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中川の皐月の水に人似たり かたればむせびよればわななく (晶子) |
第一章 雨夜の品定めの物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 長雨の時節
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第二段 宮中の宿直所、光る源氏と頭中将
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第三段 左馬頭、藤式部丞ら女性談義に加わる
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第四段 女性論、左馬頭の結論
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第二章 女性体験談
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 女性体験談(左馬頭、嫉妬深い女の物語)
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8行 | 手を折りてあひ見しことを数ふれば これひとつやは君が憂きふし |
11行 | 憂きふしを心ひとつに数へきて こや君が手を別るべきをり |
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第二段 左馬頭の体験談(浮気な女の物語)
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6行 | 琴の音も月もえならぬ宿ながら つれなき人をひきやとめける |
8行 | 木枯に吹きあはすめる笛の音を ひきとどむべき言の葉ぞなき |
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第三段 頭中将の体験談(常夏の女の物語)
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7行 | 山がつの垣ほ荒るとも折々に あはれはかけよ撫子の露 |
9行 | 咲きまじる色はいづれと分かねども なほ常夏にしくものぞなき |
11行 | うち払ふ袖も露けき常夏に あらし吹きそふ秋も来にけり |
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第四段 式部丞の体験談(畏れ多い女の物語)
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13行 | ささがにのふるまひしるき夕暮れに ひるま過ぐせといふがあやなさ |
16行 | 逢ふことの夜をし隔てぬ仲ならば ひる間も何かまばゆからまし |
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第三章 空蝉の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 天気晴れる
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第二段 紀伊守邸への方違へ
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第三段 空蝉の寝所に忍び込む
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42行 | つれなきを恨みも果てぬしののめに とりあへぬまでおどろかすらむ |
44行 | 身の憂さを嘆くにあかで明くる夜は とり重ねてぞ音もなかれける |
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第四段 それから数日後
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3行 | 見し夢を逢ふ夜ありやと嘆くまに 目さへあはでぞころも経にける |
34行 | 帚木の心を知らで園原の 道にあやなく惑ひぬるかな |
37行 | 数ならぬ伏屋に生ふる名の憂さに あるにもあらず消ゆる帚木 |
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