i11028【安名尊】-あな尊 今日の尊さ や いにしへも かくやありけむ や今日の尊さ あはれ そこよしや 今日の尊さ(催馬楽-あな尊)(text49.html 出典53から転載)<BR>⏎
d11506<P>⏎
d11509<P>⏎
d11514<P>⏎
d11518<P>⏎
note491519 <H4>第九章 薫の物語 宇治で浮舟に出逢う</H4>1039 
note491520 <A NAME="in91">[第一段 四月二十日過ぎ、薫、宇治で浮舟に邂逅]</A><BR>1040 
d11521<P>⏎
d11523<P>⏎
d11527<P>⏎
d11532<P>⏎
d11534<P>⏎
c11535【常陸の前司殿の姫君の】-以下「宿りたまへし」まで、浮舟の従者の詞。<BR>⏎
1050【常陸の前司殿の姫君の】-以下「宿りたまへし」まで、浮舟の従者の詞。<BR>⏎
d11537<P>⏎
d11539<P>⏎
d11541<P>⏎
d11543<P>⏎
d11547<P>⏎
d11551<P>⏎
d11553<P>⏎
d11555<P>⏎
d11557<P>⏎
note491558 <A NAME="in92">[第二段 薫、浮舟を垣間見る]</A><BR>1064 
d11559<P>⏎
d11562<P>⏎
d11564<P>⏎
d11566<P>⏎
d11570<P>⏎
d11572<P>⏎
cd2:11573-1574【さも苦しげに】-以下「恐ろしからぬ」まで、浮舟付きの女房たちの詞。<BR>⏎
<P>⏎
1073【さも苦しげに】-以下「恐ろしからぬ」まで、浮舟付きの女房たちの詞。<BR>⏎
d11576<P>⏎
d11578<P>⏎
d11580<P>⏎
d11582<P>⏎
d11586<P>⏎
d11588<P>⏎
d11590<P>⏎
d11592<P>⏎
d11596<P>⏎
d11600<P>⏎
note491601 <A NAME="in93">[第三段 浮舟、弁の尼と対面]</A><BR>1090 
d11602<P>⏎
d11604<P>⏎
d11606<P>⏎
cd2:11607-1608【この君を尋まほしげに思しのたまひしかば】-以下「日暮らしたまふにや」まで、弁尼の心中の思い。薫が浮舟に会いたいと弁尼に言っておいた、の意。<BR>⏎
<P>⏎
1093【この君を尋まほしげにのたまひしかば】-以下「日暮らしたまふにや」まで、弁尼の心中の思い。薫が浮舟に会いたいと弁尼に言っておいた、の意。<BR>⏎
d11613<P>⏎
d11615<P>⏎
d11617<P>⏎
d11619<P>⏎
d11626<P>⏎
c11627【尼君のいらへなど】-尼君への応対、の意。<BR>⏎
1107【尼君のいらへ】-尼君への応対、の意。<BR>⏎
d11629<P>⏎
d11632<P>⏎
d11636<P>⏎
d11639<P>⏎
note491640 <A NAME="in94">[第四段 薫、弁の尼に仲立を依頼]</A><BR>1116 
d11641<P>⏎
d11643<P>⏎
c11644【折しもうれしく参でひたるを】-大島本は「まてあひたるを」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「まで来あひたるを」と「来」を補訂する。『新大系』は底本のまま「まであひたるを」とする。以下「聞こえしことは」まで、薫の詞。<BR>⏎
1118【折しもうれしく参でひたるを】-大島本は「まてあひたるを」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「まで来あひたるを」と「来」を補訂する。『新大系』は底本のまま「まであひたるを」とする。以下「聞こえしことは」まで、薫の詞。<BR>⏎
d11646<P>⏎
d11649<P>⏎
d11654<P>⏎
d11657<P>⏎
d11661<P>⏎
d11663<P>⏎
d11665<P>⏎
cd2:11666-1667【貌鳥の声も聞きしにかよふやと茂みを分けて今日ぞ尋ぬる】-薫の独詠歌。『集成』は「もとは鳴き声から来た名で、かっこうの別名とするのが有力であるが、この歌も「顔」に思いを寄せて「声も」と詠んでいるように、平安時代には字面から美しい鳥とする理解が生じたようである」。『完訳』は「「かほ鳥」はかっこうか。亡き大君に、顔・声が特に似るところから表現。面影の人を捜し求め、彷徨の末、尋ねあてた感動」と注す。『河海抄』は「夕されば野辺に鳴くとてふかほ鳥の顔に見えつつ忘られなくに」(古今六帖六、かほどり)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
1133【貌鳥の声も聞きしにかよふやと--茂みを分けて今日ぞ尋ぬる】-薫の独詠歌。『集成』は「もとは鳴き声から来た名で、かっこうの別名とするのが有力であるが、この歌も「顔」に思いを寄せて「声も」と詠んでいるように、平安時代には字面から美しい鳥とする理解が生じたようである」。『完訳』は「「かほ鳥」はかっこうか。亡き大君に、顔・声が特に似るところから表現。面影の人を捜し求め、彷徨の末、尋ねあてた感動」と注す。『河海抄』は「夕されば野辺に鳴くとてふかほ鳥の顔に見えつつ忘られなくに」(古今六帖六、かほどり)を指摘。<BR>⏎
d11674
i01144
diffsrc/original/note50.htmlsrc/modified/note50.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
<p>First updated 4/15/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
c210-11Last updated 7/21/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</p>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 7/21/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d113<P>⏎
d116<P>⏎
d119<P>⏎
d128<P>⏎
d131<P>⏎
d192<P>⏎
note5093 <H4>第一章 浮舟の物語 左近少将との縁談とその破綻</H4>86 
note5094 <A NAME="in11">[第一段 浮舟の母、娘の良縁を願う]</A><BR>87 
d195<P>⏎
d198<P>⏎
c1100【まめやかに御心とまるべきことも思はね】-主語は浮舟の母北の方。以下、母北の方の心中に即した叙述。<BR>⏎
91【まめやかに御心とまるべきことも思はね】-主語は浮舟の母北の方。以下、母北の方の心中に即した叙述。<BR>⏎
d1103<P>⏎
d1111<P>⏎
d1117<P>⏎
d1121<P>⏎
note50122 <A NAME="in12">[第二段 継父常陸介と求婚者左近少将]</A><BR>109 
d1123<P>⏎
d1127<P>⏎
d1131<P>⏎
d1136<P>⏎
d1138<P>⏎
d1140<P>⏎
d1144<P>⏎
d1147<P>⏎
d1149<P>⏎
d1152<P>⏎
d1154<P>⏎
cd2:1155-156【師を立ち居拝みてよろこび禄を取らすること埋むばかりにて】-『完訳』は「これも戯画化」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
131【師を立ち居拝みてよろこび禄を取らすること埋むばかりにて】-『完訳』は「これも戯画化」と注す。<BR>⏎
d1158<P>⏎
note50159 <A NAME="in13">[第三段 左近少将、浮舟が継子だと知る]</A><BR>133 
d1160<P>⏎
c1162ちつけで】-接続助詞「で」打消の意。<BR>⏎
135ちつけで】-接続助詞「で」打消の意。<BR>⏎
d1166<P>⏎
d1170<P>⏎
c1174【もの思ひ知りぬべき御心ま】-少将は情けのわかる人。<BR>⏎
145【もの思ひ知りぬべき御心ま】-少将は情けのわかる人。<BR>⏎
d1176<P>⏎
d1178<P>⏎
d1180<P>⏎
d1183<P>⏎
d1187<P>⏎
d1193<P>⏎
d1196<P>⏎
note50197 <A NAME="in14">[第四段 左近少将、常陸介の実娘を所望す]</A><BR>161 
d1198<P>⏎
d1200<P>⏎
d1204<P>⏎
d1207<P>⏎
d1210<P>⏎
note50211 <A NAME="in15">[第五段 常陸介、左近少将に満足す]</A><BR>170 
d1212<P>⏎
d1214<P>⏎
d1216<P>⏎
d1218<P>⏎
d1221<P>⏎
d1223<P>⏎
d1225<P>⏎
d1230<P>⏎
d1239<P>⏎
d1247<P>⏎
d1254<P>⏎
d1257<P>⏎
c1263【遥かなる所にうち続きて過ぐしはべるとしごろ】-陸奥国、常陸国の国守を歴任。<BR>⏎
210【遥かなる所にうち続きて過ぐしはべるごろ】-陸奥国、常陸国の国守を歴任。<BR>⏎
d1265<P>⏎
d1269<P>⏎
note50270 <A NAME="in16">[第六段 仲人、左近少将を絶賛す]</A><BR>215 
d1271<P>⏎
d1276<P>⏎
d1282<P>⏎
d1285<P>⏎
d1290<P>⏎
note50291 <A NAME="in17">[第七段 左近少将、浮舟から常陸介の実娘にのり換える]</A><BR>231 
d1292<P>⏎
d1296<P>⏎
d1300<P>⏎
d1302<P>⏎
d1309<P>⏎
d1311<P>⏎
d1316<P>⏎
d1320<P>⏎
note50321 <A NAME="in18">[第八段 浮舟の縁談、破綻す]</A><BR>253 
d1322<P>⏎
d1327<P>⏎
d1329<P>⏎
d1334<P>⏎
d1342<P>⏎
note50343 <H4>第二章 浮舟の物語 京に上り、匂宮夫妻と左近少将を見比べる</H4>270 
note50344 <A NAME="in21">[第一段 浮舟の母と乳母の嘆き]</A><BR>271 
d1345<P>⏎
cd2:1346-347【こなたにわたりて見るに】-北の方が浮舟の部屋に。<BR>⏎
<P>⏎
272【こなたにりて見るに】-北の方が浮舟の部屋に。<BR>⏎
d1352<P>⏎
d1355<P>⏎
d1358<P>⏎
d1362<P>⏎
d1365<P>⏎
d1375<P>⏎
d1382<P>⏎
d1386<P>⏎
d1388<P>⏎
d1391<P>⏎
note50392 <A NAME="in22">[第二段 継父常陸介、実娘の結婚の準備]</A><BR>307 
d1393<P>⏎
d1399<P>⏎
d1402<P>⏎
d1405<P>⏎
d1411<P>⏎
d1415<P>⏎
d1420<P>⏎
note50421 <A NAME="in23">[第三段 浮舟の母、京の中君に手紙を贈る]</A><BR>329 
d1422<P>⏎
d1426<P>⏎
c1427【そのこととらでは】-以下「頼もしき方にはまづなむ」まで、北の方の手紙文。<BR>⏎
333【そのこととはべらでは】-以下「頼もしき方にはまづなむ」まで、北の方の手紙文。<BR>⏎
d1431<P>⏎
d1439<P>⏎
d1441<P>⏎
d1445<P>⏎
d1447<P>⏎
cd2:1450-451【なかなかかかることども出で来たるを】-かえって少将との縁談が破談になって妹が結婚することになったことがうれしい。<BR>⏎
<P>⏎
351【なかなかかかることども出で来たるを】-かえって少将との縁談が破談になって妹が結婚することになったことがうれしい。<BR>⏎
note50452 <A NAME="in24">[第四段 母、浮舟を匂宮邸に連れ出す]</A><BR>352 
d1453<P>⏎
d1455<P>⏎
d1459<P>⏎
d1466<P>⏎
d1470<P>⏎
d1477<P>⏎
d1481<P>⏎
c1483【ここには御物忌と言ひてければ】-浮舟のいる部屋。<BR>⏎
376【ここには御物忌と言ひてければ】-浮舟のいる部屋。<BR>⏎
d1485<P>⏎
note50486 <A NAME="in25">[第五段 浮舟の母、匂宮と中君夫妻を垣間見る]</A><BR>378 
d1487<P>⏎
d1491<P>⏎
d1494<P>⏎
cd2:1497-498【この御ありさま容貌を-匂宮の容姿や容貌をさす。<BR>⏎
<P>⏎
386【この御ありさま容貌を-匂宮の容姿や容貌をさす。<BR>⏎
d1506<P>⏎
c1513【父ぬしの后にもしてむと】-常陸介。娘の父親というニュアンス。『完訳』は「財力を頼んで、父の介が、后にでもさせようとしている娘たちは、同じ自分(中将の君)の子ながら浮舟とは人品が違う。八の宮の血を引く浮舟の高貴さを思う」と注す。<BR>⏎
400【父ぬしの后にもしてむと】-常陸介。娘の父親というニュアンス。『完訳』は「財力を頼んで、父の介が、后にでもさせようとしている娘たちは、同じ自分(中将の君)の子ながら浮舟とは人品が違う。八の宮の血を引く浮舟の高貴さを思う」と注す。<BR>⏎
d1515<P>⏎
note50516 <A NAME="in26">[第六段 浮舟の母、左近少将を垣間見て失望]</A><BR>402 
d1517<P>⏎
d1519<P>⏎
d1522<P>⏎
d1526<P>⏎
d1530<P>⏎
cd2:1532-533【かの君のかたより】-少将方からの情報。<BR>⏎
<P>⏎
413【かの君のより】-少将方からの情報。<BR>⏎
d1537<P>⏎
d1539<P>⏎
d1543<P>⏎
d1546<P>⏎
note50547 <H4>第三章 浮舟の物語 浮舟の母、中君に娘の浮舟を託す</H4>423 
note50548 <A NAME="in31">[第一段 浮舟の母、中君と談話す]</A><BR>424 
d1549<P>⏎
c1551【いみじめでたてまつれば】-浮舟の母が匂宮の素晴らしさを。<BR>⏎
426【いみじめでたてまつれば】-浮舟の母が匂宮の素晴らしさを。<BR>⏎
d1553<P>⏎
d1561<P>⏎
d1563<P>⏎
d1570<P>⏎
d1574<P>⏎
d1581<P>⏎
d1588<P>⏎
d1590<P>⏎
note50591 <A NAME="in32">[第二段 浮舟の母、娘の不運を訴える]</A><BR>458 
d1592<P>⏎
d1595<P>⏎
cd3:1598-600【さる方に世の中を思ひ絶えてはべらまし】-主語は浮舟の母。「はべる」とあるので、自分自身のこと。自分も出家生活をする。<BR>⏎
【はべらましなど】-「まし」推量の助動詞、仮想の意。<BR>⏎
<P>⏎
463【さる方に世の中を思ひ絶えてはべらましなど】-主語は浮舟の母。「はべる」とあるので、自分自身のこと。自分も出家生活をする。<BR>【はべらましなど】-「まし」推量の助動詞、仮想の意。<BR>⏎
d1607<P>⏎
d1610<P>⏎
d1613<P>⏎
d1615<P>⏎
c1618【あきらめこえさせて】-主語は話者の浮舟の母。中君に。<BR>⏎
477【あきらめこえさせて】-主語は話者の浮舟の母。中君に。<BR>⏎
d1625<P>⏎
note50626 <A NAME="in33">[第三段 浮舟の母、薫を見て感嘆す]</A><BR>484 
d1627<P>⏎
d1632<P>⏎
d1634<P>⏎
d1636<P>⏎
d1641<P>⏎
d1643<P>⏎
d1645<P>⏎
d1651<P>⏎
d1656<P>⏎
d1662<P>⏎
d1665<P>⏎
d1667<P>⏎
i1514【ただならずおはしたるなめり】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。「なめり」は語り手の推測。<BR>⏎
note50668 <A NAME="in34">[第四段 中君、薫に浮舟を勧める]</A><BR>515 
d1669<P>⏎
d1670【ただならずおはしたるなめり】-『細流抄』は「草子地也」と指摘。「なめり」は語り手の推測。<BR>⏎
d1672<P>⏎
d1676<P>⏎
c1678【思すにやあらむ】-語り手の推測。挿入句的に挟み込む。<BR>⏎
521【思すにやあらむ】-語り手の推測。挿入句的に挟み込む。<BR>⏎
d1680<P>⏎
d1682<P>⏎
d1684<P>⏎
d1686<P>⏎
d1688<P>⏎
d1690<P>⏎
cd6:3691-696【見し人の形代ならば身に添へて恋しき瀬々のなでものにせむ】-薫の詠歌。「見し人」は故大君。「瀬々」と「なでもの」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
【みそぎ河瀬々に出ださむなでものを身に添ふ影誰れか頼まむ】-中君の返歌。薫の「身に」「瀬々」「なでもの」の語句を受けて返す。『完訳』は「「なでもの」は水に流すものだから、生涯の伴侶と誰が頼みにしよう、と切り返した歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【引くあまたにとかやいとほしくぞはべるや】-歌に続けた中君の詞。『源氏釈』は「大幣の引く手あまたになりぬれば思へどえこそ頼まざりけれ」(古今集恋四、七〇六、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
528-530【見し人の形代ならば身に添へて--恋しき瀬々のなでものにせむ】-薫の詠歌。「見し人」は故大君。「瀬々」と「なでもの」は縁語。<BR>⏎
【みそぎ河瀬々に出ださむなでものを--身に添ふ影誰れか頼まむ】-中君の返歌。薫の「身に」「瀬々」「なでもの」の語句を受けて返す。『完訳』は「「なでもの」は水に流すものだから、生涯の伴侶と誰が頼みにしよう、と切り返した歌」と注す。<BR>⏎
【引くあまたにとかやいとほしくぞはべるや】-歌に続けた中君の詞。『源氏釈』は「大幣の引く手あまたになりぬれば思へどえこそ頼まざりけれ」(古今集恋四、七〇六、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1699<P>⏎
d1702<P>⏎
d1704<P>⏎
note50705 <A NAME="in35">[第五段 浮舟の母、娘に貴人の婿を願う]</A><BR>536 
d1706<P>⏎
cd2:1707-708【さらばその客人に】-以下「おこがましきまでなむ」まで、薫の詞。<BR>⏎
【その客人に】-浮舟に。<BR>⏎
537【さらばその客人に】-以下「おこがましきまでなむ」まで、薫の詞。<BR>【その客人に】-浮舟に。<BR>⏎
d1710<P>⏎
d1712<P>⏎
d1716<P>⏎
d1721<P>⏎
d1723<P>⏎
d1725<P>⏎
d1727<P>⏎
note50728 <A NAME="in36">[第六段 浮舟の母、中君に娘を託す]</A><BR>550 
d1729<P>⏎
cd2:1730-731【君は忍びてのたまることをほのめかしたまふ】-中君は薫が頼んだことを浮舟の母に言う。<BR>⏎
<P>⏎
551【君は忍びてのたまひつることをほのめかしたまふ】-中君は薫が頼んだことを浮舟の母に言う。<BR>⏎
d1734<P>⏎
d1742<P>⏎
d1744<P>⏎
d1746<P>⏎
d1748<P>⏎
d1752<P>⏎
d1754<P>⏎
note50755 <H4>第四章 浮舟と匂宮の物語 浮舟、匂宮に見つかり言い寄られる</H4>568 
note50756 <A NAME="in41">[第一段 匂宮、二条院に帰邸]</A><BR>569 
d1757<P>⏎
d1762<P>⏎
d1764<P>⏎
d1767<P>⏎
d1769<P>⏎
d1771<P>⏎
d1776<P>⏎
d1778<P>⏎
d1780<P>⏎
d1784<P>⏎
d1789<P>⏎
note50790 <A NAME="in42">[第二段 匂宮、浮舟に言い寄る]</A><BR>592 
d1791<P>⏎
d1793<P>⏎
d1795<P>⏎
d1799<P>⏎
d1803<P>⏎
d1809<P>⏎
d1817<P>⏎
d1819<P>⏎
d1821<P>⏎
d1825<P>⏎
note50826 <A NAME="in43">[第三段 浮舟の乳母、困惑、右近、中君に急報]</A><BR>618 
d1827<P>⏎
d1829<P>⏎
cd4:3831-834【はべるなど】-大島本は「侍るなと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「はべるかなと」と「か」を補訂する。『新大系』は「侍るなど」のままとする。<BR>⏎
はばかりたまふべきことにもあらず】-匂宮はこの邸の主人。しかも好色の性癖がある。<BR>⏎
【言の葉多かる本なれば】-大島本は「ことの葉おほかる本上」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「御本情」と「御」を補訂する。『新大系』は「本上」のままとする。匂宮の好色者らしい言葉上手。<BR>⏎
<P>⏎
621-623【はべる--など】-大島本は「侍るなと」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「はべるかなと」と「か」を補訂する。『新大系』は「侍るなど」のままとする。<BR>⏎
りたまふべきことにもあらず】-匂宮はこの邸の主人。しかも好色の性癖がある。<BR>⏎
【言の葉多かる本なれば】-大島本は「ことの葉おほかる本上」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「御本情」と「御」を補訂する。『新大系』は「本上」のままとする。匂宮の好色者らしい言葉上手。<BR>⏎
