第一章 末摘花の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 亡き夕顔追慕
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第二段 故常陸宮の姫君の噂
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第三段 新春正月十六日の夜に姫君の琴を聴く
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29行 | もろともに大内山は出でつれど 入る方見せぬいさよひの月 |
32行 | 里わかぬかげをば見れどゆく月の いるさの山を誰れか尋ぬる |
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第四段 頭中将とともに左大臣邸へ行く
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第五段 秋八月二十日過ぎ常陸宮の姫君と逢う
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24行 | いくそたび君がしじまにまけぬらむ ものな言ひそと言はぬ頼みに |
27行 | 鐘つきてとぢめむことはさすがにて 答へまうきぞかつはあやなき |
30行 | 言はぬをも言ふにまさると知りながら おしこめたるは苦しかりけり |
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第六段 その後、訪問なく秋が過ぎる
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16行 | 夕霧の晴るるけしきもまだ見ぬに いぶせさそふる宵の雨かな |
21行 | 晴れぬ夜の月待つ里を思ひやれ 同じ心に眺めせずとも |
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第七段 冬の雪の激しく降る日に訪問
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第八段 翌朝、姫君の醜貌を見る
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12行 | 朝日さす軒の垂氷は解けながら などかつららの結ぼほるらむ |
17行 | 降りにける頭の雪を見る人も 劣らず濡らす朝の袖かな |
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第九段 歳末に姫君から和歌と衣箱が届けられる
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12行 | 唐衣君が心のつらければ 袂はかくぞそぼちつつのみ |
20行 | なつかしき色ともなしに何にこの すゑつむ花を袖に触れけむ |
23行 | 紅のひと花衣うすくとも ひたすら朽す名をし立てずは |
39行 | 逢はぬ夜をへだつるなかの衣手に 重ねていとど見もし見よとや |
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第十段 正月七日夜常陸宮邸に泊まる
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第二章 若紫の物語
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目次 |
和歌 |
絵 |
第一段 紫の君と鼻を赤く塗って戯れる
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11行 | 紅の花ぞあやなくうとまるる 梅の立ち枝はなつかしけれど |
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