d1836<P>⏎
d1838<P>⏎
c1846【かく人のものしたまへば】-浮舟をさす。<BR>⏎
633【かく人のものしたまへば】-浮舟をさす。<BR>⏎
d1849<P>⏎
d1852<P>⏎
d1855<P>⏎
d1859<P>⏎
d1862<P>⏎
d1866<P>⏎
d1869<P>⏎
d1871<P>⏎
d1874<P>⏎
d1878<P>⏎
d1881<P>⏎
note50882 <A NAME="in44">[第四段 宮中から使者が来て、浮舟、危機を脱出]</A><BR>658 
d1883<P>⏎
d1890<P>⏎
d1893<P>⏎
d1895<P>⏎
d1898<P>⏎
d1900<P>⏎
d1902<P>⏎
d1905<P>⏎
d1907<P>⏎
d1909<P>⏎
d1913<P>⏎
d1915<P>⏎
d1917<P>⏎
note50918 <A NAME="in45">[第五段 乳母、浮舟を慰める]</A><BR>681 
d1919<P>⏎
d1922<P>⏎
d1925<P>⏎
d1930<P>⏎
d1935<P>⏎
d1937<P>⏎
d1940<P>⏎
d1942<P>⏎
d1947<P>⏎
note50948 <A NAME="in46">[第六段 匂宮、宮中へ出向く]</A><BR>702 
d1949<P>⏎
d1954<P>⏎
d1956<P>⏎
d1958<P>⏎
d1960<P>⏎
d1962<P>⏎
d1964<P>⏎
d1966<P>⏎
c1967【かたはらいたくおはすらむ】-大島本は「おハすらむ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「思すらむ」と校訂する。『新大系』は底本のまま「おはすらむ」とする。少将と右近の詞。『集成』は「(浮舟は)さぞきまり悪くお思いでしょうね」と訳す。<BR>⏎
713【かたはらいたくおはすらむ】-大島本は「おハすらむ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「思すらむ」と校訂する。『新大系』は底本のまま「おはすらむ」とする。少将と右近の詞。『集成』は「(浮舟は)さぞきまり悪くお思いでしょうね」と訳す。<BR>⏎
d1969<P>⏎
cd2:1972-973【かく乱りがはしく】-大島本は「かくみたりかハしく」とある。『完本』は諸本に従って「かくのみ」と「のみ」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のまま「かく」とする。<BR>⏎
【乱りがはしくおはする人】-匂宮。匂宮の好色癖。<BR>⏎
717【かく乱りがはしくおはする人】-大島本は「かくみたりかハしく」とある。『完本』は諸本に従って「かくのみ」と「のみ」を補訂する。『集成』『新大系』は底本のまま「かく」とする。<BR>【乱りがはしくおはする人】-匂宮。匂宮の好色癖。<BR>⏎
d1975<P>⏎
i1721【え思ひ離るまじう】-大島本は「思はなる」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「思ひ放つ」と校訂する。『新大系』は底本のまま「思離る」とする。<BR>⏎
d2979-980【え思ひ離るまじう】-大島本は「思はなる」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「思ひ放つ」と校訂する。『新大系』は底本のまま「思離る」とする。<BR>⏎
<P>⏎
d1984<P>⏎
note50985 <A NAME="in47">[第七段 中君、浮舟を慰める]</A><BR>726 
d1986<P>⏎
d1988<P>⏎
d1991<P>⏎
d1993<P>⏎
d1995<P>⏎
d1997<P>⏎
d11003<P>⏎
d11005<P>⏎
d11011<P>⏎
d11015<P>⏎
d11021<P>⏎
cd2:11022-1023【年ごろいとはるかに】-以下「心地しはべりてなむ」まで、浮舟の返事。<BR>⏎
<P>⏎
752【年ごろいとかに】-以下「心地しはべりてなむ」まで、浮舟の返事。<BR>⏎
note501024 <A NAME="in48">[第八段 浮舟と中君、物語絵を見ながら語らう]</A><BR>753 
d11025<P>⏎
d11030<P>⏎
d11035<P>⏎
d11037<P>⏎
d11040<P>⏎
d11042<P>⏎
d11046<P>⏎
cd2:11048-1049【いみじ思すとも甲斐あるべきことかは】-『完訳』は「中の君がどんなにかわいがろうと、そのかいがない。匂宮との関係ができたのでは仕方がないとする」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
770【いみじ思すとも甲斐あるべきことかは】-『完訳』は「中の君がどんなにかわいがろうと、そのかいがない。匂宮との関係ができたのでは仕方がないとする」と注す。<BR>⏎
c11051き据ゑて】-乳母が右近を呼び出して、の意。<BR>⏎
772き据ゑて】-乳母が右近を呼び出して、の意。<BR>⏎
d11054<P>⏎
d11055【いさや】-以下「見えたまはざりしを」まで、女房の詞。『集成』は、右近の一続きの詞とする。<BR>⏎
cd2:11056-1057【いさやことさらにもやあらむそは知らずかし】-『集成』は「いえでも、わざとそんなふうにおっしゃったのか、そこの所は分りません」。『完訳』は「さあどんなものでしょうか、わざとおっしゃってのことかもしれませんよ、よくは分りません」と訳す。<BR>⏎
<P>⏎
775【いさやことさらにもやあらむそは知らずかし】-以下「見えたまはざりしを」まで、女房の詞。『集成』は、右近の一続きの詞とし、「いえでも、わざとそんなふうにおっしゃったのか、そこの所は分りません」と訳す。『完訳』は「さあどんなものでしょうか、わざとおっしゃってのことかもしれませんよ、よくは分りません」と訳す。<BR>⏎
d11059<P>⏎
note501060 <H4>第五章 浮舟の物語 浮舟、三条の隠れ家に身を寄せる</H4>777 
note501061 <A NAME="in51">[第一段 乳母の急報に浮舟の母、動転す]</A><BR>778 
d11062<P>⏎
d11068<P>⏎
d11071<P>⏎
d11075<P>⏎
cd2:11077-1078【心の鬼に】-浮舟母の良心の呵責。『完訳』は「内心気が咎める。中の君の言う「--幼げさにはあらざめるを」は、浮舟は夫を横取りできる年齢のくせに、ぐらいにも⏎
受け取れよう」と注す。<BR>⏎
790【心の鬼に】-浮舟母の良心の呵責。『完訳』は「内心気が咎める。中の君の言う「--幼げさにはあらざめるを」は、浮舟は夫を横取りできる年齢のくせに、ぐらいにも受け取れよう」と注す。<BR>⏎
d11080<P>⏎
d11082<P>⏎
d11087<P>⏎
c11088【さらに御心を】-以下「きこえさする」まで、浮舟母の詞。<BR>⏎
797【さらに御心を】-以下「きこえさする」まで、浮舟母の詞。<BR>⏎
d11091<P>⏎
d11093<P>⏎
d11096<P>⏎
note501097 <A NAME="in52">[第二段 浮舟の母、娘を三条の隠れ家に移す]</A><BR>803 
d11098<P>⏎
d11100<P>⏎
d11107<P>⏎
d11112<P>⏎
d11115<P>⏎
d11119<P>⏎
note501120 <A NAME="in53">[第三段 母、左近少将と和歌を贈答す]</A><BR>820 
d11121<P>⏎
d11127<P>⏎
d11134<P>⏎
c11138【宮の上の並びおはせし御さまども】-「宮の上」で一語。中君が匂宮と寄り添っていた様子と比較。<BR>⏎
835【宮の上の並びおはせし御さまども】-「宮の上」で一語。中君が匂宮と寄り添っていた様子と比較。<BR>⏎
d11140<P>⏎
d11145<P>⏎
d11149<P>⏎
d11151<P>⏎
d11155<P>⏎
d11157<P>⏎
cd2:11158-1159【しめ結ひし小萩が上も迷はぬにいかなる露に映る下葉ぞ】-浮舟母から少将への贈歌。「小萩」を浮舟、「露」を実の娘、「下葉」を少将に喩え、寝返った少将をなじる。<BR>⏎
<P>⏎
849【しめ結ひし小萩が上も迷はぬに--いかなる露に映る下葉ぞ】-浮舟母から少将への贈歌。「小萩」を浮舟、「露」を実の娘、「下葉」を少将に喩え、寝返った少将をなじる。<BR>⏎
d11161<P>⏎
cd2:11162-1163【宮城野の小萩がもとと知らませ露も心を分かずぞあらまし】-少将の返歌。「小萩」「露」の語句を受けて、「宮城野の小萩」は、皇族の血を引く浮舟、「露」は自分自身を喩えて、「心を分かずぞあらまし」と返す。「ませば--まし」反実仮想の構文。<BR>⏎
<P>⏎
851【宮城野の小萩がもとと知らませば--露も心を分かずぞあらまし】-少将の返歌。「小萩」「露」の語句を受けて、「宮城野の小萩」は、皇族の血を引く浮舟、「露」は自分自身を喩えて、「心を分かずぞあらまし」と返す。「ませば--まし」反実仮想の構文。<BR>⏎
d11165<P>⏎
note501166 <A NAME="in54">[第四段 母、薫のことを思う]</A><BR>853 
d11167<P>⏎
d11174<P>⏎
d11181<P>⏎
d11185<P>⏎
d11188<P>⏎
note501189 <A NAME="in55">[第五段 浮舟の三条のわび住まい]</A><BR>871 
d11190<P>⏎
c11192【いやしき東声したるものども】-常陸介の家来たちの声。<BR>⏎
873【いやしき東声したるども】-常陸介の家来たちの声。<BR>⏎
d11196<P>⏎
d11198<P>⏎
d11200<P>⏎
d11203<P>⏎
d11205<P>⏎
d11207<P>⏎
cd2:11208-1209【ひたぶるにうれしからまし世の中にあらぬ所と思はましかば】-「まし--ましかば」反語仮想の倒置法表現。『河海抄』は「世の中にあらぬ所もえてしがな年ふりにたるかたち隠さむ」(拾遺集雑上、五〇六、読人しらず)。『花鳥余情』は「恋ひわびてへじとぞ思ふ世の中にあらぬ所やいづこなるらむ」(曽丹集)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
883【ひたぶるにうれしからまし世の中に--あらぬ所と思はましかば】-「まし--ましかば」反語仮想の倒置法表現。『河海抄』は「世の中にあらぬ所もえてしがな年ふりにたるかたち隠さむ」(拾遺集雑上、五〇六、読人しらず)。『花鳥余情』は「恋ひわびてへじとぞ思ふ世の中にあらぬ所やいづこなるらむ」(曽丹集)を指摘。<BR>⏎
d11212<P>⏎
cd2:11213-1214【憂き世にはあらぬ所を求めても君が盛りをるよしもがな】-浮舟母の返歌。「世」「あらぬ所」の語句を用いて「君が盛りを見るよしもがな」と返す。<BR>⏎
<P>⏎
886【憂き世にはあらぬ所を求めても--君が盛りをるよしもがな】-浮舟母の返歌。「世」「あらぬ所」の語句を用いて「君が盛りを見るよしもがな」と返す。<BR>⏎
d11216<P>⏎
note501217 <H4>第六章 浮舟と薫の物語 薫、浮舟を伴って宇治へ行く</H4>888 
note501218 <A NAME="in61">[第一段 薫、宇治の御堂を見に出かける]</A><BR>889 
d11219<P>⏎
d11222<P>⏎
d11226<P>⏎
d11230<P>⏎
d11232<P>⏎
cd2:11233-1234【絶え果てぬ清水になどか亡き人の面影をだにとどめざりけむ】-薫の独詠歌。「亡き人」は八宮や大君。<BR>⏎
<P>⏎
899【絶え果てぬ清水になどか亡き人の--面影をだにとどめざりけむ】-薫の独詠歌。「亡き人」は八宮や大君。<BR>⏎
d11237<P>⏎
d11239<P>⏎
d11243<P>⏎
d11246<P>⏎
d11249<P>⏎
d11252<P>⏎
note501253 <A NAME="in62">[第二段 薫、弁の尼に依頼して出る]</A><BR>912 
d11254<P>⏎
d11257<P>⏎
d11259<P>⏎
d11261<P>⏎
d11264<P>⏎
d11268<P>⏎
d11273<P>⏎
d11277<P>⏎
d11279<P>⏎
c11283【かしこまり置きたるさまにていたも馴れきこえたまはずぞあめる】-語り手の推測を交えた叙述。『完訳』は「薫は、畏れ敬って遇するが、打ち解けて親しみ申さない。薫の捨てがたい大君執心ゆえ」と注す。<BR>⏎
933【かしこまり置きたるさまにていたも馴れきこえたまはずぞあめる】-語り手の推測を交えた叙述。『完訳』は「薫は、畏れ敬って遇するが、打ち解けて親しみ申さない。薫の捨てがたい大君執心ゆえ」と注す。<BR>⏎
d11287<P>⏎
note501288 <A NAME="in63">[第三段 弁の尼、三条の隠れ家を訪ねる]</A><BR>937 
d11289<P>⏎
d11292<P>⏎
d11294<P>⏎
d11298<P>⏎
d11300<P>⏎
d11305<P>⏎
d11310<P>⏎
d11314<P>⏎
note501315 <A NAME="in64">[第四段 薫、三条の隠れ家の浮舟と逢う]</A><BR>956 
d11316<P>⏎
d11322<P>⏎
d11324<P>⏎
c11325【雨すこしうちそそくに風はいと冷やかに吹き入て】-湿気と微風によって薫の薫香が一際香る。<BR>⏎
963【雨すこしうちそそくに風はいと冷やかに吹き入て】-湿気と微風によって薫の薫香が一際香る。<BR>⏎
d11328<P>⏎
d11330<P>⏎
d11332<P>⏎
d11334<P>⏎
d11339<P>⏎
d11343<P>⏎
d11346<P>⏎
d11348<P>⏎
cd2:11349-1350【さしとむる葎やしげき東屋のあまりほどる雨そそきかな】-薫の独詠歌。催馬楽「東屋」の歌詞を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
979【さしとむる葎やしげき東屋の--あまりほどる雨そそきかな】-薫の独詠歌。催馬楽「東屋」の歌詞を踏まえる。<BR>⏎
d11352<P>⏎
d11355<P>⏎
d11357<P>⏎
cd2:11358-1359【いかがしたまひむ】-挿入句。『全集』は「そのいきさつに立ち入らぬ語り手の推量的な叙述」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
984【いかがしたまひむ】-挿入句。『全集』は「そのいきさつに立ち入らぬ語り手の推量的な叙述」と注す。<BR>⏎
d11362<P>⏎
d11365<P>⏎
note501366 <A NAME="in65">[第五段 薫と浮舟、宇治へ出発]</A><BR>989 
d11367<P>⏎
c11368【ほどもなう明けぬ心地するに】-『対校』は「長しとも思ひぞはてぬ昔よりあふ人からの秋の夜なれば」(古今集恋三、六三六、凡河内躬恒)を指摘。<BR>⏎
990【ほどもなう明けぬ心地するに】-『対校』は「長しとも思ひぞはてぬ昔よりあふ人からの秋の夜なれば」(古今集恋三、六三六、凡河内躬恒)を指摘。<BR>⏎
d11373<P>⏎
d11376<P>⏎
d11378<P>⏎
d11381<P>⏎
d11384<P>⏎
d11387<P>⏎
d11390<P>⏎
d11392<P>⏎
d11395<P>⏎
note501396 <A NAME="in66">[第六段 薫と浮舟の宇治への道行き]</A><BR>1009 
d11397<P>⏎
d11401<P>⏎
d11405<P>⏎
d11407<P>⏎
d11414<P>⏎
d11422<P>⏎
cd2:11423-1424【形見ぞと見るにつけては朝露のところせきまで濡るる袖かな】-薫の独詠歌。『完訳』は「浮舟を亡き大君の形見と見て詠嘆する歌。「露」に涙を響かす」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1030【形見ぞと見るにつけては朝露の--ところせきまで濡るる袖かな】-薫の独詠歌。『完訳』は「浮舟を亡き大君の形見と見て詠嘆する歌。「露」に涙を響かす」と注す。<BR>⏎
d11431<P>⏎
d11433<P>⏎
d11440<P>⏎
note501441 <A NAME="in67">[第七段 宇治に到着、薫、京に手紙を書く]</A><BR>1044 
d11442<P>⏎
d11444<P>⏎
d11448<P>⏎
c11449【尼君はことさらに降りで廊にぞ寄するを】-『完訳』は「薫や浮舟は寝殿の正面に下車、弁は自分の住む廊に車を回す」と注す。<BR>⏎
1049【尼君はことさらに降りで廊にぞ寄するを】-『完訳』は「薫や浮舟は寝殿の正面に下車、弁は自分の住む廊に車を回す」と注す。<BR>⏎
d11451<P>⏎
d11454<P>⏎
d11456<P>⏎
d11458<P>⏎
d11460<P>⏎
note501461 <A NAME="in68">[第八段 薫、浮舟の今後を思案す]</A><BR>1056 
d11462<P>⏎
c11465【女の装束】-浮舟の衣装。<BR>⏎
1059【女の装束】-浮舟の衣装。<BR>⏎
d11469<P>⏎
d11472<P>⏎
d11476<P>⏎
d11479<P>⏎
c11480【あやまりてかうも】-大島本は「あやまりてもかう」とある。『完本』は諸本に従って「あやまりてかうも」と校訂する。『集成』『新大系』は底本のまま「あやまりてもかう」とする。以下「不用ならまし」まで、薫の心中の思い。<BR>⏎
1070【あやまりても】-大島本は「あやまりてもかう」とある。『完本』は諸本に従って「あやまりてかうも」と校訂する。『集成』『新大系』は底本のまま「あやまりてもかう」とする。以下「不用ならまし」まで、薫の心中の思い。<BR>⏎
d11483<P>⏎
note501484 <A NAME="in69">[第九段 薫と浮舟、琴を調べて語らう]</A><BR>1073 
d11485<P>⏎
d11487<P>⏎
d11489<P>⏎
d11491<P>⏎
d11495<P>⏎
d11500<P>⏎
d11504<P>⏎
d11508<P>⏎
d11510<P>⏎
d11514<P>⏎
d11518<P>⏎
cd2:11519-1520【宿り木は色変はりぬる秋なれど昔おぼえて澄める月かな】-弁尼から薫への贈歌。『集成』は「上の句、大君から浮舟に変ったことを暗に言い、月を薫に喩える。「澄める」に「住める」の意を掛ける。去年の秋の、「宿木」を詠み込んだ薫との贈答を踏まえたもの」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1097【宿り木は色変はりぬる秋なれど--昔おぼえて澄める月かな】-弁尼から薫への贈歌。『集成』は「上の句、大君から浮舟に変ったことを暗に言い、月を薫に喩える。「澄める」に「住める」の意を掛ける。去年の秋の、「宿木」を詠み込んだ薫との贈答を踏まえたもの」と注す。<BR>⏎
d11522<P>⏎
cd2:11523-1524【里の名も昔ながらに見し人の面変はりせる閨の月影】-薫の返歌。「昔」「月」の語句を受けて返す。<BR>⏎
<P>⏎
1099【里の名も昔ながらに見し人の--面変はりせる閨の月影】-薫の返歌。「昔」「月」の語句を受けて返す。<BR>⏎
d11527<P>⏎
d11534
i01112
diffsrc/original/note51.htmlsrc/modified/note51.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
<p>First updated 4/30/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd4:210-13Last updated 8/8/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</p>⏎
<P
>⏎

9-10<ADDRESS>Last updated 8/8/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d115<P>⏎
d118<P>⏎
d121<P>⏎
d130<P>⏎
d133<P>⏎
d1105<P>⏎
note51106 <H4>第一章 匂宮の物語 匂宮、大内記から薫と浮舟の関係を聞き知る</H4>97 
note51107 <A NAME="in11">[第一段 匂宮、浮舟を追想し、中君を恨む]</A><BR>98 
d1108<P>⏎
d1112<P>⏎
d1114<P>⏎
d1117<P>⏎
c2119-120【もてなしたまはざれど】-主語は薫。薫が浮舟を。<BR>⏎
【人の隠しきたまへる人を】-薫が浮舟を。<BR>⏎
106-107【もてなしたまはざれど】-主語は薫。薫が浮舟を。<BR>⏎
【人の隠しきたまへる人を】-薫が浮舟を。<BR>⏎
d1122<P>⏎
c1123【あるまじき里まで尋ねさせたまふ】-親王という身分柄あってはならない、女房ふぜいの実家まで尋ねていく匂宮の性分。<BR>⏎
109【あるまじき里まで尋ねさせたまふ】-親王という身分柄あってはならない、女房ふぜいの実家まで尋ねていく匂宮の性分。<BR>⏎
d1128<P>⏎
d1132<P>⏎
d1134<P>⏎
note51135 <A NAME="in12">[第二段 薫、浮舟を宇治に放置]</A><BR>118 
d1136<P>⏎
d1141<P>⏎
d1145<P>⏎
d1149<P>⏎
d1152<P>⏎
note51153 <A NAME="in13">[第三段 薫と中君の仲]</A><BR>131 
d1154<P>⏎
d1156<P>⏎
d1158<P>⏎
d1162<P>⏎
d1165<P>⏎
d1172<P>⏎
d1175<P>⏎
note51176 <A NAME="in14">[第四段 正月、宇治から京の中君への文]</A><BR>147 
d1177<P>⏎
d1183<P>⏎
d1185<P>⏎
d1189<P>⏎
d1191<P>⏎
d1193<P>⏎
d1195<P>⏎
d1198<P>⏎
d1200<P>⏎
d1202<P>⏎
d1204<P>⏎
d1206<P>⏎
d1208<P>⏎
d1211<P>⏎
d1213<P>⏎
note51214 <A NAME="in15">[第五段 匂宮、手紙の主を浮舟と察知す]</A><BR>170 
d1215<P>⏎
d1218<P>⏎
d1221<P>⏎
d1226<P>⏎
cd4:2227-230【大き御前】-匂宮をさしていう。<BR>⏎
<P>⏎
【言忌もしあへず】-『集成』は「(正月だというのに)縁起でもない言葉を慎むことも忘れて。「ふさはしからず」「つつましく恐ろしきものに」「もの憂きことに嘆かせたまふ」など」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
179-180【大き御前】-匂宮をさしていう。<BR>⏎
【言忌もしあへず】-『集成』は「(正月だというのに)縁起でもない言葉を慎むことも忘れて。「ふさはしからず」「つつましく恐ろしきものに」「もの憂きことに嘆かせたまふ」など」と注す。<BR>⏎
d1232<P>⏎
d1234<P>⏎
d1236<P>⏎
cd2:1237-238【まだ古りぬ物にはあれど君がため深き心に待つと知らなむ】-浮舟の詠歌。「まだ古り」に「またぶり」を響かせ、「松」「待つ」「先づ」は懸詞。「君」は若君をさす。若君の長寿と弥栄を予祝する歌。<BR>⏎
<P>⏎
184【まだ古りぬ物にはあれど君がため--深き心に待つと知らなむ】-浮舟の詠歌。「まだ古り」に「またぶり」を響かせ、「松」「待つ」「先づ」は懸詞。「君」は若君をさす。若君の長寿と弥栄を予祝する歌。<BR>⏎
d1240<P>⏎
d1243<P>⏎
d1245<P>⏎
d1248<P>⏎
d1251<P>⏎
d1253<P>⏎
d1255<P>⏎
note51256 <A NAME="in16">[第六段 匂宮、大内記から薫と浮舟の関係を知る]</A><BR>195 
d1257<P>⏎
d1261<P>⏎
d1264<P>⏎
d1266<P>⏎
d1268<P>⏎
d1270<P>⏎
d1272<P>⏎
note51273 <A NAME="in17">[第七段 匂宮、薫の噂を聞き知り喜ぶ]</A><BR>205 
d1274<P>⏎
cd2:1275-276【いとうれしくもきつるかな】-匂宮の心中の思い。<BR>⏎
<P>⏎
206【いとうれしくもきつるかな】-匂宮の心中の思い。<BR>⏎
d1278<P>⏎
c1279【尼は廊になむ】-以下「けはひにてゐてはべる」まで、大内記の詞。<BR>⏎
208【尼は廊になむ】-以下「けはひにてゐてはべる」まで、大内記の詞。<BR>⏎
d1281<P>⏎
d1283<P>⏎
d1285<P>⏎
d1287<P>⏎
d1290<P>⏎
d1295<P>⏎
note51296 <H4>第二章 浮舟と匂宮の物語 匂宮、薫の声をまねて浮舟の寝所に忍び込む</H4>219 
note51297 <A NAME="in21">[第一段 匂宮、宇治行きを大内記に相談]</A><BR>220 
d1298<P>⏎
d1302<P>⏎
d1304<P>⏎
d1306<P>⏎
d1310<P>⏎
d1312<P>⏎
d1315<P>⏎
d1317<P>⏎
note51318 <A NAME="in22">[第二段 宮、馬で宇治へ赴く]</A><BR>233 
d1319<P>⏎
d1322<P>⏎
d1326<P>⏎
d1329<P>⏎
d1332<P>⏎
d1334<P>⏎
note51335 <A NAME="in23">[第三段 匂宮、浮舟とその女房らを覗き見る]</A><BR>244 
d1336<P>⏎
d1341<P>⏎
d1343<P>⏎
d1348<P>⏎
d1350<P>⏎
d1352<P>⏎
c1357【やがて渡りおはしましかし】-この宇治の山荘に。京の母の邸にではなく、の意。<BR>⏎
260【やがて渡りおはしましかし】-この宇治の山荘に。京の母の邸にではなく、の意。<BR>⏎
d1359<P>⏎
c1362【迎へたてまつせたまへらむ】-薫が浮舟を。<BR>⏎
264【迎へたてまつせたまへらむ】-薫が浮舟を。<BR>⏎
d1365<P>⏎
d1368<P>⏎
cd2:1370-371【げに憎き者ありかしと思し出づるも】-「げに」は匂宮の納得の気持ち。二条院で浮舟を見つけた折のことを想起。<BR>⏎
<P>⏎
270げに憎き者ありかしと思し出づるも】-「げに」は匂宮の納得の気持ち。二条院で浮舟を見つけた折のことを想起。<BR>⏎
d1375<P>⏎
d1378<P>⏎
d1380<P>⏎
d1383<P>⏎
note51384 <A NAME="in24">[第四段 匂宮、薫の声をまねて浮舟の寝所に忍び込む]</A><BR>279 
d1385<P>⏎
d1391<P>⏎
d1394<P>⏎
d1396<P>⏎
d1399<P>⏎
d1402<P>⏎
d1404<P>⏎
d1406<P>⏎
d1409<P>⏎
d1411<P>⏎
d1413<P>⏎
d1415<P>⏎
d1417<P>⏎
d1420<P>⏎
d1422<P>⏎
d1424<P>⏎
d1428<P>⏎
d1430<P>⏎
d1432<P>⏎
d1441<P>⏎
d1443<P>⏎
note51444 <A NAME="in25">[第五段 翌朝、匂宮、京へ帰らず居座る]</A><BR>318 
d1445<P>⏎
d1450<P>⏎
d1454<P>⏎
d1456<P>⏎
d1458<P>⏎
d1460<P>⏎
d1462<P>⏎
d1464<P>⏎
d1467<P>⏎
d1470<P>⏎
note51471 <A NAME="in26">[第六段 右近、匂宮と浮舟の密事を隠蔽す]</A><BR>335 
d1472<P>⏎
d1476<P>⏎
d1478<P>⏎
d1480<P>⏎
d1483<P>⏎
d1485<P>⏎
d1487<P>⏎
d1489<P>⏎
d1491<P>⏎
d1493<P>⏎
d1495<P>⏎
d1497<P>⏎
d1499<P>⏎
d1501<P>⏎
note51502 <A NAME="in27">[第七段 右近、浮舟の母の使者の迎えを断わる]</A><BR>352 
d1503<P>⏎
d1507<P>⏎
d1509<P>⏎
c1513【思しがるる人】-匂宮。<BR>⏎
360【思しがるる人】-匂宮。<BR>⏎
d1518<P>⏎
d1520<P>⏎
d1522<P>⏎
d1524<P>⏎
d1526<P>⏎
d1531<P>⏎
d1533<P>⏎
d1535<P>⏎
note51536 <A NAME="in28">[第八段 匂宮と浮舟、一日仲睦まじく過ごす]</A><BR>375 
d1537<P>⏎
d1540<P>⏎
d1544<P>⏎
d1547<P>⏎
d1550<P>⏎
d1552<P>⏎
d1554<P>⏎
d1556<P>⏎
cd2:1557-558【長き世を頼めてもなほ悲しきはただ明日知らぬ命なりけり】-匂宮から浮舟への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
388【長き世を頼めてもなほ悲しきは--ただ明日知らぬ命なりけり】-匂宮から浮舟への贈歌。<BR>⏎
d1560<P>⏎
cd2:1561-562【心をば嘆かざらまし命のみ定めなき世と思はましかば】-浮舟の返歌。「命」「世」の語句を受けて返す。『完訳』は「「--ましかば--まし」の反実仮想の構文で、倒置法。命の移ろいやすいだけの世だとしたら、として、宮の不訪の言い訳を恨む歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
390【心をば嘆かざらまし命のみ--定めなき世と思はましかば】-浮舟の返歌。「命」「世」の語句を受けて返す。『完訳』は「「--ましかば--まし」の反実仮想の構文で、倒置法。命の移ろいやすいだけの世だとしたら、として、宮の不訪の言い訳を恨む歌」と注す。<BR>⏎
d1564<P>⏎
d1566<P>⏎
d1568<P>⏎
note51569 <A NAME="in29">[第九段 翌朝、匂宮、京へ帰る]</A><BR>394 
d1570<P>⏎
d1572<P>⏎
d1574<P>⏎
d1577<P>⏎
d1582<P>⏎
d1584<P>⏎
d1587<P>⏎
d1590<P>⏎
d1592<P>⏎
d1595<P>⏎
d1598<P>⏎
cd4:2599-602【世に知らず惑ふべきかな先に立つ涙も道をかきくらしつつ】-匂宮から浮舟への贈歌。「世」「夜」の懸詞。「夜」「惑ふ」「立つ」「道」は縁語。<BR>⏎
<P>⏎
【涙をもほどなき袖にせきかねていかに別れをとどむべき身ぞ】-浮舟の返歌。「涙」の語句を受けて返す。<BR>⏎
<P>⏎
413-414【世に知らず惑ふべきかな先に立つ--涙も道をかきくらしつつ】-匂宮から浮舟への贈歌。「世」「夜」の懸詞。「夜」「惑ふ」「立つ」「道」は縁語。<BR>⏎
【涙をもほどなき袖にせきかねて--いかに別れをとどむべき身ぞ】-浮舟の返歌。「涙」の語句を受けて返す。<BR>⏎
d1605<P>⏎
d1609<P>⏎
note51610 <H4>第三章 浮舟と薫の物語 薫と浮舟、宇治橋の和歌を詠み交す</H4>420 
note51611 <A NAME="in31">[第一段 匂宮、二条院に帰邸し、中君を責める]</A><BR>421 
d1612<P>⏎
cd2:1614-615【対に渡りぬ】-西の対。中君の部屋。<BR>⏎
<P>⏎
423【対に渡りたまひぬ】-西の対。中君の部屋。<BR>⏎
d1617<P>⏎
d1621<P>⏎
cd2:1622-623【けしからぬことをもまめやかにのたまふかな】-中君の心中の思い。<BR>⏎
<P>⏎
428【けしからぬことをもまめやかにさへのたまふかな】-中君の心中の思い。<BR>⏎
d1627<P>⏎
d1633<P>⏎
d1636<P>⏎
d1639<P>⏎
c1640【かの人見つけたとはしばし知らせたてまつらじ】-匂宮の考え。「かの人」は浮舟、「知らせたてまつらじ」の対象は中君に。<BR>⏎
441【かの人見つけたることはしばし知らせたてまつらじ】-匂宮の考え。「かの人」は浮舟、「知らせたてまつらじ」の対象は中君に。<BR>⏎
d1643<P>⏎
note51644 <A NAME="in32">[第二段 明石中宮からと薫の見舞い]</A><BR>444 
d1645<P>⏎
d1649<P>⏎
d1651<P>⏎
d1653<P>⏎
d1655<P>⏎
d1657<P>⏎
d1660<P>⏎
d1665<P>⏎
d1667<P>⏎
d1671<P>⏎
d1673<P>⏎
d1675<P>⏎
d1677<P>⏎
note51678 <A NAME="in33">[第三段 二月上旬、薫、宇治へ行く]</A><BR>465 
d1679<P>⏎
d1683<P>⏎
d1686<P>⏎
d1690<P>⏎
d1695<P>⏎
d1700<P>⏎
d1704<P>⏎
note51705 <A NAME="in34">[第四段 薫と浮舟、それぞれの思い]</A><BR>485 
d1706<P>⏎
d1709<P>⏎
d1716<P>⏎
d1718<P>⏎
d1721<P>⏎
note51722 <A NAME="in35">[第五段 薫と浮舟、宇治橋の和歌を詠み交す]</A><BR>497 
d1723<P>⏎
d1727<P>⏎
d1729<P>⏎
cd2:1730-731【宇治橋の長き契りは朽ちせじを危ぶむ方に心騒ぐな】-薫から浮舟への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
502【宇治橋の長き契りは朽ちせじを--危ぶむ方に心騒ぐな】-薫から浮舟への贈歌。<BR>⏎
d1733<P>⏎
cd2:1734-735【絶え間のみ世には危ふき宇治橋を朽ちせぬものとなほ頼めとや】-浮舟の返歌。「宇治橋」「朽ち」の語句を受けて「なほ頼めとや」と切り返す。『全集』は「忘らるる身を宇治橋の中絶えて人も通はぬ年ぞへにける」(古今集恋五、八二五、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
504【絶え間のみ世には危ふき宇治橋を--朽ちせぬものとなほ頼めとや】-浮舟の返歌。「宇治橋」「朽ち」の語句を受けて「なほ頼めとや」と切り返す。『全集』は「忘らるる身を宇治橋の中絶えて人も通はぬ年ぞへにける」(古今集恋五、八二五、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
c1737【いとようもおとなびつるかな】-薫の感想。浮舟の成長を思う。<BR>⏎
506【いとようもおとなびたりつるかな】-薫の感想。浮舟の成長を思う。<BR>⏎
d1739<P>⏎
note51740 <H4>第四章 浮舟と匂宮の物語 匂宮と浮舟、橘の小島の和歌を詠み交す</H4>508 
note51741 <A NAME="in41">[第一段 二月十日、宮中の詩会催される]</A><BR>509 
d1742<P>⏎
d1745<P>⏎
d1747<P>⏎
d1749<P>⏎
d1751<P>⏎
d1753<P>⏎
d1757<P>⏎
d1761<P>⏎
d1764<P>⏎
note51765 <A NAME="in42">[第二段 匂宮、雪の山道の宇治へ行く]</A><BR>524 
d1766<P>⏎
d1769<P>⏎
i1527【まれの細道】-冬ごもり人も通はぬ山里のまれの細道ふたぐ雪かな(賀茂保憲女-一二三)(text51.html 出典12から転載)<BR>⏎
d1772<P>⏎
cd2:1775-776【同じやうに睦ましくいた若き人】-浮舟が右近同様に親しく思っている若い女房。敬語「思す」とあるので、主語は浮舟。<BR>⏎
<P>⏎
532【同じやうに睦ましくおぼいた若き人】-浮舟が右近同様に親しく思っている若い女房。敬語「思す」とあるので、主語は浮舟。<BR>⏎
d1778<P>⏎
d1780<P>⏎
note51781 <A NAME="in43">[第三段 宮と浮舟、橘の小島の和歌を詠み交す]</A><BR>535 
d1782<P>⏎
d1784<P>⏎
d1787<P>⏎
i1539【右近はこの後見にとまりて】-明融臨模本は「このうしろみにとまりて」とある。『完本』は諸本に従って「ここの後見にとどまりて」と校訂する。『集成』『新大系』は底本のまま「この後見にとまりて」とする。<BR>⏎
d1789<P>⏎
cd4:1790-793【右近はこの後見にとまりて】-明融臨模本は「このうしろみにとまりて」とある。『完本』は諸本に従って「ここの後見にとどまりて」と校訂する。『集成』『新大系』は底本のまま「この後見にとまりて」とする。<BR>⏎
<P>⏎
【有明の月澄み昇り】-『集成』は「陰暦二十日以後の月で、夜半に出る。これによれば、匂宮の宇治来訪は、宮中詩宴(二月十日頃)の十日ほど後となる」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
541【有明の月澄み昇り】-『集成』は「陰暦二十日以後の月で、夜半に出る。これによれば、匂宮の宇治来訪は、宮中詩宴(二月十日頃)の十日ほど後となる」と注す。<BR>⏎
d1795<P>⏎
d1797<P>⏎
d1799<P>⏎
cd4:2800-803【年経とも変はらむものか橘の小島の崎に契る心は】-匂宮の浮舟への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
【橘の小島変はらじをこの浮舟ぞ行方知られぬ】-浮舟の返歌。「橘の小島」「変はる」の語句を受けて返す。<BR>⏎
<P>⏎
545-546【年経とも変はらむものか橘の--小島の崎に契る心は】-匂宮の浮舟への贈歌。<BR>⏎
【橘の小島変はらじを--この浮舟ぞ行方知られぬ】-浮舟の返歌。「橘の小島」「変はる」の語句を受けて返す。<BR>⏎
d1805<P>⏎
c1807【何人をかくもてぎたまふらむ】-供人たちの感想。『集成』は「大したこともない山里の女なのに、という気持」と注す。<BR>⏎
549【何人をかくもてぎたまふらむ】-供人たちの感想。『集成』は「大したこともない山里の女なのに、という気持」と注す。<BR>⏎
cd2:1809-810【時方が叔父の因幡守が--家なりけり】-『岷江入楚』は「此家の注なり」と指摘。『集成』は「用意した家の説明」と注す。語り手の説明的叙述。<BR>⏎
<P>⏎
551【時方が叔父の因幡守なる領ずる荘に、はかなう造りたる家なりけり】-『岷江入楚』は「此家の注なり」と指摘。『集成』は「用意した家の説明」と注す。語り手の説明的叙述。<BR>⏎
note51811 <A NAME="in44">[第四段 匂宮、浮舟に心奪われる]</A><BR>552 
d1812<P>⏎
d1816<P>⏎
d1819<P>⏎
d1821<P>⏎
d1823<P>⏎
d1827<P>⏎
d1829<P>⏎
note51830 <A NAME="in45">[第五段 匂宮、浮舟と一日を過ごす]</A><BR>564 
d1831<P>⏎
cd2:1834-835【かの耳とどめたまひし一言はのたまひ出でぬぞにくきや】-詩会の夜、薫を浮舟を思って、「衣かたしき今宵もや」と古歌を誦したことをさす。『細流抄』は「草子地也」と指摘。『完訳』は「語り手の匂宮評」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
567【かの耳とどめたまひし一言はのたまひ出でぬぞきや】-詩会の夜、薫を浮舟を思って、「衣かたしき今宵もや」と古歌を誦したことをさす。『細流抄』は「草子地也」と指摘。『完訳』は「語り手の匂宮評」と注す。<BR>⏎
d1837<P>⏎
d1839<P>⏎
cd2:1840-841【峰の雪みぎはの氷踏み分けて君にぞ惑ふ道は惑はず】-匂宮の浮舟への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
570【峰の雪みぎはの氷踏み分けて--君にぞ惑ふ道は惑はず】-匂宮の浮舟への贈歌。<BR>⏎
d1843<P>⏎
d1845<P>⏎
cd2:1846-847【降り乱れみぎはに凍る雪よりも中空にてぞ我は消ぬべき】-浮舟の返歌。「氷」「雪」の語句を受けて返す。<BR>⏎
<P>⏎
573【降り乱れみぎはに凍る雪よりも--中空にてぞ我は消ぬべき】-浮舟の返歌。「氷」「雪」の語句を受けて返す。<BR>⏎
d1853<P>⏎
note51854 <A NAME="in46">[第六段 匂宮、京へ帰り立つ]</A><BR>579 
d1855<P>⏎
d1858<P>⏎
c1859【姫にこれを】-以下「さましたるは難くや」まで、匂宮の心中の思い。「姫宮」は女一宮、匂宮の姉宮をさす。『集成』は「浮舟に対する薫の気持との、基本的な相違を示すところ」。『完訳』は「女一の宮に浮舟を出仕させて、召人として情交を保とうと考える」と注す。<BR>⏎
582【姫にこれを】-以下「さましたるは難くや」まで、匂宮の心中の思い。「姫宮」は女一宮、匂宮の姉宮をさす。『集成』は「浮舟に対する薫の気持との、基本的な相違を示すところ」。『完訳』は「女一の宮に浮舟を出仕させて、召人として情交を保とうと考える」と注す。<BR>⏎
d1861<P>⏎
d1867<P>⏎
d1869<P>⏎
note51870 <A NAME="in47">[第七段 匂宮、二条院に帰邸後、病に臥す]</A><BR>590 
d1871<P>⏎
d1874<P>⏎
d1880<P>⏎
d1883<P>⏎
i1600【夢に見え】-思ひつつ寝(ぬ)ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを(古今集恋二-五五二 小野小町)(text51.html 出典17から転載)<BR>⏎
note51884 <H4>第五章 浮舟の物語 浮舟、恋の板ばさみに、入水を思う</H4>601 
note51885 <A NAME="in51">[第一段 春雨の続く頃、匂宮から手紙が届く]</A><BR>602 
d1886<P>⏎
d1890<P>⏎
cd2:1891-892【眺めやるそなたの雲も見えぬまで空さへ暮るるころのわびしさ】-匂宮から浮舟への贈歌。「眺め」「長雨」の懸詞。<BR>⏎
<P>⏎
606【眺めやるそなたの雲も見えぬまで--空さへ暮るるころのわびしさ】-匂宮から浮舟への贈歌。「眺め」「長雨」の懸詞。<BR>⏎
d1894<P>⏎
d1898<P>⏎
d1904<P>⏎
d1906<P>⏎
d1909<P>⏎
note51910 <A NAME="in52">[第二段 その同じ頃、薫からも手紙が届く]</A><BR>619 
d1911<P>⏎
d1914<P>⏎
d1918<P>⏎
d1923<P>⏎
d1925<P>⏎
d1927<P>⏎
cd2:1928-929【水まさる遠方の里人いかならむ晴れぬ長雨にかき暮らすころ】-薫から浮舟への贈歌。「をち」(宇治にある地名)と「遠方」、「眺め」と「長雨」の懸詞。浮舟の寂しさを思いやる。<BR>⏎
<P>⏎
631【水まさる遠方の里人いかならむ--晴れぬ長雨にかき暮らすころ】-薫から浮舟への贈歌。「をち」(宇治にある地名)と「遠方」、「眺め」と「長雨」の懸詞。浮舟の寂しさを思いやる。<BR>⏎
d1931<P>⏎
d1933<P>⏎
d1935<P>⏎
d1937<P>⏎
d1939<P>⏎
cd2:1940-941【里の名をわが身に知れば山城の宇治のわたりぞいとど住み憂き】-浮舟の独詠歌。『細流抄』は「わが庵は都の巽しかぞ住む世を宇治山と人はいふなり」(古今集雑下、九八二、喜撰法師)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
637【里の名をわが身に知れば山城の--宇治のわたりぞいとど住み憂き】-浮舟の独詠歌。『細流抄』は「わが庵は都の巽しかぞ住む世を宇治山と人はいふなり」(古今集雑下、九八二、喜撰法師)を指摘。<BR>⏎
d1944<P>⏎
c1945【かき暮らし晴れせぬ峰の雨雲に浮きて世をふる身をもなさばや】-浮舟の匂宮への返歌。<BR>⏎
640【かき暮らし晴れせぬ峰の雨雲に--浮きて世をふる身をもなさばや】-浮舟の匂宮への返歌。<BR>⏎
d1947<P>⏎
d1949<P>⏎
d1952<P>⏎
cd2:1953-954【つれづれと身を知る雨の小止まねば袖さへいとどみかさまさりて】-浮舟から薫への返歌。明融臨模本、朱合点。『異本紫明抄』は「数々に思ひ思はず問ひがたみ身をしる雨は降りぞまされる」(古今集恋四、七〇五、在原業平)。『湖月抄』は「つれづれと長雨にまさる涙川袖のみ濡れて逢ふよしもなし」(古今集恋三、六一七、藤原敏行)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
645【つれづれと身を知る雨の小止まねば--袖さへいとどみかさまさりて】-浮舟から薫への返歌。明融臨模本、朱合点。『異本紫明抄』は「数々に思ひ思はず問ひがたみ身をしる雨は降りぞまされる」(古今集恋四、七〇五、在原業平)。『湖月抄』は「つれづれと長雨にまさる涙川袖のみ濡れて逢ふよしもなし」(古今集恋三、六一七、藤原敏行)を指摘。<BR>⏎
note51955 <A NAME="in53">[第三段 匂宮、薫の浮舟を新築邸に移すことを知る]</A><BR>646 
d1956<P>⏎
d1958<P>⏎
d1963<P>⏎
d1965<P>⏎
d1968<P>⏎
cd3:2972-974【この内記が知る人の親大蔵大輔なるものに】-大内記の妻の父親で大蔵大輔という者。大蔵大輔は薫の家司。しかし、婿の大内記は匂宮の腹心の家来。<BR>⏎
【聞きつて】-主語は大内記。<BR>⏎
<P>⏎
658-659【この内記が知る人の親大蔵大輔なるものに】-大内記の妻の父親で大蔵大輔という者。大蔵大輔は薫の家司。しかし、婿の大内記は匂宮の腹心の家来。<BR>⏎
【聞きつて】-主語は大内記。<BR>⏎
d1978<P>⏎
c1979【いとど思しぎて】-主語は匂宮。<BR>⏎
663【いとど思しぎて】-主語は匂宮。<BR>⏎
d1981<P>⏎
d1983<P>⏎
d1987<P>⏎
d1989<P>⏎
note51990 <A NAME="in54">[第四段 浮舟の母、京から宇治に来る]</A><BR>670 
d1991<P>⏎
cd2:1994-995【少将の妻子産むべきど近くなりぬ】-左近少将の妻。浮舟の異父妹。昨年の八月頃に結婚。この五月頃に出産予定。<BR>⏎
<P>⏎
673【少将の妻子産むべきど近くなりぬ】-左近少将の妻。浮舟の異父妹。昨年の八月頃に結婚。この五月頃に出産予定。<BR>⏎
d1997<P>⏎
d1999<P>⏎
cd2:11000-1001【けしからぬことども】-以下「いかにせむ」まで、浮舟⏎
の心中。<BR>⏎
676【けしからぬことども】-以下「いかにせむ」まで、浮舟の心中。<BR>⏎
d11006<P>⏎
d11008<P>⏎
d11010<P>⏎
d11012<P>⏎
d11014<P>⏎
note511015 <A NAME="in55">[第五段 浮舟、母と尼の話から、入水を思う]</A><BR>685 
d11016<P>⏎
c21017-1018【有明の空を思ひ出づる】-橘の小島での思い出。<BR>⏎
【あなたの尼君】-渡廊にいる弁尼。<BR>⏎
686-687【有明の空を思ひ出づる】-橘の小島での思い出。<BR>⏎
【あなたの尼君】-渡廊にいる弁尼。<BR>⏎
d11020<P>⏎
d11023<P>⏎
d11025<P>⏎
d11027<P>⏎
d11032<P>⏎
c11036【つつましきことなとなどの】-二条院で匂宮が浮舟に言い寄ったこと。<BR>⏎
700【つつましきことなどの】-二条院で匂宮が浮舟に言い寄ったこと。<BR>⏎
d11038<P>⏎
d11041<P>⏎
d11043<P>⏎
note511044 <A NAME="in56">[第六段 浮舟、母と尼の話から、入水を思う]</A><BR>705 
d11045<P>⏎
d11049<P>⏎
d11052<P>⏎
d11055<P>⏎
d11057<P>⏎
d11059<P>⏎
d11061<P>⏎
note511062 <A NAME="in57">[第七段 浮舟の母、帰京す]</A><BR>716 
d11063<P>⏎
d11065<P>⏎
cd3:11067-1069【御手洗川に禊せまほしげ】-明融臨模本、朱合点。『源氏釈』は「恋せじと御手洗河にせし禊神はうけずもなりにけるかな」(古今集恋一、五〇一、読人しらず)を指⏎
摘。<BR>⏎
<P>⏎
719【御手洗川に禊せまほしげなるを】-明融臨模本、朱合点。『源氏釈』は「恋せじと御手洗河にせし禊神はうけずもなりにけるかな」(古今集恋一、五〇一、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d11071<P>⏎
d11074<P>⏎
d11077<P>⏎
d11080<P>⏎
note511081 <H4>第六章 浮舟と薫の物語 浮舟、右近の姉の悲話から死を願う</H4>727 
note511082 <A NAME="in61">[第一段 薫と匂宮の使者同士出くわす]</A><BR>728 
d11083<P>⏎
d11085<P>⏎
d11087<P>⏎
d11090<P>⏎
d11093<P>⏎
cd2:11094-1095【真人は何しにここにはたびたび参るぞ】-薫の使者随身の詞。<BR>⏎
<P>⏎
735【真人は何しにここにはたびたび参るぞ】-薫の使者随身の詞。<BR>⏎
d11097<P>⏎
d11099<P>⏎
d11101<P>⏎
note511102 <A NAME="in62">[第二段 薫、匂宮が女からの文を読んでいるのを見る]</A><BR>739 
d11103<P>⏎
d11106<P>⏎
d11108<P>⏎
d11111<P>⏎
d11116<P>⏎
d11118<P>⏎
d11120<P>⏎
d11122<P>⏎
d11125<P>⏎
d11130<P>⏎
d11136<P>⏎
d11138<P>⏎
d11141<P>⏎
note511142 <A NAME="in63">[第三段 薫、随身から匂宮と浮舟の関係を知らされる]</A><BR>766 
d11143<P>⏎
d11146<P>⏎
d11148<P>⏎
d11150<P>⏎
d11153<P>⏎
d11155<P>⏎
d11157<P>⏎
d11159<P>⏎
note511160 <A NAME="in64">[第四段 薫、帰邸の道中、思い乱れる]</A><BR>776 
d11161<P>⏎
d11166<P>⏎
d11170<P>⏎
d11175<P>⏎
d11177<P>⏎
d11180<P>⏎
d11183<P>⏎
note511184 <A NAME="in65">[第五段 薫、宇治へ随身を遣わす]</A><BR>793 
d11185<P>⏎
d11189<P>⏎
d11191<P>⏎
d11193<P>⏎
d11197<P>⏎
d11199<P>⏎
d11201<P>⏎
d11203<P>⏎
cd2:11204-1205【波越ゆるころとも知らず末の松待つらむとのみ思ひけるかな】-薫から浮舟への贈歌。明融臨模本「すゑの松」に朱合点。『花鳥余情』は「君をおきてあだし心をわがもたば末の松山波も越えなむ」(古今集東歌、一〇九三)。『異本紫明抄』は「越えにける波をば知らで末の松千代までとのみ頼みけるかな」(後拾遺集恋二、七〇五、藤原能通)を指摘。『完訳』は「他者の心を移したと詰問」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
805【波越ゆるころとも知らず末の松--待つらむとのみ思ひけるかな】-薫から浮舟への贈歌。明融臨模本「すゑの松」に朱合点。『花鳥余情』は「君をおきてあだし心をわがもたば末の松山波も越えなむ」(古今集東歌、一〇九三)。『異本紫明抄』は「越えにける波をば知らで末の松千代までとのみ頼みけるかな」(後拾遺集恋二、七〇五、藤原能通)を指摘。『完訳』は「他者の心を移したと詰問」と注す。<BR>⏎
d11207<P>⏎
d11209<P>⏎
d11211<P>⏎
d11213<P>⏎
d11215<P>⏎
note511216 <A NAME="in66">[第六段 右近と侍従、右近の姉の悲話を語る]</A><BR>811 
d11217<P>⏎
d11220<P>⏎
d11223<P>⏎
d11225<P>⏎
d11227<P>⏎
d11230<P>⏎
d11234<P>⏎
d11237<P>⏎
cd2:11239-1240【それよりこなたにと聞こえさせたまふこと】-薫に迎えられる前に匂宮の方に、の意。主語は匂宮。「きこえ」の対象は浮舟に。<BR>⏎
<P>⏎
826【それよりこなたにと聞こえさせたまふこと】-薫に迎えられる前に匂宮の方に、の意。主語は匂宮。「きこえ」の対象は浮舟に。<BR>⏎
d11242<P>⏎
d11245<P>⏎
note511246 <A NAME="in67">[第七段 浮舟、右近の姉の悲話から死を願う]</A><BR>830 
d11247<P>⏎
d11249<P>⏎
c11250【それが婿の右近大夫といふもの】-内舎人の婿で右近大夫という者。薫は右大将なので、その直属の部下。<BR>⏎
832【それが婿の右近大夫といふ】-内舎人の婿で右近大夫という者。薫は右大将なので、その直属の部下。<BR>⏎
d11253<P>⏎
d11255<P>⏎
d11261<P>⏎
d11264<P>⏎
d11268<P>⏎
d11270<P>⏎
d11272<P>⏎
note511273 <H4>第七章 浮舟の物語 浮舟、匂宮にも逢わず、母へ告別の和歌を詠み残す</H4>848 
note511274 <A NAME="in71">[第一段 内舎人、薫の伝言を右近に伝える]</A><BR>849 
d11275<P>⏎
d11277<P>⏎
d11279<P>⏎
d11283<P>⏎
d11286<P>⏎
d11288<P>⏎
cd2:11290-1291【いかなる仰せ言にかと恐れ申しはべる】-『完訳』は「薫の意図が分らぬとして安心させながら右近の了解を求める」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
859【いかなる仰せ言にかと恐れ申しはべる】-『完訳』は「薫の意図が分らぬとして安心させながら右近の了解を求める」と注す。<BR>⏎
d11295<P>⏎
d11297<P>⏎
note511298 <A NAME="in72">[第二段 浮舟、死を決意して、文を処分す]</A><BR>864 
d11299<P>⏎
d11301<P>⏎
d11303<P>⏎
d11307<P>⏎
cd2:11308-1309【ものへわたりたまふべければ】-以下「破りたまひなめり」まで、御達の思い。<BR>⏎
<P>⏎
870【ものへりたまふべければ】-以下「破りたまひなめり」まで、御達の思い。<BR>⏎
d11312<P>⏎
d11314<P>⏎
d11317<P>⏎
note511318 <A NAME="in73">[第三段 三月二十日過ぎ、浮舟、匂宮を思い泣く]</A><BR>876 
d11319<P>⏎
d11323<P>⏎
d11325<P>⏎
d11330<P>⏎
note511331 <A NAME="in74">[第四段 匂宮、宇治へ行く]</A><BR>885 
d11332<P>⏎
d11335<P>⏎
d11338<P>⏎
d11340<P>⏎
d11342<P>⏎
d11344<P>⏎
d11346<P>⏎
d11348<P>⏎
d11350<P>⏎
d11355<P>⏎
d11358<P>⏎
d11360<P>⏎
note511361 <A NAME="in75">[第五段 匂宮、浮舟に逢えず帰京す]</A><BR>903 
d11362<P>⏎
i1904【犬どもの出で来てののしる】-守家一犬迎人吠 放野群牛引犢休(家を守る犬は人を迎へて吠ゆ 野に放てる群牛は犢(こうし)を引いて休む)(和漢朗詠集下-五六六 都良香)(text51.html 出典31から転載)<BR>⏎
d11365<P>⏎
d11369<P>⏎
d11375<P>⏎
d11379<P>⏎
d11381<P>⏎
d11383<P>⏎
d11385<P>⏎
d11387<P>⏎
d11389<P>⏎
c11390【いづくにか身をば捨てむと白雲のかからぬ山も泣く泣くぞ行く】-匂宮の独詠歌。「白雲」と「知ら(ぬ)」、「無く」と「泣く」の懸詞。『異本紫明抄』は「いづくとも所定めぬ白雲のかからぬ山はあらじとぞ思ふ」(拾遺集雑恋、一二一七、読人しらず)。『一葉抄』は「いづくにか世をば厭はむ心こそ野にも山にも惑ふべらなれ」(古今集雑下、九四七、素性)。『源注拾遺』は「白雲のかかる空言する人を山のふもとに寄せてけるかな」(拾遺集雑恋、一二一八、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
923【いづくにか身をば捨てむと白雲の--かからぬ山も泣く泣くぞ行く】-匂宮の独詠歌。「白雲」と「知ら(ぬ)」、「無く」と「泣く」の懸詞。『異本紫明抄』は「いづくとも所定めぬ白雲のかからぬ山はあらじとぞ思ふ」(拾遺集雑恋、一二一七、読人しらず)。『一葉抄』は「いづくにか世をば厭はむ心こそ野にも山にも惑ふべらなれ」(古今集雑下、九四七、素性)。『源注拾遺』は「白雲のかかる空言する人を山のふもとに寄せてけるかな」(拾遺集雑恋、一二一八、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d11392<P>⏎
d11394<P>⏎
note511395 <A NAME="in76">[第六段 浮舟の今生の思い]</A><BR>926 
d11396<P>⏎
cd2:11402-1403【親に先ちなむ罪失ひたまへ】-浮舟の心中の思い。親に先立つ不孝の罪を仏に許しをこう。<BR>⏎
<P>⏎
932【親に先ちなむ罪失ひたまへ】-浮舟の心中の思い。親に先立つ不孝の罪を仏に許しをこう。<BR>⏎
d11407<P>⏎
d11409<P>⏎
cd2:11410-1411【嘆きわび身をば捨つとも亡き影に憂き名流さむことをこそ思へ】-浮舟の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
937【嘆きわび身をば捨つとも亡き影に--憂き名流さむことをこそ思へ】-浮舟の独詠歌。<BR>⏎
d11416<P>⏎
note511417 <A NAME="in77">[第七段 京から母の手紙が届く]</A><BR>942 
d11418<P>⏎
cd2:11419-1420【からをだに憂き世の中にとどめずはいづこをはかと君も恨みむ】-浮舟の匂宮への返歌。『異本紫明抄』は「今日過ぎばしなましものを夢にてもいづこをはかと君がとはまし」(後撰集恋二、六四〇、中将更衣)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
943【からをだに憂き世の中にとどめずは--いづこをはかと君も恨みむ】-浮舟の匂宮への返歌。『異本紫明抄』は「今日過ぎばしなましものを夢にてもいづこをはかと君がとはまし」(後撰集恋二、六四〇、中将更衣)を指摘。<BR>⏎
d11423<P>⏎
d11426<P>⏎
d11428<P>⏎
d11431<P>⏎
note511432 <A NAME="in78">[第八段 浮舟、母への告別の和歌を詠み残す]</A><BR>951 
d11433<P>⏎
d11435<P>⏎
cd4:21436-1439【後にまたあひ見むことを思はなむこの世の夢に心惑はで】-浮舟の母への返歌。来世での再会をいう。「この世」の「この」には「子の」の意を響かす。<BR>⏎
<P>⏎
【鐘の音の絶ゆる響きに音を添へてわが世尽きぬと君に伝へよ】-『完訳』は「最期には母との血肉の縁の断ちがたさを思う辞世の歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
953-954【後にまたあひ見むことを思はなむ--この世の夢に心惑はで】-浮舟の母への返歌。来世での再会をいう。「この世」の「この」には「子の」の意を響かす。<BR>⏎
【鐘の音の絶ゆる響きに音を添へて--わが世尽きぬと君に伝へよ】-『完訳』は「最期には母との血肉の縁の断ちがたさを思う辞世の歌」と注す。<BR>⏎
d11441<P>⏎
d11443<P>⏎
d11446<P>⏎
d11448<P>⏎
d11452<P>⏎
i1964【もの思ふ人の魂は、あくがる】-物思へば沢の蛍も我が身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る(後拾遺集神祇-一一六二 和泉式部)(text51.html 出典36から転載)<BR>⏎
d11455<P>⏎
d21458-1459
<P>⏎
d11466
i0978
diffsrc/original/note52.htmlsrc/modified/note52.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
<p>First updated 4/30/2002(ver.1-2)<BR>⏎
8<BODY>⏎
cd4:210-13Last updated 8/29/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</p>⏎
<P
>⏎

9-10<ADDRESS>Last updated 8/29/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d115<P>⏎
d118<P>⏎
d121<P>⏎
d130<P>⏎
d133<P>⏎
d194<P>⏎
note5295 <H4>第一章 浮舟の物語 浮舟失踪後の人びとの動転</H4>86 
note5296 <A NAME="in11">[第一段 宇治の浮舟失踪]</A><BR>87 
d197<P>⏎
d1103<P>⏎
cd2:1104-105【まだ鶏の鳴くになむ出ださせたまへる】-使者の詞。<BR>⏎
<P>⏎
93【まだ鶏の鳴くになむ出だし立てさせたまへる】-使者の詞。<BR>⏎
cd2:1107-108【身を投げたまへるか】-主語は浮舟。宇治川に身を投げたか、の意。『異本紫明抄』は「世の中の憂きたびごとに身を投げば深き谷こそ浅くなりなめ」(古今集俳諧、一〇六一、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
95【身を投げたまへるか】-主語は浮舟。宇治川に身を投げたか、の意。『異本紫明抄』は「世の中の憂きたびごとに身を投げば深き谷こそ浅くなりなめ」(古今集俳諧、一〇六一、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1110<P>⏎
d1115<P>⏎
d1117<P>⏎
d1121<P>⏎
d1124<P>⏎
d1126<P>⏎
note52127 <A NAME="in12">[第二段 匂宮から宇治へ使者派遣]</A><BR>108 
d1128<P>⏎
d1132<P>⏎
d1134<P>⏎
d1140<P>⏎
d1142<P>⏎
d1145<P>⏎
d1147<P>⏎
d1149<P>⏎
d1153<P>⏎
d1155<P>⏎
note52156 <A NAME="in13">[第三段 時方、宇治に到着]</A><BR>127 
d1157<P>⏎
d1159<P>⏎
d1161<P>⏎
d1164<P>⏎
d1166<P>⏎
d1172<P>⏎
note52173 <A NAME="in14">[第四段 乳母、悲嘆に暮れる]</A><BR>138 
d1174<P>⏎
d1177<P>⏎
cd3:1180-182【頼みきこえつるにこそ】-浮舟が京の薫に引き取られる日を楽しみにしていたこと。<BR>⏎
【きこえつるにこそ--延びはべりつれ】-係結び法則、逆接用法。<BR>⏎
<P>⏎
143【頼みきこえつるにこそ、命も延びはべりつれ】-【頼みきこえつるにこそ】-浮舟が京の薫に引き取られる日を楽しみにしていたこと。<BR>【きこえつるにこそ--延びはべりつれ】-係結び法則、逆接用法。<BR>⏎
d1184<P>⏎
d1190<P>⏎
c1193【人の朝廷にも古き例もありけれど】-中国の漢武帝と李夫人や玄宗皇帝と楊貴妃の話が有名。<BR>⏎
152【人の朝廷にも古き例もありけれど】-中国の漢武帝と李夫人や玄宗皇帝と楊貴妃の話が有名。<BR>⏎
d1195<P>⏎
d1198<P>⏎
d1201<P>⏎
c1206【あさましう心と身を亡くしたまへるやうなれば】-暗に自殺したことをほのめかす。<BR>⏎
162【あさましう心と身を亡くしたまへるやうなれば】-暗に自殺したことをほのめかす。<BR>⏎
d1209<P>⏎
d1212<P>⏎
d1215<P>⏎
note52216 <A NAME="in15">[第五段 浮舟の母、宇治に到着]</A><BR>169 
d1217<P>⏎
d1219<P>⏎
d1221<P>⏎
c1222【さてはかの】-以下「人もやあらむ」まで、浮舟母の心中の思い。<BR>⏎
172【さては】-以下「人もやあらむ」まで、浮舟母の心中の思い。<BR>⏎
d1226<P>⏎
d1228<P>⏎
d1230<P>⏎
d1235<P>⏎
note52236 <A NAME="in16">[第六段 侍従ら浮舟の葬儀を営む]</A><BR>182 
d1237<P>⏎
d1240<P>⏎
d1243<P>⏎
d1250<P>⏎
d1253<P>⏎
d1255<P>⏎
d1257<P>⏎
c1264【出だしつるを】-葬送の車を。<BR>⏎
203【出だしつるを】-葬送の車を。<BR>⏎
d1266<P>⏎
note52267 <A NAME="in17">[第七段 侍従ら真相を隠す]</A><BR>205 
d1268<P>⏎
d1270<P>⏎
d1273<P>⏎
d1275<P>⏎
d1279<P>⏎
d1281<P>⏎
cd2:1283-284【したまふなどぞ】-大島本は「し給なとそ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「したまふなるなど」と校訂する。『新大系』は底本のまま「し給などぞ」とする。<BR>⏎
<P>⏎
215【したまふ--などぞ】-大島本は「し給なとそ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「したまふなるなど」と校訂する。『新大系』は底本のまま「し給などぞ」とする。<BR>⏎
d1288<P>⏎
d1291<P>⏎
d1293<P>⏎
d1296<P>⏎
d1298<P>⏎
note52299 <H4>第二章 浮舟の物語 浮舟失踪と薫、匂宮</H4>225 
note52300 <A NAME="in21">[第一段 薫、石山寺で浮舟失踪の報に接す]</A><BR>226 
d1301<P>⏎
c1303【かしこを】-浮舟をさす。<BR>⏎
228【かしこを】-浮舟をさす。<BR>⏎
d1309<P>⏎
d1316<P>⏎
d1318<P>⏎
note52319 <A NAME="in22">[第二段 薫の後悔]</A><BR>241 
d1320<P>⏎
c1322【心憂かりけるところかな】-以下「犯したまふなりけむかし」まで、薫の心中の思い。『新釈』は「わが庵は都の巽しかぞ住む世を宇治山と人はいふなり」(古今集雑下、八九三、喜撰法師)を指摘。<BR>⏎
243【心憂かりけるかな】-以下「犯したまふなりけむかし」まで、薫の心中の思い。『新釈』は「わが庵は都の巽しかぞ住む世を宇治山と人はいふなり」(古今集雑下、八九三、喜撰法師)を指摘。<BR>⏎
d1326<P>⏎
d1328<P>⏎
d1332<P>⏎
d1335<P>⏎
d1342<P>⏎
note52343 <A NAME="in23">[第三段 匂宮悲しみに籠もる]</A><BR>259 
d1344<P>⏎
d1350<P>⏎
d2352-353【ただなるよりぞ】-大島本は「たゝなるよりそ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「ただなるよりは」と校訂する。『新大系』は底本のまま「ただなるよりぞ」とする。<BR>⏎
<P>⏎
c1360【ただなるよりぞ】-『集成』は「匂宮と浮舟の関係は、やがて世間に知れ、そうなれば匂宮とは叔父甥の間柄だけに、自分も恥を晒すことになるのだった」と注す。<BR>⏎
272【ただなるよりぞ】-大島本は「たゝなるよりそ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「ただなるよりは」と校訂する。『新大系』は底本のまま「ただなるよりぞ」とする。<BR>『集成』は「匂宮と浮舟の関係は、やがて世間に知れ、そうなれば匂宮とは叔父甥の間柄だけに、自分も恥を晒すことになるのだった」と注す。<BR>⏎
d1362<P>⏎
note52363 <A NAME="in24">[第四段 薫、匂宮を訪問]</A><BR>274 
d1364<P>⏎
cd3:1366-368【ことことしき際ならぬ思ひに】-以下「ひがみたるべし」まで、薫の心中の思い。「ことことしき際」は浮舟の身分。<BR>⏎
【思ひに籠もりて】-浮舟の喪に服す。<BR>⏎
<P>⏎
276【ことことしき際ならぬ思ひに籠もりゐて】-以下「ひがみたるべし」まで、薫の心中の思い。「ことことしき際」は浮舟の身分。<BR>【思ひに籠もりて】- 浮舟の喪に服す。<BR>⏎
d1373<P>⏎
c1375【御簾の内にも例入たまふ人には】-薫のような人。<BR>⏎
282【御簾の内にも例入たまふ人には】-薫のような人。<BR>⏎
d1377<P>⏎
cd2:1382-383【げに世中の常なきをも】-『完訳』は「現世の無常が薫の口癖。それに「げに」と納得しながら、浮舟の死を悼む気持も言外に出る趣」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
288【げに中の常なきをも】-『完訳』は「現世の無常が薫の口癖。それに「げに」と納得しながら、浮舟の死を悼む気持も言外に出る趣」と注す。<BR>⏎
d1386<P>⏎
c1389【空飛ぶの鳴き渡るにも】-『完訳』は「景物に感情の増幅される趣」と注す。<BR>⏎
293【空飛ぶの鳴き渡るにも】-『完訳』は「景物に感情の増幅される趣」と注す。<BR>⏎
c1392【もののあはれ知らぬ人にもあらず】-薫をさす。<BR>⏎
296【もののあはれ知らぬ人にもあらず】-薫をさす。<BR>⏎
d1394<P>⏎
d1398<P>⏎
note52399 <A NAME="in25">[第五段 薫、匂宮と語り合う]</A><BR>301 
d1400<P>⏎
cd2:1401-402【いと籠めてしもあらじと思して】-主語は薫。薫と浮舟との関係を。<BR>⏎
<P>⏎
302【いと籠めてしもあらじと思して】-主語は薫。薫と浮舟との関係を。<BR>⏎
cd3:2406-408【宿直などにそのこととなくてはさぶらはず】-主語は薫。<BR>⏎
【そこはかとなくて過ぐしるをなむ】-係助詞「なむ」の下に、今まで話さなかったことを申し訳なく思う、などの意が省略。以上、まえおき。<BR>⏎
<P>⏎
306-307【宿直などにそのこととなくてはさぶらはず】-主語は薫。<BR>⏎
【そこはかとなくて過ぐしはべるをなむ】-係助詞「なむ」の下に、今まで話さなかったことを申し訳なく思う、などの意が省略。以上、まえおき。<BR>⏎
d1417<P>⏎
d1422<P>⏎
d1425<P>⏎
d1427<P>⏎
d1432<P>⏎
d1436<P>⏎
note52437 <A NAME="in26">[第六段 人は非情の者に非ず]</A><BR>330 
d1438<P>⏎
d1444<P>⏎
d1448<P>⏎
d1450<P>⏎
d1455<P>⏎
d1457<P>⏎
note52458 <H4>第三章 匂宮の物語 匂宮、侍従を迎えて語り合う</H4>345 
note52459 <A NAME="in31">[第一段 四月、薫と匂宮、和歌を贈答]</A><BR>346 
d1460<P>⏎
d1468<P>⏎
cd2:1469-470【忍び音や君も泣くらむかひもなき死出の田長に心通はば】-薫から匂宮への贈歌。『河海抄』は「いくばくの田を作ればかほととぎすしでの田長朝な朝な呼ぶ」(古今集雑体、一〇一三、藤原敏行)。『花鳥余情』は「死出の山越えて来つらむほととぎす恋しき人のうへ語らなむ」(拾遺集哀傷、一三〇七、伊勢)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
354【忍び音や君も泣くらむかひもなき--死出の田長に心通はば】-薫から匂宮への贈歌。『河海抄』は「いくばくの田を作ればかほととぎすしでの田長朝な朝な呼ぶ」(古今集雑体、一〇一三、藤原敏行)。『花鳥余情』は「死出の山越えて来つらむほととぎす恋しき人のうへ語らなむ」(拾遺集哀傷、一三〇七、伊勢)を指摘。<BR>⏎
d1474<P>⏎
cd2:1475-476【橘の薫るあたりはほととぎす心してこそ鳴くべかりけれ】-匂宮の返歌。『全書』は「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
358【橘の薫るあたりはほととぎす--心してこそ鳴くべかりけれ】-匂宮の返歌。『全書』は「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(古今集夏、一三九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1481<P>⏎
d1483<P>⏎
c1486【例ならぬ御ことのさま】-婿の匂宮の病気。<BR>⏎
366【例ならぬ御ことのさま】-婿の匂宮の病気。<BR>⏎
d1490<P>⏎
note52491 <A NAME="in32">[第二段 匂宮、右近を迎えに時方派遣]</A><BR>370 
d1492<P>⏎
d1496<P>⏎
c1497【頼もしきものにて】-主語は宇治の人々。<BR>⏎
374【頼もしきにて】-主語は宇治の人々。<BR>⏎
d1500<P>⏎
d1504<P>⏎
d1506<P>⏎
d1512<P>⏎
note52513 <A NAME="in33">[第三段 時方、侍従と語る]</A><BR>386 
d1514<P>⏎
d1516<P>⏎
d1522<P>⏎
d1526<P>⏎
d1528<P>⏎
d1530<P>⏎
d1533<P>⏎
cd2:1535-536【いかならむ世にか見たてまつらむかかる折に】-侍従の心中の思い。匂宮にお目にかかれる機会を思う。<BR>⏎
<P>⏎
401【いかならむ世にか見たてまつらむかかる折に】-侍従の心中の思い。匂宮にお目にかかれる機会を思う。<BR>⏎
note52537 <A NAME="in34">[第四段 侍従、京の匂宮邸へ]</A><BR>402 
d1538<P>⏎
d1541<P>⏎
d1545<P>⏎
d1548<P>⏎
d1551<P>⏎
d1554<P>⏎
c1555【御文を焼き失ひ】-以下「はべらざりけむ」まで、侍従の詞。<BR>⏎
414【御文を焼き】-以下「はべらざりけむ」まで、侍従の詞。<BR>⏎
d1557<P>⏎
note52558 <A NAME="in35">[第五段 侍従、宇治へ帰る]</A><BR>416 
d1559<P>⏎
d1561<P>⏎
d1564<P>⏎
d1567<P>⏎
d1569<P>⏎
d1574<P>⏎
d1576<P>⏎
d1578<P>⏎
note52579 <H4>第四章 薫の物語 薫、浮舟の法事を営む</H4>429 
note52580 <A NAME="in41">[第一段 薫、宇治を訪問]</A><BR>430 
d1581<P>⏎
d1583<P>⏎
d1586<P>⏎
d1588<P>⏎
d1591<P>⏎
note52592 <A NAME="in42">[第二段 薫、真相を聞きただす]</A><BR>437 
d1593<P>⏎
d1595<P>⏎
d1599<P>⏎
d1603<P>⏎
d1605<P>⏎
d1608<P>⏎
c1613【心得ぬさまの御消息はべりけるに】-『完訳』は「納得できぬ文。薫からの「波こゆる--」と心変りを非難された。それが浮舟を一方的に追いつめた、の気持もこもる」と注す。<BR>⏎
452【心得ぬ御消息はべりけるに】-『完訳』は「納得できぬ文。薫からの「波こゆる--」と心変りを非難された。それが浮舟を一方的に追いつめた、の気持もこもる」と注す。<BR>⏎
d1621<P>⏎
d1624<P>⏎
d1626<P>⏎
note52627 <A NAME="in43">[第三段 薫、匂宮と浮舟の関係を知る]</A><BR>463 
d1628<P>⏎
d1633<P>⏎
d1638<P>⏎
d1640<P>⏎
d1648<P>⏎
d1655<P>⏎
d1657<P>⏎
cd3:1660-662【さし放ち据ゑざらましかば--求め出でまし】-反実仮想の構文。浮舟を放置していたことに対する後悔。<BR>⏎
【深き谷求め】-『紫明抄』は「世の中の憂きたびごとに身を投げば深き谷こそ浅くなりけれ」(古今集俳諧、一〇六一、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
489【さし放ち据ゑざらましかば--深き谷をも求め出でまし】-反実仮想の構文。浮舟を放置していたことに対する後悔。<BR>【深き谷をも求め】-『紫明抄』は「世の中の憂きたびごとに身を投げば深き谷こそ浅くなりけれ」(古今集俳諧、一〇六一、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1666<P>⏎
note52667 <A NAME="in44">[第四段 薫、宇治の過去を追懐す]</A><BR>493 
d1668<P>⏎
d1674<P>⏎
d1677<P>⏎
d1682<P>⏎
cd2:1683-684【我もまた憂き古里を荒れはてば誰れ宿り木の蔭をしのばむ】-薫の独詠歌。八宮、大君、中君に続いて自分薫までが、の意。<BR>⏎
<P>⏎
505【我もまた憂き古里を荒れはてば--誰れ宿り木の蔭をしのばむ】-薫の独詠歌。八宮、大君、中君に続いて自分薫までが、の意。<BR>⏎
d1688<P>⏎
d1691<P>⏎
d1694<P>⏎
note52695 <A NAME="in45">[第五段 薫、浮舟の母に手紙す]</A><BR>513 
d1696<P>⏎
d1701<P>⏎
c1703【闇に惑はれたまふらむと】-『河海抄』は「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を指摘。<BR>⏎
519【闇に惑はれたまふらむと】-『河海抄』は「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」(後撰集雑一、一一〇二、藤原兼輔)を指摘。<BR>⏎
d1705<P>⏎
cd2:1706-707【かの大蔵大輔】(一九五八⑥)-薫の家司、仲信。<BR>⏎
<P>⏎
521【かの大蔵大輔】-薫の家司、仲信。<BR>⏎
d1710<P>⏎
note52711 <A NAME="in46">[第六段 浮舟の母からの返書]</A><BR>524 
d1712<P>⏎
d1716<P>⏎
d1718<P>⏎
d1722<P>⏎
d1725<P>⏎
d1728<P>⏎
cd3:1729-731【これは昔の人の御心ざしなり】-浮舟母の詞。<BR>⏎
【昔の人】-故人浮舟。<BR>⏎
<P>⏎
536【これは昔の人の御心ざしなり】-浮舟母の詞。<BR>【昔の人】-故人浮舟。<BR>⏎
d1733<P>⏎
d1735<P>⏎
d1737<P>⏎
c1738【みづから会ひはべりたまひて】-浮舟母自身が。<BR>⏎
540【みづから会ひはべりたうびて】-浮舟母自身が。<BR>⏎
d1743<P>⏎
d1750<P>⏎
i1552 <A NAME="in47">[第七段 常陸介、浮舟の死を悼む]</A><BR>⏎
d1753<P>⏎
d2754-755 <A NAME="in47">[第七段 常陸介、浮舟の死を悼む]</A><BR>⏎
<P>⏎
c2758-759【いづになむおはする】-主語は浮舟。<BR>⏎
【はかなきさまにておはすらむ】-常陸介の心中。主語は浮舟。<BR>⏎
556-557【いづになむおはするなど】-主語は浮舟。<BR>⏎
【はかなきさまにておはすらむ】-常陸介の心中。主語は浮舟。<BR>⏎
d1761<P>⏎
d1763<P>⏎
d1768<P>⏎
d1772<P>⏎
note52773 <A NAME="in48">[第八段 浮舟四十九日忌の法事]</A><BR>567 
d1774<P>⏎
d1778<P>⏎
d1781<P>⏎
d1783<P>⏎
c1786【この御法事の忍びたるやうに思しれど】-『集成』は「この(浮舟の)ご法要が。以下わが家の産養と比べる常陸の介の心中」と注す。「思し」の主語は薫で、薫に対する敬語であろう。<BR>⏎
576【この御法事の忍びたるやうに思しれど】-『集成』は「この(浮舟の)ご法要が。以下わが家の産養と比べる常陸の介の心中」と注す。「思し」の主語は薫で、薫に対する敬語であろう。<BR>⏎
d1788<P>⏎
d1793<P>⏎
d1797<P>⏎
d1804<P>⏎
note52805 <H4>第五章 薫の物語 明石中宮の女宮たち</H4>591 
note52806 <A NAME="in51">[第一段 薫と小宰相の君の関係]</A><BR>592 
d1807<P>⏎
d1814<P>⏎
d1817<P>⏎
d1824<P>⏎
c1825【あはれ知る心は人におくれねど数ならぬ身にきこえつつぞ経る】-小宰相君から薫への贈歌。『完訳』は「暗に、浮舟にも劣らぬ己が恋情であるとほのめかす」と注す。<BR>⏎
607【あはれ知る心は人におくれねど--数ならぬ身にえつつぞ経る】-小宰相君から薫への贈歌。『完訳』は「暗に、浮舟にも劣らぬ己が恋情であるとほのめかす」と注す。<BR>⏎
d1827<P>⏎
cd2:1828-829【常なしとここら世を見る憂き身だに人の知るまで嘆きやはする】-薫の返歌。『集成』は「よくぞ察してお尋ね下さった」。『完訳』は「浮舟だけを深く思っているように思われるのは心外だと反発」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
609【常なしとここら世を見る憂き身だに--人の知るまで嘆きやはする】-薫の返歌。『集成』は「よくぞ察してお尋ね下さった」。『完訳』は「浮舟だけを深く思っているように思われるのは心外だと反発」と注す。<BR>⏎
d1831<P>⏎
d1834<P>⏎
d1838<P>⏎
d1840<P>⏎
note52841 <A NAME="in52">[第二段 六条院の法華八講]</A><BR>617 
d1842<P>⏎
d1847<P>⏎
d1855<P>⏎
d1857<P>⏎
d1859<P>⏎
c1860【苦しう思さるにやあらむ】-挿入句。語り手と薫の視点と一体化した叙述。<BR>⏎
631【苦しう思さるにやあらむ】-挿入句。語り手と薫の視点と一体化した叙述。<BR>⏎
d1864<P>⏎
d1867<P>⏎
d1869<P>⏎
note52870 <A NAME="in53">[第三段 小宰相の君、氷を弄ぶ]</A><BR>638 
d1871<P>⏎
d1875<P>⏎
d1877<P>⏎
d1882<P>⏎
d1885<P>⏎
d1889<P>⏎
d1896<P>⏎
c1900【背きましば--乱れましや】-大島本は「心みたれましやは」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「乱らましや」と校訂する。『新大系』は底本のまま「乱れましやは」とする。反実仮想の構文。出家を仮想。係助詞「やは」は、疑問の意。<BR>⏎
661【背きましば--乱れましや】-大島本は「心みたれましやは」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「乱らましや」と校訂する。『新大系』は底本のまま「乱れましやは」とする。反実仮想の構文。出家を仮想。係助詞「やは」は、疑問の意。<BR>⏎
i1664 <A NAME="in54">[第四段 薫と女二宮との夫婦仲]</A><BR>⏎
d1904<P>⏎
d2905-906 <A NAME="in54">[第四段 薫と女二宮との夫婦仲]</A><BR>⏎
<P>⏎
d1911<P>⏎
d1915<P>⏎
d1917<P>⏎
cd2:1919-920【渡りたまへれ】-正妻の女二宮のもとに。<BR>⏎
<P>⏎
675【渡りたまへれ】-正妻の女二宮のもとに。<BR>⏎
d1922<P>⏎
d1925<P>⏎
d1930<P>⏎
d1932<P>⏎
d1935<P>⏎
d1938<P>⏎
d1940<P>⏎
d1943<P>⏎
note52944 <A NAME="in55">[第五段 薫、明石中宮に対面]</A><BR>691 
d1945<P>⏎
d1950<P>⏎
d1956<P>⏎
d1962<P>⏎
d1964<P>⏎
d1969<P>⏎
i1713【と啓せさせたまふを】-大島本は「けいせさせ給を」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「啓したまふを」と校訂する。『新大系』は底本のまま「啓せさせ給を」とする。<BR>⏎
c1973<P>⏎
715
d2974-975【と啓せさせたまふを】-大島本は「けいせさせ給を」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「啓したまふを」と校訂する。『新大系』は底本のまま「啓せさせ給を」とする。<BR>⏎
<P>⏎
d1978<P>⏎
d1982<P>⏎
d1984<P>⏎
d1986<P>⏎
note52987 <A NAME="in56">[第六段 明石中宮、薫と小宰相の君の関係を聞く]</A><BR>723 
d1988<P>⏎
d1990<P>⏎
d1992<P>⏎
d1994<P>⏎
d1996<P>⏎
d1998<P>⏎
d11000<P>⏎
d11003<P>⏎
d11009<P>⏎
d11011<P>⏎
note521012 <A NAME="in57">[第七段 明石中宮、薫の三角関係を知る]</A><BR>738 
d11013<P>⏎
d11018<P>⏎
d11020<P>⏎
d11024<P>⏎
d11029<P>⏎
d11032<P>⏎
note521033 <H4>第六章 薫の物語 薫、断腸の秋の思い</H4>753 
note521034 <A NAME="in61">[第一段 女一の宮から妹二の宮への手紙]</A><BR>754 
d11035<P>⏎
d11039<P>⏎
c11041【芹川の大将の遠君の女一の宮思かけたる秋の夕暮に】-『芹川物語』の主人公「遠君」(後に大将に昇進する若いころ)が女主人公の「女一宮」に恋慕する秋の夕暮場面。<BR>⏎
759【芹川の大将の遠君の女一の宮思かけたる秋の夕暮に】-『芹川物語』の主人公「遠君」(後に大将に昇進する若いころ)が女主人公の「女一宮」に恋慕する秋の夕暮場面。<BR>⏎
d11043<P>⏎
cd3:21044-1046【荻の葉に露吹き結ぶ秋風も夕べぞわきて身にはしみける】-薫の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
【さやうなるばかりの】-以下「橋姫かな」まで、薫の心中の思い。故大君を追慕。『集成』は「以下、薫の心中に即した書き方」と注す。<BR>⏎
761-762【荻の葉に露吹き結ぶ秋風も--夕べぞわきて身にはしみける】-薫の独詠歌。<BR>⏎
【さやうなるつゆばかりの】-以下「橋姫かな」まで、薫の心中の思い。故大君を追慕。『集成』は「以下、薫の心中に即した書き方」と注す。<BR>⏎
d11049<P>⏎
d11053<P>⏎
d11060<P>⏎
c11062【思ひもてけば】-薫の心中思惟。『完訳』は「ただわが--」に続く。あえて匂宮も浮舟も関わらぬ人としながら、己が人生に、現世に安住できぬ魂の彷徨の運命をみる。女一の宮への憂愁に満ちた追慕の情もここに重なるはず」と注す。<BR>⏎
775【思ひもてけば】-薫の心中思惟。『完訳』は「ただわが--」に続く。あえて匂宮も浮舟も関わらぬ人としながら、己が人生に、現世に安住できぬ魂の彷徨の運命をみる。女一の宮への憂愁に満ちた追慕の情もここに重なるはず」と注す。<BR>⏎
d11064<P>⏎
note521065 <A NAME="in62">[第二段 侍従、明石中宮に出仕す]</A><BR>777 
d11066<P>⏎
c11069まして慰めかねつつ】-大島本は「なくさめかねつゝ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「慰めかねたまひつつ」と「たまひ」を補訂する。『新大系』は底本のまま「なぐさめかねつゝ」とする。<BR>⏎
780【慰めかねつつ】-大島本は「なくさめかねつゝ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「慰めかねたまひつつ」と「たまひ」を補訂する。『新大系』は底本のまま「なぐさめかねつゝ」とする。<BR>⏎
d11075<P>⏎
c11078きて思したりしも】-主語は浮舟。特別に目をかけて下さった、の意。<BR>⏎
788きて思したりしも】-主語は浮舟。特別に目をかけて下さった、の意。<BR>⏎
d11083<P>⏎
d11085<P>⏎
d11090<P>⏎
d11092<P>⏎
d11098<P>⏎
note521099 <A NAME="in63">[第三段 匂宮、宮の君を浮舟によそえて思う]</A><BR>804 
d11100<P>⏎
d11108<P>⏎
d11110<P>⏎
d11112<P>⏎
d11114<P>⏎
d11118<P>⏎
d11124<P>⏎
d11130<P>⏎
d11133<P>⏎
c11135いとなみ仕うまつりたまふ】-明石中宮の里下りをはじめとして万事に世話する。<BR>⏎
831み仕うまつりたまふ】-明石中宮の里下りをはじめとして万事に世話する。<BR>⏎
d11137<P>⏎
d11143<P>⏎
note521144 <A NAME="in64">[第四段 侍従、薫と匂宮を覗く]</A><BR>838 
d11145<P>⏎
d11148<P>⏎
d11150<P>⏎
cd2:11153-1154【朝夕目馴れてもなほ今見む初花のさましたまへる】-匂宮の美しさ。『完訳』は「目のさめるような匂宮の美しさにいまさらながら感嘆させられる趣。女房の感想。次の薫のあり方と対比」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
844【朝夕目馴れてもなほ今見む初花のさましたまへる】-匂宮の美しさ。『完訳』は「目のさめるような匂宮の美しさにいまさらながら感嘆させられる趣。女房の感想。次の薫のあり方と対比」と注す。<BR>⏎
d11157<P>⏎
c11158【いづ方にもい方にもよりて】-以下「心憂かりける御心かな」まで、侍従の感想。浮舟の悲運を思う。「いづ方にも」は薫と匂宮。<BR>⏎
847【いづ方にもい方にもよりて】-以下「心憂かりける御心かな」まで、侍従の感想。浮舟の悲運を思う。「いづ方にも」は薫と匂宮。<BR>⏎
d11161<P>⏎
c11164こえさせたまへば】-匂宮が明石中宮に。<BR>⏎
852こえさせたまへば】-匂宮が明石中宮に。<BR>⏎
cd2:11167-1168【御果てをも過ぐさず心あさ】-一周忌明けを待たず出仕したことをさす。<BR>⏎
<P>⏎
855【御果てをも過ぐさず心し】-一周忌明けを待たず出仕したことをさす。<BR>⏎
note521169 <A NAME="in65">[第五段 薫、弁の御許らと和歌を詠み合う]</A><BR>856 
d11170<P>⏎
d11172<P>⏎
d11176<P>⏎
d11178<P>⏎
cd3:11181-1183【面無くつくりそめてける身に】-『完訳』は「厚かましさが身についている私が応対の役を引き受けないのも、いたたまれぬ気がして」と注す。<BR>⏎
【身に負はざらむも】-大島本は「おはささらんも」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「負はざらむも」と「さ」を削除する。『新大系』は底本のまま「負はさざらんも」とする。<BR>⏎
<P>⏎
864【面無くつくりそめてける身に負はさざらむも】-『完訳』は「厚かましさが身についている私が応対の役を引き受けないのも、いたたまれぬ気がして」と注す。<BR>【身に負はざらむも】-大島本は「おはささらんも」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「負はざらむも」と「さ」を削除する。『新大系』は底本のまま「負はさざらんも」とする。<BR>⏎
d11189<P>⏎
c11190【女郎花乱るる野辺に混じるとも露のあだ名を我にかけめや】-薫の贈歌。「かけめや」反語表現。『河海抄』は「女郎花多かる野辺に宿りせばあやなくあだ名をや立ちなむ」(古今集秋上、二二九、小野美材)を指摘。<BR>⏎
870【女郎花乱るる野辺に混じるとも--露のあだ名を我にかけめや】-薫の贈歌。「かけめや」反語表現。『河海抄』は「女郎花多かる野辺に宿りせばあやなくあだ名をや立ちなむ」(古今集秋上、二二九、小野美材)を指摘。<BR>⏎
d11192<P>⏎
d11194<P>⏎
cd2:11195-1196【花といへば名こそあだなれ女郎花なべての露に乱れやはする】-中将の御許の返歌。『古今集』歌「女郎花多かる野辺に」歌を踏まえる。<BR>⏎
<P>⏎
873【花といへば名こそあだなれ女郎花--なべての露に乱れやはする】-中将の御許の返歌。『古今集』歌「女郎花多かる野辺に」歌を踏まえる。<BR>⏎
d11198<P>⏎
d11200<P>⏎
cd2:11201-1202【旅寝してなほこころみよ女郎花盛りの色に移り移らず】-弁御許の贈歌。薫を挑発する歌。<BR>⏎
<P>⏎
876【旅寝してなほこころみよ女郎花--盛りの色に移り移らず】-弁御許の贈歌。薫を挑発する歌。<BR>⏎
d11204<P>⏎
cd2:11205-1206【宿貸さば一夜は寝なむおほかたの花に移らぬ心なりとも】-薫の弁御許の挑発に応えた歌。<BR>⏎
<P>⏎
878【宿貸さば一夜は寝なむおほかたの--花に移らぬ心なりとも】-薫の弁御許の挑発に応えた歌。<BR>⏎
d11208<P>⏎
d11210<P>⏎
d11213<P>⏎
d11215<P>⏎
note521216 <A NAME="in66">[第六段 薫、断腸の秋の思い]</A><BR>884 
d11217<P>⏎
d11222<P>⏎
d11224<P>⏎
d11226<P>⏎
d11228<P>⏎
d11232<P>⏎
c11236【例の心入れてぎたまはむを語らひ取りて】-匂宮が熱中している女を横取りして、の意。<BR>⏎
898【例の心入れてぎたまはむを語らひ取りて】-匂宮が熱中している女を横取りして、の意。<BR>⏎
d11239<P>⏎
d11244<P>⏎
d11248<P>⏎
d11250<P>⏎
note521251 <A NAME="in67">[第七段 薫と中将の御許、遊仙窟の問答]</A><BR>909 
d11252<P>⏎
c11253【例の西の渡殿】-かつて女一宮を垣間見た場所。<BR>⏎
910【例の西の渡殿】-かつて女一宮を垣間見た場所。<BR>⏎
d11258<P>⏎
d11260<P>⏎
d11262<P>⏎
cd4:21263-1266【似るべき兄やはべるべき】-中将御許の詞。『遊仙窟』の「気調如兄 崔季珪之小妹」を踏まえた表現。<BR>⏎
<P>⏎
【まろこそ御母方の叔父なれ】-薫の詞。『遊仙窟』の「容貌似舅 潘安仁之外甥」を踏まえた表現。暗に自分は女一宮の叔父だ、話題を女一宮に転移。<BR>⏎
<P>⏎
917-918【似るべき兄やは、はべるべき】-中将御許の詞。『遊仙窟』の「気調如兄 崔季珪之小妹」を踏まえた表現。<BR>⏎
【まろこそ御母方の叔父なれ】-薫の詞。『遊仙窟』の「容貌似舅 潘安仁之外甥」を踏まえた表現。暗に自分は女一宮の叔父だ、話題を女一宮に転移。<BR>⏎
d11269<P>⏎
d11271<P>⏎
d11273<P>⏎
d11278<P>⏎
d11285<P>⏎
note521286 <A NAME="in68">[第八段 薫、宮の君を訪ねる]</A><BR>933 
d11287<P>⏎
d11290<P>⏎
d11292<P>⏎
d11296<P>⏎
d11298<P>⏎
c11300【言よりを】-『異本紫明抄』は「思ふてふことよりほかにまたもがな君一人をばわきて忍ばむ」(古今六帖五、わきて思ふ)を指摘。<BR>⏎
942【言よりを】-『異本紫明抄』は「思ふてふことよりほかにまたもがな君一人をばわきて忍ばむ」(古今六帖五、わきて思ふ)を指摘。<BR>⏎
d11302<P>⏎
d11304<P>⏎
cd2:11308-1309【よろこびきこえさせたまふめる】-主語は宮の御方。<BR>⏎
<P>⏎
948【よろこびきこえたまふめる】-主語は宮の御方。<BR>⏎
note521310 <A NAME="in69">[第九段 薫、宇治の三姉妹の運命を思う]</A><BR>949 
d11311<P>⏎
d11313<P>⏎
d11316<P>⏎
cd2:11318-1319【頼もしうこそはと】-大島本は「たのもしうこそいと」とある。「い」は「ハ」の誤写であろう。『集成』『完本』『新大系』は諸本に従って「こそはと」と校訂する。<BR>⏎
<P>⏎
954【頼もしうこそは--と】-大島本は「たのもしうこそいと」とある。「い」は「ハ」の誤写であろう。『集成』『完本』『新大系』は諸本に従って「こそはと」と校訂する。<BR>⏎
cd2:11321-1322【ただ今はいかでかばかりも人に声聞かすべきものと】-宮の御方が男性の薫に直接に声を聞かせること。『集成』は「身分にふさわしくない軽率さを批判する」。『完訳』は「親王の姫君ともあろうお方が。男に直接応答するような身分に下落した無残さを思う」と注す。<BR>⏎
【人に声聞かすべき】-『集成』は「男に直接応答してもよいというふうに」。『完訳』は「人に声を聞かれなければならぬようなことに」と注す。<BR>⏎
956【ただ今はいかでかばかりも人に声聞かすべきものと】-宮の御方が男性の薫に直接に声を聞かせること。『集成』は「身分にふさわしくない軽率さを批判する」。『完訳』は「親王の姫君ともあろうお方が。男に直接応答するような身分に下落した無残さを思う」と注す。<BR>【人に声聞かすべき】-『集成』は「男に直接応答してもよいというふうに」。『完訳』は「人に声を聞かれなければならぬようなことに」と注す。<BR>⏎
d11327<P>⏎
d11332<P>⏎
c11333【かの一つゆかりをぞ】-宇治八宮の一族。<BR>⏎
965【かの一つゆかりをぞ】-宇治八宮の一族。<BR>⏎
d11336<P>⏎
c11337【ありと見て手にはとられず見れまた行方も知らず消えし蜻蛉】-薫の独詠歌。『花鳥余情』は「あはれとも憂しとも言はじかげろふのあるかなきかに消ぬる世なれば」(後撰集雑二、一一九一、読人しらず)「ありと見て頼むぞ難きかげろふのいつともしらぬ身とは知る知る」(古今六帖六、かげろふ)を指摘。<BR>⏎
968【ありと見て手にはとられず見れまた--行方も知らず消えし蜻蛉】-薫の独詠歌。『花鳥余情』は「あはれとも憂しとも言はじかげろふのあるかなきかに消ぬる世なれば」(後撰集雑二、一一九一、読人しらず)「ありと見て頼むぞ難きかげろふのいつともしらぬ身とは知る知る」(古今六帖六、かげろふ)を指摘。<BR>⏎
d11339<P>⏎
d21341-1342
<P>⏎
d11349
i0981
diffsrc/original/note53.htmlsrc/modified/note53.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
<p>First updated 4/30/2002(ver.1-2)<br>⏎
8<BODY>⏎
c210-11Last updated 9/27/2011(ver.2-2)<br>⏎
渋谷栄一注釈(C)  </p>⏎
9-10<ADDRESS>Last updated 9/27/2011(ver.2-2)<BR>⏎
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d113<P>⏎
d116<P>⏎
d119<P>⏎
d128<P>⏎
d131<P>⏎
d197<P>⏎
note5398 <H4>第一章 浮舟の物語 浮舟、入水未遂、横川僧都らに助けられる</H4>91 
note5399 <A NAME="in11">[第一段 横川僧都の母、初瀬詣での帰途に急病]</A><BR>92 
d1100<P>⏎
d1102<P>⏎
d1105<P>⏎
c1106【山籠もりの本意深く】-源信の山籠もりの故事として、九年の山籠もりの後、母親を見取った話(今昔物語集)や千日籠もりで妹を蘇生させた話(古事談)などが知られている。<BR>⏎
96【山籠もりの本意深く】-源信の山籠もりの故事として、九年の山籠もりの後、母親を見取った話(今昔物語集)や千日籠もりで妹を蘇生させた話(古事談)などが知られている。<BR>⏎
d1109<P>⏎
d1111<P>⏎
d1117<P>⏎
d1119<P>⏎
d1121<P>⏎
d1123<P>⏎
d1126<P>⏎
d1128<P>⏎
note53129 <A NAME="in12">[第二段 僧都、宇治の院の森で妖しい物に出会う]</A><BR>111 
d1130<P>⏎
d1133<P>⏎
d1135<P>⏎
d1138<P>⏎
d1140<P>⏎
d1142<P>⏎
d1144<P>⏎
d1149<P>⏎
d1151<P>⏎
d1153<P>⏎
d1155<P>⏎
d1157<P>⏎
d1159<P>⏎
d1161<P>⏎
d1165<P>⏎
d1168<P>⏎
d1173<P>⏎
note53174 <A NAME="in13">[第三段 若い女であることを確認し、救出する]</A><BR>139 
d1175<P>⏎
d1177<P>⏎
d1182<P>⏎
d1184<P>⏎
d1187<P>⏎
d1191<P>⏎
d1193<P>⏎
d1195<P>⏎
d1197<P>⏎
d1199<P>⏎
d1201<P>⏎
d1204<P>⏎
c1209【残りの命一二日をも惜まずはあるべからず】-『完訳』は「母の重病に駆けつけたゆえん」と注す。<BR>⏎
162【残りの命二日をも惜まずはあるべからず】-『完訳』は「母の重病に駆けつけたゆえん」と注す。<BR>⏎
d1212<P>⏎
d1216<P>⏎
d1218<P>⏎
note53219 <A NAME="in14">[第四段 妹尼、若い女を介抱す]</A><BR>169 
d1220<P>⏎
d1223<P>⏎
d1225<P>⏎
d1229<P>⏎
d1231<P>⏎
d1234<P>⏎
d1236<P>⏎
d1238<P>⏎
d1240<P>⏎
d1242<P>⏎
d1244<P>⏎
d1247<P>⏎
d1249<P>⏎
d1251<P>⏎
note53252 <A NAME="in15">[第五段 若い女生き返るが、死を望む]</A><BR>188 
d1253<P>⏎
d1255<P>⏎
d1258<P>⏎
d1260<P>⏎
d1264<P>⏎
d1269<P>⏎
d1271<P>⏎
d1273<P>⏎
d1276<P>⏎
note53277 <A NAME="in16">[第六段 宇治の里人、僧都に葬送のことを語る]</A><BR>204 
d1278<P>⏎
d1282<P>⏎
d1285<P>⏎
d1288<P>⏎
d1290<P>⏎
d1292<P>⏎
d1295<P>⏎
d1300<P>⏎
note53301 <A NAME="in17">[第七段 尼君ら一行、小野に帰る]</A><BR>220 
d1302<P>⏎
d1304<P>⏎
d1307<P>⏎
d1310<P>⏎
d1312<P>⏎
d1314<P>⏎
d1317<P>⏎
d1323<P>⏎
d1331<P>⏎
note53332 <H4>第二章 浮舟の物語 浮舟の小野山荘での生活</H4>242 
note53333 <A NAME="in21">[第一段 僧都、小野山荘へ下山]</A><BR>243 
d1334<P>⏎
d1336<P>⏎
d1341<P>⏎
d1343<P>⏎
d1347<P>⏎
d1349<P>⏎
d1351<P>⏎
d1354<P>⏎
d1356<P>⏎
d1360<P>⏎
d1362<P>⏎
d1365<P>⏎
d1367<P>⏎
note53368 <A NAME="in22">[第二段 もののけ出現]</A><BR>265 
d1369<P>⏎
d1372<P>⏎
d1375<P>⏎
d1378<P>⏎
d1380<P>⏎
cd2:1382-383【何やうのものかく人を惑はしるぞ】-大島本は「なにやうのもの」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「何やうのものの」と「の」を補訂する。『新大系』は底本のまま「何やうのもの」とする。僧都の心中の思い。<BR>⏎
<P>⏎
274【何やうのものかく人を惑はしるぞ】-大島本は「なにやうのもの」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「何やうのものの」と「の」を補訂する。『新大系』は底本のまま「何やうのもの」とする。僧都の心中の思い。<BR>⏎
d1392<P>⏎
d1394<P>⏎
note53395 <A NAME="in23">[第三段 浮舟、意識を回復]</A><BR>284 
d1396<P>⏎
d1400<P>⏎
d1402<P>⏎
d1404<P>⏎
c1410【つくづくとたりし】-『完訳』は「行動に踏み切れぬ心に、次の幻覚が浮ぶ。前の物の怪が女に憑いた話とも照応しよう」と注す。<BR>⏎
295【つくづくとたりし】-『完訳』は「行動に踏み切れぬ心に、次の幻覚が浮ぶ。前の物の怪が女に憑いた話とも照応しよう」と注す。<BR>⏎
cd3:2413-415【本意のともせずなりぬる】-入水の目的。<BR>⏎
【いみじうくと思ひしほどに】-樹木の下で泣いていた様。自分の中にもう一人の自分がそのさまを見ている、心中思惟の叙述。<BR>⏎
<P>⏎
298-299【本意のともせずなりぬる】-入水の目的。<BR>⏎
【いみじうと思ひしほどに】-樹木の下で泣いていた様。自分の中にもう一人の自分がそのさまを見ている、心中思惟の叙述。<BR>⏎
d1419<P>⏎
d1422<P>⏎
note53423 <A NAME="in24">[第四段 浮舟、五戒を受く]</A><BR>305 
d1424<P>⏎
d1426<P>⏎
d1434<P>⏎
d1436<P>⏎
d1438<P>⏎
d1441<P>⏎
cd2:1442-443【今はかばかりにて】-以下「たてまつりたまへ」まで、僧都の詞。<BR>⏎
<P>⏎
318【今はかばかりにて】-以下「たてまつりたまへ」まで、僧都の詞。<BR>⏎
note53444 <A NAME="in25">[第五段 浮舟、素性を隠す]</A><BR>319 
d1445<P>⏎
d1449<P>⏎
c1450【などかいと心憂く】-以下「おはせしぞ」まで、妹尼の詞。<BR>⏎
323【などかいと心憂く】-以下「おはせしぞ」まで、妹尼の詞。<BR>⏎
d1452<P>⏎
d1456<P>⏎
d1458<P>⏎
d1460<P>⏎
d1462<P>⏎
note53463 <A NAME="in26">[第六段 小野山荘の風情]</A><BR>331 
d1464<P>⏎
d1468<P>⏎
c1470【恋ひわたる人のかたみにも】-妹尼の亡き娘。<BR>⏎
336【恋ひわたる人の形見にも】-妹尼の亡き娘。<BR>⏎
d1475<P>⏎
d1486<P>⏎
d1490<P>⏎
note53491 <A NAME="in27">[第七段 浮舟、手習して述懐]</A><BR>354 
d1492<P>⏎
d1494<P>⏎
d1498<P>⏎
cd2:1499-500【身を投げし涙の川の早き瀬をしがらみかけて誰れかとどめし】-浮舟の独詠歌。『異本紫明抄』は「流れ行く我は水屑となりはてぬ君しがらみとなりてとどめよ」(大鏡)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
359【身を投げし涙の川の早き瀬を--しがらみかけて誰れかめし】-浮舟の独詠歌。『異本紫明抄』は「流れ行く我は水屑となりはてぬ君しがらみとなりてとどめよ」(大鏡)を指摘。<BR>⏎
d1504<P>⏎
cd2:1505-506【我かくて憂き世中にめぐるとも誰れかは知らむ月の都に】-浮舟の独詠歌。「めぐる」「月」縁語。「月の都」はかぐや姫をも連想させる。<BR>⏎
<P>⏎
363【我かくて憂き世中にめぐるとも--誰れかは知らむ月の都に】-浮舟の独詠歌。「めぐる」「月」縁語。「月の都」はかぐや姫をも連想させる。<BR>⏎
d1511<P>⏎
d1513<P>⏎
note53514 <A NAME="in28">[第八段 浮舟の日常生活]</A><BR>369 
d1515<P>⏎
i1371【山里に、今はと思ひ絶え籠もる】-住みわびぬ今は限りと山里につま木こるべき宿を求めてむ(後撰集雑一-一〇八三 在原業平)住みわびぬ今は限りと山里につま木こるべき宿を求めてむ(後撰集雑一-一〇八三 在原業平)(text53.html 出典2から転載)<BR>⏎
d1518<P>⏎
cd2:1520-521【誰れにも誰れにも聞かれたてまつらむこと】-匂宮や薫に。<BR>⏎
<P>⏎
374【誰れにも誰れにも聞かれたてまつらむこと】-匂宮や薫に。<BR>⏎
c1525【この御かたに】-浮舟に。<BR>⏎
378【この御に】-浮舟に。<BR>⏎
c2527-528【みめも心まも】-侍従とこもき。<BR>⏎
【昔見し都鳥に】-『異本紫明抄』は「名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人ありやなしやと」(古今集羇旅、四一一、在原業平)を指摘。都の女房と比較。<BR>⏎
380-381【みめも心まも】-侍従とこもき。<BR>⏎
【昔見し都鳥に】-『異本紫明抄』は「名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人ありやなしやと」(古今集羇旅、四一一、在原業平)を指摘。都の女房と比較。<BR>⏎
d1531<P>⏎
d1533<P>⏎
note53534 <H4>第三章 浮舟の物語 中将、浮舟に和歌を贈る</H4>385 
note53535 <A NAME="in31">[第一段 尼君の亡き娘の婿君、山荘を訪問]</A><BR>386 
d1536<P>⏎
d1540<P>⏎
d1544<P>⏎
d1549<P>⏎
d1551<P>⏎
d1555<P>⏎
d1559<P>⏎
d1563<P>⏎
note53564 <A NAME="in32">[第二段 浮舟の思い]</A><BR>407 
d1565<P>⏎
d1572<P>⏎
d1576<P>⏎
d1578<P>⏎
i1419【我は我と】-世の中に身をし変へつる君なれば我は我にもあらずとや思ふ(朝光集-七二)(text53.html 出典5から転載)<BR>⏎
d1582<P>⏎
d1586<P>⏎
d1589<P>⏎
note53590 <A NAME="in33">[第三段 中将、浮舟を垣間見る]</A><BR>427 
d1591<P>⏎
d1594<P>⏎
d1597<P>⏎
d1599<P>⏎
d1602<P>⏎
d1609<P>⏎
d1615<P>⏎
d1618<P>⏎
d1620<P>⏎
d1622<P>⏎
note53623 <A NAME="in34">[第四段 中将、横川の僧都と語る]</A><BR>450 
d1624<P>⏎
d1626<P>⏎
d1628<P>⏎
d1630<P>⏎
d1633<P>⏎
d1641<P>⏎
d1643<P>⏎
d1647<P>⏎
d1651<P>⏎
d1654<P>⏎
d1656<P>⏎
c1657【風の吹き開けたる】-以下「不便なることぞかし」まで、中将の詞。<BR>⏎
473【風の吹き開けたりつる】-以下「不便なることぞかし」まで、中将の詞。<BR>⏎
d1661<P>⏎
d1663<P>⏎
d1666<P>⏎
note53667 <A NAME="in35">[第五段 中将、帰途に浮舟に和歌を贈る]</A><BR>480 
d1668<P>⏎
d1673<P>⏎
d1675<P>⏎
d1677<P>⏎
i1488【谷の底】-春や来る花や咲くとも知らざりき谷の底なる埋れ木なれば(和泉式部集-七二六)(text53.html 出典7から転載)<BR>⏎
d1680<P>⏎
d1683<P>⏎
cd2:1684-685【あだし野の風にくな女郎花我しめ結はむ道遠くとも】-中将から浮舟への贈歌。「女郎花」は浮舟を喩える。<BR>⏎
<P>⏎
492【あだし野の風になびくな女郎花--我しめ結はむ道遠くとも】-中将から浮舟への贈歌。「女郎花」は浮舟を喩える。<BR>⏎
d1687<P>⏎
d1689<P>⏎
d1691<P>⏎
d1693<P>⏎
cd2:1694-695【移し植ゑて思ひ乱れぬ女郎花憂き世を背く草の庵に】-妹尼君の返歌。「女郎花」の語句を用いて返す。<BR>⏎
<P>⏎
497【移し植ゑて思ひ乱れぬ女郎花--憂き世を背く草の庵に】-妹尼君の返歌。「女郎花」の語句を用いて返す。<BR>⏎
d1697<P>⏎
note53698 <A NAME="in36">[第六段 中将、三度山荘を訪問]</A><BR>499 
d1699<P>⏎
cd2:1701-702【小鷹のついでに】-『河海抄』は「秋の野に狩ぞ暮れぬる女郎花今宵ばかりの宿はかさなむ」(古今六帖二、小鷹狩)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
501【小鷹のついでに】-『河海抄』は「秋の野に狩ぞ暮れぬる女郎花今宵ばかりの宿はかさなむ」(古今六帖二、小鷹狩)を指摘。<BR>⏎
d1704<P>⏎
d1706<P>⏎
d1708<P>⏎
d1710<P>⏎
d1714<P>⏎
c1721【残りすくなき齢どもに】-大島本は「よはひともたに」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「齢の人」と校訂する。『新大系』は底本のまま「齢ども」とする。尼君自身をいう。<BR>⏎
515【残りすくなき齢どもに】-大島本は「よはひともたに」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「齢の人」と校訂する。『新大系』は底本のまま「齢ども」とする。尼君自身をいう。<BR>⏎
d1723<P>⏎
d1725<P>⏎
d1727<P>⏎
d1730<P>⏎
cd2:1731-732【松虫の声を訪ねて来つれどもまた萩原に惑ひぬ】-大島本は「萩ハら」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「荻原」と校訂する。『新大系』は底本のまま「萩原」とする。中将の贈歌。「松虫」「待つ」の懸詞。「萩原」は浮舟を喩える。<BR>⏎
<P>⏎
521【松虫の声を訪ねて来つれども--また萩原の露に惑ひぬ】-大島本は「萩ハら」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「荻原」と校訂する。『新大系』は底本のまま「萩原」とする。中将の贈歌。「松虫」「待つ」の懸詞。「萩原」は浮舟を喩える。<BR>⏎
d1734<P>⏎
d1739<P>⏎
cd2:1740-741【秋の野の露分け来たる衣葎茂れる宿にかこつな】-尼君の返歌。浮舟が詠んだようにとりつくろって詠む。「露」の語句を用いて返す。<BR>⏎
<P>⏎
527【秋の野の露分け来たる--葎茂れる宿にかこつな】-尼君の返歌。浮舟が詠んだようにとりつくろって詠む。「露」の語句を用いて返す。<BR>⏎
d1743<P>⏎
d1747<P>⏎
d1751<P>⏎
note53752 <A NAME="in37">[第七段 尼君、中将を引き留める]</A><BR>535 
d1753<P>⏎
cd3:1754-756【さすがにかかる古代の心どもには--うしろめたうおぼゆ】-『一葉抄』は「古めきたる尼に似合すいまめく也双紙詞也」と指摘。<BR>⏎
【いとうしろめたうおぼゆ】-『完訳』は「浮舟は、誰かが強引に中将を手引しかねないと不安である。以下、己が悲運の身を思う」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
536【さすがにかかる古代の心どもには--いとうしろめたうおぼゆ】-『一葉抄』は「古めきたる尼に似合すいまめく也双紙詞也」と指摘。【いとうしろめたうおぼゆ】-『完訳』は「浮舟は、誰かが強引に中将を手引しかねないと不安である。以下、己が悲運の身を思う」と注す。<BR>⏎
d1759<P>⏎
d1762<P>⏎
d1764<P>⏎
d1766<P>⏎
d1770<P>⏎
d1772<P>⏎
d1774<P>⏎
d1776<P>⏎
d1780<P>⏎
cd2:1781-782【深き夜の月をあはれと見ぬ人や山の端近き宿に泊らぬ】-妹尼君から中将への贈歌。前の「あたら夜の」歌を踏まえた詠歌。「月」を浮舟に喩える。『完訳』は「中将の求婚を受諾しようとする歌」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
552【深き夜の月をあはれと見ぬ人や--山の端近き宿に泊らぬ】-妹尼君から中将への贈歌。前の「あたら夜の」歌を踏まえた詠歌。「月」を浮舟に喩える。『完訳』は「中将の求婚を受諾しようとする歌」と注す。<BR>⏎
d1784<P>⏎
cd2:1785-786【山の端に入まで月を眺め見む閨の板間もしるしありやと】-中将の返歌。「山の端」「月」「見る」の語句を用いて返す。「宿」を「閨の板間」とずらして返す。『完訳』は「閨の隙間からさし込む月光の風情。月を眺め続け、閨に近づきたい気持」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
554【山の端に入まで月を眺め見む--閨の板間もしるしありやと】-中将の返歌。「山の端」「月」「見る」の語句を用いて返す。「宿」を「閨の板間」とずらして返す。『完訳』は「閨の隙間からさし込む月光の風情。月を眺め続け、閨に近づきたい気持」と注す。<BR>⏎
d1789<P>⏎
d1792<P>⏎
cd2:1794-795いづら御達】-大島本は「こたち」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「くそたち」と校訂する。『新大系』は底本のまま「御達」とする。「くそ」は二人称の代名詞。古風な語句。<BR>⏎
<P>⏎
560【御達】-大島本は「こたち」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「くそたち」と校訂する。『新大系』は底本のまま「御達」とする。「くそ」は二人称の代名詞。古風な語句。<BR>⏎
d1799<P>⏎
d1801<P>⏎
d1804<P>⏎
d1809<P>⏎
note53810 <A NAME="in38">[第八段 母尼君、琴を弾く]</A><BR>571 
d1811<P>⏎
d1814<P>⏎
d1816<P>⏎
d1819<P>⏎
cd2:1820-821【いで主殿のくそ東取りて】-老母尼の詞。主殿の女房に東琴を取り寄せさせる。<BR>⏎
<P>⏎
577【いで主殿のくそ東取りて】-老母尼の詞。主殿の女房に東琴を取り寄せさせる。<BR>⏎
d1826<P>⏎
d1828<P>⏎
d1830<P>⏎
d1835<P>⏎
d1837<P>⏎
note53838 <A NAME="in39">[第九段 翌朝、中将から和歌が贈られる]</A><BR>589 
d1839<P>⏎
d1841<P>⏎
d1843<P>⏎
cd2:1844-845【忘られぬ昔のことも笛竹のつらきふしにも音ぞ泣かれける】-中将の妹尼君への贈歌。「事」「琴」の懸詞。「琴」「笛」「音」の縁語。「竹」「節」「根」の縁語。「昔」は亡き妻を、「つらきふし」は浮舟を比喩。<BR>⏎
<P>⏎
592【忘られぬ昔のことも笛竹の--つらきふしにも音ぞ泣かれける】-中将の妹尼君への贈歌。「事」「琴」の懸詞。「琴」「笛」「音」の縁語。「竹」「節」「根」の縁語。「昔」は亡き妻を、「つらきふし」は浮舟を比喩。<BR>⏎
d1847<P>⏎
d1849<P>⏎
cd2:1850-851【笛の音に昔のことも偲ばれて帰りしほども袖ぞ濡れにし】-尼君の返歌。「笛」「音」「昔」「琴」の語句を用いて返す。「泣く」は「濡れ」とずらして返す。<BR>⏎
<P>⏎
595【笛の音に昔のことも偲ばれて--帰りしほども袖ぞ濡れにし】-尼君の返歌。「笛」「音」「昔」「琴」の語句を用いて返す。「泣く」は「濡れ」とずらして返す。<BR>⏎
d1855<P>⏎
d1858<P>⏎
d1862<P>⏎
d1864<P>⏎
d1866<P>⏎
note53867 <H4>第四章 浮舟の物語 浮舟、尼君留守中に出家す</H4>606 
note53868 <A NAME="in41">[第一段 九月、尼君、再度初瀬に詣でる]</A><BR>607 
d1869<P>⏎
d1873<P>⏎
d1875<P>⏎
d1879<P>⏎
d1881<P>⏎
d1883<P>⏎
cd2:1884-885【はかなくて世に古川の憂き瀬には尋ねも行かじ二本の杉】-浮舟の独詠歌。『異本紫明抄』は「初瀬川古川野辺に二本ある杉年を経てまたもあひ見む二本ある杉」(古今集旋頭歌、一〇〇九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
617【はかなくて世に古川の憂き瀬には--尋ねも行かじ二本の杉】-浮舟の独詠歌。『異本紫明抄』は「初瀬川古川野辺に二本ある杉年を経てまたもあひ見む二本ある杉」(古今集旋頭歌、一〇〇九、読人しらず)を指摘。<BR>⏎
d1887<P>⏎
d1889<P>⏎
cd2:1890-891【古川の杉のもとだち知らねども過ぎにし人によそへてぞ見る】-妹尼君の返歌。「古川」「杉」の語句を用いて返す。「古川の杉」は浮舟を喩える。「過ぎにし人」は亡き娘。<BR>⏎
<P>⏎
620【古川の杉のもとだち知らねども--過ぎにし人によそへてぞ見る】-妹尼君の返歌。「古川」「杉」の語句を用いて返す。「古川の杉」は浮舟を喩える。「過ぎにし人」は亡き娘。<BR>⏎
d1893<P>⏎
note53894 <A NAME="in42">[第二段 浮舟、少将の尼と碁を打つ]</A><BR>622 
d1895<P>⏎
d1900<P>⏎
d1902<P>⏎
d1904<P>⏎
d1906<P>⏎
c1909【いとこよなけれ】-主語は浮舟。たいそう碁が強い。<BR>⏎
632【いとこよなけれ】-主語は浮舟。たいそう碁が強い。<BR>⏎
d1911<P>⏎
cd2:1914-915【さし出でてこそたざらめ御碁には負けじかし】-僧都の詞を引用。<BR>⏎
【御碁には負けじかし】-妹尼の御碁には負けまい。<BR>⏎
636【さし出でてこそたざらめ御碁には負けじかし】- 僧都の詞を引用。<BR>【御碁には負けじかし】-妹尼の御碁には負けまい。<BR>⏎
d1918<P>⏎
d1921<P>⏎
d1923<P>⏎
i0644
cd2:1926-927【心には秋の夕べを分かねども眺むる袖に露ぞ乱るる】-浮舟の独詠歌。「露」に涙を、「乱るる」に自分の心を比喩する。<BR>⏎
<P>⏎
644【心には秋の夕べを分かねども--眺むる袖に露ぞ乱るる】-浮舟の独詠歌。「露」に涙を、「乱るる」に自分の心を比喩する。<BR>⏎
note53928 <A NAME="in43">[第三段 中将来訪、浮舟別室に逃げ込む]</A><BR>645 
d1929<P>⏎
d1931<P>⏎
d1936<P>⏎
d1940<P>⏎
d1943<P>⏎
d1945<P>⏎
cd2:1946-947【山里の秋の夜深きあはれをももの思ふ人は思ひこそ知れ】-中将から浮舟への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
657【山里の秋の夜深きあはれをも--もの思ふ人は思ひこそ知れ】-中将から浮舟への贈歌。<BR>⏎
d1949<P>⏎
d1952<P>⏎
cd2:1953-954【憂きものと思ひも知らで過ぐす身をもの思ふ人と人は知りけり】-浮舟の返歌。「もの思ふ人」の語句を用いて返す。自分では物思いをしているのかいないのか分からないでいるのに、あなたは物思いをしている人だというのですね、と切り返す。<BR>⏎
<P>⏎
661【憂きものと思ひも知らで過ぐす身を--もの思ふ人と人は知りけり】-浮舟の返歌。「もの思ふ人」の語句を用いて返す。自分では物思いをしているのかいないのか分からないでいるのに、あなたは物思いをしている人だというのですね、と切り返す。<BR>⏎
d1957<P>⏎
d1959<P>⏎
d1961<P>⏎
d1964<P>⏎
d1968<P>⏎
d1970<P>⏎
c1972【年ごろ疎々しきやうにて】-長年疎遠であった、の意。出会う以前のこと。<BR>⏎
673【年ごろは、疎々しきやうにて】-長年疎遠であった、の意。出会う以前のこと。<BR>⏎
d1974<P>⏎
note53975 <A NAME="in44">[第四段 老尼君たちのいびき]</A><BR>675 
d1976<P>⏎
d1979<P>⏎
d1984<P>⏎
d1986<P>⏎
d1989<P>⏎
d1991<P>⏎
d1998<P>⏎
note53999 <A NAME="in45">[第五段 浮舟、悲運のわが身を思う]</A><BR>692 
d11000<P>⏎
d11005<P>⏎
d11014<P>⏎
d11019<P>⏎
d11021<P>⏎
i1710【いとど心づきなく】-大島本は「いとゝ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「いと」と「ゝ」を削除する。『新大系』は底本のまま「いとど」とする。<BR>⏎
d11023<P>⏎
d21024-1025【いとど心づきなく】-大島本は「いとゝ」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「いと」と「ゝ」を削除する。『新大系』は底本のまま「いとど」とする。<BR>⏎
<P>⏎
d11027<P>⏎
note531028 <A NAME="in46">[第六段 僧都、宮中へ行く途中に立ち寄る]</A><BR>713 
d11029<P>⏎
d11031<P>⏎
d11033<P>⏎
d11035<P>⏎
d11038<P>⏎
d11040<P>⏎
d11043<P>⏎
d11045<P>⏎
d11053<P>⏎
d11055<P>⏎
d11058<P>⏎
d11060<P>⏎
d11063<P>⏎
d11065<P>⏎
note531066 <A NAME="in47">[第七段 浮舟、僧都に出家を懇願]</A><BR>737 
d11067<P>⏎
d11071<P>⏎
d11075<P>⏎
d11080<P>⏎
d11083<P>⏎
d11088<P>⏎
note531089 <A NAME="in48">[第八段 浮舟、出家す]</A><BR>754 
d11090<P>⏎
d11094<P>⏎
d11100<P>⏎
cd2:11101-1102【かの尼君おはしなばかならず言ひ妨げむ】-浮舟の心中の思い。<BR>⏎
<P>⏎
763【かの尼君おはしなばかならず言ひ妨げむ】-浮舟の心中の思い。<BR>⏎
d11105<P>⏎
d11109<P>⏎
d11111<P>⏎
d11113<P>⏎
d11115<P>⏎
d11119<P>⏎
note531120 <H4>第五章 浮舟の物語 浮舟、出家後の物語</H4>775 
note531121 <A NAME="in51">[第一段 少将の尼、浮舟の出家に気も動転]</A><BR>776 
d11122<P>⏎
d11129<P>⏎
d11131<P>⏎
d11134<P>⏎
c11135【かばかりしそめつるを】-『集成』は「これほどまでに出家の儀式に手をつけたのを、はたからとやかく言うのもおもしろくないと思って。僧都の気持」と注す。<BR>⏎
786【かばかりしそめつるを】-『集成』は「これほどまでに出家の儀式に手をつけたのを、はたからとやかく言うのもおもしろくないと思って。僧都の気持」と注す。<BR>⏎
d11138<P>⏎
d11140<P>⏎
d11142<P>⏎
d11144<P>⏎
d11146<P>⏎
d11150<P>⏎
note531151 <A NAME="in52">[第二段 浮舟、手習に心を託す]</A><BR>796 
d11152<P>⏎
d11155<P>⏎
d11158<P>⏎
d11162<P>⏎
d11169<P>⏎
cd2:11170-1171【なきものに身をも人をも思ひつつ捨てし世をぞさらに捨てつる】-浮舟の独詠歌。「捨ててし」は入水の折。人間関係のいっさいを断つ決意。<BR>⏎
<P>⏎
810【なきものに身をも人をも思ひつつ--てし世をぞさらに捨てつる】-浮舟の独詠歌。「捨ててし」は入水の折。人間関係のいっさいを断つ決意。<BR>⏎
d11173<P>⏎
cd4:21174-1177【なほみづからあはれと見たまふ】-『完訳』は「恩愛を断ち切ったとしながらも、なおも断ちきれぬ感情が去来する」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【限りぞと思ひなりにし世の中を返す返すも背きぬるかな】-浮舟の独詠歌。<BR>⏎
<P>⏎
812-813【なほみづからいとあはれと見たまふ】-『完訳』は「恩愛を断ち切ったとしながらも、なおも断ちきれぬ感情が去来する」と注す。<BR>⏎
【限りぞと思ひなりにし世の中を--返す返すも背きぬるかな】-浮舟の独詠歌。<BR>⏎
note531178 <A NAME="in53">[第三段 中将からの和歌に返歌す]</A><BR>814 
d11179<P>⏎
c11180【もの騒がしう呆れたる心地あへるほどにて】-女房たちは浮舟の出家で気が動転しているところ。<BR>⏎
815【もの騒がしう呆れたる心地あへるほどにて】-女房たちは浮舟の出家で気が動転しているところ。<BR>⏎
d11183<P>⏎
d11186<P>⏎
d11188<P>⏎
cd2:11189-1190【岸遠く漕ぎ離るらむ海人舟に乗り遅れじと急がるるかな】-中将から浮舟への贈歌。「岸遠く」は此岸から彼岸へ、の意。「海人」「尼」の懸詞、「乗り」に「法」、「急ぐ」に「磯」を響かす。「岸」「漕ぐ」「海人舟」「乗り」縁語。<BR>⏎
<P>⏎
821【岸遠く漕ぎ離るらむ海人舟に--乗り遅れじと急がるるかな】-中将から浮舟への贈歌。「岸遠く」は此岸から彼岸へ、の意。「海人」「尼」の懸詞、「乗り」に「法」、「急ぐ」に「磯」を響かす。「岸」「漕ぐ」「海人舟」「乗り」縁語。<BR>⏎
d11193<P>⏎
cd2:11194-1195【心こそ憂き世の岸を離るれど行方もらぬ海人の浮木を】-浮舟の返歌。「岸」「離る」「海人」の語句を用いて返す。「海人」「尼」の懸詞。<BR>⏎
<P>⏎
824【心こそ憂き世の岸を離るれど--行方もらぬ海人の浮木を】-浮舟の返歌。「岸」「離る」「海人」の語句を用いて返す。「海人」「尼」の懸詞。<BR>⏎
d11197<P>⏎
d11199<P>⏎
d11201<P>⏎
c11202【かかる身にては】-以下「祈りきこえつれ」まで、妹尼の詞。「かかる身」は妹尼君、尼の身としては、の意。<BR>⏎
828【かかる身にては】-以下「祈りきこえつれ」まで、妹尼の詞。「かかる身」は妹尼君、尼の身としては、の意。<BR>⏎
d11204<P>⏎
d11209<P>⏎
d11211<P>⏎
note531212 <A NAME="in54">[第四段 僧都、女一宮に伺候]</A><BR>835 
d11213<P>⏎
d11218<P>⏎
d11221<P>⏎
d11224<P>⏎
d11227<P>⏎
note531228 <A NAME="in55">[第五段 僧都、女一宮に宇治の出来事を語る]</A><BR>846 
d11229<P>⏎
d11232<P>⏎
d11238<P>⏎
d11240<P>⏎
d11242<P>⏎
cd2:11246-1247【心もなきこと啓してけり】-僧都の心中の思い。<BR>⏎
<P>⏎
859【心もなきこと啓してけり】-僧都の心中の思い。<BR>⏎
d11250<P>⏎
d11255<P>⏎
d11257<P>⏎
d11262<P>⏎
d11268<P>⏎
d11271<P>⏎
d11273<P>⏎
d11277<P>⏎
note531278 <A NAME="in56">[第六段 僧都、山荘に立ち寄り山へ帰る]</A><BR>882 
d11279<P>⏎
d11282<P>⏎
d11286<P>⏎
d11289<P>⏎
d11291<P>⏎
d11297<P>⏎
d11299<P>⏎
d11301<P>⏎
note531302 <A NAME="in57">[第七段 中将、小野山荘に来訪]</A><BR>898 
d11303<P>⏎
d11306<P>⏎
d11308<P>⏎
d11314<P>⏎
d11317<P>⏎
d11320<P>⏎
cd4:21321-1324【木枯らしの吹きにし山の麓には立ち隠すべき蔭だにぞなき】-大島本は「かくす」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「隠る」と校訂する。『新大系』は底本のまま「かくす」とする。妹尼の中将への贈歌。『集成』は「浮舟も出家してしまったので、あなたをお泊めするすべもございません」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【待つ人もあらじと思ふ山里の梢を見つつなほぞ過ぎ憂き】-中将の返歌。「山」の語句を用いて返す。「あらじ」に「嵐」を響かす。<BR>⏎
<P>⏎
911-912【木枯らしの吹きにし山の麓には--立ち隠すべき蔭だにぞなき】-大島本は「かくす」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「隠る」と校訂する。『新大系』は底本のまま「かくす」とする。妹尼の中将への贈歌。『集成』は「浮舟も出家してしまったので、あなたをお泊めするすべもございません」と注す。<BR>⏎
【待つ人もあらじと思ふ山里の--梢を見つつなほぞ過ぎ憂き】-中将の返歌。「山」の語句を用いて返す。「あらじ」に「嵐」を響かす。<BR>⏎
d11326<P>⏎
d11328<P>⏎
d11333<P>⏎
d11335<P>⏎
d11340<P>⏎
d11344<P>⏎
note531345 <A NAME="in58">[第八段 中将、浮舟に和歌を贈って帰る]</A><BR>927 
d11346<P>⏎
d11348<P>⏎
d11352<P>⏎
cd2:11355-1356【今一つ心ざし添へてこそ】-浮舟のこと。<BR>⏎
<P>⏎
934【今一つ心ざし添へてこそ】-浮舟のこと。<BR>⏎
cd2:11361-1362【このあま君も】-以下「誰れならむ」まで、中将の心中の思い。浮舟と尼君を遠い縁戚関係かと思う。<BR>⏎
<P>⏎
939【この君も】-以下「誰れならむ」まで、中将の心中の思い。浮舟と尼君を遠い縁戚関係かと思う。<BR>⏎
cd2:11366-1367はばかるべきことにははべらねど】-『完訳』は「色恋なしの後援なら、何も気がねせずともよいが、の気持」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
943るべきことにははべらねど】-『完訳』は「色恋なしの後援なら、何も気がねせずともよいが、の気持」と注す。<BR>⏎
d11371<P>⏎
d11373<P>⏎
cd2:11374-1375【おほかたの世を背きける君なれど厭ふによせて身こそつらけれ】-中将の浮舟への贈歌。<BR>⏎
<P>⏎
948【おほかたの世を背きける君なれど--厭ふによせて身こそつらけれ】-中将の浮舟への贈歌。<BR>⏎
d11377<P>⏎
d11379<P>⏎
d11381<P>⏎
d11384<P>⏎
c11386【雪深く降り積み人目絶えたるころぞ】-小野は雪深い土地。『伊勢物語』第八十三段。<BR>⏎
955【雪深く降り積み人目絶えたるころぞ】-小野は雪深い土地。『伊勢物語』第八十三段。(松門到暁月徘徊 柏城尽日風蕭瑟(松門に暁到りて月徘徊す 柏城に尽日風蕭瑟たり)(白氏文集巻四-一六一「陵園妻」):text53.html 出典23から転載)<BR>⏎
d11388<P>⏎
note531389 <H4>第六章 浮舟の物語 薫、浮舟生存を聞き知る</H4>957 
note531390 <A NAME="in61">[第一段 新年、浮舟と尼君、和歌を詠み交す]</A><BR>958 
d11391<P>⏎
d11394<P>⏎
cd8:41395-1402【かきくらす野山の雪を眺めても降りにしことぞ今日も悲しき】-浮舟の独詠歌。「降り」「古り」懸詞。『完訳』は「空を暗くして降る野山の雪に、捨て切れぬ過往の執着の悲しみを自覚」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
【我世になくて年隔たりぬれど思ひ出づる人もあらむかし】-浮舟の心中の思い。<BR>⏎
<P>⏎
【山里の雪間の若菜摘みはやしなほ生ひ先の頼まるるかな】-妹尼君の浮舟への贈歌。「摘み」「積み」懸詞。<BR>⏎
<P>⏎
【雪深き野辺の若菜も今よりは君がためにぞ年も摘むべき】-浮舟の返歌。「雪」「若菜」「摘む」の語句を用いて返す。『評釈』は「君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣でに雪は降りつつ」(古今集春上、二一、光孝天皇)を指摘。<BR>⏎
<P>⏎
961-964【かきくらす野山の雪を眺めても--降りにしことぞ今日も悲しき】-浮舟の独詠歌。「降り」「古り」懸詞。『完訳』は「空を暗くして降る野山の雪に、捨て切れぬ過往の執着の悲しみを自覚」と注す。<BR>⏎
【我世になくて年隔たりぬるを、思ひ出づる人もあらむかし】-浮舟の心中の思い。<BR>⏎
【山里の雪間の若菜摘みはやし--なほ生ひ先の頼まるるかな】-妹尼君の浮舟への贈歌。「摘み」「積み」懸詞。<BR>⏎
【雪深き野辺の若菜も今よりは--君がためにぞ年も摘むべき】-浮舟の返歌。「雪」「若菜」「摘む」の語句を用いて返す。『評釈』は「君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣でに雪は降りつつ」(古今集春上、二一、光孝天皇)を指摘。<BR>⏎
d11406<P>⏎
d11411<P>⏎
cd2:11412-1413【袖触れし人こそ見えね花の香のそれかと匂ふ春のあけぼの】-浮舟の独詠歌。『全書』は「色よりも香こそあはれと思ほゆれたが袖触れし宿の梅ぞも」(古今集春上、三三、読人しらず)を指摘。匂宮を思い出す。<BR>⏎
<P>⏎
972【袖触れし人こそ見えね花の香の--それかと匂ふ春のあけぼの】-浮舟の独詠歌。『全書』は「色よりも香こそあはれと思ほゆれたが袖触れし宿の梅ぞも」(古今集春上、三三、読人しらず)を指摘。匂宮を思い出す。<BR>⏎
note531414 <A NAME="in62">[第二段 大尼君の孫、紀伊守、山荘に来訪]</A><BR>973 
d11415<P>⏎
d11417<P>⏎
d11419<P>⏎
d11421<P>⏎
d11427<P>⏎
d11429<P>⏎
d11433<P>⏎
d11435<P>⏎
d11439<P>⏎
d11444<P>⏎
d11447<P>⏎
d11449<P>⏎
d11452<P>⏎
note531453 <A NAME="in63">[第三段 浮舟、薫の噂など漏れ聞く]</A><BR>999 
d11454<P>⏎
d11457<P>⏎
d11461<P>⏎
cd2:11462-1463【見し人は影も止まらぬ水の上に落ち添ふ涙いとどせきあへず】-薫の独詠歌。「涙」に「波」を響かす。「影」「水」「波」縁語。<BR>⏎
<P>⏎
1005【見し人は影も止まらぬ水の上に--落ち添ふ涙いとどせきあへず】-薫の独詠歌。「涙」に「波」を響かす。「影」「水」「波」縁語。<BR>⏎
d11469<P>⏎
d11471<P>⏎
d11474<P>⏎
d11477<P>⏎
d11481<P>⏎
note531482 <A NAME="in64">[第四段 浮舟、尼君と語り交す]</A><BR>1019 
d11483<P>⏎
d11489<P>⏎
d11492<P>⏎
d11495<P>⏎
d11497<P>⏎
cd2:11498-1499【尼衣変はれる身にやありし世の形見に袖をかけて偲ばむ】-浮舟の独詠歌。「や--偲ばむ」疑問形。<BR>⏎
<P>⏎
1030【尼衣変はれる身にやありし世の--形見に袖をかけて偲ばむ】-浮舟の独詠歌。「や--偲ばむ」疑問形。<BR>⏎
d11503<P>⏎
d11506<P>⏎
d11508<P>⏎
d11517<P>⏎
d11520<P>⏎
d11523<P>⏎
note531524 <A NAME="in65">[第五段 薫、明石中宮のもとに参上]</A><BR>1049 
d11525<P>⏎
c11527【はかなくて止みぬるかな】-大島本は「はかなくて」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「はかなくても」と「も」を補訂する。『新大系』は底本のまま「はかなくて」とする。薫の感想。<BR>⏎
1051【はかなくて止みぬるかな】-大島本は「はかなくて」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「はかなくても」と「も」を補訂する。『新大系』は底本のまま「はかなくて」とする。薫の感想。<BR>⏎
d11531<P>⏎
d11534<P>⏎
d11541<P>⏎
d11543<P>⏎
d11545<P>⏎
cd2:11546-1547【なほ続きを思し寄る方】-大島本は「つゝきを」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「うちつづきたるを」と「うち」と「たる」を補訂する。『新大系』は底本のまま「つづきを」とする。薫の心中。主語は中宮。<BR>⏎
<P>⏎
1065【なほ続きを思し寄る方】-大島本は「つゝきを」とある。『集成』『完本』は諸本に従って「うちつづきたるを」と「うち」と「たる」を補訂する。『新大系』は底本のまま「つづきを」とする。薫の心中。主語は中宮。<BR>⏎
d11550<P>⏎
d11557<P>⏎
d11561<P>⏎
c11562【御前にだに】-以下「いかでか」まで、小宰相君の詞。<BR>⏎
1077【御前に】-以下「いかでか」まで、小宰相君の詞。<BR>⏎
d11564<P>⏎
d11566<P>⏎
note531567 <A NAME="in66">[第六段 小宰相、薫に僧都の話を語る]</A><BR>1080 
d11568<P>⏎
d11572<P>⏎
c11574【聞こえめざりしかば】-『完訳』は「下に、中宮が話してくれぬのもいたしかたない、ぐらいの意」と注す。<BR>⏎
1085【聞こえめざりしかば】-『完訳』は「下に、中宮が話してくれぬのもいたしかたない、ぐらいの意」と注す。<BR>⏎
d11576<P>⏎
d11578<P>⏎
d11580<P>⏎
d11582<P>⏎
d11584<P>⏎
d11588<P>⏎
c11590【聞こえおきたまひければや】-薫は、匂宮が中宮に申し上げおかれたのだろうか、と疑う。<BR>⏎
1095【聞こえおきたまひければや】-薫は、匂宮が中宮に申し上げおかれたのだろうか、と疑う。<BR>⏎
cd2:11592-1593【いみじうあはれと思ひながらも】-『集成』は「せつないほいどいとしく思われるものから」。『完訳』は「自分は、浮舟をせつなくいとしいと思いながらも、以下、浮舟を死んだものと諦めようとする」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
1097【いみじうあはれと思ひながらも】-『集成』は「せつないほいどいとしく思われるものから」。『完訳』は「自分は、浮舟をせつなくいとしいと思いながらも、以下、浮舟を死んだものと諦めようとする」と注す。<BR>⏎
d11598<P>⏎
d11603<P>⏎
note531604 <A NAME="in67">[第七段 薫、明石中宮に対面し、横川に赴く]</A><BR>1106 
d11605<P>⏎
d11611<P>⏎
d11614<P>⏎
d11619<P>⏎
c11620【僧都の語りしに】-以下「心憂く」まで、中宮の詞。<BR>⏎
1118【僧都の語りしに】-以下「心憂くなむ」まで、中宮の詞。<BR>⏎
d11625<P>⏎
d11628<P>⏎
d11631<P>⏎
d21642-1643
<P>⏎
d11650
i01147
diffsrc/original/note54.htmlsrc/modified/note54.html
cd2:18-9<body background="wallppr062.gif">⏎
<p>First updated 4/30/2002(ver.1-2)<br>⏎
8<BODY>⏎
cd3:210-12Last updated 9/29/2011(ver.2-2)<br>渋谷栄一注釈(C)</p>⏎
<P
>⏎

9-10<ADDRESS>Last updated 9/29/2011(ver.2-2)<BR>
渋谷栄一注釈(C)</ADDRESS>⏎
d114<P>⏎
d117<P>⏎
d120<P>⏎
d129<P>⏎
d132<P>⏎
d150<P>⏎
note5451 <H4>第一章 薫の物語 横川僧都、薫の依頼を受け浮舟への手紙を書く</H4>43 
note5452 <A NAME="in11">[第一段 薫、横川に出向く]</A><BR>44 
d153<P>⏎
d156<P>⏎
c157【御祈りなどつけ語らひ】-『集成』は「ご祈祷など依頼なさる付合いはおありになった。「つけ」は付託する意」と注す。<BR>⏎
47【御祈りなどつけ語らひ】-『集成』は「ご祈祷など依頼なさる付合いはおありになった。「つけ」は付託する意」と注す。<BR>⏎
d160<P>⏎
d162<P>⏎
d164<P>⏎
d166<P>⏎
cd2:171-72【かことかくる人なむはべるを】-『集成』は「親などからの苦情もある、とそれとなく圧力をかける」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
57【かことかくる人なむはべるを】-『集成』は「親などからの苦情もある、とそれとなく圧力をかける」と注す。<BR>⏎
note5473 <A NAME="in12">[第二段 僧都、薫に宇治での出来事を語る]</A><BR>58 
d174<P>⏎
d177<P>⏎
d179<P>⏎
d181<P>⏎
d184<P>⏎
d188<P>⏎
d190<P>⏎
d194<P>⏎
d196<P>⏎
d199<P>⏎
note54100 <A NAME="in13">[第三段 薫、僧都に浮舟との面会を依頼]</A><BR>75 
d1101<P>⏎
c1105【かくまで見ゆきことかは】-薫の心中の思い。『完訳』は「僧都の立派な態度に対して、自分が取り乱したのを恥じる」と注す。<BR>⏎
79【かくまで見ゆきことかは】-薫の心中の思い。『完訳』は「僧都の立派な態度に対して、自分が取り乱したのを恥じる」と注す。<BR>⏎
d1107<P>⏎
d1109<P>⏎
d1113<P>⏎
cd2:1116-117【もの騒がしくはべらむ】-『完訳』は「自らの執心を隠蔽し、母の悲嘆にかこつけて事情を追求する」と注す。<BR>⏎
<P>⏎
87【もの騒がしくはべらむ】-『完訳』は「自らの執心を隠蔽し、母の悲嘆にかこつけて事情を追求する」と注す。<BR>⏎
d1119<P>⏎
d1122<P>⏎
d1126<P>⏎
d1129<P>⏎
note54130 <A NAME="in14">[第四段 僧都、浮舟への手紙を書く]</A><BR>96 
d1131<P>⏎
d1133<P>⏎
d1136<P>⏎
d1139<P>⏎
d1141<P>⏎
d1144<P>⏎
d1147<P>⏎
d1149<P>⏎
d1151<P>⏎
cd2:1152-153【これにつけてまづほのめかしたま】-薫の詞。「これ」は浮舟の弟の小君をさす。<BR>⏎
<P>⏎
109【これにつけてまづほのめかしたま】-薫の詞。「これ」は浮舟の弟の小君をさす。<BR>⏎
d1156<P>⏎
d1158<P>⏎
note54159 <A NAME="in15">[第五段 浮舟、薫らの帰りを見る]</A><BR>113 
d1160<P>⏎
d1164<P>⏎
d1166<P>⏎
d1169<P>⏎
d1171<P>⏎
d1174<P>⏎
d1176<P>⏎
note54177 <H4>第二章 浮舟の物語 浮舟、小君との面会を拒み、返事も書かない</H4>124 
note54178 <A NAME="in21">[第一段 薫、浮舟のもとに小君を遣わす]</A><BR>125 
d1179<P>⏎
d1183<P>⏎
d1186<P>⏎
d1190<P>⏎
d1192<P>⏎
d1194<P>⏎
d1199<P>⏎
d1206<P>⏎
d1208<P>⏎
d1210<P>⏎
d1212<P>⏎
note54213 <A NAME="in22">[第二段 小君、小野山荘の浮舟を訪問]</A><BR>149 
d1214<P>⏎
d1217<P>⏎
d1219<P>⏎
d1221<P>⏎
d1223<P>⏎
d1225<P>⏎
d1227<P>⏎
d1231<P>⏎
d1236<P>⏎
note54237 <A NAME="in23">[第三段 浮舟、小君との面会を拒む]</A><BR>164 
d1238<P>⏎
cd2:1239-240【この君はれにか】-以下「隔てさせたまふ」まで、妹尼君の詞。<BR>⏎
<P>⏎
165【この君は、誰れにか】-以下「隔てさせたまふ」まで、妹尼君の詞。<BR>⏎
d1245<P>⏎
d1247<P>⏎
cd2:1248-249【すこしうちおぼえたまへる心地すれば】-主語は妹尼君。小君が浮舟に似ている。<BR>⏎
<P>⏎
171【すこしうちおぼえたまへる心地すれば】-主語は妹尼君。小君が浮舟に似ている。<BR>⏎
d1252<P>⏎
d1254<P>⏎
d1259<P>⏎
d1262<P>⏎
d1265<P>⏎
d1268<P>⏎
d1270<P>⏎
d1272<P>⏎
note54273 <A NAME="in24">[第四段 小君、薫からの手紙を渡す]</A><BR>187 
d1274<P>⏎
d1276<P>⏎
d1278<P>⏎
d1280<P>⏎
d1282<P>⏎
d1286<P>⏎
d1288<P>⏎
d1291<P>⏎
d1293<P>⏎
d1296<P>⏎
d1299<P>⏎
cd2:1300-301【法の師と尋ぬる道をしるべにて思はぬ山に踏み惑ふかな】-薫から浮舟への贈歌。「法の師」は横川の僧都、「思はぬ山」は恋の山、をさす。<BR>⏎
<P>⏎
203【法の師と尋ぬる道をしるべにて--思はぬ山に踏み惑ふかな】-薫から浮舟への贈歌。「法の師」は横川の僧都、「思はぬ山」は恋の山、をさす。<BR>⏎
d1303<P>⏎
note54304 <A NAME="in25">[第五段 浮舟、薫への返事を拒む]</A><BR>205 
d1305<P>⏎
d1307<P>⏎
d1310<P>⏎
d1312<P>⏎
d1314<P>⏎
d1317<P>⏎
d1319<P>⏎
d1322<P>⏎
d1326<P>⏎
d1328<P>⏎
note54329 <A NAME="in26">[第六段 小君、空しく帰り来る]</A><BR>220 
d1330<P>⏎
d1332<P>⏎
d1334<P>⏎
d1337<P>⏎
d1339<P>⏎
d2344-345
<P>⏎
d1352
i0240